site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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サービス担当者会議  特別養護老人ホーム  ケース会議  ケアマネジャー  生活相談員  施設サービス計画書  

サービス担当者会議~2013年

2013/07/27 (土)  カテゴリー: 介護保険
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

先日、7月18日に『サービス担当者会議』が行われました。

前にもお話しした通り、アルツ君の入所している特養(特別養護老人ホーム)では、この『サービス担当者会議』のことを『ケース会議』と呼ぶようです。

このケース会議は、5月27日にも、行われています。

5月27日のケース会議にはヤッチが出席し、姉は出席していません。

ですが、ケース会議直後から、アルツ君周辺で、いろいろと問題が起こり、アルツ君の身元引受人である姉が、このケース会議の内容に納得がいかず、承諾のサインをしていなかったんです。

関連記事:

それで、今回施設側からの提案で、仕切り直しということで、再度、ケース会議が開かれました。

『サービス担当者会議』(ケース会議)というものをご存知ない方のためにこんな法律がありますよというのを前置きに…。

イラネ-!(゚∀゚)ノ ⌒ ゚ ポィッ

以下は厚生労働省の省令(厚生労働大臣が出す命令。=施行規則)の引用です。

『指定介護老人福祉施設』というのは、アルツ君の入所している『特別養護老人ホーム』のこと。

『介護支援専門員』というのは、いわゆる施設のケアマネジャー(ケアマネージャー、ケアマネ)のことです。

『当該』は『該当する』に置き換えると読みやすくなります。

また、『しなければならない。』という表現は、『義務規定』、『努めなければならない。』は『努力規定』で、『努力規定』については、絶対にそうしなくてはいけませんよという意味ではありません。
指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準
(平成十一年三月三十一日厚生省令第三十九号)

(施設サービス計画の作成)
第十二条
  1. 指定介護老人福祉施設の管理者は、介護支援専門員に施設サービス計画の作成に関する業務を担当させるものとする。

  1. 施設サービス計画に関する業務を担当する介護支援専門員(以下「計画担当介護支援専門員」という。)は、施設サービス計画の作成に当たっては、入所者の日常生活全般を支援する観点から、当該地域の住民による自発的な活動によるサービス等の利用も含めて施設サービス計画上に位置付けるよう努めなければならない。

  1. 計画担当介護支援専門員は、施設サービス計画の作成に当たっては、適切な方法により、入所者について、その有する能力、その置かれている環境等の評価を通じて入所者が現に抱える問題点を明らかにし、入所者が自立した日常生活を営むことができるように支援する上で解決すべき課題を把握しなければならない。

  1. 計画担当介護支援専門員は、前項に規定する解決すべき課題の把握(以下「アセスメント」という。)に当たっては、入所者及びその家族に面接して行わなければならない。この場合において、計画担当介護支援専門員は、面接の趣旨を入所者及びその家族に対して十分に説明し、理解を得なければならない。

  1. 計画担当介護支援専門員は、入所者の希望及び入所者についてのアセスメントの結果に基づき、入所者の家族の希望を勘案して、入所者及びその家族の生活に対する意向、総合的な援助の方針、生活全般の解決すべき課題、指定介護福祉施設サービスの目標及びその達成時期、指定介護福祉施設サービスの内容、指定介護福祉施設サービスを提供する上での留意事項等を記載した施設サービス計画の原案を作成しなければならない。

  1. 計画担当介護支援専門員は、サービス担当者会議(入所者に対する指定介護福祉施設サービスの提供に当たる他の担当者(以下この条において「担当者」という。)を召集して行う会議をいう。以下同じ。)の開催、担当者に対する照会等により、当該施設サービス計画の原案の内容について、担当者から、専門的な見地からの意見を求めるものとする。

  1. 計画担当介護支援専門員は、施設サービス計画の原案の内容について入所者又はその家族に対して説明し、文書により入所者の同意を得なければならない。

  1. 計画担当介護支援専門員は、施設サービス計画を作成した際には、当該施設サービス計画を入所者に交付しなければならない。

  1. 計画担当介護支援専門員は、施設サービス計画の作成後、施設サービス計画の実施状況の把握(入所者についての継続的なアセスメントを含む。)を行い、必要に応じて施設サービス計画の変更を行うものとする。

