site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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ウチくる!?

2012/08/22 (水)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

先日、アルツ君が入所している特養(特別養護老人ホーム)でアルツ君の今後について、施設と家族との間で相談会が有りました。

アルツ君がこの施設に入所して、ちょうど3ヶ月ということで今後の事について話し合いをしたいという施設側の提案です。

高齢者相談センター(地域包括支援センター)も同席です。

この相談会のようなものについては、また改めて記事にしたいと思いますが、まあそんなに大した内容でもなかったので、あんまり期待しないでくださいね。

(^^ゞ

で、この相談の後、施設の許可を得て、アルツ君を外食に連れて行こうということになりました。

相談の席には姉とヤッチが着いたのですが、この日はキノコさんもアルツ君のところへ面会に来ています。

おそらく、兄を除いて家族が一堂に会し、食事を一緒にとるなんていうことは、アルツ君が保護されてから一度も無かったんじゃないかな!?

(^^ゞ

アルツ君が保護されたのが2月の事ですから、約半年ぶりの事です。

ワァ──o(。´・∀・`。)o──ィ♪

食事の場所は、近くに気の利いたところが無かったのですが、アルツ君がかろうじて歩いて行けそうなところに『華屋与兵衛』がありました。

関東圏に多いのかな!?

和食のファミリーレストランです。

万が一歩けなくなったときのことを考え、施設に無理を言って車椅子を借りてしまいました。

施設の職員さんとの相談が終わり、姉とアルツ君の部屋に向かいます。

アルツ君とキノコさんが何か話をしています。

キノコさん:「なんで、私が湖に住んでるの?湖になんか住んでないわよ。」

アルツ君:「そうかあぁ~??確か俺は山奥の湖って聞いたんだがなぁ…。」

キノコさん:「どっかで聞き違えたのよ。山なんてどこにもないわよ。それに川のそばを湖と勘違いしているんじゃないの?」

相変わらず、いつもの話を繰り返しているようです…。

(-_-;)

姉が部屋に入ると、二人の話をぶった切ります。

姉:「はいっ!!行くよ!!」

アルツ君:「『行くよ』ってどこへ?」

姉:「華屋与兵衛!!」

アルツ君:「なんだ?『はなやよへい』って?」

姉:「ご飯を食べるところ!!」

アルツ君:「メシはここで食うんじゃないのか?」

姉:「今日はここで食べないで、外で食べるの!!」

アルツ君:「その土左衛門とかいうところで食うのか?」

姉:「土左衛門!?華屋与兵衛でしょ?」

相変わらず言葉尻を捉えて奇妙な誤変換しちゃってる技は衰えていない様子で、マイクロソフトに送信したくなる感は否めませんが、姉の前ではバッサリです。

アルツ君:「まあ、なんでもいいや。今日はそこで食うのか?」

姉:「そうだよ。」

アルツ君:「歩いて行くのか?」

姉:「そうだよ。途中で歩けなくなってもいいように、車椅子を借りてるから…。」

少々余談ですが、『あるけなくなっても』とキーボードを打つと『有る毛無くなっても』と変換されるのは、ヤッチのパソコンのヤッチに対する嫌がらせでしょうか…。

(-_-;)

アルツ君:「その土左衛門は遠いのか?」

姉:「だから土左衛門じゃないって…。すぐ近くだよ。歩いて5~6分かしら…。」

アルツ君:「じゃあ、車椅子なんて要らないじゃないか!?俺はいらないぞ。」

姉:「そんなこと言ったって、ここ最近、そのくらいの距離も歩いたことないんだから、持って行けば安心でしょ!!」

アルツ君:「まあな…。俺は要らないけどばあさんが乗って行けば?」

姉:「そうだ!!パパがママを車椅子に乗せて押してあげなさいよ!!」

アルツ君:「ああ~あ…。余計なこと言っちゃった…。」

キノコさん:「あんたが押して大丈夫かしら?」

アルツ君:「大丈夫だよ。死ぬときはお前が先だから。」

キノコさん:「まあ!!どうでもいいけど、転ばないでよ。」

アルツ君:「心配ないって!!転ばぬ先のばあさんってな!?」

キノコさん:「まあ!!」

あーだのこーだの言っておりますが、二人ともまんざらでもないご様子…。

興味のある方はラブラブのツーショットなんぞを載せておきますので…。

(^_^;)

