site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アルツ君の入院初日(救急搬送された日)

2013/09/01 (日)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

前記事でも、書かせていただいたように、8月28日の水曜日に救急搬送されたアルツ君ですが、詳しく書かせていただいていなかったので、この記事で少し詳しく書かせていただきます。

入院後の様子も書いていないので、これもあわせて書かせていただきたいと思います。

関連記事:

前記事と重複する箇所も多数あると思いますが、どうかご了承ください。

8月28日の水曜日の朝、アルツ君は入所している特養で、朝食後に不調を訴えたようです。

当然、ヤッチはその場にいませんから、以下は施設の看護師さんから聞いた話になりますが、多分、時刻にすると朝の7時半とか、8時頃の話しだと思います。

施設の看護師さんがアルツ君の体温を計ったところ、38.9度…。

半身浴にはなかなかグッドな温度ですが、人間の体温にすると、かなりの高熱です。

アルツ君が『気持ちわるい。』、『吐きたい』といったので、何度か看護師さんが嘔吐させようと試みたようです。

しかし、施設では吐くことができず、スッキリできなかったようです。

普段、施設の利用者(入所者)さんの体調が悪くなったりすると、その方達を連れていくかかり付けの病院が有るので、アルツ君も施設の車で、そこに連れていくことにしたそうです。

この病院が救急搬送される前のS病院で、一応入院設備もある立派な病院です。

付き添って下さったのは、施設の生活相談員さんと施設の看護師さんだったようです。

そして、S病院の寝かされたベッドの上で、アルツ君、とうとう吐いてしまったようです。

『なんじゃーこりゃー!!』とアルツ君が言ったかどうかは定かではありませんが、そこで吐しゃ物と一緒に大量の血を吐いたそうな…。

やはり、血を吐けば誰でもあわてますわな~。

そこで、担当の先生が即座に検査のできる大きな病院に救急搬送することを考えて下さったようです。

救急搬送の際、付添うのは家族でなくては駄目だったのかどうかはわかりませんが、いち早くS病院に駆けつけられるのがヤッチだったため、ヤッチがS病院に呼ばれます。

ここまでは、前記事に書かせてもらった通りです。

前記事では、ここでの会話の内容を記憶していないと書かせていただきましたが、一つだけ記憶していることがありました。

(^^ゞ

S病院のベッドに仰向けで寝ているアルツ君の横にひざまずくような恰好をしたときに、かすかに漂う懐かしい香りが…。

近くに本屋さんは有りません。

明らかに、香りの主はアルツ君です。

生活相談員さんにヤッチはたずねます。

ヤッチ:「リハパンの予備って持って来てます?」

生活相談員さん:「いやー。急いでお連れしたので、余裕がありませんでした。」

仮に、持って来ているとしても、アルツ君のリハパンを交換できるような状況ではないのに、何でこんなことを言ったんでしょうかね~~????

(; ̄ー ̄川 アセアセ

そうこうしているうちに救急車が到着です。

救急救命士の方の一人がたずねます。

救急救命士さん:「ご家族の方はいらっしゃいますか?」

ヤッチ:「はい。私です。」

救急救命士さん:「(アルツ君が)どんな状況ご説明願えますか?」

ヤッチ:「すいません。父は施設に入所していて、施設の方がここに連れて来て下さったので、私は詳しいことがわからないんですよ。」

施設の看護師さんが、代わって答えて下さいます。

今まで書いたことの繰り返しの話です。

施設の看護師さん:「熱は施設では38.9度。一番高い時は39.1度まで行って、その後計ったときは、少し下がって、38.1度です。」

救急救命士さん:「その一番高かった時と言うのは何時頃ですか?」

施設の看護師さん:「10時です。」

他にも問答がいくつかありましたが、さしたるものではなかったと思うので、省略させていただきます。

アルツ君と一緒に救急車に乗り込む直前に、ヤッチはアルツ君の認知症の症状が進行していることを救急救命士さんに伝えます。

救急救命士さん:「わかりました。後でお父様ご本人にご自身のお名前を訊くことがあるかもしれません。」

救急救命士さんがヤッチにアイコンタクトを送って来ます。

おそらく認知能力を試すのに利用するのでしょう…。

アルツ君がストレッチャーで救急車に運ばれます。

ヤッチが後から乗り込み、救急救命士さんにシートベルトをするよう促されます。

搬送先が決まっているせいか、後ろのドアが閉まると、救急車はすぐに走り出します。

ヤッチ、救急車の中で盗撮を試みます。

(●`w´●)ニァ・・

しかし、救急車がことのほか揺れるので、ベストショットを得られません。

(-_-;)

救急車の中
救急車の中


揺られること10分ちょっとでしょうか…。

受け入れ先のOG病院に到着です。

アルツ君のいる特養からは、自動車で20~30分程度のロケーションの救急指定の病院です。

救急の入り口からすぐに処置室のようなところにアルツ君は運ばれ、ヤッチは処置室の外で待つように言われます。

病院の医療事務のお姉さんがヤッチのところに現れ、いろいろと書類を書くように言われます。

施設で『健康保険証』や『おくすり手帳』を預かってきていたので、それも手渡します。

その後も入れ代わり立ち代り、検査技師さんや医師が現われ、書類を持ってきます。

血液検査にあたって、ウィルス感染していないかの同意書、内視鏡検査をしている時にポリープが見つかった場合に切除しても良いのかの同意書、胸部CTの際にアレルギーが無いか等、アルツ君を待っている間にたくさんの書類を書かなくてはならなくてはならないハメに…。

書類に記入していると、最初に処置をして下さった医師が現われます。

医師:「お父様なんですが…。」

ヤッチ:「はい。」

医師:「こちらに救急でいらした時には、すこしぼんやりされていましたが、今は意識もハッキリしてらっしゃいます。」

ヤッチ:「あ、そうですか。」

医師:「まだ、血液検査などの結果が出ていませんが、おそらく炎症反応が有ると思います。多分、しばらくはこちらで入院していただくことになると思います。」

ヤッチ:「それは覚悟の上ですが!?」

医師:「ただ、このことを話したら、とても嫌がっているご様子でして…。『入院するのかよ…。』とおっしゃっています。」

ヤッチ:「あーあ。それなら適当なことを言って、ぶち込んでしまって下さい。方便使って結構ですので、『ちょっとここでお休みしてから帰りましょ?』ぐらいのことをおっしゃっていただけば、落ち着くと思います。」

医師:「わかりました。では、その方向で…。」

この時、ヤッチは何でアルツ君が血を吐いたのかということを知らされていません。

そのことを教えに来て下さったのかと思ったのに、ちょっと拍子抜けです。

(-_-;)

たぶん検査結果が出ないと、ヘタなことを言えないんでしょうね…。

ただこの医師が、『お父様の鼻に通された管のところどころ黒くなっているのは、血液が酸化しているからで、ちょうど使い捨てカイロの酸化鉄を想像してもらえば良いと思います。』などと、わけのわからない説明をして行ったことだけは、よく覚えています。

この後も、いろいろな書類を書かされ、書き終わっても、なかなかご対面と言うわけにはいかない状況…。

これらの書類の中で、ちょっと困ったのは、入院に際し、個室にするか、大部屋にするかの選択です。

大部屋は多分4人部屋だと思いますが、バス、トイレ、洗面所は部屋には有りません。

お風呂は度外視して良い話ですが、特養では個室に居るアルツ君です。

少し、元気になって、自分で歩けるようになってきた時のことを考えると、トイレが近くにないと不安です。

それに、大部屋では他の入院患者さんの迷惑になることは必至です。

やはり、差額のベッド代を払っても個室にしてもらう必要が出てきます。

で、個室はというと?

ランクがA、B、Cと3ランク有ります。

Aランクは室料が一日あたり31,500円。

バス、トイレ、洗面所完備です。

つづいてのBランクは、バスが無くて、トイレ、洗面所付きの一日あたり21,000円の部屋…。

Cランクは、洗面所のみの10,500円の部屋です。

Cランクの部屋が洗面所ではなく、トイレ付きと言うのであれば、これに即決なのですが、そういう部屋は無いとの事…。

姉と電話で相談し、Bランクでトイレと洗面所のついている個室にするしかないとの結論に達したのですが、何のことはない…。

結局、病室は大部屋、個室含め、Cランクの10,500円の個室しか空きがなく、選択の余地がありませんでした。

(-_-;)

『最初から言えよ!!』っていう話ですが、仕方がありません。

(つд⊂)エーン

結局、部屋には、ポータブルトイレを置いてもらうことで、手打ちです。

アメニティーについても、ちょいとヤッチの薄い頭を悩ます羽目に…。

アメニティーと言うのは、タオルや寝巻などの身のまわり品のレンタルのことです…。

普通であれば、自宅から持ってくれば、事足ります。

また、特養の生活相談員さんからも『必要なものがあれば、おっしゃっていただけば、こちらで準備してお持ちします。』とも言われています。

でも、失禁で一日に何枚も寝巻やらズボンを汚してしまうアルツ君です。

(-_-;)

洗濯物を持って帰り、また持参するのも容易なことではありません。

ならば、お金を払ってでも、アメニティーを頼んでしまった方が、そういった手間を省くことができます。

ところが、アメニティーにもランクが有り、一番値段がいいランクのものは、何度寝巻を汚しても、追加料金は発生しないシステム…。

最高ランクのものは、オムツも4枚以上使えて、1日1,880円…。

この下のランクのアメニティーは1日1,280円。

内容を具にみませんでしたが、後であれこれと買い足して持って行く面倒を考えると、一番至れり尽くせりの内容のアメニティーを頼んでおけば、問題なしという姉の判断で、1,880円のものに決定です。

