site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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抑肝散の増量~教訓を活かせぬ特養~

2013/10/17 (木)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

話題になるような事が無く、更新をさぼっていました。

m(__)m

このところ記事の内容が暗い話題ばかりで申し訳ありませんが、今回もまた暗い話題です。

去年(2012年)の年末から今年(2013年)前半にかけて、アルツ君の服用している認知症薬メマリーの事で、アルツ君が入所している特養とバトルを繰り返してきたヤッチ…。

またしても事件勃発です…。

。+゚(pωq)゚+。エーン

関連記事:
何でメマリー飲んでるの?(スマホ版は→こちら

過去の記事をご覧になられていない方のために、簡単にご説明をさせていただきますと、アルツ君が服用を休止していたメマリー(認知症の薬)を家族の知らない間に、施設の嘱託医に増量され、これが約1年間続いて、家族が、これに待ったをかけたという話です。

現在、アルツ君を診て下さっている嘱託医(3階の先生)は別の嘱託医(2階の先生)に代わっていただき、アルツ君は、メマリーも飲んでいません。

この時の施設との話し合いの中で、薬の処方に変更がある場合には、必ず身元引受人である姉に連絡をし、了解を得るということを施設側から書面でいただいています。

ところがですよ…。

またしても、薬を増量したことを施設側が姉に連絡していなかったことが発覚しました。

はい…。

前回の記事で書かせていただいた『抑肝散(よくかんさん)』です。

関連記事:
肺炎予防と肺炎球菌ワクチン(スマホ版は→こちら

今回は、アルツ君が夜中に興奮することが多いというので、嘱託医(2階の先生)が抑肝散という薬を夕食後1包だけ飲むのではなく、朝食後にも1包(計2包)飲むように、処方量を増やしたことを施設が姉に連絡しなかったという話です。

当初、嘱託医は『毎食後』とおっしゃっていましたが、なぜ2回に減ったかは謎のままです。

前回のメマリーの問題と少し違うところは、嘱託医に大きな落ち度はありません。

逆に、嘱託医の診察の時にその場に居合わせたヤッチに、責任があるかもしれません。

前回の記事では詳しく書きませんでしたが、施設内で嘱託医が診察したときに、居合わせたのは、アルツ君、嘱託医、施設の看護師さん、ヤッチの4人です。

嘱託医が『毎食後に薬(抑肝散)を増やしますよ。』とおっしゃった時に、ヤッチは、内心、『そんなに増やして大丈夫なのかよ。』、『薬を増やしたところで、そんなに変わらないんじゃない?』と思いましたが、嘱託医の強い口調に『ノー』とは言えませんでした。

また、居合わせた施設の看護師さんから、『(薬に)変更がある場合は、また改めて(姉)に連絡を差し上げることになると思いますから…。』という言葉が有ったので、連絡が入った時点で、姉と承諾するか否かを決めてもいいんじゃないかとも考えていました。

その後、いっこうに施設から連絡が入りません。

姉にたずねても、『施設から連絡をもらっていない。』、『施設の生活相談員さんに訊いても、(薬について、)変更はないと言っている。』という話でした。

もしかすると、施設が薬の処方等に敏感になっている家族に配慮し、嘱託医に待ったをかけたのかとも、思いました。

でも、医師からしたら、『増やしますよ。』と言っているわけですから、医師が処方しなければ、せっかくの自らの稼ぎを減らしてしまうことになります。

ん…。

思い切って、ヤッチは施設の生活相談員さんに直接話を訊いてみようと、施設に行ってみることに…。

これ、先週の金曜日の出来事です。(2013年10月11日)

と、言うのも施設から薬の話しとは別に、アルツ君の夜間の興奮を何度も姉経由で、聞いていたので、あわせて相談のできる絶好のチャンスです。

相談する前にアルツ君の様子伺いです。

アルツ君の居室の扉をノックします。

返事がありません。

???

