site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アルツ君の不倫問題発覚!!

2013/01/02 (水)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

大晦日に救急搬送されたアルツ君ですが、元旦はキノコさんがアルツ君の居る施設に面会に行くという形で新年を迎えることになりました。

夫婦水入らずの正月も良いのではないでしょうか。

(^^ゞ

お昼少し前に出かけたキノコさんでしたが、夕方暗くなったころにご帰還です。

自分の部屋に戻る前にヤッチのところに立ち寄ります。

ヤッチ:「旦那さんの具合はどうだった?」

キノコさん:「うん。なんだか元気そうよ。また、裸足でスギちゃんやってたわよ。」

ヤッチ:「まあ、どっちにしても正月過ぎに医者にもう一度診てもらった方がよさそうだね?」

キノコさん:「そうねぇ~。今日も栗きんとんくらいなら、食べるかと思って持って行ったんだけど、『いらない』って言うのよ。」

ヤッチ:「へ~、珍しいね。」

キノコさん:「でも、後で(施設の人に)聞いたら、お昼ご飯を嫌って言うほど食べたらしいわ。」

ヤッチ:「さすがだね!?また食い過ぎで救急搬送じゃないの!?」

キノコさん:「でも、食欲が戻ったんだから、一安心だわ。」

ヤッチ:「また明日でも俺が(施設に面会に行って)様子を見て来るよ。」

キノコさん:「あら、そーう。悪いわね。それはそうと、昨日のおじいちゃん(アルツ君)、変なところから出て来たのよ。」

ヤッチ:「はあ?」

キノコさん:「いつもは廊下のテレビやソファのある方のテーブルに腰かけてるでしょ?」

ヤッチ:「テーブルには腰かけないと思うけど…。」

キノコさん、全く気付かず…。

(-_-;)

キノコさん:「いつも自分で『定位置』っていっているところよ。」

teiichi01.gif
[拡大する]


施設では廊下にテーブルが何脚か置かれて、そこをデイルームのようにして使っています。

ヤッチ:「居室に居ない時は、たいていあそこのテーブルの前に腰かけてるよな?」

キノコさん:「それが、私が行ったときは、部屋にもどこにも居ないのよ。」

ヤッチ:「トイレか?」

キノコさん:「いいや、トイレにも居ないから、しばらく部屋で待って、それから廊下をキョロキョロしちゃった。」

ヤッチ:「リハビリかなぁ???」

キノコさん:「まさか正月からリハビリなんて施設もやってくれないんじゃないかしら!?そしたらカウンターの方からスーッと誰かが立ってこっちに向かって来たの…。それがおじいちゃんだったのよ。」

ヤッチ:「(大晦日に)調子が悪かったから、施設の人も気を遣って、カウンターのそばに旦那さんを座らせておいたんじゃない!?」

キノコさん:「そうなのかしら…。」

キノコさん、首を傾げながらヤッチの部屋を後にし、自分の部屋に戻って行きました。

日が替わって、今日、お昼過ぎくらいにアルツ君にお年賀を持って、施設に面会に行ってきました。

居室に向かうと確かに、アルツ君、いつもの定位置に居ません。

施設の職員さんの近くのカウンターのそばのテーブルの前に腰かけています。

正月なので、入所者の皆さんも一時帰宅しているのでしょうか。

アルツ君のいるテーブル付近にしか、入所者さんの姿は見当たりません。

アルツ君の方が先にヤッチの姿に気づきます。

アルツ君:「お前、何か用か?」

ヤッチ:「『何か用か?』は無いでしょ?せっかくお年賀を持ってきたのに…。」

アルツ君:「お年賀?金でも持ってきたのか?」

ヤッチ:「旦那さんの大好物といえば…???」

アルツ君:「ボタモチっ!?それじゃあ、部屋にお招きしないと…。」

ヤッチが持参したのはまぎれもなく。ボタモチ…。

恐るべし嗅覚…。

(-_-;)

アルツ君とカウンターそばのテーブルから居室へと移動します。

ヤッチ:「調子はどうなんだい?」

アルツ君:「調子?調子は悪くないぞ!?毎日正月やってるからな。」

ヤッチ:「食欲は?」

アルツ君:「食欲が無かったら、死んでるのと同じじゃないか!?有り過ぎてどこに捨てようか困ってるくらいだ。」

ヤッチ:「救急車に乗ったのは覚えてる?」

アルツ君:「当たり前だよ。何だか天井にイッパイものが載かってたなぁ…。」

ヤッチ:「救急車の中でちゃんと意識が有ったんだ?」

アルツ君:「当たり前さよ~。あんまりゴチャゴチャ天井にものを載せてるから、『ちゃんと自分たちの道具くらい片づけておけっ!!』って叱りつけてやったぐらいだ!!」

いかにも元職人さんらしい物言い…。

さぞかし救急救命士さんも嫌な客を乗せちまったと思ったことでしょう…。

(-_-;)

この日も難なく、ボタモチは完食です。

(-_-;)

ボタモチを食べ終わったアルツ君にヤッチはもうお払い箱…。

(-_-;)

