site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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畑仕事に行ってきました

2011/06/04 (土)  カテゴリー: 畑仕事
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内閣不信任案が否決されてポスト菅さんはどなたになるんですかねえ?

こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです

(^_^)/~~

今日の東京は梅雨の晴れ間となって、雲は多いながらも、良い天気です。

昨日も雨は降っていなかったので、畑に水やりをしに行こうということで、。アルツ君が以前から借りている老人農園に二人で畑仕事に行ってきました。

植えているものは、すべて野菜類で、ピーマン、ジャガイモ、ナス、ミニトマト、トマト、キュウリです。

オッと忘れちゃいけないスイカまで植わっていました。
^_^;

スイカはアルツ君がどうしても育ててみたいというので、2本だけ植えています。

ウネを作って、一つのウネには各5本くらいの野菜を植えています。

植えている畑の面積はそこそこ有って、10畳はゆうに有ります。

やはり前日に雨が降っておらず、その前日も暑いくらいなので、畑の土も少し乾き気味です。

水場があってそこからホースを引いて水をまくこともできますが、少し距離があるので、ジョウロで何回かに分けて水を水場まで汲みに行き、自分の借りている畑まで往復することにしました。

いざジョウロで水を撒くとなると最低でも10往復くらいはしなくてはなりません。

アルツ君が自分で水をやりたいというので、アルツ君にジョウロを渡し、私自身は勢いよく伸びて、少しフラフラしているトマトを支柱に結び付けて、固定する作業をしていました。

水場から一番近くに植えているものは、ピーマンです。

ピーマンの列、その次にジャガイモの列、ミニトマトの列・・・キュウリの列までくれば、水やりは完了です。

さすがに昔は植木職人のアルツ君水やりはなどはお手の物です。

水場に水を汲み、ピーマンに丁寧に水をあげています。

「勢いよく水をやると、畑の土が葉っぱにかかって、そこから病気になるんだよ…」

なにやら顔見知りなのか、畑に来ていたやはりアルツ君くらいの年齢のおばあちゃんに講釈をたれています。

私の方は誰にも邪魔されず、作業は順調です。

次はトマトからキュウリのつるを支柱に巻きつけてやろうと列の移動です。

ピーマンの水やりを終え、ジャガイモに水やりをしていたアルツ君も次は私が作業していたトマトの列に水やりを開始しました。

ある程度の年齢になるとジョウロで水を汲み、水場から歩いて畑の野菜に水をやるというのは結構重労働だと思います。

「代わろうか?」と私が尋ねると

「そんなに大変じゃないから、大丈夫」

オッと〜!
元気いっぱいですね〜

私がキュウリのつるを支柱に巻きつけて、かれこれ30分は経過しているんでしょうか?

アルツ君の方を見ると、まだトマトに水やりをしています。

しばらくアルツ君を観察することにしました。

???

トマトの株の最後の1本に水をあげて、今度はスイカの列に進んで水をあげればアルツ君の作業は8割くらいは終了ということになります。

水を汲みに行って戻ってきたアルツ君はまたトマト列に戻ってきて、トマトに水やりをしています。

そしてジョウロの水がなくなって、再び水を汲みに行き、再び戻ってきて、またさらにトマトに水をあげています。

???

そうです!

どこまで自分が水を撒いているのかわからなくなっているんですねえ・・・
(ー_ー)!!

「そこはもう撒いたよ!!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2011/06/04 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

認知症の父親を持つ実の息子の心境は?

2012/02/04 (土)  カテゴリー: ヤッチ
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

コメントの中に、『認知症の父親を持つ実の息子の心境は?』というものをいただいたので、記事にしてみたいと思います。

こういう真面目な文章を書くのは得意ではないので、多分上手くまとめられないので、皆さんの文章力で、ヤッチの乱文を上手い具合に組み立ててやってください。

m(__)m

だいたい自分の心境もすぐコロコロと変わるので、今から書くことは数日先にはどうなっているかわからないのでその辺のところをあらかじめご承知ください。

さて、どこから書きましょうか?

やっぱり最初の方から書かないとわからないですもんね。

じゃあ、ヤッチがキノコさんのお腹にいる時から書きますか!?

いえいえ。

(^_-)

実はもともとアルツ君はお花屋さん。

盆栽が趣味だったこともあって、脱サラしてお花屋さんを始めたんです。

はじめたのは、40年も前の話でしょうか。

まだヤッチが小学校の低学年だった頃の話です。

アルツ君は店をキノコさんにまかすかたわら、造園関係の知り合いがいたので、その方の手伝いをする形で庭木の剪定の技術を身につけます。

そのころから、店のお客さんに自分の家の庭木の剪定をしてという方が、ポツリポツリといらっしゃるようになり、アルツ君は二足のわらじを履くことになっていきます。

また店も2店舗構えるようになり、キノコさんが自宅の店、アルツ君が自宅から少し離れた新店舗での営業です。

年を追うごとにヤッチも小学校低学年のままではいられませんから、成長をします。

アルツ君がお客さんから庭仕事を頼まれると、店を空けないと庭仕事はできませんから、店番をヤッチに手伝わせたり、アルバイトを頼んで対応します。

その後、ヤッチが大学を卒業すると、アルツ君の花屋を本格的に手伝うようになります。

ヤッチに花屋としての風格が増してくると、アルツ君は店をヤッチにまかせ、植木職人が本業になっていきます。

もちろん、ヤッチが仕入れに行っている間など、どうしても店を空けなくてはならない時は、アルツ君が店番。

そう…。

このころから、アルツ君と喧嘩が絶えなくなってきます。

少しだけ技術が身についてくると、偉そうにヤッチも店の経営に口出しするようになります。

他人様ならこんなことはないと思いますが、やはりここは親子。

どうしても思ったことを口走ってしまいます。

つまらないことですが、商品の陳列一つでぶつかり稽古です。

「これはここに並べた方がいいんじゃないか?」

「いや、こっちの方が綺麗に見える。」

「いや、それは無いだろっ!!」

「勝手にせいっ!!」

アルツ君が店を放棄して、自宅に帰ってしまうようなことも頻繁になってきます。

お客さんが大勢いらっしゃるときは別として、いつの間にか二人が同時に同じ店に立つことは少なくなって行きます。

けっこう険悪の中です。

(-_-;)

