site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
このページに表示中の記事 (キーワード: 散歩 の検索結果  7 件)
 項目をクリックするとスクロールを省略できます。
2   次のページ »

局地的な天気

2013/01/31 (木)  カテゴリー: 下の話
▲ Page Top
こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

このところ、東京はよいお天気が続いています。

洗濯物はよく乾くし、布団を干すには持って来いの日和じゃないでしょうか。

折角のよいお天気なのに、アルツ君、最近は屋外に出ていません。

お天気が良くても、気温が低かったり、風が強かったりする日が多かったので、なかなか散歩に連れ出すチャンスを得られません。

たぶん、1月になってから、一度も屋外に出ていないのではないでしょうか…。

(-_-;)

ということで、一昨日は、風も無く、絶好のお散歩日和だったので、日中、アルツ君のところに行ってきました。

3階に行くと、アルツ君、定位置に腰かけ、腕を組んでウトウトとしています。

ヤッチがアルツ君にそっと近づき、小声で話しかけます。

ヤッチ:「眠いのか?」

アルツ君:「ん…?お前いつ来たんだ?」

ヤッチ:「昨日の夕方。」

アルツ君:「ウソをつけ!!」

ヤッチ:「だから、ついてるじゃん!!今来たばかりだよ、今。」

アルツ君:「なんか用か?俺は用がないぞ!?」

ヤッチ:「俺は用が有る。」

アルツ君:「なんの用だ?」

ヤッチ:「散歩。」

アルツ君:「かっー。散歩かよ…。やっぱり俺は用が有る。」

ヤッチ:「何の?」

アルツ君:「寝る!!」

ヤッチ:「眠いのか?」

アルツ君:「眠くはないが、目の奴を休ませてやる。」

ヤッチ:「やっぱり眠いんじゃないかよょ~。」

アルツ君:「バカ!!眠いわけないだろっ。三歩でも四歩でも歩いてやるよ。」

ヤッチ:「じゃあ、あったかい格好して、表に行くべ!!」

アルツ君:「この格好で大丈夫じゃないのか?」

アルツ君、ジャージ上下姿で、上はフリースのベストを羽織っているだけ…。

しかも裸足のまま靴を履いています。

(-_-;)