釣った魚にエサをやらないタイプ…。

ヤッチも早目に施設を後にします。

施設の出口に向かう途中、アルツ君を担当して下さっている看護師さんとすれ違います。

ヤッチ:「いつもお世話になっています。今年もよろしくお願いします。先日はお騒がせして申し訳ありませんでした。」

看護師さん:「いえいいえ、こちらこそよろしくお願いします。(大晦日は)大変でしたねえ?」

ヤッチ:「いえいえ、そちらに迷惑が掛かってないと良いのですが…。」

看護師さん:「うちの方は大丈夫ですよ。お父様はいつもと変わらない様子で過ごされている様子ですし…。」

ヤッチ:「また、ご迷惑をおかけすることが有るかもしれませんが、よろしくお願いします。」

看護師さん:「はい。しばらくはこちらも注意深く、見守りさせていただきますね。それより、もう、お帰りですか?」

ヤッチ:「はい、今帰ろうと思っているところですが…。」

看護師さん:「そうですか。いい人ができたみたいですね?」

ヤッチ:「はあ?」

看護師さん:「お父様のことですよ。」

ヤッチ:「はあ?」

看護師さん:「お父様、(施設の中で)ガールフレンドができたみたいですよ!?」

ヤッチ:「も、もしかして、カウンターのところに腰かけている方(入所者さん)ですか…?」

看護師さんがゆっくりうなずきます。

ヤッチ:「それで、いつもと違うところに腰かけてるんですね?」

看護師さん、またしてもニコニコしながら、うなずきます。

看護師さん:「なんだかとても話が合うみたいで、よく話し込んでいらっしゃいますよ。」

lovelove.gif
[拡大する]


ヤッチが来た時に、アルツ君の隣に腰かけていたのは、メガネをかけた御夫人だったような…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

どう、キノコさんに説明したらよいものやら…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2013/01/02 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

運動療法(歩行訓練)の中止

2013/03/28 (木)  カテゴリー: 姉
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

突然ですが、学生時代に習った数字のことを思い出しました。

未だに良くわかったようなわからないような…。

(-_-;)

これを思い出すたびに頭の中がモヤモヤします。

1=0.99999…

の数式です。

数字の1と数字の0.99999…はイコールだということ教わりました。

でも、未だにこれを考え出すと、眠れなくなりそうになります。

(-_-;)

まず1÷3を計算機で打つと液晶には0.33333…と表示されますよね!?

つまり、1/3=0.33333…。

これに3を掛けます。

数式にすると、

1/3×3=0.33333…×3です。

すると、どうでしょう…。

1=0.99999…。

んんんんんん…。

どうぞ皆さんも眠れなくなって下さい。

(●`w´●)ニァ・・

宇宙に果てはあるのでしょうか…?

あるとすれば、その向こうは…???



さて、昨日はアルツ君のところに面会に行ってきました。

その前日に姉(またの名を台風姉さん)からメールが有り、アルツ君の入所している特養の相談員さんと一度話しをしてくれという内容のものです。

以下が姉からのメールの内容の本文です。

(姉からのメール)

おはようございます。

○○さん(施設の生活相談員さん)からパパの運動療法をストップしたほうが良いのでは?と相談ありました。

ガクッと前のめり回数が多発しているのと体力の衰えが目立つからだそうだ。

どうしましょう?

検査(アルツ君の病院での診察)は、もう少し暖かくなって薬がゼロになったらと思うけど…。

○○さんと一度話しをしてくださいませ。

明日は、私は、仕事で行けないからパパの面会をして下さるとありがたいです。

『運動療法』というのは、アルツ君の入所している特養で、特養の介護士さんが、週に2回程度、アルツ君と一緒に行っている『歩行訓練』のことです。

『運動療法』なんていうと、ずいぶん大それた話に聴こえてしまいますが、エレベーターで階下に降り、階段でまた元の階へ、アルツ君が介護士さんと登ってくるというもの…。

要は『歩く練習』です。

何セットも繰り返して、『階段登り』をやるわけではなく、その日の健康状態や体力の状態をみてやるわけで、せいぜい多い日でも40段程度の階段を登ればよい方ではないでしょうか…。

アルツ君の膝がカックンとなることが有るのは、前々からわかっている事だし、先日もヤッチと歩いていて、一緒に転倒したばかりです。

[関連記事:パーキンソンロード(スマホ版はこちら)]

体力の衰えも、歩く機会が少なくなっている分、衰えているのも事実です。

まあ、歩く機会が減っているのに、筋力がアップしてムキムキの年寄りになっていくのも怖い気もしますが…。

(^^ゞ

でも…。

アルツ君が転倒はしたとはいえ、歩行訓練を中止しなけりゃならないほど、アルツ君の体力が衰えているようには、正直ヤッチには思えなかったんですけど…。

(-_-;)

第三者の目からは、アルツ君の体力は相当に衰えているということなのでしょうか…。

話しは変わりますが、姉は自分の会社から帰宅すると、毎日ほとんど欠かさずに、アルツ君のところへ面会に行っています。

時折、アルツ君と施設内を歩いたりして、歩行訓練もしているようです。

まあ、ヤッチがやる歩行訓練と違って、かなりスパルタ的に歩かせているのは、姉の性格上、察しがつきます。

(-_-;)

ですから、姉もアルツ君の体力的なことはじゅうぶんに把握していると思われます。

『運動療法の中止』の話を施設から持ちかけられた以上、ヤッチも一度、施設と話し合ってみる必要が出てきます。

このまま、『歩く』機会をさらに少なくしてしまえば、アルツ君が歩けなくなってしまうのも、そう遠くないはず…。

(-_-;)