同じ空間で同じ空気を吸うのも嫌なぐらい…。

お互いに、しゃべると喧嘩になるので、店に二人で立っている時は会話も事務的な会話です。

アルツ君も植木職人に専念するようになり、あまり店に立つことも少なくなっていきます。

ヤッチが店に出ているときで、アルツ君が庭仕事に出ているような場合に、お客さんから庭木の剪定を頼まれたりすると、それをアルツ君に伝えるのは、直接本人にではなく、メモ書きを渡すか、キノコさんづて…。

アルツ君は昔から早く寝てしまう方だったので、ヤッチが店を終えて自宅に帰って来るころには、アルツ君はすでに御就寝。

二人が自宅で顔を合わすこともあまり無かったように思えます。

会話を交わすとしても、業務連絡が大半で、一家団欒の和気あいあいの日常会話は有りません。

事情が有って店は2006年頃にたたんでしまいましたが、アルツ君はその後も植木職人を続けます。

アルツ君の植木職人のお客さんはほとんどが、店のお客さんですが、店をたたんでも、ごひいきにして下さるお客さんがたくさんいらしたので、お得意様としてアルツ君の顧客リストにその後も名を連ねます。

まだ70代後半とは思えないほど元気で、地下足袋を履き、自動車も一人で運転し、三角梯子にスイスイと登り、チョキチョキです。

店をたたんで3年が経過した頃でしょうか…。

このブログで記事にしたこともあると思いますが、早朝、お得意様の家に仕事に出かけると言って、自動車で出かけたアルツ君。(記事はこちら→認知症の新薬メマリーだけを服用)

すぐに、自動車で自宅に戻って来てしまいます。

どうしても、お得意様の家の場所がわからないというのです。

お得意様というくらいですから、定期的にお邪魔して剪定などの手入れをやらせていただいているお宅です。

なのに場所がわからない…。

「どうも(お得意様の家に行く)自信がない…。なんか調子悪い…。」

アルツ君が自宅に戻って最初に吐いた言葉です。

この時に近所の脳外科に行き、診断されたのがアルツハイマー型認知症です。

現在のかかり付けの主治医とは違いますが、そこでアリセプト5mgを処方されました。

その時はまだ正直アルツハイマーだなんて言われても実感がわきません。

次の日になれば、元通りに戻るだろうなんて感じです。

今もそうですが、会話だって特に支離滅裂なことを言うわけではないので、多分周りの人はアルツ君が認知症なんて誰も思わないと思います。

診断された当初は自転車にも乗り、結構アクティブに動き回っていたし、第一診断が下されたあとも、職人仕事をしばらくこなしていたんですから…。

ところがこの病気の怖さは目に見えないゆっくりした速度で進行していきます。

「いつの間に潮が満ちて来たの?」という具合で気付いた時には離れ小島状態です。

失禁が出るようになり、改めて今の主治医のところに行くようになってから、ヤッチ自身もこれじゃあとても仕事なんてさせられないと痛感します。

それは、アッパーカットを食らってズシンっと来るショックよりは、ボディーブローを食らったようなジワーっと来るショックです。

トイレに入って尿意が来る時のあの寂しい感覚にも似ています。

多分トイレでため息をついているかもしれません

┐(-c_,-。)y-~

もう元のように颯爽と地下足袋で歩き回る姿は見ることはないのかなあ…。

一番初めにヤッチの中で映像として浮かんだのが、このアルツ君の地下足袋姿。

手甲は数々の力仕事をしてきた職人の黒く太い腕に巻きついて、はち切れんばかりです。

家族が病気でもしようものなら「鍛え方が足りないからそうなるんだっ!!」と叱咤する職人の強い口調です。

そんな職人さんは茶の間で意欲を失い、首を垂れている…。


もう取っ組み合いの喧嘩をすることもないのかなぁ…。
もう怒鳴りつけられることはないのかなぁ…。


これが認知症と診断された父を目の当たりにした時の感想です。

思い出が遠くに追いやられるようなさびしい感覚だったと記憶しています。

(ノД`)シクシク

引き金は俺が引いちゃった!?などと考えたこともあります。

バ━| o|。゚+.ヾ(・∀・)ノ゚+.゚|o |━ン

でもこの辺がちと他人と違うので参考にならないかもしれませんが、ヤッチはあまりこういうことを引きずらないタイプ。

\(^o^)/

なっちゃったもん仕方ないかっ!?
何とかなるだろっ!?

