site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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(その2)特養に戻るには『看取り』が条件

2016/09/24 (土)  カテゴリー: アルツ君
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アルツ君のことをご心配下さっている方もいらっしゃると思いますので、現在のアルツ君の様子などを書き記したいと思います。

重複した内容ばかりですが、どうか御容赦のほどを…。

さて、前記事で誤嚥性肺炎で入院中のアルツ君の様子を食事摂取や水分摂取などについて、やや不安定であると書かせていただきました。

しかし、前記事で書かせていただいたカンファレンス(会議)の直後から急に回復…。

『回復』という言葉は医師が判断すべきことで、素人のヤッチがしてはいけないそうなのですが、あえてこの言葉を使わせていただきます。

8月後半から現在に至るまで、点滴を受けていません。

同じ病院内の療養病床に今後のことが決まるまでの間部屋を移ってもらう予定でしたが、病院のご配慮なのか、部屋を移動することなく、一般病床で過ごしています。

食事摂取については、ここ2週間くらいは毎食出される食事をほぼ完食。

出される食事は通常出される食事の半分の量なので、全部食べても通常の半分の量になりますが、下降線ではないので家族としては一安心といったところです。

夕食時にはヤッチが食事介助をさせていただいていますが、持参したアボカド(半分に切ったものを手動でペースト状にしています)に黒みつを和えて食前にペロリ。

出された食事をすぐに食べ終わり、食後にオハヨー乳業の焦がしキャラメルプリン(4個入り)一つをさらにペロリ。

画像はオハヨー乳業さんからお借りしたものです

笑顔も出るようになり、入院時に比べると表情も豊かになってきました。

会話も少し長くできるようになってきました。

アルツ君に言わせると、『腹が減っては戦ができぬ』ではなく、『腹が減ってはいい屁はできぬ』で、『武士は食わねど高楊枝』ではなく、『武士は食わねーと死んじゃうよ』だそうです。

また、4年後の東京オリンピックにも出場すると申しております。

9月13日(2016年)に現在アルツ君の入院中の医師からも病状説明があり、『いつ退院していただいても病院はかまわない。今後については受け入れ先になる施設とご相談なさって下さい。』とのお言葉を頂戴しました。

で、この『受け入れ先になる施設』ですが、前記事では特別養護老人ホームの生活相談員さんから延命(治療)を望むなら療養病床を勧めるということを言われました。

医療型の施設(医療保険適用)なのか、介護療養型の施設(介護保険適用)なのかはおっしゃいませんでしたが、延命を希望ならば、医療施設の無い特別養護老人ホームよりは、医療を受けられる療養病床を探してそこに入所(入院)した方が良いというお話でした。

療養病床に移った時点で特養は自動的に退所になります。

繰り返しになりますが、もし特養に戻りたいのなら看取り介護計画の同意書にサインが必要で、その覚悟がない場合は受け入れをできないというお話です。

要は特養に戻るとすれば、アルツ君をこれ以上回復の見込みなしとして、医療効果の期待度は無いので、特養で積極的な医療を受けずに自然流れで死んでもらう覚悟が必要ということです。

基本的には今回のように誤嚥性肺炎になってもまた入院というわけにも行かず、救急搬送のようなこともしないという同意です。

終末期を迎えたアルツ君について、特養では苦痛を取り除くような緩和ケアを行うというものです。

勧めが有ったからというわけではありませんが、まだアルツ君を『看取り期(終末期)』とすることに迷いが有ったので、前回のカンファレンスの後から療養病床を探すことにしました。

