site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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顔面神経麻痺

2012/05/16 (水)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

相変わらず、顔の左半分が上手く動かないヤッチですが、何が辛いって、大好きな蕎麦を上手にすすれません。

(つд⊂)エーン

全部をすすり終わるまでの十分な持久力がなく、最後のたくさんツユが付いている部分を口の中に運べないんです。

(つд⊂)エーン

この顔面神経麻痺も症状が出てから1週間くらい経ち、薬も無くなりかけて来たので、耳鼻科に行ってきました。

鼓膜に水が貯まった時に、トンネル貫通工事をしてくれた先生のところです。

先生は、相変わらずひょっとこ顔のヤッチをみて、

先生:「顔に弱い電気を流して、回復の見込みがあるのか、無いのか判定できる検査が有ります。受けてみますか?」

ヤッチ:「でも、まだ薬を飲み始めて日も浅いので、まだもう少し先でも良いのでは!?」

先生:「この検査は、症状が出始めてから、1週間から10日くらいの時にするのが一応良いとされています。ちょうど、そのくらいの時に当たりますから、受けてみたら良いと思いますよ。」

ヤッチ:「それでは、お願いします。」

先生:「残念ながら、この機械はうちにはないので、紹介状を書きますので、そこでまず受診して下さい。」

そう先生はおっしゃって、近くの付属の大学病院を紹介してくださいました。

ヤッチの最寄り駅からは二駅目にある病院で、お茶の水にある大きな大学病院の分院で、勘の良い方ならすぐさまわかってしまう大学病院でもあります。

今日はそこへ少し早起きをして出かけてきました。

8時から初診の受付があると聞いていたので、7時半くらいに到着。

受付票をもらい、それに記入し、初診受付から今度は耳鼻咽喉科の外来受付に案内されます。

さらっと書いてしまいましたが、もうこの時で9時を回っていましたから、いかに混んでいるかが、お分かりになると思います。

耳鼻科の外来受付で診察時間が午後の2時半になることを聞かされます。

朝早くから来た意味ないじゃん!?

でも診てもらわないわけにもいかないので、我慢することに…。

採血だけを午前中に済ませておいてくれと、言われたのでこやつだけは午前中に…。

でも、採血だけでも、またしても長い待ち時間です。

(-_-;)

途中外出しても良いと言われていたので、採血を済ませて、一旦家に帰ると、お昼ご飯をかき込んで、もう出かけないと間に合わない時間です。

2時半ちょうどくらいに病院到着です。

午前のような混雑はなく、少しのどかな感じすらあります。

待合室で待っていると、看護師さんに呼ばれ、聴力検査です。

聴力検査が終わると、すぐに先生のいらっしゃる診察室に呼ばれます。

先生:「紹介状をいただいて拝見したのですが、この検査の機械は実はここにも無くて、うちの大学の本院でないと無いんですよ…。」

なんでもこの顔の表面に電気を流す検査はENOG検査と言うらしく、予後(手術や病気の回復時期やその見込み)がわかる画期的な機械なそうな…。

先生は続けます。

先生:「今から、紹介状を書きますから、うちの大学の方の本院で検査を受けてみて下さい。」

ヤッチ:「今からですか?」

先生:「実は、この検査ができるのが1週間に一度しかなく、それが今日なのですよ。向こうの外来の受付は、もう終了していると思うので、話はこっちでつけておきますので、急いで検査を受けて来て下さい。」

もう気づけば夕方4時過ぎ…。

ここから大急ぎで御茶ノ水に行っても1時間弱はかかります。

先生:「それから、検査後の入院は御茶ノ水の方の病院ではなく、うちで面倒をみますから、検査に行く前に、うちの入院受付で入院の手続きを済ましてから、お茶の水に行って下さい。今日はベッドに空きがないらしいので、入院の受付を済ませ、お茶の水で検査を受けたら、ご自宅に戻られて結構です。後日入院日を入院受付のものが連絡差し上げると思いますので…。」

何だかいつのまにか、入院させられる羽目になっているじゃありませんか…。

(-_-;)

しかもさんざん朝から引きずり回したあげく、電車でその日のうちに移動して検査を受けて来いと…。

もう夕方ですよ…。

仕方なく、大急ぎで入院受付を済ませ、ベッドの空ができたら即入院という手続きを踏み、お茶の水へ向かいます。

電車はすでに通勤帰りのサラリーマンも姿もチラホラ…。

すでにガランとした大学病院に到着です。

ここでも、やれ初診受付をしろとか、カルテの作成をするから記入しろとか、いろいろ面倒な手続きを取らされ、ようやく検査にこぎつけました。

検査自体は実に単純で、鼻の下、あご、首筋に電極を付け、電気を流すというものです。

電気を流すマッサージ器となんら変わらない刺激です。

検査をしてくださった先生が、パソコンの電卓で計算を始めます。

結果は14~21%…。

なんの数値だかよくわかりませんが、これが予後良好なのか不良なのかを判定するバロメーターなそうな…。

ヤッチの場合は、「麻痺が残る」と「麻痺が残らない」でいうと、半々の確立らしいです。

先生が切り出します。

先生:「完治するには、個人差はありますが、だいたい4か月程度かかると思って下さい。麻痺が残らないということは今の時点では断言できません。」

ヤッチ:「こちらにお伺いする前に、入院するように言われたのですが、入院しないとダメなんでしょうか…。」

先生:「入院した方が早いでしょう…!?」

ヤッチ:「と、おっしゃいますと?」

先生:「入院した方が、通院してステロイドの薬を使うよりもたくさん使うことができます。その分、回復も早いということですよ。」

ヤッチ:「そうなんですか…。個人差はあると思いますが、だいたい入院期間はどのくらいになるんですか?」

先生:「おおむね、1週間から10日です。おっしゃる通り、人によって入院期間は変わってくると思います。」

この後も、検査をしてくだった先生がヤッチの顔面神経麻痺のことについて、いろいろ解説してくださいました。

首筋に痛みがあるのはやや不安因子になっているそうな…。

いずれにしても、早朝、診察に出かけた時は、せいぜい今日はこのENOG検査予約くらいで一日終わってしまうのだろうと思っていました…。

読みが甘かった…。

思わぬ急展開に動揺を隠せません。

たぶん、近日中に入院になることと思います…。

(-_-;)

アルツ君がこれを聞いたら、「鍛え方が足りない。気合と根性が足りないからだ!」と一喝されそうな感じです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

せっかく、新しく住み始めたアパートも片付けが終わり、落ち着いてきたのに、さっそくまたこのアパートを空けなくてはなりません…。

(つд⊂)エーン


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2012/05/16 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君、脳梗塞!