けっこう早目にシフトチェンジしてしまいます。

できるなら、元通りに地下足袋を履かせてやりたいけど、ダメならダメで違うこと考えればいいかっ!?…です。

(^.^)/~~~

よく友人からは、「お前自分が崖っぷちに立たされてるのわかってるのか?よくそんなサバサバしてられるな?」と言われます。

決って返す言葉は「だってそうなんだもん。仕方ないじゃない。」です。

わかりづらい話ばかりで恐縮ですが、ブログの中でヤッチとアルツ君はかなりフレンドリーな関係に描かれています。

実は昔は犬猿の仲だったんですね…。

アルツ君は元々気短かなタイプ。

ヤッチも負けてはいません。

リングに放たれると二人はすぐに喧嘩をはじめます。

キノコさんが割って入り、二人は視線を合わせたまま肩でゼーゼー…。

「来るなら来いよ!!」のにらみ合いは続いてしまいます。

でもここ最近はどうでしょう…。

ほとんど喧嘩という喧嘩はしていません。

これ…。

アルツ君が一人で自分のことを自分でこなせなくなってきてからです。

たとえば、寝巻のボタンを自分で上手につけられない…。

手を出さずにはいられないようなことも起きてきます。

仮にボタンをつけるのをヤッチが手伝うとして、アルツ君が病気でなかったら、ヤッチの手を払いのけていると思います。

今のアルツ君は手を払いのけることは有りません。

むしろじっとしてつけてもらえるのを待っている状態です。

言葉は悪いかもしれませんが、飼い主に服従する犬のような状態です。

ある種の信頼関係かもしれません。

で、その時の心境は?

それはこれとてショックでしたよ…。

今まで上目線でしか物を言わない人でしたから、そんな人が、少しおどおどした表情を浮かべるんですから…。

「あーあ。こんななっちゃたよー。」という残念な気持ちでいっぱいです。

でも「来る時がきたなあー。」という気持ちのほうが強かったようにも思えます。

「誰かが世話しなきゃいけないんだあー。」と覚悟めいた気持ちに置き換えることもできるかな!?

もちろんこれに見返りなど有りません。

無償の奉仕です。

お金大好きのヤッチになぜこれができるのでしょうか?

ココが言葉で説明できない部分でもあります。

嫌だなという反面、仕方がないなとそれほどカッカッせずにできるのです。

もちろん「ふざけんなよ~!!」という時もたくさんあります。

でも全体としてみれば、手を出して世話したりしている…。

時には谷底につき落とすこともありますが…。

アルツ君本人はどうなんでしょう?

アルツ君がお風呂に入る時に、最近脱衣所が寒いので、まず茶の間の暖かい場所で裸にします。

茶の間を出てお風呂に入る時に、先にアルツ君が脱衣所にドアを開けて入り、風呂場の扉を開けて、風呂場の洗い場に乗り込みます。

ヤッチが後から洗い場に入り、アルツ君の身体をお湯で流します。

このとき、アルツ君が茶の間から脱衣所に入る時ですが、ヤッチが後から続いて入って来るのを知っているにも関わらず、脱衣所のドアを閉めてヤッチが入って来ないようにする仕草をみせます。

「お前はくるな!!」という意思表示にも見えます。

ここはやはり男同士、親子と言ってもいやなんだなぁと思います。

なんとなく、余所余所しい雰囲気が芽生えます。

アルツ君の身体をシャワーで流しているときは、毎回、初デートの車内で会話が途切れた初々しいカップルのような状態に陥ります。

でも、ヤッチにアルツ君の唇を奪う勇気は有りません。

(当たり前だろっ!!)

ヤッチは自分の髪を切ってもらう時に鏡をじっと見つめていることや髪を切ってくれているお姉さんと目を合わすこともできませんが、あんな気持ちかもしれません。(←意外にシャイな面もあります)

もっとも偉そうにできるほど毛量が無いので、伏し目がちになるのかもしれませんが…。

結局、男同士とはいえ、親子とはいえ、未だにアルツ君の息子さん(←ヤッチじゃないよっ!!)を洗うことは有りません。

まだ、そこまで老いぼれていないからというのも理由ですが、「いやなんじゃないかな!?」と思うからです。

洗体用のタオルを渡し、息子さんを自分で洗ってもらっています。

拭くときもお股だけは自分で拭いてもらっています。

何が言いたいのか?

これ、もしヤッチに奥さん、嫁さんがいたらということです。

幸いなのか、不幸なのかはわかりませんが、独身であります。

(^^ゞ

ヤッチの奥さんを仮に紗季ちゃんとしましょう。(旧姓:相武紗季[理想])

多分、アルツ君の世話は、紗季ちゃんがやることになるでしょう。

やるなと言っても、紗季ちゃんは責任感の強い子です。

でもどうでしょう?

血のつながった親子でもよそよそしい空気が漂うんですよ~。

紗季ちゃん最初は我慢して、アルツ君の背中なんぞを流します。

そのうち、お調子者のアルツ君がのたまいます。

「紗季ちゃん!!おれのアソコも洗ってよっ!!」

紗季ちゃんがヤッチのところに飛んできます。

「あなた!!あんなベエな御父様とは一緒に生活できませんっ!!わたし、里に帰らしていただきます!!」

( ̄^ ̄)!!

夫のヤッチにはアルツ君の世話をしなけりゃならないというプレッシャーと、世話を紗季ちゃんにさせているという負い目を感じ、これがストレスに変わります。

紗季ちゃんは「なんで私が、他人のジイサンの股ぐらを洗わなきゃならないのよっ!!私は家政婦じゃないのよっ!!」

もし、紗季ちゃんがおとなしい性格でなにも愚痴を言わずに、淡々とアルツ君の世話をしていたら、今度は勘のいいヤッチのことですから、余計にストレスになること必至です。

もうこうなると不穏な空気しか漂わなくなってしまうでしょう。

今、義父や義母の介護をされている奥様のみなさ~ん!!

