site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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オナラが出ました ~ 入院14日目

2014/12/10 (水)  カテゴリー: 脳梗塞
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2014年12月08日のアルツ君

こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

2014年12月08日の月曜日です。

アルツ君が脳梗塞でK病院に入院してから、14日目です。

『毎度おなじみの…』になってきましたが、アルツ君、やはり眠っています。

点滴のチューブの都合上、アルツ君がどうしても布団をはだけてしまうので、姉が看護師さんにお願いして、アルツ君が寒がっている時は、ダウンベストを掛けてもらうようにお願いしています。

ダウンベストは姉が持参したものです。

となりの患者さんが、ナースコールで看護師さんを呼んだため、その声に反応して、アルツ君が目を覚まします。

少し間を置くと、アルツ君がヤッチと目を合わせます。

ヤッチ:「おはようございます。いつからバッドマンと抱き合ってたんだ?」

アルツ君:「ばあさんか?」

『バッドマン』と『ばあさん』を聞き違えているようです。

ヤッチ:「今日は口が上手く動いてるみたいだね?」

アルツ君:「わかんない…。」

ヤッチ:「言ってることが俺にもちゃんとわかるぞ。」

アルツ君:「わかんない…。」

脳梗塞を起こして入院する前のアルツ君の話し方に戻ったとは言えませんが、少し回復傾向にあるような気もします。

アルツ君:「わーいおんあがいうんだよ…。」

ヤッチ:「…。」

せっかく褒めたばかりなのに、ヤッチ、聞き取れません。

アルツ君:「わーいおんあがいうんだよ…。」

ヤッチ:「『悪い女が』か?」

アルツ君がうなずきます。

ヤッチ:「その『悪い女』がどうしたって?」

アルツ君:「いうんだよ…。」

ヤッチ:「『言う』のか?あ、そっか、そっか、『居るんだよ…。』か?」

アルツ君:「そう…。」

アルツ君には悪いですが、アルツ君の宇宙語をなるべく聞き返さないように翻訳することは、自分の脳を活性化してくれる良い面もありますが、反面、非常にカロリーを消費します。

ヤッチ:「その悪い女っていうのは、この病院の中にいるのか?」

アルツ君:「どーも。そーあしいや…。(どうもそうらしいや。)」

ヤッチ:「なんか、意地悪でもされたのか?」

アルツ君:「おーは、だまえうけどな…。(俺は黙ってるけどな…。)」

アルツ君、言葉は発しますが、毎回、意味不明のことを言います。

ヤッチ:「黙ってないで、言い返してやればよかったじゃないかよ?」

アルツ君:「どなああたんだおー…。」

ヤッチ:「『怒なられたんだよ。…』???」

アルツ君:「うん…。おーは、だまえうけどな…。(俺は黙ってるけどな…。)」

この病院には、耳の遠い高齢の患者さんも入院しています。

もしかしたら、看護師さんが、アルツ君の耳元で、少し大きな声で、『○○さん、起きて下さい。』などと言われたのかもしれませんね。

アルツ君、耳は良いほうなので、怒なられたように聞こえたのかもしれません。

それとも昨日の一件????

ヤッチ:「でも、よかったね。聴こえるっていうことは、生きてるっていうことだから。」

アルツ君:「わーんない…。(わかんない…。)