2012_08_20_0333.jpg
♪ラブラブツーショット01♪

2012_08_20_02.jpg
♪ラブラブツーショット02♪

とまあ、この日のアルツ君はよほど外に出られるのがうれしかったのか、とても饒舌です。

終いにはキノコさんに『うるさい!!少し黙りなさい!!』と言われる始末…。

^_^;

アルツ君とキノコさんとで、タッチ交代しながら車椅子を押したり、乗ったりして華屋与兵衛に到着です。

アルツ君:「ここが土左衛門!?」

姉:「だから…。まあ、いいや。来たことあるでしょ?」

アルツ君:「ここはウチのすぐそばじゃないかよ!?」

姉:「えっ!?わかるんだっ!?そうだよ!!前住んでいた家のすぐそばだよ。」

調子が良いのかアルツ君の記憶がよみがえりました。

最近はすぐ前まで住んでいた家まで忘れてしまっていたので、これには一同驚きです。

アルツ君:「お前ね、バカにしちゃいけないよ。俺だってそんなにボケてやしないんだから…。」

人間の記憶というものは視覚的要素が加わると、より一層よみがえりやすくなるのかもしれません。

また、適度な会話も認知症の改善にはプラスに働くかもしれません。

夕方とはいえ、この日も暑かったので、早目に店に入ります。

姉:「パパは何を食べるの?」

アルツ君:「何がいいかねえ…。俺は嫌いなものが無いから選ぶのに困っちゃうよ。」

姉:「よくメニューを見なくて選べるね?」

アルツ君:「はは~んだ!!俺は何だって食うぞ。ばあさんも美味いもん食っとけ。」

結局、刺身やら天ぷらやら少しずつ載った『○○御膳』を二人はチョイス。

まだ、早い時間だったので、店内にお客さんはまばらで、注文したものがすぐに運ばれてきました。

アルツ君:「へー。こんなにいろいろくっ付いてくるのかよ!?ばあさん、お前の方が美味そうだな?」

キノコさん:「何でよ。あんたと同じものよ!!」

アルツ君:「そうかあ!?お前の方が美味そうに見えるのは俺だけか?」

キノコさん:「何なら取り替えてあげるわよ?」

アルツ君:「まま、そう言わずに…。食べなさいよ。それにしてもこんなに食ったら大変だな。死んじゃうかもしれないぞ!?」

ヤッチ:「じゃあ、そうすればぁ?」

アルツ君:「お前はまた俺を殺したがってるなぁ?」

ヤッチ:「『また』って何だよ?『いつも』の間違いじゃないのか?」

アルツ君:「勝手にしろいっ!!それにしても、ばあさん、いつ死んでもいいようにイッパイ食っておけよ。冥土の土産に…。」

ヤッチ:「旦那さんの場合は、冥土じゃなくて地獄だな…。」

アルツ君:「うるさいっ!!それにしてもばあさんはどっかから来てるんだ?湖か?」

キノコさん:「またその話ぃ?湖じゃないってば!!この先をもう少し歩いて行ったところよっ。」

アルツ君:「一人で住んでるのか?」

キノコさん:「そうよ。アパートで一人よ。」

アルツ君:「ホントかあ…???男を連れ込んでるんじゃないのかぁ…???」

キノコさん:「なんでいつもそうなっちゃうのよっ?あんたと私は同じ歳よ?」

アルツ君:「男を連れ込むには歳は関係ないからな!?」

姉:「パパがそんなにママの事を疑うなら、ご飯食べ終わったら、ママのアパートに行ってみようよ!!そうすれば納得するでしょ?」

御存知のように、アルツ君は施設に入ったままだったので、キノコさんが引越ししたことを話しに聞いてはいましたが、実際に見てはいません。

アルツ君にとっては想像の世界なのです。

しかも変な風にインプットされてしまっているので、キノコさんに男と同棲疑惑まで発展してしまっています。

アルツ君:「行ったってしようがないよ~。」

姉:「何で?行ったことも見たことも無いんでしょ?」

アルツ君:「男か!?そりゃあ無いさ…。」

姉:「そうじゃないよ!!アパート!!行って確かめようよ!!」

車椅子を借りたのを良い事に姉はアルツ君が乗った車椅子をヤッチに押させようという魂胆です…。

(-_-;)