入院手続きについては、書類をいただき、2~3日中に保証金50,000円とともに提出してくれとのことです。

入院料金は月末締めで、保証金の5万円は退院時に相殺され、余りがあれば、却って来るとの事です。

当然、急いで出て来たので、持ち合わせなどなく、後日の手続きとなりました。

お金に関することは、アルツ君には成年後見人が居て、成年後見人さんが金銭の管理をしているので、成年後見人さんの判断も仰がなければならず、これまた厄介な話です。

成年後見人さんとの連絡は姉がやってくれているので、入院の費用面の手続きは、後で姉にまかせてしまいました。




だいぶ、時間が経過して、ようやくヤッチは、OG病院の事務の女性職員さんに病棟の方に案内されます。

女性職員さん:「まだ、お父様は病室に戻られていませんが、病棟の方にご案内しますね。」

ヤッチ:「ありがとうございます。」

女性職員さん:「今、病棟の一部を工事中なので、少し大きな音がすると思いますが、ご了承願います。」

女性職員さんに案内され、エレベーターに乗り込みます。

どうやら、病室は4階のようです。

ヤッチは救急入口からアルツ君とこの病院に入ったので、病院の中で自分がどこに居たのか、わからないでいました。

でもこの職員さんの案内でようやく自分がどこに居たのかがわかり、スッキリします。

女性職員さん:「まだ、お父様は病室に戻られておりませんが、ここがお父様の病室になります。」

アルツ君の病室はナースステーションに一番近くです。

病室の扉を開けておけば、ナースステーションのカウンターからアルツ君のベッドがよく見えます

病棟に案内される前、病院側からの書類の中でアンケート用紙が有り、アルツ君の普段の生活について質問してくるものが有ったので、ヤッチは事前にアルツ君が認知症であり、環境が変るとおそらく不穏になるのでは!?と言うようなことを記入しています。

もしかすると、アルツ君のために病室を空けてくれたのかもしれませんね~。

(^^ゞ

女性職員さん:「お父様がお戻りになるまで、デイルームがこちらにございますので、お待ちください。」

ヤッチ:「わかりました。」

女性職員さん:「あと、お父様が普段お飲みになっている薬はどちらにございますか?」

ヤッチ:「あッ、そっかッ!?特養に入所しているので、特養で管理していると思います。」

女性職員さん:「では、確認していただき、お早目にお薬をお持ちいただけますか?」

ヤッチ:「今日中じゃないと、まずいですか?」

女性職員さん:「おそらく、今日は点滴ですから、今日はお薬を飲むことはないと思いますが、できるだけ早く…。」

ヤッチ:「わかりました。特養に連絡して訊いてみますね。デイルームは電話を使えますか?」

女性職員さん:「はい。ご使用いただけます。」

ヤッチはデイルームに行き、特養に電話します。

生活相談員さんが対応してくれます。

ヤッチ:「今、病院に居るんですけど、病院から普段飲んでいる薬を早めに持って来てくれって言われているんですけど…。用意できますかね?」

生活相談員さん:「今日中ですか?」

ヤッチ:「いえ。ただ、いつから服用になるかわからないので、早目にとだけ言われました。もし、そちらで今日は難しいなら、明日の朝にでも私がそちらに取りに伺いますよ。」

生活相談員さん:「でも、やはり早いに越したことはないですよね。少しだけお時間いただけますか?対応できるか訊いてみます。」

ヤッチ:「待ちくたびれているくらいだから、俺の時間ならいくらでもあげますよ。」

生活相談員さん:「すいません…。折り返させていただきます。」

電話を切ってすぐにヤッチの携帯が鳴ります。

相談員さんからです。

ヤッチ:「持て余してんだから、もっとゆっくりでもよかったのに…。」

生活相談員さん:「いえいえ…。薬の件なんですけど、そっち方面に帰る職員がいるので、その職員に持たせようと思っていますが、よろしいでしょうか?」

ヤッチ:「え?もうそんな時間?途中で全部飲んじゃうような人でなければ、OKですよ!!」

生活相談員さん:「いえいえ、では、今日中にお持ちします。」

ヤッチ:「無理言ってすいません。」

今度はアルツ君を担当して下さる看護師さんがデイルームにいらっしゃいます。

看護師さん:「はじめまして、お父様を担当させていただく○○と申します。」

ヤッチ:「息子の○○と申します。お世話になります。」

看護師さん:「さっそくなんですけど、救急の医師から、お父様の病状について説明がありましたか?」

ヤッチ:「いえ。とくに…。ただ、胸部のCTを撮るっておっしゃっていた時に、推測で私が『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)ですか?』って訊いた時に、お医者様だか技師の方が『その可能性が高いですね…。』というようなことはおっしゃっていました。」

看護師さん:「そうですか…。」

看護師さんがヤッチの言うことをボールペンでメモしはじめました。

ヤッチ:「『誤嚥(ごえん)』だなんて、よく手書きで書けますね?俺は携帯かパソコンでしか打てないよ?」

看護師さん:「しょっちゅう、書いていますから…。」

ヤッチの場合、パソコンのキーボードを打っても、時々『御遠征肺炎』という文字が出て来るのに…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ヤッチ:「この『誤嚥(ごえん)』という文字を見ると、高級な中華料理を思い浮かべるのは、俺だけなんですかねえ?」

看護師さん:「…。」

この後、日頃のアルツ君のことを色々訊かれました。

ヤッチ:「ちょっと、心配なのは、元気になって来た時に不穏にならないかですかね…。」

看護師さん:「まあ、その辺はスタッフが大勢いますので…。」

ヤッチ:「『ばあさん』とか『○○(キノコさんの名前)』を父が口にしたときは、私の母のことで父の奥さんのことなんで…。」

看護師さん:「わかりました。奥様のことは覚えてらっしゃるんですね?」

ヤッチ:「微妙ですが、捜そうとするかもしれません。」

看護師さん:「承知しました。もうすぐ、担当させていただく医師もこちらに戻ってくると思います。またお声掛けさせていただきます。」

また、時間が空いてしまいました。

(-_-;)

他に誰も居ないと、外の空気も吸いに行けませんねぇ…。

(-_-;)

しばらく経って、ナースステーションに来るように言われます。

担当して下さる医師がお見えになったようです。

どうやら、女医さんのようです。

女医さん:「お父様を担当させていただく医師の○○です。」

ヤッチ:「息子の○○です。」

女医さん:「さっそくですけど、お父様の病状についてご説明させていただきますね…。」

女医さんは、ご自分の机の前に有るパソコンのモニターを横に座っているヤッチの方向に少し角度を変えて見せます。

女医さん:「吐血についてですが、食道から胃に向かって内視鏡を入れ、検査させていただきました。モニターでご覧になってわかるように、食道から胃に向かってカメラが動いているのですけど、ところどころ出血している箇所がございます。」

ヤッチ:「でも、ただれているっていう感じじゃないですよね?」

女医さん:「そうですね。潰瘍というよりは、ちょっとしたすり傷みたいなものがあるという程度でしょうかね。失礼ですが、ご高齢のわりに綺麗な方だと思いますよ。で、問題になるのは、食道と胃の境目の部分です。今ご覧になられている部分がその部分で、奥の方に広がって見えるのが胃です。」

ヤッチ:「はいはい。わかります。」

女医さん:「これを少し拡大すると、出血している箇所がわかると思います。」

女医さんはマウスのセンターホイールをクルクルと回転させ、画像を拡大させます。

ヤッチ:「あーこれですか!?」

ヤッチがモニターを指さします。

女医さん:「そうです。おそらく吐血の箇所はここだと考えられます。」

ちょうど食道をホース、胃をポンプに例えるなら、ちょうどそのジョイント部分が出血して、輪郭が赤く彩られています。

ヤッチ:「なんで、こんなところが出血したりするんですかね?病名で言うと何と言う病気になるんですか?」

女医さん:「逆流性食道炎というものです。お父様の場合、普段バイアスピリンという血液をサラサラにする薬を飲まれているので、逆に血が止まりにくかったのかもしれませんね…。」

ヤッチ:「逆流性食道炎というのは、最近、テレビのコマーシャルなんかでも流れているやつですよね?また何だって、こんなのところで流行りのものに手を出すかなぁ…。」

女医さん:「ご存知かと思いますが、胃や十二指腸からは胃液、十二指腸液というものが出ています。胃液と言っても、強い酸ですから、これが何かの拍子で、食道の方に飛び出してくると、食道の粘膜を傷つけてしまうんですね。」

ヤッチ:「それが逆流性食道炎っていうやつですかぁ…。自分で自分をぶっ殺しちゃうんですね!?出血までしちゃうんですね?」

女医さん:「そうですね…。どうして出血したのかということは、推測の域を出ませんが、何か大きなものを飲み込んで、吐こうとしたときに胃酸が逆流して、食道を傷つけてしまったのかもしれません。ただ、胃の中は吐かれてしまった後なので、綺麗でした。また、85歳という高齢ですから、飲み込む力、いわゆる嚥下(えんげ)が悪くなっているのかもしれません。」

