site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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顔面神経麻痺のリハビリ~2013年03月

2013/03/14 (木)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

もうブログは更新しないんじゃないかと思っていました?

いえいえ、しぶとく細々更新しまっせ~。

(●`w´●)ニァ・・

アルツ君のことを記事にしようと思いましたが、どうも『下の話』ばかり続いてしまっていて、もし今回も記事にしようとすると、やはりそっち系の話になってしまうので、今回はスルーということで…。

(^^ゞ

あやつ、ヤッチの顔を見ると、必ずやらかすパブロフの犬に、完全に成り下がりました。

(-_-;)

でもまあ、ブログの記事をアルツ君本人が見ないということを前提に書いているからよいものの、もしこの前提が無かったら、相当な名誉棄損だし、全く本人の尊厳無視の記事ですね。

(^^ゞ

おそらく、相当激怒する話になるのでは!?

なので、今日はヤッチの顔面神経麻痺のリハビリについての記事ということで…。

(。・´_`・。)エ-

顔面神経麻痺になんか、そうそうなるような病気ではないので、ちとつまらない記事かもしれませんが、しばしお付き合いのほどを…。

さて、今週の火曜日に顔面神経麻痺のリハビリに行ってきました。

病院でのリハビリは、今年の3月いっぱいで終了になってしまいます。

あともう一回、来週同じ曜日にリハビリに行くと卒業ということになります。

自分の中ではまだ完治していないし、同じ病院での耳鼻科の診察は5月にも予約が入っています。

したがって、『治癒』、もしくは『症状固定』には至っていないと思われるので、もう少しリハビリを受けたいのですが、病院の方針みたいなので、どうにもならないみたいですね…。

(-_-;)

ヤッチの顔面神経麻痺の程度ですが、あいかわらず、左の口元あたりが上手く動きません。

腹話術のお人形だと、口元からあごにかけてラインが入っていると思いますが、自分の口元にもラインを引いてやりたいような、そんな感覚です。

この病院では、STさん(言語聴覚士さん)からリハビリを受ける前に、必ずリハビリの先生の診察を受けますが、このことをリハビリの先生に申し上げました。

リハビリの先生:「いかがですか?」

ヤッチ:「先週はリハがお休みだったので、普段よりは間が空いていたと思いますが、2週間前に比べて、実感できるような改善が無いような気がします。」

リハビリの先生:「そうですか…。何回か申し上げていますが、この病気は目に見えて、しかも劇的改善するということは稀ですからね…。まったくということはありませんが、少しずつ回復して、気がつくと『あれ?動くようになってる!?』というような…、なだらかに回復するのが特徴ですからね…。」

ヤッチ:「相変わらず、への字口が麻痺していた方だけ上手くできないし、無理に口を動かすと、例の共同運動とやらが出て、連動して左目だけ閉じようとしてしまいます。」

リハビリの先生がヤッチに、『目をつぶってみてください』、『イーッと言ってみてください』とかいろいろな表情するようにおっしゃいます。

リハビリの先生:「普通にしていると、もう『この人は顔面神経麻痺だ』なんて思われないレベルまで回復していますけどね…。顔の動きも筋力の低下がある箇所があるものの、麻痺が残っているところはないと思います。」

ヤッチ:「では、口元が上手く動かないところも、麻痺しているというわけではないのでしょうか?」

リハビリの先生:「麻痺は残っていないと思いますよ。ご自分では気づかれないだけで、動きそのものは出ていますから…。」

ヤッチ:「口を丸めたりすると、まぶたが閉じそうになってしまう共同運動も筋力がアップすれば、改善される可能性も有るのでしょうか?」

リハビリの先生:「これについては、正直難しいですね…。口元を動かすにしてもそこだけの筋肉を使って動かしているわけではなく、顔の中のいろいろ筋肉を使っています。筋力が弱っているところを補おうとして、本来使わない筋肉を動かすことで、まぶたが閉じてしまうのなら、弱った筋力を高めることで改善される場合も有ります。ただ神経の混線だとこの指令は脳から出ているわけで…。本来動いちゃいけないまぶたへの指令を遮断してやらないといけないわけで…。」

ヤッチ:「治すには例のボトックスですかね…?」

リハビリの先生:「まあ、これも対症療法的な意味合いが強いですからね。これを打ったら、永遠に共同運動が出ないというわけではないですからね…。個人差はありますが、半年したらまたボトックスを打たないと効果は持続しませんからね…。失礼な言い方かもしれませんが、あとは(共同運動に)『なれていく』しかないかもしれません…。引き続き、根気よく、リハを継続してください。」

