site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アルツ君の入院2日目

2013/09/01 (日)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君が救急搬送され、入院した翌日の8月29日の木曜日です。

入院の手続きの際、緊急時の連絡先として、ヤッチの携帯番号を記入してきたので、携帯の電源を切らずにこの日を迎えます。

キノコさんをアルツ君が入院している病院に面会に行こうと電話で誘いました。

キノコさん、骨折して以来、少々出不精気味になっています。

ヤッチ:「最寄り駅まで歩いて行って、そこからバスに乗れば、病院の前で降ろしてくれるから、旦那さんの所に行かないかい?」

キノコさん:「歩いて駅まで行くんでしょ?」

ヤッチ:「『歩いて』って言ったって、駅までだからそんな長い距離じゃないからさ…。リハビリのつもりでゆっくり歩いてみない?」

キノコさん:「でも、明日か明後日なら、娘(姉)がタクシーで連れて行ってくれるって言ってるから…。」

ヤッチ:「わかった…。」

振られてしまいました…。

(-_-;)

少し歩いてもらった方が良いのですが、キノコさんも高齢ですので、無理はさせられません。

またキノコさんが、アルツ君が救急搬送されたことを聞いて、かなりショックを受けていたことも聞いていたので、アルツ君の病状が少し落ち着いてからでも良いのではと判断し、余りしつこく誘いませんでした。

この日は友人Yさんを誘って、アルツ君のところへ面会に行くことに…。

急な知らせを聞いてYさんもビックリ…。

Yさん:「入院したんですか???えっ!!どこが悪いんですか???」

ヤッチ:「逆流性食道炎と誤嚥性肺炎です。昨日、血を吐いたらしく救急車で運ばれて、昨日からOG病院に入院しています。」

Yさん:「ホントですか!?で、大丈夫なんですか?」

ヤッチ:「まあ、昨日は意識も有って、会話もしていますから、多分大丈夫だとは思いますけど…。年寄りなんで、ちょいとわからないですね…。」

Yさん:「そうですか。そしたら一緒に行きますよ。いや、行かせてください。」

Yさんですが、何度か普段アルツ君の居る特養にも面会に来てくれています。

他人では唯一アルツ君が誰だかすぐにわかる人かもしれません。

もしかすると、ひげ面なので、インパクトのある存在なのかもしれません。

病院の面会時間は午後3時から…。

病院に向かう途中で、Yさんには昨日の出来事を事前に話します。

病棟にあるエレベーターでアルツ君の病室のある4階に上がります。

エレベーターを出て廊下の角を曲がるとすぐナースステーションです。

廊下を曲がったところから、アルツ君の病室も視界に入ります。

???

病室のドアは開け放たれ、ベッドの上にアルツ君の姿は有りません。

診察か検査でも受けているのかな????

ナースステーションの奥の部屋から声が漏れてきます。

たぶん、看護師さんが大勢いて、会話をしているのでしょう…。

時折、笑い声も聴こえてきます。

ヤッチとYさんはナースステーションで面会の手続きをし、ヤッチはカウンターを借り、その上で面会者名簿に名前を記入します。

その間にナースステーションにいらした女性職員さんが席を立ち、ナースステーションの奥の部屋に入って行きました。

女性職員さんの声がその部屋から聴こえてきます。

女性職員さん:「○○(アルツ君の名前)さーん。息子さんがお見えになりましたよ~。」

「息子?俺には息子なんていないぞ!?」

どう考えても、声の主は我が父、アルツ君…。

アルツ君:「おかしいなぁ…。俺には息子なんていないはずなんだけどなぁ…。」

ナースステーションの奥の部屋から車椅子に乗せられた老人を看護師さんが押して出てきます。

やはり、アルツ君です。

何だかニコニコしているように見えます。

ナースステーションから出てきたアルツ君はキョトンとした顔にかわります。

アルツ君の視線の先は友人Yさんです。

Yさん:「こんにちは!!」

アルツ君:「あっ…、どうも…。」

今度はアルツ君の視線がヤッチに移動します。

アルツ君:「あっ…、あれが息子…??息子かぁ…。」

ヤッチの方をアルツ君が指さしています。

看護師さん:「どうして?息子さんじゃないですか~。」

アルツ君:「息子かぁ…。そっかそっか…。俺の息子かぁ…???。」

わかっているのか、わかっていないのか微妙な感じです。

(-_-;)