ヤッチ:「なるほど…。以前、進行性核上性麻痺(PSP)ではないかと言われたこともあるので、もしかすると、こやつだとすると、一番最初に飲み込みが悪くなる嚥下障害(えんげしょうがい)が出るっていう話も聞きましたからね…。」

女医さん:「そうでしたか…。」

ヤッチ:「そう言われちゃうと、キリがありませんが、蕎麦をのどに詰まらせるなんていう事件もありましたからねぇ…。」

女医さん:「いずれにしましても、今すぐに手術をして、どこかを切除しましょうという御病気ではなくて、胃酸を抑えるような薬を使って、徐々に元の状態に戻していくという治療になると思います。」

ヤッチ:「なるほどね…。」

女医さん:「で、お父様のお熱の方なのですが、高熱が長く続いたとか、胸が苦しいとか、おっしゃられたことがございますか?」

ヤッチ:「いいえ。家族の中では一番元気な方で、若い頃は風邪をひいたこともありません。」

女医さん:「そうでしたか…。」

今度は女医さん、アルツ君の胸部のCT画像をヤッチに見せます。

女医さん:「これはお父様の肺の画像ですが、肺の下の方に影あるのがお分かりですか?」

ヤッチ:「影って言うのは、白くなっているということですよね?やっぱり誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)ですか?」

女医さん:「そうですね。しかも、申し上げにくいことですか、過去に誤嚥を繰り返している事がうかがえます。」

ヤッチ:「年齢が年齢ですから、有ってもおかしくないかもしれませんねぇ…。ただ繰り返しているというのはちと、驚きです。」

誤嚥(ごえん)というのは、本来食道を通って胃の中に入らなければいけない食べ物や水分、あるいはツバといったものが、気管の中に入ってしまうことです。

気管の先は、当然の事ながら、肺です。

時々、ヤッチもやっちまう事が有りますが、大きく咳払いをすることでこいつをブロックします。

ただ、年齢とともに、飲み込む力や逆に吐く力、あるいは咳払いをする力が弱くなって、誤嚥のリスクが高くなるわけです。

細菌まみれのものを誤嚥してしまえば、誤嚥性肺炎になるの図式で、さらに肺炎を起こせば高熱が出るの図式です。

女医さん:「画像で見る限りでは白い塊というのではなく、ところどころ、引っ掻き傷のようになっているところが有るのがお分かりになります?特に肺の下の方です。」

アルツ君の肺の上部は影も無くきれいですが、肺の下の方に行くほど、白く濁り、釣り糸の切れ端のようなものが沈殿しているようにも見えます。

ヤッチ:「なんだか、釣り糸が肺の中に入っているみたいですよね?最近は釣りに出かけていないはずですけどねぇ…。」

女医さん:「その白くシュシュとなっているところが過去に誤嚥している箇所だと思います。」

ヤッチ:「へー、過去の誤嚥までわかっちゃうんだ!!」

女医さん:「で、血液検査も同時にさせていただきました。白血球の数がお父様の年齢の基準値よりも多くなっています。2倍とはいかないまでも、それに近い数値を示してます。」

ヤッチ:「それがわかると何がわかるんですか?」

女医さん:「白血球の数が増えると、炎症を起こしている事がわかります。人間の体は白血球の数を増やして炎症を防ごうとするのです。」

ヤッチ:「便利に出来てますね…。」

女医さん:「細菌は熱に弱いので、それが増殖しないように高熱が出たりするわけです。」

ヤッチ:「それで、父の今回の肺炎の程度というのはどの程度になるんですかね?」

女医さん:「過去の誤嚥の跡が一緒に画像に写ってしまっているので、はっきりとした数値は、正直わかりません。」

ヤッチ:「そうですか…。」

女医さん:「いずれにしても、逆流食道炎と同じで、手術をしてどこか悪い所を取ってしまうという治療ではなく、抗生剤で、細菌の増殖を防いでいくという治療になります。それと、これは様子をみながらということになりますが、入院が長引けば、足腰の筋力も衰えてきますから、筋力が大きく落ちないようなリハビリも計画に入れて行こうと思います。あわせて、嚥下(えんげ)についてもリハビリをさせて行こうと…。」

ヤッチ:「それは、ありがたいですね。ぜひ、よろしくお願いします。」

女医さん:「あと、大変失礼かと存じますが、ご高齢な御父様なので、治療の中で、病状が悪い方に向かわれてしまうことも考えられます。その際は、私どもの院としましては、余りお父様に苦痛にならないような治療法を考えていますけれどもよろしいでしょうか?」

要はアルツ君の病状が悪化して、いよいよお迎えが来るといったときに、おしりの穴に棒を突っ込み、グリグリとかきまわして、眠る子を起こすような治療法は選択しないということをこの女医さんはおっしゃりたかったようです。

ヤッチ:「私もその方が良いと考えています。ただし、私がよくても、本人は暴れるかもしれませんが…。」

女医さんは苦笑です…。

女医さん:「だいたい、以上なんですが、何か他にご質問は有りますか?」

ヤッチ:「いえ。特に…。」

失敗しました…。

(-_-;)

アルツ君の入院期間がどのくらいの長さになるのかをお伺いするのを忘れました…。

(-_-;)

リハビリの計画が入っているし、抗生剤の投与があるわけですから、すぐに退院とはならない気配ですがね。

女医さんからの説明が終わり、いよいよアルツ君にご対面です。

アルツ君、目をつぶっていますが起きているようです。

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暴れないようにベルトでベッドに拘束されています。

サイドテーブルの上には、まだ封の切られていないミトンも置いてあります。

ヤッチ:「起きてるのか?」

アルツ君が目を開けます。

アルツ君:「起きていますよん!!」

ヤッチ:「でも、寝てていいよ。」

アルツ君:「人を起こしておいて、そんなことを言うやつがあるか。」

喋る声が痰混じりの声です。

やはりいつも通りとはいきませんね。

(-_-;)

話し声に覇気がありません。

顔色も白いというより、熱のせいか、赤ら顔です。

ヤッチ:「悪い悪い…。」

アルツ君:「それより何だって動けないんだ?」

ヤッチ:「気のせいだろ!?」

アルツ君:「うそをつけ。胸に変なバンドみたいながくっ付いてるぞ?」

ヤッチ:「あー、それか!?旦那さんの腰が曲がってるから、真っ直ぐにするために矯正してるんだよ。」

ヤッチ:「そっか…。それに腕にも変なもんが付いてるぞ。」

アルツ君が仰向けの姿勢のまま、点滴の針の刺さった腕を軽く叩きます。

2013082818020000.jpg[ 拡大する ]

もう、すでに点滴の針を固定しているサージカルテープのめくれかかっている部分があります。

(-_-;)

ヤッチ:「今日は自分の入れ歯は口の中に入っているか?」

アルツ君:「そういえば、無いみたいだな!?」

ヤッチ:「だろ?入れ歯が無いとメシが食えないから、そこの腕から栄養を放り込んでもらってるんだよ。」

アルツ君:「こんなところからエサを食ったって美味くないぞ!?」

ヤッチ:「大丈夫だよ。ボタモチ100個分の栄養を入れてくれって頼んであるんだから。」

アルツ君:「お前ね、ものには限度っていうのがあるぞ。そんなに食えるわけないだろ。」

くだらない会話をしていると、看護師さんの登場です。

看護師さん:「今日担当させていただく○○です。よろしくお願いします。」

ヤッチ:「こちらこそよろしくお願いします。」

看護師さんがアルツ君の痰吸引の準備を始めます。

看護師さん:「お父さん!!口を開けられますか?」

アルツ君:「開けられるけど、入れ歯は無いよ!?」

看護師さん:「もっと大きく開けられますか?」

アルツ君:「あーん。」

看護師さん:「『あーん』じゃ閉じちゃうから、『あー』のままでいて?」

アルツ君:「そんな難しいことわかんないよ。」

看護師さん:「ダメだなこりゃ。鼻からだ。」

看護師さんが痰吸引のためのチューブを鼻から挿しこもうとします。

アルツ君が大声を上げて首を振ります。

アルツ君:「わーっ!!!」

すごい力でアルツ君が抵抗するので、ヤッチもアルツ君の腕を抑えつけます。

拘束については、同意書にサイン済みなので、多分虐待にはならないでしょう…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

