site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アルツ君の脳梗塞 ~ 入院2日目

2014/12/03 (水)  カテゴリー: 脳梗塞
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

アルツ君が脳梗塞でJ病院に搬送され、それからまたK病院に再搬送された日(2014/11/25)を入院初日とするなら、11月26日は入院2日目になります。

この日も冷たい雨が降っています。

朝早く、ヤッチのところへキノコさんから電話が掛かってきます。

キノコさん:「昨日、おじいちゃん(アルツ君のこと)、どうだった?」

ヤッチ:「うん…。やっぱり右手は動かないようだな…。検査、検査の連続だったから、今一つよく観察できなかったよ。」

キノコさん:「しゃべれるの?」

ヤッチ:「入れ歯をしていないせいもあるんだろうと思うけど、残念ながら、何を言ってるかわからなかったよ…。」

キノコさん:「そう…。」

ヤッチ:「でも、こっちが言っていることを理解できないっていうわけでもなかったぞ。J病院で看護師さんが『枕がずれてるから、少しだけ頭を上げられますか?』って言ったら、頭を持ち上げていたから。」

キノコさん:「そう…。」

ヤッチ:「病院の先生はこっちの言っている言葉も理解できないかもしれないって言ってたけど、それほどでもないような気がするんだよな…。俺の問いかけにも反応してたしな…。ただ言っていることを理解して反応しているのか、音に反応しているかはちょっと微妙だね…。もう少し様子をみないと…。」

