site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アルツハイマー型認知症以外のもの忘れの病気

2012/01/18 (水)  カテゴリー: アルツハイマー型認知症
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今日NHKの『ためしてガッテン』というテレビ番組をご覧になられたでしょうか?

新聞のテレビ欄に『もの忘れに効く薬』の文字が有ったのでちょっと面白そうということで早速観てみることに…。

番組の内容はというと、もの忘れの病気にアルツハイマー型認知症が有るが、最近60歳代からの方に認知症とは違う、別の原因でもの忘れの病気になる方がいらっしゃるとか…。

この番組、毎度のことだが、番組の後半にならないと答えを教えてくれない。

気の短いヤッチにはちょっとイラッと来るところだが、何とか最後まで我慢して観ることが出来ました。

ヤッチのように不愉快な想いをしなくて済むように、ご覧になっていなかった方のために先に答えを申し上げちゃいますね。

答えは『てんかん』

脳の神経細胞が過剰に興奮することで、いろいろな発作を起こしますが、代表的なものに失神やけいれんがあげられます。
「てんかんとは、種々の成因によってもたらされる慢性の脳疾患であって、大脳ニューロンの過剰な発射に由来する反復性の発作(てんかん発作)を特徴とし、それにさまざまな臨床症状及び検査所見がともなう。」
(WHO(世界保健機関)編:てんかん辞典より)

大脳の神経細胞(ニューロン)は規則正しいリズムでお互いに調和を保ちながら電気的に活動しています。
この穏やかなリズムを持った活動が突然崩れて、激しい電気的な乱れ(ニューロンの過剰発射)が生じることによって起きるのが、てんかん発作です。
このため、てんかん発作はよく「脳の電気的嵐」に例えられます。
また、てんかん発作は繰り返しおこることが特徴です。そのため、1回だけの発作では、ふつうはてんかんという診断はつけられません。

【原因】
てんかんの原因は人によって様々ですが、大きくは症候性てんかんと特発性てんかんに分けれます。
<症候性てんかん>
脳に何らかの障害や傷があることによって起こるてんかん
例)生まれたときの仮死状態や低酸素、脳炎、髄膜炎、脳出血、脳梗塞、脳外傷
<特発性てんかん>
様々な検査をしても異常が見つからない原因不明のてんかん

【発症年齢】
乳幼期から高齢期まで幅広く発病しますが、3歳以下の発病が最もおおく、80%は18歳以前に発病すると言われています。
しかし近年、人口の高齢化に伴い、高齢者の脳血管障害などによる発病が増えてきています。

【遺伝】
てんかんのほとんどは遺伝しません。
一部のてんかんには発病に遺伝子が関係していたり、発作の起こりやすさを受け継ぐことが明らかになっていますが、そうしたてんかんの多くは良性であり、治癒しやすいようです。

【てんかんという病名について】
「てんかん(癲癇)」という名称は、欧米諸国で使われている「エピレプシー」よりも起源の古い、古代中国医学に由来する言葉です。


  • 「癲」:紀元前200年、秦の始皇帝の時代に、倒れる・ひっくり返る病という意味で用いられ、「癲」1文字で、てんかんという意味で表された
  • 「癇」:7世紀初頭、隋の煬帝の時代、特に小児のてんかんという意味で用いられる

この、「癲」「癇」という言葉をあわせて、現在の「てんかん(癲癇)」として使われたのが、10世紀の初頭、唐の時代のことです。
つまり、「てんかん」という病名の由来は、てんかん発作の代表とも言うべき大発作である「倒れる病」という意味です。

【分類】
発作は大きく分けると、全般発作と部分発作に分けられます
<全般発作>
発作のはじめから、脳全体が「電気の嵐」に巻き込まれるもので、意識が最初からなくなるという特徴がある
<部分発作>
脳のある部分から始まる発作