代筆したのはヤッチですが…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ミッション完了です…。

アルツ君もグッタリしています。

看護師さん:「ほーらこんなにたくさん出た。ありがとうございました。」

看護師さんがヤッチに軽く会釈します。

アルツ君がブツブツ言っています。

アルツ君:「あーあ。殺されちゃった…。」

ヤッチ:「そうだよ。旦那さんを生かすも殺すも看護師さん次第だぞ~。」

看護師さん:「いえいいえ、私はそんなことはしませんから、ご安心下さい。」

ヤッチは看護師さんに話し掛けます。

ヤッチ:「これじゃあ、夜中に点滴の針を抜いちゃうかもしれませんね~。」

看護師さん:「大丈夫、大丈夫、わかってますから!!」

なかなか頼もしい看護師さんです。

そんなことをしていると、同じような人物登場です。

アルツ君の一人娘の姉です。

姉:「パパ、どう?」

アルツ君:「どうって、メシを食わしてくれないんだよ…。」

姉:「お腹がすいた?」

アルツ君:「そういうわけじゃないけど、食わしてくれないんだよ…。」

姉:「早く元気になったら、食べられるさ!!」

アルツ君:「それに何だか今殺されかけたんだぞ?」

姉:「ん?」

ヤッチ:「今、痰吸引してもらったんだよ。」

アルツ君:「あんな苦しいなら死んだ方がましだぞ…。」

看護師さん:「そういうことを言う人に限ってそうならないんだな~。」

姉:「だって!!早く元気なりな!!肺炎だって聞いたからさあ…。がんばって早く治しな!!」

アルツ君:「肺炎?俺がかよ?」

姉:「そうだよ~。」

アルツ君:「そうか…。俺は肺炎なのか…。」

ヤッチは姉に目くばせをして、制止します。

アルツ君には病識がありません。

今回は救急搬送されたことも、吐血したことも記憶にないようです。

姉:「とにかく、今日はゆっくり休みな!!」

今度は看護師さんがネフライザー(呼吸を楽にする吸入器)を準備しています。

ガスマスクを小さくしたようなものを想像してもらえば良いと思います。

おめんのようにゴムひもが付いていて、顔の後ろにゴムひもを回せば、装着完了です。

看護師さんが首を傾げています。

看護師さん:「多分ゴムだと嫌がるだろうな…。手で持っててもらった方がいいかな!?」

ネフライザーから蒸気が出始めます。

看護師さん:「これを口に当てて下さい。できます?」

アルツ君、全然手で持とうとしません。

(-_-;)

仕方なく、ヤッチがアルツ君の口にネフライザーを当てます。

看護師さんはこれを確認すると、アルツ君の病室から出て行ってしまいました。

ヤッチ:「ひょっとして、俺、ずっとこの姿勢?」

中腰の姿勢のままでは辛いので、無理やりアルツ君の顔の後ろにゴムひもを回します。

意外に大人しくさせてもらえました。

痰吸引で楽になったのか、ネフライザーで楽になったのかはわかりませんが、アルツ君がどうやらオネムになったようです。

それでも、目を閉じながら何かを言っています。

アルツ君:「腰が痛いんだよな…。」

ヤッチ:「ほとんど丸一日寝てたんだから、腰が腐ってるのかもな!?」

アルツ君:「腐ってるところを切ってくれよ…。」

拘束されて仰向けの姿勢をずっと続けているので、床ずれ気味になるのも無理はありません。

ヤッチはベッドとアルツ君の体の間に手をすべり込ませます。

姉:「タオルでも挟んであげたら?」

ヤッチ:「そうだね。そこにあるから取ってくれる?」

そう言いながら、アルツ君の体の中央付近に手をすべり込ませた時です。

何か固い感触が伝わります。

ん?

心電図計の端末(?)のようなものをアルツ君が体に轢いていたようです。

これじゃあ、痛いわけです。

おそらく携帯電話を持って寝落ちしたときの感覚です。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

そして今度はアルツ君が起き上がろうとする仕草を見せます。

拘束されているので、起き上がることはできません。

ヤッチ:「何?どうした?」

アルツ君:「ちょっと、起こせよ。」

ヤッチ:「今日は安静にしていないとだから、寝てなよ。」

アルツ君:「いいから、起こせよ。」

ヤッチ:「ベッドごとは俺の力じゃ無理だな…。」

アルツ君:「ダメだ、トイレに行きたくなっちゃった。」

ヤッチ:「そんなこと言ったって、いろんなものが体にくっ付いているから無理だよ。オムツの中で出しちゃえよ。」

アルツ君:「そんなことできるかよ。」

ヤッチ:「全神経をチンチンに集中させて…。」

アルツ君:「いやだーっ!!」

普段はヤッチの方が『トイレに行こう』と言っても『いやだーっ!!』と言うのに…。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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脂肪腫の摘出と脂漏性角化症

2013/09/13 (金)  カテゴリー: ヤッチ
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君の退院後ですが、前記事のコメント欄にも書かせていただきましたが、その後は特に大きな問題なく過ごしているようです。

小さな問題といえば、便秘が有る事くらいでしょうか。

前回、面会に行った際に、施設の職員さんからこのことを知らされました。

職員さん:「お父様なんですが、このところ排便が無いようでして…。今日で、マイナス5日なんですよ…。」

関係の仕事をしていらっしゃる方からすると、この『マイナス5日』はよく使う表現かもしれませんが、ヤッチにはこの言葉がおかしくて仕方ありませんでした。

『マイナス5日』って…。

じゃあ、5日前より大きなのをすれば、『プラス1』とか『プラス2』になる!?

昨日も面会に行ってきましたが、アルツ君、便秘薬のおかげで、どうやらこの『マイナス5日』をリセットできたようです。

よくよく聞くと、どうやら『マイナス5日』の時点から、小出しにチビチビと出していたそうです。

(^_^;)



さて、アルツ君の入院騒ぎで書こうと思っていた記事が先送りになってしまっていました。

ヤッチの左のおでこにできた脂肪腫と右の頬(ほお)にできた粉瘤腫(ふんりゅうしゅ)の摘出の手術の事です。

後でご説明しますが、これ、実は粉瘤腫というものではありませんでした。

m(__)m

認知症や介護の記事ではないので、期待して訪問して下さった方にはつまらない記事かもしれませんが、『明日のわが身』の内容かもしれませんので、ご覧いただけたらと思います。

また、いつにもに増して長編になりそうなので、スマホやタブレットを放り投げるような事が有っても、自己責任ということでお願い申し上げます。

手術はさかのぼること、『約マイナス一か月』の2013年8月19日(月)です。

事前にMRI検査や血液検査は済んでいて、摘出の手術は日帰りの手術です。

抜糸は1週間後の8月26日(月)で、手術で摘出した腫瘍は病理検査に出されることになっていて、この結果が出たのが、9月09日(月)です。

摘出術(切除、摘出、縫合) 8月19日

↓ 1週間後

抜糸 8月26日

↓ 2週間後

病理検査結果 9月9日


手術当日はまだ残暑の厳しい日で13時から…。

ヤッチは大学病院の手術室に直接来るように言われていたので、早目に昼食を摂り、13時より早めの時刻に到着します。

手術室と言っても、多分何室か有るのでしょう…。

大きな扉がイッパイあります。

でも、『手術中』と表示されているところは、一つも見当たりません。

少しフロアの奥まで行くと、小さな受付のようなものがあります。

受付窓口そのものは小さいですが、覗き込むと窓口の奥は広く、手術着を着た看護師さんらしき人達が忙しそうに動いています。

窓口に座っていた女性の方にヤッチは声を掛けます。

ヤッチ:「今日、日帰りの手術をしていただくことになっている者ですが…?」

そう言いながら、ヤッチは診察券と予約票を女性に手渡します。

この女性もおそらく看護師さんだと思いますが、手術着を着て、頭には帽子を被っています。

食品工場などでも見かける髪の毛を落とさないようにするための帽子です。

この帽子の正式名称を何と言うのか知らないので、ご勘弁下さい。

形状といえば、パーマ屋さんに行って、パーマをかける時に被るものと同じで、被らない状態では、クラゲみたいなやつです。

おそらくディスポーザブルと思われ、不織布でできています。

看護師さん:「はい。左手に『手術待合室』というのがございますので、そちらでお待ちください。後ほど案内の者がそちらにお伺いします。」

ヤッチ:「わかりました。よろしくお願いします。」

案内された待合室向かいます。

3人掛けの長椅子だけが置かれた小さな個室で、中には誰も居ません。

ヤッチは長椅子に腰かけ、自宅から持って来た本を読み始めます。

本読んでいると、待合室に看護師さんと思われる女性が入って来ます。

受付にいらした女性とは違うようです。

やはり、手術着を着て、例のクラゲちゃんも被っています。

看護師さん:「今日、先生と一緒に担当させていただく、看護師の○○と申します。さっそくですが、手術に関する同意書はお持ちいただいていますか?」

ヤッチ:「はい。持って来ています。」

ヤッチは署名捺印済みの同意書を看護師さんに渡します。

看護師さん:「ありがとうございます。この同意書は、こちらでコピーさせていただき、コピーさせていただいたものを控えとして、そちらにお返しいたしますね?」

ヤッチ:「わかりました。」

看護師さん:「それで、お食事の方はどうなさっていますか?」

ヤッチ:「はい、一人暮らしなので、たまに自分で作ることもありますけど…。」

看護師さん:「…。」

ヤッチ:「いえ、いえ、冗談です。昼食は済ませてきました。」

看護師さん:「そうですか。あと時計やメガネなどは外しておいて下さい。携帯電話も電源を切って、バッグに入れておいてください。」

ヤッチ:「わかりました。」

看護師さん:「あと、着替えはどうされますか?手術着に着替えますか?」

ヤッチ:「着替えなくてはいけないなら着替えますけど?」

看護師さん:「ん~。お顔の手術だから、特に強制するものではないですけど…。」

ヤッチ:「そしたら、着替えるのは面倒なので、そちらで問題なければ、このままの服装でお願いできますか?」

看護師さん:「多分、大丈夫でしょ。では、この帽子だけ被っておいてください。」

ヤッチも看護師さんとお揃いのクラゲちゃんを渡されます。

この日のために、ヤッチは何十年ぶりかのスポーツ刈りです。

レアアースより希少資源の髪の毛をバッサリ…。

バッサリと床に落ちる音が聴こえれば、問題なしですが、多分パサもしくはヒラリだったと思います。

独り待合室で私服姿のまま、クラゲちゃんを被っている姿はかなり滑稽だったかなと…。

パーマ液が浸透するまで、しばし本を読み続けます。

しばらくして、担当して下さるという看護師さんが再び待合室に姿を見せます。

看護師さん:「先生なんですが、今連絡が入って、まだ外来の患者さんの診察が終わらないらしいのですよ。大変申し訳ありませんが、ここで、もうしばらくお待ちいただけますか?」

ヤッチ:「わかりました。」

執刀して下さる先生は形成外科の先生で、事前に診察して下さった女医さんです。

今日の午前中は外来の患者さんの診察を行っている日です。

名指しで呼んだことはありませんが、心の中では、いつもM子先生とヤッチは呼んでいます。

もしかすると、20代と思われる女医さんですが、この年齢にして、名前の末尾に『子』が付くことを考えると、ヤッチのスケベな妄想も膨らんでしまいがちになります。

(-_-;)

旧のお盆休み明けの、しかも月曜日ということで、外来患者さんが多いのかもしれません。

いつも思うのですが、外来診察のあるお医者さんって、いつ昼ご飯を食べているんですかね?

