site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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妖怪ゴゴ、救急搬送!

2015/05/07 (木)  カテゴリー: アルツ君
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救急車専用入口

こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

前回(3月31日~古っ!)の記事で、アルツ君の食欲も戻り、少しずつ体力も回復してきたことを書かせていただきました。

4月の終わりにはアルツ君の入所している特養でサービス担当者会議(ケース会議)も開催され、アルツ君の今後について、特養の職員さんと家族で、いろいろと話し合いをしました。

徐々に体力も回復しつつあるので、それに合わせてケアプランを実施しようという方向で全会一致でした。

ケース会議の時には、アルツ君の要介護度(従前は要介護3)についての認定調査の結果が出ておらず、はっきりとした要介護度が出ていないままの会議でしたが、5月になって、自治体から正式な認定調査の結果が出てアルツ君の正式な要介護度が決まりました。

その結果は、要介護5…。

要介護4くらいは覚悟していたのですが、飛び級してしまいましたね…。

そして、最近の2週間くらいの間、この要介護5にアルツ君の身体が合わせるかのように、アルツ君の食事摂取量(水分摂取量も)が減ってしまっている日が続いていました。

『せっかく順調に食事摂取量が増えてきていたのに、何が原因なんだろう?』と夕飯の食事介助をしているヤッチも首をかしげる場面も…。

『老化』が原因のことくらい、わかっているのに何とかアルツ君の食事摂取量を増やせないか、ジタバタしたいのが家族っていうやつです…。

アルツ君、最初の二、三口は『おいしい。』と言って、食べるのですが、そのあとは、口に入れたまま寝てしまうこともしばしば。

寝てしまうというより、まるでパソコンがフリーズしたり、ハングアップ(マウスもキー操作も受け付けない状態)してしまうかのように、アルツ君の動きが止まってしまいます。

意識消失、迷走神経反射、てんかん発作かとも思えるようなフリーズです。

『だるまさんがころんだ』を開催したら、今のアルツ君は無敵かもしれません。

こうなってしまうと、無理に揺り動かしても無駄で、CPUないしメモリの回復を待つしかありません。

無理に起こそうものなら、せん妄状態にでもなったかのように怒り出してしまいます。

このフリーズは数分程度で復活するときもあれば、そのままいびきをかいて寝てしまうことも…。

ひたすら、アルツ君が動き出すのを待つしかありません。

これじゃあ、食事摂取量が増えるわけないですよね~。

こんな日が何日間か続き、昨日(2015/5/6)の朝、姉からヤッチのところへ着信が。

姉:「今、特養の看護師さんから電話があって、パパが吐いちゃったんだって。」

ヤッチ:「それで?」

姉:「『脈も安定していないし、反応も鈍いから、これから救急搬送の準備をします。』だって。私、すぐにパパのところに行けそうもないから…。」

ヤッチ:「わかった。すぐに特養に向かうよ。」

ヤッチは自転車で特養に向かいます。

腕時計を見ると、時刻はちょうど10:30です。

自転車のターボチャージャーのスイッチをオンにして自転車を走らせます。

特養に着くと、受付の職員さんは事情をご存知の様子。

受付の職員さん:「今、救急隊が来ていますので、そのまま居室にお上がりください。」

普段は面会手続きのカードを書き込むのですが、この日は省略です。

アルツ君の居室に着くと、すでにアルツ君をストレッチャーに乗せる準備が進められています。

救命救急士さんや特養の職員さんがアルツ君の居室の中に大勢いるので、ヤッチは居室の外の廊下で待つことに。

待っているところに、特養の看護師さんが居室の外に出てきます。

特養の看護師さん:「OG病院に個室ならベッドの空きがあるということなので、そちらにお願いしましたけど、よろしいでしょうか?」

ヤッチ:「お手数をかけて申し訳ありません。お願いします。」

搬送先のOG病院はアルツ君が何度かお世話になっている病院です。

アルツ君のことを知っている病院スタッフがいらっしゃれば、受け入れを断られていた可能性もある病院です。

関連記事:

アルツ君の救急搬送の準備が進められている間、アルツ君のことについて、特養の看護師さんにお伺いしました。

ヤッチ:「どんな状況だったんですか?」

特養の看護師さん:「10時20分か、10時25分くらいだったかしら…。私が居室にお伺いしたときに、仰向けの状態で吐いていらっしゃって…。それで、これは大変と思って、側臥位(ソクガイ~横向きの姿勢)にしたんですね。そしたら、また結構の量を吐かれてしまって。脈を測ったら、普段お父様は60前後なのに120近く有ったし、呼びかけにも反応があまり良くなかったのでお姉様に電話をしたんですよ。」

