site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アルツ君の入院初日(救急搬送された日)

2013/09/01 (日)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

前記事でも、書かせていただいたように、8月28日の水曜日に救急搬送されたアルツ君ですが、詳しく書かせていただいていなかったので、この記事で少し詳しく書かせていただきます。

入院後の様子も書いていないので、これもあわせて書かせていただきたいと思います。

関連記事:

前記事と重複する箇所も多数あると思いますが、どうかご了承ください。

8月28日の水曜日の朝、アルツ君は入所している特養で、朝食後に不調を訴えたようです。

当然、ヤッチはその場にいませんから、以下は施設の看護師さんから聞いた話になりますが、多分、時刻にすると朝の7時半とか、8時頃の話しだと思います。

施設の看護師さんがアルツ君の体温を計ったところ、38.9度…。

半身浴にはなかなかグッドな温度ですが、人間の体温にすると、かなりの高熱です。

アルツ君が『気持ちわるい。』、『吐きたい』といったので、何度か看護師さんが嘔吐させようと試みたようです。

しかし、施設では吐くことができず、スッキリできなかったようです。

普段、施設の利用者(入所者)さんの体調が悪くなったりすると、その方達を連れていくかかり付けの病院が有るので、アルツ君も施設の車で、そこに連れていくことにしたそうです。

この病院が救急搬送される前のS病院で、一応入院設備もある立派な病院です。

付き添って下さったのは、施設の生活相談員さんと施設の看護師さんだったようです。

そして、S病院の寝かされたベッドの上で、アルツ君、とうとう吐いてしまったようです。

『なんじゃーこりゃー!!』とアルツ君が言ったかどうかは定かではありませんが、そこで吐しゃ物と一緒に大量の血を吐いたそうな…。

やはり、血を吐けば誰でもあわてますわな~。

そこで、担当の先生が即座に検査のできる大きな病院に救急搬送することを考えて下さったようです。

救急搬送の際、付添うのは家族でなくては駄目だったのかどうかはわかりませんが、いち早くS病院に駆けつけられるのがヤッチだったため、ヤッチがS病院に呼ばれます。

ここまでは、前記事に書かせてもらった通りです。

前記事では、ここでの会話の内容を記憶していないと書かせていただきましたが、一つだけ記憶していることがありました。

(^^ゞ

S病院のベッドに仰向けで寝ているアルツ君の横にひざまずくような恰好をしたときに、かすかに漂う懐かしい香りが…。

近くに本屋さんは有りません。

明らかに、香りの主はアルツ君です。

生活相談員さんにヤッチはたずねます。

ヤッチ:「リハパンの予備って持って来てます?」

生活相談員さん:「いやー。急いでお連れしたので、余裕がありませんでした。」

仮に、持って来ているとしても、アルツ君のリハパンを交換できるような状況ではないのに、何でこんなことを言ったんでしょうかね~~????

(; ̄ー ̄川 アセアセ

そうこうしているうちに救急車が到着です。

救急救命士の方の一人がたずねます。

救急救命士さん:「ご家族の方はいらっしゃいますか?」

ヤッチ:「はい。私です。」

救急救命士さん:「(アルツ君が)どんな状況ご説明願えますか?」

ヤッチ:「すいません。父は施設に入所していて、施設の方がここに連れて来て下さったので、私は詳しいことがわからないんですよ。」

施設の看護師さんが、代わって答えて下さいます。

今まで書いたことの繰り返しの話です。

施設の看護師さん:「熱は施設では38.9度。一番高い時は39.1度まで行って、その後計ったときは、少し下がって、38.1度です。」

救急救命士さん:「その一番高かった時と言うのは何時頃ですか?」

施設の看護師さん:「10時です。」

他にも問答がいくつかありましたが、さしたるものではなかったと思うので、省略させていただきます。

アルツ君と一緒に救急車に乗り込む直前に、ヤッチはアルツ君の認知症の症状が進行していることを救急救命士さんに伝えます。

救急救命士さん:「わかりました。後でお父様ご本人にご自身のお名前を訊くことがあるかもしれません。」

救急救命士さんがヤッチにアイコンタクトを送って来ます。

おそらく認知能力を試すのに利用するのでしょう…。

アルツ君がストレッチャーで救急車に運ばれます。

ヤッチが後から乗り込み、救急救命士さんにシートベルトをするよう促されます。

搬送先が決まっているせいか、後ろのドアが閉まると、救急車はすぐに走り出します。

ヤッチ、救急車の中で盗撮を試みます。

(●`w´●)ニァ・・

しかし、救急車がことのほか揺れるので、ベストショットを得られません。

(-_-;)

救急車の中
救急車の中


揺られること10分ちょっとでしょうか…。

受け入れ先のOG病院に到着です。

アルツ君のいる特養からは、自動車で20~30分程度のロケーションの救急指定の病院です。

救急の入り口からすぐに処置室のようなところにアルツ君は運ばれ、ヤッチは処置室の外で待つように言われます。

病院の医療事務のお姉さんがヤッチのところに現れ、いろいろと書類を書くように言われます。

施設で『健康保険証』や『おくすり手帳』を預かってきていたので、それも手渡します。

その後も入れ代わり立ち代り、検査技師さんや医師が現われ、書類を持ってきます。

血液検査にあたって、ウィルス感染していないかの同意書、内視鏡検査をしている時にポリープが見つかった場合に切除しても良いのかの同意書、胸部CTの際にアレルギーが無いか等、アルツ君を待っている間にたくさんの書類を書かなくてはならなくてはならないハメに…。

書類に記入していると、最初に処置をして下さった医師が現われます。

医師:「お父様なんですが…。」

ヤッチ:「はい。」

医師:「こちらに救急でいらした時には、すこしぼんやりされていましたが、今は意識もハッキリしてらっしゃいます。」

ヤッチ:「あ、そうですか。」

医師:「まだ、血液検査などの結果が出ていませんが、おそらく炎症反応が有ると思います。多分、しばらくはこちらで入院していただくことになると思います。」

ヤッチ:「それは覚悟の上ですが!?」

医師:「ただ、このことを話したら、とても嫌がっているご様子でして…。『入院するのかよ…。』とおっしゃっています。」

ヤッチ:「あーあ。それなら適当なことを言って、ぶち込んでしまって下さい。方便使って結構ですので、『ちょっとここでお休みしてから帰りましょ?』ぐらいのことをおっしゃっていただけば、落ち着くと思います。」

医師:「わかりました。では、その方向で…。」

この時、ヤッチは何でアルツ君が血を吐いたのかということを知らされていません。

そのことを教えに来て下さったのかと思ったのに、ちょっと拍子抜けです。

(-_-;)

たぶん検査結果が出ないと、ヘタなことを言えないんでしょうね…。

ただこの医師が、『お父様の鼻に通された管のところどころ黒くなっているのは、血液が酸化しているからで、ちょうど使い捨てカイロの酸化鉄を想像してもらえば良いと思います。』などと、わけのわからない説明をして行ったことだけは、よく覚えています。

この後も、いろいろな書類を書かされ、書き終わっても、なかなかご対面と言うわけにはいかない状況…。

これらの書類の中で、ちょっと困ったのは、入院に際し、個室にするか、大部屋にするかの選択です。

大部屋は多分4人部屋だと思いますが、バス、トイレ、洗面所は部屋には有りません。

お風呂は度外視して良い話ですが、特養では個室に居るアルツ君です。

少し、元気になって、自分で歩けるようになってきた時のことを考えると、トイレが近くにないと不安です。

それに、大部屋では他の入院患者さんの迷惑になることは必至です。

やはり、差額のベッド代を払っても個室にしてもらう必要が出てきます。

で、個室はというと?