キノコさん:「足の方はどうなの?」

ヤッチ:「たぶん、麻痺があるとすれば、右足になるんだけど、右ひざを自分で曲げられるんだよな…。仮に麻痺が有ったとしても、程度は軽いんじゃないかな…。」

キノコさん:「だといいんだけど…。」

ヤッチ:「まあ、旦那さんのことだから、すぐに元気になって、病院追い出されるよ。そっちの心配をした方が前向きだよ。あなたの方こそ風邪はどうなの?」

キノコさん:「ちょっと寝込んじゃったから、本調子じゃないけど、風邪自体は治ってるわ。」

ヤッチ:「でも、まだ無理しない方がいいんじゃない?奥さんまで倒れて入院でもされたら、俺の身体、半分にできないよ。」

キノコさん:「でも、おじいちゃんのこと、心配だから、今日、病院に行ってみようかなあと思って…。」

ヤッチ:「なんだか、一人で出かけるような言い方だね?病院がどこにあるかも知らないくせに…。」

キノコさん:「そこはあんたにお願いしようと思って…。」

ヤッチ:「病院の入院手続きに行かなくちゃならないから、出かけることは出かけるんだけど、ホントに大丈夫なのか?」

キノコさん:「大丈夫よ。」

ヤッチ:「病院の面会時間が13時からだから、お昼回ったら、奥さんの部屋に迎えに行くよ。暖かい格好でな?」

キノコさん:「どうやって行くの?」

ヤッチ:「俺なら、自転車かバスだけど、あなたにバスは無理でしょ。バス停まで行くだけでバテちゃうから。タクシー呼んでここから病院まで直接行くしかないでしょ。」

キノコさん:「そーお、悪いわね。じゃあ、準備して待っているから。」

お昼を回ったところで、キノコさんの部屋に行きます。

ヤッチ:「出かける準備は万端?」

キノコさん:「うん、私のほうは大丈夫だけど。柿を剥いて持って行こうと思っているんだけど、あの人、食べるかしら?」

ヤッチ:「いやー、当面食事は無理でしょ。」

キノコさん:「いつぐらいから食べられるかしら?」

ヤッチ:「病院の人が食べられそうか見極めてからだな…。」

キノコさん:「じゃあ、柿を持って行くのはヤメにするわ。」

ヤッチ:「タクシーを呼ぶぞ?」

ヤッチは携帯でタクシー会社に電話し、タクシーを呼びます。

ヤッチ:「5分で来るって。ずいぶん早いね。ゆっくり歩いて、外に出れば、ちょうどいいタイミングで来るでしょ。」

キノコさんとアパートに面した通りに出ると、すでにタクシーが待機しています。

キノコさん:「あら?ずっと待っていてくれたのかしら?」

タクシーの後部座席にはヤッチが先に乗り込み、キノコさんが後に続きます。

ヤッチ:「K病院までお願いします。」

運転手さん:「わかりました。決まったルートがお有りですか?」

ヤッチ:「いえ、今日が初めてなんで、お任せします。」

時間にして、30分~40分というところでしょうか、K病院に到着です。

料金にして、3,000円弱。

うん…。

往復6,000円弱ですから、毎日タクシーでキノコさんを病院に連れて来るというわけにはいきませんね~。

K病院で、面会の手続きを済ませ、エレベーターに乗り込みます。

キノコさん:「何階なの?」

ヤッチ:「三階。降りてすぐのところだよ。」

エレベーターを降り、病室へと向かいます。

アルツ君、仰向けで眠っています。

右手首は、ベッドの手すりに固定され、左手には、固定はされていないものの、ミトンをはめられています。

ミトンをしている左腕に点滴のチューブです。

キノコさんがアルツ君の左手にはめられたミトンを指さし、ヤッチに小声で問いかけます。

キノコさん:「なんで、あんなところに、あんなものしているの?」

ヤッチ:「中華料理でも作ろうと、熱い鍋でも振っていたんじゃないか?」

キノコさん:「まさかぁー。」

ヤッチ:「冗談、冗談。たぶん、旦那さんが点滴の針やチューブを引き抜いちゃうから、手を使えないように手袋をさせているんだよ。」

キノコさん:「そうなの…。あそこも怪我をしたのかと思ってビックリしちゃったわ。」

ヤッチ:「むしろ、看護師さんたちに怪我をさせないための道具だね。」

キノコさん:「…。」

二人の気配を感じたのか、アルツ君が目を覚まします。

最初にアルツ君の視界に入ったのは、ヤッチだったようです。

目が合います。

沈黙のまま、アルツ君の視線が横に移動します。

その先にあるのはキノコさんです。

アルツ君、キノコさんの顔を見ると、嗚咽し、泣き出してしまいました。

脳梗塞という病気は涙腺までもろくしてしまう病気なのでしょうか。

『嗚咽』と書きましたが、上手い表現が見つからないので、そう書いただけです。

ヤッチと同じ年代の方でないとご存知ないかもしれませんが、アルツ君の『嗚咽』は懐かしのアニメのチキチキマシン猛レースに出て来る犬のケンケンの笑い声にそっくりです。

あのブラック魔王の愛犬です。

ご存知の無い方のために、YouTubeに動画が有ったので、リンクを貼っておきます。

曲の最後にケンケンの笑い声が出てきますのでお聞き逃しなく。


まあ、実際にはアルツ君の場合、笑い声ではなく、泣き声なのですが、キノコさんを見た途端、顔をクシャクシャにして『ケンケン泣き』をはじめてしまいました。

キノコさん:「(私のこと、)誰だかわかる?」

キノコさんがアルツ君の動かない右手を握りしめます。

アルツ君:「ハヒヒヒヒヒ!」←アルツ君のケンケン泣き

キノコさん:「なーに。どうしたの?」

アルツ君:「ハヒヒヒヒヒ!」

ヤッチは廊下に有った丸椅子をキノコさんに用意し、席を外します。

その間にアルツ君の入院の手続きです。

ナースステーションの中にベスト姿の女性がいらしたので、声を掛けます。

ヤッチ:「お忙しいところ、すみません。○○の次男なんですが…。下の受付で伺ったところ、入院の手続きはこちらでしてくれと言われたものですから…?」

女性職員さん:「はい、承っています。」

ヤッチは姉から預かった書類を女性職員さんに手渡します。

ヤッチ:「それで、こちらの書類には、入院保証金100,000円と書かれてあったのですが、今日お支払いしないとマズいですかね?」

女性職員さん:「大変申し訳ありません。書類のほうには、『任意』と書かせていただいていると思うのですが…?」

ヤッチ:「ちゅうことは、払っても払わなくてもよいということですか?」

女性職員さん:「はい、あくまでも患者様のご都合でということでお願いしていますから。」

ヤッチ:「では、申し訳ありませんけど、こちらも『任意』ということで…。」

女性職員さん:「承知しました。それと、身の回り品のご契約のことなんですが…???」

アルツ君の寝巻(病衣)や紙おむつ、タオル、食事用のエプロンといった備品類の契約書のことです。

ヤッチ:「はい?」

女性職員さん:「タオルですとか、病衣、食事用のエプロンについて、一日いくらというご契約をいただいているようなんですが…?」

ヤッチ:「それって、一日に何枚使っても、一定の金額っていう契約になるんですよね?ケータイでいうところのパケ放題みたいなやつですよね?」

女性職員さん:「はいそうです。ですが、○○様(アルツ君)の場合、まだベッドで過ごされる事が多いご様子なので、こちらのご契約だと、料金が多くかかってしまうかと…。バスタオルなどはそう毎日何枚も使うものではないと存じますので…?」