  1. 計画担当介護支援専門員は、前項に規定する実施状況の把握(以下「モニタリング」という。)に当たっては、入所者及びその家族並びに担当者との連絡を継続的に行うこととし、特段の事情のない限り、次に定めるところにより行わなければならない。
    1. 定期的に入所者に面接すること。
    2. 定期的にモニタリングの結果を記録すること。

  1. 計画担当介護支援専門員は、次に掲げる場合においては、サービス担当者会議の開催、担当者に対する照会等により、施設サービス計画の変更の必要性について、担当者から、専門的な見地からの意見を求めるものとする。
    1. 入所者が法第二十八条第二項 に規定する要介護更新認定を受けた場合
    2. 入所者が法第二十九条第一項 に規定する要介護状態区分の変更の認定を受けた場合

  1. 第二項から第八項までの規定は、第九項に規定する施設サービス計画の変更について準用する。


法律の文書にすると、読む気が薄れてしまうと思いますが、まずは、施設にいるケアマネさんがアルツ君の今後の介護を含め、生活全般についてのサービスの計画書を作成します。

アルツ君のケアマネさんは、普段は施設の事務所内にいらして、直接、アルツ君の身のまわりの世話をするポジションにはいません。

施設に勤務する女性の職員さんです。

この方が、サービス計画書が出来上がったので、計画について、関係する人を招集し、話し合おうというのが『ケース会議』ということになります。

(在宅でどなたかを介護されている方もサービス担当者会議(ケース会議)は行われると思いますよ。)

今回、施設の会議室に招集されたのは、施設側からは、ケアマネさんをはじめ、生活相談員さん、アルツ君の普段の世話をして下さっている介護士さん、療法士さん、看護師さんです。

利用者側からは、姉とヤッチの二人です。

前回は施設の管理栄養士さんもいらっしゃいましたが、今回は出席しておらず、また、アルツ君も出席していません。

さらに、今回は、かねてからヤッチが出席を要望していた施設長の姿もありました。

会議室の中で、出席者全員に『施設サービス計画書』が配られます。

A4サイズの用紙8枚です。

進行役は施設の生活相談員さんのようです。

生活相談員さん:「それでは、ケース会議を始めさせていただきたいと思います。」

家族側は1年に一度のイベントですが、施設の職員さんは、利用者全員について、個別に普段から実施しているので、手慣れた手つきで、配られた用紙をめくっています。

生活相談員さん:「では、うちの○○(ケアマネさんのこと)から、計画書について、説明をしてもらいたいと思います。」

ケアマネさん:「前回、5月27日にもケース会議を開かせていただいたわけなんですが、お父様の健康状態がその時に比べると、だいぶ変化がみられます。ですので、今回、改めて計画書を作成させていただきました。『総合的な援助の方針』というものは、前回のケース会議の時と変更はありません。また、『利用者及び家族の生活に対する意向』という項目も書き換えていません。ご家族の方はいかがでしょうか?」

(利用者及び家族の生活に対する意向)
本人
  • 生活に不満はない。のんびり過ごすのが一番。
家族
  • 清潔な環境でゆったり過ごしてほしい。
  • 手足の爪白癬(つめの水虫)が治るように、治療をしてほしい。

(総合的な援助の方針)
  • 衛生面に配慮し、特に居室内を清潔に保ち、快適に生活していただけるように援助します。
  • 認知症の進行状態に合わせた対応を行い、穏やかに生活して頂けるように援助します。
  • 健康状態に配慮して、体調が悪くならないように気をつけた援助を行います。

姉:「はい、大丈夫です。」

ケアマネさん:「それでは、今後のケアについて計画書に沿って、具体的にみていきたいと思います。

前回のケース会議の時にいただいた計画書よりも、今回いただいた計画書の方が枚数も多く、その分、内容も具体性を増し、濃いものになっています。

施設側も相当家族側に気をつかっているのがうかがえます。

計画書がどんなものか、イメージがわかないと思いますので、さわりの部分だけ、載せておきますね。

施設サービス計画書_2013
[ 拡大する ]


