site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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高齢者虐待防止法05

2012/03/28 (水)  カテゴリー: キノコさん
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今朝、会社にいる姉から電話が入りました。

姉:「昨日のキノコさんとの面会について、どんな状況だったかを聞こうと高齢者相談センターに電話したんだけどさぁ…。係長さんが接客中かなにかで電話に出られないんだって。それでさ、私もこれから忙しくて、電話に出られなくなるから、電話応対した人に伝言をお願いしますって言っておいたから…。『弟に電話して昨日のことについて説明をお願いします。』っていう伝言だからさ。きちんと内容を聞いておいて!?」

間もなく高齢者相談センターの支援係長さんからヤッチの携帯に電話が入ります。

支援係長さん:「お姉さまから電話でご伝言をいただいて、弟さんに電話を差し上げたのですが…。昨日の午後3時ごろからお兄様に来ていただいて、お母様とお父様と面会をしていただきました…。」

ヤッチ、朝からかなり不機嫌です。

一昨日に面会をすることが有れば、ヤッチの携帯に直接電話をくれるとおっしゃっていたこの支援係長が、面会が昨日行われたことをヤッチに知らせていなかったからです。

事前に連絡してくれるようにお願いして、ヤッチはこの面会に同席せず、キノコさんの要望が有れば、馳せ参じる約束を取り付けていたのに、ヤッチに知らせることなく役所の勝手な都合で、キノコさんとの面会を開催していたのです。

さすがに大事な局面なのに、連絡なしは、怒ります。

ヤッチ:「すいませんが、話を伺う前に何で直接電話をするとおっしゃっていたのに、電話をくれなかったんですか?」

支援係長さん:「それは、面会の日にお兄様が『兄弟に一任されてきた』とおっしゃったからです。」

ヤッチ:「それは、つじつまが合わないな。もちろん、いつ行われるかわからない面会に備えて、代表で兄が行くという申し合わせはしていました。でも、そちらには、呼び出しが有れば、いつでも出向きますよということを直接あなたに申し上げましたよね?兄がそちらにお伺いする前に私に連絡が入るのが普通じゃないかな…。」

文字にすると迫力が有りませんが、この時のヤッチの電話の声は、さすがに虐待者と思わせる強い口調で、怒り爆発気味です。

支援係長さん:「たしかにお聞きしましたが、お兄様に一任されたということで、こちらはそのように理解していましたが…。」

ヤッチ:「だからさぁ…。いつ面会をやるのかが分からなければ、待機するということだって、不可能じゃないですかっ!」

支援係長さん:「それは、大変申し訳ありませんでした。」

ヤッチ:「あのさぁ…。申し訳ないで済む問題じゃないでしょっ!家族の一生の問題でもある大事な話し合いですよ。しかも、母の本心を聞き出すための面会だということもおっしゃってましたよね!それには虐待者である私が同席したのでは、母が本心を言いにくいのではないかと思い、私は席を外すと申し上げたのですよ。そちらに対する配慮だったということがどうしてわかっていただけないんですかっ!私だって、本当は同席したかったんですよっ!苦渋の選択をしたのですよっ!なぜそういうことが一つも分からないのですかっ!」

これまでできるだけ沈黙を保ってきたヤッチですが、ついに怒り爆発です。

支援係長さん:「それでは、申し上げますが、本来なら、防止法の13条の規定を読んでもらえば、わかると思いますが、虐待者に対して、面会を制限することも可能なのですよ。でも今回のケースを十分検討して、特別に同席をお願いしたんです。」

支援係長さんもかなりエキサイトした口調です。

ヤッチ:「それは、お宅らの勝手な都合でしょっ!あなたからそう言う提案を出して来たんじゃないですか!ならば、最初から俺に声をかけなきゃよかった話じゃないですか。でも実際に同席しろと言ってきたのはそっちですよ!ふざけるのはいい加減にしろよっ!」

支援係長さん:「別にふざけているつもりはありませんが…。」

ヤッチ:「あんたにはまったく信用無しだな!?こんな人に母が保護されていると思ったら母が可愛そうで仕方がないわッ!今までの話は、無かったことにして、もう一度母と面会させてください。」

支援係長さん:「無かったことにしてとは?…。」

ヤッチ:「今回の面会は無かったことにして、もう一度私に母と面会させてくれということだよっ!」

支援係長さん:「それはできません!」

ヤッチ:「なぜ?」

支援係長さん:「申し上げられないし、申し上げる必要が有りません!」

ヤッチ:「電話で話すのもさ、また言った言わないになるから、直接会って話をしようよ。」

支援係長さん:「それはできません。今日も予定が入っていますし、明日は地方に行くので不在です。早くてもお話しできるのは30日以降になります。」

ヤッチ:「それじゃあ。俺はこの話は聞かなかったことにするよっ?もちろん聞く耳持たないということじゃ無いよ。もうこれ以上あなたと話をしても無駄なようだ…。」


支援係長さん:「わかりました…。」

ブチッ…。

電話を先に切ったのはまぎれもなく支援係長…。

向こうもかなり感情的になっていた事の表れです。

だいたいの面会の内容はわかっていたし、予想がつくので支援係長の口から聞かなくても済んだ話なのですが、『連絡する』という基本的なことを省略されたことに憤りを覚えます。

やり取りは実際にはもっと長かったのですが、まあ、言った言わないのバトルなので割愛させていただきました。

長いこと電話をかけていたせいか、またもや左耳の聞こえ方が変…。

もうロシアンルーレットは御免なのですが、ちょいとまた聞こえが悪くなっています。

まあ、その分、ヤッチの電話の声が大きくなって、向こうにはプレッシャーになったかも!?

支援係長さんからの電話が終わると、携帯の着信履歴に姉からの番号が何件も入っています。

リダイヤルしようとした矢先に姉からまた電話が入ります。

姉:「あのさ。キノコさんが新しい施設に行く車の中でまた大暴れしてるらしいよ。」

ここからは、姉とキノコさんに同行していた相談センターの女性職員との電話でのやり取りです。

この女性職員、全く表情を変えないちょっとシャイなヤッチには苦手なタイプ。

ヤッチは彼女のことを陰で『能面女』と呼んでいます。

能面女の声からスタートです。

女性職員:「今、お母様が車の中で暴れていて、家に帰りたいと言うことを聞いてくれないんです。動く車から飛び降りようとしたりまでするんですよ。お姉さまどうしたら良いでしょうか?」

姉:「はあ!?なんでそんなこと私に聞くんですか?家に帰りたいと言ってるのなら、家に連れて行ってあげたらいいんじゃないですか?家には弟がいますから、家のカギは開けてくれると思いますよ。」

女性職員:「今、上司とも電話したのですが、弟さんは精神的にも落ち着いてらっしゃらない(ヤッチと支援係長とのバトルのこと)ようだし、虐待者でもあるので…。」

姉:「落ち着かないのはあんたでしょ!弟なら大丈夫!私が120%保証します!」

こう言って姉は電話を切ったようです。

これが、お昼を少し回ったころでしょうか?