どうやら、食事をする時に、片側だけまぶしそうする生活とは、おさらばできない気配ですね…。

(-_-;)

まあ、仲良くしていかなきゃ、いけないということでしょうかね~。

(-_-;)

どこぞの定食屋で、ドッグイートしている奴がいたら、ヤッチではないかと声をかけてみてください。

たぶん、『違う』と言われます。

リハビリの先生の診察が終わり、今度はSTさんによるリハビリの時間です。

STさん:「さっき、リハの先生のカルテを見させてもらいました。あまり改善が無かったということで…?」

ヤッチ:「そうですね~。相変わらず、ものを食べる時に食べづらいかなあ…!?特に、お皿に残った小さなおかずを拾って、最後にキレイキレイするじゃないですか?あれを唇でくわえて、口の中に持って行く動作が辛いですねえ…。」

STさん:「薬を飲むときはどうですか?」

ヤッチ:「錠剤を唇でくわえて、コップのお水を取りに行く間にまぶたがピクピクしてしまうので、最近はチョクで口に放り込んで、『咥える』という動作をしないようにしています。咥えてしまうと、懸垂を30回くらいやらされている気分になります。」

STさん:「耳の中でガサゴソ音がするとおっしゃっていましたが、それはいかがですか?」

ヤッチ:「それは、この間の耳鼻科の診察の時に耳鼻科の先生にも申し上げましたが、軽くスルーされてしまいました。」

STさん:「は…。」

ヤッチ:「耳鼻科の先生にそれを申し上げたら、『鼓膜を診てみましょう』とおっしゃって、耳の中を覗き込んでおられましたが、『鼓膜には異常はないですねえ。』と、それで終わってしまいました。結局、なんでかはわからずじまい…。」

STさん:「なるほど…。」

ヤッチ:「どんな音かというと、他人の運転で、ドライブに出かけて、高速道路で寝入ってしまったとき、誰かが自動車の窓ガラスを少しだけ開けたりすることが有りますよね!?あの時に入って来る風切り音みたいな音とよく似ていて、空気は入って来ませんが、安眠妨害の音です。」

STさん:「なるほど、わかりやすい…。」

STさんは、このあと、顔面神経と耳との関係を細かく説明してくださいました。

おっしゃりたかったのは、顔面神経と耳の間にも接点があるということ…。

ヤッチ:「なるほど…。じゃあ、俺の場合は口を動かすと、半クラッチの状態になるのかもしれないですね!?クラッチがすり減りゃ治るかなあ…??それにしても耳鼻科の先生の評価は厳しいですね?もう少し良い点をくれると思ったのに、26点かなんかですよ!?その前の診察とそうたいして変わらないじゃないかっていう話ですよ…。」

STさん、苦笑い…。

STさん:「厳しいことを申し上げるようですが、顔面神経麻痺と言っても、麻痺ですからねえ。一旦は組織が破壊されているわけですから、これを100%元通りに戻すということは難しいことなのかもしれません…。客観的にみて、こちらで改善されていると思っても、ご本人が治っていないとおっしゃれば、100%ではないわけですから、どこでもって、100%とするのかが難しいです…。」

ヤッチ:「なるほど…。」

STさん:「前にも申し上げたと思いますが、耳鼻科の先生はどうしても評価が厳しくなってしまいますからねぇ…。リハビリの時間と違って、耳鼻科の先生の診察は何カ月かに一回で、頻繁に顔の動きを見ているわけではないですからね。突然、診察にやってきた患者の顔を見て、部分的なところだけをピックアップして評価して行きますからねえ…。」

ヤッチ:「なるほど…。」

STさん:「耳鼻科の先生は柳原法という40点満点中、何点とれるかの方法を使いますが、これはどちらかというと、顔の動きをいくつかの部位に分けて、評価する方法なので、場合によっては厳しい採点になるかもしれませんね~。」

ヤッチ:「なるほど…。」

STさん:「リハビリ科の方では『○○○○○○○法』という評価の方法も採用しているのですが、これは、顔の動きを全体的に、総合的に評価する方法で、△△様(ヤッチのこと)場合は、確か3週間前くらいから、ⅠとかⅡが付いていると思います。」

この『○○○○○○○法』という言葉、ヤッチには『バームクーヘン法』にしか聴こえなかったのですが、記事にするからには、きちんと聞いておけばよかった…。

(-_-;)

ちょいと、後になって調べてみました。

『○○○○○○○法』は『House-brackmann法』です。

なんだか、今度は映画のタイトルのように聴こえて来てしまいます。

(-_-;)

ちなみに先にヤッチの頭の中に登場したのは松田優作で、サングラスのスーツ姿の男は後からでした。

なんで、バームクーヘン法なんてインプットしたのかなあ…。

(*゚Д゚) アレ?