施設のケアマネさんが作成したこの計画書に沿って、ケース会議が行われ、ケース会議は、計画書一つ一つの項目について検証し、議論していくという形で進められました。

一つ一つ、どれも重要な課題ですが、全部を書くと、正直、ヤッチが面倒臭いので、この記事の中では、計画書の中で書かれている『生活全般の解決すべき課題(ニーズ)』という部分と、これに対して施設でどんなサービスを提供して下さるのかが書かれた『サービス内容』という部分を抜粋して、箇条書きさせていただきます。

色文字にしている部分は、アルツ君にとって重要となる部分で、ヤッチや姉が、会議の中で、施設の職員さんに、より多く質問させていただいた部分です。

清潔に過ごしたい。(生活全般の解決すべき課題)
  • トイレに間に合わなかったり、便座に座る事を望まれず、便器への立ち位置が手前過ぎたりして、失禁されることが多いので、定時の排泄援助や声掛けを行う。
  • その他、立ち上がって居室に戻ろうとされた時は、できる範囲で付添、行動を確認して、トイレの場合は、様子観察を行い、失敗された場合は、速やかに掃除や着衣交換を行う。

  • 一日10回以上のトイレの確認と掃除を行っているが、職員が気が付かない間にトイレを使用され、失敗されていることがある。
  • 起床時、配茶時、ゴミ回収等、機会あるごとにトイレを確認し、汚れていたら速やかに掃除をする。

  • ご家族の面会の時も、定時排泄時間は、ご本人やご家族の承諾を得て、声掛けやトイレ介助を行う

  • 毎食後、歯磨きして頂くように声掛けを行う。
  • 痛くてできない場合は、うがい薬でうがいをして頂く。
  • 口腔ケア後義歯をお預かりする。

  • 洗面は、起床時と就寝時に温タオルをお渡しして、顔を拭いて頂く。

  • 一般浴にて入浴して頂き、洗髪、洗身はほぼ全介助させて頂く。

  • リハビリパンツを穿かずにズボンだけ穿いていらっしゃる時があるので、パンツを用意して、必要な場合は介助にて穿いて頂く。

ケアマネさん:「こちらについてはいかがでしょうか?」

姉:「父のトイレのことなんですが、今までは自分できちんとトイレまで自分の足で行って、用を足すということもできたようなんですが、できないことがとても多くなってきています。自立を促すということでは、自分で行ってもらった方が良いのですが、『できないものをやりなさい』というのも、厳しすぎるのではないかと思うので、もう少し介助していただくなり、見守りの回数を増やしていただけるとありがたいのですが…???」

これには進行役をされていた生活相談員さんが答えます。

生活相談員さん:「『全介助』とは、言わないまでも、それに近い状態で援助させていただくのは、いかがでしょう???」

姉:「父一人に付きっきりと言うのも無理なことでしょうから、お出来になる範囲で気を付けていただけるとありがたいです。」

ヤッチ:「大変、申し上げにくいことなんですが…。私がこちらに面会に伺うのは、たいてい昼間2時過ぎとか、3時前後が多いと思います。7月の私が面会に伺った日について、記録を取らしていただきました。」

ヤッチは、用意してあった自分の手帳を拡げます。

ヤッチ:「7月だけで、今日(18日)までに私が面会に伺ったのは6回ほどですが、そのうち、4回、父はリハパンを履かずに、ズボンだけを直に履いていました。前回5月のケース会議の時に、トイレ誘導について、こちらでは、9時、13時、16時に定期的な声掛けをなさっているとお伺いしましたが、声掛けが定期的に行われているのに、父がリハパンを履いていないというのは腑に落ちません。リハパンを履いていない日の父の居室の汚物入れには、履き古したリハパンも入っていませんでした。私が面会にお伺いした1回については、職員の方が父の居室にいらして、『掃除をさせて下さい』とおっしゃって、トイレの掃除と汚物入れのチェックはなさって行かれましたが、リハパンをチェックするということはなさいませんでした。朝の起床時からリハパンを履いていなかった可能性も有るわけで…。申し上げたいことは、もうお分かりになりますよね?」

一同:「…。」

はい!!申し上げたいことは、ヤッチがヤカラ状態であるということ…。

(^_^;)

ヤッチ:「たまたま、そういうことが重なったと信じたいところですが、できれば、もう少し踏み込んで、リハパンのチェックをしていただけるとありがたいのですが…。排泄に関しては、基本的なことなので、ムスコ(息子)としても、父がパンツも履かずに一日過ごしているというのは、やるせない気持ちになります…。」