ヤッチ:「いくら天気がいいとはいえ、裸足じゃ無理でしょ!?靴下くらいは履かないと…。何で靴下を履かないんだい?」

アルツ君:「じかに履いてやらないと、靴が寂しがるからに決まってるじゃないかよ…。」

ヤッチ:「それじゃあ、捨てられた靴下の立場はどうなるんだ?」

アルツ君:「そう言われてみると、そうだな!?」

ヤッチ:「東京都の条例で、裸足のまま靴を履いていいのは、『ジュンイチ』っていう名前の人間だけなんだぞ。」

アルツ君:「へえー。そうなのか?」

ヤッチ:「そうだよ。だいたい、外は寒いんだから、靴下履かないと、腐った足が凍るぞ!!」

アルツ君:「これ以上腐らなくていいじゃないかよ!!」

時間が無駄なので、さっさとアルツ君に着替えてもらうことにします。

手袋やニットの帽子も用意して、防寒対策をして、出発です。

施設のロビーを抜け、屋外に出ます。

ヤッチ:「(施設の)中と違って、やっぱり寒いでしょ?」

アルツ君:「まあね~。」

ヤッチ:「今日はどこに行く?公園?遊歩道?」

アルツ君:「どっちだっていいさ。お前の好きにしろ。」

ヤッチ:「じゃあ、先に遊歩道を歩いて、まだ大丈夫そうなら、公園にも行くか?」

アルツ君:「構いませんよん!!」

遊歩道の入り口付近には、孟宗竹(もうそうちく)の竹藪があります。

アルツ君:「かー!!ずいぶん太くなってやがるな。俺の部屋にも床を突き破って竹の子が出てきやしないかな!?」

ヤッチ:「出てきたらどうする?」

アルツ君:「食う。」

ヤッチ:「あのさ、普通は出てきたら、穴が開いて困るとか、そっちの話になると思うよ…。」

アルツ君:「お前はバカだな!?タダで食えるんだぞ!?」

ヤッチ:「まあ、いいや。どっちにしたって、まだ先の話だもんな。竹の子が出るのは、春先だよ。今、何月かわかるか?」

アルツ君:「知らんっ!!竹の子だって知らなくたって、ちゃんと芽を出す。」

ヤッチ:「相変わらずですね~。」

この日は口も達者ですが、歩行も割と調子が良さそうな気配…。

ヤッチ:「今日は足がカックンってならないか?」

アルツ君:「なりませんね~。きっと、天気がいいせいだろ!?」

ヤッチ:「休まないで行けそうか?」

アルツ君:「大丈夫ですよん!!それより、お前、あんなところに『キジバト(鳥の名前)』がいるぞ!?かっー!!美味そうだな~。」

ヤッチ:「あのさ、食うことばっかりじゃん!!それじゃあ、施設でメシを食わしてもらってないみたいじゃん?」

アルツ君:「食わしてもらってませんね…。もう、3年はメシを食って無いね~。」

ヤッチ:「あのさ、水も飲まなきゃ3日で死ぬっていうのに、ピンピンしてるじゃん。」

アルツ君:「じゃあ、食ってるんだろうなぁ…。だいたいボタモチだって、もう何年も食って無いぞ!?」

ヤッチ:「多分、あずきの消費量は旦那さんが一番多いかも知れないぞ!?日本で一番かもしれないぞ!?」

アルツ君:「世界一になるまで食ってみたいですね~。」

ヤッチ:「あっ!!珍しい鳥がいるぞ!!『アオジ(鳥の名前)』かっ?」

ヤッチは、地面から突然羽ばたき木の枝に飛び立った鳥を指さします。

アルツ君も木の枝にとまっている鳥の存在に気づきます。

アルツ君:「あれは『アオジ』じゃないよ。お前はバカだね~。『アオジ』っていうのは、もっと青っぽい色をしてるから、『アオジ』って言うんだぞ。あれは茶色だぞ!?」

ヤッチ:「じゃあ、何ていう鳥?」

アルツ君:「…。」

ヤッチ:「おしりの方が白いけど、『セキレイ(鳥の名前)』でもなさそうだな!?」

アルツ君:「そうだな…。『セキレイ』だったら、もっとデカいし、尾っぽも長いからな…。」

ヤッチ:「旦那さんでも、わからない鳥がいるんだな!?」

アルツ君:「当り前さよ~。俺だってまだ全部の鳥を食ったことが無いんだから。」

ヤッチ:「どうしてもそっち方面に行っちゃうんだね…。」

アルツ君:「カラスも食ったことあったかなぁ…???」

ヤッチ:「もういいっ!!後で『野鳥』の本で調べよう!!」

アルツ君:「そうだな…。調べてみるか…。」

ヤッチ:「それまで、おぼえていられるかの話だがな…。」

アルツ君:「ちぇっ!!」

『野鳥』の本とはヤッチがアルツ君に先日プレゼントした本のことです。

本人は全部読みつくして、『もう飽きた』と申しております。

[関連記事:フェルガードの新製品~NewフェルガードLA

遊歩道を抜けると、子どもたちがたくさん遊んでいる公園へと続く道路に出ます。

落葉樹が多い遊歩道ですが、大きな常緑樹もあり、光を若干さえぎっていたことも有り、道路に出ると、まぶしく視界が開けます。

ヤッチ:「やっぱり、いい天気だなぁ~。今日は快晴だね?」

アルツ君:「そうだなあ~。」

ヤッチ:「空を見てみなよ!!今日は雲が一つも無いよ。こんな日珍しいよなあ~。」

アルツ君:「そうだな。」

ヤッチ:「旦那さん、いつも前のめりだから、たまには立ち止まって上を向いた方がいいかもよ!?上向いてみんしゃい?」

アルツ君:「そうだなぁ…。」

どうも、道路に出たあたりから、アルツ君、急にトーンダウンです…。

(-_-;)

ヤッチ:「眠いのか?」

アルツ君:「いや、別に…。」

ヤッチ:「足がだるいのか?」

アルツ君:「別に…。」

ヤッチ:「じゃあ、空を見てみなよ。こんないい天気なんだから。」

アルツ君:「どんよりだ…。」

ヤッチ:「はあ?」

アルツ君:「どんより…。」

ヤッチ:「はあ?」

アルツ君:「外は天気でも俺はどんよりだっ!!」

?????

もしかして…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

とういうより、ぜったい…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ:「もしかして…???」

アルツ君:「…。」

ヤッチ:「下の方がどんよりか?」

アルツ君がコクリとうなずきます…。

(-_-;)

ヤッチ:「小雨か?」

アルツ君:「いや…。」

ヤッチ:「大雨か?」

アルツ君:「いや。」

ヤッチ:「紙パンツ、グッショリか?」

アルツ君:「いや。」

ヤッチ:「水の方か?」

アルツ君:「いや、肥料だ…。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ




こんな記事ばかりが続いているので、ブログランキングの方もどんよりです…。

(-_-;)

よろしければ、ポチッと応援よろしくお願いします…。

(-_-;)


ブログランキングに参加しています。
クリックで是非応援をお願いします。
    ↓
にほんブログ村
にほんブログ村へ

人気ブログランキング
人気ブログランキングへ


コメントを見る 4 件
ツイートする

キーワード検索 : 散歩 ボタモチ 紙パンツ 

FC2スレッドテーマ : 日々徒然なる話 (ジャンル : 福祉・ボランティア

この記事のURLhttp://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-383.html   Facebook   Twitter   はてなブックマーク hatena

2013/01/31 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

助けを求める職人

2013/04/09 (火)  カテゴリー: アルツ君
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

だいぶ春らしい陽気になってきましたね。

昨日も暖かかったので、アルツ君に散歩してもらおうと、面会に行ってきました。

ヤッチがアルツ君の居室に入ると、アルツ君、外をぼんやり眺めています。

ヤッチ:「な~に?飛び降りようと思っているのか?」

アルツ君:「お前は来るなり失礼だね。鳥が来てるか見てたんだよ。」

ヤッチ:「鳥?」

アルツ君の居室の窓を開けると、先日の強風ですっかり葉桜になってしまいましたが、階下には桜が植わっています。

アルツ君:「あいつら、花が終わったら、すっかり遊びに来なくなっちゃったなぁ…。花見に来てたのかなあ…。」

ヤッチ:「花が咲いてると、虫も飛んでくるから、その虫を食べに来てたんじゃないかなぁ?」

アルツ君:「ここには食いしん坊の鳥しかいないってことかぁ…?」

ヤッチ:「類は友を呼ぶって言うからね…。」

アルツ君:「うるさい!!」

ヤッチ:「そう言えば、食いしん坊の旦那さんにもおやつを持って来たぞ。」

アルツ君:「ボタモチか?」

ヤッチ:「それがスーパーでボタモチを買おうと思ったら、売ってないんだよ。」

アルツ君:「な~んだ…。ボタモチじゃないのかよ…。」

ヤッチ:「そのかわり、セブンイレブンで『みたらし団子』を買って来たよ。ボタモチじゃないから、要らないっか??」

みたらし団子

アルツ君:「ばか!!そんなもったいないことするなよ。食うぞ!!」

ヤッチ:「じゃあさ、外に散歩に出かけてから、その後に食べようぜ?歩行訓練、歩行訓練…。」

アルツ君:「かー!!きびしいね~。」

アルツ君と屋外に散歩に出かけます。

施設の中で一緒に歩いていて、気にはなっていましたが、この日はアルツ君、どうも歩行の調子がよく有りません。

(-_-;)

アルツ君の腰に手を回しズボンをつかみ、もう片方の手は腕を支えていましたが、その腕にものすごい圧が掛かってきます。

(-_-;)

ヤッチ:「なんかさぁ…、俺が旦那さんの身体を全部引きずってるみたいなんだけどさぁ…。ほんとに歩いてる?」

アルツ君:「一応は互い違いに足が出てるぞ。」

ヤッチ:「一応じゃ困るんですけど…。箸より重いものを持ったことが無い腕がうめき声を上げてるんですけど…。」

アルツ君:「だから、鍛えてやってるんじゃないかよ!!」

今日のアルツ君、今までに例をみないほどの絶不調…。

(-_-;)

5メートルも歩いたら、足を止めて休憩しないと、歩行を続けられません。

(-_-;)