中に入ると、昼間だというのに、カーテンを閉めたまま…。

アルツ君はベッドで仰向けで寝ています。

ヤッチ:「生きてるか?」

ヤッチは驚かせない程度の声で、アルツ君に問いかけます。

アルツ君:「死んじゃいないぞ…。」

ヤッチ:「そいつは残念だな。眠っていたのか?」

アルツ君:「眠ってなんかいないぞ。目を閉じてただけ…。」

ヤッチ:「それにしても、この部屋は暑いな!?下の階で、たき火でもしてるのか?」

アルツ君:「…。」

この日は半袖でも少し汗ばむ陽気…。

空調は効いていない様子で、閉め切りの部屋は少しムッとします。

ヤッチはカーテンを開けます。

明るくなった部屋で、アルツ君の顔を見ると、少し顔が赤いようです。

ヤッチ:「おいおい。冷たくなってるかと思ったら、逆みたいだな。熱でもあるのか?」

アルツ君:「死人じゃないから、ちっとは温まってるだろ…。」

ヤッチ:「だるいか?」

アルツ君:「だるくはないな…。」

ヤッチ:「寒いか?」

アルツ君:「寒くないよ…。」

どうも、声に覇気がないので、職員さんを呼びに行くことに…。

ちょうど、廊下に男性職員さんがいらしたので、ヤッチは声を掛けます。

ヤッチ:「父なんですけど、今日、朝から具合でも悪いんですか?」

男性職員:「いえ、お昼ご飯もしっかり食べられて、今日は元気ですよ。ただ…。」

ヤッチ:「ただ、何でしょう?」

男性職員:「昨日の夜も興奮なされて、昨日の夜勤の○○(女性職員さんの名前)の首根っこをつかんだらしいです。」

ヤッチ:「それは父が起きている時ですか?寝ている時ですか?」

男性職員:「起きていないとそういうことはお出来にならないでしょうから…。」

ヤッチ:「いえいえ、そう意味じゃなくて、くつろいでいる時などに突然豹変して興奮したのか、それとも少し眠りについた後、眠りから覚めた直後に豹変したのかをお伺いしているんです。」

男性職員:「そこまでは詳しく聞いていません。ただ、ベッドに入られてからのことだと思います。」

ヤッチ、最近、いや、ずいぶん前からアルツ君がレム睡眠行動障害ではないかと疑っています。

いつものごとく、余談になりますが、レム睡眠は浅い眠りという意味です。

浅い眠りの時に人間は夢をみるらしいです。

健常者なら、レム睡眠中は筋の緊張は低下して、夢をみても力が入らず、夢の内容に身体が反応することは無いそうです。

しかし、レム睡眠行動障害では、何らかの原因で夢の内容に反応して異常行動を起こしてしまうのだそうです。

つまり、夢と現実が直結してしまうというやつです。

自傷事故や、となりに寝ていた奥さんを殺してしまったという事例もあるようです。

レビー小体型認知症の症状としても有名ですよね。

だからどうなの?って話ですが、現実に復帰します。

ヤッチ:「そうですか…。」

男性職員:「それより、ご家族が面会に来られた日は不機嫌になることが多いようですよ。来られた日と言うより、来られた後ですね。特に奥様がいらした日などは、『ばあさんを何処に隠したッー!!』って怒鳴られたり、暴れることが多いようです。」

ヤッチ:「その話は姉からも聞いていますけど、俺は実際に、その現場を目撃したことがないんだよね…。」

男性職員:「それは帰られた後だからですよ。」

ヤッチ:「俺が帰った後もそういうことがありますか?」

男性職員:「はい。ときどき。」

ヤッチ:「確かに暴力を振るったりするのは、まずいと思うけど、なんかそちらのアプローチの仕方に問題はないのかな…???」

男性職員:「…。」

ヤッチ:「俺が面会しても、声を荒げたり、暴力を振るうような仕草は全くないけどね…。」

男性職員:「それはご家族だからですよ。」

ヤッチ:「また、それですか~。もうここに入所して、一年半たってるわけですよ。寝食を共にしている時間は、あなた方の方が最近は長いわけじゃないですか。もう習性なりを熟知していても良いはずじゃないですか?」

