site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アルツ君との面会&診察

2012/05/11 (金)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

更新をさぼってばかりいたので、記事がずいぶん古い内容になってしまいました。

旬な内容をお伝えしたかったのですが、一度更新を怠ると、中々軌道修正が難しいものだと改めて感じている次第です。

m(__)m

今回の記事も先月の出来事からなので、ちょっとどうなのよと言う感じですが、興味のある方はお付き合いのほどを…。

と言って交際の申出ではありませんので…。(←正直、ユーモアにもキレが有りません。)

先月の4月26日にアルツ君と2回目の面会が実現しました。

そして今月(5月)の7日にドクターによるアルツ君の診察が有りました。

今回も施設での面会はかなわず、高齢者相談センターの会議室をお借りしての面会です。

アルツ君、未だ特別養護老人ホーム(特養)への入所待ちの状態で、今居る施設は変わっていません。

アルツ君が今居るところは、実は特養らしいのですが、アルツ君は介護保険上は、ここでショートステイを繰り返して、日々を過ごしている状態なのだとか…。

ショートステイならぬロングステイとでもいうのでしょうか。

今まで、ヤッチ自身これについて勘違いしていたようです。

特養に入るために老人保健施設にすでに入所しているものとばかり思っていました。

しかし、どこの施設(特別養護老人ホーム)でも、空部屋を用意し、アルツ君のように、突然、ショートステイをしなくてはならないような状況の人のために、部屋を提供するようにしておくことが、法律で定められているそうな…。

これは、アルツ君のケアマネさんから教えていただいたことなんです。

ならば、そのまま今居る特養に入所させてくれればいいじゃんと言いたいところですが、そうもいかないのが実情だそうで…。

なんとも、わかりずらいシステムです。

(-_-;)

その特養に入所している他の方が、たとえば、お亡くなりなったりして、部屋に空きができれば、アルツ君がその部屋に入るというのは、有り得ることなそうですが、ケアマネさんの話では、中々そう上手い具合に行かないらしく、やはり同じような他の場所の特養の空を待つというのが、一般的な流れのようです。

また、アルツ君が特養に入所が決まれば、現在のケアマネさんは手を引くことになるらしいです。

高齢者相談センターの職員さんからこのケアマネさんに対して、引き続き5月もアルツ君の面倒をみるように言われたそうなので、結局、アルツ君の特養入所はまだ先になりそうな気配です。

(-_-;)

さて、前回同様、キノコさん、姉、ヤッチの三人で高齢者相談センターに出向きます。

兄は仕事が忙しいとの理由で面会を辞退です。

今回もアルツ君の大好物であるボタモチを持参していきました。

先に高齢者相談センターの会議室に通されたのは、我々です。

アルツ君は施設からセンターへ向かう途中の道が混んでいるとのことで、高齢者相談センターの職員さんが、そのことを知らせに来てくれました。

予定時刻の15分後くらいでしょうか、アルツ君が男性職員に連れられて、やってきました。

例によって、最初から、やや興奮気味です。

会議室の椅子に腰を下ろすと同時に口を開きます。

アルツ君:「何でお前たちがここにいるんだ?誰がここに来るように教えたんだ?」

まだ怒鳴り声ではありませんが、明らかに不機嫌そうな顔つきです。

ヤッチが最初に答えを返します。

ヤッチ:「俺たちが頼んで、旦那さんと会わせてくれるようにお願いをしたんだよ。」

アルツ君:「ウソをつけ。何でそんなことをしなくちゃならないんだ。そのことしたって仕方がないだろう???」

段々とアルツ君の声が荒くなっていくのかがわかります。

ヤッチ:「仕方ないってことはないだろう…。それにもう暖かくなってきたから、いつまでも冬物の洋服を着ていられないから、薄手の洋服の着替えを持ってきたよ。」

アルツ君:「そんなもん、必要ないっ。」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「なんでって、どうせ、有ったって、着なけりゃそれまでだ。」

ヤッチ:「着ないわけには、いかんだろう?」

アルツ君:「裸でいればいい。」

ヤッチ:「そういうわけにもいかんだろう…。」

アルツ君:「どうせ、俺みたいなのは、着てたって着なくたって、誰も見てる奴はいないよ。それより、何で俺はあそこにいるんだ?なんか悪いことしたからか?」

『あそこ』とは、アルツ君が今ショートステイを繰り返している施設のことです。

ヤッチ:「悪いことなんて、してないよ。」

アルツ君:「じゃあ、なんであんな牢獄みたいなところに俺は居るんだ?人殺しでもしたってことか?」

ヤッチ:「そんなことしてないだろっ!?何にもしてやしないよ。」

アルツ君:「それなら、何で俺はあそこにいるんだっ!!悪いことでもしなきゃ、あんなところに入れられるわけないだろっ!!」

アルツ君がついに怒鳴り声を上げ始めました。

姉:「パパは悪いことなんて、何もしてなんかいないわよ。もし、悪いことしてたら、ここにだって来れないじゃない。」

姉が今度は口を開きました。

キノコさん:「そうよ。何にもしてなんかいないわよ。」

キノコさんもフォローします。

アルツ君:「ウソをつけっ!!そうやって、みんなして、俺をあそこに追いやってるんだろっ!!」

正直、この時、真実を伝えるべきか、非常に迷いました。

理解できるか、できないかは別として、これだけ混乱しているのですから、真実を伝え、理解してもらうのが良いようにも思えます。

真実を伝えれば、余計に興奮することも、考えられます。

しかし、いずれは、真実を伝えなければならない日が来るのですから、ヤッチとしては、できるだけ早い時期に伝えておいた方が良いように思えます。

高齢者相談センターの職員の人たちは、アルツ君が興奮するようなことが有っても、ちゃんと事情を説明するようなことは有りません。

同じように、「別に悪いことなどしておられませんよ。」とおっしゃるだけです。

なにか思惑があってそうしていることなのか、ヤッチ自身に気を遣ってそうおっしゃっているのかは、わかりませんが、いずれにしても、アルツ君がなぜ今の施設にいるか、きちんとした説明はしていません。

高齢者相談センターの職員さんが、事情を説明しない以上、ヤッチがまたしゃしゃり出て、説明するわけにもいかない雰囲気です。

やはり後で、高齢者相談センターの職員さんと相談し、説明するのが良いのか、このまま説明しないでおくのか決めた方が良さそうです。

当のアルツ君ですが、前回同じ場所で面会したときは、『仕事が忙しい』と言って、施設での歩行訓練を仕事と認識し、決して今居る施設のことを『牢獄』などと言うことは有りませんでした。

しかし、今回は、施設を『牢獄』と言い、自分が何か悪いことをしたから、牢獄に入れられているのだと錯覚しているようです。

そして、どうして自分がその牢獄に居るのかが分からず、それを家族にぶつけてくるのです。

おそらく、アルツ君には、家族の誰かが、謀ってアルツ君をその牢獄に入れたのではないかと言う疑惑も有り、家族の顔を見ると強い口調になるのかもしれません。

今回のアルツ君の面会では、アルツ君は一度たりとも笑顔を見せることは有りませんでした。

差し入れとして、持参したボタモチを差し出しても、一度は払いのける始末…。

終始どうして自分が今の施設に居るのかという疑問をぶつけ、終いには相談センターの会議室のテーブルを蹴り上げてしまうほどです。

ある意味介助なしに机を蹴り上げられるのですから、アルツ君のパーキンソン症状はすこぶる改善しているともいえますが、なんとも穏やかではありません。

アルツ君の腰の前屈や、パーキンソン症状は改善されているのは、施設でのリハビリの成果なのかわかりませんが、興奮し、暴れるのはいただけません…。

前回の面会の時も興奮が収まらなかったので、今回差し入れしたフェルガードについては思い切って種類を変えてみました。

前回まで、アルツ君に飲んでもらっていたのは、フェルガード100です。

このフェルガード100には、人によっては興奮を及ぼすガーデンアンゼリカという成分が含まれていたので、今回はこのガーデンアンゼリカが少ないタイプのフェルガード100MハーフとフェルガードAというのを飲んでもらうことにしました。(株式会社グロービアより購入)