ヤッチ:「まだ、外に出てないんだよ!?外まで行けるのか?」

アルツ君:「大丈夫、大丈夫!!お前の方こそ、腕は大丈夫なのか?」

ヤッチ:「そこ、心配するところじゃないでしょ!!もう車椅子も近いなぁ…。」

アルツ君:「嫌だっ!!」

ヤッチ:「端折って、黒塗りの車でも呼ぶかぁ?長めにクラクション鳴らしてもらって…。」

アルツ君:「よけい、嫌だっ!!」

休み休み何とか歩いてもらい、ようやく施設の外に出ることができました。

(^^ゞ

ヤッチ:「これじゃあ、遊歩道の方までは無理そうだね?今日は短い距離にして、公園だけ行こうよ?」

アルツ君:「お前がそう言うんだったら構わないぞ。」

ヤッチ:「じゃあ、そうしよう。その前に一回ちゃんと止まって背筋を伸ばしてみん?」

アルツ君:「いつだって、伸びてるさよ~。バカ言っちゃいけないよ~。」

ヤッチ:「そうかなぁ…。俺には、前のめりになってるとしか見えないんだけどな…。」

アルツ君:「お前の目が変なんだろっ!?」

ヤッチ:「じゃあ、俺が今写真撮ってやるから、そこでちょっと気を付けの姿勢をしてみん?」

アルツ君:「いいさよ~。」

油断すると…

アルツ君に携帯で撮った写メを見せます。

アルツ君:「なっ?真っ直ぐじゃんかよ~。」

ヤッチ:「汚ねえなぁ~!!今、撮る瞬間、グイッと力を入れたべ?」

アルツ君:「バカ言え!!そんな事しないよ~!!」

ヤッチ:「じゃあ、俺は支えないから、支え無しでゆっくり歩いてみな?転ぶなよ!!」

アルツ君:「へいへい。」

直立

ヤッチ:「ほーら!!やっぱりじゃん!!」

アルツ君が写メを覗き込みます。

アルツ君:「…。」

ヤッチ:「なっ?前のめりだろ?それに危うく転びそうになったよな?」

アルツ君:「それは誰か違うじいさんだ!!」

ヤッチ:「じゃあ、誰よ?」

アルツ君:「どっかで拾ってきたじいさんだ!!」

ヤッチ:「ぬぬ!!この期に及んで、まだしらを切り通すと申すかっ!!ええい!!控えおろう!!」

アルツ君:「ちぇっ!!そのうち、元に戻りますよ~んだ!!棒切れを背中に刺して寝るかなぁ…。」

ヤッチ:「公園に鉄棒があるから、少しぶら下がってみるか?」

アルツ君:「おう、そうしよう。キュッと元通りになるかもしれないからな!?」

ヤッチ:「その前に伸びきって、デレーンと元に戻らなくなったりしないかな…。」

アルツ君:「大丈夫だよ!!お前とは鍛え方が違うんだからっ!!」

…やっとのことで公園にたどり着き、少し休憩を挟んでから、アルツ君に鉄棒にぶら下がってもらいます。

というより、アルツ君の方がやる気満々…。

一応、一番低い鉄棒から挑戦してもらいます。

ヤッチ:「久しぶりなんだから、ゆっくりやれよ。無理そうなら、すぐやめろよ。」

アルツ君:「わかってますよ!!」

鉄棒

アルツ君、何とか腰を落とすことができました。

これじゃあ、ぶら下がっているというよりも、和式トイレに屈み込む姿勢…。

(^^ゞ

アルツ君:「おいっ?」

ヤッチ:「なに?」

アルツ君:「おーい!!」

ヤッチ:「だから、何?」

アルツ君:「何とかしろよっ!!」

ヤッチ:「何とかしろって、何?」

アルツ君:「何は何に決まってるだろ。おーい、立てないぞ…!?」

そうなんです…。

腰を落としたものの、自分の身体を起こすことができません。

(-_-;)

ヤッチ:「だから、言ったじゃないか!!そんなに若くないんだから…。」

アルツ君:「俺は若いつもりだったんだけどな…。」

ヤッチ:「日本の魂は奪われたな!?和式トイレには入れないな!?」

アルツ君:「エゲレス人だからな!?」

ヤッチはアルツ君のお尻をグッと持ち上げます。

ヤッチ:「もう、筋力が無いんだから無理できないのはわかったろ?」

アルツ君:「たまたまだよ~。何も食って無いから、力が入らなかったんだよ!!」

ヤッチ:「昼ご飯はちゃんと食べたんだろ!?」

アルツ君:「昼飯は多分食べたと思うが、みたらし(団子)はまだだ。」

何で、他の事はすぐ忘れちゃうのに、食べ物のことだけは忘れないんですかね~。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

まいう~


ブログランキングに参加しています。
クリックで是非応援をお願いします。
    ↓
にほんブログ村
にほんブログ村へ

人気ブログランキング
人気ブログランキングへ


コメントを見る 4 件
ツイートする

キーワード検索 : 歩行訓練 散歩 ボタモチ みたらし団子 

FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

この記事のURLhttp://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-400.html   Facebook   Twitter   はてなブックマーク hatena

2013/04/09 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

土壌改良

2013/05/02 (木)  カテゴリー: 下の話
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

キノコさんの足の骨折ですが、だいぶ痛みも取れて、まだ屋外を自由に歩き回れるというほどには至っていませんが、比較的順調に回復してるのではないでしょうか。

一方のアルツ君ですが、こちらは歩行がずいぶんと怪しくなってきました。

(-_-;)

屋内であれば、壁や柱、手すりといったものが有るので、何とか自立歩行できますが、屋外では、ちょいと介助なしに歩いてもらうには、みている方が怖くなってしまうほど…。

すぐに前のめりに地面に突進しそうになります。

(-_-;)

介助して歩くにしても、屋外では、まあ5メートルも歩いたら、休憩を挟まないと歩けないヤバヤバぶりになってきました。

(-_-;)

昨日もアルツ君のところに面会に行ってきました。

そうそう…。

報告が遅くなりましたが、以前から施設側にお願いしていたメマリー(認知症の薬)の断薬の件ですが、4月9日にゼロ(服用をストップ)にしたとの連絡を受けました。

[関連記事:何でメマリー飲んでるの?(スマホ版はこちら)]