階段を登るのではなく、せめて施設内の廊下などの平坦なところを歩くような訓練は是非とも続けてもらいたいものです…。

んなわけで、昨日は面会を兼ねて施設の生活相談員さんと話し合いを持つため、出かけてきました。

この日はちょうどアルツ君の音楽療法の有る日。

アルツ君、『定位置』で腕組みをしてウトウトしています。

ヤッチ:「お疲れかい?」

アルツ君:「別に…。春眠暁を覚えずだ。」

ヤッチ:「へえー難しい言葉をおぼえてるねー。焼肉定食ばかりが頭に浮かんでるかと思ってたよ。」

アルツ君:「人をバカにするな。」

ヤッチ:「ところで今日は音楽療法が有る日じゃないのか?誰か呼びに来てくれたか?」

アルツ君:「だーれも呼びに来ないぞ。歌なんか歌わなくたっていいや…。」

ヤッチ:「そうは言っても主役が居なくちゃ始まらないだろう…。」

ヤッチは音楽療法が有るか無いかを施設の職員さんにたずねます。

この日はアルツ君の居る3階ではなく、2階で行われるそうです。

ヤッチ:「2階でやるらしいぞ。まだ始まってないって。行くんでしょ?きっとギャルばかりの花園だぞ。」

アルツ君:「しょうがない…。言ってやるかあ~。俺は生姜は嫌いだけどな。」

アルツ君とエレベーターを使って階下に降ります。

2階のデイルームではまだ音楽療法は始まっていない様子です。

施設の職員さんが、参加する入所者さんを集めるのに忙しそうにしています。

ヤッチは用意いされている椅子にアルツ君を腰かけさせ、この間に生活相談員さんと話をしようと再び3階に戻ります。

担当の生活相談員さんがいる事務所の戸をノックします。

担当の生活相談員さんはパソコンをパチクリやっています。

ヤッチ:「ちょっとよろしいでしょうか?」

生活相談員さん:「はい。」

ヤッチ:「姉からメールをもらって、父の運動療法のことでお伺いしたんですけど…?」

生活相談員さん:「あ、はい…。少しお待ちいただけますか?今、会議室のカギを持ってきますので…。」

別に会議室じゃなくて、立ち話でもいいんですけど…。

(-_-;)

例のアルツ君のメマリーの一件以来、どうも職員さんの対応が丁重すぎます…。

(-_-;)

[関連記事:何でメマリー飲んでるの?(スマホ版はこちら)]

生活相談員さんと会議室に向かう廊下の途中でヤッチは話を切り出します。

ヤッチ:「なにか『運動療法を中止した方が良いのでは?』とそちらからご提案を受けたみたいで?」

生活相談員さん:「えっ?」

生活相談員さんはちょっとビックリした様子…。

ヤッチ:「手に負えないほど(アルツ君の)膝がカックンカックンなっちゃうのかな?」

生活相談員さん:「いえいえ、そういうことではないんですよ~。」

ヤッチ:「ん?」

二人は廊下で立ち止まります。

生活相談員さん:「申し訳ありません。僕の言葉が足りなかったようです…。」

ヤッチ:「ん?どういうこと?姉のメールでは相当(アルツ君が)深刻な状況みたいなニュアンスだったんですけど…。」

生活相談員さん:「いえいいえ、そういうことではないんですよ~。こちら(施設)で『運動療法』を中止したいということではないんですよ。」

ヤッチ:「んーっ…。ますますわからないな…。」

生活相談員さん:「では、最初からご説明させていただきますね。まず、こちらでうちの職員と一緒にお父様に階段を登ってもらったりしていることは御存知ですよね?」

ヤッチ:「えー、それはもう…、私が提案したくらいですから…。」

生活相談員さん:「こちらでお父様のコンディションを拝見して、それに合わせて、階段登りなどの歩行訓練をさせてもらっているのですが…、ここからが僕の言葉が足りなかったところです…。」

ヤッチ:「ふんふん。で?」

生活相談員さん:「お姉さまがこちらにいらっしゃるのは夜とか夕方が多いじゃないですか?」

ヤッチ:「まあ、平日は会社が終わってからですからねえ。」

生活相談員さん:「で、こちらで日中、お父様に階段登りをしていただくわけなんですが…。」

ヤッチ:「普通、そうだろうね~。」

生活相談員さん:「お姉さまがこちらにお見えになって、1階から3階までお父様に階段を登っていただくことが有るみたいなんですよ?」

ヤッチ:「えー!!1階から3階?そりゃキツイわー。」

生活相談員さん:「ですよね?で、それだけならまだしも、お姉さまがいらっしゃる前に、こちらでお父様に階段登りをしていただいている日が有ったもので…。」

ヤッチ:「それじゃあ、ダブルでトレーニングじゃん?」

生活相談員さん:「そうなんです…。そこで僕の言葉が足りなかった部分なんです…。日中にお父様が『運動療法(歩行訓練)』をやられた日は、その日はお父様が体力的にかなり辛くなってしまうので、お姉さまに『階段登り』などの歩行訓練はお控え願えないかとご相談申し上げた次第なんです…。」

ヤッチ:「じゃあ、あやつ(姉のこと)、他人の話をまた全く聞いて無かったっていうこと?」

生活相談員さん:「いえいえ、そういうことではなくて、こちらの言葉が足りなかったんだと思います。」

ヤッチ:「なにも知らない(おぼえていない)親父さん(アルツ君)はいい迷惑だねぇ~?」

生活相談員さん:「はい…。日中に『運動療法』を実施したことをお姉さまにきちんとお伝えしていなかったことは、こちらにも責任が有ります。」

ヤッチ:「いやいや、そりゃあ、こっち(家族)が先にそちらに確認すべきでしょ。」

生活相談員さん:「そうしていただけると、確かに助かるんですけど…。確認した上で、お父様がまだ体力的に大丈夫というようなら、ご家族様で歩行訓練をやっていただく分には、構わないと思うんですけど…。あと、こちらで気づいたことは、お父様の足がカックンってなるのは、どうも体力的なことや筋力的なことではないようですね。お疲れになっていないと時でもなることが有るみたいで…。正直、予測不能なところが有るので、こちらも慎重にやらせていただきます。」

ヤッチ:「いやいや、お騒がせてして申し訳ありません。なんせ、あの人(姉のこと)、他人の話を聞いているようで聞いていませんからっ!!」

それにしても…

お姉さま

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

やはり、遺伝でしょうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2013/03/28 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

