site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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顔面神経麻痺のリハビリ方法

2012/07/15 (日)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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mepatchi04.jpg

こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

記事にしようか迷ったのですが、近況報告をかねてあえて自分の顔面神経麻痺について書きたいと思います。

そもそもの発症は5月のゴールデンウィーク明けくらいだった思います。

歯を磨こうとするとどうも口が上手く開かない…。

何とか磨き終わり、水を口に含み、ゆすごうとすると、今度は口から水がこぼれて落ちてしまう…。

そんなことがきっかけで、耳鼻科に診察を受けに行くと、顔面神経麻痺だという事が判明し、近くの大学病院を紹介されます。

大学病院で診察を受けると、ベッドが空き次第入院するように促されます。

ベッドにすぐ空きができて、即入院くらいの勢いです。

入院翌日からプレドニンというステロイド点滴の治療が始まります。

入院中、毎日プレドニンを点滴で入れていくのですが、その量は徐々に逓減されて行き、最初の量の確か半分くらいの量で終了となります。

結局、入院は12日間。

退院するころには、元の顔に戻るだろうと楽観的な考えでいましたが、残念ながら、顔面神経麻痺は入院前とさほど変わらず…。

(つд⊂)エーン

現在もその大学病院で週1回リハビリを継続中です。

発症から2ヶ月を経過したことになります。

一般的には2ヶ月くらいすると変化が出て来るそうなのですが、状態はというと、今も顔の左半分は動かないままです。

ただ、全く症状が改善されていないというのではなく、当初有った舌の味覚障害はなくなっています。

以前は麻痺側のおでこもシワが寄らず、動きが有りませんでしたが、まゆを上にあげ、おでこにシワを寄せようとすると、ほんのわずかですがまゆ山の上の辺りが動くようになりました。

しかし、意識してそこだけを動かそうとしても、やはり動かすことはできず、他の筋肉に引っ張られてまゆ山あたりが動くのかなぁという感は否めません。

odeko01_20120710145954.jpg
自撮りのヤッチのおでこ

上の画像は別に片側だけ力を入れてシワを寄せているわけではなくて、自分では必死に左右両方おでこにシワを寄せようとしています。

わかりにくいかもしれませんが、まゆ毛の位置がずれて、麻痺側が下がったままです。(向かって右が麻痺側)

でも、おかしな話です。

麻痺の無い健常側はおでこにシワが寄ります。

麻痺側にはシワは寄りません。

シワを寄せようとしなくても健常側はすでにシワは寄っているのですが、力を入れるとこのシワが一層深くなり、麻痺側は力を入れない状態でもシワはなく、のっぺりしています。

もし女性だったら、このまま麻痺が治らない方がシワができなくていいんじゃないかと思うような状態ですが、やはりバランスに欠けます。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

治ってくるとシワが増えていくというのも本当に面白いものですねえ…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

顔面神経麻痺ではない人にこんな話をしてもつまらないと思いますが、顔の各部分のリハビリの方法をヤッチのリハビリをして下さっているST(言語聴覚士)さんの受け売りで解説したいと思います。

余談ですが、リハビリは理学療法(PT=physical therapy)、作業療法(OT=occupational therapy)、言語聴覚療法(ST=speech therapy)に大別されます。

そのうち顔面神経麻痺は言語聴覚士(ST=speech therapist)さんの仕事なんですねえ~。

そうそう、言い忘れましたが、リハビリというと身体に負荷をかけて、何か重いものでも持ち上げるような印象が有りますが、顔面神経麻痺のリハビリは主にマッサージが中心で、おもたいオモリを顔で持ち上げるといった荒業はしません。

前述のように麻痺側のおでこにシワが寄らないヤッチですので、おでこのマッサージは欠かせません。

麻痺側のおでこをまゆの生え際から3本の指で円を描くようにマッサージします。(図①)

あまり、グリグリと力を込めてやるのではなく、皮膚の張りなどを確かめながらソフトにやるのがコツのようです。

また、必ず鏡で自分の顔を見ながらやるのも大事な事のようです。

STさん曰く、麻痺のない健常側の表情を見て、麻痺側が元に戻った時の状態をイメージしながらやるのがとても大事なんだとか…。


次にあごのマッサージ。(図②)

あごというより顔の輪郭と言った方が良いかもしれませんね。

やはり3本の指を使って顔の輪郭に沿って、あごの下から耳たぶに向かってマッサージしていきます。

どの3本の指を使うかはお好みで…(笑)

顔面神経麻痺のマッサージですが、何だか小顔効果も有りそうなマッサージです。

そんな話を姉にしたら、いろいろなグッズを持って来てくれました。

せっかく持って来てくれたのに文句を言うのは忍びないのですが、やはり人間の指に勝るものは有りません。

(^^ゞ

結局ほとんど使っていません。

(^^ゞ

続けてこめかみのマッサージです。(図③)

さすがにこめかみに照準を合わすと3本の指でははみ出てしまうので…。

麻痺側を1本の指でこめかみを転がすようにマッサージします。

ちなみにヤッチはこの時薬指を使います。

何でだって?

特に理由は有りません。

まだまだマッサージは序盤戦です。

今度はまゆのマッサージです(図④)

麻痺側のまゆを3本の指で円を描くように眉間に向かってマッサージします。

ヤッチの場合、退院したての頃はこの辺がこわばっていたので、暇さえあればここをマッサージしていました。

今では、気がつくとこの辺をいじくるようになり、ちょっと癖がついてしまっているようにも思えます。

今度はまぶたのマッサージです。(図⑤)

今まで指の動きは円を描くようにでしたが、まぶたはグルグルとはやらずにまぶたを1本の指で撫でるように往復マッサージです。

目の下も同様にお往復マッサージです。

ヤッチの場合、自力でまぶたを閉じられないので、ここはいつも時間をかけてやっています。

なんせ、片目だけ閉じようとしても当然閉じられませんが、両目を閉じても麻痺側の目は白目をむいてしまっているようです。

顔を洗うときなども、いつも通りの顔の洗い方ができません。

両手に水をためて顔をうずめると、手のひらに眼球の感触が伝わってきます。

つまり目を水の中でも閉じていないわけです。

しかも手のひらで眼球を触っても目を閉じられないので、角膜を傷つけてしまう恐れも出てきます。

寝る時も片目が開いてしまうわけですから、片手で押さえて寝るわけにもいかず、角膜保護用のテープを貼って寝ています。

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メパッチ クリア01

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メパッチ クリア02

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メパッチ クリア03

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メパッチ クリア04

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メパッチ クリア SG_01

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メパッチ クリア SG_02
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、『メパッチ』という商品です。

これ、実は入院中に看護師さんが貼ってくれて、実に使い勝手良かったので、自身でもネットで購入して利用しています。

色(ブルーorピンク)の帯が付いた部分には糊が付いておらず、この部分を上にして、直接まぶたに貼りつけます。(剥がす時に糊が付いていないと剥がしやすくなるため!?)