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2012042522320000.jpg

[関連記事:フェルガードの種類と購入方法]

2種類あるうち、どちらを夕方に飲んでもらうかを少々迷ったのですが、フェルガードAを朝に1包、フェルガード100Mハーフ1包を夕方の早い時間にアルツ君に飲んでもらうように高齢者相談センターの職員さんにお願いしておきました。

アルツ君の腰の前傾やパーキンソン症状の改善がフェルガードによるものなのか、あるいは施設での訓練の賜物なのか、はたまた環境の変化による一過性のものなのかはわかりませんが、とりあえず、職員さんに無理を言ってお願いをしてみました。

アルツ君、高齢者相談センターの職員さんにもこの日は、闘争心むき出しでした。

アルツ君:「あんた、俺に今日はここに来るって一言も言わなかったよな?何で一言も言わないで、俺をこんなところに連れて来たんだっ?」

職員さん:「いえいえ、申し上げましたよ。」

アルツ君:「いつ?」

職員さん:「昨日です。」

アルツ君:「ふんっ!連れてきた今となっては何とでも言えるわっ!さっさと帰るぞっ!!」

この日もアルツ君、後ろを振り向きもせず、施設へ帰って行ってしまいました。


………………………………


そして今月5月7日はドクターによるアルツ君の診察日です。

診察の予約時間は正午を回った12時20分という昼ご飯を食べて行こうかどうしようか迷う時間帯でしたが、例によって、アルツ君は施設からドクターの診療所まで高齢者相談センターの職員に車で連れて来てもらいます。

ヤッチは自宅から電車を利用して診療所に向かいます。

アルツ君には家族が生活保護を受け、バラバラの生活をし始めたことは、まだ知らせていません。

予約時間ちょうどくらいに到着しましたが、今回はアルツ君の方が先に到着していました。

待合室の長椅子に腰かけています。

高齢者相談センターの職員さんは二人。

診療所の中に入り、アルツ君に声をかけます。

アルツ君、少しビックリした表情…。

アルツ君:「何で俺がここに居るって知ってるんだ?」

ヤッチ:「教えてもらったからだよ。」

ヤッチは高齢者相談センターの職員さんの方を向き、軽く会釈します。

アルツ君:「こんなところにお前が来たってしようがないじゃないか?ばあさん(キノコさん)は?」

ヤッチ:「奥さんは、ちょっと遠いから家で留守番だよ。」

アルツ君:「ばあさんのやつ、俺がいなくてさぞかし生々しているんじゃないのか?昼寝でもしているんだろう?」

ヤッチ:「そんなことはないよ。いつも『どうしてるんだろう…?』って心配しているよ。」

アルツ君:「ウソをつけ!そんなわけがないっ!」

今回もアルツ君、興奮気味です。

ヤッチ:「そんなこと有るさ。旦那さんはどうなんだい?昼寝三昧かい?」

アルツ君:「何だかなぁ…。適当にやってるよ。」

ヤッチ:「『適当』っていうのは、『いい加減』ていう意味かい?」

アルツ君:「両方だな。適当な時も有れば、いい加減の時もある。」

ヤッチ:「らしくていいじゃん。」

アルツ君:「それより、なんでなんだろうなぁ…。」

ヤッチ:「何が?」

アルツ君:「俺があそこに居る事さぁ…。」

ヤッチ:「あそこって?」

アルツ君:「今居るところに決まってるだろっ。」

ヤッチ:「うん…。」

アルツ君:「なんで俺はあそこにいるんだ?よっぽど悪いことでもしたんだろうなぁ…。」

なんだか、アルツ君の顔を見るたびにこの話題になってしまいます…。

(-_-;)

ヤッチはアルツ君に小さな声で耳打ちしました。

ヤッチ:「隣に事情をよく知っている人が居るから、確かめてみん?」

隣りに座っていたのは高齢者相談センターの支援係長さんです。

アルツ君を保護したまさにその人でも有ります。

アルツ君がその隣にいた支援係長さんにたずねます。

アルツ君:「俺はよっぽど悪いことでもしたのかねえ…???」

支援係長さん:「悪いこと?」

支援係長さんが聞き返します。

アルツ君:「今、寝泊まりしてるところだよ。そうでもなきゃあんなところに俺が入れられるわけないだろ?」

支援係長さん:「いえいえ、悪いことなんて、されてはいませんよ。」

アルツ君:「じゃあ、なんで俺はあそこにいるんだ?」

支援係長さんも次の答えが出て来ない様子…。

ちょっと黙り込んでしまいました。

アルツ君:「教えてくれないとこ見ると、よっぽど悪いことしたんだなぁ…。」

ヤッチ:「何か心当たりはあるのか?」

ヤッチが張本人であるにも関わらず、アルツ君にたずねます。

アルツ君:「心当たりがないから困ってんだよ…。」

ヤッチ:「だったら、旦那さんは悪いことは何もしてないよ。自分を信じていいと思うよ。」

アルツ君:「そうかなあ。でも、そうでもなきゃこんなところにも連れて来られないぞ!?」

ヤッチ:「この診療所のこと?ここは自宅に居る時から何回か来ているじゃないか。先生の顔も覚えているだろ?」

アルツ君:「でも、俺はどこも悪くないんだぞ。なのに何で医者に連れて来られなきゃいけないんだ?」

ヤッチ:「医者に見せて、どこも悪くないことを確認に来ているんだよ。」

アルツ君:「そんなのわかるもんか。悪くもないところを悪いというのが医者だ。それでメシ食ってるんだぞ。」

ヤッチ:「今はそんなお医者さんはすぐにオマンマ食い上げだよ。今はそういうのは流行らないよ。」

ほどなく、アルツ君の診察の順番が回ってきました。

アルツ君とともに、一同診察室の中に入ります。

ドクターがアルツ君にいつものように声をかけます。

ドクター:「いかがですか?具合はどうですか?」

アチャー!!タイミングが悪かったぁ…!!

ドクターが火に油を注ぐような格好になってしまいました。

アルツ君:「具合が悪い?何であんた俺にそんなことを聞くんだっ?俺はどこも悪くなんか無いんだぞっ!!だいたいそれを決めるのが、あんたの仕事だろっ!!」

おっしゃる通りといえば、それまでですが、アルツ君、中々ワイルドな攻撃に出たもんです…。

それにしても、他人の前では、割と朗らかなアルツ君が、ドクターに向かって大声をあげたので、ドクターももちろんですが、ヤッチもビックリです。

アルツ君:「失礼しました。そういうつもりで聞いたわけではないんですよ…。○○さん(アルツ君のこと)の感触としてどう感じておられるか聞きたかったのですよ。」

アルツ君:「それならそうと、そういう風に聞けばいいじゃないかっ!今ので大いに俺は気分が悪いぞっ!!」

ドクター:「それはそれは失礼しました。いつもにこやかな○○さんにしては今日は気分がよろしくないようですね。で、施設ではどうなんでしょうか?」

ドクター、今度は話題を変えて、高齢者相談センターの職員さんに質問を向けます。

一部始終を聞いていた職員さんも場の雰囲気を察して、慌てて答えます。

支援係長さん:「それはそれは穏やかに過ごしていらっしゃいますよ。にこやかな笑顔が絶えないと聞いております。」

アルツ君:「それほどでもないよ。普通だよ…。それは大袈裟だよ。」

アルツ君に笑顔が戻りました。

久しぶりに見るアルツ君の笑顔です。

持ち上げられるとひょいひょい木に登るのは息子にも遺伝しています。

(^^ゞ

ドクター:「それはそれは何よりですなぁ…。いつも良い笑顔をされるのが○○さんの良いところですからねえ…。」

ドクターもすかさず、持ち上げます。

アルツ君:「みんなして、言いたいこと言ってるよっ。」

アルツ君、まんざらでもない様子…。

(^_^;)