確実にわかっているのはYさんの方のようです。

Yさんがヤッチの友人であるということまでは認識していないにしろ、確実にどっかで見たことのあるというアルツ君の表情です。

ヤッチ:「なんだよ、なんだよ。一日にして、もうハーレムを築き上げているのか!?」

Yさん:「ずいぶん楽しそうじゃないですか?」

アルツ君:「まあね!!」

ヤッチ:「『まあね!!』って、寝てなくてもいいのか?熱はあるのか?」

「平熱です!!」

車椅子を押してきた看護師さんが即答です。

車椅子のアルツ君ですが、まだ点滴がぶら下がっています。

アルツ君の手首を見ると、昨日はテープだけで点滴の針が固定されていましたが、今日は包帯グルグル巻きです。

(-_-;)

もしかすると…。

(-_-;)

ベッドでお行儀よく寝てなかったのかもしれませんね~。

▽ヤッチの妄想▽

時折、点滴の針を抜くアルツ君…。

ナースコールなど使えるはずはありませんから、『おーい!!おーい!!』とアルツ君が看護師さんを呼びます。

『またですか?○○さん。これを取ってしまうと、良くなるものも良くなりませんよ!!』

ヤッチには看護師さんの姿が目に映ります。

これを繰り返すアルツ君…。

もう、やってられないと、アルツ君をナースステーションに連れて行き、管理下に置くの図式です。

そしていつものようにアルツ君がくだらないことを言って、看護師さんを笑わし、自分のワールドに引き込むの図式です。

たぶん、まだアルツ君の本当の怖さをナースステーションに居た看護師さんたちは知らないのかもしれません…。

最初は『面白いおじいちゃんネ!?』かもしれません。

でも段々と…。

『もう、勘弁して~~。』もしくは『エロじじい』に変わる時が来ることを…。

(●`w´●)ニァ・・

△ヤッチの妄想△


Yさん:「特養に居るより、こっちの方が楽しそうでいいじゃないですか?」

アルツ君:「…。」

Yさん:「あっち(特養)じゃ、じいさんばあさんばかりしかいないけど、こっちは若い子(看護師さん)がたくさん居ていいじゃないですか?なんなら、俺と交代しますか?」

アルツ君:「でも、(ここは)メシを食わせてくれないんだよぁ…。」

Yさん:「メシなら、そこにぶら下がっているじゃないすか。」

そう言って、Yさんが点滴のボトルを指さします。

アルツ君:「どれ、これ???」

アルツ君、天井を見上げていて、点滴のボトルが目に入っていません。

やはり空間の認知能力は相当衰えてきているようです。

(-_-;)