2014/11/26 (水)  カテゴリー: 脳梗塞
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救急車の中

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

11月25日(火)のお昼の2時ごろ、アルツ君ですが、入所している特別養護老人ホームの居室で倒れ、救急搬送されました。

知らせを聞いてヤッチも特養に駆けつけ、救急車に一緒に乗り込みました。

搬送先の病院で、CT、MRI、MRAなどを撮り、その結果、左側の脳に脳梗塞を起こしているとの事…。

入れ歯をつけていないせいもありますが、呂律(ろれつ)は回らず、右腕(上肢)に麻痺があります。

足の方は右も左も動かすことができます。

搬送された病院には、ベッドの空きがなく、また別の病院に救急搬送され、その病院で入院となりました。

姉や姉の旦那さんも2回目に搬送された病院に駆けつけてくれました。

三人で先ほど一緒に、アルツ君の入院先の病院から帰ってきました。

アルツ君ですが、三人が病院をあとにする頃には、言葉はよく聞き取れませんでしたが、意識は戻っているようです。

急なアルツ君の入院となったので、明日からヤッチもちょっとだけ、忙しくなりそうです。

少しの間、記事を書くことができないかもしれません。

後日必ず詳しい内容の記事を書かせていただきますので、どうかご容赦くださるようお願い申し上げます。

乱文もご容赦下さいませ。

m(__)m


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2014/11/26 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の脳梗塞 ~ 入院2日目

2014/12/03 (水)  カテゴリー: 脳梗塞
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

アルツ君が脳梗塞でJ病院に搬送され、それからまたK病院に再搬送された日(2014/11/25)を入院初日とするなら、11月26日は入院2日目になります。

この日も冷たい雨が降っています。

朝早く、ヤッチのところへキノコさんから電話が掛かってきます。

キノコさん:「昨日、おじいちゃん(アルツ君のこと)、どうだった?」

ヤッチ:「うん…。やっぱり右手は動かないようだな…。検査、検査の連続だったから、今一つよく観察できなかったよ。」

キノコさん:「しゃべれるの?」

ヤッチ:「入れ歯をしていないせいもあるんだろうと思うけど、残念ながら、何を言ってるかわからなかったよ…。」

キノコさん:「そう…。」

ヤッチ:「でも、こっちが言っていることを理解できないっていうわけでもなかったぞ。J病院で看護師さんが『枕がずれてるから、少しだけ頭を上げられますか?』って言ったら、頭を持ち上げていたから。」

キノコさん:「そう…。」

ヤッチ:「病院の先生はこっちの言っている言葉も理解できないかもしれないって言ってたけど、それほどでもないような気がするんだよな…。俺の問いかけにも反応してたしな…。ただ言っていることを理解して反応しているのか、音に反応しているかはちょっと微妙だね…。もう少し様子をみないと…。」