ドクター:「それでは、普段とあまり変わらないということで良いのかな?」

ドクターが早くも締めに入ります。

高齢者相談センターの職員さんもうなずきます。

アルツ君:「それでは最後に腕の動きを診てみましょう。」

ドクターがアルツ君の腕を曲げ、揺さぶります。

ドクター:「特に異状は無いようですねえ。今度は目の動きを診ましょう。私の指先を見て下さい。」

ドクターはアルツ君に自分の指先をアルツ君の目の前にかざし、左右に動かし、目で追うように指示します。

続いて上下。

ドクター:「うん…。若干垂直方向が着いて来ていないようですね。」

前回の診察では垂直方向の眼球障害は改善されていたのに、今回はまた悪くなっているようです。

ヤッチ:「かなり、よくない感じですか?」

ヤッチが口を挟みます。

ドクター:「いえ、この程度なら、転倒に注意さえしていれば、問題ないでしょう。」

歩行についても、診察室の中を歩き回ってもらいましたが、介助なしで歩き回れるほど…。

アルツ君も少しドヤ顔です。

こうして一触即発の場面もありましたが、今回の診察時間はかなり短いものになりました。

再び、待合室に戻ります。

支援係長さんはアルツ君を乗せて帰る車を取りに、男性職員はアルツ君の診察料金の支払いと処方された薬を取りに調剤薬局へ…。

監視の目が無くなったのを良い事にヤッチは姑息な手段を…。

アルツ君にまたしても耳打ちします。

ヤッチ:「今の二人が旦那さんのことをよく知ってる二人だから、わからないことが有ったら、あの二人に疑問をぶつけてみな。」

そう…。

なぜ故アルツ君が施設で保護されているかをヤッチ自身からではなく、相談センターの人間に言わせようという魂胆です。

アルツ君がゆっくりうなずきます。

支援係長さんが車を診療所の前に運んできました。

アルツ君とヤッチは外に出ます。

男性職員はまだ薬が出ていないようで戻って来ません。

支援係長さんがアルツ君に後部座席に乗るよう促します。

軽自動車では有りますが、ワゴンタイプの車体なのでそこそこ高さが有ります。

それにも関わらず、アルツ君、一人で車に乗り込みます。

ヤッチは支援係長さんに挨拶をして、その場を立ち去ろうとして、アルツ君に一声かけます。

ヤッチ:「それじゃあ、旦那さん、元気でね。」

アルツ君:「うるさいっ!!」

咄嗟に出た一言だったので、言葉のチョイスを誤りました。

(・。・;

アルツ君の機嫌を損ねてしまったようです。

後で高齢者相談センターの支援係長さんから姉を通じて聞いた話ですが、診察の後もアルツ君はかなり不機嫌だったらしく、施設に戻ってからも興奮気味だったそうです。

でも施設に入所している人たちと会話しているうちに、ようやくアルツ君本来のほがらかさを取り戻した言うことです。

この話を聞き、ヤッチは姉に電話で相談することに…。

ヤッチ:「俺はさ、早くに旦那さんに事実を伝えた方がいいと思うんだけど、どう思う?俺が原因で施設で特養に入所待ちになっていることも、俺の口から言っても構わないと思っているんだけど…。もちろん、すぐに呑み込めなくて、怒って興奮することもあると思うけど、相談センターはどういう風に考えているんだろう?このままだと旦那さんがウツになっちゃうことだってあり得るぜ。」

姉:「そうだよね。じゃあ、私から、○○さん(支援係長さん)に聞いてみるよ。あんたが、動くとまた問題になるから、私からの意見と言うことにするよ。」

ヤッチ:「了解。相談センターの人たちも素人じゃないはずだから、少しは考えてもらえるといいんだけど…。上手い具合に話してみてよ。」

姉:「わかった。明日にでも電話で聞いてみるよ。」

翌日、姉が高齢者相談センターの支援係長さんに電話をかけてくれました。

支援係長さんも即答はせずに、専門家の意見も聞いてみるということでいったん電話を切ったそうな…。

その日の午後の再び支援係長さんから姉に電話が入りました。

支援係長さんはアルツ君の現在居る施設の生活相談員さんや診療所のドクターとも相談したようです。

結局、答えはノーでした。

理由の大きなものは、認知症の人には怒りなど感情が強く残っていて、他の事は忘れてしまってもこうした感情だけは強く残るもので、今、アルツ君の置かれている現状を説明しても理解はできず、怒りの感情だけが残ってしまい、返って興奮してしまう可能性があるとのことです。

ドクターの見解として、家族の前で興奮するのは、家族だと甘えが出て、普段言えないことを口にするのでは!?ということです。

なんだか、的を得ているようないないような…。

介護の本によく書かれているような回答で、アルツ君のようなレアケースにも当てはまるのでしょうか…?

正論には聞こえますが、ヤッチには、何かしっくりこないものをおぼえます。

それじゃあ、アルツ君の怒りの感情が治まるのは、アルツ君の認知が相当程度進んでから?ウツになってから?

アルツ君は認知症があるとはいえ、かなり思い悩んでいるのは事実だと思います。

こうした心のわだかまりを解いてあげる方法はないんですかねえ…。

そもそも原因を作ったのはお前だろという声が聞こえてきそうですが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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キーワード検索 : 面会 高齢者相談センター 特別養護老人ホーム 特養 ショートステイ ケアマネ パーキンソン症状 フェルガード 

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2012/05/11 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

最近のアルツ家は?

2012/05/13 (日)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今夜の東京は北風が吹き荒れて少し寒いような陽気です。

さて、最近のアルツ家ですが、記事にさせていただいている通り、主はであるアルツ君は高齢者相談センターに施設に保護され、主は不在です。

元々暮らしていた旧自宅には大半の家財を残したまま、キノコさん、兄、ヤッチの三人は別々のアパートを借り、ここを出てしまいました。

生活の拠点をバラバラに移し、家賃をはじめ、生活全般について、区の福祉のお世話になり、生活保護を受けている状態です。

アルツ君の住民票は、まだ特別養護老人ホームに入所できないままでいるので、旧自宅に残したまま…。

アルツ君宛ての郵便物は高齢者相談センターに届くように郵便局にネットで転送届を出しておきました。

電話の加入権は兄が持って行ったので、ヤッチの連絡先は携帯電話だけになり、キノコさんについては、連絡先が無い状態なので、ヤッチが当面引き受けることになっています。

旧自宅の立ち退きも、結局電気、ガス、水道は電話で供給をストップしてもらいましたが、大家さんには、まだカギを返却していない状態です。

(-_-;)

アルツ君の住民票がそこにある以上、おそらくまだ家賃は発生していることになり、その支払い義務者は現在のところは、アルツ君であり、これについて何も進展していない状態です。

また、3月の時点で、あれだけ家財はそのままにして早くアパートを探せと福祉事務所は言っていたのに、今頃になって自分たちで処分しろと言ってきています。

処分できる費用があるくらいなら、生活保護は受けていないよと言いたいところですが、4月が年度代わりということもあって、当初の生活保護のケースワーカーさんも異動になっています。

引き継ぎをしたケースワーカーさんが、二転三転したこのアルツ家の状況を把握するには、机上だけでは到底理解しえないのもよくわかります。

先日、ヤッチのアパートにこのケースワーカーさんの訪問があり、やはりこのことが話題になりました。

生活保護費を出す福祉事務所の言い分としては、かなり後手後手の話です。

3月にアルツ君とキノコさんが保護された時点では、生活保護費はアルツ君、キノコさん、兄、ヤッチを世帯員として4人世帯の保護費として支払われていました。

これが、アルツ君とキノコさんが保護された後は、兄を世帯主とする世帯の構成員にヤッチが入り、二人世帯の保護費の支給となりました。

そしてキノコさんの脱走によって、今度はこの世帯にキノコさんが加わり、三人世帯の保護費に変わります。

さらに、アパートをそれぞれ別に探して住み始めた時点で、それぞれ一人世帯として保護費が支払われるようになっています。

何ともわかりづらい説明になってしまいましたが、この変更が3月から4月の1ヶ月の間に行われています。

一方のアルツ君は、4月の中旬あたりから、生活保護のお世話にはなっておらず、自分の年金にによって今居る施設のショートステイの費用を賄っています。

つまり、アルツ君は旧自宅には居ませんが、旧自宅からショートステイを繰り返して、家を空けている状態…。

旧自宅での生活の実態は有りませんが、現在も住み続けていることになります。

そのアルツ君が年金生活を送り、生活保護のお世話になっていないのですから、福祉事務所としても、生活保護者ではない人間(アルツ君)の家の家財を処分をするというのはできないというのが、福祉事務所の言い分です。