かれこれ一年がかかりで断薬っていうやつです…。

まあ、アルツ君の歩行が衰えてきたことと、メマリーの服用をストップしたこととは、あまり関係はなさそうな気はするんですけどね…。

前々から少しずつ、歩ける距離が短くなって来て、病気が進行しているというよりも、じわりじわりと老化が進んでいるのでないかというのが、アルツ君に対してのヤッチの印象です。

これで認知症関連の薬はすべてストップしたので、キノコさんや姉とも相談の上、改めて大きな病院で診察を受けようかというポジショニング…。

これまで、病名を特定することは、さほど重要なこととは思っていませんでしたが、今回の一件以来、改めてアルツ君の居る特養の嘱託医と対等の立場で話し合いができるようにするためにも、病名も明らかにしておくことの方が良いのかなと思っています。

もう一度、診察を受ければ、アルツ君の歩行が悪くなってきたことも、病気によるものなのか、老化なのか、薬によるものか、ある程度はわかってくるのではないんでしょうか。

さて、ヤッチが特養に着くと、いつものようにアルツ君、『定位置』に腰かけています。

ヤッチ:「今日は他の人達(入所者さん達)は、だーれもいないね?ずいぶんと静かだこと。」

ヤッチが面会に行ったのはお昼の2時ごろだったので、皆さん、お昼寝タイムなんでしょうか…。

廊下に設けられているテーブルには、珍しくアルツ君の姿しかありません。

アルツ君:「きっと連休だからだろ?ゴールデンウィーク、ゴールデンウィーク…。」

ヤッチ:「お?よくそんな横文字知ってるね?すごいじゃん。それにゴールデンウィークなんて、季語がわかるんだ?」

アルツ君:「バカ言っちゃ~、いけないよ。お前より何年長く生きてると思ってるんだ?」

ヤッチ:「その分、俺より早く死ぬんだろ?」

アルツ君:「バカ!!こんなにピンピンしてる親を殺す奴があるかっ!!」

ヤッチ:「それがいるんだなぁ~、目の前に…。今日は外に散歩行こうぜ?」

アルツ君:「やだ!!」

ヤッチ:「どうして?」

アルツ君:「朝、外に散歩に行ってきた。」

特養ではまず、職員さんが屋外に散歩に連れて行ってくれるようなことは有りません。

ヤッチ:「一人で?」

アルツ君:「ああ、そうだよ。金をもらおうと思ったんだけど、あの奥さん、居ないんだよなぁ…。」

過去の植木職人時代の記憶と結びついて、庭木の剪定代金でも集金に行ったつもりなのでしょうか…。

ヤッチ:「それなら、俺が今度代わりに自転車で集金に行ってきてやるよ。マージン9割で…。」

アルツ君:「バカ!!それじゃあ、俺の取り分無くなっちゃうじゃないか!!」

ヤッチ:「それだけ、頭が回転するならまだ死ぬことはないよ、散歩に行こう!!散歩。」

アルツ君:「やだ!!」

ヤッチ:「どうして…?」

アルツ君:「行きたくないものは行きたくないの!!」

こんな時のアルツ君、ヤッチの長年の勘ではパンツの中が大洪水…。

(-_-;)

ヤッチ:「じゃあ、ボタモチ食ったら行くか?」

アルツ君:「うん?ボタモチ?ボタモチがあるのか?」

ヤッチ:「俺が手ぶらで来る人間だと思うか…?」

アルツ君:「思う!!」

ヤッチ:「失礼だなぁ…。じゃあ、持って来たボタモチは俺が家に持って帰って食うよ…。」

アルツ君:「そう言うなよ…。せっかく持って来たなら、俺に食われた方がボタモチも幸せだぞ?」

ヤッチ:「そうかなぁ…。まあ、いいや。部屋(居室)で食べよう!!」

歩行がおぼつかなくなっているのに、こんな時だけアルツ君、スッと立ち上がります。

アルツ君が先陣をきって、居室に戻ります。

ヤッチ:「食べる前に手を洗っとこう?ついでに紙パンツも取り替えるべ?」

アルツ君:「なんでパンツを換えなきゃならんのだ?」

ヤッチ:「まあ、まあ。綺麗な姿で食ってやるのが、ボタモチに対しての礼儀ってもんだろ?」

アルツ君:「まあ、どっちでもいいや。そう言うんだったら、ついでに換えとくか…。」

ヤッチ:「『ついで』って言うのはボタモチに対して失礼だけどな!?」

アルツ君が洗面所で手を洗い終わってから、アルツ君の紙パンツを交換します。

やっぱり、グッショリです…。

(-_-;)

アルツ君、交換し終わると、即座にボタモチ君に食いつきます。

ヤッチ:「そんなにパクついて、喉に詰まらせるなよ。俺の望み通りになっちゃうから…。」

アルツ君:「そう簡単には問屋は卸してくれないんだなぁ…。それにしてもボタモチはいつ食っても美味いなぁ~。何年ぶりだろ?こんなに美味いものを食ったのは?」

ヤッチ:「ご満悦?」

アルツ君:「うん。」

ヤッチ:「死んでもいい?」

アルツ君:「うん。…ってバカ!!」

ヤッチ:「出陣の準備は整ったな。じゃあ、食い終わったところで散歩に行こう!!」

アルツ君:「仕方がない…。行ってやるか~。」

ヤッチ:「公園まで行ってみようよ。それに公園の前の畑のわけのわからん花の正体もわかったぞ?」

アルツ君:「へーわかったのか?」

特養のすぐそばには遊具のある公園が有ります。

そしてその公園の前に畑が有ります。

気付いたのは3月のはじめくらいでしょうか。

あたたかく穏やかな日にアルツ君と散歩に出かけた時に、この公園の前に何やら得体の知れない作物が植わっています。

植えられたのは、3月よりもっと早い時期のようで、葉の茂りは少ないものの、十分に根を張っているような印象です。

アルツ君、一応農家の出身ですから、農作物にも詳しい方…。

でも、アルツ君に聞いても、何だかわからないという始末…。

最初は雑草かなと思ったのですか、ウネまで作って、株が規則正しく植えられているので雑草とも違うよう…。

まだその時は花も咲いておらず、ニンジンの葉っぱにしては、ちょっとゴツゴツしている様子です。

最近では紫色の花が咲きはじめ、株もかなり大きくなって、どうやらつる性の植物であることも見ればわかるようになってきました。

アルツ君と公園に行くたびに、『何を作っているんだろう?いるんだろう?』と二人でわからずに、時間だけが経過していました。

そんな時にいつもこのブログにコメントをくださるよしこさんがこの得体の知れないものについての記事を書いておられました。

介護についての記事も書いていらっしゃって、きれいな写真満載の素晴らしいブログですので、是非のぞいてみてくださいね!!