キノコさん:「足の方はどうなの?」

ヤッチ:「たぶん、麻痺があるとすれば、右足になるんだけど、右ひざを自分で曲げられるんだよな…。仮に麻痺が有ったとしても、程度は軽いんじゃないかな…。」

キノコさん:「だといいんだけど…。」

ヤッチ:「まあ、旦那さんのことだから、すぐに元気になって、病院追い出されるよ。そっちの心配をした方が前向きだよ。あなたの方こそ風邪はどうなの?」

キノコさん:「ちょっと寝込んじゃったから、本調子じゃないけど、風邪自体は治ってるわ。」

ヤッチ:「でも、まだ無理しない方がいいんじゃない?奥さんまで倒れて入院でもされたら、俺の身体、半分にできないよ。」

キノコさん:「でも、おじいちゃんのこと、心配だから、今日、病院に行ってみようかなあと思って…。」

ヤッチ:「なんだか、一人で出かけるような言い方だね?病院がどこにあるかも知らないくせに…。」

キノコさん:「そこはあんたにお願いしようと思って…。」

ヤッチ:「病院の入院手続きに行かなくちゃならないから、出かけることは出かけるんだけど、ホントに大丈夫なのか?」

キノコさん:「大丈夫よ。」

ヤッチ:「病院の面会時間が13時からだから、お昼回ったら、奥さんの部屋に迎えに行くよ。暖かい格好でな?」

キノコさん:「どうやって行くの?」

ヤッチ:「俺なら、自転車かバスだけど、あなたにバスは無理でしょ。バス停まで行くだけでバテちゃうから。タクシー呼んでここから病院まで直接行くしかないでしょ。」

キノコさん:「そーお、悪いわね。じゃあ、準備して待っているから。」

お昼を回ったところで、キノコさんの部屋に行きます。

ヤッチ:「出かける準備は万端?」

キノコさん:「うん、私のほうは大丈夫だけど。柿を剥いて持って行こうと思っているんだけど、あの人、食べるかしら?」

ヤッチ:「いやー、当面食事は無理でしょ。」

キノコさん:「いつぐらいから食べられるかしら?」

ヤッチ:「病院の人が食べられそうか見極めてからだな…。」

キノコさん:「じゃあ、柿を持って行くのはヤメにするわ。」

ヤッチ:「タクシーを呼ぶぞ?」

ヤッチは携帯でタクシー会社に電話し、タクシーを呼びます。

ヤッチ:「5分で来るって。ずいぶん早いね。ゆっくり歩いて、外に出れば、ちょうどいいタイミングで来るでしょ。」

キノコさんとアパートに面した通りに出ると、すでにタクシーが待機しています。

キノコさん:「あら?ずっと待っていてくれたのかしら?」

タクシーの後部座席にはヤッチが先に乗り込み、キノコさんが後に続きます。

ヤッチ:「K病院までお願いします。」

運転手さん:「わかりました。決まったルートがお有りですか?」

ヤッチ:「いえ、今日が初めてなんで、お任せします。」

時間にして、30分~40分というところでしょうか、K病院に到着です。

料金にして、3,000円弱。

うん…。

往復6,000円弱ですから、毎日タクシーでキノコさんを病院に連れて来るというわけにはいきませんね~。

K病院で、面会の手続きを済ませ、エレベーターに乗り込みます。

キノコさん:「何階なの?」

ヤッチ:「三階。降りてすぐのところだよ。」

エレベーターを降り、病室へと向かいます。

アルツ君、仰向けで眠っています。

右手首は、ベッドの手すりに固定され、左手には、固定はされていないものの、ミトンをはめられています。

ミトンをしている左腕に点滴のチューブです。

キノコさんがアルツ君の左手にはめられたミトンを指さし、ヤッチに小声で問いかけます。

キノコさん:「なんで、あんなところに、あんなものしているの?」

ヤッチ:「中華料理でも作ろうと、熱い鍋でも振っていたんじゃないか?」

キノコさん:「まさかぁー。」

ヤッチ:「冗談、冗談。たぶん、旦那さんが点滴の針やチューブを引き抜いちゃうから、手を使えないように手袋をさせているんだよ。」

キノコさん:「そうなの…。あそこも怪我をしたのかと思ってビックリしちゃったわ。」

ヤッチ:「むしろ、看護師さんたちに怪我をさせないための道具だね。」

キノコさん:「…。」

二人の気配を感じたのか、アルツ君が目を覚まします。

最初にアルツ君の視界に入ったのは、ヤッチだったようです。

目が合います。

沈黙のまま、アルツ君の視線が横に移動します。

その先にあるのはキノコさんです。

アルツ君、キノコさんの顔を見ると、嗚咽し、泣き出してしまいました。

脳梗塞という病気は涙腺までもろくしてしまう病気なのでしょうか。

『嗚咽』と書きましたが、上手い表現が見つからないので、そう書いただけです。

ヤッチと同じ年代の方でないとご存知ないかもしれませんが、アルツ君の『嗚咽』は懐かしのアニメのチキチキマシン猛レースに出て来る犬のケンケンの笑い声にそっくりです。

あのブラック魔王の愛犬です。

ご存知の無い方のために、YouTubeに動画が有ったので、リンクを貼っておきます。

曲の最後にケンケンの笑い声が出てきますのでお聞き逃しなく。


まあ、実際にはアルツ君の場合、笑い声ではなく、泣き声なのですが、キノコさんを見た途端、顔をクシャクシャにして『ケンケン泣き』をはじめてしまいました。

キノコさん:「(私のこと、)誰だかわかる?」

キノコさんがアルツ君の動かない右手を握りしめます。

アルツ君:「ハヒヒヒヒヒ!」←アルツ君のケンケン泣き

キノコさん:「なーに。どうしたの?」

アルツ君:「ハヒヒヒヒヒ!」

ヤッチは廊下に有った丸椅子をキノコさんに用意し、席を外します。

その間にアルツ君の入院の手続きです。

ナースステーションの中にベスト姿の女性がいらしたので、声を掛けます。

ヤッチ:「お忙しいところ、すみません。○○の次男なんですが…。下の受付で伺ったところ、入院の手続きはこちらでしてくれと言われたものですから…?」

女性職員さん:「はい、承っています。」

ヤッチは姉から預かった書類を女性職員さんに手渡します。

ヤッチ:「それで、こちらの書類には、入院保証金100,000円と書かれてあったのですが、今日お支払いしないとマズいですかね?」

女性職員さん:「大変申し訳ありません。書類のほうには、『任意』と書かせていただいていると思うのですが…?」

ヤッチ:「ちゅうことは、払っても払わなくてもよいということですか?」

女性職員さん:「はい、あくまでも患者様のご都合でということでお願いしていますから。」

ヤッチ:「では、申し訳ありませんけど、こちらも『任意』ということで…。」

女性職員さん:「承知しました。それと、身の回り品のご契約のことなんですが…???」

アルツ君の寝巻(病衣)や紙おむつ、タオル、食事用のエプロンといった備品類の契約書のことです。

ヤッチ:「はい?」

女性職員さん:「タオルですとか、病衣、食事用のエプロンについて、一日いくらというご契約をいただいているようなんですが…?」

ヤッチ:「それって、一日に何枚使っても、一定の金額っていう契約になるんですよね?ケータイでいうところのパケ放題みたいなやつですよね?」

女性職員さん:「はいそうです。ですが、○○様(アルツ君)の場合、まだベッドで過ごされる事が多いご様子なので、こちらのご契約だと、料金が多くかかってしまうかと…。バスタオルなどはそう毎日何枚も使うものではないと存じますので…?」

ヤッチ:「従量制みたいなプランのほうがよいということですか?」

女性職員さん:「おっしゃる通りです。その都度、使っていただくときに実費をご負担いただく方がよろしいかと…。紙おむつ等については、最初から実費をご負担いただく形になっていますので…。」

ヤッチ:「今からパケ放題から、普通の従量制のプランに変更してもらえるんですか?」

女性職員さん:「はい、大丈夫ですよ。」

ヤッチ:「そっちの方が安く済みそうなら、使ったら料金が発生する方のプランに変更してもらえますか?」

女性職員さん:「わかりました。それでは、身の回りのものは、お使いいただいたら、その都度、ご負担いただくということで?」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

一応、入院手続きについては終了です。

なんか、ちょっと意外でした、結構、良心的じゃないですか…。

今度、ヤッチは看護師さんに声を掛けます。

病院内でナンパしまくっているわけではありません。

ヤッチ:「お忙しいところ、すみません。○○(アルツ君)のことなんですが、ちょっと今どんな状態かお聞かせ願いたいのですが?」

看護師さん:「病状についてのご説明ですか?」

ヤッチ:「はい、そうです。」

看護師さん:「病状等の説明については、看護師から説明できないことになっています。医師からご説明をさせていただくことになっています。医師とそのお約束などはしていらっしゃいますか?」

ヤッチ:「いえ、アポなしです。」

看護師さん:「では、担当医師に連絡してみますので、しばらくお待ちください。席を外している場合も有りますので、次回から事前にご連絡いただけますか?」

ヤッチ:「わかりました。申し訳ありません。」

脳梗塞という病気はヤッチの腰をも低くさせる病気のようです。

看護師さんが内線電話でなにかを話しているようです。

看護師さん:「担当医師が上がって参りますので、デイルームか病室でお待ちいただけますか?医師が参りましたらお声掛けいたします。」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

ヤッチはデイルームで時間を潰します。

15分ほど経って、看護師さんから声が掛かります。

看護師さん:「担当医師が参りましたので、ナースステーションの方にどうぞ。」

ヤッチはデイルームからナースステーションに向かいます。

『向かいます』と書くと距離を感じますが、ナースステーションはエレベーターを挟んで、すぐ隣です。

担当医師とは、K先生のようです。

K先生はナースステーションの中で書類を整理しながら立っています。

ヤッチ:「お忙しいところ、すみません。」

K先生:「あー、昨日の今日だから、変らないですよ。昨日申し上げた通りですよ。」

『昨日申し上げた通り』と言われても、昨日は何も言われていないような気がするのだが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ:「はぁ…。」

K先生:「こう言っちゃなんだけど、お年を召した方にはよく有る事だから。」

そりゃあ、脳外科の先生なんだから、当たり前の話ですわな~。

八百屋さんの客に魚屋さんの客は来ませんわな~。

いつものヤッチならもう一歩踏み込んで、突っ込むのですが、気持ちが萎えてしまいました。

_| ̄|○

ヤッチ:「関係の有る事なのかもしれませんが、別件でお伺いしたいことが有るのですが…?」

K先生:「はい、なんだろ?」

ヤッチ:「何年か前の父の(脳)の画像を持って来たのですけど、この画像に父の脳梗塞はありますか?」

ヤッチは、アルツ君が以前に『進行性核上性麻痺』の疑いがあると言われた時、その判断材料として撮ったMRIの画像をK先生に見せます。

関連記事:

K先生は画像に目を通します。

K先生:「脳梗塞は無いね。いつの画像なの?」

ヤッチ:「たしか、2012年です。ちょっと画像にブレがありますが…。」

K先生:「あー、ここに書いてあるね。2012年2月13日って…。」

ヤッチ:「手元に有る直近の画像がこれしかなかったんですけど、先生に『前にも脳梗塞をやってるね。はじめてじゃないね。』と言われたので、いつだったんだろうと気になったもので…。」

K先生:「この時点では、まだ脳梗塞の跡は無いね。」

ヤッチ:「そうですか。」

K先生:「まあさ、ここだけの話だけどさ。年齢を重ねていくうちに、脳梗塞なんて誰にでも起こりうる話だからさ。極端な話、僕だって梗塞が有るかもしれないんだからさ。患者さんの前ではこんな話はできないけどさ。」