ご自身の旦那さんは元気ですか~?

旦那さんがウツになる前に離婚しましょう!!

とまあ冗談はともかく、ヤッチがアルツ君のお世話が何とかできている(??)のは単純に独り身だからかもしれません。

家族の協力も十分得られています。

いかにも、ヤッチが温厚で仙人のように描かれているのは、もちろん自分で記事を書いているからです。

(^^ゞ

でも時にキノコさんが自分の旦那をかえりみない場合は腹も立てます。

「だって、あんたがやってくれてると思ったから…。」の一言に切れたりもするんですよ。

結局責任のなすりつけ合いをやっているということです。

「なんで俺が?」、「なんで私が?」、「お前がほんとはやるところだろ!!」、「あんたがやればいいのよ!!」と思っているうちは仙人にはなれないということでしょうか?

認知症の仙人になるのもどうかと思いますが…。

(^_^;)

言葉が適切でないかもしれませんが、ヤッチの今の頭の中はアルツ君は鬼ごっこでいうところのオミソです。

オミソをサポートしながら家族みんなでオミソを楽しませながら、鬼ごっこをやっているというのが日々の生活です。

「俺はそんなのやりたくないよ。」と行って頭に手をまわし、土管の上に寝そべっているやつに腹を立てたり、オミソが暴走するときが有って、鬼ごっこが成立しない日も有ったりと波乱ではありますが…。

こう考えると、役割分担やチームプレーさえ上手く行けば良いということになるのでしょうか…。


くだらないことを書きならべてしまいましたが、一つだけこの病気に救われたことが有ります。

それは、アルツ君がこの病気にならなかったら、今のような親密な関係は生まれなかったということです。

未だに口も利かずに仏頂面して日々を送っているかもしれません。

毎日ぎすぎすした日よりは、言いたいことを何でも言える今の生活の方が幸せかもしれません。

でもやっぱりアルツ君のお漏らしの世話で自分の時間を侵食されるのは、ときどき腹立たしいのも矛盾していますが、本音でもあります。

(^^ゞ


やはりうまいこと書けませんでした。

わからない点、お気づきの点はコメントをお気軽にいただけたらと思います。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


あっ。そうそう…。

気持の切り替えはどうしてるのという質問もいただいていましたね!?

あまり、これといったものが無いのですが…。

どなたかのブログのコメントにも書いたかもしれませんが、自動車の窓を閉め切って思い切り『叫ぶ!!』です。

(^^ゞ


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2012/02/04 | コメント (14) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

認知症の記憶のメカニズム

2012/09/21 (金)  カテゴリー: 認知症の症状
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日の朝、姉から電話が掛かってきました。

姉:「あっ、もしもし、今日の夕方でもいいんだけど、時間空いてる?」

ヤッチ:「午前中は用事があるけど、夕方なら空いてるよ。」

姉:「そうなの。実はさあ、栗きんとんをもらったのよ。栗きんとんと言ってもお正月に食べるやつとは違うんだけどさあ…。栗の和菓子なのよ。でさ、日持ちしない食べ物だから、今日時間が有ったら、○○ちゃん(アルツ君の名前)のところに行って、食べさせてくれない?私、今日は仕事で遅くなりそうなのよ。」

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君)のところへは明日行こうと思ってたんだけど…。」

姉:「そうなの!?でもいいじゃない、今日行ったって。」

ヤッチ:「うん、わかった…。」

姉:「じゃあさ。私の家の玄関を開けたところに伊勢丹の紙袋を置いておくから。その中に栗の和菓子が入っているから。それはそうと、顔の方は大丈夫なの?野球の落合選手も去年顔面神経麻痺で大変だったみたいだけど…。」

ヤッチ:「去年?落合?落合さんの顔面神経麻痺は今年の話じゃないの?」

姉:「あっ。そうなの!?でも他人の話なんてどうでもいいじゃない!!あんたはあんたで頑張って直しなさい!!じゃあね!!」

ブチッ!!

相変わらず、電波より速い速度で携帯を切ります…。

(-_-;)

しかも、他人の話(落合元中日ドラゴンズ監督)を持ち出してきたのは姉の方なわけで…。

(-_-;)

さらに、姉のマンションの部屋カギをヤッチが持っているという前提で話をしていて、確認をしないままブッチです。

(-_-;)

たぶん、うつ病の患者が居たら、悪化させる存在です。

(-_-;)

予定を変更して、アルツ君の特養に行くことにしました。

午前中あった用事も早目に済ませ、姉のマンションに寄り和菓子を調達…。

その足でアルツ君の居る特養へと向かいます。

特養に着くと、キノコさんも面会に来ています。

アルツ君:「なんだ!?ばあさんでも呼びに来たのか?ばあさんならここでシワシワになってるぞ。」

キノコさん:「失礼ねぇーー。」

ヤッチ:「今日はお嬢さん(姉)が和菓子を持って行けって言うから、栗の和菓子を持ってきたよ。栗きんとん。」

アルツ君:「きんとん!?俺は空を飛ぶつもりはないぞ!?」

ヤッチ:「(きんと雲は)寒くなるからさ…。食べる、食べないどっち?」


アルツ君:「甘いんだろう?甘いと聞いたら食べないわけいかないじゃないよ…。」

キノコさん:「さっきから食べ通しよ。」

アルツ君:「ウソをつけ!!朝から何にも食べさしてくれないじゃんかよ。」

キノコさん:「うそ、うそー。私のお昼ご飯まで取り上げたくせに。」

アルツ君:「あーいうこと言ってやがるんだからねぇ…。まるで俺が泥棒したみたいに言ってやがるんだから…。」

キノコさん:「だって、ホントのことじゃない…。」

ヤッチ:「まあ、いいから、いいから。なま物だから早く食べちゃわないとだし、いつお迎えが来るとも限らないわけだし…。」

アルツ君:「運転手付きじゃないと、俺は行かないぞ。」

ヤッチ:「じゃあ、呼ぶかぁ?」

アルツ君:「嫌だっ!!」

キノコさん:「だいたい今日は老人健診なのよ。そんなに食べて大丈夫かしら!?」

アルツ君:「大丈夫だから食べられるんだろ!?お前は何にもわかってないねぇー。」

今日は一日行程で、この施設に入所している人を対象に老人健診をやっているそうです。

最近は老人健診とういう言葉はあまり使わないのかな!?