もちろん、今回については、費用をまったく捻出できないと福祉事務所が一点張りしているような態度ではなく、もう少し検討してみるという姿勢も見せています。

ヤッチにも他の家族にも、かなりずるい話ではありますが、区や福祉事務所がどうにかしてくれる以外にどうすることもできないので、成り行きを見守るしか方法が無いということになりましょうか…。

これがアルツ家全般の現在の状況で、アルツ君については、前回の記事通り、家族と面会すると興奮するものの、施設においては、穏やかに(?)生活しているようで、高齢者相談センターで後見人の手続きも進められているようです。

ただし、これには確たる証拠は有りませんので、あくまでも希望的観測混じりです。

(-_-;)

個別に家族の近況を書かせてもらうなら、まず兄…。

旧自宅から徒歩2、3分というところに、アパートを借りました。

もちろん、家賃は生活保護費です。

あれだけ仕事が忙しいと言っているのに、生活保護を受けるということは、やはり稼ぎが少ないということでしょうか…。

オマケにヤッチが紹介したところに法律相談に行き、現在はそこで紹介された弁護士さんに自己破産の申出の手続きをお願いしています。

(-_-;)

アパートに引越しする時も引越しの費用は生活保護から出るのに、自分の仕事仲間という人物にトラックを出してもらい、福祉のお世話にならずに、その人物に手伝ってもらうという奇怪な行動…。

5月になり、兄単独に生活保護費が支給されているのに、ヤッチに電話してくるときはなぜか公衆電話から…。

旧自宅から持って行った電話の加入権はいずこへ!?

そして携帯も持っているはずなのに…。

相変わらず、つかみどころのないところは変わっていないようです…。

(-_-;)

そして、キノコさん。

ヤッチの隣の棟のアパートに引っ越してきましたが、未だに連絡先を持っていないし、テレビも無い状態…。

とりあえず、キノコさん宛てに何かあると、ヤッチの携帯に電話が入るので、逐一、キノコさんの部屋をノックして伝言しに行っています。

独居になったということで、介護保険の生活援助が使えるということで、引っ越してすぐに、ケアマネさんにお願いして、週2回ヘルパーさんに来ていただいています。

現在要支援2ですが、要介護になれば、もっと介護サービスが使えるというケアマネさんのアドバイスも有り、先日区分変更届を出して来て、主事医の意見書を書いてもらうための診察、区の訪問調査も済ませたところです。

来月早々には、この結果も出ると思います。

余談ですが、この介護保険の区分変更届の相談と提出ですが、高齢者相談センター=地域包括支援センターです。

窓口で応対して下さったのは、キノコさんの脱走劇の時の準主役でもある支援係長さんでした。

キノコさんには「顔色を変えるなよ。」と釘を刺し、ヤッチが代筆できる部分を代筆しながら無事終了しました。

そのキノコさんの連絡手段がないというのは、姉にとっても不便な様子で、今までは会社が休みのときは、アルツ君の様子伺いに来ていましたが、今度はキノコさんの様子伺いです。

姉:「ママはらくらくホンとふつうの電話ならどっちがいいの?」

キノコさん:「うん…。どっちがいいのかしらねえ…。」

らくらくホンにした場合を考え、事前に姉とヤッチでドコモショップに下見に行っています。

固定電話にしても、らくらくホンにしても、最近は本人確認がうるさくなっているようで、キノコさんには身分を証明するものが何もありません。

健康保険証は生活保護の身の上なので持っていないし、だいたい顔写真が付いているものでないと確認書類にならないようです。

しかも、ドコモだけなのかもしれませんが、新規に携帯を購入するときは、コンビニ払いができないらしく、銀行など口座からの引き落としが基本だそうです。

たぶん、これは、購入後料金を支払わず、踏み倒してしまう人に対しての防御策なのではないでしょうか。

姉:「それなら、私が買って、ママに料金を私に払ってもらう方が手っ取り早いか!?」

即断即決の姉が言いそうなことです。

住基カードなるものを作成すれば、本人確認書類になるそうですが、これもキノコさんを連れて、作りに行くとなると、一日掛かりになってしまいます。

結局、いろいろな人の意見を聞いた結果、らくらくホンがいいんじゃないということになり、姉がさっそくドコモショップでキノコさん用にらくらくホンを買ってきました。

ドコモにした理由は、ヤッチと姉がファミリー割引をすでに組んでいるので、これにキノコさんが加われば、通話料がタダになるという理由からです。

色々な設定をドコモショップの店員さんにすべてやらせて、姉が一昨日の夜にキノコさんのらくらくホンを持ってきました。

果たして、固定電話でも保留にするときに、先に受話器を置いてしまうキノコさんに使いこなせるのでしょうか…。

意外に、キノコさん興味津々…。

キノコさんのアパートの一室で、充電しつつ、電源を入れるところからキノコさんにやってもらいましたが、まず、ここに障壁です。

充電カバーを上手く開けられません。

(-_-;)

だいたい華奢にできているカバーなのに力任せに引きちぎりそうになってしまいます。

やはり、カバーを開けずに充電できるアダプターが必要なようです。

今度は電話を取るところ。

エニキーアンサーは付いていませんが、姉がキノコさんの携帯に電話をかけると、『受話器を取る』のところが点滅するようになっています。

姉:「ママ、チカチカしているところをピッって押して電話を取ってみて?」

キノコさん:「ここでいいの?」

姉:「そうだよ。そこを押したらなんかしゃべってみて!」

キノコさん:「もしもし…。」

キノコさん、受話器のボタンは押せましたが、携帯を持ったまま、らくらくホンを耳にあてずに、画面に向かって話しかけています。

姉:「それじゃあ、テレビ電話だよ。」

姉とヤッチは爆笑です。

姉:「耳にあてないと聞こえないよ。」

キノコさん:「あっそうなの…。」

姉:「そうだよ。みんなそうやってかけてるじゃない。」

キノコさんには電車やバスの中でメールなどをして、携帯をいじくる人たちが、電話をかけているのだと思っていたのかもしれません。

キノコさん:「あら、ほんと!よく聴こえるわね。」

姉:「じゃあ、今度は掛けてみて。もう1番のボタンを押せば、掛かるようにショップで設定してもらってるから。」

御存知のようにらくらくホンには数字キー以外に1,2,3と三つの大きな数字ボタンが付いていて、登録してそのボタンを押せば、登録した相手の名前と番号が表示されるようになっています。

電話を掛ける操作については難なくクリアできたようです。

姉はとりあえず、メール機能も付けてもらって来たようですが、さすがに打つ操作はできそうもないので、ただ閲覧するためだけのものとして、付けて来たようです。

しかし、メールの事までここで教えてしまうと混乱してしまう可能性大です。

アルツ君なら「鳩はどこにいる?」と言いかねない場面です。

この日は電話を受ける、取るだけの講義にして、終了です。

キノコさん:「でも、この電話を持ち歩くときは、この線(充電コードのこと)はどうするの?線も付けたまま持って行くの?」

キノコさん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

最後にヤッチの近況ですが、3月後半から4月は手帳のマス目が足りないほど、やるべきことがたくさんありましたが、5月に入ってようやく、空欄も目立つようになりました。

(o^―^o)ニコ

左耳が聞こえなくなり、鼓膜の中に水が貯まるという皆さんに心配をかけた現象も落ち着き、耳鼻科の先生には『治癒』という診断をされてホッと一息というところだったのですが…。

大変申し上げにくいのですが、またまた報告申し上げなくてはならないことができてしまいました。

m(__)m

木曜日あたりからちょっと自分の顔に異変が…。

(-_-;)

朝、歯を磨き終わって、口に水を含み、ゆすごうと思ったのですが、なぜか水が口の脇からボトボトと流れ落ちてしまいます。

┏(゚ェ゚) アレ?