ランクがA、B、Cと3ランク有ります。

Aランクは室料が一日あたり31,500円。

バス、トイレ、洗面所完備です。

つづいてのBランクは、バスが無くて、トイレ、洗面所付きの一日あたり21,000円の部屋…。

Cランクは、洗面所のみの10,500円の部屋です。

Cランクの部屋が洗面所ではなく、トイレ付きと言うのであれば、これに即決なのですが、そういう部屋は無いとの事…。

姉と電話で相談し、Bランクでトイレと洗面所のついている個室にするしかないとの結論に達したのですが、何のことはない…。

結局、病室は大部屋、個室含め、Cランクの10,500円の個室しか空きがなく、選択の余地がありませんでした。

(-_-;)

『最初から言えよ!!』っていう話ですが、仕方がありません。

(つд⊂)エーン

結局、部屋には、ポータブルトイレを置いてもらうことで、手打ちです。

アメニティーについても、ちょいとヤッチの薄い頭を悩ます羽目に…。

アメニティーと言うのは、タオルや寝巻などの身のまわり品のレンタルのことです…。

普通であれば、自宅から持ってくれば、事足ります。

また、特養の生活相談員さんからも『必要なものがあれば、おっしゃっていただけば、こちらで準備してお持ちします。』とも言われています。

でも、失禁で一日に何枚も寝巻やらズボンを汚してしまうアルツ君です。

(-_-;)

洗濯物を持って帰り、また持参するのも容易なことではありません。

ならば、お金を払ってでも、アメニティーを頼んでしまった方が、そういった手間を省くことができます。

ところが、アメニティーにもランクが有り、一番値段がいいランクのものは、何度寝巻を汚しても、追加料金は発生しないシステム…。

最高ランクのものは、オムツも4枚以上使えて、1日1,880円…。

この下のランクのアメニティーは1日1,280円。

内容を具にみませんでしたが、後であれこれと買い足して持って行く面倒を考えると、一番至れり尽くせりの内容のアメニティーを頼んでおけば、問題なしという姉の判断で、1,880円のものに決定です。

入院手続きについては、書類をいただき、2~3日中に保証金50,000円とともに提出してくれとのことです。

入院料金は月末締めで、保証金の5万円は退院時に相殺され、余りがあれば、却って来るとの事です。

当然、急いで出て来たので、持ち合わせなどなく、後日の手続きとなりました。

お金に関することは、アルツ君には成年後見人が居て、成年後見人さんが金銭の管理をしているので、成年後見人さんの判断も仰がなければならず、これまた厄介な話です。

成年後見人さんとの連絡は姉がやってくれているので、入院の費用面の手続きは、後で姉にまかせてしまいました。




だいぶ、時間が経過して、ようやくヤッチは、OG病院の事務の女性職員さんに病棟の方に案内されます。

女性職員さん:「まだ、お父様は病室に戻られていませんが、病棟の方にご案内しますね。」

ヤッチ:「ありがとうございます。」

女性職員さん:「今、病棟の一部を工事中なので、少し大きな音がすると思いますが、ご了承願います。」

女性職員さんに案内され、エレベーターに乗り込みます。

どうやら、病室は4階のようです。

ヤッチは救急入口からアルツ君とこの病院に入ったので、病院の中で自分がどこに居たのか、わからないでいました。

でもこの職員さんの案内でようやく自分がどこに居たのかがわかり、スッキリします。

女性職員さん:「まだ、お父様は病室に戻られておりませんが、ここがお父様の病室になります。」

アルツ君の病室はナースステーションに一番近くです。

病室の扉を開けておけば、ナースステーションのカウンターからアルツ君のベッドがよく見えます

病棟に案内される前、病院側からの書類の中でアンケート用紙が有り、アルツ君の普段の生活について質問してくるものが有ったので、ヤッチは事前にアルツ君が認知症であり、環境が変るとおそらく不穏になるのでは!?と言うようなことを記入しています。

もしかすると、アルツ君のために病室を空けてくれたのかもしれませんね~。

(^^ゞ

女性職員さん:「お父様がお戻りになるまで、デイルームがこちらにございますので、お待ちください。」

ヤッチ:「わかりました。」

女性職員さん:「あと、お父様が普段お飲みになっている薬はどちらにございますか?」

ヤッチ:「あッ、そっかッ!?特養に入所しているので、特養で管理していると思います。」

女性職員さん:「では、確認していただき、お早目にお薬をお持ちいただけますか?」

ヤッチ:「今日中じゃないと、まずいですか?」

女性職員さん:「おそらく、今日は点滴ですから、今日はお薬を飲むことはないと思いますが、できるだけ早く…。」

ヤッチ:「わかりました。特養に連絡して訊いてみますね。デイルームは電話を使えますか?」

女性職員さん:「はい。ご使用いただけます。」

ヤッチはデイルームに行き、特養に電話します。

生活相談員さんが対応してくれます。

ヤッチ:「今、病院に居るんですけど、病院から普段飲んでいる薬を早めに持って来てくれって言われているんですけど…。用意できますかね?」

生活相談員さん:「今日中ですか?」

ヤッチ:「いえ。ただ、いつから服用になるかわからないので、早目にとだけ言われました。もし、そちらで今日は難しいなら、明日の朝にでも私がそちらに取りに伺いますよ。」

生活相談員さん:「でも、やはり早いに越したことはないですよね。少しだけお時間いただけますか?対応できるか訊いてみます。」

ヤッチ:「待ちくたびれているくらいだから、俺の時間ならいくらでもあげますよ。」

生活相談員さん:「すいません…。折り返させていただきます。」

電話を切ってすぐにヤッチの携帯が鳴ります。

相談員さんからです。

ヤッチ:「持て余してんだから、もっとゆっくりでもよかったのに…。」

生活相談員さん:「いえいえ…。薬の件なんですけど、そっち方面に帰る職員がいるので、その職員に持たせようと思っていますが、よろしいでしょうか?」

ヤッチ:「え?もうそんな時間?途中で全部飲んじゃうような人でなければ、OKですよ!!」

生活相談員さん:「いえいえ、では、今日中にお持ちします。」

ヤッチ:「無理言ってすいません。」

今度はアルツ君を担当して下さる看護師さんがデイルームにいらっしゃいます。

看護師さん:「はじめまして、お父様を担当させていただく○○と申します。」

ヤッチ:「息子の○○と申します。お世話になります。」

看護師さん:「さっそくなんですけど、救急の医師から、お父様の病状について説明がありましたか?」

ヤッチ:「いえ。とくに…。ただ、胸部のCTを撮るっておっしゃっていた時に、推測で私が『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)ですか?』って訊いた時に、お医者様だか技師の方が『その可能性が高いですね…。』というようなことはおっしゃっていました。」

看護師さん:「そうですか…。」

看護師さんがヤッチの言うことをボールペンでメモしはじめました。

ヤッチ:「『誤嚥(ごえん)』だなんて、よく手書きで書けますね?俺は携帯かパソコンでしか打てないよ?」

看護師さん:「しょっちゅう、書いていますから…。」

ヤッチの場合、パソコンのキーボードを打っても、時々『御遠征肺炎』という文字が出て来るのに…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ:「この『誤嚥(ごえん)』という文字を見ると、高級な中華料理を思い浮かべるのは、俺だけなんですかねえ?」

看護師さん:「…。」

この後、日頃のアルツ君のことを色々訊かれました。

ヤッチ:「ちょっと、心配なのは、元気になって来た時に不穏にならないかですかね…。」

看護師さん:「まあ、その辺はスタッフが大勢いますので…。」

ヤッチ:「『ばあさん』とか『○○(キノコさんの名前)』を父が口にしたときは、私の母のことで父の奥さんのことなんで…。」

看護師さん:「わかりました。奥様のことは覚えてらっしゃるんですね?」

ヤッチ:「微妙ですが、捜そうとするかもしれません。」

看護師さん:「承知しました。もうすぐ、担当させていただく医師もこちらに戻ってくると思います。またお声掛けさせていただきます。」

また、時間が空いてしまいました。

(-_-;)

他に誰も居ないと、外の空気も吸いに行けませんねぇ…。

(-_-;)

しばらく経って、ナースステーションに来るように言われます。

担当して下さる医師がお見えになったようです。

どうやら、女医さんのようです。

女医さん:「お父様を担当させていただく医師の○○です。」

ヤッチ:「息子の○○です。」

女医さん:「さっそくですけど、お父様の病状についてご説明させていただきますね…。」

女医さんは、ご自分の机の前に有るパソコンのモニターを横に座っているヤッチの方向に少し角度を変えて見せます。

女医さん:「吐血についてですが、食道から胃に向かって内視鏡を入れ、検査させていただきました。モニターでご覧になってわかるように、食道から胃に向かってカメラが動いているのですけど、ところどころ出血している箇所がございます。」

