site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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認知症に効果がある音楽療法

2012/07/07 (土)  カテゴリー: 音楽療法
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

先日、アルツ君の入所している特別養護老人ホーム(特養)の職員の方とアルツ君の今後のケアについての打ち合わせが有りました。

特養の男性係長さん、姉、ヤッチ、そして高齢者相談センターの職員さん二人の計5人で特養の会議室をお借りしての打ち合わせです。

アルツ君が正式にこの特養に入所してから1ヶ月を経過したところですが、まだきちんと特養の職員の方たちと話をしたことは有りませんでした。

特養の施設にどのようなサービスが有り、どんなサービスが受けられるのか、反対に施設側に家族側からどの程度までアルツ君のお世話を要求して良いものやら、これまで何も話をしていませんでした。

御存知のようにアルツ君は高齢者虐待防止法に基づく措置入所の形を取っていましたから、家族側からすると、アルツ君に何か介護サービスを受けさせたいといっても、直接特養の施設に対してお願いして良いものなのか、それても高齢者相談センターを通して施設側にお願いしなくてはならないのかはっきりしていませんでした。

特異なケースで入所したものですから、事前にどんなサービスが有るのかなどという予備知識も無かったわけです。

また一般の方のご家族が特養に入所する時と違うので、どうしても高齢者相談センターにお伺いを立てないと、特養とアルツ家で勝手になんでも決められません。

こういった不安を解消すべく、高齢者相談センターの配慮で、今回話し合いの場を設けていただいたわけです。

結論から先に申し上げてしまえば、結局アルツ家も一般の入所者と同じように、ある程度のことは高齢者相談センターを介さないで、特養とアルツ家で決めて良いという結論です。

ある程度以上のことが何なのかはわかりませんが、まあ普通になんでも施設と話し合いをしても良いということで考えても良いのではないでしょうか。

姉が気にしていることは、アルツ君の入所している3階のフロアにアルツ君の話し相手になれるような他の入所者さんが居ないこと…。

まだヤッチもすべての入所している方たちを把握しているわけではありませんが、まあ見渡す限り、アルツ君と会話が成立する人がいないように思えます。

失礼な話ですが、ほとんどの方は、車椅子で、声をかけても何をおっしゃってるかわからないか、反応の無い方たちがほとんどです。

フロアにはうめき声や奇声が飛び交っているというのが実際のところでしょうか…。

(・・;)

会話が成立するアルツ君がこの中に居ると、おかしな話ですが正常な人間にまで見えてきます。

(・・;)

最近では姉の方が施設に面会に行っている回数はおそらく多いので、この辺りが気になって仕方がない様子です。

ヤッチからするとアルツ君に面会に行ったりすると、アルツ君が、

「また誰か騒いでやがるな?」

と入所者さんのどなたかが奇声を上げているのを耳にすると、自分の居る部屋から廊下に出てフロアを見渡しているのを目にすることがよく有ります。

以前であれば、自ら重い腰を持ち上げて立ち上がるということも減っていたわけですから、これはこれで良い刺激になって、アルツ君の興味をひく対象物になっているし、脳も少しは動かしていることにはなります。

ただ確かにおしゃべりでお調子者のアルツ君にとって、話し相手が誰もいないというのは、やはりストレスになるかもしれません。

会話ができる施設の職員さんもたくさんの人の面倒をみなくてはならないので、アルツ君一人の話し相手になっているわけには行きません。

姉がこの辺のところを施設の係長さんに申し上げました。

係長さんが答えます。

係長さん:「実は急きょの入所だったので、たまたま空いているお部屋が3階だったということで、お父様の居室の変更ができないということではありません。」

今度は姉がたずねます。

姉:「失礼だということは重々わかっているのですが、2階のフロアは認知のある方が少ないと聞いたのですが…。もし、2階で有れば父の話し相手になってもらえる方もいらっしゃるのではないでしょうか?」

ここの施設は聞いたところによると、入所者が入っているフロアは2階と3階で、3階には認知症の方を入所させている様子で、2階には認知症ではないような方が入所しているとか…。

そのため、2階と3階では施設の嘱託医も違います。

3階は認知症専門の嘱託医で2階は何とアルツ君が以前自宅から通っていた主治医。

介護保険の主治医の意見書もこの先生に書いてもらっています。

そのため、この施設でも本来3階の認知症専門の先生の診察を受けるのではなく、二階の馴染みの主治医の診察を受けています。

係長さん:「わかりました。ちょっとだけお時間を下さい。居室の変更が可能かどうか調べてみます。」

施設の係長さんがこう答えます。

2階に移れたら移れたで寝たきりの方ばかりでまったく話し相手がいないなんてこともあるので、事前に下見に行く必要はありそうです…。

(^^ゞ

支援係長さん:「他に何かございますか?」

今度は高齢者相談センターの支援係長さんが切り出します。

もちろん、この支援係長さん、以前ヤッチと散々やり合った方でも有ります。

今度は特養の施設の係長さんに対してヤッチが質問をします。

ヤッチ:「父は2階の嘱託医になっている○○先生にお世話になっていると思うのですが、○○先生には紹介状を書いてもらって認知症専門の先生に診てもらっていた時期が有ります。進行性核上性麻痺の疑いが有ると診断を受けたのも紹介先のこの先生です。今は父が施設に入所したことで、この先生の手を離れています。今後、もし、進行性核上性麻痺の症状が進行するようなことが有れば、専門の先生に診ていただくこともできるのでしょうか?」

係長さん:「それはもちろんです。専門医の診察はもちろん、うちの嘱託医ではなく、その先生の所へ通院していただくことも可能です。現在の嘱託医の定期的な診察受けていただいて、病状に異変が見つかれば、ご家族様にご連絡するのはもちろん、専門の先生に診ていただく体制も取らせていただいています。」

ヤッチ:「ありがとうございます。姉は話し相手のことが気になっているようなのですが、私は別の事で気になっている事が有ります。実は父の歩行のことです。家族の面会が無いと屋外で散歩ということができないようなので、どうしても施設内を歩くだけでは足が弱ってくるような気がします。歩行訓練のようなことはやっていただけないんですかねえ?」

係長さん:「職員が屋外にお父様を外に連れ出して散歩すというのは、人員の関係で少々無理なところですが、場合によっては、リハのようなものも有りますが…。お父様、お見受けする限りでは元気に歩いておられる様子ですが…。」

これは少々はぐらかされた感じですが、あまり強く突っ込めないところ…。

(^_^;)

ヤッチ:「介護の職員さんも1対多の状況で忙しいとは思いますが、施設内でも良いですから、できるだけ歩くように声かけしていただけないでしょうか?父がここの施設にお世話になる前の施設では、施設内を歩くことを『仕事』と言って、結構歩いて歩行訓練をしていたようです。歩行が改善されたのもそのお蔭かもしれません。何か目的なり、興味をひくことを与えることで症状の進行は食い止められると私は思うのですが…。」

係長さん:「なるほど…。では、うちの介護職員のリーダーに○○というのがおります。○○に言って、声掛けをするように伝えておきます。そうそう、興味をひくというので気になったのですが、お父様は何か興味を持っておられることがお有りですか?」