引用:社団法人 日本てんかん協会ホームページより

なんでも子供のころになるてんかんとは違い、60歳辺りから後天的に発症するてんかんだとか…。

医学的なことはよくわかりませんが、脳の電気信号には興奮系のものと抑制系のものがあり、両者のバランスが保たれています。

小児期に起こるてんかんの多くはこの興奮系の神経細胞が過剰な興奮を起こして、痙攣したり、失神したりするのが主らしい。

小児期のてんかんは成人になるころまでには、消失するものも多いらしいが、高齢者のてんかんは同じてんかんでも抑制系の神経細胞が働かくなって起こるものらしい。

相対的に抑制系の細胞の働きが弱るために、興奮系の細胞に歯止めが効かなくなってしまう…。

脳全体がショートしたような状態ではなく、興奮は部分的にしか起きないのもポイントのようです。

小児期に起こるてんかんは体質などで起きることが多いのですが、高齢者場合は脳梗塞などの脳血管障害が主な原因ということです。

アルツハイマー型認知症と総じて同じような症状のため、誤診されることも多いそうですが、当然別の病気のため、認知症の薬を飲んでも症状が改善されることはありません。

アルツハイマー=もの忘れ、もの忘れ=認知症みたいなNHKの解説の仕方にちょっと疑問を感じましたが、主な症状はというと?

  • 60歳代からの発症
  • 突然のもの忘れ
  • 記憶がまだら状に抜け落ちる
    (去年の旅行の記憶は抜けているが、一昨年の旅行の記憶はちゃんと憶えているなど)

  • 短時間ボーっとする(意識が途切れる)ことがある
  • 衣服をまさぐるなどの無意識の動作・反復
  • 睡眠中の痙攣

などがあげられるようです。

てんかん治療は薬で改善されるケースが多いので、もの忘れが『てんかん』によるものであるとわかれば、抗てんかん薬を服用することで劇的に症状が改善されるというのが番組の答えでした。

でもこの報道の仕方どんなもんなんでしょうか?

てんかんによる発作の型はたくさん有るし、抗てんかん薬の種類だってたくさんあります。

てんかんを発症し、自分の発作の型に合った抗てんかん薬がすぐに見つかれば良いのですが、なかなか発作の型に合った薬が見つかるまで、発作を繰り返してしまう方も多いと聞きます。

薬さえ飲めば、もの忘れは治るみたいな報道にちょっと?マークです。

知っていることで早期治療につながるのは確かなことですが…。

(-_-;)


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2012/01/18 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君、迷走神経反射で救急搬送!

2014/06/17 (火)  カテゴリー: アルツ君
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Emergency Room

こんにちは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君ですが、月曜日(平成26年6月16日)の午前中、特別養護老人ホームで、散髪中に倒れ、救急搬送されてしまいました。

姉からヤッチのもとへ電話が入ります。

姉:「今、施設から電話が有って、パパ、散髪の最中に意識を失って倒れちゃったんだって。これから救急車を呼ぶって連絡が有ったから。」

ヤッチ:「えー!またー!」

アルツ君、これで救急搬送されるのは何回目になるんでしょうね。

去年の夏に逆流性食道炎と誤嚥性肺炎で搬送されたのが、最近の出来事ですかね?

関連記事:アルツ君、またもや救急搬送!!

意識を失ったのも、これがはじめてではありません。

施設に入所する前にも有りましたし、入所してからも有ります。

関連記事:

姉の電話だけでは詳しい状況はこの時、まだわかりませんでした。

ただ、姉の言っている『散髪』というのは、施設に月に一度、理容設備を整えたバスが施設の駐車場に横付けし、施設の入所者さんはそこで髪を切ってもらっているので、そのことを言っているのだと思います。

よく、小中学校の頃、レントゲン積んだバスが学校の校庭などにやって来て、レントゲン撮影をしましたが、あれと同じような感じです。

ヤッチはあのヒンヤリとした板の感触が胸に伝わってきたのを未だに覚えています。

昭和生まれの人間にしかわからない!?