含もうとして頬っぺたを膨らまそうとするのですが、それもできません。

異変に気づき、鏡で自分の顔をのぞき込みます。

(´゚д゚`)アチャー

顔の右半分のおでこにシワは寄っているのに、左半分は寄っていません。

よく見れば、眉毛の位置も右だけが上がっています。

と言うよりは、左の眉毛が力を失って落ちているというのが正解でしょうか…。

表情を作ろうと思うのですが、それもできません。

どうやら、顔の左半分が麻痺しているようです。

(-_-;)

一瞬、脳梗塞の文字がよぎりました。

でも、動かないのは、顔の左半分だけ…。

手足の麻痺は全くありません…。

そう言えば、こうなる前の何日か前から味覚にも障害が出ていました。

久しぶりに会った友人と外で食事をしたのですが、その時に食べた食事がどうも美味しくない…。

元々味覚音痴なところがあり、その時は気づかなかったのですが…。

後日、たずねて来てくれた別の友人にも…。

「お前、やつれたなあ…。ちゃんと美味いもん食わないといかんだろ…。」

「いろいろあったからなぁ…。多分、だいぶ体重は減ってると思うよ。」

もしかすると、その時に麻痺が始まっていて、それを目にした友人が『やつれた』と言ったのかもしれません。

考え出すと、思い当たることがたくさん出てきます。

麻痺が始まる前は毎日のように耳の下あたりから首筋にかけて時折激痛が走るとか…。

当初はなれない環境で寝ているので、寝床が合わなくて肩が凝るのだと湿布などをしてやり過ごしていました。

(-_-;)

現在の状況は、歯を磨く前の朝ごはんの食パンも上手く食べられずにパンくずだらけ…。

改めて、鏡を見ると、まるで顔の左半分は能面のような感じで死んだような顔です。

まばたきも左だけが上手くできないようで、左目からダラダラ涙があふれてきます。

よくテレビで女性の顔半分にメイクをしてビフォーアフターみたいなことをやっていますが、ちょうどあんな感じで、男前だった(?)顔はヒョットコのような状態です。

左目だけウィンクしようとしますが、できません…。

(^_-)

右目は難なくできるのに、左目をウィンクしようとすると右目が閉じてしまいます。

さすがにこうなると、焦ります…。

(-_-;)

これってどこの医者に行けばいいの?

慌ててPCやら携帯を立ち上げ検索します。

どうも顔面神経麻痺の受診科は耳鼻科がよいようなことを書いているサイトが多いようです。

ならば、先日耳が聞こえなくなったときにお世話になった耳鼻科に行くのがいいかも!?

しかし、ここでも面倒なことが生じます。

通常であれば、保険証と診察券を持って行けば、診察時間ならすぐに耳鼻科の先生に診てもらえます。

でも、ヤッチは生活保護の身の上…。

保険証を持っていません。

(-_-;)

福祉事務所の保険証の代わりになる医療券というものをもらって、それを耳鼻科に出さないと診てもらえないのです。

しかも、その医療券はどこの耳鼻科でも診てもらえるものではなく、指定された医療機関だけでしか使えません。

有効期限も1ヶ月だけ。

月初めにその医療機関に提出しておけば、その月は診察券だけ持って行けば、何度でも診てもらうことはできます。

ヤッチが耳が聞こえなくなって『治癒』と言われたのは、4月です。

つまり、5月はその医療機関に一度も診察に行っていないので、医療券を福祉事務所に発行してもらう必要が出て来るのです。

なんとも面倒なことですが、皆さんの税金を食い物にしているので仕方が有りません…。

(-_-;)

急いで自転車に乗り込み、福祉事務所に向かいます。

幸い、担当のケースワーカーさんがいらして、すぐに医療券を出してもらいました。

どうも自転車で風を切っている間も左目はまばたきが上手くできていないようで、涙が止まらないので、自分の指で自分の目を介助しないとならない始末…。

医療券をもらい、耳鼻科に向かいます。

まだ朝早い時間帯だったので、患者さんは少なく、あまり待つことなく診ていただくことができました。

ヤッチ:「今度は顔半分が麻痺しているみたいなんですが…??」

先生:「あっ。ほんとだ。ちょっと見せてもらいますよ。」

そう言って先生は立ちあがり、ヤッチの背後に廻り、ヤッチの耳の後ろ辺りの髪の毛をかきわけます。

まだ、この辺りは髪が十分残っているところであります。

先生:「いつごろ、麻痺に気づきましたか?」

ヤッチ:「気づいたのは今日ですが、思い当たるのは、今週の月曜日あたりから味覚が変だったように思えます。」

先生:「耳の後ろに発疹は出ませんでしたか?」

ヤッチ:「いえ、別にそういうのは出ませんでしたが…。ただ先生の触っているところから首筋にかけて時折ピリピリと言うか、激痛が走ります。」

先生:「そうですか。ではいくつか検査をしてみましょう。」

先生は看護師さんに指示して聴力の検査です。

いくつかの聴力の検査をやり、そのうちの一つは前回もやったので記憶にあります。

どうやら耳は聞こえているようです。

検査が終わるともう一度診察室に通されます。

先生が検査の結果を説明してくださいます。

実際は、かなり詳細かつ丁寧に説明してくださったのですが、必要部分だけを抜粋させていただきますね。

先生:「聴力そのものは、前回も同じ検査をやったのでお分かりだと思いますが、右の耳の聴力と左の耳の聴力はこのグラフを見てもらえばわかるとおり同じだし、30という正常な値以上なので、まず正常と言えます。先ほどの検査の中で大きな音が聞こえる検査をしましたが、これは、大きな音を出すと鼓膜とがビックリして反応するんですね。」

ヤッチ:「防御が働くということですか?」

先生:「そうです。そうです。ところが、○○さん(ヤッチのこと)の場合、右の耳は大きく反応しているのに、左の耳が全く反応していません。普通がこのグラフが階段のような軌跡を描くのですが、あなたの左耳については全く平坦になっているのがお分かりになるでしょうか?」

ヤッチ:「そうですね。直線ですね。」

先生:「つまり、麻痺が有るので、鼓膜が動いていないことになるんですね。」

ヤッチ:「…。」

先生:「これは帯状疱疹ウィルスによる顔面神経麻痺だと思います。普通は麻痺になる前に発疹が出たりするのですが、あなたの場合はたまたま出なかっただけで、まずウィルスによるものと考えて良いでしょう。」

ヤッチ:「先生、ウィルスとおっしゃられますが、なんのウィルスなんですか?」

先生:「水疱瘡のウィルスです。これが悪さをして、顔面の神経を耳を通って麻痺させています。」

ヤッチ:「耳の後ろが時折痛むのも関係が有りますか?」

先生:「有ります。」

きっぱりと断定されてしまいました。

先生:「今度は顔の表情を見せて下さい。」

おでこにシワを寄せる、片目をつぶる、眉間にシワを寄せる、顔全体に力を入れる、アーと言う、イーと言う、オーと言う等々さまざまな表情を作らされ、先生とにらめっこです。

先生:「完全麻痺に近い麻痺が有りますね。それでは前回同様、ステロイドの薬を飲んでもらって、これを段々と逓減させて飲んでいただきましょう。それと同時にウィルスを退治する薬も少し強めですが飲んでみて下さい。あとビタミンB12を含む薬、抹消血管を広げるような薬、少し量も種類も多くなりますが、飲んでみて下さい。あとステロイドの薬は強いので胃を荒らすことも考えられるので、胃のお薬も出しておきます。」

確かにけっこうな量&種類の薬になってしまいました。


ヤッチ:「今度はいつこちらにお伺いすれば良いですか?」

先生:「そうですね…。来週の月曜日か火曜日にもう一度いらして下さい。こう言うとビックリされてしまうかもしれませんが、薬を飲んでも症状が改善されない場合は手術をしないといけないかもしれません。手術と言っても耳の中の骨を削るという手術なのでそれほど大がかりなものではありません。多分、上手く薬が働いてくれれば、そのようなことをしなくても済むと思うので、薬を欠かさずに飲むようにしてください。」