ヤッチ:「でも、ただれているっていう感じじゃないですよね?」

女医さん:「そうですね。潰瘍というよりは、ちょっとしたすり傷みたいなものがあるという程度でしょうかね。失礼ですが、ご高齢のわりに綺麗な方だと思いますよ。で、問題になるのは、食道と胃の境目の部分です。今ご覧になられている部分がその部分で、奥の方に広がって見えるのが胃です。」

ヤッチ:「はいはい。わかります。」

女医さん:「これを少し拡大すると、出血している箇所がわかると思います。」

女医さんはマウスのセンターホイールをクルクルと回転させ、画像を拡大させます。

ヤッチ:「あーこれですか!?」

ヤッチがモニターを指さします。

女医さん:「そうです。おそらく吐血の箇所はここだと考えられます。」

ちょうど食道をホース、胃をポンプに例えるなら、ちょうどそのジョイント部分が出血して、輪郭が赤く彩られています。

ヤッチ:「なんで、こんなところが出血したりするんですかね?病名で言うと何と言う病気になるんですか?」

女医さん:「逆流性食道炎というものです。お父様の場合、普段バイアスピリンという血液をサラサラにする薬を飲まれているので、逆に血が止まりにくかったのかもしれませんね…。」

ヤッチ:「逆流性食道炎というのは、最近、テレビのコマーシャルなんかでも流れているやつですよね?また何だって、こんなのところで流行りのものに手を出すかなぁ…。」

女医さん:「ご存知かと思いますが、胃や十二指腸からは胃液、十二指腸液というものが出ています。胃液と言っても、強い酸ですから、これが何かの拍子で、食道の方に飛び出してくると、食道の粘膜を傷つけてしまうんですね。」

ヤッチ:「それが逆流性食道炎っていうやつですかぁ…。自分で自分をぶっ殺しちゃうんですね!?出血までしちゃうんですね?」

女医さん:「そうですね…。どうして出血したのかということは、推測の域を出ませんが、何か大きなものを飲み込んで、吐こうとしたときに胃酸が逆流して、食道を傷つけてしまったのかもしれません。ただ、胃の中は吐かれてしまった後なので、綺麗でした。また、85歳という高齢ですから、飲み込む力、いわゆる嚥下(えんげ)が悪くなっているのかもしれません。」

ヤッチ:「なるほど…。以前、進行性核上性麻痺(PSP)ではないかと言われたこともあるので、もしかすると、こやつだとすると、一番最初に飲み込みが悪くなる嚥下障害(えんげしょうがい)が出るっていう話も聞きましたからね…。」

女医さん:「そうでしたか…。」

ヤッチ:「そう言われちゃうと、キリがありませんが、蕎麦をのどに詰まらせるなんていう事件もありましたからねぇ…。」

女医さん:「いずれにしましても、今すぐに手術をして、どこかを切除しましょうという御病気ではなくて、胃酸を抑えるような薬を使って、徐々に元の状態に戻していくという治療になると思います。」

ヤッチ:「なるほどね…。」

女医さん:「で、お父様のお熱の方なのですが、高熱が長く続いたとか、胸が苦しいとか、おっしゃられたことがございますか?」

ヤッチ:「いいえ。家族の中では一番元気な方で、若い頃は風邪をひいたこともありません。」

女医さん:「そうでしたか…。」

今度は女医さん、アルツ君の胸部のCT画像をヤッチに見せます。

女医さん:「これはお父様の肺の画像ですが、肺の下の方に影あるのがお分かりですか?」

ヤッチ:「影って言うのは、白くなっているということですよね?やっぱり誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)ですか?」

女医さん:「そうですね。しかも、申し上げにくいことですか、過去に誤嚥を繰り返している事がうかがえます。」

ヤッチ:「年齢が年齢ですから、有ってもおかしくないかもしれませんねぇ…。ただ繰り返しているというのはちと、驚きです。」

誤嚥(ごえん)というのは、本来食道を通って胃の中に入らなければいけない食べ物や水分、あるいはツバといったものが、気管の中に入ってしまうことです。

気管の先は、当然の事ながら、肺です。

時々、ヤッチもやっちまう事が有りますが、大きく咳払いをすることでこいつをブロックします。

ただ、年齢とともに、飲み込む力や逆に吐く力、あるいは咳払いをする力が弱くなって、誤嚥のリスクが高くなるわけです。

細菌まみれのものを誤嚥してしまえば、誤嚥性肺炎になるの図式で、さらに肺炎を起こせば高熱が出るの図式です。

女医さん:「画像で見る限りでは白い塊というのではなく、ところどころ、引っ掻き傷のようになっているところが有るのがお分かりになります?特に肺の下の方です。」

アルツ君の肺の上部は影も無くきれいですが、肺の下の方に行くほど、白く濁り、釣り糸の切れ端のようなものが沈殿しているようにも見えます。

ヤッチ:「なんだか、釣り糸が肺の中に入っているみたいですよね?最近は釣りに出かけていないはずですけどねぇ…。」

女医さん:「その白くシュシュとなっているところが過去に誤嚥している箇所だと思います。」

ヤッチ:「へー、過去の誤嚥までわかっちゃうんだ!!」

女医さん:「で、血液検査も同時にさせていただきました。白血球の数がお父様の年齢の基準値よりも多くなっています。2倍とはいかないまでも、それに近い数値を示してます。」

ヤッチ:「それがわかると何がわかるんですか?」

女医さん:「白血球の数が増えると、炎症を起こしている事がわかります。人間の体は白血球の数を増やして炎症を防ごうとするのです。」

ヤッチ:「便利に出来てますね…。」

女医さん:「細菌は熱に弱いので、それが増殖しないように高熱が出たりするわけです。」

ヤッチ:「それで、父の今回の肺炎の程度というのはどの程度になるんですかね?」

女医さん:「過去の誤嚥の跡が一緒に画像に写ってしまっているので、はっきりとした数値は、正直わかりません。」

ヤッチ:「そうですか…。」

女医さん:「いずれにしても、逆流食道炎と同じで、手術をしてどこか悪い所を取ってしまうという治療ではなく、抗生剤で、細菌の増殖を防いでいくという治療になります。それと、これは様子をみながらということになりますが、入院が長引けば、足腰の筋力も衰えてきますから、筋力が大きく落ちないようなリハビリも計画に入れて行こうと思います。あわせて、嚥下(えんげ)についてもリハビリをさせて行こうと…。」

ヤッチ:「それは、ありがたいですね。ぜひ、よろしくお願いします。」

女医さん:「あと、大変失礼かと存じますが、ご高齢な御父様なので、治療の中で、病状が悪い方に向かわれてしまうことも考えられます。その際は、私どもの院としましては、余りお父様に苦痛にならないような治療法を考えていますけれどもよろしいでしょうか?」

要はアルツ君の病状が悪化して、いよいよお迎えが来るといったときに、おしりの穴に棒を突っ込み、グリグリとかきまわして、眠る子を起こすような治療法は選択しないということをこの女医さんはおっしゃりたかったようです。

ヤッチ:「私もその方が良いと考えています。ただし、私がよくても、本人は暴れるかもしれませんが…。」

女医さんは苦笑です…。

女医さん:「だいたい、以上なんですが、何か他にご質問は有りますか?」

ヤッチ:「いえ。特に…。」

失敗しました…。

(-_-;)

アルツ君の入院期間がどのくらいの長さになるのかをお伺いするのを忘れました…。

(-_-;)

リハビリの計画が入っているし、抗生剤の投与があるわけですから、すぐに退院とはならない気配ですがね。

女医さんからの説明が終わり、いよいよアルツ君にご対面です。

アルツ君、目をつぶっていますが起きているようです。

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暴れないようにベルトでベッドに拘束されています。

サイドテーブルの上には、まだ封の切られていないミトンも置いてあります。

ヤッチ:「起きてるのか?」

アルツ君が目を開けます。

アルツ君:「起きていますよん!!」

ヤッチ:「でも、寝てていいよ。」

アルツ君:「人を起こしておいて、そんなことを言うやつがあるか。」

喋る声が痰混じりの声です。

やはりいつも通りとはいきませんね。

(-_-;)