姉:「どこの病院になるのか、入院になるのか、施設からまた連絡が入ると思うから、その時は、また、あんたに電話するから。」

ヤッチ:「わかった。」

姉との電話はこれでいったん終了です。

電話を切って数分といったところでしょうか。

再び姉から連絡が来ます。

姉:「パパの意識が戻ったって。でも、念のため、救急搬送するっていうことだから。」

ヤッチ:「どこの病院になるかはまだわからない?」

姉:「うん、まだ…。でも、入院には、ならない感じよ。」

ヤッチ:「なんで?」

姉:「だって、電話の向こうからパパの怒鳴り声が聴こえて来たから…。まだわからないけどね!?」

ヤッチ:「大事じゃないと、いいけどな…。」

姉:「また、病院に着いたら、施設の人が連絡をくれると思うから、その時にまた、あんたに連絡するわ。じゃあね!」

また、しばらく経ってから、姉からの電話が入ります。

姉:「パパの搬送先の病院、わかったよ。OG病院だって。」

ヤッチ:「また、OG病院かよ。旦那さん、出禁(出入り禁止)になってるんじゃないのかい?」

姉:「わからないけど…。あそこのほうが前のデータが残ってるからじゃない!?」

OG病院というのは、去年の夏にアルツ君が逆流性食道炎と誤嚥性肺炎で救急搬送され、入院した病院…。

しかも、アルツ君を手に負えないOG病院が数日後にやんわり追い出し、退院させた病院でもあります。

ヤッチ:「また、OG病院さん、問題児を抱え込むのかぁ…?」

姉:「入院にならないといいけど…。それで、施設の人から、パパの搬送されたOG病院に誰か来てくれないかって言ってるんだわ…。」

ヤッチ:「で、問題児2世に出向けと…???」

姉:「悪いんだけど、お願いできるかなぁ…?」

ヤッチ:「了解!で、施設の職員さんの誰が、旦那さんに同行してくれているの?」

姉:「たぶん、施設の看護師さんだと思うよ。暑いから、あんたも気をつけてね!」

姉との電話を切り、ヤッチはOG病院に自転車を走らせます。

姉の仰せのとおり、日差しがきつい…。

30分程度、自転車を走らせ、OG病院に到着です。

ちょいと、顔も火照り、半袖のシャツから飛び出していた腕がチリチリしています。

去年もお世話になっている病院だったので、救急受付はすぐにわかりました。

ヤッチは救急の受付で女性職員さんにたずねます。

ヤッチ:「すいません。こちらに○○(アルツ君の名前)が搬送されていると思いますが…?私、息子なんですけど?」

受付の職員さん:「はい。後ろにお席がございますので、お掛けになってお待ちください。」

ヤッチは言われた通り背後に有った席に腰かけます。

ほどなく、OG病院の看護師さんがヤッチの前に現れます。

OG病院の看護師さん:「○○さんのご家族の方ですか?」

ヤッチ:「はい、そうです。」

OG病院の看護師さん:「検査が済んだので、あちらにいらっしゃいます。どうぞ。」

OG病院の看護師さんに案内されて、待合室に通されます。

検査を終えたアルツ君と、特養の看護師さんが待合室の長椅子に並んで腰掛けています。

ヤッチは特養の看護師さんに向かって話しかけます。

ヤッチ:「どうも、いろいろとお手数をかけました。」

特養の看護師さん:「あっ、いえ…。今、血液検査と心電図をとってもらって、結果待ちなんです。」

アルツ君:「お?お前どっから来たんだ?」

ヤッチ:「たぶん、北の方角だな!?」

アルツ君:「そうか~。で、ばあさん(キノコさん)は?」

ヤッチ:「ばあさんは買い物か、洗濯だな!?」

アルツ君:「ちぇっ。」

ヤッチ:「『ちぇっ。』って…。もしかすると、この病院に向かってるかもよ。今日は暑いから、ばあさんも途中でギブアップして救急搬送されてくるかもよ?」

アルツ君:「ははは!しょうがない奴だな。」

ヤッチ:「どっか、気持ち悪いとか、調子が悪いとか、寒いとか、暑いとか、涼しいとか、ぬるいとか、眠いとか、景気が悪いとかって、無いのか?」

アルツ君:「どっこも悪いところなんて、ないぞ!?」