最初は入院中にシャワーを浴びる時にシャンプーが目に入ってしまうので、シャワー前に看護師さんが貼ってくれたものです。

糊がそんなにきつくないので、剥がす時に痛みがなく、また、まつげやまゆ毛が抜けません。

メパッチを貼っていれば、目が強制的に閉じられた状態を保てるので、ドライアイになって、目が痛くならなくて済みます。

いつしか、看護師さんに就寝前にも貼り換えてもらい、就寝時にもこれを貼って寝るようになってしまいました。

自宅でも使ってみたかったので、主治医に処方してくれないかと頼んだのですが、なぜか処方はしておらず、自分で購入してくれとの事…。

何だかケチくさいなと思いつつも、ようやくネットで購入できるところを探し当てました。

こやつMサイズとLサイズが有るようです。

まだメパッチのLサイズは試したことは有りませんが、片目を覆うにはMサイズで十分の大きさなのでMサイズを利用しています。

通常であれば、貼るのなんて簡単なのですが、目を閉じた状態で貼らなくてはなりません。

でも、麻痺側の目を閉じるには、片目だけを閉じることができないので、麻痺していない目の方も閉じなくてはならないのです

つまり、両目を閉じないと貼れないわけです。

そうなると、目を開けている間にある程度の見当をつけて、手探り状態で貼らなくてはならないので、結構これが大変です。

。・゚・(ノД`)・゚・。

毎日貼っては、剥がしたりの繰り返しなので、だいぶ貼るのも上手くなってきましたが、それでも時折失敗して、無駄にしてしまうことも…。

最近になってメパッチにメパッチ クリア(ブルーの帯)というのとメパッチ クリア SG(ピンクの帯)というのが有る事を知りました。

SGの方が値段がよいので、ちょっと購入をためらっていましたが、やっぱり値段だけのことは有ります。

値段の高いSGの方がごわつかないし、剥がす時に非常に楽です。

少々話が横道にそれてしまいましたが、話をマッサージに戻します。

お次は鼻の脇。(図⑥)

麻痺側の鼻の脇をこれも1本指で下から上へ眉間の辺りまでグリグリします。

ヤッチの場合、鼻骨の出っ張ったところ辺りに少し痛みが有る事が多く、痛みが取れるまで念入りにマッサージしています。

頬については3本指で行いますが、上、中、下と3つに分けて行います。(図⑦)

上はこめかみに向かって。

中は耳の穴に向かって。

下は耳たぶに向かってマッサージします。

最後は唇の上下のマッサージです。

3本の指で唇の上下を交互に、円を描きながらマッサージします。

以上がヤッチがリハビリを受けているSTさんから教えてもらった自主トレのメニューですが、マッサージ以外にも鏡を見ながら表情を作る練習をしたりします。

鏡相手に自分自身とにらめっこです。

また、一定期間経過すると、麻痺している部位の筋肉が固縮してくることが有るようです。

個人差があると思いますが、発症から2ヶ月を経過したヤッチにも頬骨の下あたりがやや硬くなってきている箇所が有ります。

痛みが出る箇所も少し出て来ています。

痛んでいる箇所をマッサージしていると、その部分の痛みは取れるのですが、近くの別の個所に痛みが出たりするときが有ります。

この辺の事をSTさんに聞いたところ、あまり心配しないでも良いとの事です。

元々痛い箇所より広い範囲に筋肉の張りが有って、たまたま痛い箇所をマッサージした結果、その張りの有る別の部分が痛み出すので、逆にこれはマッサージの効果が出ていると考えて良いのだそうです。

マッサージの強さですが、まぶたと口の周りは多少強めでも構わないそうですが、まぶたと口の周りは他の神経を傷つけてしまうこともあるので、ソフトにやった方が良いそうです。

そう言えば、今までまぶたのマッサージというより、グリグリと強めにマッサージして、眼球のマッサージをしていたかもしれません。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

いずれにせよ、一足飛びには治らない顔面神経麻痺のようですが、諦めずにリハビリと自主トレを続けたいと思います。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

[追記]
顔面神経麻痺のリハビリは、回復していく過程で、たとえば、口を開けると、目が閉じてしまうなどの病的共同運動と呼ばれるいわゆる後遺症が出る場合が少なくありません。
私自身も実際に今なおこの後遺症が残ったままです。
これは神経が繋がっていく過程で、混線し、誤って繋がってしまうことによって起こるものです。
後遺症は他にも色々とあるようです。
リハビリについてですが、たとえば足を骨折した場合などは、骨折箇所周囲の弱った筋肉をできるだけ多く運動させて元の状態に戻すリハビリが行われます。
しかし顔面神経麻のリハビリは、がむしゃらに顔の表情筋を動かすのではなく、後々上記のような神経の混線が起こらないようする意味合いもかねていますから、STさんとよく相談しながら、慎重に進めていった方が良いように思われます。
リハビリを現在されている方、これからリハビリをしようとする方、焦らずがんばってくださいね。
2014/01 追記


パッチクリアSG M 50シート

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販売店:漢方のサツマ薬局 楽天市場店

使用時の皮ふ刺激やはがす時の痛みが少ない、低刺激性の粘着剤を採用した角膜保護専用テープです。目元に貼るものだから、優しさにこだわりました。
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2012/07/15 | コメント (12) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