男性職員:「それは積みあげた実績が違いますよ。」

ヤッチ:「でも、俺は家族かもしれないけど、あなた方もプロなんだからさ~。どうするかは、こっちが聞きたいくらいですよ。お伺いしていると、家族が面会に来ない方が良いように聴こえてきますけどね…。」

事実、キノコさんの耳にも、このような情報が入り、相当ショックを受けています。

姉も普段は施設からキノコさんに電話を掛け、アルツ君にキノコさんの声を聞かせていましたが、数日間は電話も控えています。

男性職員:「申し訳ありません…。今日の夜にでも、お父様のことについて、生活相談員も同席させて、協議したいと考えています。」

後日わかったことですが、このような協議は行われていませんでした。

(-_-;)

ヤッチ:「今日は△△さん(生活相談員さんの名前)、いらっしゃるの?」

男性職員:「はい。今は会議中で、夕方に戻ってくると思うので、夜にでも、話をしようかと…。」

ヤッチ:「そうなんですか…。」

男性職員:「で、ご家族の方が先回りして、△△のところに行かれて、話をされてしまうと、現場の職員の話しが通らなくなってしまうので、今日の夜に話しをしますので、今日は△△のところにいらっしゃるのは、ご勘弁願えますか?」

ヤッチ:「わかりました。今日は△△さんの所には、お伺いしません。どの道、いらっしゃらないわけですからね…。それより、親父さん、熱があるようなんだけど?」

男性職員:「わかりました。すぐにお部屋にお伺いします。」

ヤッチが居室に戻ると、すぐに男性職員さんが体温計と血圧計を持って居室にいらっしゃいます。

血圧は正常…。

熱は37.2度…。

男性職員:「この部屋が暑いせいじゃないですかね…。」

ヤッチ:「暑くたって、熱は熱でしょう。」

男性職員:「いえいえ。ご高齢の方は体温調節が上手くいかなくて、こうして部屋が暑かったりすると、お熱が出たりするんですよ~。」

ヤッチ:「…。」

その後、男性職員さんはアルツ君に、タオルに包まれた氷枕を持って来て下さいました。

アルツ君、『冷たい。』と言って、これを拒否…。

部屋が暑ければ、熱が出るのはヤッチもわかりますが、熱が出るまで、部屋の窓を開けないということがヤッチには理解できません。

昼食後から、アルツ君が熱を出すまでの数時間、居室を誰も巡回していない証拠にもなってしまうんですがね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