どうもヤッチが求めているものと、K先生がおっしゃりたいことに距離感を感じます。

ヤッチ:「わかりました。貴重なお時間を拝借して申し訳ありませんでした。」

K先生:「一応、この画像、コピーを撮らせてよ。いい?」

ヤッチ:「どうぞ、構いません。」

2012年の2月というのは、アルツ君がまだ自宅に居る頃です。

ヤッチが自宅でアルツ君のお世話していた頃です。

この一か月後の2012年の3月に高齢者虐待防止法でアルツ君が保護され、そのまま5月の終わりか、6月の初めに今の特別養護老人ホームに入所しています。

そこから『現在に至る』ですから、もし脳梗塞が有ったとすれば、特別養護老人ホームに入所中の可能性が高いことになります。

『だからどうなの?』、『後戻り反対!』とヤッチの脳ミソがうるさく言ってきているので、今のアルツ君の脳梗塞の治療の方に専念することにしましょう。

ヤッチは病室に戻ります。

ヤッチ:「どう?」

キノコさん:「『お腹空いた~』だって。」

ヤッチ:「さすが、奥さんのパワーはすごいね。目覚ましい回復力。話ができたんだ!」

たぶん『お腹空いた~』といっても、まだ呂律が回っていないので、宇宙語であることは予想がつきます。

でも、コミュニケーションが取れたのは大きな一歩です。

三人揃ったところで、ちょうどアルツ君の担当のPTさん(理学療法士)が病室に入ってきます。

▽引用
理学療法士とは
理学療法士はPhysical Therapist(PT)とも呼ばれます。 ケガや病気などで身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る、立つ、歩くなど)の回復や維持、および障害の悪化の予防を目的に、運動療法や物理療法(温熱、電気等の物理的手段を治療目的に利用するもの)などを用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションの専門職です。治療や支援の内容については、理学療法士が対象者ひとりひとりについて医学的・社会的視点から身体能力や生活環境等を十分に評価し、それぞれの目標に向けて適切なプログラムを作成します。
△引用

ヤッチ自身、このPTさんとは初対面。

ヤッチ:「はじめまして。よろしくお願いします。」

PTさん:「こちらこそよろしくお願いします。理学療法士の○○と申します。」

PTさん、ベッドに縛りつけられていたアルツ君の右手の抑制、左手のミトンを外します。

PTさん:「血圧を測らせていただきますね?」

アルツ君:「アワワ…。」

PTさん:「それでは足を動かしますよ。」

アルツ君:「アワワワ…。」

PTさんはアルツ君のベッドの上に乗り、アルツ君の右足を持ち上げます。

サッカー選手などが他の選手から吊った足を直してもらうような格好です。

PTさん:「これ、痛いですか?」

アルツ君:「アワワ…。」

しかめ面をしないので、痛くないようです。

PTさん:「今度は膝を曲げますよ~。痛かったら教えてくださ~い。」

左足についても同様のことをして、血圧を測ります。

今度はPTさん、病室の外から車椅子を持ってきて、アルツ君のベッドの横に付けます。

PTさん:「ベッドの上で腰を下ろしますからね。身体を起こしますよ。」

PTさんはヒョイっとアルツ君の身体を起こし、お尻を支点にしてアルツ君の身体をひねり、ベッドに足を垂らすような格好で座らせます。

ヤッチ:「何だよ、ちゃんと腰かけられるじゃん。」

ヤッチはアルツ君の身体が右に傾いてしまうか、座る事もできないのかと思っていました。

PTさん:「そうですね…。結構しっかりされていますよね。」

アルツ君が怒ったような顔でヤッチの方をチラリと見ます。

『当たり前さよ~。』と言いたげなドヤ顔です。

座っているアルツ君の右手の指先はやはり力が入っていない様子で不自然な印象です。

どうしてもヤッチの目にはアルツ君の右手が『死んだひな鳥』に見えてしまいます。

PTさんはアルツ君の血圧を測り始めます。

その間、ヤッチはPTさんにアルツ君の耳に入らぬように小声で話し掛けます。

ヤッチ:「仕事中、悪いんだけど、親父さんの右手が動くか訊いてみていい?」

PTさん:「あ、どうぞ。」

ヤッチはベッドの手すりをアルツ君の左側に挿し込みます。

アルツ君に挿したわけではなく、ベッドにある挿し込み口です。

ヤッチ:「旦那さん、左手でベッドの手すりにつかまれるかい?」

アルツ君、またしてもドヤ顔で、ベッドの手すりに自分の左手を掛けます。

麻痺側ではないので、出来て当たり前の話ですが、アルツ君がヤッチの言っていることを理解できていることがわかります。

ヤッチ:「今度は倒れないように、右腕を持ち上げてみん?」

少し重そうですが、アルツ君が右腕を引き上げるように軽く持ち上げます。

右手に関しては麻痺が有るのは確実のようですが、肩から上腕、あるいは肩から前腕まで、動かせるかもしれません。

少し間を置いたところで、PTさんがアルツ君に声を掛けます。

PTさん:「今度は車椅子に腰かけてもらいますね。僕に体重を掛けてもらって構わないので、『せーの!』で車椅子に座りますよ。せーの!」

PTさんのテクなのか、アルツ君に体力があるのか、割と簡単に移乗成功です。

まあ、介助無しでは、ちょっと無理そうな感じでしたが、足の方に力が入る様子なので、スムーズな印象でした。

PTさん、血圧をまたしても測っています。

血圧を測り終わると、PTさん今度は時計を見ています。

アルツ君が車椅子に座ってどのくらい姿勢を維持できるか、計測しているようです。

また、間を置いてから、PTさんはアルツ君をベッドに寝かせました。

PTさん:「今日はこの辺で。」

キノコさん:「ありがとうございました。」

アルツ君、ベッドに横になると、また寝息を立てて、眠ってしまいました。

キノコさんはアルツ君が目を覚ますまで、そばに腰かけ、アルツ君の右手をずっと握っていました。

アルツ君が再び目を覚ますと、キノコさんがアルツ君にそっと声を掛けます。

キノコさん:「また来るわね。帰るわね。」

アルツ君はうなずくように目を閉じ、眠ってしまいました。


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2014/12/03 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の退院に向けて ~ 特養との話合い

2014/12/21 (日)  カテゴリー: 脳梗塞
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こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