『ボタモチ』と即答したいところでしたが、場の雰囲気がそういう雰囲気ではなかったので、ヤッチは他の事を思い浮かべます。

ヤッチ:「そうですねえ。これと言って見当たらない感じですが、あえて言うなら、植木とか庭木のことですかねえ…。」

係長さん:「そうですかぁ…。以前そう言った関係の職業に就かれていたとか…。」

ヤッチ:「元花屋で植木職人です。この施設ができて間もない頃に、この施設に植わっている木の剪定の仕事もさせていただいた言っています。父は『剪定の仕事』のことを『いたずら』と言います。『ここの木をいたずらさせてもらった』というのは『ここの木を剪定させてもらった』ということになります。」

係長さん:「相変わらず、面白いお父様ですねえ…。」

ヤッチ:「あまり、褒めすぎると木から降りられなくなります。」

またしても、場の空気を読まずに勢いでしゃべってしまったので、誰も反応してくれませんでした・

(; ̄ー ̄川 アセアセ

係長さん:「他には何か興味をお持ちのことは有りますか?」

ヤッチ:「釣りですかねえ…。でもここ何年かは釣りにも出かけていないので興味がまだ有るかは疑問ですね…。」

係長さん:「そうですかぁ。歌なんかはどうですか?」

今度は姉が口を挟みます。

姉:「そうそう。先日ここでカラオケ大会みたいものが有ったでしょ!?そのことをよく口にするのでカラオケなんかが興味が有るんじゃないかしら!?」

係長さん:「カラオケ大会というほどのものではなかったのですが…。ときどきこの施設でもやらせていただいています。」

姉:「歌は聴くのも歌うのも多分嫌いじゃないと思います。」

係長さん:「そうだ。うちの施設では音楽療法というものを取り入れているのですが…。」

姉&ヤッチ:「音楽療法?」

後になって知ったのですが、最近では『音楽療法』なるものを取り入れている施設も多いらしく、決して珍しいものではないそうな…。

ヤッチ、『音楽療法』なるものをこの時はじめて知りました。

(・・;)

係長さん:「そうです。しょっちゅうやっているわけではありませんが、歌が好きというので有れば、こういったものに参加されて見ては?」

ヤッチ:「音楽療法というのを存じ上げないのですが、いったいどんなものなんですか?」

『療法』などと聞くと、すぐにヤッチは医療めいたものを想像してしまいます。

頭の中にはメスや注射が飛び交います。

係長さん:「簡単に言ってしまうと、音楽を聴いてもらったり、歌を歌ってもらったりすることで脳を活性化してもらう療法です。時には楽器を演奏したりと…。専門の先生も付きます。」

ヤッチ:「先生も付くんですか?」

係長さん:「そうです。専門の先生が付いて、確か月に2回ほどやっていると思います。」

姉がちょっとためらいの表情を浮かべます。

姉:「費用については?」

実はアルツ君の懐の管理は家族ではなく、高齢者相談センターが行っているのです。

いずれ高齢者相談センターが後見人制度を利用して後見人をつけるということで手続きも進められ、今度はアルツ君の懐は選任された後見人さんが管理することになります。

現在はまだ財布の紐は高齢者相談センターが握っています。

姉が高齢者相談センターの支援係長さんの顔を見やります。

支援係長さん:「うち(高齢者相談センター)の方は大丈夫ですよ。」

今度は特養の係長さんが割って入ります。

係長さん:「いえいえ。これについて、うち(特養)が負担するというか、費用のことはご心配なく…。」

たぶん、介護保険で賄えるという意味合いなのかもしれません。

姉:「それなら、ぜひぜひ受けさせてもらいたいですね!!」

姉とヤッチの意見は一致です。

係長さん:「これはお父様がやりたいというのがもちろん前提ですが…。」

姉:「もちろん、確認しますが、多分『やりたい』って言うんじゃないでしょうか!?」




その他、施設についての説明などを受け、打ち合わせは終了しました。

打ち合わせを終え、姉とヤッチはアルツ君の部屋に戻ります。

部屋にはキノコさんも来ています。

アルツ君:「なんだよ。なんだよ。大勢して…。」

アルツ君が少し驚いた表情をしています。

姉が切り出します。

姉:「パパ。音楽教室に参加してみる?」

アルツ君:「なんだ?音楽教室って?」

姉:「歌を歌ったりするんだって。カラオケとかもやるんじゃない!?」

アルツ君:「へえ…。カラオケやるのか?カラオケは嫌いじゃないねえ…。」

姉:「やるかどうかはわからないけど、歌を歌ったりするんだって。月に2回有るらしいよ。」

アルツ君、まんざらでもない様子…。

アルツ君:「へえ…。2回も有るのか?」

姉:「そうだよ。歌のレッスンかもよ!?」

アルツ君:「何だか知らないけどなぁ…。やってやってもいいけど、俺は今さら歌手にはならないぞ!?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

『最新・健康モーツァルト音楽療法 PART1:脳神経系疾患の予防 老人性痴呆症、パーキンソン病、難聴など』(音楽CD)

販売価格:1,723円(税抜き、送料無料)
販売店:楽天ブックス

最近、健康に良いということでモーツァルトのCDが売れているらしい。これはずばり健康のためのアルバム。高周波の多いモーツァルトの音楽は脳神経系疾患に良いとブックレットで医学的に解説されている。選曲も効用に合わせたものとなっているようだ。




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2012/07/07 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

メマリーはいらない!(前編)

2013/02/15 (金)  カテゴリー: 認知症の薬の事
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

今日は、以前から問題となっているアルツ君のメマリーの服用の件で、アルツ君の入所している特別養護老人ホームに行ってきました。

施設(特別養護老人ホーム)の嘱託医である3階の先生と話し合いを持つためです。

はじめて、このブログに訪問下さった方にはなんの話だかさっぱりだと思うので、しつこいようですが、関連記事を載せておきます。

列挙している順番通りにご覧いただければ、時系列に話しの内容が理解できると思います。


登場人物の紹介はもういいですかね!?

やっぱりちょっくら書いときますか…。

アルツ君の担当になっている先生は、

2階の先生(在宅中)
(後になって、たまたま施設の嘱託医であることが判明)

ドクター(在宅中)
(2階の先生に紹介してもらった認知症専門医)

2階の先生(入所中)

3階の先生(入所中)
(2階の先生から診療情報提供を受ける)

の順で、現在アルツ君は3階の先生の診察を受けています。

施設に入所する前のドクターの最後の診察で、アルツ君に進行性核上性麻痺の疑いがあるなら、効果は期待できないかも!?とアルツハイマー型認知症の薬であるメマリーの服用をストップしました。

その後アルツ君が施設に入所し、施設の嘱託医である2階の先生から3階の先生に担当が代わった時(2012/07/28)に、なぜか3階の先生からメマリー10mgが処方されていて、ヤッチがそれを知ったのが今年(2013年)の1月に入ってから…。

あとあと、重要なポイントになるので、ちょいと面倒ですが、よーくおぼえてくださいね。

メマリー10mgを処方されているのをヤッチが知ったのが2013年1月07日です。

その後、記事にも書かせていただいたようにヤッチとしては、個人的にメマリーの服用をストップしてくれと、施設の相談員さんにお願いをしてきました。

相談員さんからは、その都度、『時間をくれ』と言われ、ようやく姉の元に一通の書類が届きました。

ヤッチは、この書類を一昨日姉から見せてもらい、コピーを取らせてもらいました。

書類の内容について、ヤッチはもう少し前に姉から電話で聞いていましたが、実際に書類を目にしたのが一昨日(2013/02/13)です。

以下が姉が施設からいただいた書類です。

添削どころ満載オン・ザ・ビーチですが、できるだけ実物に近づけたいと思ったので、表現そのものは変えないようにして、固有名詞部分を修正し、読みやすくするために、改行を加えさせていただきました。