ヤッチ:「どうやら、あそこ(畑)に植わってるのは、『ヤハズエンドウ』ってものらしいぜ。」

アルツ君:「ヤハズエンドウ…。聞いたことないなぁ…。」

ヤッチ:「まあ、このところの暖かさでどのくらい大きくなってるか見に行ってみようよ?」

アルツ君:「そうだな?行ってみよう!!」

アルツ君と散歩に出発です。

アルツ君、施設を出たあたりから、一歩踏み出すたびに、おならをプップッっと…。

ヤッチ:「毒ガス振りまいてるけど、大丈夫なのか?途中下車の旅にならないだろうな?(施設に)戻るなら今しかないぞ?」

アルツ君:「大丈夫だよ~。悪い虫が付かないように撒いているだから…。」

ヤッチ:「なら、いいけど…。」

アルツ君:「行って帰るくらいの燃料くらいはあるわい!!」

ヤッチ:「そのために使うものじゃないと思うんですけど…。」

施設の建物を出ると、公園は間近に見えているのですが、アルツ君にしてみると相当な距離に感じるようです。

何度か休憩を入れ、ようやく公園の入り口にたどり着きました。

公園の入り口に敷石が有り、そこへアルツ君に腰をおろしてもらいます。

敷石のあるところからは道路を挟んで、例のヤハズエンドウ(自分ではそう思い込んでいます…)の畑が有ります。

アルツ君:「かー!!ずいぶんとデカくなりやがったなぁー!!」

このセリフを聞く限りでは、以前にもここに来たという記憶が残っているようです。

アルツ君:「花もいっぱい咲いてるな?ラベンダーみたいだ。」

grass01
 [ 拡大する ]


携帯の写メなのでイマイチ花の咲き乱れる様子は伝わらないと思いますが…。

ヤハズエンドウと思しき作物はゆうにひざ上くらいまで育ち、畑の地肌は見えないほどこんもりと育っています。

grass02
 [ 拡大する ]


grass03
 [ 拡大する ]


アルツ君:「花が咲いてるっていうことは実が成るんだろうけど、美味いものなのかな…。」

ヤッチ:「どうなんだろうな?つるが出てるから、支柱立てればもっと花着きも良くなると思うけどなぁ…。」

アルツ君:「まだ、実は付いて無いようだなぁ…。」

ヤッチ:「あ、あそこの人がいる!!ここ(の畑)の人じゃないか?俺が何を作ってるんだか、聞いてくるよ。」

アルツ君:「ああ、聞いて来てごらん。」

ヤッチ:「そこに座っててよ。今聞いてくるから。」

ヤッチとアルツ君の居る位置からはかなり離れた距離ですが、畑の所有者と思われる方がご夫婦で農作業をしています。

失礼ですがかなりご高齢のご夫婦です

ヤッチはその方たちの方へ駆け寄ります。

ご主人と思われる方は畑の中央付近に行ってしまったので声をかけられません。

奥さんと思しき方に声をかけます。

ヤッチ:「お忙しいところすいません。ちょっとお伺いしたいのですが、あそこに植えてらっしゃる作物は出荷するための作物ですか?」

奥さん:「ああ、あれは違います。」

ヤッチ:「えっ?違うんですか?でも失礼ですけど、雑草ではないんですよね?」

奥さん:「はい、あれは『(畑の)土壌改良』のために植えているんです。」

ヤッチ:「そうなんですか…。土壌改良…。植わっているお花の名前をお伺いできますか?」

奥さん:「わかりません。」

かなり忙しく作業されていたのと、強い断定形の返答だったので、これ以上話しかけることはできませんでした…。

(-_-;)

もう少しいろいろと聞きたかったのですが、アルツ君のところに戻ります。

アルツ君、敷石に腰かけ、ヤッチの帰りを待ち受けています。

アルツ君:「何だって?」

ヤッチ:「出荷するために作ってるんじゃないんだって。畑の土壌改良をするために植えてるんだって。」

アルツ君:「土壌改良?へー、これが土壌改良になるのかね!?埋め込んで腐葉土にでもするのかなぁ…。」

ヤッチ:「そこまで聞けなかったんだけど、花を咲かせたら、畑の養分が吸い取られちゃう気もするけどね…。」

アルツ君:「わかった!!そうと決まれば戻ろう!!」

ヤッチ:「えっ?まだ公園の中に入っていないじゃん?」

アルツ君:「そうだけど、俺もケツの土壌改良が必要だ。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

緑肥とは…

(概要)
緑肥(りょくひ)とは、栽培している植物を、収穫せずそのまま田畑にすきこみ、つまり、植物と土を一緒にして耕し、後から栽培する作物の肥料にすること、またはそのための植物のことである。

(背景)
戦後、硫安(硫酸アンモニウム)、尿素など、安価な化学肥料が大量生産されるまでは、窒素肥料になる物は貴重品で、人間の糞尿、捕れすぎた魚や、食用にならない海藻(ホンダワラなど)とともに、肥料としてよく利用されていた。根瘤バクテリアとの共生により、空中の窒素を同化するマメ科のクローバー、ルピナス、ウマゴヤシ、レンゲソウなどが多く用いられていた。

(緑肥作物)
緑肥として栽培される例として、次の植物がある。マメ科、イネ科の植物が多く見受けられる。雑草を利用することもある。
  • エンバク
  • ライ麦
  • トウモロコシ
  • エビスグサ(決明子、ハブ茶の原料)
  • マリーゴールド
  • レンゲソウ
  • ヤハズエンドウ
  • クローバー
  • 大豆

訂正とお詫び

よしこさんからコメントをいただきました。(コメントNo.1773

記事の中で公園前の畑に植えられている植物をヤッチはヤハズエンドウと書かせていただきましたが、いただいたコメントを拝読すると、どうやらクサフジという同じマメ科の植物のようです。

記事中のヤハズエンドウをクサフジと読みかえてご覧ください。

(ヤハズエンドウ → クサフジ

ここに訂正とお詫びを申し上げます。

m(__)m

ヤッチ…、元花屋なんですけどね…

(; ̄ー ̄川 アセアセ



ブログランキングに参加しています。
クリックで是非応援をお願いします。
    ↓
にほんブログ村
にほんブログ村へ

人気ブログランキング
人気ブログランキングへ


コメントを見る 4 件
ツイートする

キーワード検索 : 土壌改良 メマリー 認知症 定位置 散歩 ボタモチ 紙パンツ ヤハズエンドウ 

FC2スレッドテーマ : 日々徒然なる話 (ジャンル : 福祉・ボランティア

この記事のURLhttp://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-405.html   Facebook   Twitter   はてなブックマーク hatena

2013/05/02 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

歩行車デビューしました!!