顔面神経麻痺の診察~2012年8月

2012/08/29 (水)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今日は顔面神経麻痺の診察を受けてきました。

前回の診察が6月の22日でしたから、約2ヶ月ぶりの診察です。

毎週リハビリを受けていて、ST(言語聴覚士)さんからも麻痺がどの程度改善しているかは聞いていましたが、やはり治癒への道のりはまだまだ遠いようです。

(つд⊂)エーン

顔面神経の麻痺の程度を評価する方法というのがあり、毎回診察するときは主治医の先生にこれをやってもらいます。

ヤッチも詳しくはわかりませんが、主治医のやってくれる評価法は柳原法というやつみたいです。

検査の項目は10項目ほどあり、1項目につき4点の配点で10項目×4点の40点満点です。

1項目ずつきちんとできれば当然4点もらえ、部分的に動かすことができれば2点、全くできなければ0点のようです。

ヤッチの主治医は女性です。

主治医:「こっちを向いて下さい。」

普通にしている時に顔が左右非対称になっていないかを診ているようです。

ヤッチの場合、以前に比べればひょっとこ顔は改善されていると思いますが、麻痺側のテンションが弱いため、健常側に引っ張られる結果となり、左右対称にはなっていません。

主治医:「まゆを上にあげておでこにシワを寄せてみて下さい。

これは最近、リハビリでもSTさんが重点的にリハをして下さっているところですが、STさんは少し動きが出てきたとおっしゃいますが、麻痺側は今もなお、シワが寄らない状態です。

主治医:「軽く両目をつむってみて下さい。

自分では出来ているつもりなんですが、麻痺側はうっすら白目状態のようです。

(ノ∀\*)

ちょっと気になったのですが、目は『つむる』が正解なんでしょうか、『つぶる』が正解なんでしょうか…。

主治医:「ぎゅっと力を入れて両目をつむってみて下さい。

ヤッチ:「上手くできません。」

心の中では目の玉をつぶす勢いなんですが、なんせ麻痺しているので力を入れることができません。

というか、どこに力を入れたら良いのかが分からないといった方が正解かもしれません。

主治医:「片目(麻痺側)だけつむることはできますか?

ヤッチ:「手で押さえればできますが…。」

ハリウッド映画の出演依頼が来たとしても女優さんを目で殺すなんていうことは到底出来そうも有りません。

(つд⊂)エーン

主治医:「鼻をピクピクさせて下さい。そう、鼻の穴を広げたり閉じたり…。

ヤッチ的には出来てるつもりですが、主治医がどう判断するかは微妙なところです。

お尻の穴なら完璧に出来るんですが…。

主治医:「頬を膨らませて下さい。アッププ!!

ヤッチも主治医に合わせて口を膨らませますが、音が漏れてしまいます。

「ブーッ!!」

主治医:「今度は『イー』と発音してみて下さい。

ヤッチ:「イー。」

主治医:「もっと口を横に広げて。」

ヤッチ:「イーッ。」

前回の診察の時に比べれば、口の形は多分正常に近い形になっていると思うのですが…。

主治医:「『ウー』と発音してみて下さい。

ヤッチ:「ウー。」

これは鏡でいつも確認しますが、きちんとタコさんの口にはなりません。

墨を吐いたら全部ヨダレ状態になってしまうと思います。

主治医:「への字口にできますか?腕組みしてうーむというような格好です。

腕組みはできますが、果たして口はへの字になっているかどうか…。

主治医:「前回の診察の時に比べれば、少しだけ改善されていますね。40点満点中16点です。引き続きリハビリをしていただいて、様子を見ていきましょう。」

それぞれの項目について、どう主治医が採点したのかはわかりませんが、前回は10点とか12点程度だったので、どこか1項目だけ改善がみられたのかもしれません。

退院して3ヶ月、まだまだ半分にも満たない点数なので、気長にリハビリを続けるしかありません。

(^^ゞ



それにしても大きな病院はいつ行っても混んでいますね~。

予約を取って行くのに待たされるのは当たり前…。

病院側の事情も分かるのですが、ついつい病院の待ち時間について愚痴りたくなってしまいます…。

(-_-;)

今日も耳鼻科の外来受付脇の掲示板に、ヤッチの主治医の診察が遅れている旨の貼り紙が…。

耳鼻科
○○ 医師

現在
45分 遅れ
となっています。
ご迷惑をおかけしますが
ご了承願います。
なお、ご気分の悪い方は、
スタッフまで
お知らせ下さい。


たいてい、『45分待ち』と書かれて、45分で済むことって少ないですよね?

今回の診察もかれこれ2時間待ちでした。

(つд⊂)エーン

それなら最初から『3時間待ち』、『4時間待ち』、『今日は無理かも!?』、『気合いで待ってみる?』、『やめちまえッ!!』って書いてくれた方がありがたいような気がします。

ヤッチは思わずスタッフのところまで知らせに行こうと思いました。

だって、待たされて気分が悪くならない人ってそう滅多にいらっしゃらないですよね?

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/08/29 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

顔面神経麻痺のリハビリ~2012年10月

2012/10/30 (火)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今日は顔面神経麻痺のリハビリを受けに行ってきました。

毎週一回はリハビリに行くことになっていますが、退院したのが、今年の5月29日ですから、だいたい5か月経過したことになります。

退院当初のひょっとこ顔はさすがに解消され、見た目にはおおむね左右のアンバランスはなくなりました。

ただ、如何せん麻痺側に力が入りません。

おでこにシワを寄せたりすることも普通にできるようになりましたが、シワを維持したままそれを保とうとすると顔がピクピク震えてきてしまいます。

(-_-;)

まばたきも目が閉じられなくて、涙ばかり流す悲しい日々が続いていましたが、だいぶスムーズにできるようになりました。

『だいぶスムーズ』って、普通なら意識しないでもできる事なのにおかしな表現ですね。

(^^ゞ

片目だけ閉じることもできるようになりましたが、頭の中で『よいしょっ。』って唱えて、気合いを入れないとできない感じですかね…。

何よりも回復が遅れているのが口…。

『うー』っと口を尖らすと、唇がまだ非対称。

麻痺側の方が張り出して来ない感じで、上唇と下唇の間に少しすき間ができてしまいます。

今、チューのオファーが有っても丁重にお断りしないといけない状況です。

(^^ゞ

唇だけの写メを撮ろうと思って、四苦八苦し、こやつを記事に載せようと思ったのですが、あまりにグロいので、アップするのを断念しました。

(おバカなやつですね~。)

『うー』の発音の時の自主トレは事前にST(言語聴覚士)さんに教わって実践していましたが、なかなかうまくできません。

指を鍵状にして、唇に引っ掛けて指と唇で綱引きをするようなトレーニングです。

指は歯茎と唇の間に差し入れます。

文字で説明するのは難しいですね…。

子どもの頃はよくやりましたよね!?