平成25年2月8日

アルツ君 様
ご家族 様

 先日の報告以降に分った点と今後の対応策について報告させて頂きます。

 2階の先生から3階の先生に出された診療情報提供書に関しては、高齢者相談センターにお薬手帳の件を問い合わせたところ、入所前のお薬手帳が届きました。

現物を見ていただければ分りますが、ドクターの診療所に行く前の2階の先生の処方では、メマリー5mgが2錠になっています。

その直後の処方ではメマリーが余っているので、処方されていません。

息子様(ヤッチ)のおっしゃる通りご自身の判断で減薬したと考えられます。

 もう一つご家族様からお話を頂いたこととして、2階の先生から3階の先生に送った診療情報提供書ですが、3階の先生から見せて頂くことはできませんでした。

3階の先生からは、「疑問をお持ちなら直接話をしましょう。」とのお話を頂きました。

先生の診療時間(毎週金曜日13:30ごろ)に施設にいらしていただければお話しできます。

 今回このような形でご心配をおかけしてしまい、誠に申し訳ありません。

この件では、3階の先生からの処方に変更後の薬の確認不足と8月20日に行われたケース会議での伝達間違いがご家族の不安を生んでしまったと考えています。

今後こういったことが無いように以下の点に注意をし、実施していきます。


  • 先生が変わった際、もしくは受診に行かれて別の先生からの処方が出た際には、処方内容の確認を今まで服用されている薬との比較を行いながら行う。

  • 薬の内容に変更があった場合には、身元引受人であるお姉さまにお伝えをする。

  • ケース会議の際の伝達間違いに関しては、挟まっていた書類が以前の処方の紙であった事が原因であることが分っています。防止策としてケース会議の前には新しい薬なのかを確認したうえで会議に参加する。

  • 新規入所者の受け入れの際の薬は、処方が出次第、ご家族に確認して頂く。


以上の点に気を付け看護・介護を行っていきます。今後もよろしくお願い致します。

以上

特別養護老人ホーム○○
入所サービス課 生活相談員

施設の生活相談員さんの上司の確認が必要ということで、さらに『もう少し待ってくれ』と言われ、この書類をいただくまで、ものすごく時間が経過しているような…。

最初の発覚が2013/01/07ですから、かれこれ1ヶ月半はかかった事になります。

全部当たり前のことだし、そんなに時間が必要な文章ではないような気がするのはヤッチだけでしょうか…。

で、この文章はヤッチの手元には届かず、身元引受人である姉のところだけに届いたのは、やはり、ヤッチは施設の職員さんから嫌われオン・ザ・ビーチなのでしょうか…。

姉は一人で3階の先生と話し合いをすると言っていましたが、結局ヤッチも行くことに…。

ウルセーのがついて来ると嫌だな!?と姉は思ったのでしょうか…。

姉からも嫌われオン・ザ・ビーチです。

(-_-;)

書類の中で、ヤッチが自己判断でメマリーを減薬したことが書かれていましたが、このことについては、ヤッチもブログの中で過去に記事にしていましたね。

(^^ゞ

該当記事:

去年(2012年)の1月ごろ、2階の先生がアルツ君に処方していたのは、ヤッチの記憶違いで、5mgではなく、10mgだったようです。

おそらく、メマリー10mgを自己判断で徐々に減薬し、5mgに減薬し、認知症専門のドクターの診察を受けるまでの間、2.5mgをアルツ君に飲んでもらっていたようです。

いずれにしても、この後のドクターの診察でメマリーはストップしたわけで、ストップしていたメマリーを飲んでいたことが今は問題なわけです。



さてさて、約束の時刻の13:30のすこし前にヤッチはアルツ君の居る特養に到着です。

アルツ君の居室を訪れ、しばし、ボタモチ談義に華を咲かせます。

アルツ君:「ボタモチを切って食ったら、美味くないぞ!?」

ヤッチ:「頬張るのもいいけど、喉に詰まるぞ!?」

アルツ君:「バカだな~。詰まるくらいがちょうどいいんだよ。ビールと同じだぞ!?」

ヤッチ:「でも、フォークで食うのは邪道じゃないか?やっぱり箸だろ?」

アルツ君:「バッカだな~。ほんとは手で食うのが一番美味いんだぞ!?俺は遠慮して、いつもフォークで食ってやってるんだよ~。そう言えば、ボタモチも長いこと食って無いなぁ…。」

そこへ姉の登場です。

姉:「○○ちゃ~ん(アルツ君)!!元気?」

アルツ君:「あ?お前、何しに来たんだ?」

姉:「ひどいな~!!昨日も来たじゃん!!○○ちゃんが寂しがってエンエン泣いてるんじゃないかと思って、雨の中来たんだよ!!」

姉はアルツ君が入所してから、ほとんど毎日、仕事帰りにアルツ君のところに来ています。

アルツ君:「俺はエンエンは泣かないなあ…。そうか、そうか、ありがとう。」

そこへ、施設の相談員さんがアルツ君の居室の扉をノックします。

今まで、ヤッチや姉に対応していた相談員さんとは違う方です。

後編につづく>>

[お断り]
この記事はメマリーという薬そのものを否定するものではなく、わが父アルツ君にとって、必要ではないという趣旨の元に、医師の処方のあり方について、個人的な見解で書かせていただいていることを付記します。

メマリーについてはこちらが参考になると思います。

ハイパー薬辞典


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2013/02/15 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

肺炎予防と肺炎球菌ワクチン

2013/09/28 (土)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

前回の記事で書かせていただいたように、お尻の痛みを訴えていたアルツ君ですが、施設近くの病院で、病院の先生から、『お尻にできた脂肪腫が歩くときの妨げになって、痛いのでは!?』と言われ特養に帰ってきました。

でも、なぜか、数日もしないうちに、お尻に有ったしこりのようなものは消失してしまいました。

痛みも感じないようです。

いったい、お尻のしこりは何だったでしょうか…???

アルツ君本人に言わせれば、『クソででも詰まっていたんだろッ!?』ですが、できていたしこりはお尻のほっぺですからねぇ…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

