site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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日雇い派遣  派遣会社  毒見役  障害者手帳  リハビリ  特別養護老人ホーム  いい人  井戸掘り  

友人Yさん

2012/07/10 (火)  カテゴリー: ヤッチ
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

さて、今日はヤッチの友人のYさんのお話から…。

このYさん、ヤッチが日雇い派遣の仕事をしている時に知り合った友人です。

ヤッチとYさん、登録している派遣会社は同じでしたが、知り合った当初は違う支店に登録していました。

御存知の方も多いと思いますが、日雇い派遣の仕事はいざ仕事の現場に行ってみないと、仕事の詳しい内容もわからないし、どんな人と一緒に仕事をするのかもわかりません。

登録している派遣会社からはたとえば『引越し』とか『商品のピッキング』の仕事だとかは教えてもらっていますが、詳細は現地に行ってみないとわからないことが多いのです。

『道路の清掃の仕事』だと言われて実際に現場に行ってみると、マンションの共用部分の通路の清掃だったり、『フロアの清掃』と言われて行ってみると、だだっ広い工場丸々一棟の清掃だったり…。

とにかく、行ってみないとあたりの仕事かはずれの仕事がわからないのです。

そして、仕事を選り好みをしていると仕事を紹介してもらえず、その日の仕事にあぶれてしまうなんていうことも…。

日雇いの仕事の話をすると、尽きることがないので、また別の機会にさせてもらうことにして、とにかくヤッチは、派遣の仕事をはじめた当初は、仕事が有れば来るもの拒まずで、どちらかといえば、派遣会社に言われるがままに紹介された仕事をこなしていました。

派遣元の派遣会社の職員が、

職員:「今度新しいお客さん(依頼主=派遣先)を獲得したのですが、まだどんな仕事かわからないので、毒見役で行ってもらえないですかねえ?」

ヤッチ:「毒見役って…。死んだらどうするんだよ~。まあいいや、断ると他に仕事無いんでしょ?」

職員:「現状、ご紹介できる仕事はこの仕事以外には無くて…。」

おそらく、仕事は有るには有るのですが、そう言ってしまうと派遣会社の職員も選り好みばかりされてしまって、仕事が決まりません。

ヤッチ:「わかったよ。行けばいいんでしょ!?で何人現場?」

ある意味、責任の無い派遣の仕事ですから、大人数の現場の方が手抜きができます。

また皆が断るような仕事に自ら志願したという理由で、ヤッチも少々態度が横柄になります。

(^^ゞ

職員:「二人の現場です。」

ヤッチ:「俺ともう一人ということ?」

職員:「そうです。」

ヤッチ:「誰が来るかもうわかってるの?」

職員:「いえ、まだわかりませんが、多分他支店の方がお相手になると思います。」

二人の現場ということは少人数なので、派遣先の指揮命令者の監視が常について回ります。

オマケにヤッチと一緒に仕事をするもう一人がやる気が無いような人だったりすると、派遣先にも迷惑がかかりますし、仕事の生産性や能率も落ちます。

いったいどんな人が来るんだろう…。

携帯ばかりと仲良しで、全くコミュニケーション取れなかったらどうしよう…。

頼まれてもいない仕事を率先してやって、仕事が増えたりしないだろうか…。

まだ経験浅かったころは、仕事の前日は不安でいっぱいです…。

(-_-;)

日雇い派遣の仕事は現地や現場に直行するよりも、現場に近い最寄り駅の駅の改札出口などを待ち合わせ場所として集まり、その日に仕事するメンバーが全員そろったところで、現場に向かいます。

多くは初対面のメンバーなので、待ち合わせをしないと、全員揃っているかがわからないのです。

もちろんお客さんである派遣先の担当者も全員揃って来てもらえる方が都合がいいはず…。

二人現場で一緒に仕事をする相手の顔を知らないということは、待ち合わせ場所である駅の改札口等でその相手を探し出さなくてはなりません。

むこうも同じことですが、大きな駅の改札口でその相手を探すのは至難のわざ…。

(-_-;)

待ち合わせ時間よりも早めに到着して、本日の仕事相手を探します。

キョロ(゚∀゚≡゚∀゚)キョロ

「○○会社(登録している派遣会社の名前)の方ですか?」

「いえ。違います。」

こんなやり取りを幾度となく繰り返します。

たいていは雰囲気や、いで立ちでわかるのですが、慣れていない頃は悪戦苦闘です。

ヤッチとYさんとの最初の出会いも多分同じような感じだったと思います。

待ち合わせ時間が迫ってくると、どうやらそれらしき人物の姿を発見します…。

何だか人相の悪い強面…。

もしかして刑務所帰りの組長さん!?