土壌改良

2013/05/02 (木)  カテゴリー: 下の話
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

キノコさんの足の骨折ですが、だいぶ痛みも取れて、まだ屋外を自由に歩き回れるというほどには至っていませんが、比較的順調に回復してるのではないでしょうか。

一方のアルツ君ですが、こちらは歩行がずいぶんと怪しくなってきました。

(-_-;)

屋内であれば、壁や柱、手すりといったものが有るので、何とか自立歩行できますが、屋外では、ちょいと介助なしに歩いてもらうには、みている方が怖くなってしまうほど…。

すぐに前のめりに地面に突進しそうになります。

(-_-;)

介助して歩くにしても、屋外では、まあ5メートルも歩いたら、休憩を挟まないと歩けないヤバヤバぶりになってきました。

(-_-;)

昨日もアルツ君のところに面会に行ってきました。

そうそう…。

報告が遅くなりましたが、以前から施設側にお願いしていたメマリー(認知症の薬)の断薬の件ですが、4月9日にゼロ(服用をストップ)にしたとの連絡を受けました。

[関連記事:何でメマリー飲んでるの?(スマホ版はこちら)]

かれこれ一年がかかりで断薬っていうやつです…。

まあ、アルツ君の歩行が衰えてきたことと、メマリーの服用をストップしたこととは、あまり関係はなさそうな気はするんですけどね…。

前々から少しずつ、歩ける距離が短くなって来て、病気が進行しているというよりも、じわりじわりと老化が進んでいるのでないかというのが、アルツ君に対してのヤッチの印象です。

これで認知症関連の薬はすべてストップしたので、キノコさんや姉とも相談の上、改めて大きな病院で診察を受けようかというポジショニング…。

これまで、病名を特定することは、さほど重要なこととは思っていませんでしたが、今回の一件以来、改めてアルツ君の居る特養の嘱託医と対等の立場で話し合いができるようにするためにも、病名も明らかにしておくことの方が良いのかなと思っています。

もう一度、診察を受ければ、アルツ君の歩行が悪くなってきたことも、病気によるものなのか、老化なのか、薬によるものか、ある程度はわかってくるのではないんでしょうか。

さて、ヤッチが特養に着くと、いつものようにアルツ君、『定位置』に腰かけています。

ヤッチ:「今日は他の人達(入所者さん達)は、だーれもいないね?ずいぶんと静かだこと。」

ヤッチが面会に行ったのはお昼の2時ごろだったので、皆さん、お昼寝タイムなんでしょうか…。

廊下に設けられているテーブルには、珍しくアルツ君の姿しかありません。

アルツ君:「きっと連休だからだろ?ゴールデンウィーク、ゴールデンウィーク…。」

ヤッチ:「お?よくそんな横文字知ってるね?すごいじゃん。それにゴールデンウィークなんて、季語がわかるんだ?」

アルツ君:「バカ言っちゃ~、いけないよ。お前より何年長く生きてると思ってるんだ?」

ヤッチ:「その分、俺より早く死ぬんだろ?」

アルツ君:「バカ!!こんなにピンピンしてる親を殺す奴があるかっ!!」

ヤッチ:「それがいるんだなぁ~、目の前に…。今日は外に散歩行こうぜ?」

アルツ君:「やだ!!」

ヤッチ:「どうして?」

アルツ君:「朝、外に散歩に行ってきた。」

特養ではまず、職員さんが屋外に散歩に連れて行ってくれるようなことは有りません。

ヤッチ:「一人で?」

アルツ君:「ああ、そうだよ。金をもらおうと思ったんだけど、あの奥さん、居ないんだよなぁ…。」

過去の植木職人時代の記憶と結びついて、庭木の剪定代金でも集金に行ったつもりなのでしょうか…。

ヤッチ:「それなら、俺が今度代わりに自転車で集金に行ってきてやるよ。マージン9割で…。」

アルツ君:「バカ!!それじゃあ、俺の取り分無くなっちゃうじゃないか!!」

ヤッチ:「それだけ、頭が回転するならまだ死ぬことはないよ、散歩に行こう!!散歩。」

アルツ君:「やだ!!」

ヤッチ:「どうして…?」

アルツ君:「行きたくないものは行きたくないの!!」

こんな時のアルツ君、ヤッチの長年の勘ではパンツの中が大洪水…。

(-_-;)

ヤッチ:「じゃあ、ボタモチ食ったら行くか?」

アルツ君:「うん?ボタモチ?ボタモチがあるのか?」

ヤッチ:「俺が手ぶらで来る人間だと思うか…?」

アルツ君:「思う!!」

ヤッチ:「失礼だなぁ…。じゃあ、持って来たボタモチは俺が家に持って帰って食うよ…。」

アルツ君:「そう言うなよ…。せっかく持って来たなら、俺に食われた方がボタモチも幸せだぞ?」

ヤッチ:「そうかなぁ…。まあ、いいや。部屋(居室)で食べよう!!」

歩行がおぼつかなくなっているのに、こんな時だけアルツ君、スッと立ち上がります。

アルツ君が先陣をきって、居室に戻ります。

ヤッチ:「食べる前に手を洗っとこう?ついでに紙パンツも取り替えるべ?」

アルツ君:「なんでパンツを換えなきゃならんのだ?」

ヤッチ:「まあ、まあ。綺麗な姿で食ってやるのが、ボタモチに対しての礼儀ってもんだろ?」

アルツ君:「まあ、どっちでもいいや。そう言うんだったら、ついでに換えとくか…。」

ヤッチ:「『ついで』って言うのはボタモチに対して失礼だけどな!?」

アルツ君が洗面所で手を洗い終わってから、アルツ君の紙パンツを交換します。

やっぱり、グッショリです…。

(-_-;)