笑いを誘うつもりが、一同ますます、神妙な面持ちです…。

(^_^;)

介護士さん:「お父さんのリハパンの件については、大変申し訳ありませんでした。職員一同、こういったことがないよう、徹底させていただきたいと思います。」

ヤッチ:「よろしく、お願い申し上げます。もう一つ、確認なんですが、毎食後、口腔ケアを実施されているということですが、これは夕食後だけのことじゃないんですか?朝食、昼食後もやってらっしゃるのかな?」

介護士さん:「一応、毎食後に実施させていただいていますが、お父様、朝食後や昼食後は食べ終わるとすぐに、居室に戻られてしまうもので…。」

ヤッチ:「はい…。」

介護士さん:「ご存知のように夜はお姉さまがいらっしゃる事が多いので、お姉さまがたいていやっていらっしゃるご様子で…。なかなか、お父様が居室にすぐに入られてしまうと、お声を掛けづらいということもあります…。」

ヤッチ:「ブラッシングしろと言うと、あの偏屈ジジイですから、難しいと思いますが、入れ歯だけ洗うなら、そんなに機嫌を損なうことはないんじゃないでしょうかね?」

姉:「ご飯を食べ終わった後、廊下の洗面所で、口腔ケアをしてもらうのは、難しいかもしれないけど、居室で口腔ケアしてもらうことはできないのかしら?お忙しいから、難しいのかな!?」

介護士さん:「そうですね…。お姉さまがやられているように、居室の洗面所なら、お父様、口を開けてくれるかもしれませんね!?そうだ!!そうさせていただきますよ!!」

生活相談員さん:「では、次の課題に行ってもよろしいでしょうか?」

姉&ヤッチ:「はい。」

生活相談員さん:「では、次の課題の『不安なく穏やかに過ごしたい。』という項目です。」

不安なく穏やかに過ごしたい。(生活全般の解決すべき課題)
  • ご家族との時間を大切にしたい気持ちが強く、ご家族が帰られた後、「家族がいない。どこへ行った。」と興奮されることがあるので、そのような時は、しばらく時間をおいて、落ち着かれてから介助を行う。

  • お金が無いと心配する。
  • 夜間に誰もいない居室に向かって誰かに話し掛ける、ドアや壁を強くたたく等、興奮され、不安になることがある。
  • そのような時は、傾聴や声掛けを時間をかけて行い、落ち着いていただく。
  • 興奮時に職員の声かけや傾聴を受け入れて下さらない時は、落ち着かれた頃に声掛けを行う。

  • ご本人の言動を怒ったり否定したりせず、とにかく誉めることにより、安心して生活して頂く。

  • 音楽がお好きなので、音楽クラブや音楽療法に参加して頂く。
  • その他のクラブ活動にもお誘いして、希望があれば参加して頂く。

  • フロアでの余暇の時間に職員と一緒に歌を歌って頂いたり、別フロアで職員や他の利用者とコーヒーやお茶を飲みながら、交流して頂いたりする。

  • 屋内・外にかかわらず、散歩出来るときはこの対応を行う。
    また、ご本人が集中して行えるものを傾聴から聞き出し、実施していく。
  • ご家族の協力が必要な場合は、ご家族と話し合ったうえで対応する。

  • 他の利用者とトラブルになりそうな時は、職員が間に入って対応する。

ケアマネさん:「ここには『ご家族』と書かせていただきましたが、特に奥様(キノコさんのこと)ですね。奥様が面会にいらした後に精神的に不安定になられることが多いようです。」

姉:「そうですねえ…。私の前でも、30秒置きと言ってよいほど、『ばあさんはどうした?』と口にしますからね…。多分、説得しても理解できないでしょうしね…。最近は、『捨てられた…』と弱音を吐くこともあります。」

ヤッチ:「おそらく、『奥さんは捨てたりなんかしないよ。』とか、『母はそんな人じゃないよ。』なんて言うことは、返って父を怒らせる結果になってしまうと思いますね~。父本人は『捨てられた』と思っているのだから、『捨てたりしない』ということは、父を否定することになるし、母の肩を持つことになるので、言葉選びは慎重に行かないと、どんどん父が孤立するような気がしますね…。私はまず、父にそういう時は、『何でそう思うんだい?』って訊くようにしています。」