行くのは構わないのですが、キノコさんのアパートまで行ってアルツ君を施設に送り届け、また施設から自分の家に帰ることを考えるとかなりハードです…。

(つд⊂)エーン

しかもキノコさんの住むアパートはヤッチのアパートと隣り合わせですから、余計にこのことが邪魔します…。

(つд⊂)エーン

結局キノコさんのアパートに行くということは、一旦ヤッチの家に帰るということと変わらないのです…。

(・。・;

もちろん姉の決定に逆らえる人間はいないので、キノコさんの家を見学しに行くことに決定です。

キノコさんは自分が持ってきたシルバーカーを押してそのまま直帰です。

距離にすると2kmは有りませんが、年寄りが歩くには相当きつい距離です。

ましてや夏場の炎天下のアスファルトの路面を想像すると…。

(゚∀゚ ;)タラー

キノコさんが先頭を行き、その後にアルツ君の乗った車椅子が続きます。

日も傾いて、少し秋を彷彿させる風が時より首筋辺りを撫でていきます。

姉:「ママは、週に2、3回はこんなに遠い距離をパパのために歩いてくるんだよ!!すごいと思わない?」

アルツ君:「そうだなぁ…。」

姉:「歩くのだって、前より早くなったと思わない?やっぱり訓練してるからよ!!パパも頑張って歩きなよ?」

アルツ君:「そうだなぁ、俺よりうんと若いなぁ…。」

姉:「パパと同じ年の生まれだよ。昭和3年だよ。」

アルツ君:「そうだなぁ…。ますます怪しいなぁ。」

姉:「またその話っ!?」

アルツ君:「へへーんだ。」

姉:「まあ、行ってみればわかるよ。男なんて連れ込める環境じゃないんだから。」

20分から30分くらい歩いたでしょうか、ようやくキノコさんのアパートの前に到着です。

キノコさんの部屋へはヤッチの部屋の前を通らないと到着しません。

ヤッチ:「ここが俺の部屋だよ。お宅の奥さんの部屋が見える距離だぞ。俺の部屋も覗いて行くか?」

アルツ君:「お前の部屋なんか見たってしようがないっ。それよりばあさんの部屋はどこだ?」

ヤッチ:「この奥だよ。」

車椅子を押し、キノコさんの部屋の前につけます。

アルツ君:「湖なんてどこにもないじゃないか?」

キノコさん:「だから最初からそんなところじゃないって言ったじゃない。」

キノコさんが部屋のカギを開けながらアルツ君にやや強めの口調で言い放ちます。

キノコさん:「ほら?ここが私の部屋よ。どうぞお上がんなさい。」

アルツ君、車椅子を降り、興味津々で部屋を覗き込みます。

アルツ君:「上がってもいいのか?」

キノコさん:「どうぞ~。あんたの家のようなものなんだから、遠慮なんかいらないわよ。」

アルツ君、靴を脱いでキノコさんの部屋に上がり込みます。

アルツ君:「ずいぶん狭いね~。俺の部屋の方がよっぽど広いじゃんかよ。」

キノコさん:「そうよ。あんたなんか料理も洗濯もしないんだから、こんな洗濯機だって部屋に無いでしょ?」

アルツ君:「そうだなぁ…。」

キノコさん:「ベッドだってあんたのより小さいでしょ?」

アルツ君:「そうだなあ…。で、ここに男は何人来たんだ?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

[追記]
記事中の画像が時々表示されなくなってしまうようです。
原因を調べていますが、まだわからずじまい…。
(-_-;)
画像が表示されない場合はお手数ですが、コメント欄で知らせていただけるとありがたいです。
m(__)m


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2012/08/22 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

歩行困難な職人

2012/09/17 (月)  カテゴリー: アルツ君
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こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