ようやく、どれの事だかわかり、Yさんの言っていることを理解します。

アルツ君:「これがメシかよ…。水じゃあなぁ…。」

Yさん:「いやいや、これはただの水じゃなくて、ご飯を食べないでも、栄養が摂れるようになっているんですよ。」

アルツ君:「へ…。」

ヤッチ:「そんなに食いたいなら、看護師さんの太ももに食いついてみたら?多分若いから美味いぞ~。」

Yさん:「そうですよね!?むこう(特養)じゃ、干物しか食えませんからねぇ…。」

結局、アルツ君は点滴というものを理解することができなかったようです。

話している間も、点滴の落ちる速度を調節するダイヤルを回そうとします。

チューブの存在も気になって気になって仕方がないようです。

もしかすると、アルツ君にとって、点滴は初めての経験かもしれません。

若い頃は病気なんてしたことがなかったですからねえ…。

くだらない話をしていると、看護師さんが病室に入ってきました。

用事はヤッチに有ったようです。

看護師さん:「すいません。お父様の入れ歯なんですけど、どちらに有りますか?」

ヤッチ:「えっ!!こちらに有るんじゃないんですか?」

看護師さん:「はい。こちらにいらした時から、入れ歯を外されていたようなんで…。」

ヤッチ:「そっか!?救急救命士さんが預かってこちらに持って来ているのだとばかり思っていました。」

看護師さん:「お預かりしてないですね…。」

ヤッチ:「そうすると、搬送前の病院か、施設に有ると思います。今、電話で確認してみます。」

看護師さん:「よろしくお願いします。今日から食事が始まりますので…。」

ヤッチ:「ん?ということは今日中に必要っていうこと?」

看護師さん:「いえ、まあ…。今日はおかゆですから、食べられると思いますが、歯が有った方が美味しいでしょうから…。」

ヤッチ:「今日中は無理かもしれませんね。もし、特養に入れ歯が有れば、明日私が特養に取りに行って、こちらにお持ちするというのでは?」

看護師さん:「それでもいいですよ。」

ヤッチ:「どっちにしてもどこに入れ歯があるか確認してみないとですね!?」

看護師さん:「よろしくお願いします。」

ヤッチは病室にアルツ君とYさんを残し、デイルームで特養に電話します。

応対して下さったのは生活相談員さんです。

生活相談員さん:「え?入れ歯ですか?もしかすると、最初にお連れした病院かな…。すいません、ちょっとお待ちいただけますか?今確認します。」

そうおっしゃって、生活相談員さんは受話器から離れ、施設の誰かに確認しに行ったようです。

生活相談員さん:「すいません、お待たせして…。こちら(特養)に有りました。こちらで保管させていただいています。」

ヤッチ:「あー、それならよかったです。明日にでもそちらにお伺いして、取りに行きます。」

生活相談員さん:「もしよろしければ、お持ちしますけど?」

ヤッチ:「いえいえ、そこまでしていただかなくても…。」

生活相談員さん:「そうですか?それではこちらで何時いらしても良いように保管させていただきます。」

色々と用事ができるもんですねぇ…。

(^^ゞ

病院に日参の運びです…。

この後、看護師さんにヤッチが直接病院にアルツ君の入れ歯を持参することを告げ、アルツ君をデイルームに連れて行き、しばしくだらない会話を続けます。

姉も会社を早退して、面会に現れます。

ヤッチとYさんは姉とバトンタッチで病院を後にします。

病院からの帰り道、アルツ君の今後についてYさんと会話します。

Yさん:「今日の様子からすると、そんなに入院は長くならないんじゃないんですか?」

ヤッチ:「そうですね。でも病院でリハビリの計画まで立てていたから、体調が戻っても少しは様子見で入院させるんじゃないですかね!?」

Yさん:「そうですよね。まだ、点滴でしたもんね。」

ヤッチ:「また、入院期間がどの程度になるか、訊いてくるのを忘れました。」

Yさん:「でも、救急車で運ばれたなんて言うから、お父さん、もっと具合が悪いのかと思いましたよ。」

不思議です…。

特養でアルツ君が元気が無いといったことがあり、Yさんにも面会に来てもらったことがありましたが、その時もアルツ君は元気…。

ヤッチ:「なんでなんですかね?Yさんが来ると、決って元気なんですよね!?」

Yさん:「○○(ヤッチ)さんがウソをついてるからじゃないですかね…。」

ヤッチ:「なーにを言っちゃってるかなぁ。俺が今までウソを言ったことなんて一度も無いじゃないですか!!」

Yさん:「それがもうウソだ…。」

Yさん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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