もしかすると、ヤッチの聞き違えで、STさんのおっしゃっていた評価法と違うのかもしれませんが、顔面神経麻痺の評価法には柳原法と違う評価法もあるようです。

[顔面神経麻痺の評価法]
柳原法
顔面の運動の主要なものをいくつかの部位に分け,それぞれの動きを個別に点数として評価し,それらを合計することで麻痺全体の評価を行う。
House-brackmann法
顔面全体の運動の障害程度を全体的な印象として総括的にとらえて評価する方法。


柳原法
  1. 安静時非対称(普通にしているときの顔の歪み)
  2. 額のシワ寄せ(まゆ毛を上げる)
  3. 軽い閉目(目を軽く閉じる)
  4. 強い閉目(目を強く閉じる)
  5. 片目つむり(片目を閉じる)
  6. 鼻翼を動かす(鼻の穴を膨らませる)
  7. 頬を膨らませる(頬に息を入れる)
  8. イーと歯をみせる
  9. 口笛を吹く(ウーと言う)
  10. 口をへの字に曲げる

※各項目について、できれば4点、部分的に出来れば2点、できなければ0点の計40点満点


House-brackmann法
  • GradeⅠ 正常
  • GradeⅡ 軽度麻痺~注意してみないとわからない
  • GradeⅢ 中程度麻痺~明らかな麻痺だが左右差は著明ではない
  • GradeⅣ やや高度麻痺~明らかな麻痺で左右差も著明
  • GradeⅤ 高度麻痺~わずかな動きを認める程度
  • GradeⅥ 完全麻痺~動きが全く見られない


ヤッチ:「そのなんたら法でいくと、けっこう良い評価なんですね?と、すると後はこの衰えた顔の筋肉を朝練で筋トレして行くしかないっていうことですかねえ?」

STさん:「そういうことになりますかね…。」

ヤッチ:「口を開ける時に、今まではまぶたが閉じそうにならないようにするために、閉じそうになるところで寸止めしたり、手でまぶたの下あたりを抑えながらトレーニングしていましたが、弱った筋肉を強化するにはこの共同運動とやらは無視して、ちょっと過激にトレーニングした方がいいのかなあ?」

STさんはこれについて、丁寧に、そして細かく説明してくださいました。

ヤッチの質問がちょいと野暮だったようです。

(-_-;)

結局のところ、STさんがおっしゃりたかったのは、共同運動というのが出て、それが100%元に戻せないのなら、共同運動が出たとしても、筋トレで低下した筋肉を強化するか、それとも共同運動が出ないような生活をして、それと上手に付き合っていくかは本人の選択でしかないということだったみたいです。

(-_-;)

ヤッチ:「なんか必殺技みたいなもんは無いですかね?唇の力が強くなれば、への字口が上手くできそうな気がするんですけど…。」

STさん:「そうですね…。頬を膨らませるトレーニングはどうでしょうかね?両方の頬に空気を入れるのではなくて、片方ずつ空気を入れるというのは?」

ヤッチ:「片方ですか?」

STさん:「はい、まず、どちらか一方の頬に空気を入れて、頬を膨らませます。で、当然全体的に唇に力が入っていないと、息が漏れてしまいますが、膨らませている頬と反対側の唇にも力が入っているのがわかりますか?」

ヤッチはSTさんがおっしゃった通りに片方の頬を右と左と交互にやってみます。

油断すると、麻痺していた側の頬を膨らませると、ブーッと息が漏れ出します。

授業中の静かな教室で、これをやったら、隣に座っている美佐子ちゃんの顔がタコのように真っ赤になること請け合いです。

Boo!!p(`ε´q)Boo!!