時間は定かではありませんが、昼の2時近くだったと思います。

姉からまた電話が入ります。

完璧に会社での勤務態度の査定に響きそうな状態ですが…。

姉:「ママが脱走したらしいよ!今○○駅に向かってるらしいよ。支援係長がその駅で張ってキノコさんを捕まえようと待ち構えているから…。○○駅なら家の近くだから、家に戻ってくるかもしれないから、準備しておいてね!よろしく!」

中々キノコさんにしては大胆な行動に出たものです。

ヤッチもキノコさんが家に戻ってくるのではないか!?

高齢者相談センターの職員がどこかで家の近辺で張り込んでやしないか!?

玄関の戸を開け、周囲を見回します。

しばらくすると、玄関ではなく、裏のサッシの窓を叩く音が聞こえます。

ヤッチが玄関から外に出て、サッシの窓の方に確認に行きます。

そこに立っていたのはまぎれもなく、キノコさんです。

ヤッチ:「おかえりなさいませ。疲れたでしょ?早く家に入りな。」

キノコさん:「あいつらつけて来ていないかしら?」

ヤッチ:「つけて来ても、家に入ればこっちのもんだよ。入るようなことが有れば、建造物侵入で通報すればいいさ。」

キノコさん、かなり興奮気味です。

ヤッチ:「昼飯食べたのか?」

キノコさん:「食べた。食べた。あいつらのいる前でラーメン屋に入ってやったわ。」

かなり興奮気味ではありますが、キノコさんの話をまとめると以下のような具合になります。

まず、キノコさんが保護されていた施設に、高齢者相談センターの職員3人が新しい養護老人ホームに移送するため、車でキノコさんを迎えに来ます。

この中の一人が能面女で、後は男女一人づつ。

キノコさんは自動車に乗るように言われます。

キノコさん:「どこに行くの?」

職員:「これから生活していただく、新しい施設です。」

この時の心境はどうだったかはわかりませんが、キノコさんは自動車に乗ります。

車に乗っているうちに、以前見学に行った施設だと気づきます。

キノコさんは見学に行ったとき、その施設の印象を『いいけど、息子や娘の意見を聞かないと入るかどうかは決められない。』と言っているそうです。

移送先の養護老人ホーム(?)の入り口付近に到着です。

キノコさん:「ここに私は入るなんて言った覚えはないわよっ!帰らしてちょうだいっ!」

キノコさんが暴れ出します。

たぶん能面女から姉への電話はこの辺りかと…。

キノコさんの話では、あいつらに閉じ込められたと言っています。

自動車の窓を叩いて周囲の人に助けを求めたようです。

しかし、施設の入り口付近…。

おそらく認知症の人が騒いでいるのだろうくらいにしか思われなかったのかもしれません。

通行人は見て見ぬふり…。

汗だくになりながら、自動車から出ようと試みたそうですが、扉を開けてもらえなかったようです。

そうこうしているうちに、自動車の中にいた男性職員がトイレに行きたいと言い出したので、キノコさんも私も行きたいと言ったそうです。

施設の中のトイレを使用しようと施設の入り口に向かいます。

当然、能面女も一緒についてきます。

ちょっとした隙に、キノコさん走り出して逃げ出します。

まあ、年寄りの走る速度はタカが知れています。

職員が追いかけてきます。

でも、高齢者虐待防止法を意識しているのでしょう…。

キノコさんの身体をつかんだり、引き戻すようなことはできません。

ピッタリとキノコさんをボディーガードのようにつけ回します。

キノコさん、土地勘のないところでバス停を発見。

行き先がキノコさんの知っている駅だったので、これに乗り込みます。

職員は説得を続けながら、ボディーガードも続けます。

終点の駅に着き、今度はキノコさん、ラーメン屋に飛び込みます。

ボディーガードは店内に入らず、外で待機…。

この時、キノコさんは外にいるボディーガードに見えるように、食べたくもないラーメンを1本ずつすすったようです。

そして、店のお兄さんにタクシーを呼ぶように耳打ち…。

こんなエネルギーがキノコさんにもあったのだとヤッチもちとビックリです。

タクシーが店の前にピタリと着きます。

キノコさんが乗り込もうとするとボディーガードも乗り込もうとしたそうな…。

キノコさん:「この人たち、私をだまして施設に入れようとしているんです。運転手さんこの人たちを乗せないで!行き先は○○駅南口!」

『○○駅南口』を耳にしたボディガードは多分センターにいる支援係長に連絡したものと思われます。

センターからの方が○○駅南口は近く、支援係長が先回りできます。

支援係長がやはり先回りしたようです。

でも、キノコさん、○○駅には向かわず、自宅にタクシーで舞い戻ったというわけです。

まだ、キノコさんからの話だけですが、キノコさんは高齢者支援センターの人間に騙されたと言っています。

保護にアルツ家に職員が来た時も「二、三日お休みしましょう。」と連れ出したと言っています。

保護の時に、ヤッチに虐待が有ったと言っていないと…。

しかも、エスケープの途中に職員の一人に

『あなたはお金が無いんですよ。帰る家なんかないんですよ。犯罪者の家に帰るんですよ。』

と言われたそうな…。

とにかくお嬢様育ちのキノコさんにとって、『お金が無い』を強調されたのが相当腹立たしかったようです。

かなり興奮状態なので、この話が第三者が聞いてどうかは別として、息子としてはキノコさんの言っていることを信じてあげたいと思っています。

またしても、言った言わないの水掛け論が噴出しそうですが、今日の老人のエスケープはなかなかさすがです。

ちなみに、キノコさんの手首のあざが気になります…。

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2012/03/28 | コメント (19) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君との面会&診察

2012/05/11 (金)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

更新をさぼってばかりいたので、記事がずいぶん古い内容になってしまいました。

旬な内容をお伝えしたかったのですが、一度更新を怠ると、中々軌道修正が難しいものだと改めて感じている次第です。

m(__)m

今回の記事も先月の出来事からなので、ちょっとどうなのよと言う感じですが、興味のある方はお付き合いのほどを…。

と言って交際の申出ではありませんので…。(←正直、ユーモアにもキレが有りません。)

先月の4月26日にアルツ君と2回目の面会が実現しました。

そして今月(5月)の7日にドクターによるアルツ君の診察が有りました。

今回も施設での面会はかなわず、高齢者相談センターの会議室をお借りしての面会です。

アルツ君、未だ特別養護老人ホーム(特養)への入所待ちの状態で、今居る施設は変わっていません。

アルツ君が今居るところは、実は特養らしいのですが、アルツ君は介護保険上は、ここでショートステイを繰り返して、日々を過ごしている状態なのだとか…。

ショートステイならぬロングステイとでもいうのでしょうか。

今まで、ヤッチ自身これについて勘違いしていたようです。

特養に入るために老人保健施設にすでに入所しているものとばかり思っていました。

しかし、どこの施設(特別養護老人ホーム)でも、空部屋を用意し、アルツ君のように、突然、ショートステイをしなくてはならないような状況の人のために、部屋を提供するようにしておくことが、法律で定められているそうな…。