さて、そんなアルツ君、先日施設の生活相談員さんからの勧めも有って、肺炎球菌ワクチンの接種を受けました。

肺炎予防のための予防接種です。

もちろんこれは、アルツ君が誤嚥性肺炎で入院騒ぎになったことがきっかけです。

施設の嘱託医(2階の先生)が施設に診察にいらした時に、施設内で接種してくれることになりました。

肺炎球菌ワクチンについての詳しい説明は省略させていただきますが、リンクを貼らしていただきますので、そちらを参考にしてください。



話しは遡りますが、生活相談員さんと、このワクチンをアルツ君が受ける事前の話し合いの中で、ヤッチはたずねました。

ヤッチ:「このワクチンを打ったからって、誤嚥性肺炎を防げるわけではないんですよね?」

生活相談員さん:「もちろんです。ワクチンを打つことで、誤嚥そのものを防げるわけではないので…。」

ヤッチ:「気休めかね~???」

生活相談員さん:「でも、予防接種を受けておけば、肺炎にかかりにくくなるのは確かですし…。」

ヤッチ:「それでは、お願いしておこうかな~。」

生活相談員さん:「わかりました。」

ヤッチ:「こちら(施設)で、受けられるんですよね?」

生活相談員さん:「たぶん、うちの嘱託医経由で受けられると思います。確認が取れましたら、お姉さまの方にでもご連絡差し上げます。」

ヤッチ:「私からも姉に連絡しておきます。」

生活相談員さん:「それとですね…。」

ヤッチ:「ん?」

生活相談員さん:「実はお父様なんですが…。」

ヤッチ:「また、何かやらかしましたか?」

生活相談員さん:「お尻の方の痛みは無くなって、良かったんですが…。実は夜間、興奮することが多くてですね…。」

施設で穏やかに過ごしているように思っていたのですが、生活相談員さんの話によれば、アルツ君、夜間になると、不穏な行動をとるらしく、施設の職員さんを困らせているようです。

夜中、幾度となくベッドから起き出し、見回りに来た夜勤の職員さんを部屋の中に入れさせようとしなかったり、大声で怒鳴ったりするようです。

(-_-;)

ヤッチが昼間に、面会に行っても、アルツ君はにこやかな笑顔で、くだらない話に花を咲かせ、時には大笑いも見せるのに、夜中になるとどうもオオカミ男に変貌するようです。

(-_-;)

ヤッチは実際にその場に居合わせたことがないので、どんな様子かわかりませんが、生活相談員さんが、もし、オオカミ少年でなければ、事実なのでしょう…。

ヤッチ:「俺がここに来ると、そんな片鱗はまったく見せないけどね!?」

生活相談員さん:「それは、やはりご家族だからですよ。」

ヤッチ:「うーん…。(ズルい…。)」

生活相談員さん:「できれば、薬を使いたくないですからね…。」

ヤッチ:「それはもちろん勘弁だね!?それで、運動会は夜だけ?」

生活相談員さん:「はい、朝も昼も穏やかで、時折夕食前に不機嫌になられることがあることくらいですかね…。ただ夜になると…。」

ヤッチ:「夜中の2時とか?」

生活相談員さん:「どうも、日によってまちまちみたいです。」

ヤッチ:「うん~。どうしてかね…。」

アルツ君にこのことを聞いても、全く記憶がないらしくノーコメントです…。

(-_-;)

ここ、何日かは、夜間、ベッド脇の床にセンサーマット(コールマット)を敷かれてしまっています。

コールマット 徘徊コール3 HC-3 MS1200 標準2P STD2

アルツ君がベッドから降り、このマットを踏むと、ナースステーションにいる施設の職員さんにわかる仕組みです。

足腰が最近だいぶ弱ってきているアルツ君なので、夜間に転倒し、怪我でもされると大変という配慮から、このマットを設置してくれているのだろうと…。

アルツ君のエキサイトぶりを示す証拠として、介護用ベッドのリクライニングのスイッチのフックが引き千切られています。

reclining001
[ 拡大する ]


reclining002
[ 拡大する ]


おそらく、女性の力ではこういうことはできないでしょうね…。

(-_-;)

話しは元に戻り、生活相談員さんとは、上手い解決法が見つからないまま、アルツ君の肺炎球菌ワクチンの接種日を迎えます。

事前に同意書にサインが必要ということで、この日ヤッチも施設に行き、アルツ君に代わって同意書にサイン(代筆)をします。

廊下に設けられたテーブルに陣取り、アルツ君と雑談をしていると、嘱託医(2階の先生)が施設の看護師さんと一緒にアルツ君のところに近づいてきます。

ヤッチは席を立ち、先生に向かって挨拶をします。

ヤッチ:「いつもお世話になっています。」

嘱託医はチラリとヤッチを見やり、すぐさまアルツ君に話し掛けます。

嘱託医:「○○さん(アルツ君のこと)、今日は注射をしますよ。痛いのは大丈夫ですか?」

アルツ君:「すこしくらいならね…。」

嘱託医:「肩に注射しますよ。自分で腕をまくってください。」

アルツ君が長袖のシャツを肘の辺りまでまくります。

アルツ君:「どう?こう?」

嘱託医:「肩ですから、もっとまくってください。」

アルツ君:「かー!!それじゃあ、裸になっちゃうじゃん。」

アルツ君が肩をあらわにします。

嘱託医:「じゃあ、チクっとしますよ。」

アルツ君:「チクっとよりもドバっと美味いもんを食いたいなぁ…。」

あっという間にワクチンは終了です。

袖を元通りにしているアルツ君に嘱託医が質問をします。

嘱託医:「なんで、普段はこんなににこやかで、穏やかな人が夜になると変貌しちゃうの?」

どうやら、嘱託医にもアルツ君の夜中の行動が耳に入っているようです。

一方、アルツ君は『だれの話をしてるんだ?』という顔で、ニヤニヤしています。

嘱託医:「今だって、こんなにほがらかじゃないですか!?」

アルツ君:「…。」

嘱託医:「どうだろうなぁ…。今、お父さんは、漢方の薬を飲んでいるんでしたっけ?」

嘱託医はヤッチに今度は質問してきます。

ヤッチ:「『抑肝散(よくかんさん)』の事ですか?」

『抑肝散(よくかんさん)』というのは、神経の高ぶりを抑える漢方薬で、いわゆる子どもの疳の虫(かんのむし)を止めるのに主に用いられる薬です。

yokukakusan.jpg

最近では認知症の人をはじめ、精神疾患、神経疾患などいろいろな病気に対して処方されているようです。

[詳しくはこちらで:抑肝散(おくすり110番~ハイパー薬事典~)

嘱託医:「そうそう。抑肝散は1日何回飲んでいるんでしたっけ?」

今度は施設の看護師さんが答えます。

看護師さん:「夕食後に1包です。」

嘱託医:「そうしたら、あれ(抑肝散)を毎食後に飲んでもらおうかな~。お父さん。お薬を増やしますよ?」

アルツ君:「なんでもいいけど、美味いもんにしてくれよな。」

なんだかなぁ…。

(-_-;)

薬を否定するつもりはないんですけど、アルツ君がどうして夜になると、おかしくなるかを探る事が先なような気がするんですけどね…。

ドラキュラに血を吸われると、血を吸われた人間もドラキュラに変貌するって言いますからね…。

家族が面会に来ない日のアルツ君は、屋外にも出ず、施設にこもりっきり…。

勝手に外には出られないし、その術もアルツ君には有りません。

しかも、まともに会話が成立する利用者(入所者)さんはアルツ君の周りに一人もいません。

唯一、会話の成立する職員さんは、忙しそうに業務に専念しています…。

そんな環境下だったら、健常な人間だってストレスは当然溜まります。

いや、溜まる方がむしろ健常なのかもしれません。

アルツ君と生活を共にしている時は、寝ぼけるようなことはあっても、夜中に大声を上げることはありませんでした。

認知症が進行しているからだといえば、それまでかもしれません…。

薬で症状を抑えるのも確かに重要かもしれないけど、それは本来の目的ではないはず…。

薬を使う前に、何でその症状が出るのかをもっともっと、探っていくことの方が重要だと思うのはヤッチだけでしょうか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

レイクちゃーーーーーーーーーーーん


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2013/09/28 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