ヤッチ:「なるほどね!?」

STさん:「息を入れていない逆側の唇にも力が相当入っていないと漏れ出しますよね!?左側の頬を膨らませる時は、右側の唇の方に、より強い力が入っているのがわかると思います。」

ヤッチ:「あッ?ほんとだ!!膨らませる方と反対側だ!?」

STさん:「どちらか一方の頬を膨らませるときは、右なら左側の口元に意識を集中して、左側の口元の形や感覚をおぼえてから反対側の頬を膨らませるトレーニングをやってみてはいかがでしょう?」

ヤッチ:「口を丸め込むトレーニングよりもこっちの方がストレスが無い感じがしますね!?」

STさん:「さらに片側だけの頬に空気をためるのと、両頬を膨らませるときで、唇の力の入り方も違うのがお分かりになります?」

ヤッチは今度は両方の頬を膨らませてみます。

ヤッチ:「ほんとだ!!片側ずつやる方が辛いね?」

STさん:「両頬を膨らませる時は、上唇と下唇全体を使って空気が漏れないようにしますが、片側だけ膨らませる時はたしか、反対側の唇の多分、下唇の方がより力が必要になるんじゃないかなぁ?」

ヤッチ:「なるほどね~。唇って結構すごい奴なんですね?」

片側の頬に空気を入れるのと、両方いっぺんに力を入れるのとでは、唇の動きや左右で力の入り方が違うのに気付くと思います。

Boo!!p(`ε´q)Boo!!

STさん:「片側の頬に空気を入れて、自分が維持できる秒数だけ保って、交互に何セットかずつトレーニングなさってはいかがでしょうかね?」

ヤッチ:「これはやってみる価値が有りそうですね?口を丸め込むのよりずっとやり易いし、飽きずに続けられそうです。ありがとうございます。」

病院の先生やSTさん、その他たくさんの方に支えられて、回復が遅いとはいえ、ここまで来ることができました。

去年5月の入院当初は目を閉じることができなかったことを思い出すと、今では意識しなくてもまばたきができるんですもんね!?

それにしても、唇って、普通に動かせると、全く力が入ったり、ゆるんだりしていることを意識しませんが、こんなにも重要なところだったとは…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

病気になってみないとわかりませんね。

でも、これがもしお尻の穴だったらと思うとブーッとします。

Boo!!p(`ε´q)Boo!!

そして、この記事を読みながら、画面の前で口をモゴモゴやっていた方!!

周囲に人はいませんか?

ホントに大丈夫ですかねえ…???

(●`w´●)ニァ・・

ブログランキングの方もベスト10外に漏れ出しているようです。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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Comment


こんばんわ
お顔もだいぶ戻ってきたみたいでよかったですね。

かなりマニアックな記事で笑ってしまいました。
STの国家試験に合格しそうですよね。笑

病院の都合でリハビリを打ち切るのは、少し納得できないですね。
ヤッチさんのねばりでもう少し延長できないですか?

もっとも、あまり顔面ばかりに集中していても逆効果だとは思いますが。

また何か事件が起きて(ごめんなさい)忘れてしまってるうちに、治っているとよいですね。

勝手なことを書いてしまいました。
ご気分を害したらすみませんでした。

また楽しい記事をお待ちしてます。

tom |  2013/03/14 (木) 21:14 [ 編集 ] No.1741 -

tomさんへ

tomさん、こんばんは。

ちょっと記事がマニアック過ぎて、ご覧いただいている皆さんに伝わっているか心配です。
(; ̄ー ̄川 アセアセ

今、私を担当して下さっているSTさんはとても熱心な方で、いろいろと考えてくださるので、とても助かっていると同時に大変感謝しています。

リハビリの継続の件ですが、私は去年の5月に入院ですから、1年近くリハビリを受けたことになります。
でも、今の病院では病気の種類を問わず、今年の3月に入院して、リハビリを受けているような患者さんでも、リハビリは3月いっぱいで打ち切りになってしまうようです。
病院内の複雑な事情があるようなので、さすがの私も『どうして?』と訊けるような雰囲気ではありません。
(-_-;)

tomさんのおっしゃるように、顔面神経麻痺のことを忘れて、何かに集中できるようなことが有ると、治りが早くなるように私も思います。
しかし、何か集中していて、気がつくと自分の顔がいつの間にか歪んでいるのも笑えます。

いつもあたたかいコメント、ありがとうございます。

ヤッチ |  2013/03/14 (木) 23:42 [ 編集 ] No.1742 -

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