話し声に覇気がありません。

顔色も白いというより、熱のせいか、赤ら顔です。

ヤッチ:「悪い悪い…。」

アルツ君:「それより何だって動けないんだ?」

ヤッチ:「気のせいだろ!?」

アルツ君:「うそをつけ。胸に変なバンドみたいながくっ付いてるぞ?」

ヤッチ:「あー、それか!?旦那さんの腰が曲がってるから、真っ直ぐにするために矯正してるんだよ。」

ヤッチ:「そっか…。それに腕にも変なもんが付いてるぞ。」

アルツ君が仰向けの姿勢のまま、点滴の針の刺さった腕を軽く叩きます。

2013082818020000.jpg[ 拡大する ]

もう、すでに点滴の針を固定しているサージカルテープのめくれかかっている部分があります。

(-_-;)

ヤッチ:「今日は自分の入れ歯は口の中に入っているか?」

アルツ君:「そういえば、無いみたいだな!?」

ヤッチ:「だろ?入れ歯が無いとメシが食えないから、そこの腕から栄養を放り込んでもらってるんだよ。」

アルツ君:「こんなところからエサを食ったって美味くないぞ!?」

ヤッチ:「大丈夫だよ。ボタモチ100個分の栄養を入れてくれって頼んであるんだから。」

アルツ君:「お前ね、ものには限度っていうのがあるぞ。そんなに食えるわけないだろ。」

くだらない会話をしていると、看護師さんの登場です。

看護師さん:「今日担当させていただく○○です。よろしくお願いします。」

ヤッチ:「こちらこそよろしくお願いします。」

看護師さんがアルツ君の痰吸引の準備を始めます。

看護師さん:「お父さん!!口を開けられますか?」

アルツ君:「開けられるけど、入れ歯は無いよ!?」

看護師さん:「もっと大きく開けられますか?」

アルツ君:「あーん。」

看護師さん:「『あーん』じゃ閉じちゃうから、『あー』のままでいて?」

アルツ君:「そんな難しいことわかんないよ。」

看護師さん:「ダメだなこりゃ。鼻からだ。」

看護師さんが痰吸引のためのチューブを鼻から挿しこもうとします。

アルツ君が大声を上げて首を振ります。

アルツ君:「わーっ!!!」

すごい力でアルツ君が抵抗するので、ヤッチもアルツ君の腕を抑えつけます。

拘束については、同意書にサイン済みなので、多分虐待にはならないでしょう…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

代筆したのはヤッチですが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ミッション完了です…。

アルツ君もグッタリしています。

看護師さん:「ほーらこんなにたくさん出た。ありがとうございました。」

看護師さんがヤッチに軽く会釈します。

アルツ君がブツブツ言っています。

アルツ君:「あーあ。殺されちゃった…。」

ヤッチ:「そうだよ。旦那さんを生かすも殺すも看護師さん次第だぞ~。」

看護師さん:「いえいいえ、私はそんなことはしませんから、ご安心下さい。」

ヤッチは看護師さんに話し掛けます。

ヤッチ:「これじゃあ、夜中に点滴の針を抜いちゃうかもしれませんね~。」

看護師さん:「大丈夫、大丈夫、わかってますから!!」

なかなか頼もしい看護師さんです。

そんなことをしていると、同じような人物登場です。

アルツ君の一人娘の姉です。

姉:「パパ、どう?」

アルツ君:「どうって、メシを食わしてくれないんだよ…。」

姉:「お腹がすいた?」

アルツ君:「そういうわけじゃないけど、食わしてくれないんだよ…。」

姉:「早く元気になったら、食べられるさ!!」

アルツ君:「それに何だか今殺されかけたんだぞ?」

姉:「ん?」

ヤッチ:「今、痰吸引してもらったんだよ。」

アルツ君:「あんな苦しいなら死んだ方がましだぞ…。」

看護師さん:「そういうことを言う人に限ってそうならないんだな~。」

姉:「だって!!早く元気なりな!!肺炎だって聞いたからさあ…。がんばって早く治しな!!」

アルツ君:「肺炎?俺がかよ?」

姉:「そうだよ~。」

アルツ君:「そうか…。俺は肺炎なのか…。」

ヤッチは姉に目くばせをして、制止します。

アルツ君には病識がありません。

今回は救急搬送されたことも、吐血したことも記憶にないようです。

姉:「とにかく、今日はゆっくり休みな!!」

今度は看護師さんがネフライザー(呼吸を楽にする吸入器)を準備しています。

ガスマスクを小さくしたようなものを想像してもらえば良いと思います。

おめんのようにゴムひもが付いていて、顔の後ろにゴムひもを回せば、装着完了です。

看護師さんが首を傾げています。

看護師さん:「多分ゴムだと嫌がるだろうな…。手で持っててもらった方がいいかな!?」

ネフライザーから蒸気が出始めます。

看護師さん:「これを口に当てて下さい。できます?」

アルツ君、全然手で持とうとしません。

(-_-;)

仕方なく、ヤッチがアルツ君の口にネフライザーを当てます。

看護師さんはこれを確認すると、アルツ君の病室から出て行ってしまいました。

ヤッチ:「ひょっとして、俺、ずっとこの姿勢?」

中腰の姿勢のままでは辛いので、無理やりアルツ君の顔の後ろにゴムひもを回します。

意外に大人しくさせてもらえました。

痰吸引で楽になったのか、ネフライザーで楽になったのかはわかりませんが、アルツ君がどうやらオネムになったようです。

それでも、目を閉じながら何かを言っています。

アルツ君:「腰が痛いんだよな…。」

ヤッチ:「ほとんど丸一日寝てたんだから、腰が腐ってるのかもな!?」

アルツ君:「腐ってるところを切ってくれよ…。」

拘束されて仰向けの姿勢をずっと続けているので、床ずれ気味になるのも無理はありません。

ヤッチはベッドとアルツ君の体の間に手をすべり込ませます。

姉:「タオルでも挟んであげたら?」

ヤッチ:「そうだね。そこにあるから取ってくれる?」

そう言いながら、アルツ君の体の中央付近に手をすべり込ませた時です。

何か固い感触が伝わります。

ん?

心電図計の端末(?)のようなものをアルツ君が体に轢いていたようです。

これじゃあ、痛いわけです。

おそらく携帯電話を持って寝落ちしたときの感覚です。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

そして今度はアルツ君が起き上がろうとする仕草を見せます。

拘束されているので、起き上がることはできません。

ヤッチ:「何?どうした?」

アルツ君:「ちょっと、起こせよ。」

ヤッチ:「今日は安静にしていないとだから、寝てなよ。」

アルツ君:「いいから、起こせよ。」

ヤッチ:「ベッドごとは俺の力じゃ無理だな…。」

アルツ君:「ダメだ、トイレに行きたくなっちゃった。」

ヤッチ:「そんなこと言ったって、いろんなものが体にくっ付いているから無理だよ。オムツの中で出しちゃえよ。」

アルツ君:「そんなことできるかよ。」

ヤッチ:「全神経をチンチンに集中させて…。」

アルツ君:「いやだーっ!!」

普段はヤッチの方が『トイレに行こう』と言っても『いやだーっ!!』と言うのに…。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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肺炎予防と肺炎球菌ワクチン

2013/09/28 (土)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

前回の記事で書かせていただいたように、お尻の痛みを訴えていたアルツ君ですが、施設近くの病院で、病院の先生から、『お尻にできた脂肪腫が歩くときの妨げになって、痛いのでは!?』と言われ特養に帰ってきました。

でも、なぜか、数日もしないうちに、お尻に有ったしこりのようなものは消失してしまいました。

痛みも感じないようです。

いったい、お尻のしこりは何だったでしょうか…???