2014年12月19日の金曜日です。

前回、『アルツ君の様子がおかしい…』という記事を書かせていただきましたが、結局、病院から病状が急変したとの連絡が来ることも無く、普段通りの朝を迎えました。

前記事の追記でも書かせていただきましたが、夕方、アルツ君の食事介助に出かけてきました。

特に病状が悪化した様子もなく、ヤッチが病室に入った当初はスヤスヤと気持ち良さそうに眠っていました。

ヤッチ同様に眠れぬ夜を送っていただいた方には深くお詫び申し上げます。

m(__)m

この件についてですが、アルツ君、迷走神経反射が起こって意識を失っていたんじゃないかと、ヤッチは思うんですよね~。

最悪の場合は、再度クリステルちゃんのパクパク…。

寝落ちするなら、二度も『気持ち悪い…。』とは言わないし、幾らなんでも、ビシバシ叩けば目を開けるはずです。

▽引用
迷走神経とは・・・
めいそうしんけい。
脳神経の一つで、副交感神経や咽頭・喉頭・食道上部の運動神経、腺の分泌神経などを含む。延髄から出ている。脳神経でありながら、体内で多数枝分れして複雑な経路をとり、腹腔にまで広く分布しているところから、このような名前が付けられた。
内臓(胃腸や心臓、血管など)に多く分布し、体内の環境をコントロールしているが、強い痛みや精神的ショックなどが原因で迷走神経が刺激されると、迷走神経が過剰に反応し、心拍数や血圧の低下、脳貧血による失神などを引き起こす(迷走神経反射)。
迷走神経反射とは・・・
めいそうしんけいはんしゃ。
強い痛みや精神的ショック、ストレスなどが原因で迷走神経が刺激された際、自律神経のバランスがくずれ、末梢の血管が拡張して血圧が下がり、脈拍が遅くなること。脳血流が低下して失神に至ることもある。
【症状】
徐脈、冷や汗、顔面蒼白、失神など
採血時に気分が悪化して倒れる人がいるが、これは採血による貧血が原因ではなく、迷走神経反射である。また、大量に飲酒した後、排尿すると、腹圧の急激な変化によって迷走神経反射が起こり、失神に至る場合がある。
△引用

迷走神経反射の原因がストレスから来るものなら、思い当たることが有り過ぎです。

また、食事のために、寝ている状態からリクライニングを起こせば、それだけ頭が高くなりますから、脳血流も低下しますからね…。

以前は散髪中に意識消失して救急搬送されたこともありますから、アルツ君に床屋さんで着けるカットクロスに似た食事用のエプロンを着けたせいで緊張…??

関連記事:アルツ君、迷走神経反射で救急搬送! [ アルツ君は職人 ]

ちなみに、この迷走神経反射、一日2リットル程度の水分と塩分を摂ることが予防法の一つなそうな…。

塩分だけで、2リットルも摂らないでくださいね。

結局、看護師さんからも何も言われなかったし、お医者さんからも何も言われていないので素人判断はこのくらいにしておきますか…。

さて、アルツ君が脳梗塞で入院してから、25日目になりました。

この日、午後3時から、アルツ君の入院によって部屋を空けた状態になっている特別養護老人ホームから、アルツ君の今後について話し合いをしたいということだったので、姉と一緒に出かけてきました。

特養の相談室で会議の開催です。

相談室に集まったのは、特養側からは新任の生活相談員さん(男性)、主任看護師さん(女性)、アルツ君担当の介護リーダーさん(女性)で、家族側からは姉、ヤッチ(男性)で、計5人です。

姉の性別については、アルツ君によれば、男だそうです。

前置きになりますが、以前K病院の医師の病状説明の記事を書かせていただきました。

該当記事:アルツ君の脳梗塞 ~ 途中経過 [ アルツ君は職人 ]

この中で、K病院のソーシャルワーカーさんから、アルツ君の入院期間をどうするかについて、特養の職員さんにK病院に来ていただいて、直接アルツ君の病状を実際の目で確かめてもらい、ご意見を頂戴するのがよいのではないかというご提案がありました。

失礼な言い方ですが、早い話が、特別養護老人ホーム側に、まだアルツ君に特養に帰って来てもらっては困るのか、それとも一日も早く戻って来てもらいたいのかを見極めてもらおうというご提案です。

K病院側としては、なるべく早い時期に、特養に戻ってもらいたい(退院)というのが本音のようです。

K病院でもアルツ君の手負いの熊感が出ちまったようです…。

いや、こうるせーヤッチのせいかもしれません。

で、本日の、この話し合いの前に、実際に特養の方からアルツ君の面会に来ていただいて、アルツ君の様子を見てもらっています。

ソーシャルワーカーさんの話によれば、その時のアルツ君は非常にがんばっていたそうです。

何をがんばっていたかはよくわかりませんが、いつもよりはテンション高めだったことは予想がつきます。

そう言った経緯が有って、この日の会議に至るです。

生活相談員さんからのお話で会議が始まります。

生活相談員さん:「先日、病院さんの方にご面会でお伺いさせていただきまして…。病院の方からはご家族様の方にお話をしていただいたということで、急性期の病院としてのリハビリに関しては、『一定のところで(リハビリを行ってきている)』ということを病院さんの方からお聞きしました。で、ご家族様からは今後『施設に戻られて(の生活)』を希望されているということですが、こちらの施設では『生活』ですとか、リハビリに関しては、月に三回はマッサージ師による訓練的なものというのは、行ってはいるんですが、病院さんと比べると、どうしても回復期のような維持・向上といったものには、なりえないとうところもあります。病院さんの方もこの辺のところをちょっとご心配されているようだったんですね!?で、ご家族様として、今後どのようなことを望まれてといいますか、お考えなのかな?ということがこちらにも有りましたので、事前に、ご退院の前にご相談をさせていただいてから…と思いまして今日お越しいただきました。で、具体的には、病院の方からご家族様にはどんなお話があったんでしょうか?」

ヤッチは、前回T先生からの病状説明の内容を伝えます。

この辺のところは、繰り返しになってしまうので省略させていただきます。(詳しい内容についてはこちらで。)

以下の文中でも、『それ、前にも聞いたよ。』という話が出て来ると思いますが、アルツ君のDNAを引き継ぐ人間が書いているということで、お許し願いたいと思います。

ヤッチ:「…で、右手なんですが、腕とか肩を上げるところはできるんですね。

一同:「ほう…。」

ヤッチ:「ただ、指先は思うように動かないようです。先日もOT(作業療法士)さんがリハをやって下さってるところを見ていたんですが…。お手玉をつまんで自分の手前の方から腕を上げて遠くの方まで運ぶという訓練をやっていたようなんですが、全くできないというわけではないのですが、何回かに一回はOTさんが手を添えないとお手玉を落としてしまう様子でした。」

主任看護師さん:「じゃあ、やはり麻痺が残っているということですね?」

ヤッチ:「はい…。あと右足も立位を取らせると、ふらつく、先生の言葉では『危なっかしい。』という表現でした。」

主任看護師さん:「嚥下(えんげ=飲み込み)の方はいかがなんですか?」

ヤッチ:「飲み込みの方もST(言語聴覚士)さんの話では、誤嚥(ごえん=食べ物が気管の方へ入ってしまう)のリスクが高い状態だということでした。で、STさんの方からは誤嚥のリスク以外に『食べる意欲がない』ということが大きな問題点だいうこともおっしゃっていました。これは脳梗塞によって認知力が低下しているのではないかと…。」


主任看護師さん:「こちらではお食事が楽しみだった方なのにね?」

ヤッチ:「そうなんですよ。あれだけ『食べる』ことが好きだったのに、『食べたくない』というものですから…。食慾に関しても同じことが言えるんですけど、とにかくリハビリを含め、全般的に『気分にムラがある。』と言うのが病院側の一致した意見でした。」