これは、アルツ君のケアマネさんから教えていただいたことなんです。

ならば、そのまま今居る特養に入所させてくれればいいじゃんと言いたいところですが、そうもいかないのが実情だそうで…。

なんとも、わかりずらいシステムです。

(-_-;)

その特養に入所している他の方が、たとえば、お亡くなりなったりして、部屋に空きができれば、アルツ君がその部屋に入るというのは、有り得ることなそうですが、ケアマネさんの話では、中々そう上手い具合に行かないらしく、やはり同じような他の場所の特養の空を待つというのが、一般的な流れのようです。

また、アルツ君が特養に入所が決まれば、現在のケアマネさんは手を引くことになるらしいです。

高齢者相談センターの職員さんからこのケアマネさんに対して、引き続き5月もアルツ君の面倒をみるように言われたそうなので、結局、アルツ君の特養入所はまだ先になりそうな気配です。

(-_-;)

さて、前回同様、キノコさん、姉、ヤッチの三人で高齢者相談センターに出向きます。

兄は仕事が忙しいとの理由で面会を辞退です。

今回もアルツ君の大好物であるボタモチを持参していきました。

先に高齢者相談センターの会議室に通されたのは、我々です。

アルツ君は施設からセンターへ向かう途中の道が混んでいるとのことで、高齢者相談センターの職員さんが、そのことを知らせに来てくれました。

予定時刻の15分後くらいでしょうか、アルツ君が男性職員に連れられて、やってきました。

例によって、最初から、やや興奮気味です。

会議室の椅子に腰を下ろすと同時に口を開きます。

アルツ君:「何でお前たちがここにいるんだ?誰がここに来るように教えたんだ?」

まだ怒鳴り声ではありませんが、明らかに不機嫌そうな顔つきです。

ヤッチが最初に答えを返します。

ヤッチ:「俺たちが頼んで、旦那さんと会わせてくれるようにお願いをしたんだよ。」

アルツ君:「ウソをつけ。何でそんなことをしなくちゃならないんだ。そのことしたって仕方がないだろう???」

段々とアルツ君の声が荒くなっていくのかがわかります。

ヤッチ:「仕方ないってことはないだろう…。それにもう暖かくなってきたから、いつまでも冬物の洋服を着ていられないから、薄手の洋服の着替えを持ってきたよ。」

アルツ君:「そんなもん、必要ないっ。」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「なんでって、どうせ、有ったって、着なけりゃそれまでだ。」

ヤッチ:「着ないわけには、いかんだろう?」

アルツ君:「裸でいればいい。」

ヤッチ:「そういうわけにもいかんだろう…。」

アルツ君:「どうせ、俺みたいなのは、着てたって着なくたって、誰も見てる奴はいないよ。それより、何で俺はあそこにいるんだ?なんか悪いことしたからか?」

『あそこ』とは、アルツ君が今ショートステイを繰り返している施設のことです。

ヤッチ:「悪いことなんて、してないよ。」

アルツ君:「じゃあ、なんであんな牢獄みたいなところに俺は居るんだ?人殺しでもしたってことか?」

ヤッチ:「そんなことしてないだろっ!?何にもしてやしないよ。」

アルツ君:「それなら、何で俺はあそこにいるんだっ!!悪いことでもしなきゃ、あんなところに入れられるわけないだろっ!!」

アルツ君がついに怒鳴り声を上げ始めました。

姉:「パパは悪いことなんて、何もしてなんかいないわよ。もし、悪いことしてたら、ここにだって来れないじゃない。」

姉が今度は口を開きました。

キノコさん:「そうよ。何にもしてなんかいないわよ。」

キノコさんもフォローします。

アルツ君:「ウソをつけっ!!そうやって、みんなして、俺をあそこに追いやってるんだろっ!!」

正直、この時、真実を伝えるべきか、非常に迷いました。

理解できるか、できないかは別として、これだけ混乱しているのですから、真実を伝え、理解してもらうのが良いようにも思えます。

真実を伝えれば、余計に興奮することも、考えられます。

しかし、いずれは、真実を伝えなければならない日が来るのですから、ヤッチとしては、できるだけ早い時期に伝えておいた方が良いように思えます。

高齢者相談センターの職員の人たちは、アルツ君が興奮するようなことが有っても、ちゃんと事情を説明するようなことは有りません。

同じように、「別に悪いことなどしておられませんよ。」とおっしゃるだけです。

なにか思惑があってそうしていることなのか、ヤッチ自身に気を遣ってそうおっしゃっているのかは、わかりませんが、いずれにしても、アルツ君がなぜ今の施設にいるか、きちんとした説明はしていません。

高齢者相談センターの職員さんが、事情を説明しない以上、ヤッチがまたしゃしゃり出て、説明するわけにもいかない雰囲気です。

やはり後で、高齢者相談センターの職員さんと相談し、説明するのが良いのか、このまま説明しないでおくのか決めた方が良さそうです。

当のアルツ君ですが、前回同じ場所で面会したときは、『仕事が忙しい』と言って、施設での歩行訓練を仕事と認識し、決して今居る施設のことを『牢獄』などと言うことは有りませんでした。

しかし、今回は、施設を『牢獄』と言い、自分が何か悪いことをしたから、牢獄に入れられているのだと錯覚しているようです。

そして、どうして自分がその牢獄に居るのかが分からず、それを家族にぶつけてくるのです。

おそらく、アルツ君には、家族の誰かが、謀ってアルツ君をその牢獄に入れたのではないかと言う疑惑も有り、家族の顔を見ると強い口調になるのかもしれません。

今回のアルツ君の面会では、アルツ君は一度たりとも笑顔を見せることは有りませんでした。

差し入れとして、持参したボタモチを差し出しても、一度は払いのける始末…。

終始どうして自分が今の施設に居るのかという疑問をぶつけ、終いには相談センターの会議室のテーブルを蹴り上げてしまうほどです。

ある意味介助なしに机を蹴り上げられるのですから、アルツ君のパーキンソン症状はすこぶる改善しているともいえますが、なんとも穏やかではありません。

アルツ君の腰の前屈や、パーキンソン症状は改善されているのは、施設でのリハビリの成果なのかわかりませんが、興奮し、暴れるのはいただけません…。

前回の面会の時も興奮が収まらなかったので、今回差し入れしたフェルガードについては思い切って種類を変えてみました。

前回まで、アルツ君に飲んでもらっていたのは、フェルガード100です。

このフェルガード100には、人によっては興奮を及ぼすガーデンアンゼリカという成分が含まれていたので、今回はこのガーデンアンゼリカが少ないタイプのフェルガード100MハーフとフェルガードAというのを飲んでもらうことにしました。(株式会社グロービアより購入)