ビックリするなと言われても動揺してしまうのは小心者の証です。

帰りにドラッグストアで眼帯を買いました。

どうしてもまばたきが上手く行かないので、テープで目を押さえたり、眼帯でやりくりしています。

(-_-;)

せっかく落ち着いてきたところへまたまた障害物登場です。

片目でPCに向かっているので誤字脱字、変換ミスはご愛嬌と言うことで…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/05/13 | コメント (14) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君との面会解禁

2012/06/02 (土)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日の記事でも書かせていただきましたが、昨日はアルツ君の入所している特別養護老人ホームで面会をしてきました。

そして今日の昼もアルツ君のところに遊びに行ってきました。

昨日は、高齢者相談センターの職員さんが同席することが条件での面会です。

キノコさん、姉、そしてヤッチの三人でこの特養に出向きました。

どこぞの記事の中で書いたかもしれませんが、この特別養護老人ホームは、高齢者相談センターがアルツ君とキノコさんを最初に保護した所で、しかも旧自宅から徒歩でも通えるところでもあります。

ここに最初に二人は保護され、キノコさんは、この場所から別の養護老人ホームに向かう途中で、その施設に入所する前に脱走して、旧自宅に舞い戻った次第です。

アルツ君は現在の特別養護老人ホームがが本決まりになるまでの間、別の施設で寝泊まりをしていました。

結局、アルツ君は古巣のこの施設がおそらく住民票を移す最後の場所になると思います。

キノコさんによると、最初に保護され、二人が寝泊まりしていたのは、この施設の3階。

今回、アルツ君の入所が決まったこの施設の部屋もどうやら3階のようです。

ならば、アルツ君、最初から移送されなくてもよかったんじゃないという疑問もわきますが、お役所の事情はこちらにはわからないので、ここには触れないでおきましょう。

さて、アルツ君の入所している施設は現在キノコさんやヤッチのアパートからは交通手段が有りません。

ヤッチは愛車のメルセデスちゃん(2輪ですが何か?)があるので、愛車に乗れば10分~15分の距離ですが、自転車に乗れないキノコさんにはちょっとロケーションがよく有りません。

バスを乗り継いで行く方法があるのですが、バス停まで歩く距離を考えると、アルツ君のいる施設まで歩いてしまった方が早いというちょっとキノコさんには可愛そうな場所です。

後々、ベストな行き方を考えるとして、最初の面会には、姉に自転車でアパートまで来てもらい、アパート前にタクシーを呼び、三人で施設に向かうという方法を選択しました。

何を生活保護受給者がタクシーなんて利用しやがってという御叱りを受けてしまいそうですが、今回はご容赦のほどを…。

(^^ゞ

初乗りに毛が生えたくらいの料金でアルツ君の居る特養に到着です。

高齢者相談センターの職員さんと約束した時刻よりもずいぶん早くに着いてしまいました。

施設で待たせてもらえばいいさと言うことで、施設の門を叩くことに…。

訪問者カードのようなものを書かされ、来客者であることがわかるように首にかける名札のようなものをもらいます。

施設内のロビーのような所に通され、しばし待機です。

何だかキノコさんが落ち着かない様子です。

ヤッチがキノコさんに声をかけます。

ヤッチ:「何?トイレか?」

キノコさん:「違うわよ。知った人がいないか眺めてるのよ。」

キノコさん、ここに2週間程度お世話になっているので、確かに顔見知りの職員さんが居てもおかしくない状況です。

顔見知りの職員さんを発見することなく、高齢者相談センターの職員さんの到着です。

こっちは、もう何回も会っている支援係長さんとアルツ君担当の男性職員です。

支援係長さん:「遅くなりました。それでは参りましょうか。」

支援係長さんの声がかかります。

5人で3階へと向かいます。

アルツ君の居る部屋に案内されました。

姉がヤッチに声を掛けてきます。

姉:「最初に私がパパの部屋に入るわ。ママとあんたはちょっと待ってて。」

そう…。

今日はアルツ君と面会という大事な日でもありますが、事実を隠すことなく、アルツ君にすべて伝えるという重要なミッションが待ち構えている日でもあります。

つまり、アルツ君がなぜ故、この施設に入所しなければならないのか、高齢者虐待防止法によって措置入所になったのだということを本人にはっきりと伝える日なのです。

ヤッチとキノコさんは入所している利用者さんがくつろぐテレビのあるロビーのような所に腰を下ろします。

ほどなく、高齢者相談センターの職員さん二人もこの場所に腰を下ろします。

おそらく、アルツ君と姉を二人っきりにするため、席を外したのかと…。

しばらくして、姉がキノコさんとヤッチを呼びに来ました。

姉:「中に入って。」

アルツ君の部屋にキノコさんと入ります。

高齢者相談センターの職員さんは席を外したままです。

アルツ君、バスタオルを抱えて号泣しています。

ヤッチ:「なんだよ。なんだよ。らしくないな~。花粉症か?」

ヤッチがアルツ君に話しかけます。

アルツ君:「そんなんじゃないわいっ!」

アルツ君、ますますバスタオルを抱え込みます。

ヤッチ:「じゃあ、何だっていうの?」

アルツ君:「ちょっと、湧水を掘り当てただけだ。」

ヤッチは今度は姉に話しかけます。

ヤッチ:「話したの?」

姉も涙を浮かべ、こくりとうなずきます。

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君のこと)は、何も悪くないよ。もう心配することは何も無いんだよ。」

アルツ君の嗚咽はおさまりません。

ヤッチ:「隠したって仕方ないから、ハッキリ言うよ。もう今まで住んでた家は無いよ。みんな今はバラバラで生活してるよ。区のお世話になって不自由のない生活だよ。もう旦那さんがお金の心配をする必要も無いんだよ。」

アルツ君:「お前たちはどこにいるんだ?」

ようやくバスタオルを外し、アルツ君が顔を見せます。

ヤッチ:「今まで居たところから、ちょっと離れたところに引っ越したんだよ。奥さん(キノコさん)も俺もアパートを借りてるんだよ。」

アルツ君:「金はどうした?」

ヤッチ:「引越しの金かい?それなら区がみんな出してくれたんだよ。今のアパートの家賃も区が出してくれてるんだよ。」

アルツ君:「兄貴はどうした?」

ヤッチ:「お兄さんも区のお世話になってるよ。生活保護ってわかるかい?全員生活保護のお世話だよ。」

アルツ君:「そっか…。生活保護か…。俺はどうなってるんだ?」

ヤッチ:「旦那さんは、若い時にいっぱい働いたから年金だよ。この施設で生活するためのお金も旦那さんの年金で賄ってるんだよ。」

アルツ君:「俺に年金なんて有ったのか?」

ヤッチ:「あるじゃん!サラリーマンをやってった時もあるんだから、年金が出てるよ。だから、借金してここに入るわけじゃないんだから、胸張っていいんだよ。若い時一生懸命働いたご褒美だよ。勲章だよ。」

アルツ君:「バカ言え、俺はまだ若いぞ!?」

ヤッチ:「そうは言ったって、もう働かなくてもいいんだよ。もうのんびりしていいんだよ。」

アルツ君:「だからって、遊んでてここで飯がずっと食えるわけないだろ?」

ヤッチ:「それが食えるんだよ。もう何も心配しなくてもいいんだよ。俺がもっとしっかりしてれば、みんなで一緒に住めたんだけど、力が足りなかったよ。それだけは勘弁してくれよ。旦那さんはこの先ここでずっと生活していくことになると思うよ。ほんと申し訳ない。済まなかったね…。」

お恥ずかしい話ですが、麻痺している左目からいつの間にやら涙なるものなんぞ流れたりして…。

アルツ君:「そっか…。だけどほんとに金のことは大丈夫なんだな?」

ヤッチ:「さんざん、金で苦労したんだから、もう追っかけ回されることは無いと思うよ。旦那さんに関してはまず、何か有っても区が面倒みてくれるから、心配しなくても大丈夫。」