抑肝散の増量~教訓を活かせぬ特養~

2013/10/17 (木)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

話題になるような事が無く、更新をさぼっていました。

m(__)m

このところ記事の内容が暗い話題ばかりで申し訳ありませんが、今回もまた暗い話題です。

去年(2012年)の年末から今年(2013年)前半にかけて、アルツ君の服用している認知症薬メマリーの事で、アルツ君が入所している特養とバトルを繰り返してきたヤッチ…。

またしても事件勃発です…。

。+゚(pωq)゚+。エーン

関連記事:
何でメマリー飲んでるの?(スマホ版は→こちら

過去の記事をご覧になられていない方のために、簡単にご説明をさせていただきますと、アルツ君が服用を休止していたメマリー(認知症の薬)を家族の知らない間に、施設の嘱託医に増量され、これが約1年間続いて、家族が、これに待ったをかけたという話です。

現在、アルツ君を診て下さっている嘱託医(3階の先生)は別の嘱託医(2階の先生)に代わっていただき、アルツ君は、メマリーも飲んでいません。

この時の施設との話し合いの中で、薬の処方に変更がある場合には、必ず身元引受人である姉に連絡をし、了解を得るということを施設側から書面でいただいています。

ところがですよ…。

またしても、薬を増量したことを施設側が姉に連絡していなかったことが発覚しました。

はい…。

前回の記事で書かせていただいた『抑肝散(よくかんさん)』です。

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今回は、アルツ君が夜中に興奮することが多いというので、嘱託医(2階の先生)が抑肝散という薬を夕食後1包だけ飲むのではなく、朝食後にも1包(計2包)飲むように、処方量を増やしたことを施設が姉に連絡しなかったという話です。

当初、嘱託医は『毎食後』とおっしゃっていましたが、なぜ2回に減ったかは謎のままです。

前回のメマリーの問題と少し違うところは、嘱託医に大きな落ち度はありません。

逆に、嘱託医の診察の時にその場に居合わせたヤッチに、責任があるかもしれません。

前回の記事では詳しく書きませんでしたが、施設内で嘱託医が診察したときに、居合わせたのは、アルツ君、嘱託医、施設の看護師さん、ヤッチの4人です。

嘱託医が『毎食後に薬(抑肝散)を増やしますよ。』とおっしゃった時に、ヤッチは、内心、『そんなに増やして大丈夫なのかよ。』、『薬を増やしたところで、そんなに変わらないんじゃない?』と思いましたが、嘱託医の強い口調に『ノー』とは言えませんでした。

また、居合わせた施設の看護師さんから、『(薬に)変更がある場合は、また改めて(姉)に連絡を差し上げることになると思いますから…。』という言葉が有ったので、連絡が入った時点で、姉と承諾するか否かを決めてもいいんじゃないかとも考えていました。

その後、いっこうに施設から連絡が入りません。

姉にたずねても、『施設から連絡をもらっていない。』、『施設の生活相談員さんに訊いても、(薬について、)変更はないと言っている。』という話でした。

もしかすると、施設が薬の処方等に敏感になっている家族に配慮し、嘱託医に待ったをかけたのかとも、思いました。

でも、医師からしたら、『増やしますよ。』と言っているわけですから、医師が処方しなければ、せっかくの自らの稼ぎを減らしてしまうことになります。

ん…。

思い切って、ヤッチは施設の生活相談員さんに直接話を訊いてみようと、施設に行ってみることに…。

これ、先週の金曜日の出来事です。(2013年10月11日)

と、言うのも施設から薬の話しとは別に、アルツ君の夜間の興奮を何度も姉経由で、聞いていたので、あわせて相談のできる絶好のチャンスです。

相談する前にアルツ君の様子伺いです。

アルツ君の居室の扉をノックします。

返事がありません。

???

中に入ると、昼間だというのに、カーテンを閉めたまま…。

アルツ君はベッドで仰向けで寝ています。

ヤッチ:「生きてるか?」

ヤッチは驚かせない程度の声で、アルツ君に問いかけます。

アルツ君:「死んじゃいないぞ…。」

ヤッチ:「そいつは残念だな。眠っていたのか?」

アルツ君:「眠ってなんかいないぞ。目を閉じてただけ…。」

ヤッチ:「それにしても、この部屋は暑いな!?下の階で、たき火でもしてるのか?」

アルツ君:「…。」

この日は半袖でも少し汗ばむ陽気…。

空調は効いていない様子で、閉め切りの部屋は少しムッとします。

ヤッチはカーテンを開けます。

明るくなった部屋で、アルツ君の顔を見ると、少し顔が赤いようです。

ヤッチ:「おいおい。冷たくなってるかと思ったら、逆みたいだな。熱でもあるのか?」

アルツ君:「死人じゃないから、ちっとは温まってるだろ…。」

ヤッチ:「だるいか?」

アルツ君:「だるくはないな…。」

ヤッチ:「寒いか?」

アルツ君:「寒くないよ…。」

どうも、声に覇気がないので、職員さんを呼びに行くことに…。

ちょうど、廊下に男性職員さんがいらしたので、ヤッチは声を掛けます。

ヤッチ:「父なんですけど、今日、朝から具合でも悪いんですか?」

男性職員:「いえ、お昼ご飯もしっかり食べられて、今日は元気ですよ。ただ…。」

ヤッチ:「ただ、何でしょう?」

男性職員:「昨日の夜も興奮なされて、昨日の夜勤の○○(女性職員さんの名前)の首根っこをつかんだらしいです。」

ヤッチ:「それは父が起きている時ですか?寝ている時ですか?」

男性職員:「起きていないとそういうことはお出来にならないでしょうから…。」

ヤッチ:「いえいえ、そう意味じゃなくて、くつろいでいる時などに突然豹変して興奮したのか、それとも少し眠りについた後、眠りから覚めた直後に豹変したのかをお伺いしているんです。」

男性職員:「そこまでは詳しく聞いていません。ただ、ベッドに入られてからのことだと思います。」

ヤッチ、最近、いや、ずいぶん前からアルツ君がレム睡眠行動障害ではないかと疑っています。

いつものごとく、余談になりますが、レム睡眠は浅い眠りという意味です。

浅い眠りの時に人間は夢をみるらしいです。

健常者なら、レム睡眠中は筋の緊張は低下して、夢をみても力が入らず、夢の内容に身体が反応することは無いそうです。

しかし、レム睡眠行動障害では、何らかの原因で夢の内容に反応して異常行動を起こしてしまうのだそうです。

つまり、夢と現実が直結してしまうというやつです。

自傷事故や、となりに寝ていた奥さんを殺してしまったという事例もあるようです。

レビー小体型認知症の症状としても有名ですよね。

だからどうなの?って話ですが、現実に復帰します。

ヤッチ:「そうですか…。」

男性職員:「それより、ご家族が面会に来られた日は不機嫌になることが多いようですよ。来られた日と言うより、来られた後ですね。特に奥様がいらした日などは、『ばあさんを何処に隠したッー!!』って怒鳴られたり、暴れることが多いようです。」