1時間くらい待ったでしょうか…。

M子先生が外来の診察を終えて、手術室にいらしたようです。

看護師さんがヤッチに声を掛けに来ます。

看護師さん:「先生が見えましたので、手術室に入ってください。」

ヤッチ:「わかりました。」

手術室の中は、テレビのドキュメンタリーやドラマで見る光景と一緒です。

大きなライトやら、得体の知れない機材がたくさん並んでいます。

看護師さん:「お顔の小手術とのことですが、大げさな設備でビックリされたでしょう?」

ヤッチ:「そうですね…。」

看護師さん:「荷物はこちらに置いて頂いて、手術台に仰向けで寝て下さい。」

ヤッチ:「わかりました。」

ヤッチは言われた通り手術台に寝ます。

看護師さん:「一応、血圧と心電図計を着けさせていただきますね。手術中にも自動で何度か血圧計が動きますので、びっくりしないでくださいね。血圧は普段高い方ですか?」

ヤッチ:「はい、高いです。(即答)」

看護師さん:「降圧剤は飲んでいらっしゃいますか?」

ヤッチ:「いえ。気合で下げようと思っていますが、なかなか下がりません。塩分を控えめにしているくらいかな…。」

看護師さん:「そうしたら、最初は普段よりももっと高くなってしまうかもしれませんね~。」

ヤッチ:「はい…、女性の前ではさらに…。」

M子先生が手術室に入って来たようです。

M子先生:「こんにちは。すいません、遅くなってしまって…。」

仰向けに寝ているヤッチの頭の方で声がしたので、ヤッチにはM子先生の姿が見えません。

どうやら、デートなら、なかなか上級者のテクです。

ヤッチ:「お世話になってま~す。」

M子先生が色々と手術の準備を始めているようで、看護師さんと二人で忙しそうにしています。

M子先生:「どうしようか?」

どうやら手術の時に顔を覆う布、覆布(おいふ)の事で看護師さんと相談しているようです。

ヤッチからすると、そんなのいらないよという感じなのですが、口出しするわけにはいきません。

手術する部位が2ヶ所なので、くり抜き部分の位置が問題になっているようです。

M子先生:「もう一か所の方は切ってしまいましょうか?」

看護師さん:「あー、そうですね。おでこを先にするなら、後から頬の方をハサミで…。」

今度はM子先生がヤッチに声を掛けます。

M子先生:「少し大げさかもしれませんが、一応決まり事なので、顔を覆っていきますね?」

ヤッチ:「了解です。」

どうやら、最初に手術するのは、おでこの脂肪腫のようです。

手術台のライトが点灯します。

かなりまぶしいです。

覆布越しでも、ライトが目に入ってきます。

M子先生:「最初にお顔を消毒しますね。少し冷たく感じるかもしれません。」

M子先生は患部の消毒を始めたようです。

消毒が終わると、どのようにヤッチの顔を料理するかのマーキングです。(こっちを先にやったのかな!?)

M子先生:「おでこにシワを寄せてくださいます?」

ヤッチは、目を見開き、おでこにシワを寄せます。

たぶん、シワに沿ってメスを入れるのでしょう…。

M子先生:「ありがとうございます。今度は局所麻酔をおでこに打って行きます。少しチクっとしますよ。」

ヤッチ:「はい。」

M子先生:「何か所かチクっとします。」

ヤッチ:「はい。」

M子先生:「麻酔が効くまで、楽にしていいですよ。」

さほど、くつろぐ間もなくM子先生が再び声を掛けます。

M子先生:「これ、感じます?」

M子先生がおでこを何かでつついているようです。

麻酔が効いていたので、もう全く感覚がなく、どんなものでつつかれているのかもわかりませんし、つつかれていたのかどうかもわかりませんでした。

ヤッチ:「感じません。」

M子先生:「それでは、はじめて行きますね。」

当然のことながら、この辺からは、メスを入れられたのもわからないし、M子先生がどんな作業をしているのかもわかりません。

ただ寝ているヤッチの枕元でM子先生がゴソゴソやっているという感覚だけです。

しばらくすると、痛みはありませんが、少し頭を持ち上げられるというか、引っ張り上げられるというか、そんな感覚が伝わります。

推測ですが、切開したところから、M子先生が脂肪腫を引き出しているのではないかと…。

この感覚は、この後、何回か伝わります。

もしかして、手こずっている…???

また少し時間が経過すると、麻酔が切れてきたのでしょうか…。

時折、チクチクと痛みが走ります。

ヤッチはそのたびに、顔をゆがめます。

おでこの骨を、お箸か何かでこすられているような感覚にも思えます。

M子先生:「痛いですか?」

覆布があるのに、明るいライトのせいで、M子先生にはヤッチの表情がわかるのでしょうか…。

ヤッチ:「ちょっと、チクチクと痛いです。」

M子先生:「それでは麻酔を足していきますね?」

不思議と麻酔の針の痛みは全く感じません。

M子先生:「まだ、痛いですか?」

ヤッチ:「いえ、大丈夫です。」

この後もM子先生のゴソゴソはしばらく続きましたが、脂肪腫の摘出は完了したようです。

M子先生:「取り残しが無いか、確認しますね?」

余談ですが、ヤッチのパソコン、いつも『取り残し』が『鳥の腰』と変換されてしまいます。

(-_-;)

おでこに鳥の腰があるのは勘弁だし、だいたい鳥の腰はどの部分?

ヤッチのおでこに、ニワトリは、いなかったようです。

M子先生:「縫合も済みました。次は頬をやらせていただきますね。身体はそのままで結構ですので、顔だけ少し横に向けられます?」

ヤッチ:「はい。」

この後は、おでこの時と、全く同じ手順で手術が進められます。

頬の粉瘤腫の摘出の手術は、皮膚にできた腫瘍を皮膚ごと丸く切り取ってしまうような感じで、中から取り出すようなものがなかったのか、すぐに終了です。

おでこと頬の手術で、合計で1時間もかかっていなかったのではないかと思います。

最後に看護師さんに手術してもらった箇所をガーゼとテープで固定してもらって、手術は無事終了です。

M子先生:「お疲れさまでした。ゆっくり起き上がってください。」

ヤッチ:「ありがとうございました。」

M子先生:「やはり、おでこの方は(脂肪腫が)骨にくっ付いていましたね。」

MRI検査後の診察時には筋肉や骨には付いていないようなことをおっしゃっていましたが、やはり開けてみないとわからないものですね…。

ヤッチ:「それで、時間がかかっていたんですね。」

M子先生:「そうです。もう少し簡単に取れると思っていたのですが、上手く取らないとですからね…。」

ヤッチ:「お手数を掛けました。」

M子先生:「切除したものを、ご覧になりますか?」

ヤッチ:「あ、はい。是非見てみたいです。」

M子先生:「これです。」

M子先生はそうおっしゃって作業台を指さします。

ヤッチも自分の分身を確認します。

コテッチャンが二つ、作業台の上に並べられています。

ヤッチ:「頬の方はそのままの大きさみたいですけど、おでこの脂肪腫はそんなに大きくないですね?」

M子先生:「いえ、取り出した時はもっと大きかったんですよ。空気に触れて縮んじゃったんです。今の倍近くは有ったかな?」

ヤッチ:「へえー、縮むんですか~???」

相変わらず、興味のターゲットが変るのはヤッチの悪い癖です…。

(-_-;)

M子先生:「こちらは病理検査に出させていただきますね?」

ヤッチ:「はい。よろしくお願いします。」

M子先生:「で、傷口なんですけど、止血はして、糸で縫ってあります。ただ、特におでこの方は取り除いたところが、空洞になっていて、そこに血液が貯まってしまう可能性があります。赤く腫れたりとか、我慢できない痛みがあるなら、すぐに病院にいらして下さい。」

ヤッチ:「わかりました。」

M子先生:「今は、まだ麻酔が効いていて、感覚があまりないと思いますが、醒めて来ると多少痛みがあるかもしれません。痛み止めと抗生剤を出しておきます。抗生剤の方は3日分出しておきますので、痛くなくても3日間は必ず飲んでください。人によって、お腹がゆるくなる方もいらっしゃるので、胃薬も出しておきますので、それも一緒に飲んでくださいね。」