布団をめくると、ベッドの手すりに固定されていた両腕のベルトは外されています。

しかも両手にはめられていたミトンも外されています。

抑制(拘束)のかかっていない状態です。

回復傾向にあれば、段々暴れん坊になっていくはずのアルツ君ですから、それだけ体力が落ちているということでしょうか…。

ベッドの手すりには、看護師さん用に毎日の排泄についてと食事摂取についてのチェック表がぶら下がっています。

特養ではやや便秘気味のアルツ君でしたが、こちらに入院してからは問題なく、定期的に発射しているようです。

食事は、最近になって三食出されています。

この日の食事摂取量を見ると、

アルツ君の食事(栄養)摂取量
  • 朝 8/9
  • 昼 1/2
  • 夕食はまだ出されていないので空欄

看護師さんにお伺いしたところ、『朝 8/9』の『8』は主食、『9』は副食だそうです。

主食、副食、ともに全部完食すれば、『10/10』になるそうで、この場合は、省略して『10』と記入しているとの事でした。

また、左側に主食の摂取量、右側に副食の摂取量を記入するのが一般的なのだそうです。

『主菜』、『副菜』などの言葉もありますから、ヤッチには『主食』とは何なのか、『副食』とは何なのかまではわからず、数字を見て、視覚的に判断するしか方法がありません。

ヤッチ:「旦那さん、昼飯をあんまり食べてないようだけど、食欲が無いのか?」

アルツ君:「わーんない…。」

ヤッチ:「今、ボタモチを食べたいと思うか?」

アルツ君:「たべたーない。」

ん…。

ヤッチの問診では、かなり…、いや、おおいに、重症です。

ヤッチ:「はやいとこ、食欲出してもらってさ、風呂の浴槽、スレスレまでボタモチでイッパイにして、その中に思いっきり頭を突っ込もうぜ?」

アルツ君:「わーんない…。」

そんな会話をしていると、

ブッーー!!

音源はアルツ君です。

本人も気づいたのか、大きく口を開けて笑います。

舌の色がものすごいことになっていますが、アルツ君の久々の笑顔です。

ヤッチ:「実弾じゃないだろうな?」

アルツ君:「…。」

口を開けています。

ヤッチ:「メシもろくろく食ってないのに、なかなかやってくれるじゃねーかよ?」

アルツ君:「あ?」

ヤッチ:「いいのが出ましたね、でも?」

アルツ君:「出た、出たよん。」

ヤッチ:「…。」

アルツ君:「くさい…、臭い!」

ヤッチ:「毒ガスが出たね。」

アルツ君:「〇×△□※#…。」

ヤッチ:「漏らしたな?」

アルツ君:「〇×△□※#…。」

ヤッチ:「でもさぁ、毒ガスが出るっていうことは、ねえ?」

アルツ君:「くさいの出た…。」

ヤッチ:「調子が戻って来たっていうんじゃねーの?」

アルツ君:「なーかわーんない…。(なんだかわかんない…。)」

ヤッチ:「え?」

アルツ君:「なーかわーんない…。(なんだかわかんない…。)」

ヤッチ:「それさ…。布団めくったらさぁ…。ねえ…?すごいことになるんじゃねーの?」

アルツ君:「もー、屁の河童!!」

ヤッチ:「冗談言えるようになったじゃん。ちっとは?ね?大したもんだよ…。」

アルツ君:「〇×△□※#…。」

この会話のあと、しばらく一人でブツブツ何かを言っていましたが、そのまま眠ってしまいました。

この時の様子を途中からですが、動画に収めています。

YouTubeにアップしておきましたので、是非ご覧ください。

『屁の河童』の部分は注意していないと聞き取れないかもしれないので、この記事を歌詞カード代わりにご利用ください。(字幕の色は変わりません。)

動画はこちらです。



【お詫び】
動画のURLが正しくなかったようです。(余計なスペースが入っていました。)
修正したURLに書き換えました。
直接ご覧いただけるよう記事にも動画を貼りつけました。
なお、ガラケーでは動画の画面は表示されませんので、リンク先をクリックしてYouTubeに飛んでください。(2014/12/12)