ヤッチは特養の看護師さんに話し掛けます。

ヤッチ:「どんな具合だったんですか?」

特養の看護師さん:「今日はお父様の理容の日だったんですけど、理容の車の中で意識を失ってしまわれて…。お声を掛けても、まったく反応が無いし、血圧も下がって、冷や汗をかかれて、うなだれてしまっているような状態でした。意識が戻った後も、少し大きな声を出されていましたが、かなり朦朧とされていました。」

ヤッチ:「前にも有ったときと、同じような様子ですね?」

特養の看護師さん:「私はその時のことを存じ上げないんですけど、前にもそのような事が有ったんですか?」

ヤッチ:「はい、以前も同じような事が有って、別の病院ですが、やはり救急搬送されています。その時は、姉が付き添ったんですけど、『高齢者によくある発作だ』って言われて帰って来たみたいです。」

特養の看護師さん:「そうだったんですか…。今回も数分間、意識が無かったのですが、あとちょっと意識が戻らなかったら、AEDを使おうかと言っていたところなんですよ。お父さん、意識が戻って良かったですね~?」

みるみる顔面蒼白となり、大量の冷や汗をかいて、呼びかけに反応しないのですから、はじめて失神しているアルツ君の姿を目の当たりにした方はさぞかしビックリしたことでしょう…。

m(__)m

アルツ君:「誰?俺?俺はどっから来たんだろうな?全然思い出せないよ?」

ヤッチ:「思い出せたら、神様だよ。意識を失ってたんだから。だいたい、普段起きていたって、思い出せないことのほうが多いじゃんかよ?」

アルツ君:「そうかぁ…。それほどでもないよ~。それでこんなところにいるのかぁ…。」

特養の看護師さん:「で、まだ検査結果が出ていないのですけど、たぶん入院にはならないだろうとここの病院の先生がおっしゃっていました。」

ヤッチ:「それは、よかった。それに、またこの病院に入院したら、さっさと追い出されますからね?」

特養の看護師さん:「そういえば、この病院に入院された時も確か暑い日でしたよね?」

ヤッチ:「ですね~。」

特養の看護師さん:「それで、お父様ですけど、ここへ救急搬送されたときに便失禁をされていまして、病院側で用意されたオムツとパジャマの下を穿いていただいています。」

ヤッチ:「前に意識を失ったときも、便失禁ガラミなんだよなぁ…。」

特養の看護師さん:「全身の力が抜けてしまうので、仕方のないことかもしれませんね。」

ヤッチ:「何が原因で倒れちまうんでしょうかね?」

特養の看護師さん:「ここの先生もちょっとおっしゃっていましたけど、『迷走神経反射』なんじゃないかと…??」

ヤッチ:「なんですか?その『迷走神経反射』って?」

特養の看護師さんには、ごくごく当たり前の知識だったようですが、ヤッチには初耳の言葉です。

特養の看護師さん:「迷走神経というのは、脳神経のひとつなのですけど、副交感神経と関係が深い神経なんですよ~。」

ヤッチ:「副交感神経っていうのは、自律神経系のことですよね?」

特養の看護師さん:「そうです、そうです。自律神経には交感神経と副交感神経があって、何らかの原因で迷走神経がこの副交感神経を刺激してしまうんです。」

ヤッチ:「副交感神経っていうのは眠っているときに働く神経ですよね?旦那さんが意識を失ったのは、もう起きてる時なのに変ですね?」

特養の看護師さん:「わたしもそこまで詳しい知識が無いのですけど、副交感神経が活発になると、末梢の血管が拡張しますし、その結果、血圧が下がったり、脈拍が遅くなるので、今回のお父様のケースにピッタリ…。それにお父様、もともと除脈(不整脈の一種で脈が遅い。)も有りましたからね…。」

ここまで書かせていただいて、何こいつ、わけのわからんことを書いていやがるんだと批判の声が聴こえてきそうなので、ちょいとあとから家に帰って調べさせていただいた知識をぶち込んでおきたいと思います。

神経のしくみ

中枢神経と末梢神経の定義についての説明は省略しても大丈夫ですよね?