アルツ君:「そっか…。」

すこし、間が開いた所でキノコさんが声をかけます。

キノコさん:「ボタモチ食べる?○○(姉のこと)が買ってきてくれたのよ。」

アルツ君:「俺は甘いもんが好きだからな~。」

ようやく、アルツ君が落ち着きを取り戻しました。

この記事ではかなり省略して書かせてもらっていますが、ここに行きつくまでは、結構同じような問答の繰り返し状態です。

姉:「パパ、ボタモチ食べるの久しぶりでしょ?」

姉が今度は声をかけます。

アルツ君、何だかまたまた泣きべそです。

たぶん、アルツ君のこんなに涙を流す姿を見るのははじめてかもしれません。

姉:「ああ、いい子だ、いい子だ。ボタモチ食べな。」

まるで赤ん坊をあやすような姉の言動…。

姉にフォークで一口大にしたボタモチを口に運んでもらっています。

涙を流しながらも、ものすごい勢いでパクついっちゃってます。

^_^;

一つ食べ終わったところで、アルツ君のいつもの笑顔と落ち着きが戻って来ました。

恐るべし、ボタモチパワー…。

アルツ君が今度はヤッチに話しかけてきます。

アルツ君:「お前は何でそんなにひげをぼうぼうに生やしてるんだ?それにその顔は何だ?ひん曲がってるじゃないか?お前、ボクシングでも始めたのか?」

ヤッチ:「ボクシングなんてやるわけないだろ。旦那さんの心がねじ曲がってるから、そう見えるだけだよ。」

姉:「パパね。この子ね。顔の半分が動かなくなって入院してたんだよ。しゃべり方も少し変でしょ?口が上手く回らないんだって。」

アルツ君、せっかく笑顔が戻ったのに、姉の余計なひと言にまたまたバスタオルのお世話になっちゃってます。

(^^ゞ

ヤッチ:「なんだよ。なんだよ。そんなにタオルのお世話になってばかりだと俺みたいに顔がひん曲がるぞ。」

アルツ君:「ふんっ!お前はへそも曲がってるんだろっ!」

あー言えばこー言う節の復活です。

(*^_^*)

この後は、アルツ君もかなり混乱はあるものの、落ち着きを取り戻しました。

家族で今までの出来事をしばし語り合い…。

(*^_^*)

そして、今日はアルツ君に身のまわり品で不足しているものを届けに行ってきました。

そうです…。

ヤッチの入院生活、無駄にはなっていなかったんです。

自分で有るといいなと思っていたものを入院中、売店で買ったり、お見舞いに来てくれた人に差し入れしてもらったグッズをそっくりそのまんまアルツ君に横流ししてきました。

ちなみにヤッチが入院中、ウェットティッシュを差し入れしてもらいましたが、使い切れずに退院してしまったので、アルツ君のベッドサイドに置いてきました。

たぶん、心当たりがある方は「あっ!俺だ。」と思っているはず…。

しっかり横流ししてきたので、あしからず…。

それから、面会初日のアルツ君ですが、姉に後で聞いたところ、いつの間にやらボタモチ二つ完食していたそうです。

今日の帰り際に何か他に足りないものは無いかアルツ君に聞いてみました。

アルツ君:「そうだなぁ、今までずーとボタモチを口にしてないから、足りないって言えばそれくらいかなぁ…。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/06/02 | コメント (12) | トラックバック (1) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の病状

2012/06/28 (木)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

すっかり忘れていました。

ヤッチの脳のMRIの結果です。

(^_^;)

記事にしたつもりになっていて、すっかり報告が遅れてしまいました。

m(__)m

ヤッチが顔面神経麻痺で入院していて、退院時にMRIを撮ってから退院したのですが、6月29日に外来での診察が有って、その時に担当の先生から結果を教えていただきました。

予約の診察だったのに順番が少し後回しにされたので、これはやっぱり異常でも見つかちまったかな!?と思って、待っている間、少し心臓がバクバク言っていたのですが、結局、脳の方に異常はなかったようです。

これでヤッチの顔面神経麻痺は中枢神経性のものではなく、抹消神経性の麻痺と考えて良いようです。

主治医の採点では、相変わらず顔面神経麻痺の程度は40点満点中10点と辛い評価ですが、リハビリを続けて、気長に治していくしかないようです。

片目のまぶたが自力では閉じられないので、最近では、花粉症対策用のメガネとサングラスを購入し、愛用しています。

megane.jpg

megane02.jpg

花粉症対策用ということもあって、目に花粉が入らないようにゴーグルのような形状になっています。

花粉が入らないということは、風も入って来ないので、ドライアイにならないで済みます。

目をむき出しの状態で外出するよりは、はるかにこれを掛けて出かけるほうが快適なので、手放せなくなっています。

「今どき花粉症!?」と少し季節遅れ感は否めませんが、ヤッチには無くてはならないアイテムになりつつあります。


さて、アルツ君のことですが、最近は平静を取り戻したことも有って、ちょこちょこアルツ君のいる特別養護老人ホーム(特養)面会に行っています。

アルツ君、ヤッチと一緒に暮らしていたころは、布団から起き上がるのも一苦労だったのに、最近はどうでしょう???

ヤッチが、アルツ君の居る個室に行き、ドアをノックし開けると、「オッ!」と言ってベッドに寝ていた身体を手すりにもつかまらず、腹筋を使ってひょいっと起き上がるじゃありませんか。

ヤッチ:「ずいぶん、軽々起き上げれるね?」

アルツ君:「当り前さよ。まだ、若いし、やることなくて寝てばかりいるからな。」

ヤッチ:「寝ているばかりの方が起き上がれなくなると思うよ。」

アルツ君:「そうかぁ???」

ヤッチ:「ちょっと立ってみなよ。」

ベッドの手すりにはつかまりましたが、スッと立ち上げります。

ヤッチ:「すごいね!」

アルツ君:「何が?」

ヤッチ:「いや、スッと立ち上がったからさ。」

アルツ君:「赤ん坊じゃないんだから、立ち上がれるさ。」

確かにおっしゃる通りでありますが、数か月前に比べると、はるかに動きがシャープです。

ヤッチ:「今度は歩いてみてよ。」

これも若干前傾姿勢で有るものの、足取りは軽く、以前に比べると足もよく上がっているように見えます。

ヤッチ:「軽いね~。材木病は治ったのか?」

アルツ君:「なんだ?材木病って?」

こちらに関しては記憶はない様子です。

(^^ゞ

ヤッチ:「あまり運動していない割に足がよく動くね?」

アルツ君:「当り前さよ。まだ、死んだわけじゃないんだから、足だって付いてるんだからな。」

アルツ君が高齢者相談センターに保護されて3ヶ月が過ぎようとしています。

この間に、何だか姿勢も良くなって、動作も軽くなったように思えます。

だいたい、歩くにしても、誰かが支えたり、手を差し伸べないとちょっとこわいぐらいだったのですから、誰の介助も無しに動く姿は驚きです。

ヤッチの在宅でのお世話の仕方が悪かったのでしょうか???

それとも、認知症関連の薬をすべて止めて、飲んでいないからでしょうか?

はたまた、フェルガードを保護されている間も、高齢者相談センターの職員さんに渡して、欠かさず飲んでもらっているでしょうか?