後期高齢者健康診査あたりが正確な表現かもしれません。

(^^ゞ

生活習慣病やその予備群を早期発見し、早期治療や予防につなげていくのが目的なんだそうです。

午前中は問診、触診、身体計測、心電図、血圧、血液検査などが有ったようです。

午後からは、胸部X線撮影があるようです。

ヤッチ:「きんとんを食べるにしても、お茶がないぞ!?お茶が無いと困るんじゃないか?」

アルツ君:「お前はわかってないねぇ~。こういう和菓子を食べるには甘いコーヒーって決まってるんだぞ。」

ヤッチ:「そんなの誰が決めた?」

アルツ君:「俺に決まってるじゃないかよ。」

ヤッチ:「甘い物に甘いのは合わんだろう…???渋めのお茶がいいんじゃないのか?」

アルツ君:「いいんだよ!!俺は生まれも育ちもアチャラなんだから。コーヒー!!」

ヤッチ:「アチャラって埼玉だろ!?」

アルツ君:「うるさいっ!!」

ヤッチ:「コーヒーって言ったって、自販機の缶コーヒーしかないぞ!?」

アルツ君:「い~いんだよ。それで。」

ヤッチ:「コーヒーじゃなくて、甘いのだけがいいんじゃないのかぁ?砂糖水でもいいんじゃないのか?」

アルツ君:「こういうものを食う時はコーヒーって決まってるの!!甘くないとダメだぞ!!」

ヤッチ:「じゃあ、歩行訓練をかねて1階まで一緒に買いに行こう。」

アルツ君:「俺も行くのか?」

ヤッチ:「青汁でよければ行かなくてもいいよ。」

アルツ君と一緒に3階から1階の自動販売機までお散歩です。

この特養の自動販売機、高齢者を意識しているのか、夏の暑い時期でもホットが有ります。

でも、不思議なのはお茶を売っていません。

ホットも冷たいのもまったく見当たりません。

???

ヤッチ:「お宅の奥様にお茶と思ったんだけど、お茶を売ってないね!?紅茶でいっかぁ!?」

アルツ君:「そうだよ。ここにはお茶を飲む人なんていないんだよ。置いてもきっと売れないんだよ。」

ヤッチ:「語るねぇ~。旦那さんは微糖?」

アルツ君:「なんだ、微糖って?」

ヤッチ:「微糖っていうのは、砂糖が少ないやつ…。」

アルツ君:「ダメだ。ちっとしか入ってないのは美味くないぞ。」

結局、微糖ではない普通の缶コーヒー(ホット)を買って部屋に戻ります。

部屋に戻ると、さっそくアルツ君がヤッチに栗きんとんを出すよう促します。

こういうことだけはちゃんと覚えているので、実に不思議です。

キノコさん:「そういえば、あんた達がコーヒー買っている間に白衣を着た人が、『もうすぐレントゲンを撮りに伺いますから。』って挨拶に来たわよ。」

レントゲン技師さんが居室を一つ一つ回って撮影をしているようです。

ヤッチ:「ふつう、でっかい車みたいのに乗りこんで撮ったりするけど違うんだぁ…。すごいねぇ…。」

キノコさん:「車輪の付いた大きな機械を部屋まで持って来て、それで撮影しているみたいよ。それはそうと、おじいちゃん(アルツ君)、撮影の前に飲み食いして大丈夫かしら?」

アルツ君:「食っちゃえばこっちの勝ちさ!!さあ、食べますよ。」

アルツ君、そう言って栗きんとんのパッケージ(包装紙)を開け始めます。

和紙をひねってあるだけなのに、アルツ君、上手くできません…。

(-_-;)

キノコさん:「そこを逆にひねってあげればすぐに開くでしょうに…。そんなに力ずくで破かなくたっていいじゃない…。」

アルツ君:「いいんだよ。紙を食うわけじゃないんだから…。俺は中身が食えればいいの!!」

この和菓子、小さいながらも、さぞかし高級で値段も高いと思いますが、アルツ君立て続けに3つも食べてしまいました。

(^^ゞ

キノコさん:「そんなにイッパイ食べて胸焼けしないかしら!?それにもうすぐレントゲンが来るわよ。」

アルツ君、この辺りから、急に不機嫌になり始めます。

最近はずっと穏やかだったので、アルツ君がプリプリする姿を見るのは久しぶりです。

アルツ君:「だいたいね。なんか検査をするって言う時は、前の日だとか、事前に挨拶に来るのが常識っていうもんだろ!?それをいきなり来て、『お腹見せてください』っていうのは失礼って言うもんだ!!」

どうも、老人健診について、事前の知らせが無かったことに腹を立てているようです。

プリ(*`З´*)プリ

でも、この知らせは1ヶ月も前からヤッチの耳にも入っています。

アルツ君の部屋に下げてあるカレンダーを見ても姉の字できちんと『健康診断』と書いてあります。

おそらく、アルツ君は老人健診が有る事を事前に聞いているし、施設側も何らかの形で知らせてくださっていると思います。

明らかに認知症の症状が出てしまっています。

でも、他の事に関しては、別に忘れていても、いつものポジティブ思考ではね返し、こんなに不機嫌になることはないのになぜなんでしょう…???