この日は、アルツ君の具合も良くないし、生活相談員さんに相談に行けない状況だったので、すぐに帰ることにしました。

その日のうちに、アルツ君の熱は下がったようです。

日が替わって、今週火曜日(2013年10月15日)です。

姉から連絡をもらって、生活相談員の△△さんもヤッチと話をしたいというので、施設に行ってきました。

いつものようにアルツ君のところに顔を出しますが、『散歩には行きたくない。』というので、ヤッチは生活相談員さんのいらっしゃる部屋をノックします。

ヤッチ:「お忙しいところ、すいません。」

生活相談員さん:「いえいえ。」

ヤッチ:「さっそくで、悪いんだけど、薬の方は変更ないんですよね?」

生活相談員さん:「お父様の抑肝散の事ですよね?」

ヤッチ:「でも、肺炎球菌ワクチンを打ったとき、先生は『薬を増やす。』って言ってたんだよね…。気が変わったのかな…。」

生活相談員さん;「もし、よろしければ、医務室にうちの看護師がいますので、ご一緒に『おくすり手帳』を確認してみますか?」

ヤッチ:「だね!?お願いできますか?」

生活相談員さんと階下に下り、医務室に向かいます。

ちょうど、アルツ君の診察の時に嘱託医と一緒に巡回していたこの施設の看護師さんの姿が見えます。

この看護師さん、施設の主任クラスの方のようです。

生活相談員さん:「あの~、××さん(看護師さんの名前)、○○さん(アルツ君)のおくすり手帳を見せてもらえますか?」

看護師さん:「はい…。少々、お待ちください。」

看護師さんは、医務室の中に入り、おくすり手帳を取りにいらしたようです。

ヤッチと生活相談員さんは廊下で待機です。

ほどなく看護師さんがおくすり手帳を持って廊下に出てきます。

生活相談員さん:「これって最近のものですか?」

看護師さん:「直近のものはもしかすると、まだ貼りつけてないかもしれないかな…。」

生活相談員さん:「抑肝散って最近、変更になっていますか?」

看護師さん:「どうだったかしら…、分1から分2に変更になっているんじゃなかったかしら…。」

分1、分2というのは、薬の飲み方の事で、今回のアルツ君の薬の場合、分1なら一日一回ということになり、分2になら一日二回飲みなさいということになります。

ヤッチは生活相談員さんと看護師さんがしゃべっている間に、おくすり手帳の中から、『抑肝散 分2 朝夕食後』の文字を見つけます。

チラ見だったので、はっきりしませんでしたが、抑肝散は袋入りの粉薬ですから、1包を朝と夕に小分けにして飲むことは考えにくいので、1包から2包に増えていると、予測がつきます。

もし、従来通りの薬の飲み方なら、アルツ君が抑肝散を飲んでいるのは、『夕食後』だけですから、『朝』の文字は出てこないはず…。

ヤッチ:「ここに貼ってあるシールには『朝夕食後』の文字が見えますよね?」

看護師さん:「そうですね。抑肝散は朝夕食後の2回、1包ずつ、つまり1日2回計2包飲むように変更になっていますね。」

ヤッチ:「やっぱり増えてんじゃん!!」

生活相談員さん:「これ、いつから変更になっているんですか?」

看護師さん:「それはね…。いつだったかしら…。」

ヤッチ:「肺炎球菌ワクチンを打った日(2013年9月26日)からですか?」

看護師さん:「そうです、そうです。確か、その時、息子さん(ヤッチ)もいらしてましたよね?」

ヤッチ:「『そうです』じゃないよ。もう、かれこれ2週間以上じゃないですか。何で家族に連絡しなかったんですか?」

看護師さん:「いえいえ、連絡しましたよ。」

ヤッチ:「何で連絡しているのに家族の耳に入っていないの?」

看護師さん:「それは、係長に…。」

ヤッチ:「なんだその『係長』って…。」

どうやら、この『係長』というのは、生活相談員さんの上司のようです。

ここに居る生活相談員さんが不在の時に、看護師さんが変更のあった事を『係長』に告げたようです。

ヤッチ:「なんだそれ?」

看護師さん:「うち(施設)の組織についてご説明申し上げますね。まず薬に変更などが有った場合は、相談係に連絡し、相談係からご家族に連絡が行くようになっています。」

ヤッチ:「組織の説明はわかったけど、その家族に連絡が入ってないんだけど…。」

看護師さん:「それは、先生の診察の時に、息子さんもその場にいらして、先生のお話を聞いていらしたから…。同意もされていたのでは?」

ヤッチ:「確かにいましたよ。でもね、あなたもその時に私の方に顔を向けて、『(薬に)変更がある場合は、また改めて(姉)に連絡を差し上げることになると思いますから…。』っておっしゃいましたよね。私はハッキリその言葉をおぼえていますよ。」

看護師さん:「…。」

ヤッチ:「それにね、前回メマリーの問題の時に、薬の変更がある場合は、姉に連絡をして、承諾を得てから、処方を変えるということをそちら(施設)が提案しているんですよ。書面もいただいていますよ。あの書面は、いったい何だったの?あなたも同席しているんだから、よくおわかりのはずですよね!?」

看護師さん:「ですから、息子さん…。」

生活相談員さんが割って入り、看護師さんに向かって、言葉を発します。

生活相談員さん:「いやいや、息子さんは家族ですけど、こちら(施設)でお約束しているのは、身元引受人であるお姉さまに連絡することで、息子さんの承諾ではないんです。」

