site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アルツ君、本日退院のはずが…

2015/05/19 (火)  カテゴリー: アルツ君
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2015年05月19日

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

5月6日にOG病院に救急搬送され、誤嚥性肺炎で入院したアルツ君。

本日5月19日が退院日でした。

結果から先に申し上げると、退院できませんでした。

退院は明日へと持ち越しです。

今日5月19日の午前10時までにOG病院にアルツ君を迎えに来るように言われていたヤッチは、午前10時の少し前にOG病院に到着し、病棟の医事課を訪れます。

ヤッチ:「おはようございます。こちらに入院させていただいている○○(アルツ君)の息子です。少し早い時間ですが、何かこちらで手続きさせていただくことはございますか?」

医事課の女性職員さん:「おはようございます。診療情報提供書とサマリー(看護要約)をお預かりしていますので、施設(アルツ君の入所している特別養護老人ホーム)の方にお渡しください。診察券もお返しいたします。」

ヤッチ:「施設からも車を出してもらって、施設の職員さんがこちらに向かっていますが、私が預かってもいいですか?」

医事課の女性職員さん:「はい。お渡し願えますか?それと入院費の請求書の方は、先ほど○○さんの成年後見人さんの事務所の職員さんがお持ちになりました。」

ヤッチ:「ということは、入院費は清算済みということですか?」

医事課の職員さん:「(成年後見人さんの)事務所の職員の方が、『支払いを済ませて帰る。』とおっしゃっていましたので、多分…。」

ヤッチ:「そしたら、あとは病室で待っていれば、いいのかな?」

医事課の職員さん:「はい。後ほど薬剤師が処方薬のご説明に伺いますので、病室でお待ちください。」

ヤッチはアルツ君の病室へ向かいます。

ヤッチ:「おはようございます。○○(ヤッチの名前)です。旦那さん、お迎えに上がりました。」

アルツ君、着替えを済ませベッドに横たわっています。

アルツ君:「もういいって…。はい。」

ヤッチ:「どういうこと?帰るんだよ?」

アルツ君:「帰らなくていいんだって…。はい。」

ヤッチ:「帰りたくないんですか?」

アルツ君:「はい…。」

病院嫌いのアルツ君にしては、珍しい返事です。

ヤッチ:「どっか具合でも悪いのかい?」

アルツ君:「もう、ダメなんだって…。はい。」

ヤッチ:「ダメじゃないから、帰るんだよ?」

アルツ君:「わ~んない…。(わからない…。)」

問答をしていると看護師さんが病室に入ってきます。

看護師さん:「お忘れ物がないか確認に伺いました。」

ヤッチ:「ほとんど手ぶらで伺ったようなもんですからね…。」

看護師さん:「アメニティーでお使いになられた物の残りは、患者さんの私物扱いですから、おむつやコップなどもお持ち帰りいただいて構いません。いかがなさいます?」

ヤッチ:「もう少ししたら、施設の人がこちらに伺うことになっていますから、『持って帰る』とおっしゃれば、持って帰りたいと思います。」

看護師さん:「わかりました。」

ヤッチ:「施設でいらないということであれば、ここへ残しておいてもかまいませんか?」

看護師さん:「はい。では病室に残されていかれたものはこちらで処分させていただきます。」

今度は施設の看護師さんがアルツ君のお迎え用の車いすを押して病室に姿を現します。

ちょいとややこしいですが、これより病院の看護師さんと施設(特養)の看護師さんの二人が登場しますので、注意深く読み進めてください。

ヤッチの記憶では、施設の看護師さんが車いすを病室の中に入れたとき、ほんのわずかな時間だったと思いますが、席を外します。(記憶があいまいです。)