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[関連記事:フェルガードの種類と購入方法]

2種類あるうち、どちらを夕方に飲んでもらうかを少々迷ったのですが、フェルガードAを朝に1包、フェルガード100Mハーフ1包を夕方の早い時間にアルツ君に飲んでもらうように高齢者相談センターの職員さんにお願いしておきました。

アルツ君の腰の前傾やパーキンソン症状の改善がフェルガードによるものなのか、あるいは施設での訓練の賜物なのか、はたまた環境の変化による一過性のものなのかはわかりませんが、とりあえず、職員さんに無理を言ってお願いをしてみました。

アルツ君、高齢者相談センターの職員さんにもこの日は、闘争心むき出しでした。

アルツ君:「あんた、俺に今日はここに来るって一言も言わなかったよな?何で一言も言わないで、俺をこんなところに連れて来たんだっ?」

職員さん:「いえいえ、申し上げましたよ。」

アルツ君:「いつ?」

職員さん:「昨日です。」

アルツ君:「ふんっ!連れてきた今となっては何とでも言えるわっ!さっさと帰るぞっ!!」

この日もアルツ君、後ろを振り向きもせず、施設へ帰って行ってしまいました。


………………………………


そして今月5月7日はドクターによるアルツ君の診察日です。

診察の予約時間は正午を回った12時20分という昼ご飯を食べて行こうかどうしようか迷う時間帯でしたが、例によって、アルツ君は施設からドクターの診療所まで高齢者相談センターの職員に車で連れて来てもらいます。

ヤッチは自宅から電車を利用して診療所に向かいます。

アルツ君には家族が生活保護を受け、バラバラの生活をし始めたことは、まだ知らせていません。

予約時間ちょうどくらいに到着しましたが、今回はアルツ君の方が先に到着していました。

待合室の長椅子に腰かけています。

高齢者相談センターの職員さんは二人。

診療所の中に入り、アルツ君に声をかけます。

アルツ君、少しビックリした表情…。

アルツ君:「何で俺がここに居るって知ってるんだ?」

ヤッチ:「教えてもらったからだよ。」

ヤッチは高齢者相談センターの職員さんの方を向き、軽く会釈します。

アルツ君:「こんなところにお前が来たってしようがないじゃないか?ばあさん(キノコさん)は?」

ヤッチ:「奥さんは、ちょっと遠いから家で留守番だよ。」

アルツ君:「ばあさんのやつ、俺がいなくてさぞかし生々しているんじゃないのか?昼寝でもしているんだろう?」

ヤッチ:「そんなことはないよ。いつも『どうしてるんだろう…?』って心配しているよ。」

アルツ君:「ウソをつけ!そんなわけがないっ!」

今回もアルツ君、興奮気味です。

ヤッチ:「そんなこと有るさ。旦那さんはどうなんだい?昼寝三昧かい?」

アルツ君:「何だかなぁ…。適当にやってるよ。」

ヤッチ:「『適当』っていうのは、『いい加減』ていう意味かい?」

アルツ君:「両方だな。適当な時も有れば、いい加減の時もある。」

ヤッチ:「らしくていいじゃん。」

アルツ君:「それより、なんでなんだろうなぁ…。」

ヤッチ:「何が?」

アルツ君:「俺があそこに居る事さぁ…。」

ヤッチ:「あそこって?」

アルツ君:「今居るところに決まってるだろっ。」

ヤッチ:「うん…。」

アルツ君:「なんで俺はあそこにいるんだ?よっぽど悪いことでもしたんだろうなぁ…。」

なんだか、アルツ君の顔を見るたびにこの話題になってしまいます…。

(-_-;)

ヤッチはアルツ君に小さな声で耳打ちしました。

ヤッチ:「隣に事情をよく知っている人が居るから、確かめてみん?」

隣りに座っていたのは高齢者相談センターの支援係長さんです。

アルツ君を保護したまさにその人でも有ります。

アルツ君がその隣にいた支援係長さんにたずねます。

アルツ君:「俺はよっぽど悪いことでもしたのかねえ…???」

支援係長さん:「悪いこと?」

支援係長さんが聞き返します。

アルツ君:「今、寝泊まりしてるところだよ。そうでもなきゃあんなところに俺が入れられるわけないだろ?」

支援係長さん:「いえいえ、悪いことなんて、されてはいませんよ。」

アルツ君:「じゃあ、なんで俺はあそこにいるんだ?」

支援係長さんも次の答えが出て来ない様子…。

ちょっと黙り込んでしまいました。

アルツ君:「教えてくれないとこ見ると、よっぽど悪いことしたんだなぁ…。」

ヤッチ:「何か心当たりはあるのか?」

ヤッチが張本人であるにも関わらず、アルツ君にたずねます。

アルツ君:「心当たりがないから困ってんだよ…。」

ヤッチ:「だったら、旦那さんは悪いことは何もしてないよ。自分を信じていいと思うよ。」

アルツ君:「そうかなあ。でも、そうでもなきゃこんなところにも連れて来られないぞ!?」

ヤッチ:「この診療所のこと?ここは自宅に居る時から何回か来ているじゃないか。先生の顔も覚えているだろ?」

アルツ君:「でも、俺はどこも悪くないんだぞ。なのに何で医者に連れて来られなきゃいけないんだ?」

ヤッチ:「医者に見せて、どこも悪くないことを確認に来ているんだよ。」

アルツ君:「そんなのわかるもんか。悪くもないところを悪いというのが医者だ。それでメシ食ってるんだぞ。」

ヤッチ:「今はそんなお医者さんはすぐにオマンマ食い上げだよ。今はそういうのは流行らないよ。」

ほどなく、アルツ君の診察の順番が回ってきました。

アルツ君とともに、一同診察室の中に入ります。

ドクターがアルツ君にいつものように声をかけます。

ドクター:「いかがですか?具合はどうですか?」

アチャー!!タイミングが悪かったぁ…!!