指を口に突っ込み『学級文庫』と発音するやつ…。

あれのちょうど片側バージョンのようなトレーニングです。

さあ!!

皆さん、ご一緒に!!

『ガッキュウ○○○!!』

今日のリハはこの口を重点的にやっていただくようにお願いしました。

STさん:「先週と比べて何か変化はありましたか?」

ヤッチ:「日付が替わったくらいで、特に変化はなかったですね…。」

STさん:「そうですか…。では、おでこにシワを寄せてみてください。」

ヤッチはSTさんの前でおでこにシワを寄せます。

STさん:「脂肪腫があるので、シワがそこだけ寄らないのかなぁという印象ですが、全体的には動きが出て来ていますよ。」

ヤッチ:「そうなんですか…!?」

STさん:「今度は眉間にシワを寄せてみてください。」

ヤッチはSTさんに喧嘩を売ります。

STさん:「そのままの状態で、おでこにシワを寄せられますか?」

ヤッチはかなり上目づかいでSTさんと睨み合います。

視線をそらせば、負けです。

STさん:「力を抜いていただいて結構です。力強さは抜きにして動きの方はかなり改善されてきていますよ。」

ヤッチ:「いい加減良くなってくれないと喧嘩も買えないもんね!?」

STさん:「口の方はいかがですか?」

ヤッチ:「最近、朝晩冷え込むようになってきたじゃないですか!?それで冷たい風に当たったりすると、頬がこわばる感じがしますね。」

STさん:「どの辺りかご自分でおわかりになりますか?」

ヤッチ:「いやー、わからないですね…。顔半分が突っ張るような感じです。」

STさん:「『うー』と言ってみてください。」

ヤッチ:「うー。」

STさん:「『へー』と言ってみてください。」

ヤッチ:「へー。」

STさん:「まだ、少し力強さに欠けるようですね!?今度は口を『への字』にしてみてください。」

ヤッチはこの時、気づきました…。

口を『への字』にできません。

口角を下げるような動作です。

麻痺側に力が入りません。

henojimouse.gif

ヤッチ:「ここはノーマークだったなぁ…。全然できませんねぇ…。」

STさん:「筋肉が拘縮しているところがあるのかもしれませんね。○○さん(ヤッチ)の場合は小さなシコリができやすいみたいですからねぇ…。ちょっとそこに横たわってください。マッサージをしましょう。」

ヤッチは言われた通り横たわります。

STさんはヤッチの顔の表面を指先で、ところどころ探りながらマッサージをはじめます。

ちょうど、奥歯の合わせ目あたりでしょうか…。

STさん:「この辺が固まってますね…。」

ヤッチ:「押されると痛いですねえ…。虫歯ですかねぇ…?」

STさん:「多分、関係ないと思います。」

軽く流されます。

(-_-;)

STさん;「『への字』にするにも、『うー』の練習する時でも、自主トレする前にご自分で先にマッサージしてからやられた方がいいかもしれませんね…。」

ヤッチ:「というと?」

STさん:「固まったまま(自主トレを)やってしまうと、別の筋肉を使うことになり、変なクセがついてしまうからです。」

ヤッチ:「なるほど…。で、今マッサージしてもらってるところは『への字』をする筋肉なの?」

STさん:「ここだけというわけではありませんが、関係はありますね。」

ヤッチ:「それにしてもノーマークだったなぁ…。あんまり普段、口を『への字』にするってないですもんね?」

STさん:「まあ、腕組みをして『ん~』とうなる時でも、そんなには口を『への字』にしたりしないですもんね!?」

ヤッチ:「ですよね…。笑う方の口角を上げることばかりに気を取られていて、ちっとも『への字』にする練習をしていなかったですよ~。」

STさん:「これができるようになれば、食事をする時の食べにくさもずいぶんと改善されるはずですよ。」

ヤッチ:「なるほど…。それじゃあ、『悩み事』をイッパイ作ればいいのかなぁ…。」

STさん:「それじゃあ、また麻痺が再発して最初からやり直しですよ。」

STさん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/10/30 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

看護要約

2013/09/05 (木)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

ヤッチの元に『看護要約』なるものが戻って来ました。

アルツ君の退院手続きの時に、入院していたOG病院から渡されたものです。

その他にも診療明細書、アルツ君の画像診断の結果のCD-ROMや搬送前のS病院へ診療情報提供書等、色々な書類等を渡され、OG病院の方から、アルツ君の施設の看護師さんに渡してくれと言われ、施設に戻り、すぐにこれらを施設の看護師さんに渡しました。

その中にこの『看護要約』なるものが入っていたわけですが、ヤッチが無理を言って、このコピーを施設の看護師さんからいただいて来たのです。

『看護要約』というのがイマイチはっきりしませんが、施設にアルツ君と一緒に戻った時に、施設の看護師さんが最初にこれを見つけ出して、一生懸命、目を通していましたから、看護師さんには結構大事な書類だったのかも…。

今回のアルツ君の入院騒ぎの時にS病院に検査のためのじゅうぶんな設備がなく、S病院の医師からOG病院に診療情報提供書(紹介状)を書いてもらって、OG病院で、検査、そして入院となりました。

医師から医師へから書くものが、診療情報提供書(紹介状)なら、今回の『看護要約』なるもは、看護師から看護師へ書く情報提供書なのかもしれません。

ヤッチのことですから、間違っている可能性大ですが…。

(-_-;)