特養に戻ることを選ぶか、療養病床を選ぶかの返事は9月の中旬までにしてくれと言われていたので、2~3週間程度しか余裕が有りませんでした。

今アルツ君の入院している病院も療養病床を併設しているので、環境を変えることなくアルツ君を移すことができます。

しかし、費用が高額でとても費用を捻出できません。

現在アルツ君の入院中の病院から何件か療養病床を紹介してもらい、姉が中心となって、問い合わせや見学、面接を行ってきました。

しかし、むずかしい…。

まず東京都内の療養病床はほぼ満床…。

病院の都合で断ることもあるので、実際のところはわかりません。

待機者も相当数いらっしゃるようです。

エリアを広げ検討しましたが、費用面が合わない状態です。

それにたとえば現在の居住区を遠く離れ、比較的安価の療養病床を見つけたとしても、頻繁に面会にはおそらく行けなくなると思います。

『ばあさん命』のアルツ君ですから、母が面会に来ないのではアルツ君が長生きできたとしても、かわいそうな気がします。

また遠方となれば、母も車椅子でなくては無理…。

努力が足りなかったのかもしれませんが、短期間で見合う場所が見つかりませんでした。

一つだけ、比較的母のアパートに近い療養病床を紹介していただき、姉が面接に行ってきましたが、やはり満床で入院するには2~3か月程度、系列の病院に入院してベッドの空きを待たなくては無理でした。

将来閉院が決まっている介護療養型医療施設(介護保険適用)です。

いろいろと家族と相談し、特養に戻ることをお願いしようということになりました。

前述したアルツ君の入院している病院の医師の病状説明を聞いた後、特養にその意思を伝えました。(9月13日 入院中の病院の医療相談員さん経由)

申し入れをしたところ、再度話し合いを持ちましょうということになりましたが、特養の嘱託医の予定が取れないため、1週間ほど間が空いてしまいました。

改めて後日、『今後について話し合いを持ちましょう。』と特養から成年後見人さんに電話が有りました。

日程は昨日の2016年9月23日(金)で、場所は特養の嘱託医のクリニックです。

で、家族側からは姉、成年後見人さん、ヤッチがお伺いし、特養側から、嘱託医、特養の主任看護師さん、生活相談員さん、課長さんです。

話し合いは、1時間程度だったと思います。

すべて書き記すとキーボードが悲鳴を上げるのでご容赦願って、端折って書かせていただきます。

まず、姉が特養の嘱託医からの求めで、現在入院中の病院の医師から聞いた病状説明をそのまま嘱託医に話しました。

『病院側の医師から回復の見込みなしとは聞いていない。普通の退院です。』ということも付け加えました。

それでも嘱託医からは『特養に戻るのではなく、療養型の病院をお勧めします。』というご返事。

『我々家族が考えている介護施設と実際の介護施設では考え方(介護の質)に大きな隔たりが有り、戻って来ても家族が不満を感じるし、不幸に感じるかもしれない。』というのが大きな理由で、『長生きさせたいなら、療養型を勧める。』というものでした。

特養側から『看取りに対するお覚悟が足りていないご様子なので、療養病床をお勧めします。もし、戻られるなら前回のカンファレンスで申し上げたように、同意書にサインをもらわないとお受けすることはできない。』というお話。

姉からは『同意書をみせてもらってから同意するかしないかの判断できないか?』の問いには、『書面上の問題ではなく、看取りに対するお覚悟の問題で、そういう次元の話ではない。』とのご回答。

同意書についてはまだ作成されていないとのことでした。

ヤッチからは、『まだ特養との契約は生きていると思うので、一旦病院からアルツ君を受け入れてもらって、それから同意について考えさせてもらうことはできないでしょうか?』という問いに関しては、『契約上の問題ではなく、そもそも療養型の病院で治療(医療)を受ける必要のある方を医療のない介護施設では受け入れられない。本来受け入れられない人を受け入れるのだから、同意書のサインが必要ですよと申し上げているのです。』

おおむね、こんな内容だったでしょうか。

特養側はっきりとおっしゃったわけではありませんが、『我々家族の看取りに対する覚悟がいまだに足りていない。足りていない以上は療養型の医療を選択することを勧める。』というのが、この場での話し合いの結論ということになるのでしょうか。

療養型を検討した上で特養に戻れないかの打診をした家族としては、どうしてよいのかわからなくなってしまいました。

話し合いの途中で、ヤッチは嘱託医におたずねしました。

ヤッチ:「今の段階で、父は『回復の見込みなし』とご診断されるのでしょうか?」

嘱託医:「いや、それは、まだ(アルツ君のことを)診ていないので、何とも言えません。」

医師の『回復の見込みなし』の診断(判断)が下りておらず、アルツ君がまだ看取り期(終末期)であるということも判明していないのに、それに先行して看取り介護計画に同意しないと特養に帰れないという部分については、正直なところ、どう解釈をしてよいのかわかりません。

10月アタマで特養の退所期限…。

どうする?