看護師さん:「でも、私は係長に変更の旨は伝えましたよ。」

生活相談員さんがヤッチに顔を向けます。

生活相談員さん:「ホントに申し訳ないです…。」

ヤッチ:「目くじらを立てて、物言いする話でも無いのかもしれませんが、仮に私が診察の時に、同席していなくて、先生が向精神薬でも処方しましょうといった場合に、どうでしょう?今の話では、事後承諾の話になる危険性もあるし、家族にまたしても知らせてもらえない話が起こり得るのでは?」

看護師さん:「これから先生(嘱託医)に連絡して、薬を減らしてもらうように、私から申し上げましょうか?」

ヤッチ:「どうして前回の教訓が活かせないかな…。今回は薬の処方そのものに問題があるのではなくて、約束したことを守れないことに問題があるのだと私は思うんですけどね…。お医者さんが入っての話ですから、姉に承諾を得るのは難しいかもしれません。でも、変更になった事だけは伝えるのが筋じゃないかな…。」

看護師さん:「ですから、係長に…。」

ヤッチ:「私も薬のお世話になっています。その意味では、薬を全否定しているわけではありません。そして、今は実際におくすり手帳を管理してるわけではなく、そちらで管理しているわけです。実際に管理している方が、慎重になるのは当然だと思います。言われてから初めて気づく状況はあまりにも危険です。組織の体質を変えないとこれから、父以上に不幸な利用者さんが出て来るとも限らないですよ。」

看護師さん:「そうしましたら、どうでしょう…。私の方から先生(嘱託医)に連絡して、薬を減らしてもらうようにしますけど?」

ヤッチ:「あのね…。さっきからその話を繰り返してらっしゃるけど…。まったく今までの事を理解していないようですね…。」

看護師さん:「と、おっしゃいますと…?」

ヤッチ:「薬の処方に変更がある場合は、まず姉に連絡するというのが前提ですよね?」

看護師さん:「はい…。」

ヤッチ:「だったら、増えてしまった薬の処方を仮に減らす場合でも、まず姉に連絡でしょ!?あなたの裁量で処方を変える話ではないはずですよ。まだ、姉は増やせとも、減らせとも、止めろとも、言っていないんですよ!!」

看護師さん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2013/10/17 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

ウインドアンサブル

2013/10/30 (水)  カテゴリー: 下の話
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

この間の日曜日に、アルツ君の施設で秋祭りがありました。

夏祭りのように、ヤグラが立って、盆踊りを踊るという派手なお祭りではありませんでしたが、タコ焼きや焼きそばなどの露店も並び、地元住民にも解放してのお祭りです。

この日の秋祭りに、キノコさんにも施設に行ってもらおうと、姉が自転車でキノコさんの部屋に訪れ、姉がキノコさんを施設までタクシーで連れて行くという計画です。

姉の自転車は、ヤッチが施設まで乗って行き、帰りは施設からヤッチとキノコさんと一緒に帰って来ることになっています。

姉がキノコさんのところに現れたのが、午前11時30分頃でしょうか。

姉はキノコさんのところに行く前にヤッチの部屋を訪れます。

姉:「はい、これ、自転車のカギ。お昼ごろに、○○(姉の旦那さん)が施設にお寿司を買って持って行くって。あんたの分も買ってると思うから。」

ヤッチ:「じゃあ、俺は、おたくの自転車で施設まで行けばいい?」

姉:「うん、悪いけどそうしてくれる。」

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君)のお昼は、どうなってるの?」

姉:「施設から出るパパのお昼ご飯は私が前もって断っておいたから、施設でみんなで一緒にお昼ご飯を食べようって話よ。」

ヤッチ:「了解…。」

姉はキノコさんを迎えに行ったようです。

キノコさんを引き連れて姉が再びヤッチの部屋の呼び鈴を押します。

ヤッチ:「あれ!?出かけたんじゃないの?タクシーは?」

姉:「今、電話で呼んだから、もう来ると思うよ。でさ…。」

ヤッチ:「ん?」

姉:「今施設から電話が掛かって来て、パパが怒ってるらしいのよ。」

ヤッチ:「なんでかね?」

姉:「さっき言ったように、私がパパのお昼ご飯を断ったじゃない…。」

ヤッチ:「うん…。」

姉:「それで、他の利用者さんのお昼ご飯は用意されていくのに、パパのお昼ご飯だけ出て来ないから、パパが『俺にメシを食わせない気かっーー!!』って怒ってるらしいのよ。」