午前中からアルツ君のところに来ているキノコさんに聞いても、この日は何かの検査があるたびに、お医者さんや看護師さんに文句を言っていたそうです。

アルツ君の現役時代は御存知のように植木職人です。

お得意様から依頼を受けると、朝早くに出かけ、庭木の剪定などをして夕方に帰って来るという毎日でした。

職人気質のところが有り、お得意様の都合よりも自分の都合を優先するタイプ…。

普通は『いついつにお伺いします』と御断りの電話をして、事前にお得意様の都合を確認します。

でも、アルツ君の場合は、そんなことはお構いなし…。

事前に連絡することもなく、朝飯前の時間帯に突然お得意様のお宅に現れ、お得意様に迷惑がられることも…。

お得意様に『今日は家を留守にするから、来る時は電話の一本もください』と怒られて帰って来ることもしばしばありました。

(-_-;)

アルツ君の当時の理論は『別に俺が泥棒をするわけじゃないし、お得意さんが家を空けたって、俺がいれば番犬になるのに…』です。

今はおそらく、そういう風に思わないと思います。

もしかすると、こんな過去の苦い経験が、今回の事と関係しているかもしれません。

今となっては、職人時代の記憶(すべてではありませんが…)がアルツ君には残っていませんから、こんな出来事も一部始終覚えていないかもしれません。

そして嫌な思いをさせてしまった…、ひどいことをしてしまった…という反省や感情だけは残っているのかもしれません。

学者さんではないので上手いこと書けませんが、お得意様が抱いていた感情が今度はあたかも自分の感情としてよみがえっているのではと考えるわけです。

あんまりこんな事深く考えても意味がないかもしれませんね。

アルツ君の記憶のメカニズムを解明しようとすることに無理が有るかもしれません。

(^^ゞ

とにかく、現在になってようやく、一応は常識人(?)に戻ったアルツ君ですが、どこかネジが外れているか、抜け落ちているご様子…。

アルツ君のレントゲンの番になり、部屋に入ってきたレントゲン技師さんにやはり食いつきます。

アルツ君:「あんたたち、レントゲン撮るって言ったけど、何で前もって俺のところに顔出さないんだ?顔を見せないにしても、前もって連絡くらいはよこすだろうっ?」

技師さん:「はあ…。」

アルツ君:「『はあ…。』じゃないよ!!前もって連絡したのかって聞いてんのっ!!」

技師さん:「事前にご連絡差し上げましたし、今日の朝、こちらの館内放送でも検査の事を流してもらっていますよ。」

アルツ君:「うそだぁ…!!」

技師さん:「いえいえ、本当ですよ…。」

キノコさんが割って入ります。

キノコさん:「いいの、いいの。相手にしないでちょうだい。忘れているだけなんですから。」

レントゲン技師さんは、ベッドに横たわるアルツ君の背中の後ろに板状の物を差し入れます。

アルツ君:「だいたい、あんたが撮ろうと思たって、火しか写らないぞ!!撮ったってしようがないんじゃないのか!!」

技師さん:「はあ?火ですか…?」

アルツ君:「そうだよ、火だよ…。火。」

技師さん:「どういうことでしょうか?」

アルツ君:「わかんなきゃ教えてやろか!?俺の胸は焼けてるって言うんだよっ!!」

やっぱり胸焼けしてたんですね…。

アルツ君

さすがです…。

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2012/09/21 | コメント (12) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