その間に、今度は病院の看護師さんがアルツ君を車いすに移乗させようと試みます。

ベッドのリクライニングを上げ、アルツ君の身体を引き起こし、アルツ君に座位をとらせます。

アルツ君はベッドサイドに足を垂らし、上半身は看護師さんに支えられながら垂直になるような姿勢です。

傍らに立っていたヤッチはアルツ君の異変に気づきます。

ヤッチ:「ちょっと待って!意識がない!」

アルツ君、病院の看護師さんに支えられて、かろうじて座位をとっていますが、首がうなだれてしまっています。

見れば、アルツ君のズボンによだれがポタポタと落ち、アルツ君本人は脱力し、口をポカンと開けたままです。

ヤッチ:「やばい!もう一度ゆっくり寝かせましょう。」

今度はヤッチが右腕でアルツ君の首を支え、左腕をアルツ君のひざ裏に差し入れ、アルツ君を振り子のようにして、ゆっくりアルツ君の身体をベッドに仰向けに寝かせます。

ヤッチ:「迷走神経反射かな…。意識を消失しているっぽいですね…。」

病院の看護師さん:「○○さーん!○○さーん!」

病院の看護師さんがアルツ君の名前を大声で呼びます。

アルツ君、反応しません。

病院の看護師さんがアルツ君のまぶたをこじ開けます。

素人のヤッチの眼には、アルツ君の瞳孔が開いてしまっているように見えました。

病院の看護師さん:「前にもこういうことがあったんですか?」

ヤッチ:「迷走神経反射による意識消失なら、こちらの病院に救急搬送されたことがあります。」

アルツ君が息を吹き返します。

意識を消失している時間はわずか20秒とか30秒くらいといったところでしょうか。

病院の看護師さん:「そうだったんですか…。」

ヤッチ:「とりあえず、血圧を測ってもらえますか?」

病院の看護師さんがアルツ君の血圧を測ります。

病院の看護師さん:「上が145、下が81ですね。」

ヤッチ:「ずいぶん高いですね。普段は上が110に行くか行かないかくらいだから…。」

つじつまが合わない話になりますが、横たわっているアルツ君の血圧は普段に比べると、かなり高い状態です。

意識消失時に急激に血圧が下がった反動で、今度は急激に血圧が上昇したのかもしれませんね…。

あまりにも突然の出来事のためヤッチの意識(記憶)も飛んでしまっていますが、施設の看護師さんが会話に参加したのはこの時だったと思います。

施設の看護師さん:「どうかされたんですか?」

ヤッチ:「今、車いすに移乗してもらおうと、身体を起こしたら、どうも意識がないみたいで…。」

施設の看護師さん:「それはいけませんね。ここの病院の先生には連絡したの?申し訳ありませんが、『こういうことが有った』と連絡してくださいますか?」

施設の看護師さんが病院の看護師さんにお願いします。

病院の看護師さん:「わかりました。今、先生と連絡を取ってみますね?」

病院の看護師さんはアルツ君の病室を離れ、しばらくすると、再度病室に姿を現します。

病院の看護師さん:「先生なんですけど、今、検査に入っちゃってて…。『多分大丈夫だろう…。』と…?」

病院の看護師さんや先生の言葉はもっと丁重だったと思うのですが、ヤッチの短期記憶の中には、『退院させても大丈夫だろう。』としか、インプットされていません。

施設の看護師さん:「そうですか…。」

ヤッチ:「旦那さん、気持ち悪いとか、どっか痛いとか無いか?」

アルツ君:「大丈夫ですって…。はい…。」

ヤッチ:「大丈夫じゃない時に限って、『大丈夫』っていうときがあるからな…。」

施設の看護師さん:「いつもに比べると、顔色も良くないようだし…。」

病院の看護師さん:「入院中はPT(理学療法士)が座位をとるリハもやっていて、問題なくできるって聞いていたんですけどね…。」

主治医のいらっしゃらない場所で問答しても仕方ありません。

病院側も次の入院患者さんの準備を進めたい様子です。

廊下からアルツ君の病室をのぞき込む職員さんの姿もチラホラ見えてきます。

しばし沈黙が流れます。

ヤッチ:「旦那さんの様子も少し落ち着いてきたみたいだから、ゆっくり起き上がってもらいましょうか?」

今度はヤッチがアルツ君の身体を起こします。

ヤッチ:「旦那さん、ゆっくり頭持ち上げるよ?いい?」

アルツ君:「はい…。」

ヤッチはベッドのリクライニングのスイッチを操作し、一定のところまできたところで、慎重にアルツ君の身体を起こします。

結果は同じです…。

またしても、アルツ君の口元からよだれが…。

あごの力が弱くなってきているとはいえ、素人目でも意識消失していることが分かるようなサラサラとした液体がアルツ君の口元から止めどもなく落ちます。

ヤッチはアルツ君を元通りに寝かせます。

今度は仰向けではなく少し気道を確保するような格好で横向きに寝かせます。(『元通り』じゃないじゃん!)

横たえると、アルツ君、息を吹き返します。

ヤッチ:「ん…。」

施設の看護師さん:「こんな状態で、施設に戻すわけにいかないわね…。」

ヤッチ:「脈はどうですか?」

施設の看護師さんと病院の看護師さんがアルツ君の右手首、左手首を各々持って、脈を測り始めます。

二人の看護師さんがアルツ君の手首を支えながら、二人で憶測を張り巡らし始めてしまったので、結局、脈が正常なのか異常なのか、ヤッチに知らされることはありませんでした。

施設の看護師さん:「やっぱり、もう一度先生に診ていただいてもらった方がいいと思うわ。短時間にこんなことが二回もあるなんて、普通じゃないもの。」

病院の看護師さん:「そうですね…。」

施設の看護師さん:「忙しいとは思いますけど、先生を呼んできてくださらないかしら?」

病院の看護師さん:「すぐに連絡してきますね。」

しばらくすると、手術着姿の主治医が病室にいらっしゃいます。

主治医:「考えられるのは、迷走神経反射か、起立性低血圧なんですけどね…。もう一日様子を診させていただいて、それからお帰りいただきましょうか?」

施設の看護師さん:「過去に脳梗塞をやられているので、そちらの心配はどうなんでしょうか?」

主治医:「そうですね。今日中にそちらの方についても、異常がないか画像を撮って、確認をとってからお帰りいただきましょうか。」

画像診断の結果、新たな脳梗塞は見つかりませんでした。

といっても、ヤッチは病院の看護師さんから、聞かされただけで、実際の画像を確認したわけではありません。

かといって、読影できるテクをヤッチは持ち合わせておりませんが…。

結局、点滴(ラクテックG)を打って様子を見るということで、処置的なものはこの点滴だけで、翌日の退院ということに変更はありませんでした。

明日、5月20日にアルツ君、退院予定です。

『無事』と形容できる退院になるんですかね…。

この日、アルツ君の昼食の介助を頼まれました。

アルツ君、『美味しい』といって、完食です。

買い置きしてあった水ようかんについても『もっと美味しい』と言って完食です。

ん…。

どう考えてよいのやら、朝から夕方まで病院にいたヤッチの頭の中は複雑です。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

急ぎ足で書いたので、乱文ご容赦!

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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