ヤッチ:「その話は姉からも聞いていますけど、俺は実際に、その現場を目撃したことがないんだよね…。」

男性職員:「それは帰られた後だからですよ。」

ヤッチ:「俺が帰った後もそういうことがありますか?」

男性職員:「はい。ときどき。」

ヤッチ:「確かに暴力を振るったりするのは、まずいと思うけど、なんかそちらのアプローチの仕方に問題はないのかな…???」

男性職員:「…。」

ヤッチ:「俺が面会しても、声を荒げたり、暴力を振るうような仕草は全くないけどね…。」

男性職員:「それはご家族だからですよ。」

ヤッチ:「また、それですか~。もうここに入所して、一年半たってるわけですよ。寝食を共にしている時間は、あなた方の方が最近は長いわけじゃないですか。もう習性なりを熟知していても良いはずじゃないですか?」

男性職員:「それは積みあげた実績が違いますよ。」

ヤッチ:「でも、俺は家族かもしれないけど、あなた方もプロなんだからさ~。どうするかは、こっちが聞きたいくらいですよ。お伺いしていると、家族が面会に来ない方が良いように聴こえてきますけどね…。」

事実、キノコさんの耳にも、このような情報が入り、相当ショックを受けています。

姉も普段は施設からキノコさんに電話を掛け、アルツ君にキノコさんの声を聞かせていましたが、数日間は電話も控えています。

男性職員:「申し訳ありません…。今日の夜にでも、お父様のことについて、生活相談員も同席させて、協議したいと考えています。」

後日わかったことですが、このような協議は行われていませんでした。

(-_-;)

ヤッチ:「今日は△△さん(生活相談員さんの名前)、いらっしゃるの?」

男性職員:「はい。今は会議中で、夕方に戻ってくると思うので、夜にでも、話をしようかと…。」

ヤッチ:「そうなんですか…。」

男性職員:「で、ご家族の方が先回りして、△△のところに行かれて、話をされてしまうと、現場の職員の話しが通らなくなってしまうので、今日の夜に話しをしますので、今日は△△のところにいらっしゃるのは、ご勘弁願えますか?」

ヤッチ:「わかりました。今日は△△さんの所には、お伺いしません。どの道、いらっしゃらないわけですからね…。それより、親父さん、熱があるようなんだけど?」

男性職員:「わかりました。すぐにお部屋にお伺いします。」

ヤッチが居室に戻ると、すぐに男性職員さんが体温計と血圧計を持って居室にいらっしゃいます。

血圧は正常…。

熱は37.2度…。

男性職員:「この部屋が暑いせいじゃないですかね…。」

ヤッチ:「暑くたって、熱は熱でしょう。」

男性職員:「いえいえ。ご高齢の方は体温調節が上手くいかなくて、こうして部屋が暑かったりすると、お熱が出たりするんですよ~。」

ヤッチ:「…。」

その後、男性職員さんはアルツ君に、タオルに包まれた氷枕を持って来て下さいました。

アルツ君、『冷たい。』と言って、これを拒否…。

部屋が暑ければ、熱が出るのはヤッチもわかりますが、熱が出るまで、部屋の窓を開けないということがヤッチには理解できません。

昼食後から、アルツ君が熱を出すまでの数時間、居室を誰も巡回していない証拠にもなってしまうんですがね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

この日は、アルツ君の具合も良くないし、生活相談員さんに相談に行けない状況だったので、すぐに帰ることにしました。

その日のうちに、アルツ君の熱は下がったようです。

日が替わって、今週火曜日(2013年10月15日)です。

姉から連絡をもらって、生活相談員の△△さんもヤッチと話をしたいというので、施設に行ってきました。

いつものようにアルツ君のところに顔を出しますが、『散歩には行きたくない。』というので、ヤッチは生活相談員さんのいらっしゃる部屋をノックします。

ヤッチ:「お忙しいところ、すいません。」

生活相談員さん:「いえいえ。」

ヤッチ:「さっそくで、悪いんだけど、薬の方は変更ないんですよね?」

生活相談員さん:「お父様の抑肝散の事ですよね?」

ヤッチ:「でも、肺炎球菌ワクチンを打ったとき、先生は『薬を増やす。』って言ってたんだよね…。気が変わったのかな…。」

生活相談員さん;「もし、よろしければ、医務室にうちの看護師がいますので、ご一緒に『おくすり手帳』を確認してみますか?」

ヤッチ:「だね!?お願いできますか?」

生活相談員さんと階下に下り、医務室に向かいます。

ちょうど、アルツ君の診察の時に嘱託医と一緒に巡回していたこの施設の看護師さんの姿が見えます。

この看護師さん、施設の主任クラスの方のようです。

生活相談員さん:「あの~、××さん(看護師さんの名前)、○○さん(アルツ君)のおくすり手帳を見せてもらえますか?」

看護師さん:「はい…。少々、お待ちください。」

看護師さんは、医務室の中に入り、おくすり手帳を取りにいらしたようです。

ヤッチと生活相談員さんは廊下で待機です。

ほどなく看護師さんがおくすり手帳を持って廊下に出てきます。

生活相談員さん:「これって最近のものですか?」

看護師さん:「直近のものはもしかすると、まだ貼りつけてないかもしれないかな…。」

生活相談員さん:「抑肝散って最近、変更になっていますか?」

看護師さん:「どうだったかしら…、分1から分2に変更になっているんじゃなかったかしら…。」

分1、分2というのは、薬の飲み方の事で、今回のアルツ君の薬の場合、分1なら一日一回ということになり、分2になら一日二回飲みなさいということになります。

ヤッチは生活相談員さんと看護師さんがしゃべっている間に、おくすり手帳の中から、『抑肝散 分2 朝夕食後』の文字を見つけます。

チラ見だったので、はっきりしませんでしたが、抑肝散は袋入りの粉薬ですから、1包を朝と夕に小分けにして飲むことは考えにくいので、1包から2包に増えていると、予測がつきます。

もし、従来通りの薬の飲み方なら、アルツ君が抑肝散を飲んでいるのは、『夕食後』だけですから、『朝』の文字は出てこないはず…。

ヤッチ:「ここに貼ってあるシールには『朝夕食後』の文字が見えますよね?」

看護師さん:「そうですね。抑肝散は朝夕食後の2回、1包ずつ、つまり1日2回計2包飲むように変更になっていますね。」

ヤッチ:「やっぱり増えてんじゃん!!」

生活相談員さん:「これ、いつから変更になっているんですか?」

看護師さん:「それはね…。いつだったかしら…。」

ヤッチ:「肺炎球菌ワクチンを打った日(2013年9月26日)からですか?」

看護師さん:「そうです、そうです。確か、その時、息子さん(ヤッチ)もいらしてましたよね?」

ヤッチ:「『そうです』じゃないよ。もう、かれこれ2週間以上じゃないですか。何で家族に連絡しなかったんですか?」

看護師さん:「いえいえ、連絡しましたよ。」

ヤッチ:「何で連絡しているのに家族の耳に入っていないの?」

看護師さん:「それは、係長に…。」

ヤッチ:「なんだその『係長』って…。」

どうやら、この『係長』というのは、生活相談員さんの上司のようです。

ここに居る生活相談員さんが不在の時に、看護師さんが変更のあった事を『係長』に告げたようです。

ヤッチ:「なんだそれ?」

看護師さん:「うち(施設)の組織についてご説明申し上げますね。まず薬に変更などが有った場合は、相談係に連絡し、相談係からご家族に連絡が行くようになっています。」

ヤッチ:「組織の説明はわかったけど、その家族に連絡が入ってないんだけど…。」

看護師さん:「それは、先生の診察の時に、息子さんもその場にいらして、先生のお話を聞いていらしたから…。同意もされていたのでは?」

ヤッチ:「確かにいましたよ。でもね、あなたもその時に私の方に顔を向けて、『(薬に)変更がある場合は、また改めて(姉)に連絡を差し上げることになると思いますから…。』っておっしゃいましたよね。私はハッキリその言葉をおぼえていますよ。」