ヤッチ:「そうでしたか…。」

特養の看護師さん:「もしかすると、誤嚥(ごえん~食物や吐しゃ物を気管内に飲み込んでしまうこと)していらっしゃるかもしれませんね~。」

ヤッチ:「じゃあ、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん~誤嚥によって起こる肺炎)の可能性も大ですね。熱は?」

特養の看護師さん:「私が測ったときは37.7度です。」

アルツ君を乗せたストレッチャーが居室の外へ出てきます。

救急車に同乗するのは、特養の看護師さんとヤッチです。

ヤッチは階段を使って階下に降り、救急車に向かいます。

救急車に乗り込み、シートベルトを装着します。

今回は受け入れ先が決まっているので、すんなりスタートです。

この日まだヤッチはアルツ君と一度も会話を交わしていません。

酸素マスクを付けられ、目を閉じているアルツ君にヤッチは話しかけます。

ヤッチ:「旦那さん、景気のほどはどうだい?」

うん…。

振られてしまいました…。

アルツ君の身体は小刻みに震えています。

たぶん、小刻みだから、『震え』というのだとは思いますが…。

ヤッチは同乗している救急救命士さんにたずねます。

ヤッチ:「なんか、震えていて寒そうだから、毛布を掛けてあげてもいい?」

救急救命士さん:「そうですね。」

ヤッチはアルツ君の居室から持参してきた毛布をアルツ君の上半身に掛けます。

入院ということにならず、その日のうちに帰れる場合も考え、アルツ君の上着、靴下、靴、そして毛布を居室から持ってきました。

15分程度で搬送先のOG病院に到着です。

アルツ君は処置室へすぐに入れられ、特養の看護師さんとヤッチは処置室の外にある待合室で待つように言われます。

連休でどこの病院もお休みなのでしょう。

待合室は急患の患者さんでいっぱいです。

中には長椅子に寝そべっている人の姿も。

30分くらいすると、姉がOG病院の時間外入口から登場です。

姉:「パパは?」

ヤッチ:「今、処置室にいるよ。」

特養の看護師さん:「レントゲンを撮ったり、検査に色々と時間がかかるのでしょうね~。」

姉:「あ、すいません。ご挨拶もしないで。父がいろいろとお世話になりました。」

特養の看護師さん:「あ、いえ…。」

このあと、30分くらい待ったところで、救急室の先生からお呼びがかかり、三人は処置室に通されます。

救急室の先生:「さっそくで申し訳ないんですけれども、簡易的なものですが、こちらがお父様の胸部のX線写真です。」

姉:「はい。」

救急室の先生:「ご覧になってお分かりになるように、まだ病巣らしきものは何も写っていません。おそらくもう少し時間が経過して精密な画像を撮ると、お父様の肺に誤嚥をしている跡が写るかもしれません。またお熱も施設を出られたときは37度台だったとお伺いしていますが、もしこれが誤嚥性肺炎だとすると、まだこれからもっと高熱になってくる可能性もあります。」

姉:「はい…。」

救急室の先生:「まだ詳しく調べてみないとわかりませんが、事前に伺った事や聴診器を当てると、お父様ののどや胸からゼーゼー音がかなり聴こえてくるので、誤嚥性肺炎の可能性が高いと思います。」

ヤッチ:「逆流性食道炎も併発している可能性は?」

救急室の先生:「そうですね、今申し上げたように、詳しく調べなくてはいけないことがたくさんあるのですが、あいにく連休で、専門の医師がおりません。検査等は連休明け、もしくは週明けになりますがよろしいでしょうか?」

姉:「ということは入院?」

救急室の先生:「ということになりますね。それまでは点滴と抗生剤で様子を見させていただくということで。よろしいでしょうか?」

姉:「わかりました。」

救急室の先生:「それでは入院の準備ができましたら、病室にご案内しますので、先ほどいらした待合室でお待ちください。」

ヤッチ:「先生、お忙しいところ申し訳ないですが、気になることがあるので一つだけ質問させてもらっていいですか?」

救急室の先生:「はい、何でしょうか?」

ヤッチ:「誤嚥性肺炎っていうのは、食べ物とかが肺に入って、肺炎の引き金になるわけですよね?」

救急室の先生:「そうですね。」

ヤッチ:「肺の中に入ってしまった食物というのは、胃の中の物のように体内に吸収されるんですか?それとも肺に居座るんですか?」

救急室の先生:「胃のように体内に吸収されることはありません。ほとんどは繊毛(せんもう)運動といって、多くは口から排出されます。それがいわば、痰(たん)です。ごくごく一部は体内に吸収されるものもありますが、基本的には吸収されずに体外に排出されると考えて良いと思います。」

