site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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ハーモニカ  リハビリ  

ハーモニカを奏でる職人

2012/12/20 (木)  カテゴリー: アルツ君
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ハーモニカ


こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

寒い日が続いています。

風邪などひかないよう注意しないといけませんねぇ。

さて、『寒い、寒い。』と言ってばかりでは、いつになってもアルツ君を日中外に連れ出すことができません。

んなわけで、昨日も結構日中は風が冷たかったのですが、アルツ君を散歩に連れ出そうと、面会に行ってきました。

施設に着くと、アルツ君が施設の職員さんと一緒に廊下にあるソファに腰かけています。

職員さん:「もう一回だけ、階段を登りましょう。」

アルツ君:「別にかまわないよ。」

どうやら、アルツ君のリハビリのために、職員さんと『階段登り』をやっているようです。

ヤッチはアルツ君がリハビリをやっている間に、居室を少し片づけます。

まあ、階段を登ると言っても、何往復もやるわけはないので、すぐにアルツ君と職員さんが居室に帰って来ます。

職員さん:「お疲れ様でした。今日は40段も階段を登られましたよ。また今度お迎えに上がりますから、一緒にがんばりましょうね?」

アルツ君:「あー、ありがと、ありがとう。また頼むね。」

職員さんはアルツ君とヤッチに深々とお辞儀をして、居室を去っていきました。

ヤッチ:「40段も登ったんなら、疲れただろ?」

アルツ君:「いや、別に…。」

ヤッチ:「そのわりには、肩が動いてるぞ?」

アルツ君:「ネズミでもいるんだろ!?」

ヤッチ:「まあ、少し休みなよ。喉は乾いてないかい?」

アルツ君:「喉は乾いてないけど、腹減っちゃったなぁ…。」

ヤッチ:「またですか~???」

ヤッチが施設に面会に行ったのは午後2時過ぎくらいでしたが、施設の食事をご存知の方はお分りになると思いますが、確かにアルツ君のように基礎代謝が良さげな人間にはちょっとかわいそうな量…。