ヤッチの世話焼きの仕方がまずかったというのは、ちとショックではありますが、身体の動きなどは目に見えて改善されているのは事実です。

残念ながら、短期記憶が欠落するのは改善されていませんが、逆にひどく進行してしまったという印象も受けません。

施設でアルツ君の居る3階のフロアは認知症ばかりの人ばかりが、入所しているようです。

しかも、かなり重い方々ばかりのようです。

大半が女性なのですが、ほとんどの方たちは、車椅子…。

意味不明の言葉を発して、大声をあげている人もいれば、口をぽかんと開けて眠りこくってしまっているような人もたくさんいらっしゃいます。

そんな中、車椅子の世話にもならず、自分の足で歩くことができ、もの忘れは有るものの、きちんと会話も成立するアルツ君は、失礼な話かもしれませんが、とても『重度の』認知症の入所者とは思えません。

ヤッチ:「ここにいる人は、ほとんど女の人ばかりだね?モテて仕方がないだろ?」

アルツ君:「バッカだなぁ…!みんなボケてて何を言ってるかわかりゃしないぞ!?」

あんたもその一員だよと返してやりたいところでしたが、確かにアルツ君は、まだまだ軽度のようにも見え、『確かに』と思わせるところでもあります。

それにしても、どうしてみんなあーも無表情になってしまうんでしょうね。

手を振ったり、挨拶してもまったく表情を変えずに、逆に睨み返されてしまうような人もいます。

最近、思うのですが、認知症の方は手の形というか、指が変形している方が多いような気がします。

勝手な見方なのかもしれませんが、アルツ君のドクターの診療所に診察に行った時もやはり他の患者さんの手が印象に残っています。

単に歳を重ねると手なり指が変形してくるのでしょうか…。

そんな根拠のないことを考えると、アルツ君がヤッチに話しかけてきます。

アルツ君:「おい、お前、この写真は誰だ?」

たぶん、姉が面会に来た時に持ってきた写真だと思います。

アルツ君が大事そうに持って眺めている写真はカラーではありますが、相当古いものです。

見ると、写っているのはキノコさんです。

ヤッチが小学校くらいの時に、運動会かなにかをキノコさんが観に来ているような風景です。

背景に写っているのは校舎のようです。

いずれにしても、40年以上は経過しているのではなかろうかと…。

キノコさんがまだふっくらしている頃の写真で髪の毛も黒々しています。

ヤッチ:「この写真はお宅(アルツ君)の奥さんだよ。御嬢さん(姉)が持ってきたんだろ?」

アルツ君:「そっかぁ…。」

ヤッチ:「俺か御嬢さんの小学校の時の運動会かなにかじゃないかな!?」

アルツ君:「そっかぁ…。」

ヤッチ:「奥さん、その証拠に手を叩いて笑っているようにも見えるよ。」

アルツ君:「そっかぁ…。」

ヤッチ:「なんで?信じられない?」

アルツ君:「うん…。俺、いつ、こんな若い嫁さんもらったんだ?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/06/28 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

取り繕い(とりつくろい)は認知症のはじまり!?

2012/07/04 (水)  カテゴリー: キノコさん
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今日の東京地方は朝から蒸し暑く、日中も真夏のような暑さ。

。・゚(゚`Д)゙.アツィー

ちょっと日中に出歩くのはまだ暑さになれていない分遠慮したくなるような陽気です。

そんな暑い日中、お昼ちょっと前でしょうか…。

ヤッチの携帯が鳴ります。

主はキノコさんです。

ようやくらくらくホンの『電話をかける』、『電話を切る』に関しては、難なくこなせるようになり、今度はたいした用もないのに電話をかけたい盛りです。

(^_^;)

キノコさん:「もしもし、これからおじいちゃん(アルツ君)のところへ行こうと思うんだけど、何か持って行った方が良さそうなもの有る?」

ヤッチ:「えっ~!!この暑い中歩いて施設まで行くのか?」

キノコさん:「そうよ。だって歩いて行く以外に他に方法はないでしょ?」

ヤッチ:「まあ、そうだけど…、何もこんな暑い時に出て行かなくても、夕方に出かけるとか方法は有るでしょ!?」

キノコさん:「そうだけど、夕方出かけると、今度は帰りが遅くなっちゃうでしょ!?」

ヤッチ:「まあ、そうだけど…、途中で干からびちゃうんじゃないのか?」

キノコさん:「大丈夫よ。帽子被っていくから…。」

アルツ君の居る施設(特別養護老人ホーム)までは、自転車で行けば、15分くらいの距離で、ちょっと遠めのお買い物に出かけるような感覚ですが、歩いて行くとなるとちょっとハードルが高い感じの微妙な距離です。

ましてや高齢のキノコさんにとってはハードルをくぐり抜けるか、なぎ倒して行かねばならず、ちょっと周りが心配してしまうような距離でも有ります。

ヤッチ:「行くのはわかったけど、なるべく日陰を選んで歩いて行きなよ。」

キノコさん:「わかってるわよ。それにカートも押していくし…。」

キノコさんが言う『カート』とは、いわゆるシルバーカー、歩行器、手押し車といったものを想像してもらえば良いと思います。

カートにはカゴが付いていて、そこに荷物を入れることもできます。

ヤッチ:「慌てず、休み休み行きなよ。」

キノコさん:「それより、何かおじいちゃんに必要な物はない?」

ヤッチ:「そうだなぁ…。過去の記憶をよみがえらせる脳ミソかな!?」

「…。」

冗談の通じないキノコさん、反応が有りません…。

(・・;)

ヤッチ:「放送事故になっちゃうだろ!?冗談だよ、冗談。今のところ何も必要ないよ。」

キノコさん:「そう…。じゃあ、何も持たずに出かけて来るわね。」

ヤッチ:「気をつけてね。」

キノコさん:「むこうに少し長くいて、夕方少し涼しくなってから帰って来るわ。」

ならば、涼しい夕方に出かければいいのにと言いたいところですが、この辺はコントロール不能なところです。

(-_-;)


夕方になると少し風が出てきて、過ごしやすい感じになってきました。

ヤッチの部屋のインターホンが鳴ります。

ヤッチ:「はい。」

キノコさん:「あたし…。」

声の主はキノコさんです。

ヤッチ:「今開けるからちょっと待って。」

ヤッチはカギのかけてある部屋の戸を開けます。

キノコさん:「悪いんだけど、私の部屋のカギを貸してくれない?」

なにか有った時のためにお互い部屋の合鍵を持ち合っています。

キノコさんはヤッチの部屋のカギを持っています。

ヤッチ:「どうしたの?」

キノコさん:「カギは持って出たんだけど無くなっちゃったのよ…。」

ヤッチ:「落としたのかぁ??」

キノコさん:「多分、買い物をしてきたからその中に入ってるか、お財布の中を探せば有るんだと思うんだけど…。」

ヤッチ:「じゃあ、財布の中を見てみれば?」

キノコさん:「それが買い物の荷物の下なのよ。あんたに借りちゃった方が早いから…。」

ヤッチ:「無くなってたら大変だから、ちゃんと見た方がいいぞ。」

キノコさん:「後で荷物をカートから出したら見てみるわよ。先にカギを貸してちょうだい。」

ヤッチ:「じゃあ、今合鍵を持って行くから、自分の部屋の前で待ってて。」

キノコさん:「わかった。待ってるからね。」

キノコさんの部屋はヤッチの部屋とは棟は別ですが20m程度の距離です。

ヤッチはキノコさんの部屋の合鍵をバッグから取出し、キノコさんの部屋に向かいます。

自分の部屋を出るとキノコさんが部屋の前で舌を出しています。

近づいて行くとキノコさん、ニヤついちゃってます。

ヤッチ:「何?どうしたの?」

ヤッチがキノコさんにたずねます。

キノコさん:「部屋、開いてたわ…。」

ヤッチ:「ちゅうことはカギを掛けて行かなかったって事?」

キノコさん:「…。」

キノコさん、黙ってニヤついています。

ヤッチ:「何?」

キノコさん:「どうも、カギを持って行かなかったらしいわ。」

キノコさん、自分の部屋のカギはいつも部屋の扉にマグネットフックでぶら下げています。
(もちろん部屋の内側ですよ~)

ヤッチがキノコさんの前に立ちはだかるような形で、キノコさんの前に割り込み、キノコさんの部屋のドアを開けます。

キノコさんが持って出たというカギはしっかりと扉にぶら下がっています。

(-_-;)

2012070419070000.jpg

2012070419070001.jpg

ヤッチ:「最初から持って行っていないんじゃん!?泥棒によく入られなかったなぁ…。」

キノコさん:「だって、帰りがけにおじいちゃんがうるさかったから…。」

ヤッチ:「部屋のカギとは関係ないと思うよ…。」

キノコさん:「そうだけど…。」

ヤッチ:「泥棒に入られてないか?」

キノコさん:「大丈夫よ。取られるようなものなんてないから。」

ヤッチ:「それにしても、たまたまうっかりだとは思うし、有りがちな事だとは思うけど注意した方がいいよ。」

キノコさん:「そうねえ…。今日はたまたま暑かったから…。」

キノコさん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

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2012/07/04 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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