パソコンをイメージした人はヤッチと似たような中枢神経を持っている人かと…。

パソコンのCPUなるものが中枢神経で、キーボードあたりが末梢神経かなと…。

末梢神経は自律神経と体性神経に分類されます。

言葉で表すと難しくなってしまいますが、体性神経のほうは、熱いとか冷たいなどの外部からの刺激を中枢神経に伝える感覚神経と、指を動かすなど、身体の部位を動かすよう指示する運動神経から成り立っています。

一方の自律神経は、体性神経が自分の意思に関わっている神経なのに対して、自分の意思に関係なく働く神経だと考えて良いと思います。

例えば、呼吸や、腸で食べ物を消化するといったことは自分の意思と関係のないところで勝手に働きます。

これが自律神経…。

ちょっとお腹いっぱいになって来ましたね?

ヤッチも手抜きしたい気分になってきました。

もう少し、がんばりますか…。

で、この自律神経は交感神経と副交感神経で構成されます。

交感神経は昼間、活動的な時に働く神経で、副交感神経は寝ている時に働く神経で、副交感神経が働いている時は、脈拍はゆっくりになり、血圧も低下します。

この交感神経と副交感神経の働きが人間の体内でバランスよく保たれているので、健康でいられるそうな…。

じゃあ、問題となっている迷走神経はどこのチームに属するのか?

厳密に言ってしまえば違うのかもしれませんが、副交感神経の一部として考えるのが、妥当なのかもしれません。

ヤッチの説明では納得いかないと思うので、引用文を載せておきますので、ご興味のある方は読んでみてください。(結局手抜きです。)

(▽引用)
中枢神経とは・・・
末梢からの刺激を受け、興奮を起こす中心部のこと。末梢神経とともに神経系を構成する。
中枢神経は脳と脊髄からなる。脳は頭蓋骨に守られて頭蓋腔に、脊髄は脊椎骨に守られて背側の体腔にあり、ともに髄膜に覆われている。
末梢神経とは・・・
刺激や興奮といった情報を、中枢と身体各部の間で伝達する役割を持つ通信網のこと。中枢神経とともに神経系を構成する。
末梢神経は、脳と末梢をつなぐ脳神経と、脊髄と末梢をつなぐ脊髄神経からなる。
末梢神経は分類方法によって、以下のように分けられる。
  1. 刺激の伝わる方向による分類:
    外部から与えられた刺激を中枢神経に伝える求心性の神経が感覚神経、各部位を動かすよう指示する遠心性の神経が運動神経である。
  2. 神経が分布する器官による分類:
    自分の意思で制御できる随意器官(骨格や筋肉)に分布するのが体性神経(特に運動神経)、意思では制御できない不随意器官(内臓など)に分布するのが臓性神経(特に自律神経)である。
自律神経とは・・・
末梢神経系のひとつ。
内臓の機能を調節する役割と、内臓からの情報を中枢神経系に伝える役割をもつ。
自律神経系は、交感神経と副交感神経の二つの神経系統から成り立っている。
自律神経のバランスが崩れると、自律神経失調症を引き起こす。
交感神経とは・・・
こうかんしんけい。副交感神経とともに自律神経系を構成する。
「昼の神経」「活動する神経」などと呼ばれるように、昼間、活動的なときに活性化する神経。
交感神経が働くと以下のような状態が起こる。
  • 瞳孔の拡大
  • 心臓の拍動が速くなる
  • 血管が収縮し、血圧が上がる
  • 発汗
副交感神経とは・・・
ふくこうかんしんけい。交感神経とともに自律神経系を構成する。
「夜の神経」「休息する神経」とも呼ばれ、体を緊張から解きほぐし、休息させるように働く神経である。
副交感神経が働くと以下のような状態が起こる。
  • 瞳孔が収縮
  • 脈拍が遅くなる
  • 血圧が下降
迷走神経とは・・・
めいそうしんけい。脳神経の一つで、副交感神経や咽頭・喉頭・食道上部の運動神経、腺の分泌神経などを含む。延髄から出ている。脳神経でありながら、体内で多数枝分れして複雑な経路をとり、腹腔にまで広く分布しているところから、このような名前が付けられた。
内臓(胃腸や心臓、血管など)に多く分布し、体内の環境をコントロールしているが、強い痛みや精神的ショックなどが原因で迷走神経が刺激されると、迷走神経が過剰に反応し、心拍数や血圧の低下、脳貧血による失神などを引き起こす(迷走神経反射)。
迷走神経反射とは・・・
めいそうしんけいはんしゃ。強い痛みや精神的ショック、ストレスなどが原因で迷走神経が刺激された際、自律神経のバランスがくずれ、末梢の血管が拡張して血圧が下がり、脈拍が遅くなること。脳血流が低下して失神に至ることもある。
【症状】
徐脈、冷や汗、顔面蒼白、失神など
採血時に気分が悪化して倒れる人がいるが、これは採血による貧血が原因ではなく、迷走神経反射である。また、大量に飲酒した後、排尿すると、腹圧の急激な変化によって迷走神経反射が起こり、失神に至る場合がある。