アルツ君が眠ってしまったので、ヤッチも病室を後にしました。

夜になると、この日ヤッチの後にアルツ君のところへ面会に行った姉から電話が掛かって来ました。

姉:「さっき、パパのところへ行って来たんだけどさ…。」

ヤッチ:「…。」

姉:「パパ、夕飯を食べてくれないんだわ~。」

ヤッチ:「何でかね?」

姉:「ん…。ベッドのリクライニングを起こして、ベッドの上で食べるんだけどね!?」

ヤッチ:「それで?」

姉:「もう、リクライニングを起こしてるその時から不機嫌なんだわ…。」

ヤッチ:「俺が行った時は、ご機嫌だったけどね。」

姉:「ほんと?」

ヤッチ:「うん。オナラが出て、自分で大口開けて笑ってたくらいだったよ。『屁の河童』とか言って、機嫌が悪いようには見なかったぞ。」

姉:「ほんとに?今日は、私がパパに用意された食事を一口、口に入れた途端、『まずいっ!』って、もうそれっきり口を開けてくれないのよ…。」

ヤッチ:「あなたが介助しないで、看護師さんにやってもらえばいいじゃん。」

姉:「それが、前はずっとそうしてたんだけど、看護師さんにやってもらうと、『あ、今日はもう食べないわね。』って言って、さっさとパパの食事を片づけちゃうのよ…。」

ヤッチ:「うん…。」

姉:「パパが食べないと、どんどん痩せて来て、体力も落ちちゃうでしょ?だから、最近は、『私が時間かかっても食べさせます。』って言って食べさせてたんだけどね…。」

ヤッチ:「小学生の居残り給食状態だな…。休み時間にドッジボールできないぞ。ちなみに俺はドンガメ派だったけどな。」

姉:「でも、この頃は、食事がまずいのか、食べる気力を失ってるのか、私が介助しても、全然食べてくれないのよ…。」

うちの家庭…。

ヤッチのくだらない冗談をアルツ君以外、完全に無視します…。

グレてやる…。

ヤッチ:「で、その後は?」

姉:「食べないで、目を閉じて眠っちゃうのよ…。今日はがんばって半分近くまで食べてもらったんだけどね…。」

『それっきり口を開けてくれない。』と言っているのにどこから食べさせたのでしょうか…。

ヤッチ:「ん…。」

姉:「食べるにしても、一口入れて、それを飲み込むのがやっとっていう感じだもの…。」

ヤッチ:「体力が落ちてくれば、飲み込む力も弱くなってくるからな…。」

姉:「でしょっ~???」

ヤッチ:「そしたら、俺も旦那さんの夜飯時に行ってみるよ。朝飯と昼飯は面会時間外の時間帯だから、唯一、俺が食わせられるとすれば、夜しかないから。」

姉:「お願いできるかな…???私も行くけど…。」

ヤッチ:「食ってくれるかどうかは、行ってみないとわからないけど、まあ、とりあえず…。」

姉:「悪いけど、お願いします。」

なかなか難しいですね…。

脳梗塞と認知症のダブルですから、アルツ君の操縦にはテクニックが必要なようです。

脳梗塞になった人のお世話をヤッチもしたことがないので、自信がありません。


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Comment


口の中が痛いか、あれている為、ご飯がまずいかも。

口の中の色が変わっているのは、白?黒?
白なら、カンジダに感染したかも。
黒なら、抗生剤で焼けた状態かもです。
あるいは、色に変化がなくても、抗生物質などで、口腔内の細菌が死んでしまい、唾液もでれ~~と、濃いものになって、とっても、食べる気がしないのかもしれません。
以前オット父は日和見感染でカンジダになった時も、味がまずくてとても食べれなかったし、私がインフルエンザでタミフルを使った時には、口の中が全部粘液になってしまったような感じで、ゲル状のぬるぬるで、タミフルを飲んでいる間は、とても食事などとれない状態でした。とにかく水もまずい。
一度口の中を見てもらって、口腔ケアをしてもらったらどうでしょうか?
私は食べれなかったのに、ちっとも痩せなかったですけど、たぶん、アルツ君はあっという間に、筋肉が落ちてしまいますよ。寝たきりになると、1日で7%の筋肉がなくなってしまうので、3日で21%、そうなるともう、動けなくなっていしまいます。