ヤッチ:「お風呂は?」

M子先生:「今日は我慢してください。」

ヤッチ:「明日から?」

M子先生:「明日からは良いですけど、できれば、明日も手術したところには、お水を掛けない方がいいかな!?消毒薬と軟膏のお薬も出しておきますので、夏の暑い時期なので、清潔を保ってこまめにガーゼは交換するようにしてください。」

ヤッチ:「わかりました。」

M子先生:「抜糸は1週間後です。今度はここ(手術室)ではなく、いつもいらっしゃる外来の診察室でやらせていただきます。」

ヤッチ:「わかりました。どうもありがとうございました。」

この後、会計の手続きをして、調剤薬局に足を運びます。

処方された薬(3日分)は以下の通りです。

フロモックス錠100mg(抗生物質)
1日3回毎食後
ロキソニン錠60mg(痛み止め)
1日3回毎食後
ムコスタ錠100mg(胃薬)
1日3回毎食後
0.02%ヘキザック水w(消毒液)
1日1回
ゲンタシン軟膏0.1%(塗り薬)
1日1回

※薬剤名をクリックすると詳細をご覧になれます。


調剤薬局で薬剤師さんから薬の説明を受けます。

ヤッチ:「あれ?そう言えば、消毒液は入っているけど、ガーゼとかテープが入っていないよね?」

薬剤師さん:「病院の先生に電話で確認しましょうか?」

ヤッチ:「いや、多分、まだ手術室にいらっしゃると思うから、電話じゃ、つかまらないかも!?直接、自分で聞いて来ますよ。」

まだ、さほど時間が経っていないので、M子先生は手術室にいらっしゃるはず…。

調剤薬局から大学病院の手術室の受付まで戻ると、予想通り、何かの作業をしているM子先生の姿が見えます。

ヤッチ:「先生、処方していただいた薬の中に、ガーゼとかテープが入っていないんですけど?」

M子先生:「ごめんなさい。申し上げるのを忘れました。ガーゼとかテープは衛生材料なので、お出しできないんですよ~。」

ヤッチ:「そうなんですか…。じゃあ、自分で買うっていうこと?」

M子先生:「すいません。ドラッグストア等でご購入いただけますか?」

そう言えば、以前にもこういうことがありましたね!?

ヤッチが顔面神経麻痺で入院して、片目をまだ上手く閉じられなかった時…。

看護師さんがメパッチクリアなる防水性のテープをシャワー前に、ヤッチの片目に貼って、水が入らないようにしてくれたことがあります。

これを『処方してくれ』と言ったら、『自分で買ってくれ』と言われたことを…。

(-_-;)

保険適用でなくても良いから、こういった衛生材料を実費で分けていただければ良いのにと思うのは、ヤッチだけでしょうか…。

(-_-;)


手術日当日は、麻酔が醒めて来ると、頭に鉢巻をきつく巻かれたような痛みが残りました。

喋ったり、ものを食べて運動範囲が広いはずの頬の方は全く、痛みがありませんでした。

画像は、手術前と手術して縫合したばかりの傷口です。

普段、無精ひげははやしていませんが、写真を撮る時だけなぜか無精ひげ状態…。

(-_-;)

ワイルドなヤッチをお楽しみください。

また、サムネイル表示しようと思いましたが、苦手な方もいらっしゃると思いますので、リンクで表示しています。

ご興味のある方はリンクの文字をクリックしてみてください。

[おでこの脂肪腫]

手術前



手術直後



縫合拡大



[頬の粉瘤腫]

手術前



手術直後



縫合拡大


1週間後は抜糸です。

頬はやはり手術後もまったく痛みもなく、経過です。

おでこは、髪をかきあげたりする動作をすると、患部を中心に髪を引っ張られるような痛みが走ります。

1週間後8月26日、大学病院に行き、ヤッチは待合室でM子先生に呼ばれるのを待ちます。

ヤッチの名前が呼ばれます。

ヤッチはM子先生の診察室をノックします。

M子先生:「その後どうですか?」

ヤッチ:「頬は特に問題なしですが、おでこの方はまだ少し痛みが残っています。」

M子先生:「そうですか…。まあ、それは仕方ないですね。では、抜糸しますので、そこに横になってください。」

ヤッチは診察室のベッドに仰向けで寝ます。

M子先生がヤッチのおでこの傷口を覗き込みます。

M子先生:「まあ、順調に傷口がふさがってきているんではないでしょうか。抜糸しても大丈夫そうですね。すぐ終わりますからね。」

30秒もかからなかったのではないでしょうか。

抜糸完了です。

M子先生はヤッチの抜糸後の傷口に直接テープを貼ります。

M子先生:「後で、お教えしますけど、今貼っているのと同じテープがこの病院の売店に売っています。それを買っていただき、貼っておいてください。」

ヤッチ:「1階の売店ですか?」

M子先生:「そうです。これを貼っておいた方が傷の治りも早いし、日焼け防止にもなるので、しばらくはこれを貼って様子をみて下さい。」

ヤッチ:「わかりました。」

テープを貼り終わると、M子先生がヤッチに今貼ったテープの見本を手渡します。

残念ながら、メールアドレスは書かれていませんでした。

(-_-;)

テープの見本(画像)

M子先生:「病理検査の結果が今日は届いていると思ったのですが、まだ出ていないんですよ~。」

ヤッチ:「そうなんですか…。」

M子先生:「余裕をみて、2週間後なら出ていると思うので、2週間後の9月9日はいかがでしょうか?」

ヤッチ:「はい。私は先生のご都合に合わせていただいて構いません。」

M子先生:「それでは、9月9日の10時30分に予約を入れておきます。」

ヤッチ:「テープはいつぐらいまで貼り続けなきゃ駄目なんですかね?」

M子先生:「最低1週間は貼っておいていただきたいところですけど、それ以降は、家にいらっしゃるときなら、貼らないでもいいですよ。」

ヤッチ:「わかりました。では、また2週間後に…。」

ヤッチはM子先生に言われた通りに、病院内の売店で傷に貼るテープを購入しました。

購入したテープ(画像)

何だか最初は『壁紙みたいだな!?』なんて思いましたが、意外に貼ってみると、皮膚の色に馴染んで、傷も目立たなくなります。



ヤッチの抜糸が済んだあと、この2日後にアルツ君の入院騒ぎ…。

でもこのテープのおかげで、アルツ君に傷がバレずに済みました。

実は、抜糸前はガーゼの上にテープを貼っている状態だったので、まるで試合後のボクサー状態…。

アルツ君が心配すると思い、面会にも行っていなかったんです。

抜糸後、1週間もすると、おでこの傷も特に傷口を触らない限りは、痛むこともなくなりました。

多少、赤みはあるものの、あまり気にならない程度にまでなってきました。

9月9日、病理検査の結果を聞きに行く日が来ました。

いつものように大学病院の待合室でM子先生に呼ばれるのを待ちます。

ヤッチの名前が呼ばれます。

M子先生:「傷の方を見せてもらってもいいですか?」

ヤッチ:「はい。」

[抜糸後2週間目の画像]

おでこの傷口

頬の傷口


M子先生:「うん、これならまず大丈夫でしょう。少し赤くなっていますが、段々これも取れて、傷口も時間の経過とともに目立たなくなると思いますよ。病理検査の結果も出ています。」

ヤッチ:「ありがとうございます。おでこの方は時折、まだ痛むことがあるんですが?」

M子先生:「そうですね。おでこの脂肪腫は筋肉の裏側でしたからね。筋肉を裂いて取ったので、やはりその分、痛むのかもしれませんね。」

ヤッチ:「それをお伺いしただけで、なんか痛いわ…。」

M子先生:「そのおでこの方ですが、やはり良性の脂肪腫でした。悪性ではない脂肪のかたまりです。頬の方は『脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)』でした。」

ヤッチ:「粉瘤腫というお話でしたが、そうではなかったんですね?」

M子先生:「そうですね。粉瘤腫なら袋状のものが皮膚の中に入っていることがありますが、そういうものも無いようでしたので、まず、『脂漏性角化症』で間違いないと思います。」

ヤッチ:「その『しろうせい何とか』というのは?」

M子先生:「皮膚にできる良性の腫瘍で、長い時間日焼けしたりすると、なりやすいようです。今すぐ日焼けをしたから、すぐにできるというのではなく、長い期間紫外線を浴びてきた、その蓄積が大きいかもしれませんね…。」

後で、自分で調べてわかったことですが、この『脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)』というのは、『老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)』とか、『年寄りイボ』とかの別名があり、紫外線の影響や皮膚の老化よってできるもののようです。

皮膚の色に近いものから、ヤッチのように黒っぽいものまであり、シミと違って、少し盛り上がっていることが特徴のようです。

また、年々大きくなって、数も増えて来るとか…。

良性なものなのは、放置しても構わないようですが、大きくなってから切除しようと思えば、切除跡も大きくなってしまう可能性も有るので、手術して取るかは悩みどころですよね…。

M子先生としては、50歳にリーチのかかったヤッチに『老人性』とか、『年寄り』という言葉を使うのは、あまりに微妙な年齢なので、あえて難しい『脂漏性角化症』という言葉を選んだのかもしれません。