ヤッチ:「従量制みたいなプランのほうがよいということですか?」

女性職員さん:「おっしゃる通りです。その都度、使っていただくときに実費をご負担いただく方がよろしいかと…。紙おむつ等については、最初から実費をご負担いただく形になっていますので…。」

ヤッチ:「今からパケ放題から、普通の従量制のプランに変更してもらえるんですか?」

女性職員さん:「はい、大丈夫ですよ。」

ヤッチ:「そっちの方が安く済みそうなら、使ったら料金が発生する方のプランに変更してもらえますか?」

女性職員さん:「わかりました。それでは、身の回りのものは、お使いいただいたら、その都度、ご負担いただくということで?」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

一応、入院手続きについては終了です。

なんか、ちょっと意外でした、結構、良心的じゃないですか…。

今度、ヤッチは看護師さんに声を掛けます。

病院内でナンパしまくっているわけではありません。

ヤッチ:「お忙しいところ、すみません。○○(アルツ君)のことなんですが、ちょっと今どんな状態かお聞かせ願いたいのですが?」

看護師さん:「病状についてのご説明ですか?」

ヤッチ:「はい、そうです。」

看護師さん:「病状等の説明については、看護師から説明できないことになっています。医師からご説明をさせていただくことになっています。医師とそのお約束などはしていらっしゃいますか?」

ヤッチ:「いえ、アポなしです。」

看護師さん:「では、担当医師に連絡してみますので、しばらくお待ちください。席を外している場合も有りますので、次回から事前にご連絡いただけますか?」

ヤッチ:「わかりました。申し訳ありません。」

脳梗塞という病気はヤッチの腰をも低くさせる病気のようです。

看護師さんが内線電話でなにかを話しているようです。

看護師さん:「担当医師が上がって参りますので、デイルームか病室でお待ちいただけますか?医師が参りましたらお声掛けいたします。」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

ヤッチはデイルームで時間を潰します。

15分ほど経って、看護師さんから声が掛かります。

看護師さん:「担当医師が参りましたので、ナースステーションの方にどうぞ。」

ヤッチはデイルームからナースステーションに向かいます。

『向かいます』と書くと距離を感じますが、ナースステーションはエレベーターを挟んで、すぐ隣です。

担当医師とは、K先生のようです。

K先生はナースステーションの中で書類を整理しながら立っています。

ヤッチ:「お忙しいところ、すみません。」

K先生:「あー、昨日の今日だから、変らないですよ。昨日申し上げた通りですよ。」

『昨日申し上げた通り』と言われても、昨日は何も言われていないような気がするのだが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ:「はぁ…。」

K先生:「こう言っちゃなんだけど、お年を召した方にはよく有る事だから。」

そりゃあ、脳外科の先生なんだから、当たり前の話ですわな~。

八百屋さんの客に魚屋さんの客は来ませんわな~。

いつものヤッチならもう一歩踏み込んで、突っ込むのですが、気持ちが萎えてしまいました。

_| ̄|○

ヤッチ:「関係の有る事なのかもしれませんが、別件でお伺いしたいことが有るのですが…?」

K先生:「はい、なんだろ?」

ヤッチ:「何年か前の父の(脳)の画像を持って来たのですけど、この画像に父の脳梗塞はありますか?」

ヤッチは、アルツ君が以前に『進行性核上性麻痺』の疑いがあると言われた時、その判断材料として撮ったMRIの画像をK先生に見せます。

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K先生は画像に目を通します。

K先生:「脳梗塞は無いね。いつの画像なの?」

ヤッチ:「たしか、2012年です。ちょっと画像にブレがありますが…。」

K先生:「あー、ここに書いてあるね。2012年2月13日って…。」

ヤッチ:「手元に有る直近の画像がこれしかなかったんですけど、先生に『前にも脳梗塞をやってるね。はじめてじゃないね。』と言われたので、いつだったんだろうと気になったもので…。」

K先生:「この時点では、まだ脳梗塞の跡は無いね。」

ヤッチ:「そうですか。」

K先生:「まあさ、ここだけの話だけどさ。年齢を重ねていくうちに、脳梗塞なんて誰にでも起こりうる話だからさ。極端な話、僕だって梗塞が有るかもしれないんだからさ。患者さんの前ではこんな話はできないけどさ。」