9月15日はキノコさんの84歳の誕生日でした。

姉の企画でみんなで夕食を食べに行こうということだったので、夕方、アルツ君のいる特養に集結です。

キノコさんは午前中からアルツ君のところに行っていた様子ですが、ヤッチは夕方の到着です。

姉も同じくらいの時間にやってきて、キノコさんにケーキのプレゼントです。

birthday084.jpg

姉:「はい、これ、ママに!!」

アルツ君:「ケーキかよ。かぁー。美味そうだな…。」

姉:「ちょっと待ってね。今ローソクに火をつけるから。」

アルツ君がキノコさんに向かってぶつくさつぶやいています。

アルツ君:「かぁー。お前、ローソクだってよ。のろしでもあげるのか?」

キノコさん:「なんでのろしなのよ。失礼ね。」

アルツ君:「歳の数だけローソク立てたら、ケーキが見えなくなるぞ。」

キノコさん:「あんただって同じじゃない。」

アルツ君:「ウソをつけ!!俺はまだ若いぞ。お前の半分にもならないぞ。」

キノコさん:「ウソですよ。あんたと同じ歳ですよ。」

姉:「いいから、いいから。喧嘩しないの!!はい。点けたから消して!!」

アルツ君:「フッー!!」

姉:「なんでパパが消すの!!ママが消すんでしょ!!」

アルツ君:「そっかぁ!?俺が消すんじゃないのか!?」

ローソクを消し終わったケーキを姉が4つに切り、小皿に取り分けます。

アルツ君がキノコさんに渡された小皿を見やります。

( 一一)

アルツ君:「おい、お前の方が果物がいっぱい載ってるなぁ!?」

キノコさん:「なんで?みんな同じじゃない。」

アルツ君:「そっかなあ…。俺のが一番少ないような気がするんだけどな…。」

キノコさん:「気がするだけよ。何で?欲しいの?」

アルツ君:「別に…。」

( 一一)

キノコさん:「少し、わたしのをあげるわよ。こんなにわたし、食べられないから。」

アルツ君:「そっかぁ…。悪いなぁ…。」

そう言いつつもアルツ君、ヨダレが垂れんばかりです…。

キノコさんは一口分くらいを自分に残し、ほとんどアルツ君の皿に載せてしまいました。

アルツ君:「かぁー!!こんなにイッパイくれるのか!?毒でも入ってるんじゃないのか?」

キノコさん:「なんで!!じゃあ、戻しましょうか?」

アルツ君:「嫌だ!!」

アルツ君、ケーキを完食です。

まぃぅ―( ´)艸(` )―♪

姉:「さあ、行くよ!!」

アルツ君:「どこに行くんだ?」

姉:「ご飯食べに!!この間行ったところと同じところ。覚えてる?」

アルツ君:「この間?この間なんて行ったっけ?」

姉:「行ったじゃないー!!華屋与兵衛。」

アルツ君:「そんなところ、行ったっけ???」

姉:「行けば思い出すよ。はい、パパは靴をちゃんと履いて。」

[関連記事:ウチくる!?]

アルツ君:「歩いて行くのか?」

姉:「そうよ。この間と同じで途中、パパが歩けなくなってもいいようにと、車椅子も借りてるから。」

アルツ君:「じゃあ、歩かなくてもいいんじゃないのか?」

姉:「最初から車椅子なんてダメ!!まずは歩きなさいっ!!」

アルツ君:「ハイ、ハイ。わかりましたよ~だ。」

この日は、アルツ君歩く気まるで無しです。

歩かないオーラを前面に押し出しています。

アルツ君:「ケーキ食っちゃったせいかな!?胃が苦しくてしようがないわ。」

10メートル歩いては立ち止まりの繰り返しです。

姉:「困ったねぇ…。普段歩かないからどんどん歩けなくなって来てるみたいだねぇ…。足が透明になって来てるよ。」

アルツ君:「バカ言え!!ちゃんと有るわいっ!!人を幽霊みたいに言うなっ!!」

ヤッチ:「左足なんて、消えかかってるな…。」

アルツ君:「じゃあ、右足切っちゃえっ!!」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「そしたら、絶対歩けない!!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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