アルツ君、交換し終わると、即座にボタモチ君に食いつきます。

ヤッチ:「そんなにパクついて、喉に詰まらせるなよ。俺の望み通りになっちゃうから…。」

アルツ君:「そう簡単には問屋は卸してくれないんだなぁ…。それにしてもボタモチはいつ食っても美味いなぁ~。何年ぶりだろ?こんなに美味いものを食ったのは?」

ヤッチ:「ご満悦?」

アルツ君:「うん。」

ヤッチ:「死んでもいい?」

アルツ君:「うん。…ってバカ!!」

ヤッチ:「出陣の準備は整ったな。じゃあ、食い終わったところで散歩に行こう!!」

アルツ君:「仕方がない…。行ってやるか~。」

ヤッチ:「公園まで行ってみようよ。それに公園の前の畑のわけのわからん花の正体もわかったぞ?」

アルツ君:「へーわかったのか?」

特養のすぐそばには遊具のある公園が有ります。

そしてその公園の前に畑が有ります。

気付いたのは3月のはじめくらいでしょうか。

あたたかく穏やかな日にアルツ君と散歩に出かけた時に、この公園の前に何やら得体の知れない作物が植わっています。

植えられたのは、3月よりもっと早い時期のようで、葉の茂りは少ないものの、十分に根を張っているような印象です。

アルツ君、一応農家の出身ですから、農作物にも詳しい方…。

でも、アルツ君に聞いても、何だかわからないという始末…。

最初は雑草かなと思ったのですか、ウネまで作って、株が規則正しく植えられているので雑草とも違うよう…。

まだその時は花も咲いておらず、ニンジンの葉っぱにしては、ちょっとゴツゴツしている様子です。

最近では紫色の花が咲きはじめ、株もかなり大きくなって、どうやらつる性の植物であることも見ればわかるようになってきました。

アルツ君と公園に行くたびに、『何を作っているんだろう?いるんだろう?』と二人でわからずに、時間だけが経過していました。

そんな時にいつもこのブログにコメントをくださるよしこさんがこの得体の知れないものについての記事を書いておられました。

介護についての記事も書いていらっしゃって、きれいな写真満載の素晴らしいブログですので、是非のぞいてみてくださいね!!


ヤッチ:「どうやら、あそこ(畑)に植わってるのは、『ヤハズエンドウ』ってものらしいぜ。」

アルツ君:「ヤハズエンドウ…。聞いたことないなぁ…。」

ヤッチ:「まあ、このところの暖かさでどのくらい大きくなってるか見に行ってみようよ?」

アルツ君:「そうだな?行ってみよう!!」

アルツ君と散歩に出発です。

アルツ君、施設を出たあたりから、一歩踏み出すたびに、おならをプップッっと…。

ヤッチ:「毒ガス振りまいてるけど、大丈夫なのか?途中下車の旅にならないだろうな?(施設に)戻るなら今しかないぞ?」

アルツ君:「大丈夫だよ~。悪い虫が付かないように撒いているだから…。」

ヤッチ:「なら、いいけど…。」

アルツ君:「行って帰るくらいの燃料くらいはあるわい!!」

ヤッチ:「そのために使うものじゃないと思うんですけど…。」

施設の建物を出ると、公園は間近に見えているのですが、アルツ君にしてみると相当な距離に感じるようです。

何度か休憩を入れ、ようやく公園の入り口にたどり着きました。

公園の入り口に敷石が有り、そこへアルツ君に腰をおろしてもらいます。

敷石のあるところからは道路を挟んで、例のヤハズエンドウ(自分ではそう思い込んでいます…)の畑が有ります。

アルツ君:「かー!!ずいぶんとデカくなりやがったなぁー!!」

このセリフを聞く限りでは、以前にもここに来たという記憶が残っているようです。

アルツ君:「花もいっぱい咲いてるな?ラベンダーみたいだ。」

grass01
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携帯の写メなのでイマイチ花の咲き乱れる様子は伝わらないと思いますが…。

ヤハズエンドウと思しき作物はゆうにひざ上くらいまで育ち、畑の地肌は見えないほどこんもりと育っています。

grass02
 [ 拡大する ]


grass03
 [ 拡大する ]


アルツ君:「花が咲いてるっていうことは実が成るんだろうけど、美味いものなのかな…。」

ヤッチ:「どうなんだろうな?つるが出てるから、支柱立てればもっと花着きも良くなると思うけどなぁ…。」

アルツ君:「まだ、実は付いて無いようだなぁ…。」

ヤッチ:「あ、あそこの人がいる!!ここ(の畑)の人じゃないか?俺が何を作ってるんだか、聞いてくるよ。」

アルツ君:「ああ、聞いて来てごらん。」

ヤッチ:「そこに座っててよ。今聞いてくるから。」

ヤッチとアルツ君の居る位置からはかなり離れた距離ですが、畑の所有者と思われる方がご夫婦で農作業をしています。

失礼ですがかなりご高齢のご夫婦です

ヤッチはその方たちの方へ駆け寄ります。

ご主人と思われる方は畑の中央付近に行ってしまったので声をかけられません。

奥さんと思しき方に声をかけます。

ヤッチ:「お忙しいところすいません。ちょっとお伺いしたいのですが、あそこに植えてらっしゃる作物は出荷するための作物ですか?」

奥さん:「ああ、あれは違います。」

ヤッチ:「えっ?違うんですか?でも失礼ですけど、雑草ではないんですよね?」

奥さん:「はい、あれは『(畑の)土壌改良』のために植えているんです。」

ヤッチ:「そうなんですか…。土壌改良…。植わっているお花の名前をお伺いできますか?」

奥さん:「わかりません。」

かなり忙しく作業されていたのと、強い断定形の返答だったので、これ以上話しかけることはできませんでした…。

(-_-;)