御馳走を振る舞う職人

2012/10/20 (土)  カテゴリー: 下の話
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

きのう、アルツ君のところへ面会に行ってきました。

途中、ボタモチを購入しようとスーパーマーケットに寄ったのですが、またしてもボタモチが置いてありませんでした。

(つд⊂)エーン

仕方がないので、セブン-イレブンでお抹茶ぷりんというのを買いました。

ヤッチもどんな味か知りたかったので二つ購入。

\(^o^)/

早速、施設に行き、アルツ君に食べてもらいます。

アルツ君:「うん。なかなか美味いな~。」

ヤッチ:「あんこが美味いのか?」

アルツ君:「あんこは美味いに決まってるけど、このあんこの下の方が美味いぞ。」

ヤッチ:「下の方っていうのは、抹茶のところか?」

アルツ君:「当たり前だろ。その下はプラスチックだぞ。」

ヤッチ:「すんません…。」

プリンというので、ちょっとどうかなと思ったのですが、口どけがよく、とてもなめらかです。

ヤッチ:「じゃあ、これを食べたら、いつものように外に散歩に行こう。」

アルツ君:「いつも散歩になんか行ってたっけ?」

ヤッチ:「そう思うなら、たまには散歩に行こう。」

アルツ君:「歩いて行くのか?」

ヤッチ:「歩く以外に何が有るって言うんだよ?じゃあ、走るか?」

アルツ君:「嫌だっ!!」

ヤッチ:「今日はどっちに行きたい?子どもがいる公園?それとも遊歩道?」

アルツ君:「それはそうと、最近ばあさん(キノコさん)はどうした?ちっとも顔を見せないぞ!?」

『また、その話しですかぁ…。』と言いたいところですが、こらえます。

ヤッチ:「昨日、何か美味しいものを食べなかったか?」

アルツ君:「美味しいもの…???ボタモチは昨日は食ってないぞ!?」

ヤッチ:「柿を食わなかったか?」

アルツ君:「そういえば、食ったような気がするなぁ…。」

ヤッチ:「施設では柿を出していないから、誰かが持ってきたのを食ったって事だよな?」

アルツ君:「郵便屋か?」

ヤッチ:「郵便屋がわざわざこの部屋まで来て、旦那さん(アルツ君)のために剥いてくれるか?」

アルツ君:「それもそうだよなぁ…。包丁持って来なきゃ剥けないもんなぁ…。」

ヤッチ:「そんなに郵便屋と仲いいわけないだろがっ!?誰か違う人が剥いてくれていると思うよ。」

アルツ君:「隣の客じゃないしなぁ…。」

ヤッチ:「ちょっと寒すぎるぞ。奥さん(キノコさん)の姿はそこに無かったか?」

アルツ君:「ばあさん!?ばあさんはいなかったぞ…。」

ヤッチ:「ああーあ。ばあさん、すっかり透明人間になっちゃったな!?かわいそうに…。」

アルツ君:「かわいそうなことなんてあるもんかっ。俺がいないのをいいことにどっかで羽根を伸ばしてるんだろっ。」

ヤッチ:「まあ、いいや。ばあさんは明後日(施設に)来るって言ってたぞ。」

アルツ君:「明後日来るって!?ホントかぁ…???あさって俺が居なかったらあいつどうするんだろうな…?」

ヤッチ:「居ないことはないと思うよ。居ないとすれば、旦那さんの前で、お坊さんが拝んでるな!?」

アルツ君:「縁起でもないこと言うなっ!!」

施設に行くたびに、必ずこの会話なので、記事を読まれている皆さんも飽き飽きして、もしやヤッチは同じことを何度も書いて、ちょっと危ないんじゃないかと思っている方も多いはず。

でも、ヤッチは、多分ですけど認知症ではないと思います。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

やっちのことはともかく、アルツ君の場合、すぐに忘れてしまうキノコさんが一番気になる存在であることだけは確かなようです。

一番に気になることが、気になるにも関わらず、すぐに忘れてしまうというのは、ホントに認知症というのは奥が深いというか、不思議なメカニズムです。

(-_-;)

ヤッチ:「奥さんは明後日必ず来るから、心配しないでもいいよ。今日は頑張って歩く練習しようよ。」

アルツ君:「しようがないな…。じゃあ、表に行くか。」

もう、気温も夏に比べると、だいぶ低くなっているので、遊歩道を歩いても、蚊に刺されることはないと思います。

まったく余談ですが、皆さんは『蚊に刺される』と言う時に、『蚊に刺される』と言いますか?

それとも、『蚊に噛まれる』と言いますか?

我が家では『蚊に噛まれる』って言うんですけど…。

(^^ゞ

地域によって表現が違うんですかねぇ…???

『そんなのどうでもいいよ』という答えが返って来そうなので、話を元に戻します。

結局、遊歩道をチョイス。

入り口付近には竹藪があって、中に入るとたくさんの木が植えられています。

おそらく、100mにも満たない距離かもしれませんが、施設の前にこんな環境が有るのは、なんとも幸運です。

アルツ君:「かっー!!ずいぶんいっぱい竹が出てやがるな。これは孟宗竹(もうそうちく)だな?」

ヤッチ:「釣竿にするか?」

アルツ君:「お前は何にも知らないんだな!?孟宗は釣竿にはならないんだぞ。釣竿にするなら、布袋竹(ほていちく)じゃないとダメなんだぞ。これだから素人は困るんだよなぁ…。」

アルツ君、植木職人の頃の記憶が蘇るのでしょうか?

この遊歩道に来ると、いつも饒舌になります。

ヤッチ:「あそこに紫式部が実を付けてるぞ!?」

yun_701.jpg
[拡大]

画像は借り物です。(Photo by (c)Tomo.Yun)

アルツ君:「ははーん、これはコムラサキだな。実が小っちゃいや。」

ヤッチ:「紫式部も種類が有るのか?」

アルツ君:「当たり前さよ~。実が小っちゃいのがコムラサキ、大きいのがオオムラサキってちゃんと決まっているんだぞ。」

ヤッチ:「へー。大したもんだ。よく覚えてるな。」

アルツ君:「当たり前さよ~。こいつは、冬に切り戻してやるんだけど、いっぱい切ると来年、実付きが悪くなるから、バッサリ短くしたら、ダメなんだぞ。」

ヤッチ:「アジサイなんかと一緒だな。もう少し歩いてみるか!?」

遊歩道の中をゆっくり進みます。

アルツ君:「ははー。あそこにでっかいイチョウの木も有るぞ。銀杏も落ちてるぞ。キジバトのやつ、あんなところで銀杏でも食ってやがるのか!?」

イチョウの木の下でキジバトが地面をつついています。

ヤッチ:「キジバトは銀杏なんて食うのかね?」

アルツ君:「どうかなぁ…。俺はナマじゃ食わないぞ。」

ヤッチ:「あそこにカエデの木も有るぞ!?」

アルツ君:「ははー、もうすぐ紅葉するな。昼と夜の寒暖の差が大きいほどきれいに赤くなるんだぞ。」

アルツ君、施設の中にいると、時々季節もわからなくなるのに、木を見て季節を感じているようです。

ヤッチ:「もう、夜はだいぶ寒くなって来たもんな。」

アルツ君:「それより何だか、いい香りがしてきたぞ!?」

ヤッチ:「誰かボタモチでも食ってるのかな?」

アルツ君:「お前は風情がないね~。これは金木犀(キンモクセイ)の香りじゃないか。どっかに金木犀が有るはずだぞ。」

遊歩道を抜けると、道路を挟んで農家の生け垣が有るのですが、その生け垣が金木犀であることにヤッチが先に気づきます。

ヤッチ:「あっ!!あそこの生け垣が金木犀なんだよ。生け垣に金木犀とはずいぶん贅沢だなぁ…。」

yun_11521.jpg
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写メを撮る余裕がなかったのでこちらも借り物の画像です。(Photo by (c)Tomo.Yun)