また、長時間の日焼けが原因の一つともおっしゃっていましたが、ヤッチの場合は元々肌の色が白く、若い頃はあまり好んで日焼けをする方ではありませんでした。

若い頃からの紫外線を浴びている時間をトータルすれば、もしかすると、一般の人に比べれば、短い時間なのかもしれません。

ヤッチ:「これ(脂漏性角化症)は、年々大きくなってしまうものなんでしょうか?」

M子先生:「個人差や体質的なものがあるのかもしれませんが、大きくなることはあっても、小さくなるという可能性は低いでしょうね。」

ヤッチ:「それじゃあ、小さいうちに取っておいた方が、取った跡が小さくて済むということですよね?」

M子先生:「良性のものであれば、放置でも構わないので、どうしても気になるので有れば、取っても構わないですけど、いずれにしても切って取る場合は、傷が全く残らないというわけではないので…。」

ヤッチ:「実はこめかみ辺りにもこの『しろうせい何とか』ができているんでよね…。先日取っていただいたものよりはまだ小さいんですけどね…。」

M子先生:「そうですね…。」

ヤッチ:「早いうちに、取ってもらおうかなぁ…。お願いすれば、取ってもらえますか?」

M子先生:「はい、どうなさいますか?」

ヤッチ:「うん~、お願いしちゃおうかな~。」

おおいに悩みどころでしたが、小さいうちに取ってしまうことを選択…。

11月に手術の予約を入れてしまいました。

(-_-;)

ヤッチ:「それにしても、何だって顔面神経麻痺以来、顔にトラブル続きなんですかね…。以前はこんなにたくさん、顔に『しろうせい何とか』は無かったような気がするんですけどね~???」

M子先生:「やはり、年齢的なものではないでしょうか…。」

ん…。

M子先生

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

[参考]:脂漏性角化症|慶應義塾大学病院 KOMPAS


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妖怪ゴゴ、復活しました!

2015/05/10 (日)  カテゴリー: アルツ君
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監視モニタ

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

5月の大型連休最終日の5月6日(水)にOG病院に救急搬送、そしてその日のうちに入院となった、アルツ君。

やはり、誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん~口の中の食物やバイ菌を含む唾液が肺に入り起こる)だったようです。

入院当初は呼吸も苦しい様子で酸素マスクを付けていましたが、昨日、ヤッチが面会に出かけたときには、マスクは外されていました。

大変お騒がせしましたが、一昨日金曜日の午後の時点で、アルツ君の体温は36.0度、血圧120、酸素飽和度100、平均心拍数52、むせ込みなしの優等生ぶりです。

点滴と抗生剤を引き続き受けていますが、点滴と抗生剤がよく効いてしまうのか、87歳の高齢者とは思えないような回復力です。

話が前後しますが、アルツ君の入院を姉の旦那の入院と勘違いしていたキノコさんとアルツ君の入院日の翌日に面会に行ってきました。

アルツ君の方はすでに意識は戻っているようです。

ただ、環境の変化で混乱している様子で、ものすごい不機嫌。

最愛の妻が面会に来たというのに、目も開けようとしません。

去年の11月に脳梗塞で入院して以来、目を閉じていることが多くなっていましたが、さすがにこのときばかりは目を開けると思ったのに、わざと目を開けないようにしているようにも見えました。

キノコさんが話しかけても、『うるさい。』、『あっち行け。』、『知らない』の駄々っ子ぶり…。

ブツブツ言ったりもしていましたが、酸素吸引のマスク越しに話すのでこちらには、何を言っているかわかりません。

ちょううどそこへ病院の言語聴覚士(ST)さんが病室に入っていらっしゃいました。

STさん:「言語聴覚士の○○と申します。」

ヤッチ:「はじめまして。次男です。よろしくお願いします。」

STさん:「午前中もお伺いしたんですけれども、お父様の嚥下の状態を見させていただきますね。」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

STさん:「お父様はゼリーとかはお好きですか?」

ヤッチ:「あまり好きじゃないかもしれません。ただその日の気分でおいしくなったり、まずくなります。」

STさん:「好き嫌いが結構あるんですか?」

ヤッチ:「もともと好き嫌いはないんですが、最近、ちょっと酸味のあるようなものを『美味くない。』ということがあります。」

STさん:「そうでしたか。実はリンゴのゼリーをお持ちしたので、ちょっと召し上がっていただこうと思ったのですが、召し上がっていただけないかしら?」

ヤッチ:「どうでしょう。のどが渇いていれば食べるんじゃないでしょうか?」

STさん:「それと普段から入れ歯は外していらっしゃるんですか?」

ヤッチ:「実は特養に入所しているんですが…。寝たきりで目を閉じていることが多いので、特養の職員さんが飲み込んでしまうと大変だからという理由でほとんど付けていません。」

STさん:「部分入れ歯ではないから、飲み込んでしまうことはないと思うんですけどね…。」

ヤッチ:「でしょ?それで飲み込んでもいいから、付けるようにお願いして、最近になってようやく付けるようにしてもらっています。」

STさん:「やはり、食べ物をごっくんと飲み込むときは、奥歯が必要ですから、付けていただいた方がいいんですけどね。」

ヤッチ:「なるほど…。確かに奥歯があった方が飲み込みやすいですね。」

STさん:「ちょっと義歯を付けていただいて、ゼリーを召し上がっていただきますね。」

STさんがアルツ君に義歯を装着し、ゼリーをスプーンで口元に運びます。

アルツ君、口を開けてくれません。

ヤッチ:「旦那さん、飲み込むところを見たいんだってさ。」

アルツ君:「いらないよ!」

STさん:「じゃあ、ほんの少しだけ召し上がってみてください。」

STさんが再度アルツ君の口元に少量のゼリーを持っていき、口を開けた瞬間、口の中にスプーンを差し入れます。

アルツ君、咥え込んだのはよいのですけど、スプーンを咥えこんで放しません。

ヤッチ:「旦那さん、それは食えないよ。」

アルツ君がスプーンを開放し、ゼリーをしかめっ面で飲み込みます。

アルツ君:「いよいよやりやがったなっ!チクショーっ!こんなまずいもん、食わしやがって!」

ヤッチ:「なんだよ、なんだよ。それだけ大声が出れば元気じゃん!」

アルツ君:「うるさいっ!」

ますます不機嫌になってしまいました。

ヤッチはSTさんに話しかけます。

ヤッチ:「すみません…。これじゃあ、評価できませんね。」

STさん:「うん、でも飲み込みはそんなに悪くないみたいですね。のどもちゃんと動いているようだし…。私が持ってきたゼリーが美味しくなかったのかしら?」

ヤッチ:「そんなことはないと思いますよ。もともとボタモチが好きなんですけど、さすがに食べさせるわけにいかなくて、最近は水ようかんを時々食べてもらっています。」

STさん:「あんこがお好きなんですね?」

ヤッチ:「好きというより、愛していますね。」

アルツ君:「余計なこと、言うなっ!」

STさん:「そうでしたか…。」

ヤッチ:「セブンイレブンで売っている水ようかんは特に美味しいらしく、よく食べてくれます。」

STさん:「うちの方にもあずきのゼリーが有ったかしらね…?」

ヤッチ:「そしたら使っていない冷蔵庫がここにありますから、私がセブンイレブンで買ってきて、この冷蔵庫に入れておきますよ。リハの時にお使いいただいて結構ですから。」

STさん:「それは助かります。ぜひお願いします。今日はあまりご機嫌がすぐれないようなので、これで失礼します。」

この後もアルツ君、ずっと不機嫌。

あまり、刺激しても仕方がないので、キノコさんと早々に退散です。

そして翌日の5月8日金曜日、打って変わって、アルツ君、穏やかです。

『どうもすみません。』、『ありがとう。』、『すまないね。』を連発です。

珍しく目を開けている場面も多く見られました。

ちょっと気になるのは、独り言がますます増えたことですかね。

相変わらず、頭の中で誰かと会話をしているようです。

この日の夜、入院している病院の担当の先生(主治医)から電話をもらいました。

まだ、ヤッチは直接担当の先生とお会いしていません。

担当の先生によれば、アルツ君の病状は抗生剤が効いている様子で快方に向かっているということでした。

画像を見ると、まだ肺の中に水がたまっているとのことで、薬を使って、肺にたまった水を抜くということでした。

熱も平熱近くまで戻っていますが、炎症反応の数値はまだ高い状態なので、今しばらく入院して様子を見るとのことでした。

退院は嚥下の状態を見極めてからということなので、今しばらく先になりそうです。

飲み込みの悪いまま、水分摂取が十分に取れないまま、施設に戻ってしまうと、また入院なんていうことになりかねないので、ヤッチも担当の先生の意見に賛成です。

入院している病院からの詳しい病状説明は、アルツ君の入所している特養の職員さんを交えて、5月12日(火)にしていただく予定です。

アルツ君に本格的に食事が支給されるのは週明けの月曜日からになるようです。

昨日の5月9日(土)も今日5月10日も面会に行ってきました。

機嫌は良く穏やかです。

個室という静かな環境で寝ているせいなのかもしれません。

機嫌の良い状態で施設に戻れると良いのですが、アルツ君のことですから、もうひと波乱あるかもしれません。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2015/05/10 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君、発熱・食欲低下・飲水困難のため入院

2016/07/05 (火)  カテゴリー: アルツ君
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発熱、食欲低下、飲水困難のため入院