生活相談員さん:「病院さんの方も、やはり食事の量にムラがあることを心配されていて、『今はご家族さんが毎日お世話をされている』なんて聞いていたんですけど…。ご家族でも食事摂取の方はかなり難しい…???」

ヤッチ:「正直、難しいです。最初の方は結構だまくらかして、食べてもらっていましたけど、ご存知のように、認知症とはいえ、その辺の勘は人並み外れて鋭いですから、方便もすぐに見破られてしまいます。全く口にしてくれない日もあるような状況が続いていますね…。」

主任看護師さん:「きっと、気力なんでしょうね?気力とか意欲…。」

姉:「そう、『死んじゃうからいい…、死んじゃうからいい…。』ばかりを口にするので、食べる気力というより生きる気力を失いかけているような感じなんです…。」

主任看護師さん:「うわぁぁぁ…。」

ヤッチ:「弱音を吐くことが少なかっただけに、家族としてはこの言葉を聞くと落差が大きいですね…。」

主任看護師さん:「水分の方はどうなんですか?」

ヤッチ:「食事の時にとろみをつけたお茶が吸い飲みで出されるんですけど、『まずい』と言って飲んでくれないですね。」

主任看護師さん:「あぁ…、水分摂取も十分ではないということなんですね…。この間、お伺いしたときも点滴も入っていなかったですものね…??」

ヤッチ:「そう、二週間までは点滴治療で、その後は投薬に切り換えると病院側でおっしゃってましたから、皆さんがいらしてくれたのが二週間より後ですから、そのせいだと思います。ただ病院側の話では、投薬に切り換えても、栄養や水分が不足している場合は、適宜点滴を入れるとおっしゃってたんですけど、どうも点滴の入っている様子はないですね…。」

生活相談員さん:「では、水分摂取について、今は『経口』だけということですか?」

ヤッチ:「ん…。それだけではたぶん、今頃灯りのついていない部屋で寝ているでしょうからね…。ちょっとわからないですね…。『病状説明については医師にお聞きください。』というのがこの病院の方針のようで、看護師さんに聞いても『アポを取って下さい。』と言われて聞けないんですよね。昨日も具合が悪くなる場面が有ったんですけど、『大丈夫ですね。』で終わりだもんね?」

姉:「そう!『はあ??』って感じよね。こっちは呼吸が止まってるんじゃないかと心配してるのに、あっけらかんとしてたもんね。」

主任看護師さん:「聞けないんですね…。」

ヤッチ:「『今日は水分足りていますか?』って聞くだけなのに、わざわざ医師にアポ取って、後日聞くというのも、どうかと思って躊躇しちゃうんですよね。ある意味病院側の作戦かもしれませんが…。」

姉:「昨日の話ではなく、また別の時の話なんですけど、看護師さんに水分のことを聞いたら、『食事に水分が含まれているから。』って言われて、その時は絶句しましたもんね。」

主任看護師さん:「そうなんですか…。」

姉:「父は看護師さんに対して、完全に敵意を抱いちゃってると思いますよ。看護師さん達は耳の遠い患者さんもお相手するじゃないですか。なんせ、みなさん、声が大きいんですね。そのままの勢いで、父の耳元で『○○さーん!』ってやるもんだから、『うるさいっ!』って言う時もあるし、飛び上がってる時もありましたからね。それだけでも父には相当なストレスだと思います。」

介護リーダーさん:「お父様、ホントに耳がいいですもんね?」

姉:「そうなんですよ…。病院には病院の事情が有る事も重々承知しているつもりなんですけど、やっぱり耳がいいだけに、あの病院の騒音の中で、父を寝かせておくのが、かわいそうなので、とにかく静かで、落ち着ける場所で、父を寝かせてあげたいと思ってるんですよね…。」

一同:「ふむふむ…。」

姉:「父の場合、病室で、私なんか全然聞こえない音にも反応しているので、たぶん、全然眠っていないと思うんですよね。おとなりは痰吸引をしないとならない患者さんですし…。目の前のベッドのおばあちゃんは父と同じ(認知症)だし…。これが昼夜問わずなのでしょうから、安眠できていないと思うんですよね…。」

主任看護師さん:「それじゃあ、寝てないわね…。ストレスも有りますね…。」

姉:「そう、だから、一刻も早く、こちらに戻してあげたいというか、帰してあげたいというのが正直なところなんです。」

ヤッチ:「私も当初はリハビリには熱心な病院さんの様子だったので、入院期間は長引いても良いからリハビリをきちんとしていただこうと考えていました。でも、こういう状況になってくると、リハより安眠かなと思うようになってきています。父にも『早いとこ、トンズラしようぜ。』と持ちかけたんですけど…。いつもなら『俺は豚の顔じゃない。』ぐらいなことは言ってくれるはずなのに、『どっちでいい…。』と言われてしまいました。」

一同:「…。(沈黙)」

また、ヤッチの空回り…????

姉:「少し話がずれてしまうかもしれないんですけど、動かない右手をよく自分でつねってるんですね。それで、右手を隠そう隠そうとするんですね。で、右手が布団の外にはみ出していると、私に『布団を掛けろ、掛けろ。』って言うんですね。なんかそう言う姿を見ていると、病院にずっといると、どんどん落ち込んで行ってしまうような気がして…。すこしでもみなさんの顔を見れば、落ち込んだ気持ちも和らぐような気がするんですよね…。」

生活相談員さん:「わかりました。そういうことであれば、病院さんの方とも具体的な(退院の)日程について、ご相談させていただきたいなと思います。まあ、向こうのPT(理学療法士)さんのお話では、歩行器の使用も握力的に難しいと伺っています。やはりそうなると、施設に戻られてからは車椅子が主体の生活で、なおかつ、今はお食事ですかね…。上手に召し上がっていただけるような生活を一つの目標としてサービスを心がけていくことになっていくと思います。」

主任看護師さん:「ちょっと気になったのが、食べない、飲めない、むせこむ…。それが例えば今精神的なものから来ているかどうか…。施設に戻ってから、食べ(ら)れるようになるか、飲めるようになるか、もしこれが精神的なものから来ているのであれば、医療的にはできないというのが率直なところなんですね。たまに脱水気味なら、主治医と相談して、『今日は一本点滴しましょう』くらいのことはできるのですが、常時病院のような治療は施設では出来ないんですね。そういう可能性もありますよね。そういう時にどうするのかな?ということも考えて行かなくてはならないと思うんですよね…。そういう時に、また必要性が有れば、医療機関で受診していただくということになってくると思いますね…。」

文章にしてしまうと、冷たい印象かもしれませんが、決して冷たいということではなく、心配して下さっているという印象です。

ヤッチ:「そうですね…。」

主任看護師さん:「あと、こちらに戻られてから、リスクがあるということもご理解いただきたいんですね。まず転倒の問題ですね。車椅子でも動いて転倒ということもあり得ますし、ずり落ちということもございますし…。それと誤嚥ですよね。やはり麻痺が有りますから、今まで以上にこれに注意していかなくてはならないと思います。」