もう少しいろいろと聞きたかったのですが、アルツ君のところに戻ります。

アルツ君、敷石に腰かけ、ヤッチの帰りを待ち受けています。

アルツ君:「何だって?」

ヤッチ:「出荷するために作ってるんじゃないんだって。畑の土壌改良をするために植えてるんだって。」

アルツ君:「土壌改良?へー、これが土壌改良になるのかね!?埋め込んで腐葉土にでもするのかなぁ…。」

ヤッチ:「そこまで聞けなかったんだけど、花を咲かせたら、畑の養分が吸い取られちゃう気もするけどね…。」

アルツ君:「わかった!!そうと決まれば戻ろう!!」

ヤッチ:「えっ?まだ公園の中に入っていないじゃん?」

アルツ君:「そうだけど、俺もケツの土壌改良が必要だ。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

緑肥とは…

(概要)
緑肥(りょくひ)とは、栽培している植物を、収穫せずそのまま田畑にすきこみ、つまり、植物と土を一緒にして耕し、後から栽培する作物の肥料にすること、またはそのための植物のことである。

(背景)
戦後、硫安(硫酸アンモニウム)、尿素など、安価な化学肥料が大量生産されるまでは、窒素肥料になる物は貴重品で、人間の糞尿、捕れすぎた魚や、食用にならない海藻(ホンダワラなど)とともに、肥料としてよく利用されていた。根瘤バクテリアとの共生により、空中の窒素を同化するマメ科のクローバー、ルピナス、ウマゴヤシ、レンゲソウなどが多く用いられていた。

(緑肥作物)
緑肥として栽培される例として、次の植物がある。マメ科、イネ科の植物が多く見受けられる。雑草を利用することもある。
  • エンバク
  • ライ麦
  • トウモロコシ
  • エビスグサ(決明子、ハブ茶の原料)
  • マリーゴールド
  • レンゲソウ
  • ヤハズエンドウ
  • クローバー
  • 大豆

訂正とお詫び

よしこさんからコメントをいただきました。(コメントNo.1773

記事の中で公園前の畑に植えられている植物をヤッチはヤハズエンドウと書かせていただきましたが、いただいたコメントを拝読すると、どうやらクサフジという同じマメ科の植物のようです。

記事中のヤハズエンドウをクサフジと読みかえてご覧ください。

(ヤハズエンドウ → クサフジ

ここに訂正とお詫びを申し上げます。

m(__)m

ヤッチ…、元花屋なんですけどね…

(; ̄ー ̄川 アセアセ



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2013/05/02 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

美女柳を眺める職人

2013/05/15 (水)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君の風邪ですが、もう完治したと申し上げても良いでしょう…。

(*^_^*)

昨日も面会に行ってきましたが、鼻声はすっかり元通りになり、しっかりと裸足に転倒防止シューズという井出達で『定位置』に腰かけていました。

アルツ君:「今日はだ~れも来ないぞ。」

アルツ君は面会に今日は誰も来ていないと言っているわけですが、もの忘れもさらにひどくなって、数十秒前のことも忘れてしまうこともあるぐらいですから、仮に誰かが面会に来ていたとしてもおぼえているわけが有りません。