アルツ君本人に言わせれば、『クソででも詰まっていたんだろッ!?』ですが、できていたしこりはお尻のほっぺですからねぇ…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

さて、そんなアルツ君、先日施設の生活相談員さんからの勧めも有って、肺炎球菌ワクチンの接種を受けました。

肺炎予防のための予防接種です。

もちろんこれは、アルツ君が誤嚥性肺炎で入院騒ぎになったことがきっかけです。

施設の嘱託医(2階の先生)が施設に診察にいらした時に、施設内で接種してくれることになりました。

肺炎球菌ワクチンについての詳しい説明は省略させていただきますが、リンクを貼らしていただきますので、そちらを参考にしてください。



話しは遡りますが、生活相談員さんと、このワクチンをアルツ君が受ける事前の話し合いの中で、ヤッチはたずねました。

ヤッチ:「このワクチンを打ったからって、誤嚥性肺炎を防げるわけではないんですよね?」

生活相談員さん:「もちろんです。ワクチンを打つことで、誤嚥そのものを防げるわけではないので…。」

ヤッチ:「気休めかね~???」

生活相談員さん:「でも、予防接種を受けておけば、肺炎にかかりにくくなるのは確かですし…。」

ヤッチ:「それでは、お願いしておこうかな~。」

生活相談員さん:「わかりました。」

ヤッチ:「こちら(施設)で、受けられるんですよね?」

生活相談員さん:「たぶん、うちの嘱託医経由で受けられると思います。確認が取れましたら、お姉さまの方にでもご連絡差し上げます。」

ヤッチ:「私からも姉に連絡しておきます。」

生活相談員さん:「それとですね…。」

ヤッチ:「ん?」

生活相談員さん:「実はお父様なんですが…。」

ヤッチ:「また、何かやらかしましたか?」

生活相談員さん:「お尻の方の痛みは無くなって、良かったんですが…。実は夜間、興奮することが多くてですね…。」

施設で穏やかに過ごしているように思っていたのですが、生活相談員さんの話によれば、アルツ君、夜間になると、不穏な行動をとるらしく、施設の職員さんを困らせているようです。

夜中、幾度となくベッドから起き出し、見回りに来た夜勤の職員さんを部屋の中に入れさせようとしなかったり、大声で怒鳴ったりするようです。

(-_-;)

ヤッチが昼間に、面会に行っても、アルツ君はにこやかな笑顔で、くだらない話に花を咲かせ、時には大笑いも見せるのに、夜中になるとどうもオオカミ男に変貌するようです。

(-_-;)

ヤッチは実際にその場に居合わせたことがないので、どんな様子かわかりませんが、生活相談員さんが、もし、オオカミ少年でなければ、事実なのでしょう…。

ヤッチ:「俺がここに来ると、そんな片鱗はまったく見せないけどね!?」

生活相談員さん:「それは、やはりご家族だからですよ。」

ヤッチ:「うーん…。(ズルい…。)」

生活相談員さん:「できれば、薬を使いたくないですからね…。」

ヤッチ:「それはもちろん勘弁だね!?それで、運動会は夜だけ?」

生活相談員さん:「はい、朝も昼も穏やかで、時折夕食前に不機嫌になられることがあることくらいですかね…。ただ夜になると…。」

ヤッチ:「夜中の2時とか?」

生活相談員さん:「どうも、日によってまちまちみたいです。」

ヤッチ:「うん~。どうしてかね…。」

アルツ君にこのことを聞いても、全く記憶がないらしくノーコメントです…。

(-_-;)

ここ、何日かは、夜間、ベッド脇の床にセンサーマット(コールマット)を敷かれてしまっています。

コールマット 徘徊コール3 HC-3 MS1200 標準2P STD2

アルツ君がベッドから降り、このマットを踏むと、ナースステーションにいる施設の職員さんにわかる仕組みです。

足腰が最近だいぶ弱ってきているアルツ君なので、夜間に転倒し、怪我でもされると大変という配慮から、このマットを設置してくれているのだろうと…。

アルツ君のエキサイトぶりを示す証拠として、介護用ベッドのリクライニングのスイッチのフックが引き千切られています。

reclining001
[ 拡大する ]


reclining002
[ 拡大する ]


おそらく、女性の力ではこういうことはできないでしょうね…。

(-_-;)

話しは元に戻り、生活相談員さんとは、上手い解決法が見つからないまま、アルツ君の肺炎球菌ワクチンの接種日を迎えます。

事前に同意書にサインが必要ということで、この日ヤッチも施設に行き、アルツ君に代わって同意書にサイン(代筆)をします。

廊下に設けられたテーブルに陣取り、アルツ君と雑談をしていると、嘱託医(2階の先生)が施設の看護師さんと一緒にアルツ君のところに近づいてきます。

ヤッチは席を立ち、先生に向かって挨拶をします。

ヤッチ:「いつもお世話になっています。」

嘱託医はチラリとヤッチを見やり、すぐさまアルツ君に話し掛けます。

嘱託医:「○○さん(アルツ君のこと)、今日は注射をしますよ。痛いのは大丈夫ですか?」

アルツ君:「すこしくらいならね…。」

嘱託医:「肩に注射しますよ。自分で腕をまくってください。」

アルツ君が長袖のシャツを肘の辺りまでまくります。

アルツ君:「どう?こう?」

嘱託医:「肩ですから、もっとまくってください。」

アルツ君:「かー!!それじゃあ、裸になっちゃうじゃん。」

アルツ君が肩をあらわにします。

嘱託医:「じゃあ、チクっとしますよ。」

アルツ君:「チクっとよりもドバっと美味いもんを食いたいなぁ…。」

あっという間にワクチンは終了です。

袖を元通りにしているアルツ君に嘱託医が質問をします。

嘱託医:「なんで、普段はこんなににこやかで、穏やかな人が夜になると変貌しちゃうの?」

どうやら、嘱託医にもアルツ君の夜中の行動が耳に入っているようです。

一方、アルツ君は『だれの話をしてるんだ?』という顔で、ニヤニヤしています。

嘱託医:「今だって、こんなにほがらかじゃないですか!?」

アルツ君:「…。」

嘱託医:「どうだろうなぁ…。今、お父さんは、漢方の薬を飲んでいるんでしたっけ?」

嘱託医はヤッチに今度は質問してきます。

ヤッチ:「『抑肝散(よくかんさん)』の事ですか?」

『抑肝散(よくかんさん)』というのは、神経の高ぶりを抑える漢方薬で、いわゆる子どもの疳の虫(かんのむし)を止めるのに主に用いられる薬です。

yokukakusan.jpg

最近では認知症の人をはじめ、精神疾患、神経疾患などいろいろな病気に対して処方されているようです。

[詳しくはこちらで:抑肝散(おくすり110番~ハイパー薬事典~)

嘱託医:「そうそう。抑肝散は1日何回飲んでいるんでしたっけ?」

今度は施設の看護師さんが答えます。

看護師さん:「夕食後に1包です。」

嘱託医:「そうしたら、あれ(抑肝散)を毎食後に飲んでもらおうかな~。お父さん。お薬を増やしますよ?」

アルツ君:「なんでもいいけど、美味いもんにしてくれよな。」

なんだかなぁ…。

(-_-;)

薬を否定するつもりはないんですけど、アルツ君がどうして夜になると、おかしくなるかを探る事が先なような気がするんですけどね…。

ドラキュラに血を吸われると、血を吸われた人間もドラキュラに変貌するって言いますからね…。

家族が面会に来ない日のアルツ君は、屋外にも出ず、施設にこもりっきり…。

勝手に外には出られないし、その術もアルツ君には有りません。

しかも、まともに会話が成立する利用者(入所者)さんはアルツ君の周りに一人もいません。

唯一、会話の成立する職員さんは、忙しそうに業務に専念しています…。

そんな環境下だったら、健常な人間だってストレスは当然溜まります。

いや、溜まる方がむしろ健常なのかもしれません。

アルツ君と生活を共にしている時は、寝ぼけるようなことはあっても、夜中に大声を上げることはありませんでした。

認知症が進行しているからだといえば、それまでかもしれません…。

薬で症状を抑えるのも確かに重要かもしれないけど、それは本来の目的ではないはず…。

薬を使う前に、何でその症状が出るのかをもっともっと、探っていくことの方が重要だと思うのはヤッチだけでしょうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

レイクちゃーーーーーーーーーーーん


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2013/09/28 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