病院食とそう大差ないし、おまけにどのおかずも飲み込みがよいように細かく刻んであるものばかりですから、わからんではない気もします。

アルツ君:「最近、ちっとも甘いもんとか、食って無いんだよなぁ~。」

ヤッチ:「はい、はい、多分そうだろうって、お宅の奥様(キノコさん)にアンパンを持って行くように言われてきましたよ~。」

アルツ君:「アンパン!?」

ヤッチ:「あれ?『ばあさんはどこに居るんだ?』って聞かないのか?」

アルツ君:「アンパンが食えれば、ばあさんなんてどっちだっていいやっ!!内緒だけどな!?で、早く(アンパンを)出せ!!」

ヤッチ:「これから、ここでも議事録とかボイスレコーダー作って保存するようにするかぁ…。」

アルツ君:「恐ろしいこと言うなっ!!」

ヤッチ:「はいよ。」

そう言って、ヤッチはキノコさんから預かってきたアンパンをアルツ君に手渡します。

アルツ君:「かっー。小っちぇーな。アメンボのクソくらいしかないな!?」

ヤッチ:「アメンボのクソなんて見たことあるのかよ。」

アルツ君:「無いけど、だいたいわかるさよ~。」

ヤッチ:「旦那さんのこと、気を遣って奥さんがそうしてるんだと思うよ。」

アルツ君:「気遣うなら、もっとデカいの寄こせって言うんだよ!!」

ヤッチ:「そのまま、奥方に報告を上げておきますが、いかがいたしましょう?」

アルツ君:「やめとけ!!」

アルツ君、通常の4分の1程度のアンパンだったのですぐに完食です。

ヤッチ:「今日はどうする?『階段登り』をやったから、外に散歩に行くのはやめとく?くたびれてるんじゃないの?」

アルツ君:「バカ言え!!くたびれるわけないだろ。お前とは鍛え方が違うんだから。」

ヤッチ:「じゃあ、今日は軽めのメニューで建物(施設)の周りをぐるっと一周するだけにしよう。」

アルツ君:「何だかわからんけど、メニューはいっぱいあった方がいっぱい食えるぞ!?」

アルツ君に上着を着せ、外の寒さに備えます。

施設の中は空調が効いていて、暑いくらいです。

発熱素材の服なんて着ていくと、ちょっと汗ばんでしまいます。

気づけば、またしてもアルツ君、裸足です。

ヤッチ:「ま~たスギちゃんやってるのかよ。外は寒いから靴下履こう?」

アルツ君:「大丈夫だよ~。」

ヤッチ:「そうは言うけど、外の寒さの方が旦那さんの足に触れた時、『熱い!!』って言うからさぁ…。」

アルツ君:「あいかわらず、ややこしいやつだな。好きにしろいっ!!」

アルツ君に赤のニット帽を被せ、完全武装でエレベーターを使い、階下に降ります。

赤のニット帽に赤のベストを着ているものですから、まるでサンタクロースです。

(^^ゞ

途中、施設の職員さんに『外出』してくる旨を伝えます。

ヤッチ:「これからサンタクロース、クリスマスプレゼントを買い出しに行ってきま~す。」

職員さん:「あっ、私にもお願いしま~す!!」

アルツ君:「金出さないと、買って来てやんないよん!!」

くだらないやり取りをして、ようやく1階にたどり着きます。

1階では、デイサービスが有る日なのでしょうか…。

大勢お年寄りが集まって、楽しそうに何かをしています。

それを横目にアルツ君と二人でロビーを抜け、表に出ます。

ヤッチ:「ほーら。寒いでしょ?」

アルツ君:「まあね。俺は寒くないけど、腕の奴がスースーするって言ってるけどな!?」

やはり、リハビリでだいぶ体力を使っていたのでしょうか…。

(-_-;)

外に出た段階ですでにアルツ君、ヨレヨレです。

(-_-;)

ヤッチ:「こりゃ無理だなぁ…。引き返そう…。」

アルツ君:「何だか知んないけど、ひざの奴がカックンカックンしやがるなあ?」

ヤッチ:「そりゃあ、そうだよ~。リハビリで階段を何十段も登ったんだから…。」

アルツ君:「ハリハリだかビリビリだか、知らんけどそんなのやったけか?」

恐るべし短期記憶障害…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ:「1階のロビーで少し休んでから、上(居室)に戻ろう。」

アルツ君:「お前が休みたいなら、それでもいいぞ。」

1階のロビーに三人掛けのソファが有ったのでそこに二人で腰をおろします。

さっきまで、ごそごそとやっていったデイサービスの利用者さんたちがハーモニカの音に合わせて、歌を歌っています。

ヤッチにも聴きおぼえのある曲です。

ハーモニカを吹いているのもどうやら利用者さんのようです。

アルツ君:「あっ。ハーモニカだ。」

ヤッチ:「だね。」

アルツ君:「そういえば、俺のハーモニカ、どうしたかな?」

ヤッチ:「ハーモニカ?旦那さん、ハーモニカなんて吹けるのか?」

アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。若い頃は散々ぱら吹いたんだから~。」

ヤッチ:「へー。そいつは初耳だ。」

ヤッチ、自分の親がハーモニカを吹けるなんて、今の今まで知りませんでした。

(゚∀゚ ;)タラー

アルツ君:「俺のハーモニカ、どこにしまったかなぁ…???」

引越しの時、ヤッチがアルツ家の荷物の整理をしたときはハーモニカなんてどこにも見当たらなかったのですが…。

(-_-;)

ヤッチ:「じゃあ、また新しいのを買うか、もうすぐクリスマスだから、サンタに頼んでみれば?どうせ履かない靴下がいっぱい余ってるんだから…。」

アルツ君:「そうだなぁ…。」

ヤッチ:「だいたい、本当にハーモニカなんて吹けるのか?俺なんて、縦笛も吹けないぞ!?」

アルツ君:「ちぇっ!!お前と一緒にするなよ。ちゃーーーんと吹けますよ!!だいたいお前が吹けるのは、ホラだけじゃないかっ!!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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