site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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幽霊になった職人

2011/10/18 (火)  カテゴリー: デイサービス
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こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はアルツ君のデイサービスの日でしたが、リハビリを兼ねたリクリエーションをやったと連絡帳に書いてあります。

そのせいなのか今日はバテバテで帰ってきました。

ほとんど倒れ込むかのように茶の間に入ってきました。

椅子に腰かけるなり、自分の肩を指さします。

どうやらキノコさんに肩を揉めと催促しているようです。

「なんで?デイサービスに行ってさぞかし元気になって帰って来るかと思ったのに…。」

「死んじゃった…。肩揉まないともっと死んじゃう…。」

「まあ?もっと死んじゃうってどういうことなの?」

「死んでみないとわからない…。」

支離滅裂です。

キノコさんが仕方なく肩を揉みます。

「あたっ!あたたたたっ!」

最近大げさなのはわかりますが、オバーアクションがすぎるような…。

(-_-;)

「お前!痛いよ。ああ死んじゃった…。」

「ほ~ら。死んでないじゃない。死人にく・ち・な・し!!死んでたらしゃべれるわけないでしょ!」

キノコさんに耳を引っ張られます。

「あたっ!あたたたたっ!」

「また~!?」

「何回お前は俺を殺せば気が済むんだ~。」

もう疲れすぎていてヨレヨレです…。

アイロンかけても多分ダメそうです。

ヤッチがアルツ君に言います。

「もう死んじゃってるんだから横になったら?」

「疲れてなんかいないからな!」

「誰も『疲れてる』なんて言ってないよ。いいから少し横になって休みな。」

「じゃあそうするか~。」

茶の間のソファに横にします。

「今日は足がものすごい痛いんだよ。クウッー痛いっ!」

どうしても足が痛いことをアピールしたいようです。

「また材木病か?どこが痛いんだよ?太もも?」

「ケツから下が全部重ったるいんだよ~。」

「たまに動いたからだよ。材木病じゃなさそうだな!?」

おそらくデイサービスで普段使わない筋肉を使って疲れているのだと思います。

「ここじゃ寝返りもうてないから自分の部屋に行って寝たら?」

「いやだっ!足が無くなっちゃったから歩けない…。」

しばらく放っておいてソファに寝かすことにします…。

仰向けになって寝ているアルツ君に二階から持ってきた布団を掛けます。

「ほ~ら。ちゃんと自分の胸あたりで手を結んで!」

「なんでそんなことしなくちゃならないんだ~?」

「いや。死んでるって言うから…。」

「みんなして俺を殺そうとしてるな?」

「そんなにギャラリーはいないよ。二人だけ。」

しばらくして眠りについたようです。

ヤッチは二階の自分の部屋に上がります。

キノコさんは茶の間でしばし休憩です。

30分くらい経ったときでしょうか!?

茶の間からものすごい叫び声が聞こえます。

「痛いっーーーーーー!!!!うっーーーー!!!」

あわててヤッチは階段を降ります。

「痛いっーーーーーー!!!!うっーーーー!!!」

ソファでアルツ君がもんどり打っています。

というよりもんどり打つにももんどり打てないというのが正しい表現でしょうか。

叫び声をあげるだけで固まっています。

「どうした?」

「足が…。足が無くなっちゃった…。うー痛いっ!!!」

キノコさんもぼう然としています。

「救急車呼ぼうか?」

キノコさんがぼそりとつぶやきます。

「救急車は嫌だっー!!」

アルツ君が反論します。

「でもどうにもならないじゃない…。」

キノコさんが頼りなさそうにぼそりと…。

「痛いっ!!黙ってないで何とかしろよ~!!」

アルツ君はかすかに涙まで浮かべっちゃっています。

しばし様子をうかがっていたヤッチが口を開きます。

「どんな風に痛いんだ?」

「何だかわからないが太ももの辺りがピリピリするぅっ~!!」

「やっぱり救急車呼んだ方がいいわよ!!」

キノコさんはどうしても救急車を呼びたいようです。

ヤッチがそれを制します。

「どっちの足?」

「ひだ左っ!くーッ!!」

「やっぱり救急車…。」

キノコさんこそやっぱり救急車を呼びたいようです…。

「救急車より霊柩車のほうがいいんじゃないのかな?」

「違うわよ。救急車!!」

アルツ君の叫びは続きます。

アルツ君の仰向けになった身体にまたがり、痛いと言っている足を持ち上げます。

「痛いっーーー!!死んじゃうよっ!!」

「お前はすでに死んでいる…。」

さらに足首のかかとの方を持って天高く持ち上げます。

「ダメだってっ!!うっーーー!!」

持ち上げたかかとに手を添え、もう片方の手でアルツ君のつま先をグイッとそり返します。

「うっー!」

鈍い悲鳴に変わりました。

さらに体重をかけ、つま先をアルツ君の身体の方に押し込みます。

「うーーーーーっ。」



もうお分かりですよね…。

??

アルツ君ただ足を攣っていただけなんです…。

「楽になったべ?」

「楽になったっていうよりお前俺の足をどこに隠した?」

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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Comment


Re: 幽霊になった職人

太ももが攣ったら、どれくらい痛いんだろう?
痛いけどそっとしておいて…なんて言えなかったアルツ君?

お気の毒です。明日も余韻が残ってるかも…ね。
お大事に。

kumaはる |  2011/10/19 (水) 01:49 No.397 -

kumaはるさんへ

今日は昨日のことはすかっり忘れていて
足を攣ったのもおぼえていません。
(。・´_`・。)エ-

ヤッチ |  2011/10/19 (水) 19:24 [ 編集 ] No.398 -

わぁぁぁぁ(>_<)

私も以前は、よくふくらはぎが攣ってたんで
アルツ君の痛みが伝わってきそうです(>_<)

キノコさん、びっくりされたでしょうねぇ
ヤッチさんがいなかったら、本当に救急車がきてたかもぉ・・・

ゆうっ♪。 |  2011/10/20 (木) 00:28 [ 編集 ] No.399 -

ゆうっ♪。さんへ

なんの後遺症もなく、大事には至りませんでした。
お騒がせしやした。
┏○ペコ

ヤッチ |  2011/10/20 (木) 00:41 [ 編集 ] No.400 -

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