よしこ |  2014/12/10 (水) 17:16 [ 編集 ] No.2086 -

ヤッチさん、こんばんわ(^^)
お疲れ様です。

義父が脳梗塞で入院していた時もやはりほとんど食べなくてどんどん痩せていきました。嚥下などは問題ないような感じでしたが、どうも味が合わないのかおいしくないのか。
で、義父も大部屋でしたが、「おやつ」と称して家からおかずや飲み物を持参してました。食べてもOKと主治医から許可をもらっていたので、いろいろ持ち込みましたよ。(なぜ、OKだったかというと、嚥下に問題がない、糖分や塩分などの調整は二の次でまずは「食べる」ことがリハビリにもなるし、気力向上にもなるからということでした。)
義父は麺類とか焼き鳥とかビールが大好きだったので、うどんとかつくね串やくしダンコ(爪楊枝に一つずつ刺し直したもの)、茶わん蒸し、そばとか。アルコール0%のビール風飲料なども。コーヒーも好きだったので、コーヒーも。
量的には持って行った量の半分食べればいいほうでしたが、それでも病院の食事よりは食べてくれました。
アルツ君の場合は、嚥下力がまだまだ元通りではない感じですから、義父の場合では参考にはならないかもしれませんが、もし、主治医や病院側が柔らかい対応をしてくれるのなら、相談の上、食べ物持ち込みも一つの方法かも。(義父の場合、最初の入院先は大学病院だったせいか「おやつ」は一切だめでした。)
それからよしこさんもおっしゃってみえますが、口腔ケアはちゃんとしてもらったほうがいいですよ。食べる前とかに口をゆすぐとか緑茶を飲むとかすると、味がわかりやすくなるとかも聞きました。
アルツ君もご高齢だから、ちょっとしたことが後に響きかねませんものね。どうぞ、お大事に。

キノコさんもヤッチさんも台風姉さんもご自愛ください。

はむ猫 |  2014/12/10 (水) 18:43 [ 編集 ] No.2087 -

よしこさんへ

よしこさん、こんばんは。

アルツ君の舌については、一度医師に相談してみたいと思います。
アドバイスありがとうございます。
ただ、ご存知のように気軽に医師にお伺いできる環境ではないので、厄介ですが。。。

アルツ君、おっしゃる通り、ずいぶん痩せてしまいました。

あとで記事にしようと考えていますが、実は昨日、今日(12/09、12/10)と、私がアルツ君の夕食の介助に出かけてきました。
たまたまなのかしれませんが、主食、副食ともに2日連続完食です。
見る限り、味覚障害はないように思えました。
口腔ケアについては、おろそかになっているので、また看護師さんに説教することになるかもしれません。

しばらくの間、私が食事介助に出かけようと思っています。
夕食のお世話をして帰宅すると、結構な時間になってしまいます。
また記事を更新する日が遅くなってしまうかもしれません。
ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。

ヤッチ |  2014/12/10 (水) 23:56 [ 編集 ] No.2089 -

はむ猫さんへ

はむ猫さん、こんばんは。

姉も同じことを考え、すりおろした物やとろみをつけた物を持ち込めないかと、私に相談してきました。
病院側にお伺いをたてたところ、1日のカロリー数を計算して食事を提供しているため、外部から持ち込むと摂取量がわからなくなるという理由で、NGでした。

摂取量が足りてないのだから、持ち込んでもよさそうなんですがね。。。

この病院、夜勤スタッフが少なすぎです。
カタコトのニホンゴ率も高くなります。
昼間はにぎやかなのに、夕飯時はひっそりとしてしまいます。
姉や私が介助に行かなかったら、もしかしたら、アルツ君、夜飯の介助もしてもらえないんじゃないかと思うほどです。
満足に口腔ケアを今までしてもらっていなかったのは明らかです。
アルツ君は夕食を終え、寝てしまいましたが、看護師さんは姿を見せませんでした。

私は看護助手ではないんですけど。。。

また、お気づきの点がございましたら、ご無理のない範囲で教え下さるとありがたいです。

ヤッチ |  2014/12/11 (木) 00:17 [ 編集 ] No.2090 -

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