生活相談員さん:「傾聴の姿勢ですね?」

姉:「まあ、最近は、かわいそうなんですけど、言いたいことがあってもすぐ忘れてしまうようなので、父が『ばあさん、どうした?』と言った時は、『捜しに行ってみようか!?』と言って、とりあえず、施設内を捜してみたりもしています。捜している間に、何をしていたのかを忘れてしまって、機嫌も戻ることも多いんで…。」

介護士さん:「『捜してみましょうか?』ですか!?それ、いいかもしれないな!?是非それを使わせていただきます。」

姉:「あと、お金の件ですが、お金で散々苦労してきた人なので、多分なかなか聞き入れてもらえないと思います。施設に入所しているお金も『パパが若い時に一生懸命働いて、頑張ったから、年金から出ているんだよ。』って言っても、『ウソをつけ!!』と言われてしまいます。先日、居室のベッドで寝ないで、地べたに寝そべっていたのは、ベッドに寝るとお金がかかるもんだと思って、そうしていたみたいです。」

介護士さん:「そうだったんですか…。」

姉:「ここは、説得しても、多分、無駄だし、わかってもらえないと思います。私たち家族の名前を出していただいても結構なので、『娘さんから先にお金をいただいています。』とか、適当な方便を使っていただいて結構です。状況、状況で、柔軟に対応してください。」

介護士さん:「わかりました。」

ヤッチ:「散歩のことが計画書に書かれていますが、この散歩については、具体的に月に何回とか、週に何回とかを決めていらっしゃるんですか?」

ケアマネさん:「いえ、特に決めていません。我々とご家族双方で、可能な限り対応を行うということで、載せさせていただきました。これは、(介護)保険給付対象のサービスでは有りません。ご存知のように介護には、フォーマルサービスとインフォーマルサービスと言うのがございます。一般的には、施設の行うサービスはフォーマルサービスで、ご家族などの支援はインフォーマルサービスということになります。最近では、インフォーマルサービスを積極的に取り入れていくのが主流になりつつあります。」

ヤッチ:「インフォーマル(非公式)と言うのは、わかりますよ。ですが、施設、家族双方で、父を散歩に連れていく場合、その回数をどうカウントするかが問題になりますよね?仮に週3回散歩に連れていくと決めたとして、家族が3回散歩に連れて行けば、施設側はサービスを行ったと記録することになるでしょうから、責任の所在が曖昧になりませんかね?」

ケアマネさん:「はぁ…。」

ヤッチ:「そもそも、施設の職員さんが父を散歩に連れていくということは、可能なんでしょうか?いままで、何度か生活相談員さんにもお願いしてきましたが、実現されませんでした。もし、散歩に連れて行って下さるのなら、家族の散歩の回数を抜きにカウントしてもらえないでしょうか?そうした上で、父を散歩に連れて行けるのか、連れて行けないのかを検討していただきたいと思います。以前から、申し上げていますが、できないことは、はっきりできないとおっしゃって下さい。そして、できない場合はその理由をご説明ください。できないことをできるとしてしまうと、家族側は期待感を持ちます。そしてそれを実行していただけなかったときに、家族は残念な気持ちになります…。」

かなり、ヤッチの『嫌な奴ぶり』を露呈する結果になってしまいましたが、施設側に色々と家族が提案し、施設側から、『やらせていただきます。』と回答を得ているにも関わらず、野放しにされてきた経緯があるので、ヤッチもここは強気に出るしかありません。

(-_-;)

ケアマネさん:「わかりました。ここは改めて検討ということで、後日、ご家族にご連絡するという形でもよろしいでしょうか?」

ヤッチ:「はい、申し訳ありませんが、もう少し具体的な内容にしていただけると、ありがたいです。」

生活相談員さん:「それでは、次の『健康な生活を送りたい。』に移らせていただきます。」

健康な生活を送りたい。(生活全般の解決すべき課題)
  • 手足の爪に水虫があるので、受診を行い、服薬や軟膏で治療する。

  • 血栓予防のためにバイアスピリンを服用して頂く。
  • 出血しやすくなるので、内出血や傷に注意して介助する。

  • 除脈による気分不快や胸に苦痛を起こさないように、ニトロールを服用して頂く。

  • 内痔核が悪化しないように、ヘモクロンを服用して頂く。
  • また、ご本人に軟膏の注入を勧める。

  • 食事はご本人の希望により米飯、刻みを提供して、栄養管理を行う。
  • ご本人の希望や状態に応じて食事形態の変更を行う。

  • 食べ過ぎて嘔吐されたり、食事が食べられなかったりすることがある。
  • 食べ過ぎにならないように食事量の調整を行うためにも、ご家族がお持ち下さった食品を確認させて頂く。