ドクターが火に油を注ぐような格好になってしまいました。

アルツ君:「具合が悪い?何であんた俺にそんなことを聞くんだっ?俺はどこも悪くなんか無いんだぞっ!!だいたいそれを決めるのが、あんたの仕事だろっ!!」

おっしゃる通りといえば、それまでですが、アルツ君、中々ワイルドな攻撃に出たもんです…。

それにしても、他人の前では、割と朗らかなアルツ君が、ドクターに向かって大声をあげたので、ドクターももちろんですが、ヤッチもビックリです。

アルツ君:「失礼しました。そういうつもりで聞いたわけではないんですよ…。○○さん(アルツ君のこと)の感触としてどう感じておられるか聞きたかったのですよ。」

アルツ君:「それならそうと、そういう風に聞けばいいじゃないかっ!今ので大いに俺は気分が悪いぞっ!!」

ドクター:「それはそれは失礼しました。いつもにこやかな○○さんにしては今日は気分がよろしくないようですね。で、施設ではどうなんでしょうか?」

ドクター、今度は話題を変えて、高齢者相談センターの職員さんに質問を向けます。

一部始終を聞いていた職員さんも場の雰囲気を察して、慌てて答えます。

支援係長さん:「それはそれは穏やかに過ごしていらっしゃいますよ。にこやかな笑顔が絶えないと聞いております。」

アルツ君:「それほどでもないよ。普通だよ…。それは大袈裟だよ。」

アルツ君に笑顔が戻りました。

久しぶりに見るアルツ君の笑顔です。

持ち上げられるとひょいひょい木に登るのは息子にも遺伝しています。

(^^ゞ

ドクター:「それはそれは何よりですなぁ…。いつも良い笑顔をされるのが○○さんの良いところですからねえ…。」

ドクターもすかさず、持ち上げます。

アルツ君:「みんなして、言いたいこと言ってるよっ。」

アルツ君、まんざらでもない様子…。

(^_^;)

ドクター:「それでは、普段とあまり変わらないということで良いのかな?」

ドクターが早くも締めに入ります。

高齢者相談センターの職員さんもうなずきます。

アルツ君:「それでは最後に腕の動きを診てみましょう。」

ドクターがアルツ君の腕を曲げ、揺さぶります。

ドクター:「特に異状は無いようですねえ。今度は目の動きを診ましょう。私の指先を見て下さい。」

ドクターはアルツ君に自分の指先をアルツ君の目の前にかざし、左右に動かし、目で追うように指示します。

続いて上下。

ドクター:「うん…。若干垂直方向が着いて来ていないようですね。」

前回の診察では垂直方向の眼球障害は改善されていたのに、今回はまた悪くなっているようです。

ヤッチ:「かなり、よくない感じですか?」

ヤッチが口を挟みます。

ドクター:「いえ、この程度なら、転倒に注意さえしていれば、問題ないでしょう。」

歩行についても、診察室の中を歩き回ってもらいましたが、介助なしで歩き回れるほど…。

アルツ君も少しドヤ顔です。

こうして一触即発の場面もありましたが、今回の診察時間はかなり短いものになりました。

再び、待合室に戻ります。

支援係長さんはアルツ君を乗せて帰る車を取りに、男性職員はアルツ君の診察料金の支払いと処方された薬を取りに調剤薬局へ…。

監視の目が無くなったのを良い事にヤッチは姑息な手段を…。

アルツ君にまたしても耳打ちします。

ヤッチ:「今の二人が旦那さんのことをよく知ってる二人だから、わからないことが有ったら、あの二人に疑問をぶつけてみな。」

そう…。

なぜ故アルツ君が施設で保護されているかをヤッチ自身からではなく、相談センターの人間に言わせようという魂胆です。

アルツ君がゆっくりうなずきます。

支援係長さんが車を診療所の前に運んできました。

アルツ君とヤッチは外に出ます。

男性職員はまだ薬が出ていないようで戻って来ません。

支援係長さんがアルツ君に後部座席に乗るよう促します。

軽自動車では有りますが、ワゴンタイプの車体なのでそこそこ高さが有ります。

それにも関わらず、アルツ君、一人で車に乗り込みます。

ヤッチは支援係長さんに挨拶をして、その場を立ち去ろうとして、アルツ君に一声かけます。

ヤッチ:「それじゃあ、旦那さん、元気でね。」

アルツ君:「うるさいっ!!」

咄嗟に出た一言だったので、言葉のチョイスを誤りました。

(・。・;

アルツ君の機嫌を損ねてしまったようです。

後で高齢者相談センターの支援係長さんから姉を通じて聞いた話ですが、診察の後もアルツ君はかなり不機嫌だったらしく、施設に戻ってからも興奮気味だったそうです。

でも施設に入所している人たちと会話しているうちに、ようやくアルツ君本来のほがらかさを取り戻した言うことです。

この話を聞き、ヤッチは姉に電話で相談することに…。

ヤッチ:「俺はさ、早くに旦那さんに事実を伝えた方がいいと思うんだけど、どう思う?俺が原因で施設で特養に入所待ちになっていることも、俺の口から言っても構わないと思っているんだけど…。もちろん、すぐに呑み込めなくて、怒って興奮することもあると思うけど、相談センターはどういう風に考えているんだろう?このままだと旦那さんがウツになっちゃうことだってあり得るぜ。」

姉:「そうだよね。じゃあ、私から、○○さん(支援係長さん)に聞いてみるよ。あんたが、動くとまた問題になるから、私からの意見と言うことにするよ。」

ヤッチ:「了解。相談センターの人たちも素人じゃないはずだから、少しは考えてもらえるといいんだけど…。上手い具合に話してみてよ。」

姉:「わかった。明日にでも電話で聞いてみるよ。」

翌日、姉が高齢者相談センターの支援係長さんに電話をかけてくれました。

支援係長さんも即答はせずに、専門家の意見も聞いてみるということでいったん電話を切ったそうな…。

その日の午後の再び支援係長さんから姉に電話が入りました。

支援係長さんはアルツ君の現在居る施設の生活相談員さんや診療所のドクターとも相談したようです。

結局、答えはノーでした。

理由の大きなものは、認知症の人には怒りなど感情が強く残っていて、他の事は忘れてしまってもこうした感情だけは強く残るもので、今、アルツ君の置かれている現状を説明しても理解はできず、怒りの感情だけが残ってしまい、返って興奮してしまう可能性があるとのことです。

ドクターの見解として、家族の前で興奮するのは、家族だと甘えが出て、普段言えないことを口にするのでは!?ということです。

なんだか、的を得ているようないないような…。

介護の本によく書かれているような回答で、アルツ君のようなレアケースにも当てはまるのでしょうか…?

正論には聞こえますが、ヤッチには、何かしっくりこないものをおぼえます。

それじゃあ、アルツ君の怒りの感情が治まるのは、アルツ君の認知が相当程度進んでから?ウツになってから?

アルツ君は認知症があるとはいえ、かなり思い悩んでいるのは事実だと思います。

こうした心のわだかまりを解いてあげる方法はないんですかねえ…。

そもそも原因を作ったのはお前だろという声が聞こえてきそうですが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/05/11 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

退院しました!!