ヤッチ:「あのさぁ~。入院しているわけじゃないんだからさ…。普通、個人宅だったら、毎日来客が有ったら、返って迷惑な話しにもならないかい?」

アルツ君:「でもだ~れも美味いもの、持ってこないぞ?」

ヤッチ:「息子はそんな親に育てた覚えは有りません!!」

アルツ君:「かー!!きびしいねぇ~。」

ヤッチ:「毎日誰かが来るのを待つよりは、誰かを訪ねるっていうのが一般的じゃないのかい?もしかして歩けないんだろう?」

アルツ君:「ばか言っちゃいけないよ~。ちゃんとしてるさよ~。」

ヤッチ:「じゃあ、今日は散歩に行くべ?」

アルツ君:「構いませんよん!!」

昨日の東京は夏日で半袖でウェルカムの状態…。

アルツ君、なのに長袖にフリースのベストを羽織っています。

施設内は空調が入って、温度が一定なので、季節感というのを屋外に出ない限り感じられないのかもしれませんね。

ヤッチ:「外は結構暑いぞ。その格好じゃ、暑いかもしれないぞ?」

アルツ君:「大丈夫だよ。暑けりゃ素っ裸になるから。」

早速、アルツ君と表に出かけます。

当然、事前の紙パンツの確認は必須項目です。

立ち上がって、廊下を歩いてエレベーターを利用し、階下に下りるわけですが、もうすでに廊下を歩く足取りが、アルツ君、フラフラしています。

ヤッチ:「何だかフラフラしてるなぁ~。」

アルツ君:「ダンスしてるせいだろ!?」

ヤッチ:「つまんねー。」

アルツ君:「じゃあ、アルコールを飲んだせいだろ!?」

ヤッチ:「エチル?メチル?普通の人が飲むのは『酒』だろ?」

アルツ君:「うるさい!!メチルは『目が散る』だ!!」

ヤッチ:「それにしても、頼りない歩き方だなぁ~。風邪をひいてたせいかなぁ…。」

アルツ君:「多分そうだろ?そのうち、竹の子みたいに新しいのが生えて来るさ。」

ヤッチ:「いいですね~。前向きで…。じゃあ、今のうちに折り取って置くか?」

アルツ君:「嫌だ!!」

階下まで来て、玄関ロビーを通り抜けようとすると、施設内の清掃をして下さっている女性の職員さんたちがいらっしゃいます。

たいてい何人か一組で作業されているようです。

ご本人たちには失礼かもしれませんが、イメージとしては『掃除のおばちゃん』という方が想像しやすいかもしれません。

(^^ゞ

掃除のおばちゃんの一人がアルツ君に声をかけます。

掃除のおばちゃん:「あれ?どこに行くの?帽子なんて被っちゃって?デート?」

アルツ君:「散歩だよ、散歩。うるせーんだよ、歩けって。」

ヤッチ:「調教です、調教。日本ダービーに出る予定です。」

掃除のおばちゃん:「じゃあ、イッパイ歩いて来て!!」

掃除のおばちゃん達はアルツ君の顔をみると、いつも気さくに声をかけてくれます。

アルツ君も何だか仲間意識みたいなものが芽生えるらしく、普段よりにこやか顔になります。

アルツ君:「ふん、人を動物扱いしやがって。これじゃあ、手をついて歩かなきゃだな。」

ヤッチ:「それの方が速いかもよ!?」

アルツ君と施設の外に出ます。

ヤッチ:「やっぱりフリース脱いだ方がいいんじゃないかい?」

アルツ君:「まだ、外に出たばっかりだ。そんなに早く焦げやしないぞ。」

施設の廊下を歩くのと違って、やはり屋外に出ると急激に歩行が悪くなります。

アルツ君の身体がますます前傾し、正面を向いて歩くというより、下を向いて歩くことの方が多くなります。

ヤッチ:「坂本九も天国で悲しんでるぞ~。」

アルツ君:「どうも膝の調子が悪いんだよな~。チクショーっ!!」

アルツ君、何歩か歩くたびに立ち止り、自分の膝を叩いています。」

ヤッチ:「まだ鞭入れするのは早いぞ。ゆっくりでいいよ。ゆっくり歩こう。」

アルツ君:「どうも左がおかしいんだよな…。」

ヤッチ:「左足?」

アルツ君:「ああ。」

ヤッチ:「風をひいて、寝てたんだもんなぁ…。すぐに元通りにはならんだろう。」

アルツ君:「俺の場合、たいていのことは寝れば治るんだけどなぁ…。」

本人も自分の歩行に不安を感じているのでしょう…。

アルツ君の顔にあまり余裕が有りません。

ヤッチ:「今日は公園は取りやめにして、遊歩道をぐるっと一周して戻るか?」

アルツ君:「その方がいいらしいな…。」

施設の駐車場を抜け、遊歩道へ入ります。

暑かったので、適度に木陰有るので、直射日光の照りつける公園よりは良かったかもしれません。

何度もこの遊歩道に来ているのに、アルツ君にとっては毎回新鮮なようです。

アルツ君:「かー!!あんなに竹の子が伸びてやがる。あれじゃあ、食っても美味くないな。」

アルツ君:「かー!!ニシキギに花がびっしりついてるよ。こんなの活けたら面白いぞ!?」

アルツ君:「イロハもみじのやつ、もう花が咲いてるぞ。この花が飛ぶと、クルクル回ってきれいなんだぞ!?」

アルツ君:「どっかにカエルでもいないかなぁ…。」

ヤッチ:「いたら、どうだっていうの?」

アルツ君:「捕まえて、食ってやる。」

ヤッチ:「ああーあ、なんでも食い物にされちゃうな。そのうち、自分の腕とか噛むなよ?」

アルツ君:「…。」

遊歩道の後半まで来ると、もうアルツ君、ヘロヘロです。

(-_-;)

かなり長めの休憩を挟んでから歩き出すのですが、すぐに前のめりに転倒しそうになります。

自分でもそのことがこの日は良くわかったようです。

ことあるたびにいいわけです。

『お前が、疲れてるんじゃないかと思って休んでやった』、『靴が良くない』、『足元になんか落ちてた』等々…。

それでも何とか遊歩道を歩き終わり、施設の駐車場の入口まで戻って来ました。

屋外で歩いた距離はせいぜい200~300メートルほどでしょうか…。

施設の駐車場の入り口付近で、アルツ君の足が止まります。

ヤッチ:「どうした?休むか?」

アルツ君:「お前、見てごらん。『美女柳』の花が来てるぞ。」

アルツ君を指さした方向は施設の駐車場の植え込みです。

道路と駐車場の境に美女柳の植栽が有り、これらがつぼみを付けています。

美女柳は別名で、『美央柳』や『美容柳』と言ったりしますが、花市場のセリ人さんは、『ビジョヤナギ』と呼んでいたと記憶しています。

生け花などの枝もの(切り花)として出荷され、花は鮮やかな黄色で、おしべがヒゲのように長いのが特徴です。

あまり大きくならない低木なので、植栽の利用頻度も高いのでは!?

最近では、フラワーアレンジメントなどのアクセントとして人気のある赤い実の付く『ヒペリカム』というものも有りますが、確かこのヒペリカムも美女柳と同じ属名だったような…。