久々のブログ更新となります。

今年(2016年)の初めに記事を書かせてもらって以来の更新ですが、アルツ君、相変わらず食事・水分ともに摂取量は少ない状態が続いていました。

それでも、自分で食事を摂ったり、水分を摂ることは可能で、時には食事を完食することもありました。

しかし、そんな父アルツ君ですが、発熱、食欲低下、飲水困難のため、2016年7月4日の午後よりS病院に入院しました。

ブログを更新していない期間中も、ヤッチは、ほぼ毎日アルツ君のいる特別養護老人ホームに出かけていました。

この日もアルツ君に少しでも水分補給をしてもらおうと、午後2時半ごろだったでしょうか、居室へと向かいます。

ナースステーション前で、女性介護士さんに呼び止められます。

介護士さん:「お父様なんですけど、今朝の4時半ごろにお熱を計らせていただいたのですが、39.4℃有りまして…。」

コンマ以下の数値はヤッチの聞き違いかもしれませんが、『39』という数値に聞き間違いはなかったと思います。

ヤッチ:「39℃ですか~??」

介護士さん:「それで、朝からお熱があるせいか、何も口にされていないんですよ~。」

ヤッチ:「そうですか…。俺、ここで話をしてもいいのかな?業務に支障をきたさないですか?」

介護士さん:「いえ、いえ、大丈夫です。」

ヤッチ:「水分はどのくらい摂れているのでしょうか?」

介護士さんが手元にある資料をにらみます。

介護士さん:「朝から100ccだけですね。」

ヤッチ:「それはまた少ないですね。今、水ようかんを持って来たので、食べてもらえそうなら、食べてもらっていいですか?」

介護士さん:「脱水気味ですから、かまわないと思いますよ。」

ヤッチ:「そうだ。そろそろ配茶時間ですから、そちらでポカリ(ポカリスエット)とかお茶とかをご用意されているのかな?もし、私でよければ、そちらを父に飲ませますけど?」

ちょうど、会話の途中、主任看護師さんが通りかかります。

介護士さん:「○○主任~!」

介護士さんの声に主任看護師さんが振り返ります。

介護士さん:「水ようかんとポカリだったら、どちらを召し上がってもらった方がいいですか?」

主任看護師さん:「お口に合うほうを召し上がっていただけばよろしいんじゃないかしら。いずれにしても脱水気味ですからね~。」

ヤッチ:「そしたら、両方を居室に持って行って、本人に好きなほうを飲んでもらいますよ。お手数掛けますが、ご用意願えますか?」

介護士さん:「わかりました。」

ヤッチは介護士さんに用意してもらったポカリスエット(とろみ付)のコップを持って、アルツ君の居室に向かいます。

ヤッチ:「旦那さん、息子の○○(ヤッチの名前)です。ただいま帰りました。」

…。

いつもなら、なにかしら声を発するアルツ君ですが、反応が有りません。

ベッドに近づくと、アルツ君の顔に血の気は有りません。

ヤッチ:「「旦那さん、寒くないかい?」

アルツ君:「…。」

ヤッチはアルツ君の袖のめくれ返った左腕を触ります。

ヤッチ:「ちょっと寒そうだな?毛布を掛けようか?」

寝ているアルツ君に毛布を掛けます。

アルツ君:「寒い…。」

ヤッチ:「熱があるらしいからな。寒いわけだよ。毛布をもう一枚掛けようか。旦那さん、喉は渇いてないかい?」

アルツ君:「わかんない…。」

ヤッチ:「すこしだけでもいいから、水分を摂ろう。」

ヤッチは持って来た水ようかんをペースト状にし、スプーンでほんの少しだけアルツ君の口元に運びます。

アルツ君:「いらないって…。」

拒むような仕草をします。

大好きな水ようかん、大好きなあんこ系和食スイーツを拒むということはかなりの重症です。

ムセもあるようで、弱々しく咳払いをしますが、いつもとちがう粘性を伴うような咳です。

風邪???

看護師さんが居室に入ってきます。

看護師さん:「お熱を計らせてください。」

ヤッチ:「お願いします。」

…。

看護師さん:「38℃ちょっとあるわね~。熱が下がらないわね…。」

看護師さんは居室を出ていき、氷枕を用意してくださいました。

頭の下と脇の下に一つずつ…。

血圧と脈を計ったあと、看護師さんは居室を出ていきました。

代わって主任看護師さんが居室にいらっしゃいます。

主任看護師さん:「お熱が下がらないようですから、病院で受診しましょうか?」

ヤッチ:「その方がいいようですね。この顔色はいつもと違う気がします。」

主任看護師さん:「どちらかご希望の病院がございますか?」

ヤッチ:「私が意見するとおかしなことになると思うので、そちらでご判断されるのがよいかと…。」

主任看護師さん:「そうしましたら、後見人さんに電話して参ります。あと、受診先があるかも確認してきます。」

主任看護師さんが居室を出ていきました。

『後見人さん』というのはアルツ君の成年後見人(司法書士)さんのこと…。

ここ最近は施設と家族との関係性(問題児はヤッチ)が悪化してしまって、成年後見人さんを介さないと施設(特別養護老人ホーム)は家族からの意見を受付けてくれません。

生活相談員さんに直接話ができず、成年後見人さんを介さないと会話ができない状態が続いています。

施設側も父のことで何かあると成年後見人さんに連絡するようにしているようです。

そういったことを主任看護師さんも把握しているものと思われ、それで成年後見人さんに『電話する』とおっしゃったのだと思います。

しばらくして、主任看護師さんが戻ってきます。

主任看護師さん:「受信先が見つかりました。うちの施設の提携先のS病院です。」

ヤッチ:「救急搬送ですか?」

主任看護師さん:「いえ、うちの車でお父様をお連れします。」

ヤッチは自転車で先回りしてS病院に向かいます。

30分くらいしてから、アルツ君のご到着です。

外来の診察時間は終わっているのか院内は閑散としています。

問診票には施設の看護師さんが記入して下さいました。

その間、S病院の看護師さんがバイタルチェック。

アルツ君の熱は相変わらず、38℃オーバーのようです。

S病院の看護師さん:「いつから熱が有ったのですか?」

施設の看護師さん:「聞いた話になりますけど、うちの介護士が朝の4時半に確認した時は39℃を越えていたと聞いています。」

S病院の看護師さん:「そうですか…。もう少しお待ちください。お名前を呼ばれたらこちらの診察室にお入りください。」

比較的すぐに診察室に呼ばれます。

先生:「お熱が下がらないようですね?」

施設の看護師さん:「はい。」

先生:「食欲も無いようだし、脱水傾向だから、入院して様子をみた方がいいと思いますよ。顔色見たって、一目瞭然ですよ。入院して点滴と抗生剤で様子を見ましょう?」

ヤッチ:「はい…。」

即決、入院です。

と、申し上げたいところですが、『成年後見人を介して』という話があるので、施設の看護師さんは施設に電話を掛けて了解を取っていたようです。

先生:「これから、検査やCTなどをとらせていただきます。案内が来ますので、その間に入院の手続きを済ませておいてください。検査が終わり次第、病棟のデイルームで検査結果と今後の診療計画をご説明します。」

ヤッチはアルツ君の入院の手続きを済ませ、病棟に案内されます。

病棟のデイルームで待機です。

姉に入院になったことと、病室の番号をメールで知らせます。

施設の看護師さんはアルツ君の検査の付き添いです。

ほどなく、施設の看護師さんが病棟のデイルーム姿をみせます。

施設の看護師さん:「もうすぐ、お父様、こちらに戻ってきますよ。」

ヤッチ:「ご面倒をおかけして申し訳ありません。ありがとうございます。」

毎度のごとく、『やむを得ない場合の身体拘束』等の説明やアメニティーなどをどうするかの相談をS病院の看護師さんと行います。

『成年後見人を介して』の話があるので、ほとんどが成年後見人さん待ちの話となってしまいました。

それが終わると、先ほどアルツ君を診察室で診て下さった先生が現れます。

どうやら主治医となる先生のようです。

先生:「先ほど採血させていただきました。こちらが検査結果です。白血球数が正常値の範囲を超えています。」

ヤッチ:「は…。」

先生:「通常ですと、高くても9800以下ですが、お父様の数値は12,800ですからかなり高いことがわかると思います。」

先生:「それにこちらはお父様のCRP値です。かなり高い数値ですが、明日になると、もっと数値が上がってくるかもしれません。」

ヤッチ:「以前、どこぞの病院に入院した時も同じことを言われたような…。」

先生:「で、これがお父様の肺のレントゲン画像です。右の肺に比べて左の肺に白い影が映っているの、わかります?」

ヤッチ:「誤嚥している箇所ですか?」

先生はうなずきます。

先生:「お父様のお熱が高いのが、誤嚥によるものなのか、まだ他にも検査してみないとわかりません。尿路感染の疑いもありますし、ややこしい言い方ですが、誤嚥性肺炎の可能性も否定できません。」

ヤッチ:「そうですか。」

先生:「明日から、もう少し細かな検査をさせていただきたいと考えています。いずれにしましても、脱水も見られますので、点滴と抗生剤でしばらく様子を見させていただきますね。」

ヤッチ:「よろしくお願い申し上げます。」

あとは、アルツ君の類いまれなる生命力に期待するしかありません。

後々のことについて、記事にするかは未定です。

ヤッチの日常、アルツ君の日常については、ツイッターでつぶやいていますので、こちらをご覧いただくほうが早いかもしれません。

まずは御報告まで。

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2016/07/05 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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