2012/06/01 (金)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

報告が遅くなってしまいましたが、5月29日(火)の午後に無事退院しました。

退院前にMRIの検査をして、検査結果は次回の診察日に聞くという形での退院です。

結局、顔面神経麻痺は、入院前と変わらず、顔の左半分が動かないままですが、リハビリによって治る可能性も有るので、しばらくは、リハビリと自主トレをがんばっていきたいと思います。

御心配して下さった皆さん、本当にありがとうございました。

入院中はPCが手元になく、思うような記事が書けませんでしたが、家に戻って来ましたので、これからは、少しはまともな記事も書けると思います。

実は今日はアルツ君の入所している特養にキノコさんと姉と一緒に面会に行ってきました。

高齢者相談センターの職員さん立ち合いが条件でしたが、明日からはこの制限が解けて、自由にアルツ君に面会できることになりました。

その気になれば、毎日でも、そしてなんの制限もなく、アルツ君と会えることになりました。

ワァ──ヽ(〃v〃)ノ──イ!!

長かったのか、短かったのか正直よくわからないところですが、やっと雪解けというところでしょうか…。

ワァ──ヽ(〃v〃)ノ──イ!!

今日の面会については次回の記事にしたいと思います。

アルツ君ファンの皆さん、アルツ君の毒舌が復活する日も近いようです。

今まで通りにはいかないかもしれませんが、ちょっと期待していてくださいね。

記事のさわりをちょっと書くなら、ヤッチの顔をみたアルツ君の今日の第一声…。

「お前、ボクシングでも始めたのか?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/06/01 | コメント (16) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君との面会解禁

2012/06/02 (土)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日の記事でも書かせていただきましたが、昨日はアルツ君の入所している特別養護老人ホームで面会をしてきました。

そして今日の昼もアルツ君のところに遊びに行ってきました。

昨日は、高齢者相談センターの職員さんが同席することが条件での面会です。

キノコさん、姉、そしてヤッチの三人でこの特養に出向きました。

どこぞの記事の中で書いたかもしれませんが、この特別養護老人ホームは、高齢者相談センターがアルツ君とキノコさんを最初に保護した所で、しかも旧自宅から徒歩でも通えるところでもあります。

ここに最初に二人は保護され、キノコさんは、この場所から別の養護老人ホームに向かう途中で、その施設に入所する前に脱走して、旧自宅に舞い戻った次第です。

アルツ君は現在の特別養護老人ホームがが本決まりになるまでの間、別の施設で寝泊まりをしていました。

結局、アルツ君は古巣のこの施設がおそらく住民票を移す最後の場所になると思います。

キノコさんによると、最初に保護され、二人が寝泊まりしていたのは、この施設の3階。

今回、アルツ君の入所が決まったこの施設の部屋もどうやら3階のようです。

ならば、アルツ君、最初から移送されなくてもよかったんじゃないという疑問もわきますが、お役所の事情はこちらにはわからないので、ここには触れないでおきましょう。

さて、アルツ君の入所している施設は現在キノコさんやヤッチのアパートからは交通手段が有りません。

ヤッチは愛車のメルセデスちゃん(2輪ですが何か?)があるので、愛車に乗れば10分~15分の距離ですが、自転車に乗れないキノコさんにはちょっとロケーションがよく有りません。

バスを乗り継いで行く方法があるのですが、バス停まで歩く距離を考えると、アルツ君のいる施設まで歩いてしまった方が早いというちょっとキノコさんには可愛そうな場所です。

後々、ベストな行き方を考えるとして、最初の面会には、姉に自転車でアパートまで来てもらい、アパート前にタクシーを呼び、三人で施設に向かうという方法を選択しました。

何を生活保護受給者がタクシーなんて利用しやがってという御叱りを受けてしまいそうですが、今回はご容赦のほどを…。

(^^ゞ

初乗りに毛が生えたくらいの料金でアルツ君の居る特養に到着です。

高齢者相談センターの職員さんと約束した時刻よりもずいぶん早くに着いてしまいました。

施設で待たせてもらえばいいさと言うことで、施設の門を叩くことに…。

訪問者カードのようなものを書かされ、来客者であることがわかるように首にかける名札のようなものをもらいます。

施設内のロビーのような所に通され、しばし待機です。

何だかキノコさんが落ち着かない様子です。

ヤッチがキノコさんに声をかけます。

ヤッチ:「何?トイレか?」

キノコさん:「違うわよ。知った人がいないか眺めてるのよ。」

キノコさん、ここに2週間程度お世話になっているので、確かに顔見知りの職員さんが居てもおかしくない状況です。

顔見知りの職員さんを発見することなく、高齢者相談センターの職員さんの到着です。

こっちは、もう何回も会っている支援係長さんとアルツ君担当の男性職員です。

支援係長さん:「遅くなりました。それでは参りましょうか。」

支援係長さんの声がかかります。

5人で3階へと向かいます。

アルツ君の居る部屋に案内されました。

姉がヤッチに声を掛けてきます。

姉:「最初に私がパパの部屋に入るわ。ママとあんたはちょっと待ってて。」

そう…。

今日はアルツ君と面会という大事な日でもありますが、事実を隠すことなく、アルツ君にすべて伝えるという重要なミッションが待ち構えている日でもあります。

つまり、アルツ君がなぜ故、この施設に入所しなければならないのか、高齢者虐待防止法によって措置入所になったのだということを本人にはっきりと伝える日なのです。

ヤッチとキノコさんは入所している利用者さんがくつろぐテレビのあるロビーのような所に腰を下ろします。

ほどなく、高齢者相談センターの職員さん二人もこの場所に腰を下ろします。

おそらく、アルツ君と姉を二人っきりにするため、席を外したのかと…。

しばらくして、姉がキノコさんとヤッチを呼びに来ました。

姉:「中に入って。」

アルツ君の部屋にキノコさんと入ります。

高齢者相談センターの職員さんは席を外したままです。

アルツ君、バスタオルを抱えて号泣しています。

ヤッチ:「なんだよ。なんだよ。らしくないな~。花粉症か?」

ヤッチがアルツ君に話しかけます。

アルツ君:「そんなんじゃないわいっ!」

アルツ君、ますますバスタオルを抱え込みます。

ヤッチ:「じゃあ、何だっていうの?」

アルツ君:「ちょっと、湧水を掘り当てただけだ。」

ヤッチは今度は姉に話しかけます。

ヤッチ:「話したの?」

姉も涙を浮かべ、こくりとうなずきます。

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君のこと)は、何も悪くないよ。もう心配することは何も無いんだよ。」

アルツ君の嗚咽はおさまりません。

ヤッチ:「隠したって仕方ないから、ハッキリ言うよ。もう今まで住んでた家は無いよ。みんな今はバラバラで生活してるよ。区のお世話になって不自由のない生活だよ。もう旦那さんがお金の心配をする必要も無いんだよ。」