どうもヤッチが求めているものと、K先生がおっしゃりたいことに距離感を感じます。

ヤッチ:「わかりました。貴重なお時間を拝借して申し訳ありませんでした。」

K先生:「一応、この画像、コピーを撮らせてよ。いい?」

ヤッチ:「どうぞ、構いません。」

2012年の2月というのは、アルツ君がまだ自宅に居る頃です。

ヤッチが自宅でアルツ君のお世話していた頃です。

この一か月後の2012年の3月に高齢者虐待防止法でアルツ君が保護され、そのまま5月の終わりか、6月の初めに今の特別養護老人ホームに入所しています。

そこから『現在に至る』ですから、もし脳梗塞が有ったとすれば、特別養護老人ホームに入所中の可能性が高いことになります。

『だからどうなの?』、『後戻り反対!』とヤッチの脳ミソがうるさく言ってきているので、今のアルツ君の脳梗塞の治療の方に専念することにしましょう。

ヤッチは病室に戻ります。

ヤッチ:「どう?」

キノコさん:「『お腹空いた~』だって。」

ヤッチ:「さすが、奥さんのパワーはすごいね。目覚ましい回復力。話ができたんだ!」

たぶん『お腹空いた~』といっても、まだ呂律が回っていないので、宇宙語であることは予想がつきます。

でも、コミュニケーションが取れたのは大きな一歩です。

三人揃ったところで、ちょうどアルツ君の担当のPTさん(理学療法士)が病室に入ってきます。

▽引用
理学療法士とは
理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。 ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。治療や支援の内容については、理学療法士が対象者ひとりひとりについて医学的・社会的視点から身体能力や生活環境等を十分に評価し、それぞれの目標に向けて適切なプログラムを作成します。
△引用