この『看護要約』はA4サイズ一枚だけですが、アルツ君の入院から退院に至るまでの経緯がまとめられています。

以下に引用させていただきますが、個人名や団体名は加筆して修正させていただきます。

また、必要と思われる部分のみを抜粋する形で引用させていただきます。

▽引用▽
看護要約
診断名
(記載なし)
看護上の問題点
貴施設(○○○○)に入所中の方。発熱のため8/28にS病院受診され、コアグラの嘔吐があり、胃管挿入したところ胃内に中等度のコアグラを認めたため、止血目的に当院紹介受診。
来院時胃カメラを施行し、GERD 表層性胃炎の所見があり出血はGERD+抗凝固剤内服が原因と考えられた
すでに止血しており特に処置は行わず。
発熱、痰、SpO2低下あり。CTで下肺背側に炎症性変化認め、誤嚥性肺炎等疑われ精査加療目的にて入院となる。
入院後発熱なく経過し食事摂取も良好。STにより嚥下機能評価したが問題なし。
 
活気も戻り本日退院となる。
既往歴
高血圧、不整脈
入院月日
H25/8/28
退院月日
H25/8/30
食事
セッティング必要。自己摂取可。
排泄
車椅子にてトイレへ。失禁もあり
清潔
清拭介助。8月30日最終
移動
車椅子
睡眠
覚醒すると大声で話し始めたりするが、落ち着くと入眠。
身体的問題点
立ち上がろうとしたり転落のリスクあり。
説明に対する理解得られず体幹抑制使用。
内服
ナース管理
バイアスピリン錠100mg
退院後
施設:○○○○
その他
(記載なし)
△引用△

声に出して読んでいると、来日して間もない中国人になった気分にになりますが、難解な文字がいくつか含まれています。

コアグラというのは、coagulation…。

凝固だとか凝血という意味です。

血のかたまりと考えればよいのかな!?

似て非なるものを想像した方は、ヤッチと同じ思考回路の持ち主です。

ちなみにヤッチはまだこれを食したことはありません。(フォア○○…)

(^_^;)

GERDは胃食道逆流症…。

英語ではgastro-esophageal reflux diseaseで、胃食道逆流症は、この英語の頭文字を取った略語だそうです。

胃食道逆流症は胃の内容物が食道に逆流しておこる病態の総称だそうです。

胃食道逆流症も逆流性食道炎と同じじゃないかと思い、ちょっと調べてみました。

でも、あまりにも定義が難しすぎて、ヤッチには上手く説明することができません。

(つд⊂)エーン

ザックリ言ってしまえば、胃食道逆流症という大きな集合が有って、その一部に逆流性食道炎があるということで、ヤッチは片づけました。

(^^ゞ

胃食道逆流症も逆流性食道炎も胃液が逆流して胸やけや酸っぱいものがこみあげてくる感じ(呑酸)などのいろいろな症状をおこす点では一緒です。

逆流した胃酸が食道に溢れ出すと、保護機能の働かない食道の粘膜が炎症などのダメージを受け、ひどければ、潰瘍を起こしたり、アルツ君のように出血したりします。

これは、胃酸の逆流による『食道炎』なので、逆流性食道炎ということになります。

でも、食道がまったくダメージを受けていなくても、胃酸が逆流しただけで、胸やけなどの不快感を催す人もいるそうなんです。

胃の内容物の逆流により、胸やけのような不快な症状の出る病態を総称して胃食道逆流症(GERD)と呼び、その中で、食道が少なからず障害を受けていれば、逆流性食道炎と診断されるようです。

食道が炎症などを起こし、傷ついているか、いないかで逆流性食道炎と判断されるということになるんでしょうかね…。

何だかややこしい話で恐縮です…。

(-_-;)

またヤッチの説明はおおいに間違っている可能性大なので、詳しく書かれたpdfファイルがネットに公開されていますので、詳しく知りたい方は、リンクを貼っておきますので、ダウンロードしてみてください。

ファイルサイズがかなり大きめなので、PCやスマホが逆流性食道炎を起こすかもしれません。

その辺は、自己責任でお願いします。

[参考]:胃食道逆流症(GERD)ガイドブック - 日本消化器病学会

『看護要約』の中で、後は難しい文言は無いですかね!?

『出血はGERD+抗凝固剤内服が原因』と書いてありますが、『抗凝固剤』は、アルツ君が普段の内服しているバイアスピリンの事ではないかと思います。

バイアスピリンは血液をサラサラにする薬の事です。

血栓予防にメリットのある薬ですが、反面、血が止まりにくくなるというデメリットがあります。

メリットはリンス・インのものも販売されているんですけどね…。

(-_-;)

SpO2は酸素飽和度の事…。

酸素を運搬するものにヘモグロビンがありますが、こやつがちゃんと活動しているかをパーセンテージで示すものです。

STは言語聴覚士(国家資格)の事です。

ヤッチも顔面神経麻痺のリハビリの時にお世話になりましたが、嚥下のリハビリに関してはエキスパートです。

記事やコメントの中で、ヤッチはこのSTさんによる嚥下機能評価をアルツ君が受けていなかったと書いてしまいましたが、看護要約を見る限り、しっかり受けていたようですね…。

ここで訂正してお詫び申し上げます。

m(__)m

…と、ここまでゴチャゴチャと色々なことを書いてきましたが、ヤッチは何を言わんとしてこの記事を書き始めたんでしたっけ!?

????