生活相談員さん:「いろいろとお話をお伺いしましたが、我々としては、一日も早く『住まい(施設)』に戻って来ていただきたいと言う気持ちはありますので、条件が整い次第、急ぎで退院に向けて行動を起こしていきたいと考えています。あとは生活の部分で体調面が変ってしまった部分をどれだけ我々が承知して、安全な生活を提供できるかということに気持ちをシフトして行きたいと考えています。まあ先ほど申し上げた車椅子上での生活をベースに考えながら、お食事を少しでも快適に召し上がっていただくというところと、誤嚥は常にリスクとしては出て来るので、誤嚥はもちろんですけど、食事が摂れない場合の医療機関との連携をどのようにしていくのかとかを考えて行ければと…。あと水分って一日二日摂れないだけで、全然体調って変って来てしまうので、医療機関につなげて点滴で補うのであれば、また受診が必要になってくるでしょうし、その辺のご相談はご家族様と適宜出て来るのかなぁと…。まあ予想の範囲としてどうなるのかわからないというのは正直ありまして…。」

主任看護師さん:「まったくそういう必要も無いかもしれないけど、一応はそういうことを考えておいていただきたいと…。」

会議の内容を如実に再現しようと、なるべく施設の方達の言葉をそのまま記事にしてしまったので、少々わかりにくくなってしまったかもしれません。

少し整理して書かせていただくならば、アルツ君が施設に戻って来ても、特養において、リハビリはできないというのが第一点。

二点目は、特養においては、入院前は車椅子の生活にならないように、歩行器の助けを借りながらも歩く生活に重点を置いていましたが、今後は車椅子の生活になること。

これ以外にもアルツ君が施設で出された食事を食べてくれなかった場合のことを生活相談員さんや主任看護師さんは心配なさっている様子です。

その場合、施設側でアルツ君を外部の医療機関に連れて行くのか、それとも我々が連れて行くのかについての結論や責任の所在がはっきり出ていないという印象です。

雰囲気としては、そこまでの面倒は見切れないので、食事をアルツ君が食べてくれないで日干しになるようなことが有ったら、家族でどうにかしてくれとおっしゃりたいのかなと言う風にヤッチは捉えました。

姉は施設に戻れば、馴染みの職員さんや入所者さんがいらっしゃるので、その方達の顔を見れば、絶対的にアルツ君の食欲が戻るという風に考えているようです。

これについてのヤッチの考えは、五分五分です。

アルツ君が食事を摂ってくれるようになると信じたい気持ちはありますが、正直食べてもらえないのかもしれないという懸念も有ります。

このあと、しばらく会話が続きましたが、アルツ君が日頃食事を摂ってくれないことへの姉の不満と愚痴が大半だったので省略します。

ヤッチは、アルツ君の大好きなジョージアのエメラルドマウンテンにとろみをつけたら美味いのかということを問題提起しましたが、議題にもなりませんでした。

グレてやる…。

生活相談員さん:「病院さんとは現実的なお話として、ご家族様と合意が取れれば、来週の24日(2014/12/24)以降で、なるべく急ぎで(退院させる)という具体的なお話も有ったので、今日でも私の方から病院に連絡を入れさせていただいて、具体的な(退院の)日にちを協議していきたいと思っています。」

主任看護師さん:「あと、(アルツ君の施設での嘱託医で)主治医である○○医院長には私の方から、ご家族の方がみえて、こういう話をしたっていうことと、(今のアルツ君の)現状をお話しておきます。それで、医院長(の往診日)が今年、最終が25日?木曜日?もし、お父様が25日までに戻ってくるのであれば、医院長同席で今日みたいな話をしていただきたいと思います。やはりリスク的な面も含めて、医療面について医院長が話すのと私たちが話すのとは違いますから、先生からもハッキリ話をしていただいた方がよいと思います。」

生活相談員さん:「そっか、そっかー。では僕のほうは、先生の受診日に間に合うように、当日か、その前の日までに調整していくようにしていきたいと思います。繰り返しになりますが、当施設の方では回復期のリハに重きを置くというよりは、お父様の精神面、言い方を換えるなら、生活の上でリラックスしていただくことに重きを置いて行くということでよろしいでしょうかね?」

姉とヤッチ:「はい。よろしくお願いします。」

生活相談員さん:「再度確認なんですが、病院さんのPTさんからは、先ほど申し上げたように歩行器の使用も握力的に難しい、自走式の車椅子についても難しいという見解をいただいていますけれど、そこだけちょっとご理解いただけますかね?」

姉とヤッチ:「それは、もちろん。」

アルツ君が施設に戻り、食欲も戻ってくれるか、他にも課題は盛りだくさんですが、早ければ、12月24日にアルツ君はK病院を退院できそうです。

このあと、ヤッチはアルツ君のいるK病院に食事介助へ…。

姉は体調を崩していて、ダウンです。

どうやら風邪をひいてしまったようです。

2014年12月19日のアルツ君の様子

ヤッチが病室に入ると、アルツ君は横向きでスヤスヤと眠っています。

おいおい、麻痺側を下にしていて大丈夫なのかよ。

ヤッチはアルツ君に小声で声を掛けます。

ヤッチ:「旦那さん、仰向けになろう。」

アルツ君:「あ?あ…。」

目を開けてくれません。

仕方がないので、無理やり仰向けに寝かせます。

ヤッチ:「もうすぐメシだから、起きようぜ?」

アルツ君:「いやだぁ…。」

ヤッチ:「昼間、働きすぎて疲れちゃったか…。」

アルツ君:「もうすぐ死んじゃうの…。」

ヤッチ:「その前に、もうちょい太ってもらわないと、いい出汁が取れないじゃないかよ。」

アルツ君:「…。」

ヤッチ:「頭(「リクライニング)を上げるぞ?」

そう言ってヤッチはリクライニングのスイッチを入れ、食事を摂れるくらいまでの姿勢にします。

ヤッチ:「もうすぐ、夕ご飯が運ばれてくるから、目を開けてみるか?」

アルツ君:「やだぁ…。寝ちゃうの…。」

ヤッチ:「『寝ちゃうの…。』は起きている人の言う言葉だろ。旦那さんは最初から寝てるじゃないかよ。」

いっこうに目を開けてくれません。

段々、アルツ君の頭はずり下がっていってしまいます。

食事を食べるという雰囲気ではありません。

食事が運ばれ、看護師さんがアルツ君の薬を持ってきました。

ヤッチ:「今日も食べてくれそうもないので、薬も飲んでもらえそうにないですね。」

看護師さん:「わかりました。様子をみて、私の方で…。」

看護師さんは足早に立ち去って行きました。

チェック表を見ると、この日の朝の食事は全部食べているようですが、昼はほとんど食べていない模様…。

ヤッチはリクライニングを元に戻し、ずり下がった身体を整え、病室を後にしました。

こんな状態で、退院させて、果たして『大丈夫』なのでしょうか…。


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2014/12/21 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

爪を隠す職人

2015/07/13 (月)  カテゴリー: アルツ君
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アガパンサス

