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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

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黒服の男

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-155.html
こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日のアルツ君朝から何だかとても張り切っちゃってます。

昼間も「畑の手入れをしてくる」とアルツ畑に自ら出かけ体を動かしてきたようです。

まあ数か月前は自転車に乗ってあっちこっちに出かけていたことを考えれば当たり前の話なんですけどね。

アルツ畑もいよいよ収穫できるものはなくなってしまいました。

冬の畑仕事はアルツ君にはとても出来そうもないので冬野菜をヤッチはあえて植えていません。

いよいよ農閑期っていうやつです。

多分アルツ君が出かけていってもせいぜい土に刺さっている支柱を抜いて来るか支柱にからまっているビニタイをほどくくらいでしょう。

それでも自分で体を動かしたいと言ってるのですから止める理由はありません。

「珍しいなあ!?畑に行くなんて自分から言い出すのは?100年ぶりじゃないか?」

ヤッチがアルツ君をひやかします。

「冗談じゃないよ!100年前はまだ生まれてないぞ!」

「へー。何年前に生まれたの?」

「38年前!」

どうしても83歳が38歳としてインプットされているようです。

(-_-;)

「へー。俺より若いんだ?」

「そうだよ。まだまだこれからだぞ。」

「すぐそこまで来てるんじゃないの?死神が?」

「バカなこと言っちゃいけないよ。来たら追い返してやる!」

「へー。気合い入ってるね~。この調子じゃ明日は雨だな。」

明日を待つまでもなく東京地方は夕方から雨が降り出してしまいました。

(´゚д゚`)アチャー

でも畑に出かければ誰かしら居て喋り相手になってくれるはず…。

家にばかり引きこもっていては他人とコミュニケーションも取れず健全とはいえません。

「それじゃあ。行って来るからな!」

「あいよ。もう帰って来なくていいよ。」

玄関出てアルツ君は畑とは逆方向に歩いて行ってしまいました。

「おい!おい!畑はそっちじゃないよ!!」

「あ!そっか!?でどこに行くんだったけ?」

「は・た・け!」

「そっか!?水汲みに行くんじゃなかったっけ?」

「水汲みに行くのもそっちじゃないよ…。」

ヤレヤレ┐(´д`)┌

「そうか~??あ!そうだ!あっちだ!」

ようやく畑の場所を思い出したようです。

「死神さんの家に行こうとしてたんじゃないのか?」

「違いますよ!!」

…………

1、2時間して畑から帰って来ました。

「おい。お前!うちの近所の畑はもう白菜が出来てるぞ!」

他人の畑なのに何だかとてもうれしそう。

(*^_^*)

「うちも種まきしとけばよかったな~。」

「で近所の畑の白菜抜いてきたと…。」

「バカ!それじゃ泥棒じゃないか!」

このあと家に入ってきてもよくしゃべります。

白菜についてのウンチクまで語り始めてしまいました。

ただ植物について語り出すととても饒舌です。

認知症になってもこういうことだけはしっかり覚えていてドヤ顔でしゃべり倒します。

ヤッチも知識が無いわけではありませんが一応ご主人様の顔を立て「ふん。ふん。」と真剣に聞いているふりをします。

^_^;

そのうちヤッチとの会話に飽きたのか愛妻に矛先を向けます。

「おい!ばあさん!夕飯はまだなのか?」

「ちょっと!!まだ4時よ!」

「4時だって幼児だって俺が腹が減れば夜飯時だ!」

「まあ。ずいぶん威張ってるのねえ~。」

「威張ってなんかいないさ。これでもずいぶん遠慮してるんだぞ。」

「ハイハイ。早めに準備しますから少し待っててちょうだい。」

「少しってどんくらいだ?10分か?」

「そんなに速くできるわけじゃないじゃないの。83分!」

キノコさんもテクを身につけたじゃないですか…。

「何だか風呂も入りたくなっちゃったな…。」

今度の矛先はヤッチです。

「はいはい…。ホルマリン漬けですね?温度はいかほどに?」

「あんまり熱いのはダメだぞ。」

「組織が崩れるからな。」

こうして夕飯前のかなり早い時間からアルツ君にお風呂に入ってもらいます。

お風呂に入ってアルツ君の身体を洗っていると変なことを言い出します。

「昨日な~。俺が寝てると黒い服を着た男が来たんだよ…。」

「まさか~?そんなはずあるわけないじゃん!?」

「それでな…。俺に『立て』って言って俺のパンツを脱がして行ったんだ…。」

「ふ~ん。それだけ?」

「うん。それだけ…。」

どう考えてもその黒い服の男の正体は…。

キャハ━━(#゚ロ゚#)━━ッ!!

ヤッチしか考えられません。

(-_-;)

夜中に2回ほどアルツ君のパンツを取り替えた記憶が有ります。

「やっぱり…。」

「やっぱりなに?」

「やっぱり…。家は家相が悪いんだな…。」

「今さら家相のへったくれのって言ったって仕方ないじゃん。もう住んじゃってるんだから。」

「そりゃあ。そうだけどあれはきっとお化けだぞ。」

「お化けがパンツ取り替えてくれたって言うの?」

「お化けでも親切なお化けなんだよ…。」

「そんな親切なお化けいるわけないだろう。」

「わかないぞwww。」

アルツ君の戯言は適当に流し、ついでに身体についた泡も流します。

「入っていいよ。」

「熱くないだろうな?」

「熱くはないけど風呂の底から手が出てきて引っ張られるかもよ。」

「お前。あんまりおどかすなよ~。」

今日はなぜか早目にお風呂から出てきてしまいました。

(●`w´●)ニァ・・

お風呂からアルツ君が出てくるとキノコさんは食事の支度に大忙しです。

「あともうちょっとだから少しだけ待って!そうだ?ほうれん草のゴマ和え作るからそこにあるほうれん草にゴマ和えの素を混ぜといてくれないかしら?」

どうやら任務はアルツ君に与えられたようです。

「へー。こんなの入れるのか?入れなくても美味そうだぞ。」

「入れた方がもっと美味しいから混ぜておいて。」

「はいよん!」

アルツ君ゴマ和えの素を入れかき混ぜながらつまみ食い…。

ゴマ和え


混ぜてはつまみ、混ぜてはつまみ…。

混ぜ終わった後もキノコさんの食事の支度がまだなのをいいことにさらに目を盗んではつまみ食い…。

(;一_一)

とうとう1把分はゆうに有ったゴマ和えを一人で胃袋に入れてしまいました。

「はい。おかずが出来ましたよ。これでご飯が食べられま…。あれっ?ゴマ和えは?」

キノコさんのその目はアルツ君に向けられています。

「そう言えばないね…。」

((゚д゚o)キョロキョロ(o゚д゚))

「食べっちゃったの?」

「いや…。食べてないぞ…。」

「じゃあどうして?」

「…。」


「食べたんでしょ?」


「いや…。さっき黒い服を着た男が食べて行った…。」

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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