アルツ君の息子

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2013/09/05 | コメント (7) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の脳梗塞 ~ 入院7日目から8日目

2014/12/06 (土)  カテゴリー: 脳梗塞
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

今回もアルツ君の様子を二日分まとめて書きたいと思います。

ヤッチ、実はアルツ君の様子をできるだけ細かく記録しておこうと、メモをとっているのですが、毎日面会に訪れていると、メモをとっていても、いつの出来事だったかわからくなってくる事がたくさん出てきます。

早くブログの記事を更新して、ブログにぶちまけてしまえば、ヤッチの頭の中もスッキリするだろうと、ちょっぴり梗塞(焦り)気味です。

・入院7日目 ~ 12月01日(月)

ヤッチが面会に訪れると、ベッドにアルツ君の姿はありません。

ベッドの上に『リハ中』と書かれた札が置いて有ります。

若い人ならすぐにピンとくるでしょうけれども、キノコさんのような年齢の人間が見たら、『リハ中って何中学校?』と質問されそうです。

ヤッチは、デイルームで時間を潰します。

ほとんど待つことも無く、アルツ君の車椅子が目の前に見える廊下を通り過ぎ、病室に入って行きました。

ヤッチも、後に続いて病室に入ります。

車椅子を押していたのは、PTさん(理学療法士)ではなく、OTさん(作業療法士)でした。

▽引用
理学療法士と作業療法士の違いとは?
 理学療法士と作業療法士の違いについてですが、理学療法士は、寝返る、起き上がる、立ちあがる及び歩くなど、日常生活で必要な基本動作ができるように身体の基本的な機能回復をサポートする動作の専門家です。歩行練習などの運動療法や、電気・温熱・光線などを使った物理療法を用いて、身体の機能や動作の回復をうながし、自立した日常生活が送れるようにバックアップします。

 作業療法士は、入浴や食事など日常生活の動作や、手工芸、園芸及びレクリエーションまであらゆる作業活動を通して、身体と心のリハビリテーションを行う専門家です。理学療法士と異なる点として、作業療法士はそううつ病及び摂食障害などの精神障害の患者さんも対象としており、幅広くリハビリテーションの医療現場で活躍しています。

 このようなことが、主な理学療法士と作業療法士の違いです。
△引用

かなり、かなりザックリですが、この病院ではアルツ君が立ったり座ったり、あるいは歩くといった基本的な動作をリハビリによって回復するのがPTさん(理学療法士)の仕事の範囲で、アルツ君が自分でお箸を持ってご飯を食べたり、自分でチンチンをつまむなど、細かな動作をできるまでサポートするのがOTさん(作業療法士)の仕事とヤッチは勝手に考えています。

ヤッチが病室に入ると、OTさんがアルツ君に話し掛けています。

OTさん:「お疲れになりましたか?」

アルツ君:「うぇえに…。」

OTさん:「…???」

ヤッチが割って入ります。

ヤッチ:「たぶん、『別に…。』って言ったのだと思いますよ。あっ、ごめん。俺、息子。」

OTさん:「あ、どうもはじめまして。」

ヤッチ:「たぶん、疲れていると思いますよ。この言葉が出るということは。」

アルツ君がヤッチの存在に気づき、『余計な口出ししやがって。』という顔をします。

OTさん:「あ、そうなんですか?じゃあ、○○さん(アルツ君のこと)、横になりましょうか?」

アルツ君:「うぇえに…。」

OTさんがアルツ君をベッドに寝かせます。

アルツ君、横になった途端、寝息をかいています。

ヤッチ:「リハはどんなことをやったんですか?」

OTさん:「今日は親指と人差し指で物をつかむのをちょっとだけ。」

ヤッチ:「どんな感じですか?」

OTさん:「親指が動くと、人差し指が止まるような感じで、両方の指を一緒に動かすというのはまだちょっと…。」

ヤッチ:「えっ。でも動くんだ?」

OTさん:「はい、ゆっくり時間をかければ、何とか…。」

ヤッチ:「なかなかうれしいことを言ってくれるじゃん。動くとは驚きだぁ~。つかめたの?」

OTさん:「つかんだ物を持ち上げるにはもう少し時間がかかるかと…。今日は触ってもらうといったリハになってしまいました。」

ヤッチ:「いやいや、それだけでも収穫ですよ。明日になれば、お箸と茶碗持てるかな?」

OTさん:「それはちょっと…。」

ヤッチ:「細かい作業じゃなくて、たとえば、『棒を握る』みたいな動作は?」

OTさん:「そうですね…、三回に一回はすっぽ抜けちゃうような感じですかね…。」

ヤッチ:「そいつはすごいや。あと残り三割だけじゃん。」

OTさん:「それはそうなんですけど…。」

ヤッチ:「失礼。別にプレッシャーをかけてるわけじゃないから、気長にやってもらって下さい。」

OTさんが、ちょっと若いお兄ちゃんだったので、ヤッチ、調子にのってしまいました。

m(__)m

この日のアルツ君はお疲れの様子だったので、ヤッチも早目に切り上げました。

夜に姉が面会に行ったそうですが、この日から、昼食だけではなく、夕食もスタートになったようです。

とろみの食事が出されたようですが、アルツ君、『まずい!』と言って、三種出されたうち、一種しか食べなかったそうです。

興奮と悲しみが交互し、今泣いていたかと思うと、急に興奮して怒り出すような状態だったそうです。

食事を拒んだので、看護師さんがそそくさとアルツ君の食事を片づけてしまい、その看護師さんがカーテンのタッセルのフックに自分の背中をぶつけてしまった瞬間、アルツ君が『ざまあみろ!』と言ったそうな…。


・入院8日目 ~ 12月02日(火)

姉がK病院に連絡し、K先生からアルツ君の病状説明と今後の治療についてお伺いすることになっていました。

病室に行くと、アルツ君は眠っていたので、姉とヤッチはデイルームに腰かけ、声が掛かるのを待ちます。

約束の時間になると、看護師さんからナースステーションに来るように言われます。

狭いナースステーションの中に入るように言われたのですが、K先生、K病院のソーシャルワーカー(社会福祉士)さん、PT(理学療法士)さん、姉、ヤッチが中に入ったものですから、立ち飲み屋さんにでも来たような雰囲気です。

看護師さんも数人、中で仕事をしています。

ヤッチと姉は丸椅子を用意され、腰かけるように促されます。

K先生もパソコンのモニターの前に座っています。

K先生:「病状説明ということなのですが、まあ、前回お話ししたことと、あまり変わりはないかな~。」

今回はヤッチも萎えずに先生に食い下がります。

ヤッチ:「父がこちらに入院したときに、先生は『心原性の脳梗塞かもしれない。』というようなことをおっしゃってましたが、やはり、父の脳梗塞は『心原性』なんでしょうか?」