ヤッチ:「で?」

姉:「仕方がないから、『(施設に)余分があるなら、食べさせて下さい。』って言っちゃったわよ。」

ヤッチ:「施設の方で準備できたのかね?」

姉:「それは、大丈夫だったみたい。パパには昨日、『秋祭りがあるから、みんなでお昼ご飯を食べよう。』、『お昼ご飯は断っておくからね。』って言ってあったんだけどね…。」

ヤッチ:「いやいや、前もって覚えていられるなら、施設に入所する必要はないでしょ。」

姉:「そっか!?もう、タクシー来るから、先に行くね。また、あっちで!!」

姉とキノコさんはタクシーに乗り込み、アルツ君の居る施設に向かったようです。

アルツ君は、姉の旦那さんが買ってくるというお寿司の前に、施設で出された昼食を先に食しているようです。

ヤッチも少し遅れて、姉の自転車で施設に向かいます。

施設に着くと、アルツ君を囲むようにして、廊下にあるテーブールで家族そろってお寿司を食べています。

アルツ君はキノコさんのとなりに腰かけ、不機嫌そうにしています。

姉がヤッチに話し掛けます。

姉:「パパねえ、やっぱりお昼ご飯先に食べちゃったんだって。」

ヤッチが答える前にアルツ君が口をはさみます。

アルツ君:「当たり前さよ~。俺に断りもなしにメシを出さない奴があるかよっ。」

アルツ君、涙ぐんじゃってます。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

姉:「私、パパに言ったんだけどな~。」

アルツ君:「ウソをつけっ!!俺の耳に入ってれば、ちゃんと食わずに待ってるわいっ!!」

姉:「そっか、そっか…。それは申し訳ない…。そんなに泣くなよ~。」

アルツ君:「泣いてなんか、いないわいっ!!」

ヤッチ:「わさびが効きすぎたか?」

姉:「お寿司食べてないもん!!」

ヤッチ:「わさびだけ食ったのか?そいつは大したもんだ~。ちゃんと旦那さんに断りを入れなかった奴が悪いな!?後で俺が言わなかった奴の目にわさびを注入しておくよ。で、旦那さん、お寿司は食わないのかい?」

キノコさん:「もう、ここで出してくれたものを食べちゃったから、お腹イッパイみたい…。」

キノコさん、わき目も振らず、自分の目の前のお寿司に没頭中…。

アルツ君:「そんなこともないぞ!?俺は食いしん坊だからな!?なんぼだって食うぞ。」

ようやく、いつも通りのアルツ君に戻ったようです。

アルツ君、最近では、短期記憶障害も相当進行している様子で、次から次へと物事を忘れてしまうようです。

(-_-;)

ヤッチとの会話でも、意味不明の内容が増え、かなり劣化が見られます。

(-_-;)

アルツ君の頭の中の映像は、映るそばから、消し去られているという印象でしょうか…。

(-_-;)