感染性胃腸炎と逆流性食道炎

2014/01/23 (木)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

一昨日(2014/01/21)の夜、姉からメールをもらいました。

内容は、アルツ君が夕食時に嘔吐したというものです。

早めに仕事を終えた姉が、アルツ君いる特養に面会に行った時の事のようです。

普段は姉も仕事があるので、アルツ君の夕食の時間には間に合わないことが多いようですが、この日は夕食時に間に合い、姉が食事の介助をしていたようです。

アルツ君がこの時に『胃(?)が痛い』と言って、吐いてしまったようです。

姉のメールの文面には『胃酸混じりのものをかなり吐きました。』と書かれてあります。

また、『熱もなく、血圧も正常で、御飯はほとんど食べてもらわず、早目に寝てもらった。』とも書いてあります。

ヤッチはすぐさま姉の携帯に電話を入れます。

ヤッチ:「お疲れのところ、すんません。メールを読ませてもらったんだけど…???」

姉:「今ちょうど、(特養から自宅に)帰って来たところ。うん…、そうなのよ…。ご飯を食べてる時に吐いちゃって…。」

ヤッチ:「俺も今日の昼間に面会に行ったんだけどさ…、その時はものすごく調子良かったんだけどな…。」

姉:「そうなのよ。私も今日は仕事が早く終わって、パパと夕食の前におしゃべりしてたんだけど、その時はすごく元気だったのよ…。」

ヤッチ:「んで?」

姉:「夕食時になって、私はパパのとなりに座って…。パパが少しご飯を食べたところで、急にパパが『痛い』って言って…。」

ヤッチ:「で、吐いちゃったってわけ?」

姉:「そうなのよ…。胃酸混じりのものを結構吐いたんだわあ~。」

姉の話は時々おかしなところがあるので、この時、『胃酸』と言っていますが、本当に胃酸だったかは定かではありません。

吐しゃ物を姉が受け取った時に、姉の手が少し溶けたとでもいうのでしょうか…。

(-_-;)

ヤッチ:「血を吐いてなかった?」

姉:「うん、それは大丈夫だったんだけどさぁ…。」

ヤッチ:「また、誤嚥してる可能性もあるね~。」

姉:「うん、わからないんだけどさ~。パパが『迷惑かけたくない』、『大丈夫』、『風邪をひかないように早く帰れ』って他人の心配ばかりするから、私もパパをベッドで寝かせて、早目に帰って来ちゃったんだけどね…。」

ヤッチ:「じゃあ、ほとんど夕飯を食べずに寝ちゃったっていうこと?」

姉:「そうなのよ…。食欲が無いんじゃなくて、吐いたことがショックだったみたい…。」

ヤッチ:「看護師さんには診せたの?」

姉:「もう、帰っちゃっていなかったみたい…。」

ヤッチ:「○○さん(生活相談員さん)は?」

姉:「もう、帰ったあとだったみたい…。」

ヤッチ:「で、誰かに伝えといたの?」

姉:「もちろん、△△さん(介護士)が夜勤で入っていたから、お願いしてきたけどさ…。」

ヤッチ:「ん…。」

姉:「△△さんも、『今夜は注意深く、お部屋の方を覗かせていただきます。』って言って下さったから、任せて帰って来ちゃったんだけどさあ。」

ヤッチ:「明日、旦那さんを病院に連れて行くとかっていう話は?」

姉:「○○さん(生活相談員さん)が居なかったから、その話はしてないけど、当然、朝でもパパの具合が悪ければ、連れていくでしょ!?もちろん、また明日、施設に電話入れてみるけどね!?」

ヤッチ:「また、逆流性食道炎が出ちゃったかね?簡単に治るとは思えないもんなぁ…。」

[関連記事:アルツ君、またもや救急搬送!!

去年の8月の終わりに吐血し、救急搬送されたアルツ君。

逆流性食道炎と誤嚥性肺炎との診断を受け、入院しましたが、汚い言い方をすれば、入院先の病院での『素行不良』が原因で、いわば追い出しを喰らって、すぐさま退院しています。

その時に逆流性食道炎の治療薬として、胃酸を抑える薬を処方されていますが、それを飲み切った後は、薬を飲んでいません。

姉:「あの施設で使ってるそば殻の枕、交換してあげた方がいいのかなぁ?」

ヤッチ:「枕を高くしても、首が高くなるだけだから、寝る時の姿勢全般を考えてあげなきゃかもなぁ…。」

姉:「そっかぁ…。」

姉とのこの日の電話はこれで終了です。

アルツ君が自宅に居る時と違って、特養に入所してしまうと、逐一様子がわからないところが歯がゆいところです。

(-_-;)

ヤッチは電話を切ってから色々と考えました。

もちろん、広く浅く…。

もしかして、風邪の症状?

インフルエンザ?

寒いのに、昼間外へ連れ出し、鉄棒やらせちゃったからか?

でも待てよ…。

最近、ノロウイルスが猛威を振るってるって聞くしなぁ…。

でも、ノロウイルス本人は猛威を振るっているって自覚してるわけないよなぁ…。

でも、可能性は無きにしにも有らず?

昼間食わしたボタモチが感染源?

でも、ノロウイルスなら、熱が出るって聞くよなぁ…?

だいたい、ノロウイルスって聞くけど、意味も分からず使ってるよな?

ノロウイルスってなに?

ウイルスってなに?

細菌ってなに?

気になりだすと調べずにはいられないヤッチです。

小さなころから、色鉛筆をケースのフタの裏に書かれている表示通りに並べないと気が済まないタイプ…。

そのくせ、落ちているものを三秒ルールで食すヤッチです。

えーい、ちょいと調べてみました。

インフルエンザについては、知らない人はいらっしゃらないと思いますので、省略させていただきます。

JP_map
↑インフルエンザ流行レベルマップ見本
ただ、インフルエンザについては、国立感染症研究所の感染症情報センターのホームページでインフルエンザ流行レベルマップとういうものが掲載されています。

各都道府県別に流行レベルを視覚的にとらえることができます。

ご興味のある方は下記リンクから表示を確認してみてください。

お次は細菌とウイルスの違い…。

細菌とウイルスとは同じものなのかという疑問が生じますが、ヤッチも細菌(最近)まで同じものとして捉えていましたが、別物のようです。

細菌とばい菌は同じもののようですが…。

人間の体内にこれらの細菌やウイルスが入ったと想定して話を進めさせて行くならば、まず細菌は自分で細胞を持っています。

人間の細胞に取りついた細菌は人間の細胞から栄養をもらって増殖します。

栄養をもらう代わりに毒を出して、人間の細胞を殺して(腐らせて)しまいます。

一定の条件さえ揃えば増殖することができるので、人間などの生物以外のものにも取りついて、腐らせます。

一方、ウイルスは細菌より小さく、自分で細胞を持っていません。

どのくらい小さいかって?

たぶん目に見えないくらいだと思います。

細胞を持たないウイルスは自力では増殖できないのが細菌との大きな違いということになるのでしょうか。

ウイルスは自力では増殖できないので、人間などの細胞に取りつき、この細胞をだまして、その力を利用して増殖していきます。

『母さん、株で失敗して会社をクビになりそうだ』と取りついた細胞に電話を掛けて来るのかどうかはわかりませんが、生きている細胞にしか取りつかないのがウイルスの特徴のようです。

細胞を持つ細菌には細胞を攻撃する抗生物質が効きますが、そもそも自分の細胞を持たないウイルスに対して抗生物質は効かないというのも細菌とウイルスの違いということになりますかね。

細菌とウイルスの事がわかったところでノロウイルスの話に行きますか?

えっ?

やだ?