顔にはひげをたくわえています。

思い切って声をかけます。

ヤッチ:「失礼ですが、○○会社の方ですか?」

Yさん:「そうです。」

ヤッチ:「現場は△△ですか?」

Yさん:「そうです。」

ヤッチ:「じゃあ、今日は一緒の現場ですね?よろしくお願いします。」

Yさん:「こちらこそ、よろしくお願いします。」

見かけによらず、礼儀正しいじゃないですか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

これがヤッチが最初に友人Yさんにはじめて会ったときの印象です。

友人Yさんがどう思っていたかは聞いたことは有りませんが、聞けば、Yさんも違う支店でしたが、毒見役で行ってくれと言われたそうな…。

『どんな奴が来るかわからないから、嫌だ』と最初は断ったそうですが、二つ返事で引き受けたそうな…。

で、結局その『どんな奴』はヤッチだったというわけです。

これ数年前の話なので、記憶が定かではありませんが、毒見役ではない普通の仕事もこなし、毒見役と言われて、現場に向かうと決まってYさんが待ち合わせ場所に居るじゃありませんか…。

これについてはYさんも同じだったらしく、変な奴が来ないといいなぁと思って待ち合わせ場所に向かうとその変な奴が居たというわけです。

何度も同じ現場で同じ仕事をするようになり、段々お互いのことを話すようになり、親密度が増します。

そのYさん、実は若い頃のバイク事故で右足が不自由です。

障害者手帳も持っていて、本来なら杖をついて歩かなくてはならない身の上だとか…。

ひざが上手く曲がらないので、自転車はこげません。

でも、足は引きづりますが、杖はついておらず、そんな人が派遣の仕事で事務所の引越しの仕事に来て、他の人まぎれているのですから驚くばかりです。

さすがに階段を使うような仕事は苦手ですが、仕事となれば文句は言っていられません。

そんなYさんと毒見役を繰り返していくうち、自宅も近かったせいや、年齢がヤッチよりちょっと若いだけということもあって、最近では仕事以外でもお付き合いするようになっています。

もちろん、Yさんは男ですから、結婚は前提としていませんし、ヤッチにもそういう趣味は有りません。

( ̄^ ̄)

ところがYさん、今年の3月にまたもや交通事故に遭ってしまいます。

なんでも知人のバイクの後ろに乗っていて、自宅まで送ってもらう途中に右折してきた自動車に衝突されてしまったのだとか…。

幸い、命に別状は有りませんでしたが、不運にも怪我をした箇所が昔の古傷と同一箇所…。

^_^;