(△引用)

ヤッチは勝手に自動車のエンジンをイメージして、自律神経を捉えていますが、どうなんでしょうか?

昼間、活動している時はアクセルを踏んで、車が動いている状態。

交感神経が働いている状態です。

アクセルを踏んでいる時は、気化され、圧縮されたガソリンはエンジンルームに送り込まれ、爆発を繰り返し、運動エネルギーに変換され、車を走らせます。

人間の体内では、血圧も上昇し、心拍数、脈拍も速くなります。

夜間、寝ている時は、車はアイドリング状態…。

副交感神経が働き、身体はリラックスした状態で、血圧は低く、心拍数、脈拍もゆっくりになります。

アクセルを踏む踏まないは、実際には勝手に行われるので、この部分が説明できませんが…。

(^^ゞ

そして、迷走神経反射は、何らかの原因でアクセルをベタ踏みしている状態から、アクセルから足を放した時に、エンスト起こしそうになる、もしくはエンストを起こしてしまうような状態なのではないでしょうか…。

すいません…。

ここまで書いて、うまく説明できませんでした。

m(__)m

特養の看護師さんと待合室で話しをしていると、OG病院の看護師さんが、アルツ君の検査結果を持って、いらっしゃいました。

OG病院の看護師さん:「すいません、お待たせして…。検査の結果がでました。血液検査、心電図ともに、問題はないようですね。」

特養の看護師さん:「そうすると、やはり迷走神経反射によって、失神してしまわれたということでしょうか?」

OG病院の看護師さん:「血液検査の結果をみても、すべて正常値の範囲内なので、考えられるのは、迷走神経反射の可能性が高いですね…。」

ヤッチ:「脳波を調べなくても大丈夫そうですか?」

OG病院の看護師さん:「失神されたときに、けいれんしていなかったと伺っていますので、てんかんの発作の可能性は低いと思いますよ。」

特養の看護師さん:「なにか処方薬が出ているとか、そういったことは?」

OG病院の看護師さん:「とくにこちらではお薬等は出ていません。担当の医師からは、入院も必要ないだろうということでした。」

ヤッチ:「何が原因で、こんな風に失神しちゃうんですかね?」

OG病院の看護師さん:「難しいところですけど…、高齢者の方で便秘をしている方が、いきんだ後に意識を失ってしまわれる事というのは少なくありません。もちろん便秘が直接の原因ではないんですよ。いきむことで、血圧が上昇して、便が出た後は、今度は血圧が一気に下がりますから…。また、こういった反射は高齢者に限ったことではなくて、若い方でも起こりますから…。満員電車で若い女性が気分が悪くなって倒れるのも貧血ではなく、この迷走神経反射による失神の場合も有るんですよ。」