ヤッチ:「水虫のところに『服薬』と有りますが、今は服薬はしていないんですよね?」

これには施設の看護師さんがお答えになります。

看護師さん:「すいません。最後に申し上げようと思っていましたが、確かにおっしゃるように、今は『服薬』は有りません。軟膏のみの処置をさせていただいています。」

今度はケアマネさんからの説明が入ります。

ケアマネさん:「最後の項目の食品の確認に関してですが…。大変、申し上げにくいことですが、過去に奥様が面会時に、自宅から食品をお持ちになって、職員がこのことを知らないまま、お父様に食事を摂っていただいた事が有ります。その際に、お父様が食べ過ぎで、嘔吐されたという経緯がございます。決して、ご自宅から食べ物をお持ちするなということではないので、できれば、食品をお持ちいただいた時は、ご連絡をいただきたいと思っているのですが…????」

姉:「これはねえ…。私も母に何度か注意したんですけどねえ…。どうしても女だから、あれやこれやと持って行きたくなるみたいで…。」

ケアマネさん:「いえいえ、お母様がお持ちになられるのが、ダメなのではなくて、お持ちになったことを職員が知らないでいると、お父様の健康管理に支障をきたすという意味ですから…。」

姉:「わかりました。もう一度、母には伝えておきますね!!」

生活相談員さん:「では、最後の『転ばないように気を付けて生活したい。』へ。」

転ばないように気を付けて生活したい。(生活全般の解決すべき課題)
  • 歩行時はふらつきや前傾姿勢があるので、見守りを行う。
  • 居室にいらっしゃるときはこまめに訪室して、安全確認を行う。

  • 裸足でフロアに出て来られる時が多いので、靴をお持ちして履いていただく。
  • また靴の踵(かかと)を踏んでしまわれるので、介助にてきちんと履いて頂く。

  • 入浴時の歩行は、手引きさせて頂く。

  • 階段昇り訓練20段×2~3セットをご本人の体調に合わせて、実施し、体力を維持する。(月3回以上)

生活相談員さん:「何かお気づきのことはございますか?」

姉:「最近、父はあまり歩かないせいか、ヨロヨロしています。転んだりしないように、できるだけ注意していただけると、ありがたいです。」

ヤッチ:「姉の申し上げたことに関連するのですが、常々申し上げたかった事が有ります。」

一同:「…。」

ヤッチ:「大変、申し上げにくいのですが、カウンターの中に職員さんが居ないことです。」

カウンターというのは、施設の廊下に設けられたナースステーションのようなところです。

このカウンター付近の廊下にテーブルを何脚か置き、利用者(入所者)はデイルームのように利用しています。

他の利用者さんとコミュニケーションをはかるには、ナイスアイデアな場所でもあります。

また、施設の職員さんもテーブルに着いている利用者を自分のすぐそばで監視できるので、これまた良いアイデア…。

ただ、忙しいのか施設の職員さんが常駐しているというわけではありません。

(-_-;)

ヤッチ:「制度上の問題とか、お風呂介助の時に人員が不足するというのは、伺っていますが、誰か一人はカウンターの中に居てもらうということはできないでしょうか?ねッ?施設長?」

施設長:「…。」

施設長はヤッチの右斜め前に座っていらっしゃいましたが、すぐそばに座っていらっしゃるにもかかわらず、ヤッチと目を合わせようとはしません。

ヤッチの目には施設長が少し笑みを浮かべているのがわかります。

ヤッチ:「職員さんは、タイミングを見計らって席を外し、自分の仕事をこなしているのだとは思いますが、素人目で見ても、どなたも利用者を監視していないのは危険すぎます。私が、今日、一番申し上げたかったことはこのことです。」