▽引用
脳梗塞の成り立ち
「脳梗塞」は、脳の血管が細くなったり、血管に血栓(血のかたまり)が詰まったりして、脳に酸素や栄養が送られなくなるために、脳の細胞が障害を受ける病気です。

脳梗塞は詰まる血管の太さやその詰まり方によって3つのタイプに分けられます。症状やその程度は障害を受けた脳の場所と範囲によって異なります。

脳梗塞の種類
ラクナ梗塞
脳の細い血管が詰まって起こる脳梗塞【小梗塞】
脳に入った太い血管は、次第に細い血管へと枝分かれしていきます。この細かい血管が狭くなり、詰まるのがラクナ梗塞です。日本人に最も多いタイプの脳梗塞で、主に高血圧によって起こります。ラクナは「小さなくぼみ」という意味です。

アテローム血栓性脳梗塞
脳の太い血管が詰まって起こる脳梗塞【中梗塞】
動脈硬化(アテローム硬化)で狭くなった太い血管に血栓ができ、血管が詰まるタイプの脳梗塞です。動脈硬化を発症・進展させる高血圧、高脂血症、糖尿病など生活習慣病が主因です。

心原性脳塞栓症
脳の太い血管が詰まって起こる脳梗塞【大梗塞】
心臓にできた血栓が血流に乗って脳まで運ばれ、脳の太い血管を詰まらせるものです。原因として最も多いのは、不整脈の1つである心房細動。ミスターG・長嶋茂雄氏を襲ったのも、このタイプの脳梗塞です。
NO!梗塞.netより引用
△引用

K先生:「その可能性(心原性脳塞栓症の可能性)も否定できないんだけど、いろいろ精査していくと、ちょっと難しいところかなぁ…。」

ヤッチ:「じゃあ、三つあるうちのどれに当てはまりますか?」

K先生:「まあ、『アテローム』(アテローム血栓性脳梗塞)かなぁ。勘違いしないでね。これは違う、これは違うとやっていった結果だからね。」

ヤッチ:「消去法の結果、『アテローム』ということですか?」

K先生:「まあ、そういうことになるかな~。」

今度は姉が質問します。

姉:「何日か前なんですけど、父が足が痛い痛いと大騒ぎしたときが有ったんですけど、大丈夫なのでしょうか?」

K先生:「それはどっちの足?」

姉:「たぶん、右足だと思うんですけど、本人は『どこが痛いかわからない』と、最後には泣いてしまうくらいでして…。」

K先生:「足といってもいろいろあるけど、どの辺なの?」

姉:「たぶん、右足の太ももの裏辺りだと思うんですけどね…。」

K先生:「右じゃあ、麻痺足(側?)でしょ。リハビリをしているから、そういうこともあるんじゃないかな。筋肉痛っていうこともあるし…。」

K先生は、ヤッチの後ろに立っていたPTさんに話し掛けます。

K先生:「今、リハ、どのくらいやってるの?」

PTさん:「時間ですか?」

K先生:「うん。」

PTさん:「午前と午後に二回やらせていただいてるんですけれども、一回につき、だいたい一時間くらいです。ただ、移動したり、準備が有るので、正味、一回につき、40分程度じゃないでしょうか。」

ヤッチ:「えー。そんなにやってるんだ。それじゃあ、疲れるわけだぁ~。」

K先生:「まあ、足のことについては、僕のほうも頭に入れておくことにします。」

ヤッチ:「で、父の麻痺の程度はどのくらいのものなのでしょうか?」

K先生は再び、PTさんにたずねます。

K先生:「評価は入っているんだろ?」

PTさん:「はい。上肢(肩から指先まで)については、中等度の麻痺で、下肢(股関節から足先まで)については、軽度の麻痺です。」

ヤッチ:「えっーーー。足(脚)にも麻痺が有るんだぁ~?動かしていたから、麻痺していないと思っていたんだけどな…。」

PTさん:「はい、立っていただくと、じゃっかん、傾いてしまうので…。」

ヤッチ:「嚥下(えんげ)はどうなんでしょうか?」

K先生がPTさんにたずねます。

K先生:「ST(言語聴覚士)の評価も入ってるんだろ?」

PTさん:「はい、STはこの場におりませんが、STからは『飲み込みは問題ない』というのだけ聞いています。」

姉:「先生、今、父は、『あわわわ。』と何を言っているかわからないような状態ですけど、段々、しゃべれるようになっていくんでしょうか?」

K先生:「梗塞を起こした脳の部位が部位だけに何とも言えないところだけど、お父さん、こっちの言っていることは、理解してるようだよね。『聞く』、『話す』、『読む』、『書く』が全部できないと、『全失語』といって、重症だけど、お父さんの場合、『聞く』についてはクリアできていると思うよ。『読む』、『書く』については、大変失礼だけど、(認知症だから)あまり得意じゃないでしょ!?」

姉:「残る『話す』が心配なんですよね…。」

K先生:「まあ、診させてもらった限りじゃ、失語症というよりも、『こうご』障害っていう感じかな。」

ヤッチ:「コ・ウ・ゴ…????」

K先生:「そう、『こうご』。『こうご』の『こう』は『構文』の『構』で、それに『語る』って書くんだけど。」

ヤッチ:「『構語障害』ということ???」

K先生:「臨床の世界ではいろいろあるんだけど、早い話が呂律が回らないなんだけど、言いたいことは頭に浮かんだいるんだけど、一つ一つの言葉を整理して上手く組み立てられないというのかなぁ…。」

K先生のおっしゃったことのニュアンスはヤッチもキャッチできましたが、ここで説明しろと言われれば、ヤッチも『構語障害』です。

失語症と構語障害の境界線が見えてこない…。

K先生:「で、脳梗塞の時にはご存知のように、こういうことが起こるんだけど、これは『きゅう麻痺』から来てるんだよ…。」

K先生がこうおっしゃたかどうかは定かではありません。

ちょっと聞き取れなかったし、理解できませんでした。

K先生:「『きゅう麻痺』の『きゅう』は『たま』って書くんだけどさ…。」

ヤッチは『玉』を連想しましたが、『球』のようですね。

つまり、『球麻痺』…。

ちょっと、落ち着いてから調べることにします。

m(__)m

ヤッチ:「…。(むしろ???)」

K先生:「いずれにしても、リハをきちんとやっていけば、その過程で徐々に良くなっていくでしょう。ただ、女性よりも男性の方が、途中であきらめちゃうんだよなあ。特に高齢になると、ますます。女性の方が長生きなのはそのせいじゃないかと思うんだよなあ。」