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納得できない特養の対応です!

いつもブログを拝読させていただいています。

苦しいお立場であること、お察しいたします。

ヤッチさんはすでにお気づきになられて今回の記事を書かかれているのだと思いますが、あまりにも残酷な特養の対応に憤りを覚えたので、あえてコメントでフォローさせていただきます。

入所されている特養の方がご自身で療養病床を勧めているだけで、現在お父様は元気になられて、入院先の医師も一旦治療が終わり一般的なご退院とおっしゃられているのですよね。

もしそうなら、ご自宅があるなら、ご自宅に戻られてもよいという許可で、療養型病床に移って加療することを入院先の医師が強く勧めているわけではないと考えられます。

特養が自分たちで療養型を勧めておきながら、一方では、「本来受け入れられない人を受け入れるのだから」という特養の言い分には論理的にもおかしいし、まったく合理性はないと思います。

すくなくとも「受け入れる義務」は存在するのではないでしょうか。

看取り介護計画に関しても、その対象となるお父様の状態の判断は現在、「医師」が行うこととされていて、例外は認められていません。

そしてその看取り介護計画の基準は、ご存知のように「医師が一般的に認められている医学的知見から回復の見込みなしと診断した者」とされています。

でも、拝読した限りでは、過去に入院先に医師が「回復の見込みなし」のようにおっしゃられているようですが、その後の治療により、現在は『回復の見込みなし」とはおっしゃっていないご様子です。

そもそも、特養の嘱託医(配置医師)がお父様の診断もしていないのですから、入院先の医師からの診療情報提供→嘱託医(配置医師)の「回復の見込みなし」の判断→終末期→看取り介護計画→看取り介護加算という手順を踏むのが通常であり、特養が看取り介護計画を提示すること自体がその順番を間違っています。

お父様、そしてご家族様の不安定のお立場を利用して、特養は自分たちの都合の良いことばかりを考えているようにしか見えません。
嘱託医(配置医)が同じ考えなのも許せません。

「誤嚥性肺炎を繰り返すから」、「脳梗塞で片麻痺だから」、「高齢だから」という理由で「看取り=終末期」としまうことが絶対にあってはいけないと私は思います。

この特養に入所したら、入所者全員が終末期とされてしまう古風な倫理観に基づいたケアをされる懸念が有ります。

ふさわしい言葉がみつかりませんが、一般的に言われる「終の棲み家=特別養護老人ホーム」も入退院を繰り返している入所者さまをお払い箱にするような対応を、きっとこの特養はするのだろうなと、推測できます。

「生涯ここの施設で」と思って入所された方にとって、このような特別養護老人ホームが増えてしまうのはとても不幸です。

介護施設なのですから、そもそも十分な医療(治療)を受けられないのはヤッチさんも十分承知の上だと思います。

医療を受けられないのなら、医療につなげられる機能を持った施設に変革していくことが、これからの介護福祉施設にとっては重要だと思います。

最初から「介護施設だから医療は基本的にない」みたいな考え方をもった施設は今後淘汰されていくだろうと予想されます。

お父様をとても大事におもわれているヤッチさん、ご家族様なので、私から今後についてこうしたらよい、ああしたらよいということは申し上げられません。

ただ、ヤッチさん、ご家族さんの理解者であることにかわりありません。

これからも応援させていただきます。
長文、大変失礼しました。

ノーシャルワーカー |  2016/09/25 (日) 15:03 [ 編集 ] No.2279 -

ノーシャルワーカーさんへ

ノーシャルワーカーさん、はじめまして。

お優しい言葉を掛けていただき、大変うれしいです。

特別養護老人ホームのスタッフさん、現在入院中の病院のスタッフさん、そしてブログでアドバイスを下さった皆さん、さらに陰ながら応援して下さった皆さん、これまで父に携わった皆さんのお力なくしては父も私もここまでやってこれなかったと思います。

感謝の気持ちを忘れずに、父にとって何が幸せかを考え、再度、父の受け入れてくれる場所を見つけたいと思います。

いただいたコメントについてもぜひ参考にさせていただきます。

自分一人ではないと思うと、とても気持ちが楽になります。
本当にありがとうございます。

ヤッチ |  2016/09/26 (月) 00:31 [ 編集 ] No.2280 -

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