site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
モード変更
記事中のキーワード
(クリックすると同じキーワードを含む記事を表示します。)
成年後見制度  成年後見人  司法書士  高齢者相談センター  地域包括支援センター  特別養護老人ホーム  虐待者  介護保険  進行性核上性麻痺  認知症  

成年後見制度~その4

2012/11/09 (金)  カテゴリー: 成年後見制度
smartphone
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君の成年後見人が決まりました。

前回の記事で書かせてもらった通り、やはりアルツ君の成年後見人は司法書士さんです。

[関連記事]

アルツ家が居住している自治体の区がこの成年後見制度の申立てを家庭裁判所に行っていたわけですが、申立て通りの結果となりました。

区と言っても、実際にアルツ君の成年後見制度に関しての事務をやっているのは、アルツ君を高齢者虐待防止法により保護した高齢者相談センター(地域包括支援センター)です。

高齢者相談センターがいつ申立てをしたのか、正確な日付はわかりませんが、アルツ君が特別養護老人ホームの入所した頃であることは間違いないと思います。

そうなると、アルツ君の入所が5月ですので、成年後見人が決まるまで、手続きだけで半年は要したことになります。

ヤッチはこのことを姉からの電話で知りました。

まだ、詳しいことは何もわかりません。

一昨日の晩に姉から電話をもらいました。

姉:「高齢者相談センター(地域包括支援センター)から電話が有って、パパ(アルツ君)の後見人が決まったのよ。」

ヤッチ:「やっぱり、司法書士の先生かい?」

姉:「そう、司法書士さん。それで明日、その司法書士さんがパパに挨拶に行くって言っているのよ。」

ヤッチ:「で?」

姉:「もちろん、高齢者相談センターの人がその後見人になった司法書士さんを連れて来るらしいんだけど、時間が午前なのよ…。」

ヤッチ:「二人で来るっていうことだね!?で、何時なの?」

姉:「一応、朝10時っていう約束なんだけど、私、どうしても会社抜けられそうもないから、あんた行ってくれない!?ホントに悪いんだけど…。」

ヤッチ:「それは構わないけど、俺が行っても大丈夫?」

ヤッチは虐待者本人(ヤッチ)と後見人が会って良いものかちょっと戸惑いを覚えます。

(-_-;)

姉:「高齢者センターの人には『弟が立ち会っても良いか?』って訊いてあるからそれは大丈夫なんだけど…。」

ヤッチ:「なら、行って来るよ。旦那さんの所(特別養護老人ホーム)で当然会うんだよね!?何か用意しなきゃならないものは有るの?」

姉:「いや、何もいらないわ。ただ、全く顔を知らない人がいきなりパパのところに行ったら、またパパ、興奮して怒鳴ったりしないかそれが心配なんだわ…。」

ヤッチ:「なるほど…。」

姉:「司法書士さんとは当然パパは初対面だけど、高齢者相談センターの人は○○さんだから、パパは覚えてるとは思うんだけど、あんたやママのこと忘れちゃうくらいだからね…。」

高齢者相談センターの○○さんというのは、アルツ君が保護された当初からお世話になっている職員さんで、アルツ君が保護されている期間中もドクターのところへ自動車で送迎をして下さった方でも有ります。

なのに、アルツ君、その職員さんを『運転手』呼ばわりし、今の特別養護老人ホームに入所が決まった後も、この職員さんの話をすると、大変失礼な話ではありますが、明らかに『大嫌い』を口にします。

ヤッチとしては、アルツ君の『覚えている』ことの指標になるので、『良し』としていますが、職員さんにこのことが耳に入ったら、気を悪くすることでしょうね…。

(-_-;)

ちょっと話が逸れましたが、姉は話を続けます。

姉:「詳しいことは、後日先方(司法書士さん)に時間を作ってもらって、話をするつもりでいるんだけど、とにかく、パパがまた変に興奮したり、不安になったりするのが心配なんだわ…。」

そうなんです…。

アルツ君が保護されている時は、かなり感情が高ぶり、混乱や興奮していたご様子…。

姉はそれを思い出し、そのことを心配している様子です。

ヤッチも、もちろん落ち着いてきているアルツ君が再び混乱することは嫌です。

ヤッチ:「了解。わかったよ。とにかく旦那さんの所に明日行って来るよ。」

成年後見人が決まったことで、いろいろと問い正していかないこともたくさん出てきました。

アルツ君は特養(特別養護老人ホーム)に入所が決まり、そこに現在お世話になっているというだけで、介護保険を利用するとはいえ、アルツ君含め、他の家族が、どのくらいアルツ君の自己負担があるのかも知らないし、ましてや実費分もわかりません。

これに司法書士さんの報酬が加わるとどうなる事やら…。

(・ω`・?ハテナ?