ヤッチ:「あんまり食い過ぎると、後で動けなくなるぞ。」

アルツ君:「大丈夫ですよ。お前とは胃袋の鍛え方が違うんだから。」

ヤッチ:「今日は『秋祭り』って言うけど、なんか催し物があるの?」

アルツ君:「俺は知らんぞ!?」

姉:「午後からウインドアンサブルがあるみたいだよ。あんたの出た中学校の生徒達の…。」

ヤッチ:「ウインドアンサブル?何それ?」

アルツ君:「あー、あれはうまいぞ。」

ヤッチ:「旦那さん、ウインドアンサブルなんていうものを知ってるのか?」

アルツ君:「当たり前さよ~。甘くて美味いぞ~。」

ヤッチ:「それ、ただ『アン』っていう言葉の響きだけだろっ?」

姉:「吹奏楽部の演奏だよ。」

アルツ君:「吹奏楽かぁ…。」

ヤッチ:「やっぱり、旦那さん、知らなかったみたいだな!?でも、音楽ならいいじゃん!!旦那さん、音楽好きだもんな?」

アルツ君:「ああー。あれはいいね~。3回くらいここで聴いたことがあるけど、あれはいいぞ~。」

まだ、施設に入所してから、1年ちょいですから、3回も聴いているわけはないんですけどね。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ:「そのウインド何たらは何時から?」

姉:「私も良く知らないけど、1時半くらいじゃない?ここにパンフレットがあるよ。」

ヤッチ:「まったく、親子そろってアバウトな性格だなぁ…。」

パンフレットを見ると、2時から演奏開始と書いてあります。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチもお寿司を御馳走になり、しばし休憩タイムです。

ウインドアンサブルは1階のフロアを利用して行われるようです。

ヤッチ:「お茶も飲んだことだし、下に行ってみるかい?」

キノコさん;「そうね~。早目に降りた方が混まなくていいかもね…。」

ここは特養(3階)なので車椅子の利用者さんが大勢いらっしゃいます。

時間になると、エレベーターが大変混雑します。

ヤッチ:「よっしゃー!!そうと決まったら、旦那さん、部屋(居室)でタキシードに着替えようぜ?」

アルツ君:「俺は、そんなもん持ってないぞ。」

ヤッチ:「無きゃ無いでいいさ~。1階はドレスコードがあるから、パンツだけでも履き換えようぜ!!」

アルツ君:「なんだ?ドレス何とかって…??」

ヤッチ:「何でもいいさ!!パンツを新しいのに履き換えればいいだけのことよ!!」

アルツ君:「そうなのか?」

キノコさん達には廊下で待っていてもらい、ヤッチはアルツ君と二人で居室に戻ります。

ヤッチはクローゼットを開け、新しい紙パンツを取り出します。

ヤッチ:「1階から、もう音が聴こえて来てるな?練習でもしているのかな?旦那さんも聴こえるでしょ?」

アルツ君:「ああ、聴こえてますよ。」

階下ではウインドアンサブルのために生徒さんが音合わせでもしているのでしょうか、様々な音が漏れてきます。

ヤッチ:「旦那さん、ショウベンは?」

アルツ君:「俺は10年くらいしたことないぞ。」

ヤッチ:「今時のアイドルだって、そんなセリフ吐かないぜ。じゃあ、トイレには行かなくても大丈夫?」

アルツ君:「そこにあるトイレはお前にくれてやるから、持って帰れ。」

ヤッチ:「いらないよっ!!」

ヤッチはベッドサイドでアルツ君のズボンと紙パンツを下ろします。

アルツ君、立ったままの半ケツ状態…。

ヤッチ:「パンツも綺麗みたいだな?換えなくても良さそうだな…。」

紙パンツは汚れていなかったので、交換しなくても良さそう…。

アルツ君:「ね…、だから言ったでしょ!? あっっっ!!ちょっと、待ったっっっっっっっっ!!

アルツ君の紙パンツを元に戻そうとした瞬間、アルツ君が慌てふためきます。

ヤッチ:「なんだ?なんだ?大か?」

ヤッチもあわてて紙パンツを引き上げます。

紙パンツを完全には上げきってはいませんでしたが、アルツ君は歩ける状態…。

アルツ君、トイレに向かって一目散…。

わずか1~2メートルの距離ですが、アルツ君、途中で力つきます。

アルツ君:「あーあ…。」

アルツ君の声と同時に下半身から重低音がこだまします。

ヤッチ:「トランペットの音とは違うようだな?」

アルツ君:「あ…。もっと低い音だ…。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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