看護師さん:「…。」

ヤッチ:「それにね、前回メマリーの問題の時に、薬の変更がある場合は、姉に連絡をして、承諾を得てから、処方を変えるということをそちら(施設)が提案しているんですよ。書面もいただいていますよ。あの書面は、いったい何だったの?あなたも同席しているんだから、よくおわかりのはずですよね!?」

看護師さん:「ですから、息子さん…。」

生活相談員さんが割って入り、看護師さんに向かって、言葉を発します。

生活相談員さん:「いやいや、息子さんは家族ですけど、こちら(施設)でお約束しているのは、身元引受人であるお姉さまに連絡することで、息子さんの承諾ではないんです。」

看護師さん:「でも、私は係長に変更の旨は伝えましたよ。」

生活相談員さんがヤッチに顔を向けます。

生活相談員さん:「ホントに申し訳ないです…。」

ヤッチ:「目くじらを立てて、物言いする話でも無いのかもしれませんが、仮に私が診察の時に、同席していなくて、先生が向精神薬でも処方しましょうといった場合に、どうでしょう?今の話では、事後承諾の話になる危険性もあるし、家族にまたしても知らせてもらえない話が起こり得るのでは?」

看護師さん:「これから先生(嘱託医)に連絡して、薬を減らしてもらうように、私から申し上げましょうか?」

ヤッチ:「どうして前回の教訓が活かせないかな…。今回は薬の処方そのものに問題があるのではなくて、約束したことを守れないことに問題があるのだと私は思うんですけどね…。お医者さんが入っての話ですから、姉に承諾を得るのは難しいかもしれません。でも、変更になった事だけは伝えるのが筋じゃないかな…。」

看護師さん:「ですから、係長に…。」

ヤッチ:「私も薬のお世話になっています。その意味では、薬を全否定しているわけではありません。そして、今は実際におくすり手帳を管理してるわけではなく、そちらで管理しているわけです。実際に管理している方が、慎重になるのは当然だと思います。言われてから初めて気づく状況はあまりにも危険です。組織の体質を変えないとこれから、父以上に不幸な利用者さんが出て来るとも限らないですよ。」

看護師さん:「そうしましたら、どうでしょう…。私の方から先生(嘱託医)に連絡して、薬を減らしてもらうようにしますけど?」

ヤッチ:「あのね…。さっきからその話を繰り返してらっしゃるけど…。まったく今までの事を理解していないようですね…。」

看護師さん:「と、おっしゃいますと…?」

ヤッチ:「薬の処方に変更がある場合は、まず姉に連絡するというのが前提ですよね?」

看護師さん:「はい…。」

ヤッチ:「だったら、増えてしまった薬の処方を仮に減らす場合でも、まず姉に連絡でしょ!?あなたの裁量で処方を変える話ではないはずですよ。まだ、姉は増やせとも、減らせとも、止めろとも、言っていないんですよ!!」

看護師さん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2013/10/17 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

嘱託医からの胸に突き刺さる言葉

2014/12/29 (月)  カテゴリー: 脳梗塞
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2014年12月25日のアルツ君

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

12月24日、アルツ君が退院した日の午後のことですが、風邪を引いて寝込んでいたキノコさんが自室で立ち上がれなくなるという事件がありました。

どういう体勢だったのかわかりませんが、ベッドで休もうとしたところ、ベッドからずり落ち、ベッドの下で立ち上がれなくなってしまったようです。

本人曰く、転倒したわけではないと言っています。

ヤッチに電話しようと試みたようですが、携帯電話を置いてある場所に手も届かず、何時間(本人談)も助けを呼べない状況だったそうです。

幸い、ケガはなく、自力でようやく立ち上がってことなきを得たようですが、もし、ヤッチに電話が繋がったとしても、ヤッチはアルツ君の退院のために出かけているわけで、助けに行くことはできません。