さらに請求がどのような流れで行われ、事務手続きがどういうふうに行われているのか、これまで自治体そのものが中に入っているため、我々が関与できないので、それらのことも全くわかりません。

いくら、高齢者相談センターが『心配なさらなくて大丈夫です。』とおっしゃられても、正直何が大丈夫なのかがわかりません。

(つд⊂)エーン

アルツ君は認知症の周辺症状が出ているというのは確かですが、専門の先生の診察はここ長い間受けていません。(施設に主事医がいらして定期的な検診は受けていますが…)

『進行性核上性麻痺の疑い』という診断ですが、これが確定なのか、未だ疑いなのか、はたまたそうでないのかも知りたいところです。

これが、後見人が決まることで、家族の判断で専門医のところに連れて行くことができるのか、それとも後見人である司法書士さんの判断を仰がなくてはいけないのかなど、どうもよくわかりません。

アルツ君には特別養護老人ホーム(施設)、成年後見人、高齢者相談センター、家族など、たくさんの人間がかかわっているので、責任の所在や権利関係もこの機会にハッキリさせておく必要が有りそうです。

実際にはそうバッサリ線引きはできないんでしょうけどね…。

^_^;

色々書かせてもらいたいことはたくさん有りますが、まだ後見人さんと挨拶もしていないし、わからないことをダラダラ書いても仕方がないので、『後日時間を作ってもらう』という姉の言葉を信じて、その話し合いを待って、具体的なことは改めて記事にしたいと思います。

昨日は、こんな事情から、朝からアルツ君に面会に行ってきました。

アルツ君:「あっ!?なんだ?もうそんな時間か?」

ヤッチ:「『そんな時間』ってどんな時間だよ?」

アルツ君:「『そんな時間』は『そんな時間』だよ。もう昼飯の時間か?」

ヤッチがちょこちょこ面会に来ていることを忘れてしまっているアルツ君ですが、いつも午後から面会に来るヤッチが朝から現われたので、なんとなく時間の意識が残っているのかもしれませんねぇ~。

(*^_^*)

ヤッチ:「まだ、おそらく朝ご飯食べ終わって一服っていう時間じゃないの?朝は食べたのか?」

アルツ君:「朝は食べないけど、確か朝飯は食ったような気がするなあ…。すーぐ忘れちゃうんだよなあ…。」

ヤッチ:「でも、忘れちゃうことを忘れるなら、問題有りかもしれないけど、忘れちゃうことを覚えているんだから、悲観することでもないよ。縄もロープもネクタイもいらないよ。」

アルツ君:「シュロ縄(生け垣などに使う木を結ぶための黒い縄)だったら首が痛いぞー!!」

ヤッチ:「水に浸してからならもっと痛いぞ!?用意するか?」

アルツ君:「まだ、死ぬもんかっ!!」

ヤッチ:「今日はさ。これから旦那さんのお世話をしてくれる人が来るんだってさ?」

アルツ君:「俺の世話?そんなもん必要ないじゃないか。」

ヤッチは戸惑いました。

果たして、成年後見人とアルツ君に説明したとしてわかってもらえるかどうか…。

判断能力がないのに後見人が選任されたのに、今のアルツ君には、むしろ判断能力がアリアリで、事情を説明したら、怒り出しそうな気配もあります。

(-_-;)

だましているような感じで嫌な感じですが、少しオブラートに包んだ物言いをヤッチはしてしまいました。

ヤッチ:「これから、何が有るかわからないじゃないか!?法律的なことだとか、俺らに手に負えない時にその先生に助けてもらうんだよ。言ってみれば、旦那さんのお抱えの顧問の法律の先生だよ。司法書士さん。」

アルツ君:「かっー!!俺はまるで会社のお偉いさんみたいだな!?で、その先生とやらは仕事はできるのか?」

ヤッチ:「俺も会うのは初めてだけど、多分庭仕事はできないな!?剪定バサミなんか持ったことないかもよ。」

アルツ君:「それじゃあ、ダメだ。」

ヤッチ:「まあ、会ってみないとわからないじゃないか。とりあえず、10時に来ることになってるから、会ってみようよ。」

アルツ君:「別にかまいませんけど!?どうせ俺はここに居てやることがないんだから…。」

ヤッチ:「そうおっしゃらずに、その先生が来た後は散歩に行こうよ。天気もいいし…。」

アルツ君:「まあ、今日はあったかいからな。で、いつ来るんだ?」

ヤッチ:「(だから)10時。」

アルツ君:「そっか、10時か!?もうすぐじゃないか。」

ヤッチ:「そうだよ。俺はその時間に合わせて来たんだもの…。」

アルツ君:「さいざんすか…。」

ヤッチ:「早いとこ、いつもの日記書いちまおうよ?」

ヤッチは先日このブログでも紹介させていただいた『ちょこっと日記』を取り出します。

[関連記事:『ちょこっと日記』]