アルツ君:「お前たちはどこにいるんだ?」

ようやくバスタオルを外し、アルツ君が顔を見せます。

ヤッチ:「今まで居たところから、ちょっと離れたところに引っ越したんだよ。奥さん(キノコさん)も俺もアパートを借りてるんだよ。」

アルツ君:「金はどうした?」

ヤッチ:「引越しの金かい?それなら区がみんな出してくれたんだよ。今のアパートの家賃も区が出してくれてるんだよ。」

アルツ君:「兄貴はどうした?」

ヤッチ:「お兄さんも区のお世話になってるよ。生活保護ってわかるかい?全員生活保護のお世話だよ。」

アルツ君:「そっか…。生活保護か…。俺はどうなってるんだ?」

ヤッチ:「旦那さんは、若い時にいっぱい働いたから年金だよ。この施設で生活するためのお金も旦那さんの年金で賄ってるんだよ。」

アルツ君:「俺に年金なんて有ったのか?」

ヤッチ:「あるじゃん!サラリーマンをやってった時もあるんだから、年金が出てるよ。だから、借金してここに入るわけじゃないんだから、胸張っていいんだよ。若い時一生懸命働いたご褒美だよ。勲章だよ。」

アルツ君:「バカ言え、俺はまだ若いぞ!?」

ヤッチ:「そうは言ったって、もう働かなくてもいいんだよ。もうのんびりしていいんだよ。」

アルツ君:「だからって、遊んでてここで飯がずっと食えるわけないだろ?」

ヤッチ:「それが食えるんだよ。もう何も心配しなくてもいいんだよ。俺がもっとしっかりしてれば、みんなで一緒に住めたんだけど、力が足りなかったよ。それだけは勘弁してくれよ。旦那さんはこの先ここでずっと生活していくことになると思うよ。ほんと申し訳ない。済まなかったね…。」

お恥ずかしい話ですが、麻痺している左目からいつの間にやら涙なるものなんぞ流れたりして…。

アルツ君:「そっか…。だけどほんとに金のことは大丈夫なんだな?」

ヤッチ:「さんざん、金で苦労したんだから、もう追っかけ回されることは無いと思うよ。旦那さんに関してはまず、何か有っても区が面倒みてくれるから、心配しなくても大丈夫。」

アルツ君:「そっか…。」

すこし、間が開いた所でキノコさんが声をかけます。

キノコさん:「ボタモチ食べる?○○(姉のこと)が買ってきてくれたのよ。」

アルツ君:「俺は甘いもんが好きだからな~。」

ようやく、アルツ君が落ち着きを取り戻しました。

この記事ではかなり省略して書かせてもらっていますが、ここに行きつくまでは、結構同じような問答の繰り返し状態です。

姉:「パパ、ボタモチ食べるの久しぶりでしょ?」

姉が今度は声をかけます。

アルツ君、何だかまたまた泣きべそです。

たぶん、アルツ君のこんなに涙を流す姿を見るのははじめてかもしれません。

姉:「ああ、いい子だ、いい子だ。ボタモチ食べな。」

まるで赤ん坊をあやすような姉の言動…。

姉にフォークで一口大にしたボタモチを口に運んでもらっています。

涙を流しながらも、ものすごい勢いでパクついっちゃってます。

^_^;

一つ食べ終わったところで、アルツ君のいつもの笑顔と落ち着きが戻って来ました。

恐るべし、ボタモチパワー…。

アルツ君が今度はヤッチに話しかけてきます。

アルツ君:「お前は何でそんなにひげをぼうぼうに生やしてるんだ?それにその顔は何だ?ひん曲がってるじゃないか?お前、ボクシングでも始めたのか?」

ヤッチ:「ボクシングなんてやるわけないだろ。旦那さんの心がねじ曲がってるから、そう見えるだけだよ。」

姉:「パパね。この子ね。顔の半分が動かなくなって入院してたんだよ。しゃべり方も少し変でしょ?口が上手く回らないんだって。」

アルツ君、せっかく笑顔が戻ったのに、姉の余計なひと言にまたまたバスタオルのお世話になっちゃってます。

(^^ゞ

ヤッチ:「なんだよ。なんだよ。そんなにタオルのお世話になってばかりだと俺みたいに顔がひん曲がるぞ。」

アルツ君:「ふんっ!お前はへそも曲がってるんだろっ!」

あー言えばこー言う節の復活です。

(*^_^*)

この後は、アルツ君もかなり混乱はあるものの、落ち着きを取り戻しました。

家族で今までの出来事をしばし語り合い…。

(*^_^*)

そして、今日はアルツ君に身のまわり品で不足しているものを届けに行ってきました。

そうです…。

ヤッチの入院生活、無駄にはなっていなかったんです。

自分で有るといいなと思っていたものを入院中、売店で買ったり、お見舞いに来てくれた人に差し入れしてもらったグッズをそっくりそのまんまアルツ君に横流ししてきました。

ちなみにヤッチが入院中、ウェットティッシュを差し入れしてもらいましたが、使い切れずに退院してしまったので、アルツ君のベッドサイドに置いてきました。

たぶん、心当たりがある方は「あっ!俺だ。」と思っているはず…。

しっかり横流ししてきたので、あしからず…。

それから、面会初日のアルツ君ですが、姉に後で聞いたところ、いつの間にやらボタモチ二つ完食していたそうです。

今日の帰り際に何か他に足りないものは無いかアルツ君に聞いてみました。

アルツ君:「そうだなぁ、今までずーとボタモチを口にしてないから、足りないって言えばそれくらいかなぁ…。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/06/02 | コメント (12) | トラックバック (1) | ホーム | ▲ Page Top

キノコさん、郵便局にお泊り

2012/06/21 (木)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

久々の更新です。

(^^ゞ

アルツ君と面会することは自由にできるようになったものの、姉やキノコさんが、アルツ君の居る特養に面会に行くたび、ヤッチの話が出ると、アルツ君がの感情が不安定になり、涙をボロボロと流してしまうので、しばらく面会を控えていました。

なぜそうなるのかは未だにわかりませんし、面会に行く方が良いのか、それとも控えるべきかもわかりませんでしたが、姉やキノコさんが、入れ代り立ち代り面会に出かけているので、ヤッチは二人から様子を聞くにとどめ、今までアルツ君に面会することを中断していました。

そんな中、一昨日姉から一通のメールが来ました。

内容はと言うと、アルツ君が昼間、部屋に鍵をかけてしまい、部屋のベッドで横になってばかりいるとの事。

これはどうも施設の職員の方から聞いた話のようですが、せっかく一時より歩行が良くなったのに、再び足腰が弱くなってきているというのを危惧している内容のものでした。

余所の施設のことは知りませんが、アルツ君の居る特養は家族なら外に連れ出し、散歩程度の外出ならOKのようです。

姉は会社が終わってから、アルツ君の面会に行っているようなので、アルツ君を夜に表に連れ出すことはできません。

キノコさんも昼に面会には行けますが、アルツ君を介助しながら散歩に連れ出すという体力は持ち合わせていません。

ならばここはヤッチが昼間に出かけ、アルツ君のねじ曲がった根性を叩き直してやろうじゃありませんか。

と言うことで、昨日アルツ君の面会に行ってきました。

ヤッチが退院後に面会に行ったきりですから、10日程度のインターバルが開いています。

よもやヤッチの顔を忘れてしまっているのではと内心ドキドキしながら出かけることに…。

途中アルツ君の大好物のボタモチを買って施設に徒歩で出かけます。

施設までは自転車ならすぐのところなのですが、相変わらずヤッチの顔面神経麻痺が回復しておらず、片目が不自由だし、台風後の風が結構きつく吹いているので、自転車は控えることにしてテクテク歩いて行くことにしました。

