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スマホ版 アルツ君は職人

進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。[スマホ版]

HOME (カテゴリー:デイサービス )

幽霊になった職人

https://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-137.html
こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はアルツ君のデイサービスの日でしたが、リハビリを兼ねたリクリエーションをやったと連絡帳に書いてあります。

そのせいなのか今日はバテバテで帰ってきました。

ほとんど倒れ込むかのように茶の間に入ってきました。

椅子に腰かけるなり、自分の肩を指さします。

どうやらキノコさんに肩を揉めと催促しているようです。

キノコさん:「なんで?デイサービスに行ってさぞかし元気になって帰って来るかと思ったのに…。」

アルツ君:「死んじゃった…。肩揉まないともっと死んじゃう…。」

キノコさん:「まあ?もっと死んじゃうってどういうことなの?」

アルツ君:「死んでみないとわからない…。」

支離滅裂です。

キノコさんが仕方なく肩を揉みます。

アルツ君:「あたっ!あたたたたっ!」

最近大げさなのはわかりますが、オバーアクションがすぎるような…。

(-_-;)

アルツ君:「お前!痛いよ。ああ死んじゃった…。」

アルツ君:「ほ~ら。死んでないじゃない。死人にく・ち・な・し!!死んでたらしゃべれるわけないでしょ!」

キノコさんに耳を引っ張られます。

アルツ君:「あたっ!あたたたたっ!」

キノコさん:「また~!?」

アルツ君:「何回お前は俺を殺せば気が済むんだ~。」

もう疲れすぎていてヨレヨレです…。

アイロンかけても多分ダメそうです。

ヤッチがアルツ君に言います。

ヤッチ:「もう死んじゃってるんだから横になったら?」

アルツ君:「疲れてなんかいないからな!」

ヤッチ:「誰も『疲れてる』なんて言ってないよ。いいから少し横になって休みな。」

アルツ君:「じゃあそうするか~。」

茶の間のソファに横にします。

アルツ君:「今日は足がものすごい痛いんだよ。クウッー痛いっ!」

どうしても足が痛いことをアピールしたいようです。

ヤッチ:「また材木病か?どこが痛いんだよ?太もも?」

アルツ君:「ケツから下が全部重ったるいんだよ~。」

ヤッチ:「たまに動いたからだよ。材木病じゃなさそうだな!?」

おそらくデイサービスで普段使わない筋肉を使って疲れているのだと思います。

ヤッチ:「ここじゃ寝返りもうてないから自分の部屋に行って寝たら?」

アルツ君:「いやだっ!足が無くなっちゃったから歩けない…。」

しばらく放っておいてソファに寝かすことにします…。

仰向けになって寝ているアルツ君に二階から持ってきた布団を掛けます。

ヤッチ:「ほ~ら。ちゃんと自分の胸あたりで手を結んで!」

アルツ君:「なんでそんなことしなくちゃならないんだ~?」

ヤッチ:「いや。死んでるって言うから…。」

アルツ君:「みんなして俺を殺そうとしてるな?」

ヤッチ:「そんなにギャラリーはいないよ。二人だけ。」

しばらくして眠りについたようです。

ヤッチは二階の自分の部屋に上がります。

キノコさんは茶の間でしばし休憩です。

30分くらい経ったときでしょうか!?

茶の間からものすごい叫び声が聞こえます。

「痛いっーーーーーー!!!!うっーーーー!!!」

あわててヤッチは階段を降ります。

「痛いっーーーーーー!!!!うっーーーー!!!」

ソファでアルツ君がもんどり打っています。

というより、もんどり打つにも、もんどり打てないというのが正しい表現でしょうか。

叫び声をあげるだけで固まっています。

ヤッチ:「どうした?」

アルツ君:「足が…。足が無くなっちゃった…。うー痛いっ!!!」

キノコさんもぼう然としています。

キノコさん:「救急車呼ぼうか?」

キノコさんがぼそりとつぶやきます。

アルツ君:「救急車は嫌だっー!!」

アルツ君が反論します。

キノコさん:「でもどうにもならないじゃない…。」

キノコさんが頼りなさそうにぼそりと…。

アルツ君:「痛いっ!!黙ってないで何とかしろよ~!!」

アルツ君はかすかに涙まで浮かべっちゃっています。

しばし様子をうかがっていたヤッチが口を開きます。

ヤッチ:「どんな風に痛いんだ?」

アルツ君:「何だかわからないが太ももの辺りがピリピリするぅっ~!!」

キノコさん:「やっぱり救急車呼んだ方がいいわよ!!」

キノコさんはどうしても救急車を呼びたいようです。

ヤッチがそれを制します。

ヤッチ:「どっちの足?」

アルツ君:「ひだ左っ!くーッ!!」

キノコさん:「やっぱり救急車…。」

ヤッチ:「救急車より霊柩車のほうがいいんじゃないのかな?」

キノコさん:「違うわよ。救急車!!」

アルツ君の叫びは続きます。

アルツ君の仰向けになった身体にまたがり、痛いと言っている足を持ち上げます。

アルツ君:「痛いっーーー!!死んじゃうよっ!!」

ヤッチ:「お前はすでに死んでいる…。」

さらに足首のかかとの方を持って天高く持ち上げます。

アルツ君:「ダメだってっ!!うっーーー!!」

持ち上げたかかとに手を添え、もう片方の手でアルツ君のつま先をグイッとそり返します。

アルツ君:「うっー!」

鈍い悲鳴に変わりました。

さらに体重をかけ、つま先をアルツ君の身体の方に押し込みます。

アルツ君:「うーーーーーっ。」



もうお分かりですよね…。

??

アルツ君ただ足を攣っていただけなんです…。

ヤッチ:「楽になったべ?」

アルツ君:「楽になったっていうよりお前俺の足をどこに隠した?」

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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