ヤッチ:「はは、旦那さん、まだ若いからな!?」

アルツ君:「そうだよ。俺はまだ若いぞ。」

この時、ヤッチは申し上げませんでしたが、アルツ君もこの事例がもしかすると当てはまるのではないかと思いました。

失神後に便失禁をしたのではなく、便失禁の後に失神したのではないかと…。

今回、実際の現場にヤッチはいなかったので、この辺のところはよくわかりません。

特養の看護師さん:「それで、今回、救急搬送で対応させていただいたんですか、今後、またこういった事が有った場合、すぐに救急対応(救急車を呼ぶ)をさせていただいた方がよろしいのでしょうか?」

OG病院の看護師さん:「迷走神経反射の場合、意識を失っている時間は、数分間とそう長くは有りません。バイタルチェック等をしていただいて、中々意識が戻らないような時は、救急車を呼んでいただいた方が良いかと…。また。意識を回復されても、調子が戻らないような場合も救急対応していただいた方が良いかと…。」

特養の看護師さん:「なにか、他に心がけておくことは有りますか?」

OG病院の看護師さん:「そうですね…、起立性低血圧で失神される方もいらっしゃいますから、ご高齢の方は、やはり急に立ち上がるなど、『急に』がつく動作はなるべく避けた方がよいと思います。あと、意識が戻ってもしばらくは横になっていただく方が良いと思います。迷走神経反射は立位や座位の姿勢より、寝ている時の方が起こりにくいという特徴がありますから。」

特養の看護師さん:「そうですか。ありがとうございました。」

OG病院の看護師さんは足早に去っていきました。

特養の看護師さんがアルツ君に向かって話しかけます。

特養の看護師さん:「〇〇さん(アルツ君)、髪の毛を全部切ってもらった後で、良かったですね。半分だけ切ってもらったところで、倒れちゃっていたら、また切ってもらわなければならないですもんね?」

アルツ君:「そうだよ~。中途半端じゃ格好悪くて仕方ないもんな…。」

ヤッチ:「いや、中途半端の方が、むしろ斬新でよかったんじゃないのか?」

アルツ君:「また、お前はそんなことを言ってやがる!」

特養の看護師さん:「私は、施設からお迎えの車を手配してまいりますので、ここでもうしばらくお待ちいただけますか?」

ヤッチ:「行きは救急車で、帰りはお迎え付きの車だってよ。贅沢だなぁ…。」

アルツ君:「お前とは普段からの行いが違うからな!?」

ヤッチ:「閻魔さまに電話するぞ!」

特養の看護師さんは屋外へ施設の車を呼びに行ったようです。

アルツ君も少し疲れている様子です。

施設の看護師さんが席を外すと、待合室の長椅子に横になってしまいました。

二人になったところでヤッチは横たわっているアルツ君に話し掛けます。

ヤッチ:「旦那さん。」

アルツ君:「なんじゃ?」

ヤッチ:「ここへ来て、ずいぶんと救急車に乗る回数が増えて来たな?」

アルツ君:「そうかぁ?それほどでもないぞ!?」

ヤッチ:「救急車の回数券でも買っておいたほうがいいんじゃないか?」

アルツ君が目を閉じたまま答えます。

アルツ君:「回数券なんて要らん!ばあさんに言って、定期券を買っておけ!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

追記
迷走神経反射による意識消失(障害)と認知症との関係ですが、迷走神経反射とレビー小体型認知症との間に何かしらの因果関係があるとお考えのお医者様いらっしゃるようです。
ご家族の中にアルツハイマー型認知症と診断されている方で、もしそう診断を受けた方が頻繁に迷走神経反射が起こすなら、もしかしたらレビー小体型認知症ではないかと疑ってみるのも、原因究明の一つかもしれません。

参考
レビー小体病の本質について~老年科医の独り言
レビー小体病と脳血管性認知症の関連~老年科医の独り言



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