そうですよね~。

書いている自分がもうイヤになっていますからね~。

(^^ゞ

ここからはほとんど引用という形で手抜きさせていただきます。

(^^ゞ

ノロウイルスはウイルスの名称ですが、このノロウイルスなどが原因で感染性胃腸炎などを引き起こします。

▽引用
  1. 感染性胃腸炎とは
    • 感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。
      原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などがあり、主な症状は腹痛・下痢、おう吐、発熱です。「ロタウイルス」、「アデノウイルス」による胃腸炎は、乳幼児に多く見られます。
      これらの胃腸炎は、症状のある期間が比較的短く、特別な治療法がないことから、ウイルス検査を行わず、流行状況や症状から「感染性胃腸炎」と診断されることもあります。
    • ノロウイルス・ロタウイルスによる感染性胃腸炎
      1〜2日間の潜伏期間を経て、典型的には、嘔気・おう吐、下痢・腹痛、37℃台の発熱がみられます(症状の程度には個人差があります)。ノロウイルスを原因とする場合、症状が続く期間は1〜2日と短期間ですが、ロタウイルスを原因とする場合は5〜6日持続することもあります。また、ロタウイルスによる感染性胃腸炎の場合、便が白色になることもあります。
  2. 原因と感染経路
    • ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルスが、人の手などを介して、口に入ったときに感染する可能性があります。(経口感染)
    • ノロウイルスの感染経路
      ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、ヒトからヒトへの感染と、汚染した食品を介しておこる食中毒に分けられ、次のような感染経路があります。
      1. 感染した人の便やおう吐物に触れた手指を介してノロウイルスが口に入った場合
      2. 便やおう吐物が乾燥して、細かな塵と舞い上がり、その塵と一緒にウイルスを体内に取り込んだ場合
      3. 感染した人が十分に手を洗わず調理した食品を食べた場合
      4. ノロウイルスを内臓に取り込んだカキやシジミなどの二枚貝を、生または不十分な加熱処理で食べた場合
  3. 感染性胃腸炎の治療
    • ウイルスを原因とする感染性胃腸炎への特別な治療法はなく、つらい症状を軽減するための処置(対症療法)が行われます。乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがありますので早めに医療機関を受診することが大切です。特に高齢者は、誤嚥(おう吐物が気管に入る)により肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意しましょう。嘔吐の症状がおさまったら少しずつ水分を補給し、安静に努め、回復期には消化しやすい食事をとるよう心がけましょう。
△引用

どうやら、ノロウイルスを原因とした感染性胃腸炎が拡がるのは、飛沫感染や接触感染によるものが多く、空気感染はしないようですね。

空気感染といっても、ウイルス単体で空気中を浮遊するのではなく、ノロウイルスの付着したチリやホコリが空気中に舞い、それを吸い込んでしまったような時に感染するようです。

またノロウイルスにはエタノールなどを含んだアルコール系の除菌スプレーも効果が無いようです。

手洗いをした後は、何度も繰り返し使うタオルよりも使い捨てのペーパータオルの方が予防になるような…。

ノロウイルスを不活化(活性化の逆)するには、どうやら、加熱か次亜塩素酸ナトリウムが効果的なようです。

次亜塩素酸ナトリウムは塩素系の漂白剤のことです。

感染症予防のためのチェックリスト、市販の塩素系の漂白剤を利用してノロウイルスを不活化させる溶液の作り方、手洗いの方法などは、上記の東京都感染症情報センターからわかりやすいリーフレットが配布されているようです。

抜粋ですが下記からもダウンロードできるようにリンクを貼らせていただきました。



まあ、テレビなどでもノロウイルスの事は放映されていたりすることなので、わざわざ記事にすることではないように思えますがね…。

要は、二枚貝を買ってきて、調理して食べる場合、煮沸した漂白剤で煮込み、手袋をして食べたとしても、別の意味で悲劇を生むことはお分かりいただけたと思います。

また、ヤッチの場合、多分自分の事となると、今まで三秒ルールだったものが、二秒ルールに変わるくらいかと…。



翌日になって、姉から電話をもらいました。

姉:「今日さあ、パパの特養にお昼頃電話入れたんだわ~。」

ヤッチ:「旦那さんの調子はどうだって?」

姉:「朝もお昼もちゃんとご飯を美味しそうに食べたって。」

ヤッチ:「俺は、逆流性食道炎も心配してたけど、ノロウイルスも気にかかってたんだけどなぁ。」

姉:「まったく平気だったみたいよ。」

ヤッチ:「『平気だった』って、あんたが心配して俺にメールよこしたんじゃないかよ?」

姉:「そうなんだけど、今日はケロッとして、午前中にお風呂も入ったって。」

ヤッチ:「あいかわらず、さすがだね~。」

姉:「たぶん、昨日吐いたこともおぼえてないと思うんだわぁ~。一応、そういうことだから。じゃあね、バイバイ!!」

それにしても、お風呂に入ったって…。

もし、アルツ君がノロウイルスに感染していたとして…。

あやつ、きっとお尻もよく洗いもせず、カピカピの状態のまま湯船に飛び込んでいると思われます。

アルツ君の後にお風呂に入った人は…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

特養

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2014/01/23 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

ボタモチの利きめ

2014/02/14 (金)  カテゴリー: ボタモチ
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snow_2014_02_14

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

日中、雪の中、アルツ君のところへ面会に行ってきました。

アルツ君、廊下に設けられた自分の『定位置』に腰かけています。

ヤッチより先にアルツ君が話しかけてきます。

アルツ君:「今日、ばあさんは(ここに)来てないんだろ?」

ここ特養に居るのは、アルツ君なわけで、ヤッチではないのですから、キノコさんが来ているか来ていないか、ヤッチはわからないわけです。

なのに、アルツ君、最近必ずと言ってよいほどこの質問をしてきます。

まあ、キノコさんの安否を知る人間としてヤッチを認識しているのですから、必ずしも悲観すべき認知力の低下ではないような気もしますが…。

ヤッチ:「旦那さん、今日外の景色眺めたか?」

アルツ君:「眺めなくたって、雪が降ってることくらい、目ん玉に飛び込んできますよ。」

ヤッチ:「素晴らしい視力ですね~。ばあさんならこの雪じゃ外に出られるわけないよ。」

アルツ君:「兵糧攻めにあってるのか…。あーあ、そんなこと言ってたら、腹減っちゃったなぁ…。」

ヤッチ:「昼飯食ったんだろ?」

会話をしていると、女性職員さんが、ヤッチに話し掛けてきます。

女性職員さん:「あの…、お父様なんですけど…。」

ヤッチ:「はい?こんにちは。なんでしょう?」

女性職員さん:「今日の昼食なんですけど、お父様、昼食を半分ほど残されてしまって…。」

食欲旺盛のアルツ君ですが、たまには食欲が無いことだって有るでしょう…。

ヤッチ:「そうだったんですか…。」

女性職員さん:「今日のメニューに酢の物があって、もしかすると、それがお気に召さなかったのかなあと思って…。」

ほとんど好き嫌いのないアルツ君ですが、最近は吸引力が無くなってきたせいか、蕎麦だけ嫌がるようになっています。

特養で蕎麦が食事メニューに組まれている時は、外してもらうようにお願いしていますが、それ以外の制限はありません。

ヤッチは、アルツ君に問いかけます。

ヤッチ:「旦那さん、酢の物嫌いだったっけ?」

アルツ君:「俺は、何だって食べますよん。」

ヤッチ:「そうだよな?ゲテモノ食いで有名だもんな?」

アルツ君:「カラスだけは美味いと思ったこと無いな…。」

女性職員さん:「ただ、昼食後、お部屋をお訪ねしたときに、洗面所にどうも食べたものを全部吐かれてしまったみたいで…。」

ヤッチ:「え?そうだったんですか?」

女性職員さん:「はい…。」

ヤッチ:「それでかぁ…。」

女性職員さん:「ん?と、おっしゃいますと?」

ヤッチ:「いや、俺がここに来た時に、父が『腹減っちゃったなぁ…。』って言っていたものですから。」

女性職員さん:「あ、そういうこと?なるほど。」

ヤッチ:「血圧だとか、熱だとかは大丈夫なんですか?」

女性職員さん:「はい、それは、看護師さんを呼んでチェックしてもらいましたので…。特にお風邪をひいているとかそういうことではないようです。」

アルツ君を見るかぎり、特に顔色が悪いわけでもなく、ヤッチの目からもいつもと変わらぬ様子に見えます。

なんだって、最近頻繁にリバースするようになっちゃったんでしょうかね~。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

逆流性食道炎が完治していないのでしょうか…。

食事のたびに誤嚥を繰り返しているのでしょうか…。

ヤッチはアルツ君に話し掛けます。

ヤッチ:「旦那さん、まさか妊娠してないよな?」

アルツ君:「バカ!!何で男の俺が妊娠するんだ!!」

ヤッチは今度、女性職員さんにお伺いします。

ヤッチ:「父に食べてもらおうかと思って、ボタモチを持って来たんですけど、そんなことじゃあ、食べてもらうわけにはいかないですよね?」

これにはアルツ君のほうが先に反応します。

アルツ君:「んっ!!ボタモチ?何で食っちゃいけないんだ?」

女性職員さんも同調します。

女性職員さん:「いえ、昼も何も食べていらっしゃらないことになるし、お父様の食欲が有って、食べたいとおっしゃるなら、むしろこちらでも食べていただきたいと思っています。」