アルツ君:「なんだ?日記って?」

ヤッチ:「これこれ。」

アルツ君:「それかあ!?」

今日はページが替って新しく目標を書く欄が空白です。

ヤッチ:「日付とか、名前は後回しでいいから、今後の旦那さんの目標を先に書こうよ。」

アルツ君:「目標ねぇ…。」

アルツ君、ボールペンを持って少し考えていましたが、おもむろに書きはじめました。

アルツ君:「あいよ。書いたぞ。これでいいんだろ?」

tyokotto01.jpg
[アルツ君の日記の内容]

ヤッチ:「あのさ…。この言葉年中言ってると思うけどそれしか頭に無いの?目標っていうより、もう永遠のテーマみたいじゃないか?」

アルツ君:「悪いか?」

ヤッチ:「悪かあないけどさあ…。」

アルツ君:「それより誰か来るんだろ?遅いな?」

ヤッチ:「あっ、ホントだ。ずいぶん遅いな!?10時回ってるぞ!?」

最初は車が渋滞でもしているのかなと思いました。

アルツ君とくだらないおしゃべりを続けて時間を潰します。

でも、11時になっても先方は姿を現しません。

(つд⊂)エーン

アルツ君:「さっき、お前誰か来るって言ったな!?何時だ?」

ヤッチ:「10時…。」

アルツ君が壁に掛かっている時計を見ます。

アルツ君:「10時っていうことはもうとっくに過ぎてるぞ?おい?」

ヤッチ:「どっかに隠れて、旦那さんが時計を読めるかチェックしてるかもしれないな!?」

アルツ君:「三つ子じゃあるまいし、時計ぐらい読めるわい!!」

廊下の外ではお昼ご飯の準備でしょうか、良い香りが漂ってきます。

気がつけば、11時半を回っています。

(-_-;)

しびれが切れ始めているヤッチでしたが、ここで特養の職員さんが高齢者相談センターの職員さんと司法書士さんらしき人物をアルツ君の居室に連れてきます。

特養職員さん:「大変お待たせしました。お二人をお連れしたので…。」

ヤッチは座っていた椅子から立ち上がります。

アルツ君も腰かけていたベッドからゆっくり立ち上がります。

アルツ君:「どうも、どうも!!」

アルツ君、機嫌が悪いどころか、ニコニコ顔でお出迎えです。

ヤッチはアルツ君が怒り出すことをどっかで期待していましたが、何とも拍子外れな感が有ります。

(-_-;)

司法書士さん:「はじめまして!!司法書士の○○と申します。お父さんにお会いできて大変うれしく思っています!!」

ヤッチとアルツ君の二人に名刺を下さった司法書士さんはなかなかのナイスミドル…。

50代後半でしょうか、メタボ体型ではなく、割とスラッとしています。

パリッとしたスーツを着て気難しそうな印象も有りません。

白手袋をさせれば、かなりの得票数を主婦層から獲得できそうな人です。

(^_^;)

ヤッチは自分がアルツ君の息子で有る事を告げ、アルツ君を司法書士さんに紹介します。

アルツ君:「俺は名刺なんか持っていないよ。必要ないから…。」

司法書士さん:「それはもう大丈夫です。お父さんお元気そうですね?」

アルツ君:「まあね!!頭だけが悪いみたいだけどな!?」

司法書士さん:「お身体が元気なのは何よりですよ~。今日はお父さんに挨拶に来たんですよ!?」

アルツ君:「それはそれはご丁寧に…。」

司法書士さん:「詳しいことは後々お話しさせていただくことにして、今日はお父さんと会えてよかった!!これから長いお付き合いになると思いますがよろしくお願いしますね!!」

司法書士さんが手を出し、アルツ君の両手を握りしめ、握手しています。

やっぱり、この司法書士さん、駐車場に選挙カーを停め、助手席には白手袋とタスキを置いて来ているに違いありません。

( 一一)

そんな妄想とともに、ヤッチは今日自分が何をしにここへ来たのかわからなくなってきています。

(-_-;)

アルツ君が興奮するかもしれないと言っていた姉の言葉はアルツ君のニコニコ顔で木っ端です。

(-_-;)