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ヤッチ:「おっ?ほんとだ!!よく気づいたね?」

アルツ君:「お前はどこをみて歩いてんだか…。」

ヤッチ:「すんまそん…、それでこの間、刈り込みをやってたときに、ここだけ切らなかったんだ!!」

アルツ君:「今から咲くのに、切ったらもったいないからな!?」

ヤッチ:「もう、じきに花が咲きそうだな!?そのころにまたここに来てみようよ?」

アルツ君:「そうだな。」

アルツ君と再び歩きはじめます。

施設の駐車場は自動車を何台も停められる広い駐車場なので、ここを歩くのも一苦労…。

やっとのことで施設1階のロビーまでたどり着きます。

ロビー付近では、先ほどの掃除のおばちゃん達がまだ清掃作業をしていました。

散歩に出かける前に声をかけてくれたおばちゃんが、我々の姿に気づき、近寄ってきました。

掃除のおばちゃん:「外は暑かったでしょ?部屋に戻ったらイッパイ水分を摂った方がいいよ。」

アルツ君:「ありがとう。」

掃除のおばちゃん:「どこまで行ってきたの?」

ヤッチ:「(施設の)前の遊歩道をグルっと。」

掃除のおばちゃん:「じゃあ、旦那さん、いっぱい歩いて来たんだ?」

アルツ君:「まあね!!駐車場のところに美女柳が有ったよ。そこをしばらく眺めて来たよ。もうそろそろ、きれいに咲きそうだよ。」

掃除のおばちゃん:「美女柳?」

アルツ君:「そう、美女柳。知ってるでしょ?」

掃除のおばちゃん:「ああ、知ってるよ。ここにも一人いるじゃない!?」

掃除のおばちゃんが自分で自分の顔を指さしています。

アルツ君:「珍種かなぁ…。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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ボタモチの利きめ

2014/02/14 (金)  カテゴリー: ボタモチ
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snow_2014_02_14

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

日中、雪の中、アルツ君のところへ面会に行ってきました。

アルツ君、廊下に設けられた自分の『定位置』に腰かけています。

ヤッチより先にアルツ君が話しかけてきます。

アルツ君:「今日、ばあさんは(ここに)来てないんだろ?」

ここ特養に居るのは、アルツ君なわけで、ヤッチではないのですから、キノコさんが来ているか来ていないか、ヤッチはわからないわけです。

なのに、アルツ君、最近必ずと言ってよいほどこの質問をしてきます。

まあ、キノコさんの安否を知る人間としてヤッチを認識しているのですから、必ずしも悲観すべき認知力の低下ではないような気もしますが…。

ヤッチ:「旦那さん、今日外の景色眺めたか?」

アルツ君:「眺めなくたって、雪が降ってることくらい、目ん玉に飛び込んできますよ。」

ヤッチ:「素晴らしい視力ですね~。ばあさんならこの雪じゃ外に出られるわけないよ。」

アルツ君:「兵糧攻めにあってるのか…。あーあ、そんなこと言ってたら、腹減っちゃったなぁ…。」

ヤッチ:「昼飯食ったんだろ?」

会話をしていると、女性職員さんが、ヤッチに話し掛けてきます。

女性職員さん:「あの…、お父様なんですけど…。」

ヤッチ:「はい?こんにちは。なんでしょう?」

女性職員さん:「今日の昼食なんですけど、お父様、昼食を半分ほど残されてしまって…。」

食欲旺盛のアルツ君ですが、たまには食欲が無いことだって有るでしょう…。

ヤッチ:「そうだったんですか…。」

女性職員さん:「今日のメニューに酢の物があって、もしかすると、それがお気に召さなかったのかなあと思って…。」

ほとんど好き嫌いのないアルツ君ですが、最近は吸引力が無くなってきたせいか、蕎麦だけ嫌がるようになっています。

特養で蕎麦が食事メニューに組まれている時は、外してもらうようにお願いしていますが、それ以外の制限はありません。

ヤッチは、アルツ君に問いかけます。

ヤッチ:「旦那さん、酢の物嫌いだったっけ?」

アルツ君:「俺は、何だって食べますよん。」

ヤッチ:「そうだよな?ゲテモノ食いで有名だもんな?」

アルツ君:「カラスだけは美味いと思ったこと無いな…。」

女性職員さん:「ただ、昼食後、お部屋をお訪ねしたときに、洗面所にどうも食べたものを全部吐かれてしまったみたいで…。」

ヤッチ:「え?そうだったんですか?」

女性職員さん:「はい…。」

ヤッチ:「それでかぁ…。」

女性職員さん:「ん?と、おっしゃいますと?」

ヤッチ:「いや、俺がここに来た時に、父が『腹減っちゃったなぁ…。』って言っていたものですから。」

女性職員さん:「あ、そういうこと?なるほど。」

ヤッチ:「血圧だとか、熱だとかは大丈夫なんですか?」

女性職員さん:「はい、それは、看護師さんを呼んでチェックしてもらいましたので…。特にお風邪をひいているとかそういうことではないようです。」

アルツ君を見るかぎり、特に顔色が悪いわけでもなく、ヤッチの目からもいつもと変わらぬ様子に見えます。

なんだって、最近頻繁にリバースするようになっちゃったんでしょうかね~。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

逆流性食道炎が完治していないのでしょうか…。

食事のたびに誤嚥を繰り返しているのでしょうか…。

ヤッチはアルツ君に話し掛けます。

ヤッチ:「旦那さん、まさか妊娠してないよな?」

アルツ君:「バカ!!何で男の俺が妊娠するんだ!!」

ヤッチは今度、女性職員さんにお伺いします。

ヤッチ:「父に食べてもらおうかと思って、ボタモチを持って来たんですけど、そんなことじゃあ、食べてもらうわけにはいかないですよね?」

これにはアルツ君のほうが先に反応します。

アルツ君:「んっ!!ボタモチ?何で食っちゃいけないんだ?」

女性職員さんも同調します。

女性職員さん:「いえ、昼も何も食べていらっしゃらないことになるし、お父様の食欲が有って、食べたいとおっしゃるなら、むしろこちらでも食べていただきたいと思っています。」

アルツ君:「はは~んだ!!」

ヤッチ:「しかしさぁ、何だってまあ、このタイミングでボタモチを持ってくるかねえ~。孝行息子が世の中にはいたもんだぁ~ね~。なっ、旦那さん?」

アルツ君:「俺に息子なんていたっけか?」

ヤッチ:「目の前にいるじゃんかよ。ボタモチを持って来てくれる気の利く息子がよ。」

アルツ君:「お前が気が利くんじゃなくて、気が利くのはボタモチだろっ?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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