2013/11/20 (水)  カテゴリー: アルツ君
▲ Page Top
歩行車

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君ですが、先週から施設内で歩行車(器)を利用させてもらっています。

この歩行車ですが、歩行器に車輪が付いているものなので、あえて『歩行車』と書かせていただきましたが、正式名称はよくわかりません。

最近のアルツ君はと言うと、施設内で歩く際にも、身体が前傾し、フラフラとおぼつかない様子なので、施設の生活相談員さんが、この歩行車を勧めてくれたようです。

杖を持つのも嫌だと言っていたアルツ君なのに、どういう風の吹きまわしか、この歩行車をすんなり受け入れたようです。

いや、むしろ、嫌がるどころか率先して、利用させてもらっている様子…。

昨日、ヤッチもまだ見ぬアルツ君の歩行車姿を拝ませてもらおうと、面会に行ってきました。

施設の廊下に設けられたテーブルの前にアルツ君が腰かけています。

傍らには歩行車もあります。

アルツ君の方が先にヤッチの姿に気づきます。

アルツ君:「あっ!お前、ちょうどいいところに来た。金が一銭も無いんだよ~。」

ヤッチ:「俺も一円は持っているけど、一銭は見たことないぞ!?」

アルツ君:「ボタモチを買いに行こうと思ったんだけど、金がないんだな…。」

ヤッチ:「買に行くって、売っているところわかるのか?」

アルツ君:「わからないけど、外に出て、ゴチャゴチャ歩いてれば、そのうちわかるだろ!?それにこれもあるしな。ただ、金が無いんだよな…。」

アルツ君が歩行車を指さします。

施設内は当然のことながら、許可なく一人で外に出ることはできません。

お金の必要になる場面もまず無いと言って良いでしょう…。

方向感覚も無くなっているので、まず外に出れば徘徊確定です。

(^_^;)

ヤッチ:「しかし、まあ、なんていい息子なんだろうな~。孝行息子の鏡だね!?」

アルツ君:「なんでよ?お前がかぁ?」

ヤッチ:「そんなことだろうと思って、ボタモチを買って来たよ。」

アルツ君:「かー!!それは、それは…。」

ヤッチ:「『それは、それは…。』の後は何よ?『ありがたい。』か『ありがとう。』だろ?」

アルツ君:「それは、それは、言えません。」

ヤッチ:「まったく失礼なやつだな…。」

アルツ君:「そんなことはどうだっていいから、早いとこ、ちっと食わせろや?」

ヤッチ:「ちっとで、いいのか?」

アルツ君:「いや、全部だ。」

ヤッチ:「少しぐらい、息子にも分けてやろうっていう優しさはないのか?」

アルツ君:「無いんだなぁ~。」

ヤッチはボタモチのパーッケージを開け、アルツ君の前にフォークと一緒に差し出します。

アルツ君:「かっー!!ボタモチなんて食うのは何十年ぶりだろ!?美味そうだな…。おいっ。」

早速、アルツ君、ボタモチにパクつきます。

eat_botamochi

ヤッチ:「ゆっくり、食えよ。喉に詰まらせるなら、正月じゃないと、ニュースに出ないから…。」

アルツ君:「わかってますよ!」

そう言っている間にも、もうヤッチの持ってきたボタモチは終盤戦…。

(-_-;)