アルツ君と遊歩道を抜け、金木犀の生け垣の方へ歩いて行きます。

アルツ君:「『金』はどこにでも有るけど、『銀』はなかなか無いんだよなぁ…。」

ヤッチ:「『銀木犀』っていうこと?」

アルツ君:「そうさよ~。銀木犀はこの辺じゃあんまりないんだぞ。」

ヤッチ:「へー、『銀』の方が希少価値が高いんだ?花の色は何色なんだい?」

アルツ君:「白だよ、白。『金』に比べると、香りはきつくないけど、珍しいんだぞ。」

ヤッチ:「そういえば、この生け垣には一本も『銀』は無いな。」

アルツ君:「そうだよ~。それだけ珍しいってことさ。」

終始ヤッチは聞き役に徹します。

ヤッチ:「今日は口も足も調子がいいようだな!?あそこの公園まで歩けるか?」

アルツ君:「何言ってるんだ。あんなとこ、すぐ着いちゃうぞ。あの子どもたちがいっぱい遊んでる公園だろ!?」

ヤッチ:「そう。大きな木が植わってる公園。」

アルツ君:「あのでかい木、お前、何の木か知ってるか?あれは欅(けやき)だぞ。」

子どもたちが遊ぶ公園には大きな欅の木が何本も生えています。

元々雑木林かなにかだったものを公園にしたのかもしれません。

夏場は、その欅のお蔭で、適度な木陰ができて、実によい環境です。

アルツ君の足取りもこの日は軽かったので、公園まで散策です。

公園には、欅の木を取り囲むように丸くベンチが設置されています。

ヤッチ:「あのベンチまで行って、少し休憩するか?」

アルツ君:「ああ、いいぞ。」

なんなく、ベンチに到着です。

アルツ君:「しかし…、この欅は随分古いな~。」

ヤッチ:「100年ぐらい経ってるかね?」

アルツ君:「どうかなぁ…。100年じゃ、きかないかもしれないな~。」

ヤッチ:「枝ぶりもいいよな?」

アルツ君:「そうだなぁ…。あれは赤目かな?白目かな?どっちだろうなぁ…。」

ヤッチ:「欅のこと?」

アルツ君:「そうだよ、欅だよ。欅には赤目と白目が有るんだ。」

ヤッチ:「種類が有るっていうこと?」

アルツ君:「種類かどうかはわからんけど、赤目と白目が有って、白目の方は青目って言ったりもするな。」

ヤッチ:「幹の肌の色が違うのかね?」

アルツ君:「そうじゃなくて、木の中。」

ヤッチ:「じゃあ、この欅を輪切りにしてみなくちゃわからんっていうこと?」

アルツ君:「そうさよ~。中が赤い方が、材木にしたときは高く売れるんだぞ。」

ヤッチ:「チェーンソー持ってくるか?」

アルツ君:「バカっ。」

ここまでの会話を何もご存知ない方が聞いたら、多分アルツ君が認知症だなんて、気付かないかもしれませんね…。

昔取った杵柄ではありませんが、実に樹木のことに関しては、恐ろしいほどよく記憶しています。

.....φ(・∀・*)ナルヘソー...

でも…。

この辺りから…。

ヤッチはアルツ君のある異変に気づきだします…。

(ー_ー)!!

またしても…。

んー…。

(-_-;)


畑の香りが…。

(-_-;)

[関連記事:ネズミを飼う職人]

いつまでもベンチに腰かけている場合ではありません。

アルツ君には何も告げずに居室に戻ることを促します。

幸い、この日は足取りが軽かったので、施設に早目に戻ることができました。

⊂[ -д-]⊃<セーフ!!!

居室に戻り、アルツ君の紙パンツを確かめることに…。

((*゚д゚))ドキドキ…

ヤッチ:「ちょっとパンツ見せて?」

アルツ君:「なんだよ。やぶからぼうに…。」

ヤッチ:「そろそろパンツの換え時かなと思ってさ…。」

アルツ君:「どうぞ。」

ヤッチはアルツ君の背後にまわり、紙パンツをずらします。

ヤッチ:「やっぱり出ちゃってるんですねぇ…。」

アルツ君:「何が?」

ヤッチ:「何がって、パンツ、重いと思わないか?」

アルツ君が自分の紙パンツを覗き込みます。

アルツ君:「ああーあ!!いつ出たんだろ?」

ヤッチ:「なんか最近、俺が来た時だけ、大の方をやらかすよな!?」

アルツ君:「赤目か?」

ヤッチ:「そんなこと言ってる場合かよ。なんだって奥さん(キノコさん)やお嬢さん(姉)が来た時はやらかさないのに、俺の時に限って出ちゃうかね~。」

アルツ君:「お前に御馳走をやろうと思ってさ~。」

ヤッチ:「いらないよっ!!」

アルツ君:「そうかぁ?金木犀の香りだぞ?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

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