じゃあ、後で散歩に行けば大義名分はできると言っても、もう、じきにアルツ君は昼飯時になり、ヤッチは退散で、散歩に行く時間は残されていません。

(-_-;)

司法書士さん:「お父さん、また私はこちらにお伺いしますから、是非顔を覚えておいてくださいね?」

無謀とも思える司法書士さんの言葉にアルツ君も愛想をふりまきます。

アルツ君:「ええ、ええ。ちゃんと覚えておきますよ!!」

司法書士さん:「それではまたお伺いしますので、私はこの辺で!!」

司法書士さん、『この辺で選挙カーに戻ります。』だったのでしょうか…。

(^_^;)

次の選挙区を回らなくてはいけないので、お忙しそうです。

(^^ゞ

アルツ君とヤッチは立ったまま、司法書士さんの背中を見送ります。

特養の職員さんも高齢者相談センターの職員さんも会釈しながら、居室を出て行かれました。

司法書士さんが居室にいらした時間は推定で5分弱といったところでしょうかね…。

この程度の挨拶だけなら、ヤッチは多分その場に居なくても済んだような…。

(-_-;)

アルツ君の昼飯タイムは刻々と迫って、もう散歩は無理そうです…。

(-_-;)

静かになった居室でアルツ君がぼそりとつぶやきます…。

「ところで、今日はお前、何しに来たんだ?」

確かに…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

…って

誰が…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


ブログランキングに参加しています。
クリックで是非応援をお願いします。
    ↓
にほんブログ村
にほんブログ村へ

人気ブログランキング
人気ブログランキングへ


コメントを見る 4 件
ツイートする

キーワード検索 : 成年後見制度 成年後見人 司法書士 高齢者相談センター 地域包括支援センター 特別養護老人ホーム 虐待者 介護保険 進行性核上性麻痺 認知症 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

この記事のURLhttp://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-359.html   Facebook   Twitter   はてなブックマーク hatena

2012/11/09 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

«« この前の記事へ (過去)  | ホーム |  この次の記事へ (未来) »»

【この記事のカテゴリー】
【同じカテゴリーの記事(前後10件)】
この次の記事(未来) : 特養に入所は幸福なの?
この前の記事(過去) : あなたの潜在能力は?

Comment


あのさぁ・・・。

遅れてきたことについては何もなかったんかなぁ。
普通商談とかで遅れたらとりあえず謝るやろ!と思ったのぞみんでした。(^^;)

のぞみん |  2012/11/10 (土) 06:23 No.1585 -

のぞみんへ

のぞみん、こんにちは。

風邪の具合はいかがですか!?
聞いたところで、暖房の吹き出し口を三重県の方に向ける事しかできませんが…。

ところで。
おっしゃる通り、ヤッチも一言文句を言ってやろうと思っていました。
(*`д´)

でも、この日はアルツ君の興奮をセーブするお目付け役の任務で出かけていたので、ヤッチ自身が興奮できない厳しい立場…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ

それとこれとは話が違うだろって感じもしますが、アルツ君の言うように『仕事のできない人』かもしれませんねぇ~。
(; ̄ー ̄川 アセアセ

この事に気づいてくれた人がいただけで、とてもうれしゅうございます。
m(__)m

ヤッチ |  2012/11/10 (土) 12:16 [ 編集 ] No.1586 -

さすがです…は

アルツ君、忘れちゃうことを覚えているのはうれしいですね(^ω^)

さすがですは司法書士さんに贈りたいです(^-^; アセアセ

よっち |  2012/11/12 (月) 07:58 No.1587 -

よっちさんへ

よっちさん、こんばんは。
返信遅くなって申し訳ありません。
m(__)m

『さすがです…。』は司法書士さんときましたか!?
なるほど…。
そういう見方もありますね。
私は、この日誰が『さすがです…。』なんだか、わけがわからなくなっていました。

よっちさん
さすがです…。
(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ |  2012/11/12 (月) 20:56 [ 編集 ] No.1588 -

コメント:を投稿する 記事: 成年後見制度~その4

  • お気軽にご質問やコメントをどうぞ! (過去の記事でも大歓迎)
  • コメント本文以外の表示させたくない項目は空欄でも構いません。
  • 非公開(ヤッチだけが読める)を選択すると、コメント内容は記事に表示されません。
  • プレビューボタンを押すと送信前の表示を確認できます。 (送信はされません。)

  ←設定しておくと、後から修正/削除もできます。
  非公開コメントとして投稿する(ヤッチだけが読めます)

Trackback

この次の記事(未来) : 特養に入所は幸福なの?
この前の記事(過去) : あなたの潜在能力は?
▲TOP