アルツ君:「こんなに美味いもんなら、100個でも200個でも食えるね~。」

ヤッチ:「それを食い終わったら、外に出かけようぜ?」

アルツ君:「何しに?ボタモチ買いに行くのか?」

ヤッチ:「今食ってるべ!!散歩!!」

アルツ君:「散歩か…。」

ヤッチ:「少し歩かないと、足のむくみが取れないだろう?」

アルツ君:「バカ言え。俺のは、むくんだんじゃなくて、太ったんだよ。」

ヤッチ:「どっちでも同じだろがっ。太ったんだったら、なおさら歩いて痩せなきゃだろがっ。」

アルツ君:「少しカンナで削れば、いいだけの事よ~。」

ヤッチ:「また、それかよ。外に出ないと腐るぞ。」

アルツ君:「腐りかけの肉の方が美味いぞ!?お前、知らないでしょ?」

ヤッチ:「うるせーよ。とにかく、今日は散歩に行くべ!!」

アルツ君:「しようがない…。行ってやるか…。」

ヤッチ:「何、その上目線な態度は?」

アルツ君:「別に…。で、どうやって行くんだ?」

ヤッチ:「歩いてに決まってるでしょ。これ(歩行車)を使って行ってもいいぞ?」

アルツ君:「あ…。これ(歩行車)はいいぞ~。スイっこスイっこ動くんだから…。」

ヤッチ:「スイっこスイっこ動くのは、自分の足じゃなくて、歩行車だよな?」

アルツ君:「お前、そう固いこと言うなよ…。」

普段、アルツ君と散歩に行くときは、アルツ君のいる3階から1階までは、エレベーターを利用しますが、歩いて下りてもらっています。

施設の玄関からは施設の車椅子をお借りし、アルツ君はそれに乗って、近くの公園などに出かけます。

なので、アルツ君の歩く距離は施設内の移動だけなので、ほんのわずかしかありません。

ヤッチ:「多分、この歩行車は、室内用だと思うんだけど、これで外まで行ってみるか?」

アルツ君:「お前、あんまり、無茶すんなよ。」

ヤッチ:「大丈夫だよ。無茶して怪我するのは、俺じゃなくて、旦那さんなんだから。」

アルツ君:「あーいう事言ってやがるんだからな…。」

ヤッチ:「そういう事!!」

準備をして、アルツ君と一緒に歩行車で散歩に出かけます。

施設の廊下をアルツ君と一緒に歩いているときに、ヤッチはアルツ君にたずねます。

ヤッチ:「その歩行車、どう?調子はいい?楽?」

アルツ君:「あー、調子いいぞ。これなら、どこまでだって、行けるぞ!?」

ヤッチ:「じゃあ、地獄まで行くか?」

アルツ君:「嫌だっ!!」

負けず嫌いのアルツ君、口にはしてしませんでしたが、今まで、自分の歩行がおぼつかなくなってきていることは、わかっていたんでしょうね。

転倒したりするのが嫌だから、歩くのも億劫になっていたのかもしれません。

歩行車を利用させてもらったおかげで、行動範囲が広がり、機嫌も良いようです。

(^.^)/~~~

ただ、この歩行車、ちょっとした段差でも車輪が引っかかってしまうので、注意が必要…。

屋外で利用するにはちょいと厳しいようです。

(^^ゞ

歩行車を利用し、1階まで下りてきました。

ヤッチ:「どうする?ここで車椅子に乗り換えて、座って公園に行く?」

アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。これ(歩行車)があるんだから、これで行けばいいじゃないか。」

ヤッチ:「でも、途中で『抱っこ!!』とか言うなよ?」

アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。これ(歩行車)が無くたって、まだ自分の足があるわいっ!!」

ヤッチ:「じゃあ、これ(歩行車)は、いらないんじゃないの?」

アルツ君:「あんまり、お前、難しいこと言うなよ~。」

park_sitting

youhodou
途中、段差や傾斜のあるところは、ヤッチがサポートしましたが、公園まで歩くことができました。

一年前くらいは歩行車などを使わずに、当たり前に出来たことなんですけどね~。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

公園で休憩し、アルツ君がまだ歩けそうだというので、遊歩道まで足をのばしてみました。

公園から遊歩道までは数十メートル程度ですが、自動車の通る道を行くしか選択肢がありません。

さいわい、自動車の往来は少なくて良かったのですが、身体の前傾しているアルツ君にとって、歩行車の車輪がよく回る箇所では、どうしてもつんのめり気味になってしまいます。

歩行車と一緒にアルツ君の歩く速度も上がってしまいます。

この辺りは今後の課題といったところでしょうか???

ヤッチ:「あんまり早くならないようにしな。『いち、に、いち、に』って数えながら歩いたらいいと思うよ。」

アルツ君:「そんなにいっぺんにあれもこれもできないぞ!?」

ヤッチ:「う~ん…。確かに…。」

歩行車にまだ慣れていないせいもあるし、そもそも歩行車を屋外で使うのが無謀だったかもしれません。

(-_-;)



なんとか、無事、アルツ君の居室まで帰って来ることができました。

ご本人、口にはしませんでしたが、相当疲れていたと思います。

その証拠に、まぶたが落ちて来ています。

ヤッチ:「疲れたでしょ?」

アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。お前とは鍛え方が違うんだから~。でも、どこに行ってたんだっけな…。」

つい、さっきまで公園まで行き、遊歩道を抜けて施設まで戻ってきたことをおぼえていません。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

アルツ君:「なんだか、腹減っちゃったなぁ…。」

ヤッチ:「あの…。さっきボタモチを食べて、まだ口の中にあんこの味が残ってな~い?」

アルツ君:「無いな…。」

ヤッチ:「ん…。そうだ!!食い物じゃないけど、旦那さんに本を持って来たんだ!?すっかり忘れてた。」

アルツ君:「お前は忘れん坊だなぁ?」

ヤッチ:「オタクの息子ですから…。」

実はアルツ君のために本を買って、持って来ていたんです。

ふしぎルックス珍獣ずかん
Amazonで購入した『ふしぎルックス珍獣ずかん』というコミック本サイズの本です。

630円という低価格でも送料無料で配達してくれるんですねえ~。

しかも、頼んで翌日に届くという迅速さ…。

恐るべしネット通販です。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

この本は、後で知ったことですが、朝の情報番組でも紹介された本らしいです。

表紙の写真は『エクリス』というウマとシマウマの混血。

頭とお尻だけがシマウマの毛色をしています。

こんな面白い動物たちが、本の中で写真付きでたくさん紹介されています。

動物好きなアルツ君が興味を持つのではないかと思い購入し、持参してきてわけですが、散歩をしたことで、ヤッチもすっかり記憶から抜け落ちていました。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチは、この『ふしぎルックス珍獣ずかん』をアルツ君に手渡します。

アルツ君:「かっー!!」

アルツ君、表紙を見入っています。

ヤッチ:「おっ?どうやら、お気に召したか?おもしろい動物の写真がイッパイ載ってるぞ。」

アルツ君:「かっー!!美味そうだな~。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


ブログランキングに参加しています。
クリックで是非応援をお願いします。
    ↓
にほんブログ村
にほんブログ村へ

人気ブログランキング
人気ブログランキングへ


コメントを見る 10 件
ツイートする

キーワード検索 : 歩行車 歩行器 ボタモチ 車椅子 散歩 転倒 遊歩道 珍獣ずかん 

FC2スレッドテーマ : 日々徒然なる話 (ジャンル : 福祉・ボランティア

この記事のURLhttp://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-431.html   Facebook   Twitter   はてなブックマーク hatena

2013/11/20 | コメント (10) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

サンタクロースの存在

2013/12/24 (火)  カテゴリー: アルツ君
▲ Page Top
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