施設に着き、入館の手続きを済ませ、アルツ君の居る3階の部屋に向かいます。

アルツ君の部屋の前まで来ると、部屋の戸は大きく開け放たれています。

施設の戸はすべて引き戸の設計のようで、他の入所さんの部屋も開けっ放しのところが多かったように思えます。

たぶんこれは、台風後で蒸し蒸しした陽気だったことに関係が有るのかもしれません。

アルツ君、部屋のベッドに腰かけています。

ヤッチの方から先に声をかけます。

ヤッチ:「誰が来たかわかるか?」

アルツ君:「わかるさよ~。俺が誰だと思ってるんだ。まだそんなにボケちゃいないぞ。」

ヤッチ:「おーおー、なかなかしびれるセリフを言ってくれるね。元気だった?」

アルツ君:「元気じゃなかったら、とっくに死んでるよ。」

ヤッチ:「じゃあ、生きてた?」

アルツ君:「相変わらず失礼なやつだ。」

ヤッチ:「それはお互い様だろ?」

アルツ君:「きょうは、ばあさん(キノコさん)は来ないのか?」

ヤッチ:「風が強いから、今日は、ばあさんは外に出たら吹き飛ばされちゃうよ。明日来るって言ってたよ。」

アルツ君:「そっかぁ…。」

ヤッチ:「ボタモチ持ってきたけど食べるか?」

アルツ君:「持ってこないなら、食べないけど、持ってきたんだったら食べるぞ。」

ヤッチ:「一個入りのが無くて、二個入りのを買って来たけど、二個も食べられないよね?」

アルツ君:「そうだなぁ、二個は食えないなぁ。」

ヤッチ:「箸で食う?フォークで食う?」

アルツ君:「そんなもんフォークに決まってるだろ。」

ヤッチ:「『そんなもん』て言うなら箸だろ!?」

アルツ君:「俺は外国生まれだからな。」

ヤッチ:「まあ、いいや。ここにフォークが有るからこれで食べな。」

アルツ君:「言われなくても食べるぞ。俺は甘い物好きだからな。」

ヤッチ:「お嬢様(姉のこと)が言ってたけど、最近あんまり歩いてないらしいね?」

アルツ君:「そんなことは無いぞ。トイレにだって歩いてる。」

アルツ君がボタモチをムシャムシャやりながら答えます。

ヤッチ:「トイレなんか三歩じゃないかよっ。」

アルツ君:「でも歩かなきゃトイレに行けないぞ。」

ヤッチ:「そうじゃなくて、もっと歩かなくちゃ。」

アルツ君:「天気悪かったからな。」

ヤッチ:「天気は関係ないだろ。一人で外には出られないはずなんだから。少しでも廊下を歩いて、行ったり来たりしたらどうなの?」

アルツ君:「やだいっ!用もないのに。」

ヤッチ:「じゃあ、ボタモチ食い終わったら、外に散歩に行こうよ。少し運動しようよ。足が無くなっちゃうぞ。」

アルツ君:「無くなったら、それが死ぬときだい…。」

ヤッチ:「どうしても行かない?」

アルツ君:「今日は行かない。」

ヤッチ:「明日は?」

アルツ君:「行かない。」

ヤッチ:「じゃあ、いつなら行く?」

アルツ君:「気が向いたら…。」

ヤッチ:「気が向くのはいつ?」

アルツ君:「わからない。」

どうやら、意地でも散歩はしたくない様子です。

ヤッチ:「最近、散歩いつした?覚えてる?」

アルツ君:「そんなこといちいち覚えてるわけないだろ。」

ヤッチ:「じゃあ、自分の歳は?」

アルツ君:「忘れた。」

ヤッチ:「ここはどこだかわかる?」

アルツ君:「わからんっ。別に興味ないからな。」

ヤッチ:「自分の住んでるところに興味が無いのかぁ?」

アルツ君:「ただ、ここで寝てるだけだから、興味なんて有るわけないじゃないか。」

アルツ君、ちょっと前までは保護されて身も心も不安定だったんですけどねぇ…。

(^_^;)

『自分は何か悪いことでもしたのか?』と言って、高齢者相談センターの職員さんに噛みついていたころの牙はアルツ君からは無くなってしまっているようです。

どっちが良いのやらという感じですが、やはり認知症の人間といえども、適度な緊張が必要と言うことなのでしょうか?

ヤッチ:「この間、ばあさん(キノコさん)がいつ来たか覚えているかい?」

ヤッチは単純な質問をアルツ君にぶつけてみました。

アルツ君:「覚えてないなぁ…。そう言えば、来た時に『今日は郵便局に泊まる』って言ってたなあ…。」

ヤッチ:「郵便局?何で郵便局に泊まらなきゃならないんだ?」

アルツ君:「そんなこと俺がわかるわけないだろ。」

なんとも奇妙な返答です。

(ー_ー)!!

キノコさんはホームレスではありません。

ヤッチ:「そう言ったのを覚えてるんだから、最近来たって事じゃないのか?」

アルツ君:「そうだなあ。来たんだなぁ。郵便局に泊まったのかなぁ???」

ヤッチ:「泊まるわけないし、泊めてくれないだろ?」

アルツ君:「そうだよなぁ。何で郵便局に泊まるって言ってたんだろう…。」

ヤッチ:「それはこっちが聞きたいよ。」

アルツ君:「で、ばあさんは、いつ来るんだ?」

ヤッチ:「明日。」

アルツ君:「明日かぁ…。郵便局から来るのか?」

ヤッチ:「何で郵便局から来なくちゃならないんだよ。自分の家からだよ。」

アルツ君:「自分の家って郵便局か?」

ヤッチ:「だから…。郵便局じゃないって!」

アルツ君:「そうかぁ…。郵便局じゃないのか…。で、ばあさんはいつここへ来るんだ?」

何だかキリの無い展開に…。

ヤッチ:「明日来るって言ってたよ。それにしても自分の言ったことすぐ忘れちゃうみたいだな?」

アルツ君:「当たり前だろっ!全部覚えていたら、脳ミソがいくつ有ったって足りないだろがっ!」

ヤッチ:「そりゃそうだけど、ばあさんがいつ来るかくらいは覚えておこうよ。」

アルツ君:「ああ、大丈夫だ。ばあさんの顔は覚えているから。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/06/21 | コメント (11) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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