姉:「リハビリのことはそちらにお任せするしかないので、よろしくお願いいたします。」

ヤッチ:「今後の治療についてお伺いしたいのですが?」

K先生:「入院される時にお話ししたと思いますが、当面は点滴治療かな。」

ヤッチ:「具体的にはどんな薬を使うんですか?この間はラジカットという点滴薬がぶら下がっていたようですけど?」

K先生:「あれは脳保護剤で、もう一つ、グリセレブというのを使います。これは頭蓋内の浮腫をとってあげる薬。」

ヤッチ:「それと、栄養?」

K先生:「そう、今、ヴィーン3Gというのを使ってるんじゃなかったかな!?」

ヤッチ:「点滴治療はどのくらいの期間になりますか?」

K先生:「入院時から2週間やっていきます。その後は経口投与、つまり、飲み薬に切り換えて、二つの薬を飲んでもらいます。お父さん、バイアスピリンを普段服用しているのに脳梗塞になったよね?」

ヤッチ:「まあ、そういうことになりますね…。」

K先生:「だから、バイアスピリンだけじゃ、効かないかもしれない。ダプト(DAPT)っていうんだけど、二剤併用療法で進めていきます。」

アルツ君の救急搬送時にK先生はこのことをおっしゃりたかったのかもしれませんね。

脳梗塞の治療の中で出て来る医療用語を聞くと、どうしても、『刀』、『手裏剣』、『侍』を連想してしまうのはヤッチだけでしょうか。

ヤッチ:「その二刀流の方法で使う薬はワーファリンですか?」

K先生:「いや、ワーファリンは使わないよ~。バイアスピリンは抗血小板薬なんだけど、バイアスピリンともう一つ違う抗血小板薬を使って、二剤にします。」

薬の名前をお伺いするのをわすれました…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

K先生:「それと並行して、スタチンっていうんだけど、コレステロール値下げる薬を飲んでもらいます。」

ヤッチ:「期間は?」

K先生:「概ね二週間といったところかな…。これは様子を見ながらになるからね。短くなる場合も有ります。」

アルツ君の入院期間が3~4週間となるのは確実のようですね。

K先生:「まあ、ご家族としては色々とご心配でしょうが、『老化』には勝てませんよ~。目の前にあるパソコンの画像を見てごらん。お父さんの脳の画像だけど、脳と頭の骨の間隔が1cm以上空いているもの。前頭葉に至っては、1.5cmは有るんじゃないかな。」

ヤッチ:「はい…、私も正直できる事なら、画像を見たくなかったです…。」

ヒアルロン注射ですき間を埋められないのかなぁ…。

この後もK先生から色々とお話を聞きましたが、雑談が多かったので省略します。

ヤッチ:「最後に一つだけお願いがあるんですけど、よろしいでしょうか?」

K先生:「はい、何でしょう?」

ヤッチ:「父にまた何か有った時に、すぐに対応できるよう、父の脳の画像をいただけないでしょうか?」

K先生:「CT?MR?」

ヤッチ:「どちらも。」

K先生:「かまわないけど、印刷したものが欲しいのかな?それともCD-ROM?」

ヤッチ:「それは先生のほうのご都合でどちらでもかまいません。」

K先生からの病状説明は終了です。

病室に戻ると、アルツ君、眠っています。

姉とそっとしておいてあげようということで一致し、帰ることに…。

帰り支度をしていると、看護師さんがCD-ROMを持って来て下さいました。

失敗しました…。

印刷した画像をもらえばよかったです…。

家に持ち帰り、自分のパソコンでCD-ROMの中身を見てみると、フォルダがたくさんあります。

フォルダの中はjpgやgifの拡張子が並んでいると思ったのに拡張子すら付いていません。

windowsに付属の画像閲覧ソフトでは読み込めないようです。

やっと、CD-ROMの中に簡易的な画像閲覧ソフトが入っていることに気づき、実行ファイルをクリック。

読み込んだものの、画像の数がたくさん有り過ぎです。

どれがCTの画像なのか、MRの画像かもよくわかりません。

しばらくPCと格闘し、どうにか閲覧ソフトを使えるようになりました。

CTの画像の場合、頭の骨が白く写ることがわかり、自分的には大発見です。

アルツ君の脳梗塞がわかると思われる画像を以下にアップしました。

梗塞箇所はわからなくても、アルツ君の脳の委縮具合はよくわかると思います。

画面をご覧になって、右側(向かって右)が左脳です。

アルツ君が仰向けに寝ているところを、足元から写真を撮ったと考えると、頭の中がこんがらないかも…。

MRIの画像では白く稲光のように写っているところが梗塞箇所です。

MRAは脳の血管(動脈)の画像で、左脳の血管の影が薄くなっているところが梗塞箇所です。(わかりにくい…。)

興味ある方はご覧になって下さい。

もしかすると、全然見当違いの箇所の画像をアップしているかもしれないので、あしからず…。

素人が簡単に読影できたら、専門の技師さん、必要ないですもんね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

画像はクリックすると拡大することができます。


MRIの画像(2×2)
MRIの画像(2×2)


MRIの画像(2×1)
MRIの画像(2×1)


MRAの画像(3×3)
MRAの画像(3×3)


CTの画像(4×3)
CTの画像(4×3)


・追記
K先生はアルツ君が今回の脳梗塞ではなく、過去にやったの脳梗塞で右側の目があまりよく見えていないのではないかということをおっしゃっていました。
『お父さん、右側の壁に体をぶつけたりしていなかった?』とおっしゃっていました。

別件で、今回の脳梗塞で、アルツ君が両目を閉じた時、ほんのちょっとですが、うっすら右目だけ開いていて、閉眼しないのが気になります。
顔面神経麻痺も有るかもしれませんね~。


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2014/12/06 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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