日中、アルツ君のところに面会に行ってきました。

アルツ君、廊下の定位置に腰かけウトウトしています。

ヤッチがアルツ君に声をかけると、ゆっくり顔を持ち上げます。

アルツ君:「なんだあ?お前来てたのかぁ…?」

まだ、覚醒しているという感じではありません。

ヤッチ:「相変わらず、歓迎ムードじゃないんですね?」

アルツ君:「年がら年中、歓迎してたら、大変だ。」

ヤッチ:「おっしゃる通り、するどい。ところで、今日は何の日かわかるか?」

アルツ君:「わかってたら、こんなところで寝てません。」

ヤッチ:「今日は冴えまくりだね!?頭の中で稲光がすごいんじゃないのか?」

アルツ君:「あいにく、消えかかったローソクだ…。」

ヤッチ:「今日は巷じゃクリスマスイブだぞ。」

アルツ君:「俺には関係ないね。クルシミマスだ。」

ヤッチ:「今、そのセリフ吐くと、東京都の迷惑防止条例でオナワになるんだぞ。」

アルツ君:「それじゃあ、クソシマスだ。」

ヤッチ:「神聖なものを汚しちゃいかんと思うぞ。」

アルツ君:「お前こそ、そんな下らん事言って、オナワになっちゃえ!!」

ヤッチ:「そしたら、今日でボタモチは食べ納めだなぁ…。」

アルツ君:「んっ?…ボタモチ!?」

ヤッチ:「そうだよ、今日はクリスマスイブだから、旦那さんにクリスマスプレゼントを持って来たんだよ。」

アルツ君:「それは、それは…。」

ヤッチ:「それはそれは何?」

アルツ君:「それはそれはオナワにならなくてよかったぁ…。早く出せ!!」

ヤッチ:「ここじゃなくて、部屋(居室)で食べようぜ?」

アルツ君:「どこで食ったって、ボタモチはボタモチだぞ!?」

ヤッチ:「まあ、そうだけど、ここで食ってると、横取りされる危険があるぞ!?」

アルツ君:「なら、早いとこ、部屋に行こっ!!部屋に…。」

アルツ君、スッと椅子から立ち上がります。

アルツ君の居室で、ヤッチはボタモチのパッケージを開け、テーブルに拡げます。

ヤッチ:「今日はさ、スーパーマーケットで、これ(ボタモチ)を買って来たんだけど、七面鳥だか、何だか知らないけど、スーパーマーケットの中は鳥だらけだったよ。さがすの苦労したよ~。」

アルツ君:「ふん、鳥だか、七面鳥だか知らんけど、俺はよっぽどボタモチの方がいいね~。」

ヤッチ:「俺も料理なんてまともにやったことないからわからんけど、自分の腹をイッパイにしたいなら、ボタモチを食うより、鳥になった方がいいかもよ?」

アルツ君:「なんでよ?」

ヤッチ:「売り子のおばさんが実演販売やってたけど、鳥の腹の中にイッパイ詰め物してた…。」

アルツ君:「また、お前は俺を殺す気なのか?」

ヤッチ:「『殺す気』じゃなくて、殺そうとしてるんですけど…。」

アルツ君:「嫌だっー!!」

ヤッチ:「まあ、まあそれを食べ終わったら、暖かいうちに、散歩に行こうよ。」

アルツ君:「それも嫌だ。」

ヤッチ:「なんで?」

アルツ君:「なんでも。」

ヤッチ:「殺しやしないから、少し陽に当ろうぜ?」

アルツ君:「歩いていくんだろ?」

ヤッチ:「なるほどねぇ…、そういう事かぁ…。散歩に行くのが嫌なわけじゃなくて、歩くのが嫌なんだね…。」

アルツ君、聴こえないふり…。

(-_-;)

すでに、ボタモチはあと一口を残すところ…。

(-_-;)

ヤッチ:「車椅子で散歩。それならいいべ?」

アルツ君:「そんなに行きたいなら、お前が車椅子と散歩してくればいいじゃんかよ。」

ヤッチ:「そんな事言ってると、そのうち、足がもげて、トナカイ無しには移動もできなくなるぞ。」

アルツ君:「ふんっ。」

半ば強制気味に暖かい服装に着替えさせ、散歩に出動です。

アルツ君_クリスマスバージョン
少し、クリスマス仕様にしてみました。

いつものように、施設のエントランスで、車椅子を借り、公園へと向かいます。

ヤッチ:「今日は子供たち、遊んでるかね?」

アルツ君:「どうかなぁ…。行ってみないとわからん。」

公園に到着です。

やはり、晴れているとはいえ、寒いせいでしょうか…、子どもたちの姿はまばらです。

陽の当たるところを見つけ、砂場の外に設けてあるベンチの横にアルツ君の車椅子を着けます。

となりのベンチにはママ友同士なのでしょうか…、二人の女性が腰かけ、お話をしています。

砂場では、そのお子さんなのでしょう、女の子二人とそのどちらかの弟と思われる男の子がお姉ちゃんたちの中に加わろうと、一生懸命何かアピールしています。

女の子はおそらく幼稚園に通っているくらいの年齢…。

何かお店やさんごっこでもしているのか、とても楽しそうです。

アルツ君もにこやかな顔をして、子どもたちの姿を眺めています。

女の子が砂で作った何かをママのところに持ってきました。

女の子:「ほら、見て。ケーキだよ。」

ママ:「うわー、美味しそう。クリスマスのケーキかな?」

女の子:「うん、そうだよ。」

アルツ君が会話に割って入ります。

アルツ君:「美味そうだな~。サンタにプレゼントは頼んだのかい?」

女の子はアルツ君の声に気づき、ママの陰にかくれます。

ママが女の子に何か耳打ちしています。

女の子が再び陰から姿を見せます。

女の子:「お願いしたけどね…。でも、きっと、○○ちゃん(女の子自身の名前)のおうちには、サンタさん来ないよ。」

女の子のママが少しビックリした顔をします。

ママ:「あらっ?どうして?どうして○○ちゃんのおうちにサンタさんが来ないの?」

女の子:「だってね、さっき、サンタさん、ピザ屋さんの車(バイク)に乗ってたもん。」

○○ちゃん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


ブログランキングに参加しています。
クリックで是非応援をお願いします。
    ↓
にほんブログ村
にほんブログ村へ

人気ブログランキング
人気ブログランキングへ


コメントを見る 10 件
ツイートする

キーワード検索 : サンタクロース クリスマスイブ クリスマス ボタモチ 車椅子 散歩 

FC2スレッドテーマ : 日々徒然なる話 (ジャンル : 福祉・ボランティア

この記事のURLhttp://alzheimers.blog.fc2.com/blog-entry-437.html   Facebook   Twitter   はてなブックマーク hatena

2013/12/24 | コメント (10) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
申し訳ありません。m(__)m
お探しの記事は、この キーワード (ユーザータグ) を設定していない可能性があります。

画面右上の『ブログ内検索』で、
再入力、もしくは語句を短めに入力していただくと記事が見つかる場合があります。

2 頁  次のページ »


▲TOP