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

あいかわらず、食事摂取量も水分摂取量も増えないアルツ君ですが、一時のように『しゃべるのも辛そう』という状態は脱したように思えます。

最近のアルツ君のブームは会話の中で自分のしゃべった言葉の語尾に『チクショー!』を付けること…。

落語の聴きすぎのせいでしょうか…。

先日、アルツ君の夕飯の食事介助にヤッチがアルツ君の居室に訪れた時の話です。

いつものように会話形式で進めさせていただきますが、ヤッチを含め(元々)、アルツ君の滑舌はここに表記しているようには、良くないことをあらかじめご承知ください。

ヤッチ:「こんばんは。○○(ヤッチの名前)です。そろそろ夕飯なんで、お伺いしました。」

アルツ君、ヤッチと目を合わせますが、片目を閉じて辛そうな顔をします。

ヤッチ:「何?どうした?具合でも悪いのか?」

アルツ君:「かゆいんだよ…。」

ヤッチ:「『かゆい』ってどこが?」

アルツ君:「それがわからないんだって。」

ヤッチ:「『わからないんだって。』って、まるで他人事のようだな?で、どのあたりなんだ?背中?」

アルツ君:「どうもそうらしいや。」

ご存知のようにアルツ君は寝たきりです。

脳梗塞の後遺症で右半身には、麻痺が残っています。

特に利き手である右手は使えないので、どこかを掻くにも左手ということになります。

ヤッチはアルツ君の身体とベッドのマットレスの間に手をさし入れ、アルツ君の背中付近を触ります。

ヤッチ:「この辺か?」

アルツ君:「もっと下。」

ヤッチ:「ここか?」

アルツ君:「それが分からないんだよ…。」

ヤッチ:「じゃあここか?これ以上、下だと背中じゃなくて、お尻だぞ?」

アルツ君:「もっと下だなぁ…。」

ヤッチ:「お尻より下なら、そこは『背中』とは言わんぞ?ここか?」

ヤッチはアルツ君の右太もも辺りを掻きます。

アルツ君:「逆だなあ…。」

ヤッチ:「左かあ?」

アルツ君:「もっと下。」

ヤッチ:「なんだよ。背中じゃなくて足じゃないかよ。」

ヤッチはアルツ君の左足の弁慶の泣き所付近を掻き始めます。

アルツ君:「ああ、そこだ!あーかゆい!チクショー!お前、もっと早く掻けよ。」

ヤッチ:「それは俺が言うセリフだろ?最初から『左足だ。』って言えば話が早いんじゃないの?」

アルツ君:「そうとも言うな…。いいから、もっと掻け!」

ヤッチ:「肉が引きちぎれるくらいか?」

アルツ君:「血が出るくらいにしておけよ。ああ、そこだ!チクショー!」

ヤッチにはアルツ君の脳梗塞以来、麻痺側は『右』という意識はありましたが、こうして考えると、アルツ君のように寝たきりだと、左足を掻くということもできないんですね。

アルツ君:「ああ、だいぶ治ってきた…。」

ヤッチ:「これ以上かゆくならないようにカンナで削ってやろうか?」

アルツ君:「カンナはまずいと思います…。」

ヤッチ:「それよりかさぁ、ここに来る途中、アガパンサスの花(この記事のトップ画像)がきれいに咲いているところがあったよ。もう盛りは過ぎちゃってるみたいだけどな。」

アルツ君:「アガパンかぁ…。」

ヤッチ:「たまには外に出て、四季折々の花を眺めるっていうのもいいんじゃないのか?」

アルツ君、桜の花をほんの数分、屋外へ出て眺めただけで、それ以来、外に出ていません。

いや、正確には5月に救急搬送で一瞬だけ外気に当たっています。

アルツ君:「そのうち、行くって…。」

ヤッチ:「いつ?」

アルツ君:「明日はやめとく。」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「天気が悪い。」

ヤッチ:「明日は『晴れ』の予報だぞ?」

アルツ君:「そうかあ…。」

ヤッチ:「アガパンサスだって、もう見頃が終わっちゃうよ?」

アルツ君:「お前、アガパンがこの辺じゃ、どこが産地か知ってるか?伊豆だぞ。」

ヤッチ:「おっ!?鋭いね?覚えてたんだ。大したもんだ~。」

アルツ君とヤッチの二人には花屋の経験があります。

露地物のアガパンサスの花の咲くちょうど1~2か月前には、伊豆からたくさんのアガパンサスが東京の切り花市場に運ばれ、セリにかけられます。

花の部分には傷まないようにセロハンがかけられ、丁寧に梱包して送られてきます。

ヤッチ:「安ヤリ(セリの最中、安い買値を表示すること)を突いて、セリ人によく怒られたっけ?」

アルツ君:「(セリ人に)睨まれるとおっかないからな。」

ヤッチ:「よくそんなことまで覚えてたな?すごいじゃない?」

アルツ君:「それほどでもないよ…。」

ヤッチ:「俺も忘れちゃったけど、アガパンサスが市場に出荷される頃だっけ、芍薬(しゃくやく)とかがセリにかけられるのは?」

アルツ君:「どうだったかなぁ…。俺もよく覚えておらん。」

ヤッチ:「芍薬と牡丹(ぼたん)の違いをよくお客さんに質問されたよな?」

アルツ君:「はは~ん。『立てば芍薬、座れば牡丹…。』ってな!?」

ヤッチ:「さすが物知りだね。その後に続く言葉は何だっけ?」

アルツ君:「教えない…。」

ヤッチ:「なんだそれ?ケチなこと言わないで教えてつかわぁ~さい?」

アルツ君:「やだ。」

ヤッチ:「なんで?『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は…。』の後は?」

アルツ君:「知らない…。」

ヤッチ:「なんでそこだけケチるわけ?」

アルツ君:「さあね…。」

ヤッチ:「歩く姿は?」

アルツ君:「…。」

ヤッチ:「歩く姿は…?」

アルツ君:「ブタのケツ!」

ヤッチ:「なんだよ。やっぱり知ってるんじゃないかよ!そういうのをなんて言うか知ってる?」

アルツ君:「知らない…。」

ヤッチ:「能ある鷹は…?」

アルツ君:「知らない…。」

ヤッチ:「能ある鷹は…?」

アルツ君:「半ケツ隠す。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

芍薬と牡丹の見分け方

見分け方のポイントはいろいろあると思いますが、わかりやすいのは葉で見分けるのが良いかと…。

芍薬の葉には光沢があり、肉厚です。
形状は異なりますが、椿の葉や月桂樹の葉に近いような葉色の光沢と質感があります。

一方の牡丹の葉は芍薬の葉よりも葉色は淡く、バラの葉に近い色をしています。
質感も芍薬の葉より薄く、風でたなびくような葉であれば、それは牡丹の可能性があります。

また、芍薬が宿根多年草であるのに対して、牡丹は落葉性の花木で、『草』と『木』である点が異なります。

偉そうに書かせていただきましたが、芍薬か牡丹のどちらかを、葉を取り除いた状態で花首だけ花瓶に挿した場合、ヤッチにも区別がつきません。

【 正解 】
立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。



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2015/07/13 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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