骨折こそしなかったものの、何針も縫う大けがです。

そして、その時の後遺症でもともと曲がらなかった膝がますます曲がらなくなってしまいました。

(つд⊂)エーン

現在も通院リハビリ中で、落ちてしまった筋力を取り戻すべく奮闘中…。

ヤッチが顔面麻痺で入院中も自分のリハビリだと言って毎日のように自宅から歩いて見舞いに来てくれました。

最近は、今までリハビリしていた病院を変え、現在はヤッチのアパートの近くの病院でリハビリを続けています。

リハビリの病院とヤッチのアパートが近いせいもあって、都合が合えば、Yさんはリハビリ後にヤッチの部屋を訪れます。

御存知のように最近ヤッチはアルツ君の居る特別養護老人ホームにちょくちょく面会に行きます。

アルツ君のいる特別養護老人ホームはYさんの家とは逆方向…。

ヤッチ:「今日は旦那さん(アルツ君)のところに面会に行きますけど、Yさんも行きます?」

Yさん:「いいっすよ~。歩いて行くんですよね!?」

ヤッチ:「歩いて行くしか手段が無いんで…。」

Yさん:「大丈夫です。」

ヤッチ:「何が大丈夫なんですか?」

Yさん:「車に乗らないで施設まで歩いて行っても大丈夫です。」

ヤッチ:「ますます、Yさんの自宅から遠くなっちゃいますよ?」

Yさん:「大丈夫です。」

ヤッチ:「何が大丈夫なんですか?」

Yさん:「家から遠くなっても大丈夫です。」

ヤッチ:「じゃあ、行きますか!?」

Yさん:「歩いた方がリハビリなるんで行きましょう…。」

こうして最近では、Yさんもアルツ君の面会のお供になってくれています。

ちょっと前の記事でアルツ君がキノコさんのことをすぐに忘れてしまうという事を書いたと思いますが、アルツ君、Yさんのことは覚えているようです。

姉の話によると、アルツ君はYさんのことをちゃんと覚えていて、『いい人』と呼んでいるようです。

「あんないい人を俺が忘れるわけないだろっ!?」てな調子らしいです。

あんな『ヤクザ顔』の人を『いい人』なんて、少々ヤッチ的には問題有り!?発言のような気がしますが、『人は見かけによらぬもの』という事なのでしょうか…。

(●`w´●)ニァ・・

アルツ君のところに面会に行くと、アルツ君とYさんの会話はたいてい昔の古傷の話になります。

アルツ君:「どうですか?少しは良くなりましたか?」

アルツ君がYさんに話しかけます。

Yさん:「いやぁ…、ぜんぜんですよ。リハビリはしてるんすけどね…。」

アルツ君:「そっかぁ、なかなか良くなりませんかぁ…。俺も昔の古傷が時々痛むときが有るんだよなぁ…。」

アルツ君、若い頃に腕に大けがをして、未だにそこに傷跡が有ります。

それを腕まくりをして、Yさんに見せます。

Yさんも負けず嫌いな性格…。

自分の古傷を見せて、アルツ君にお披露目です。

Yさん:「俺もここの神経が切れて繋いでるんですよ。」

アルツ君:「あっそう…。そりゃ大変だった…。」

アルツ君、時折涙ぐんじゃったりしてます。

(・・;)

Yさん:「それより、井戸掘りはやらないんですか?」

Yさんがアルツ君に質問をします。

アルツ君、おそらく昔に井戸掘りの仕事をしたことが有るようです。

手掘りでの井戸掘りだったみたいですが、この頃これを何だか昨日の事のように話したりします。

それをYさんが覚えていて話を広げます。

アルツ君:「今はやってないよ。けっこう大変だからねえ…。」

Yさん:「いつ掘りますか?」

アルツ君:「そうだねえ…。」

Yさん:「何が必要ですか?何なら用意しますよ?」

アルツ君:「そうは言うけど大変だよ~。竹で弓を作るんだから…。」

ヤッチとYさんはアルツ君が『弓』と言いますが、どんなものを想像して良いのかわかりません。

(・ω`・?ハテナ?

アルツ君:「あんな竹でよく掘れると思うかもしれないけど、ぶち当たると噴水みたいに吹き出すんだよ。」

Yさん:「へえ~。そうなんすかあ?じゃあ俺はロープを用意しますから、○○さん(アルツ君)は竹を用意して下さい。今度来た時にロープを持ってきます。」

アルツ君半分本気にしちゃってます。

^_^;

アルツ君との面会はたいていは同じ話の繰り返しになってしまいますが、新たな話相手の登場でアルツ君もご満悦の様子です…。

(*^_^*)

ヤッチとYさんがアルツ君の施設に訪れた後、姉が同じ日にアルツ君のところに行ったようです。

姉からヤッチに電話が入ります。

姉:「今日、あんたパパのところに行った?」

ヤッチ:「行ったよ。」

姉:「ふ~ん、そうなの…。」

ヤッチ:「そうなのって、何?」

姉:「いや、パパが今日はあんたが来てないって言うから…。」

ヤッチ:「行ったんだけどなあ…。」

姉:「でさ、その時Yさんも一緒だったの?」

ヤッチ:「ああ。一緒だったよ。」

姉:「ああ、それでだあ!?」

ヤッチ:「どういうこと?」

姉:「いやね、パパがあんたは来ないって言ってたでしょ!?」

ヤッチ:「うん…。」

姉:「そしたらね、あんたが来ないとしたら誰が来たの?って聞いたら、『だれか違う人が来た』って言ってたから…。でもいい人だったって!?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

そして久しぶりに透明人間の登場です…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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Comment


こんばんは

初めてコメントします。
お2人(ヤッチとYさん)とも、なんとか元気そうですね(^o^)
もうすぐ暑い夏がやってきます
あまり無理をしないように…

だーびー |  2012/07/10 (火) 23:16 No.1341 -

だーびーさんへ

だーびーさん、こんばんは。

二人ともリハビリ中なので元気ではないですよ~。
( ̄ー ̄)ニヤリ

アルツ君のいる施設は歩くと程よい距離です。
久々の『歩く歩こう会』の復活です。
参加しますか!?
( ̄ー ̄)ニヤリ

ヤッチ |  2012/07/10 (火) 23:34 [ 編集 ] No.1342 -

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