ヤッチ:「わかりました。やっとすっきりしました。前々からこのことが気になって、俺の頭の中も誤嚥気味だったもので…。ありがとうございます。」

待合室で待つこと、さらに30分。

アルツ君のベッドを一人で押している看護師さんが処置室から出ていらっしゃいます。

OG病院の看護師さん:「○○さん(アルツ君)のご家族の方、いらっしゃいますか~?」

三人は慌てて立ち上がります。

OG病院の看護師さん:「病棟にご案内しますので、ご一緒にどうぞ。」

アルツ君のベッドの後に続き、病棟へと向かい、エレベーターに乗り込みます。

病室は3階のようです。

デイルームのところで待つように言われます。

看護師さん:「後ほど、病室にご案内しますので、こちらでお掛けになってお待ちください。」

このあと、別の看護師さんがデイルームにいらして、入院についての説明やアルツ君についての病歴などの事情聴取です。(割愛させていただきます。)

ようやく、病室に案内されます。

特養の看護師さんはアルツ君の服用薬を届けてくれた特養の職員さんの車で帰られました。

案内されたアルツ君の病室は個室です。

個室しかベッドの空きがないといわれていたので仕方ありません。

でも結構な金額の差額ベッド代(一日につき21,600円)だけに広いです。

備え付けの冷蔵庫はヤッチの部屋のものより大きいです。

アルツ君に必要はありませんが、トイレも部屋に備え付けです。

ウォシュレット標準装備なので、アルツ君の入院中はヤッチが家から我慢して、ここで用を足します。

これまた必要のないことかもしれませんが、備え付けのテレビは無料で、テレビカードを購入する必要もありません。

ちょっとというか、大いに気がかりなのは、アルツ君の入院が長引けば、アルツ君のフトコロ事情にダメージが…。

結局この日は専門の医師による病状説明はありませんでした。

アルツ君も久々に熟睡しています。(当たり前か?)

時折呼吸が苦しいのか険しい表情をしますが、夢の中のようです。

病室でのアルツ君は目を覚ましそうもなかったので、この日はアルツ君をゆっくり寝かせてあげることに…。

姉とヤッチは病室を後にすることにしました。

病状等が分かれば、また記事にさせていただきたいと思います。

話はかわりますが、アルツ君の最愛の妻キノコさん。

姉がアルツ君の救急搬送を電話でキノコさんに伝えたそうです。

そして、ヤッチもアルツ君の入院している病院からの帰りに、アルツ君の様子を伝えようとキノコさんの部屋に立ち寄りました。

キノコさんの部屋に入るとすぐにキノコさんがヤッチにたずねてきます。

キノコさん:「あの人、大丈夫なの?」

ヤッチ:「連休で専門の先生がいないらしく、検査待ちだから、俺にもよくわからないよ。」

キノコさん:「そうよね…。でもあの人、連休で帰る予定でも有ったんじゃないの?」

ヤッチ:「???」

キノコさん:「連休を利用して帰省する人も多いらしいから…。」

ヤッチ:「何を言ってるの?」

キノコさん:「だからあの人よ。誤嚥性肺炎かもしれないって聞いたから。」

ヤッチ:「旦那さんのことだよね?」

キノコさん:「そうよ。帰省するんじゃなかったの?」

ヤッチ:「帰省って、どこへ?」

キノコさん:「あら、やだ。金沢(石川県)よ。」

ヤッチ:「えっ~!『旦那さん』っていうのは、○○(姉)の旦那じゃなくて、あなたの旦那だよ!」

キノコさん:「あら、やだ。そうだったの。」

キノコさん

さすがです。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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 |  2015/05/09 (土) 00:25 No.2162 -

非公開コメントNo.2162さんへ

非公開コメントNo.2162さん、こんにちは。

コメントが『非公開』になっているので、ここでいただいたコメントの内容を明かすことはできませんが、いただいた情報について、私は全く知りませんでした。

さっそく、病院の方に私自身の意思として、お伺いを立ててみたいと思います。

参考になるコメントありがたく頂戴いたします。
またお気づきの点がございましたら、お教えいただけると嬉しいです。

ありがとうございました。

ヤッチ |  2015/05/09 (土) 13:25 [ 編集 ] No.2164 -

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