ヤッチ自身、このPTさんとは初対面。

ヤッチ:「はじめまして。よろしくお願いします。」

PTさん:「こちらこそよろしくお願いします。理学療法士の○○と申します。」

PTさん、ベッドに縛りつけられていたアルツ君の右手の抑制、左手のミトンを外します。

PTさん:「血圧を測らせていただきますね?」

アルツ君:「アワワ…。」

PTさん:「それでは足を動かしますよ。」

アルツ君:「アワワワ…。」

PTさんはアルツ君のベッドの上に乗り、アルツ君の右足を持ち上げます。

サッカー選手などが他の選手から吊った足を直してもらうような格好です。

PTさん:「これ、痛いですか?」

アルツ君:「アワワ…。」

しかめ面をしないので、痛くないようです。

PTさん:「今度は膝を曲げますよ~。痛かったら教えてくださ~い。」

左足についても同様のことをして、血圧を測ります。

今度はPTさん、病室の外から車椅子を持ってきて、アルツ君のベッドの横に付けます。

PTさん:「ベッドの上で腰を下ろしますからね。身体を起こしますよ。」

PTさんはヒョイっとアルツ君の身体を起こし、お尻を支点にしてアルツ君の身体をひねり、ベッドに足を垂らすような格好で座らせます。

ヤッチ:「何だよ、ちゃんと腰かけられるじゃん。」

ヤッチはアルツ君の身体が右に傾いてしまうか、座る事もできないのかと思っていました。

PTさん:「そうですね…。結構しっかりされていますよね。」

アルツ君が怒ったような顔でヤッチの方をチラリと見ます。

『当たり前さよ~。』と言いたげなドヤ顔です。

座っているアルツ君の右手の指先はやはり力が入っていない様子で不自然な印象です。

どうしてもヤッチの目にはアルツ君の右手が『死んだひな鳥』に見えてしまいます。

PTさんはアルツ君の血圧を測り始めます。

その間、ヤッチはPTさんにアルツ君の耳に入らぬように小声で話し掛けます。

ヤッチ:「仕事中、悪いんだけど、親父さんの右手が動くか訊いてみていい?」

PTさん:「あ、どうぞ。」

ヤッチはベッドの手すりをアルツ君の左側に挿し込みます。

アルツ君に挿したわけではなく、ベッドにある挿し込み口です。

ヤッチ:「旦那さん、左手でベッドの手すりにつかまれるかい?」

アルツ君、またしてもドヤ顔で、ベッドの手すりに自分の左手を掛けます。

麻痺側ではないので、出来て当たり前の話ですが、アルツ君がヤッチの言っていることを理解できていることがわかります。

ヤッチ:「今度は倒れないように、右腕を持ち上げてみん?」

少し重そうですが、アルツ君が右腕を引き上げるように軽く持ち上げます。

右手に関しては麻痺が有るのは確実のようですが、肩から上腕、あるいは肩から前腕まで、動かせるかもしれません。

少し間を置いたところで、PTさんがアルツ君に声を掛けます。

PTさん:「今度は車椅子に腰かけてもらいますね。僕に体重を掛けてもらって構わないので、『せーの!』で車椅子に座りますよ。せーの!」

PTさんのテクなのか、アルツ君に体力があるのか、割と簡単に移乗成功です。

まあ、介助無しでは、ちょっと無理そうな感じでしたが、足の方に力が入る様子なので、スムーズな印象でした。

PTさん、血圧をまたしても測っています。

血圧を測り終わると、PTさん今度は時計を見ています。

アルツ君が車椅子に座ってどのくらい姿勢を維持できるか、計測しているようです。

また、間を置いてから、PTさんはアルツ君をベッドに寝かせました。

PTさん:「今日はこの辺で。」

キノコさん:「ありがとうございました。」

アルツ君、ベッドに横になると、また寝息を立てて、眠ってしまいました。

キノコさんはアルツ君が目を覚ますまで、そばに腰かけ、アルツ君の右手をずっと握っていました。

アルツ君が再び目を覚ますと、キノコさんがアルツ君にそっと声を掛けます。

キノコさん:「また来るわね。帰るわね。」

アルツ君はうなずくように目を閉じ、眠ってしまいました。


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Comment


少し安心しました

ご無沙汰しています。
本当に大変でしたね。それでも、なんとか、動く事は出来るし、意思の疎通も出来るようで、少し安心しました。
 病院の対応ひとつで、負担が少しは軽くなるのにねえ。
 先日従兄弟の奥さんが48歳で急死したんですけれど、救急車を呼んでも、行けるなら(家族に連れて行ってもらって)自分で行けと言われ、従兄弟が担ぎ込んだものの、結局待たされた挙句、痛み止めだけしてもらい、そのまま亡くなってしまいました。
 救急の人も病院も目一杯やってくれているのでしょうが、救急が救急でない処置になってしまう現実が怖いです。
 早く、いつもの軽妙な(?)重妙な(?)お二人のやり取りが取り戻せるといいですね。
 でも、アルツ君がキノコの事がわかってよかったです。本当に理解しているかは別にして、キノコさんが行く甲斐がありますものね。長く連れ添ったご夫婦の、口はばったい言い方ですが「愛」を感じて、ちょっとうるうる来てしまいました。
 急に寒くなって来ました。ヤッチさんも体調には充分お気を付け下さいね。

よしこ |  2014/12/04 (木) 22:33 [ 編集 ] No.2075 -

よしこさんへ

よしこさん、こんばんは。

時々、よしこさんのブログを拝読させてもらっていますよ。
読み逃げばかりしている無礼をお許しください。

私の書いている記事内容は現実の日付よりも古いものになっていますが、アルツ君、昨日面会に行った時は、ずいぶん元気になっていました。

まだ、少し、何を言っているのかわからない時もありますけれど、会話が成立するくらいまで回復してきています。
ただ、感情の起伏が激しい…。

アルツ君とキノコさんのことですが、アルツ君がまだバリバリ仕事をしている時は、あんなに『キノコ、キノコ』と言うようなことはなかったんですよ。
むしろ邪険にするくらい…。
アルツ君が『キノコ、キノコ』と追い回すのを見ている息子としては、やや(?)複雑な心境です。

興ざめされてしまうかもしれませんが、二人が一緒に居る時に私が席を外すのは、二人きりにしてあげようという配慮もありますが、二人がイチャイチャしている姿を見たくないという面もあって、これ以上エスカレートして欲しくないというのが、息子の正直な気持ちです。

お気遣いいただいて、誠にありがとうございます。
よしこさんも風邪など引かないように!

ヤッチ |  2014/12/05 (金) 01:11 [ 編集 ] No.2076 -

『だからどうなの?』『後戻り反対!』というのは
どんな意味ですか?
施設で見逃したという事でしょうか?

家で看取りたい娘 |  2016/07/03 (日) 11:06 No.2271 -

家で看取りたい娘さんへ

家で看取りたい娘さん、こんにちは。

そういう意味ではございません。

父が自宅にいるときにも、何度か意識消失したことがあったものですから、単純にいつのことだったのだろうかと気になっただけです。

いつの脳梗塞かを特定しても、死んだ脳細胞は元には戻らないと担当の先生に言われましたので、『先のことを考えよう』と自分に言い聞かせている場面です。

わかりにくい文章を書いてしまい、大変申し訳ありません。

ヤッチ |  2016/07/03 (日) 12:33 [ 編集 ] No.2272 -

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