施設長:「…。」

ヤッチ:「新たに人員を増やすというのが無理なら、別棟の職員さんと協力するとか、施設全体で利用者の見守りができるように、皆さんで議論してもらえないでしょうか?」

施設長:「…。」

施設長、明らかに自分の分が悪いのがわかっているのか、口を開こうとしません。

(-_-;)

ヤッチ:「こうして、問題提起を皆さんの前でした以上、何か有った時は、確実に私を怒らせることになりますよ。施設長、何とかしましょうよ?」

姉:「母が父の面会に伺ったときも、どんな食べ物を持って来たか、施設の方に申し上げようと思っても、人が居ないので、『何も言わずに帰って来ちゃった』というのを何度か耳にしています。」

ヤッチ:「何度もこちらにお邪魔して、皆さんが本当に忙しいのはわかりますが、お店屋さんに店員さんが居ないのは、どうもねぇ…。居室のトイレットペーパーが切れていて、父に『もらってきな。』って言っても、『だれも居ないぞ』っていうことが、たびたびあります。利用者も、これじゃあ、不安になっちゃうよねぇ…!?重い腰を持ち上げましょうよ?施設長!!」

結局、この日、施設長はヤッチと目を合わすことはありませんでした。

施設の職員さんも雇われているという立場上、ヤッチが申し上げたことに口をはさむことはありませんでした。

後日、計画を修正した上で、家族側に伝えるということで、ケース会議は終了です。

(-_-;)

施設とフレンドリーになれないのはヤッチのせいなんでしょうかねぇ…。

(-_-;)

施設をヤッチが後にする時、施設のエントランス付近にこの日の進行役を務めて下さった生活相談員さんが待ち構えています。(気のせい!?)

ヤッチ:「いろいろ細かいこと、言っちゃってゴメンね。」

生活相談員さん:「いえいえ…。むしろ、おっしゃっていただいて、助かりましたよ。それに、言いにくいことをおっしゃっていただいて、こちらこそありがとうございました。」

ん…。

何の『ありがとうございました。』だったんだろう…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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Comment


やはり、誰かがいて欲しいですよね!義父がお世話になった施設では面会に行くとナースステーションには必ず誰かがいましたし、ちょっとの滞在中でも何処からか!?担当介護士がファイルを抱えて現れて・・・義父の様子を報告してくれたし様々のことの対処策なども互いの情報の交換で対応が出来ました。なぜか予定していた「ケース会議」の当日になると義父は救急受診をすることが多くて・・・なので普段でも細かな話をしていたような気がします。ナースステーションが多忙だと玄関脇の事務室から事務長さんとかが来て連携プレーしていたわ!
逆に入院した病院では看護師不足気味でナースステーションに立ち寄ってもナースがいない・・・義父のことでの細かな話は出来にくかったです。何か用事があると看護師から夫の携帯に連絡がきました。

施設長さん、何も言わずに会議が終了しましたか~たまにはナースステーションにお出ましてご家族とのコミュニケーションをしたら良いのでは・・・ね!?

myu*myu* |  2013/08/03 (土) 09:29 No.1845 -

myu*myu*さんへ

myu*myu*さん、こんばんは。

お義父様のいらした施設は、素晴らしい環境だったようですね。
(*^_^*)

私の父の居る棟は、個室の入所者(利用者)さんばかりです。
渡り廊下を隔てて、多床室(4人部屋)の棟がありますが、そちらには、入所者さんが多い分、職員さんが目立ちます。

どちらの棟も、入所者何人に対して、何人の人員を配置しなければならないという法律的な基準はクリアしているようですが、おそらく最低基準のところでやりくりしているんでしょうね。

人員を増やせば、人件費がそれだけ多く必要だし、増やしたからといって、増員した分だけの介護報酬が施設に入るわけではないというのが、施設長の考えなのかもしれません。

また働いていらっしゃる職員さんは、人手不足であるのはすでに承知済みで、いつも忙しそうにしています。
雇用環境が良くないので、職員さんが、すぐにやめてしまい、長続きしないという印象です。

ならば、人員を増やすことで、雇用環境が良くなり、長く働いてもらえるのなら、そっちの方が、長い目で見れば、人件費を圧縮できるのでは!?と思うのですが、施設長には、どうやら通じなかったようです。
(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ |  2013/08/04 (日) 00:00 [ 編集 ] No.1846 -

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