アルツ君:「はは~んだ!!」

ヤッチ:「しかしさぁ、何だってまあ、このタイミングでボタモチを持ってくるかねえ~。孝行息子が世の中にはいたもんだぁ~ね~。なっ、旦那さん?」

アルツ君:「俺に息子なんていたっけか?」

ヤッチ:「目の前にいるじゃんかよ。ボタモチを持って来てくれる気の利く息子がよ。」

アルツ君:「お前が気が利くんじゃなくて、気が利くのはボタモチだろっ?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2014/02/14 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の様子がおかしい…

2014/12/18 (木)  カテゴリー: 脳梗塞
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アルツ君の右手(2014/12/18)

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

アルツ君が脳梗塞で入院してから24日目です。

前々日は『助けておじさん』、前日は『輸血ばあちゃん』に悩まされていたアルツ君、今日も『輸血ばあちゃん』は、終始、『のどが渇いた…。』と連呼しています。

当然、看護師さんたちは見て見ぬふり…。

アルツ君もあきらめムードで、怒鳴る気力をなくしているような様子です。

眠りたくても眠れない日が何日も続いているので、体力の消耗も激しいはずです。

昼間はリハビリもやってるので、売れっ子の芸能人並みです。

ヤッチが夕食介助に来た時は少しぐったりしているようにも見えました。

今日の朝食が2割、昼食が4割と、食欲もあまりないようです。

アルツ君:「俺は眠いから寝ちゃう…。」

ヤッチ:「ちょっとでも口に入れてから寝ようぜ?」

アルツ君:「そうだな…。」

そう言って、出されたテーブルの上に一度は自分の右手(麻痺側)を載せる仕草を見せました。

ヤッチが食事介助に出かけるようになってから、アルツ君が食事時に右手を動かすということは、今まで一度もありませんでした。

なぜ、右手を動かしたのかは謎のままですが…。

ずいぶん痩せてしまいました…。

しかし、ヤッチがスプーンでアルツ君の口元へおかずを持って行ったところ、ほんのちょっとスプーンを舐めた程度で眠ってしまいました。

ヤッチも無理に起こさずにずっと待っていました。

起きなければ起きないでよいという考えもあり、沈黙です。

ちょうどそこへ姉が登場です。

いつもと違う様子に姉が気づき、そっと見守ります。

ヤッチは姉に状況を説明します。

姉:「この環境じゃ、たぶん、ほとんど眠ってないと思うよ。」

ヤッチ:「俺もそう思って、今日は起きなきゃ眠らせてあげようと…。」

アルツ君のベッドから離れたところで、小さな声で会話していたにも関わらず、アルツ君が目を覚ましてしまいます。

姉:「パパ、今日はご飯食べられそう?」

アルツ君:「要らない…。○×△□#$…。」

姉:「食べないなら、エプロンを外そうか?」

アルツ君:「どっちでもいいよ…。」

どんな会話をしたかよく覚えていませんが、アルツ君、眠いのにも関わらず、ちょっとテンションの上がる場面もあり、目が覚めて来たのかなと思わせるような感じの時もありました。

姉が来てから、3、4分は会話していたのではないでしょうか。

しかし、会話の途中でアルツ君、突然コクリ…。

????

いつもと、寝落ちの仕方が違います。

どんなに眠くても、いつもは、一人でしばらくしゃべって、段々フェードアウトしていきます。

ヤッチがアルツ君のホッペタを叩きます。

ヤッチ:「旦那さん、旦那さん。」

反応が有りません。

と、思った瞬間、アルツ君が目を開けます。

アルツ君:「気持ち悪い…。」

ヤッチ:「吐きたいのか?」

アルツ君がうなずきます。

ヤッチは口腔ケア用に用意されていた容器をアルツ君の口元にあてがいます。

少し白濁した粘性の唾が出ましたが、吐しゃ物は出てきません。

嚥下(えんげ~飲み込み)がよくないわけですから、リバースすることもきっとできないのかもしれません。

再び眠って(?)しまいました。

姉と顔を見合わせます。

ヤッチ:「眠ってるのか?」

姉:「いや…、なんかいつもと違うね…。」

アルツ君が目を開けます。

アルツ君:「気持ち悪い…。」

ヤッチは再び、容器を口に…。

吐けません…。

再び、アルツ君、目を閉じてしまいました。

????

口をぽかんと開けていますが、眠っているようにもみえ、意識を失っているようにも見えます。

アルツ君の口元にヤッチは自分の耳を近づけましたが、呼吸しているのかどうかもわからないくらいグッタリしています。

ヤッチ:「これヤバいよね?看護師さん呼んでくるわ。」

ナースステーションは目の前です。

ヤッチ:「すみません。父の様子がおかしいので、ちょっと見てくれますか?」

ナースステーションの中では一人の看護師さんがパソコンの画面を覗き込んでいます。

看護師さん:「担当の看護師がいるはずなんで、その者におっしゃってもらえますか?」

ヤッチ:「とにかく、いつもと様子が違うんで!」

ちょっと強めの口調で…。

看護師さんは立ち上がり、どこかに消えて行きました。

たぶん、その担当の看護師さんとやらを呼びに行ってくれたのでしょう。

ほどなく、担当の看護師さんと思われる別の看護師さんが病室に入って来ました。

ヤッチ:「寝落ちしているようにも見えるんですが、いつもと様子が違うんで…?」

看護師さん:「○○さーん、○○さーん、聞こえますか?」

アルツ君の反応が有りません。

看護師さんはアルツ君のバイタルチェックを始めます。

チェックが終わったところで、もう一度アルツ君の名前をホッペを叩きながら呼びます。

看護師さん:「○○さーん、○○さーん、聞こえますか?」

看護師さんはアルツ君のまぶたを開け、懐中電灯を近づけます。

一瞬、アルツ君が目を開けました。

また、落ちてしまいました。

看護師さん:「大丈夫そうですね。グッスリ眠っていたんだと思います。」

いやいや、何が大丈夫なのかがわかりません…。

ヤッチ:「さっき、グッタリする前は何度か『気持ち悪い…。』って吐こうとしたんですよ。」

看護師さん:「そうなんですか…?誤嚥(ごえん)しているとかは…???」

ヤッチ:「ほとんどというか、誤嚥するほどの量の食事は口に入っていないと思いますよ。」

看護師さん:「じゃあ、今日は食事を摂られていない?」

ヤッチ:「そうですね?食べさせようと思っていたところで、様子がおかしくなってしまったので…。」

看護師さん:「今日は食事は無理ですね?下げてしまって構いませんか?」

ヤッチ:「『食べろ。』って言ったってこの通りだからね…。」

看護師さん:「薬の方も無理ですね。明日の朝食をイッパイ食べてもらいましょうか。」

姉とヤッチはアルツ君をしばらく見守り、アルツ君はいびきをかきはじめました。

ヤッチの頭の中では、滝川クリステルが『ノ・ウ・コ・ウ・ソク、字余り。』と右手をパクパクしています。

面会時間のタイムリミットが来たので、二人は病室を後にしました。



ドラマだとヤッチが看護師さんを呼びに行った時、病室に入ってきた看護師さんも大慌てで、ドクターを呼ぶはずなんですけどねぇ…。

ドラマの観過ぎ??

しかもドラマだと、ヤッチは朝まで起きていなくてはいけないんですよね?



すみません…。

やっぱり実は心配です…。

携帯の電源は切らないでおくことにします…。


追記
今日(この記事を書かせていただいた日の翌日)、アルツ君のところへ面会に行ってきました。
アルツ君ですが、病状が悪化することなく、スヤスヤと眠っていました。
ご心配をおかけして申し訳ありませんでした。
詳しくは、後日記事を書かせていただきたいと思います。
まずは御報告まで。
2014年12月19日(金)21:45



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2014/12/18 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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