ん…。

ヤッチにも違う場所にいる人間を二人同時にお世話することはできません。

なかなか、頭の痛い問題ですね…。

今はキノコさん、ただの風邪引きさんに落ち着いています。

まあ、次から次へと事件が起きるものです…。

ヤッチは3年ほど前から恵比寿のヨガ道場で、分身の術を学んでいますが、未だマスターしていないので、早目にマスターする必要がありそうです。

さて、12月25日水曜日、アルツ君がK病院を退院した翌日です。

ヤッチは、アルツ君のお昼時を狙って、特別養護老人ホームに面会に行ってきました。

アルツ君の食事については、居室のベッドの上で、食べてもらうという話を生活相談員さんとしていたので、今日からまた、しばらくベッド上で食事になります。

ヤッチが居室を訪れると、施設の看護師さんが食事介助をしてくれていました。

アルツ君はリクライニングを上げた状態です。

ヤッチ:「どうも、お世話になってます。どんな感じですかね?」

看護師さん:「ご覧のとおり、お疲れのご様子で、眠ってしまわれるんですよね…。」

ヤッチ:「『お疲れのご様子』なのは確かなんですが、放っておくと、たぶん一日中『お疲れのご様子』なんですよ。」

看護師さん:「じゃあ、病院でも?」

ヤッチ:「面会時間が午後からだったので、午前中の様子はわかりませんが、毎日、『お疲れのご様子』でした。」

看護師さん:「そうなんですか…。今日のお昼も一口も食べてくれないんですよね…。」

ヤッチ:「朝ご飯は?」

看護師さん:「朝も摂られてないんですよ…。」

ヤッチ:「そうですか…。で、お水は?」

看護師さん:「水分は少し摂られていますが、『十分』とは言えないですね…。それに食事も口に運んでも、すぐに目を閉じてしまわれるんですよね…。」

ヤッチ:「ん…。まあ、病院ではお水もあまり飲んでくれなかったですから、水を飲んでくれる分、少しはマシかとは思いますが、何だって食べてくれないのかなぁ…。」

看護師さん:「ねえ。食べてくれるといいんですけどね…。」

ヤッチ:「俺が介助した方がよさそうですかね?」

看護師さん:「そうですね。もし、摂られないようなら、もう少し時間を置いてからにしましょうか?」

ヤッチと代わりますが、アルツ君、完全に眠ってしまっています。

アルツ君が目を覚ますまで、間を置くことに…。

30分くらい経過したでしょうか、アルツ君が目を覚まします。

アルツ君:「水が飲みたい…。」

ヤッチはアルツ君に吸い飲みのお水を飲ませます。

ヤッチ:「お腹は空かないか?」

アルツ君:「空かない。水が飲みたい。」

ヤッチ:「水ばかりで、栄養つけないと、元気出ないんじゃないのか?」

アルツ君:「出なくてもいい…。」

ヤッチ:「こんなところで『火垂るの墓』を熱演しなくてもいいぞ?」

再び目を閉じて眠ってしまいました。

ほんの数分眠ったところでアルツ君が目を覚まします。

アルツ君:「ああ、苦しい…。」

アルツ君がしかめ面をします。

ヤッチ:「吐きたいのか?」

アルツ君が首を横に振ります。

ヤッチ:「どこか痛いのか?」

アルツ君:「腹が痛いんだよ…。あ…。痛い…。」

ヤッチ:「お腹のどの辺?」

アルツ君:「わかんないんだよ…。痛い…。」

ヤッチは看護師さんを呼びます。

看護師さんが慌てて居室に入って来ます。

ヤッチ:「お腹が痛いって、うなってるんですよ…。」

看護師さん:「○○さん(アルツ君のこと)、お腹のどこが痛いかわかります?」

アルツ君:「わかんないんだよ…。あ、痛い…。」

看護師さんはアルツ君の脈拍と血圧をチェックします。

看護師さん:「脈と血圧は普段とかわりないですね。○○さん、ちょっと冷たいけど、お腹の音を聞かせてもらいますね。」

看護師さんはアルツ君のお腹に聴診器を当てます。

看護師さん:「ん…。お腹はちゃんと動いてるようですね…。お熱も平熱ですし…。」

ヤッチ:「何なんでしょうね?」

看護師さん:「ちょっと、私にも正直よくわからないですね…。あとで先生が来ますから、もう一度診てもらいましょう。」

先生とはこの特別養護老人ホームの嘱託医のことです。

PCで、この記事をご覧の方なら、このブログのPC版のトップページに登場人物の説明の欄がありますが、その中の『主治医』がこの嘱託医のことです。

今日はその嘱託医の往診日で、入所者さんを診察した後、ヤッチとアルツ君の事で話し合いを持つことになっています。

看護師さん:「○○さん、気持ち悪くないですか?」

アルツ君:「治ってきた…。」

そのまま眠ってしまいました。

30分くらいしてからでしょうか、嘱託医と特養の主任看護師さんがアルツ君の居室に入って来ます。

事情は嘱託医に伝わっています。

嘱託医はすぐさまアルツ君のお腹に聴診器を当てます。

嘱託医:「ん…。腸の動きは悪くないな…。とくにどこかがおかしいということはなさそうだな…。」

嘱託医が首を傾げます。

嘱託医がアルツ君に質問します。

嘱託医:「ここはどこですか?」

アルツ君:「…。」

嘱託医:「どこだかわからない?」

アルツ君:「わからない…。」

嘱託医:「今は春夏秋冬のうち、どれ?」

アルツ君:「わからない…。」

嘱託医:「今は夏ですか?冬ですか?」

アルツ君:「夏…。」

嘱託医:「じゃあ、今からちょっとお水を飲んでもらうから、ゴックンってやって?」

嘱託医がアルツ君に吸い飲みの水を飲ませます。

アルツ君、この時に限ってなかなか飲み込めません。

嘱託医:「ゴックンって飲んでみて。」

アルツ君、ようやく飲み込みましたが、むせてしまいます。

嘱託医:「飲み込みも悪いし、むせも有るね…。」

ヤッチ:「…。」

嘱託医:「まあ、今後の事も有るので、ゆっくり後でお話ししましょう。」

退院後のアルツ君ですが、お水を飲むときはしっかり『ゴックン』ができていたし、『むせ』も無かったのに、一番悪い状態の時に、嘱託医の診察になってしまいました。

30分後にヤッチに声が掛かり、施設の相談室に呼ばれます。

新任の生活相談員さんが相談室の中にいらっしゃいます。

生活相談員さん:「すぐ、先生がいらっしゃいますので、お掛けになってお待ちください。」

ヤッチは相談室の椅子に腰を下ろします。

しばらくして、嘱託医と主任看護師さんがいらっしゃいます。

この嘱託医、ヤッチの高齢者虐待によって、アルツ君がこの施設に保護されたことをたぶん地域包括支援センター(高齢者相談センター)経由で耳にしています。

キノコさんが施設へ移送中脱走を試み、自宅に帰って来た時、手の甲にあざを作っていて、治療を受けたのが、この嘱託医のクリニックです。

その時にヤッチとキノコさんは診断書を書いてもらい、このことを公にしようと考えたのですが、どういうわけか主治医は診断書を書いてくれなかったという経緯が有ります。

母の生活保護の医療券からは、母の情報を嘱託医が有る程度は知ることはできても、母の医療券からはヤッチの個人情報は知ることは出来ないし、出来てはいけないものだと思います。

なのに、母があざの治療でこの嘱託医のクリニックを訪れた時、嘱託医は母の脱走に至るまでの経緯をヤッチの情報を含めて、事情を説明する前にすでに知っていました。

あくまでも推測ですが、キノコさんの診察の前に地域包括支援センターから嘱託医に先に連絡が行き、診断書を書かないようにと伝えていたのではないかと思います。

何が申し上げたいのかというと、この嘱託医、ヤッチに対して、良い印象を持っていないということです。

関連記事:

嘱託医:「お会いするの、久しぶりだよね?」

つまり、キノコさんのあざの診察以来という意味です。

その間に何度か会っているし、ついさっきもアルツ君の居室で目を合わせているんですがねぇ…。

ヤッチ:「ご無沙汰しています。」

嘱託医:「それで、どういう風に説明を受けました?向こう(K病院)で?」

ヤッチは、K病院で二回目の病状説明を受けた時のことを話します。

関連記事:アルツ君の脳梗塞 ~ 途中経過 [ アルツ君は職人 ]

全てを書いてしまうと長くなってしまうので、省略させていただきますが、医療的には、血液をサラサラにする抗血小板薬のバイアスピリン(この嘱託医が処方したもの)を飲んでいたにも関わらず、今回を含め二回、アルツ君が脳梗塞を起こしていることを伝え、今後はシロスタゾールという同じ抗血小板薬を1剤追加して服用することによって再発を防いで行くということを嘱託医に話しました。

嘱託医:「それで、今後のこととかは、どういう風に聞いています?」

ちょっとヤッチには嘱託医のご質問が医療的な予後のことをおっしゃってるのか、退院後のアルツ君の生活面のことを聞いていらっしゃるのか、よくわかりませんでしたが、一応施設での生活面のことを答えました。

ヤッチ:「K病院さんでは、『早目に退院して施設に戻り、生活環境を整えるのがベター。』というご意見をいただきました。退院の日程等についてはK病院とこちらの施設間で話し合ってもらって、昨日24日に決まったわけです。この話し合いについては、私自身は当事者ではないので存じ上げていません。」

やはり、的外れな答えをしていたようです。

嘱託医:「それで、今後の見込みみたいなことを説明受けました?」

ヤッチ:「今申し上げたように、『施設で生活環境を整えるのがベター』と言われただけで、今後の見込みのような事については何も伺っていません。」

嘱託医:「今のお父様の状態をみられて、あなた自身はどう思う?」

ヤッチ:「そうですね…、退院が早かったかなという気もしますし、病院の環境が父にとってはストレスに感じる部分もたくさん有ったので、早く施設に帰らせてあげたいという気持ちも有って、正直自分でも、どっちが良かったのかということは今もよくわかりません。ただ、これについては、先ほど申し上げたように、病院さんとこちらの施設間でやり取りが有って、家族はその結果に従うという形をとっていたので…。」

嘱託医:「まあね…、こっち(施設)は病院じゃないんで、医学的治療っていうのはこういう場所じゃできないんで…。」

ヤッチ「はい…。」

嘱託医:「それでね、僕もお父様と久しぶりにお会いして、診させてもらったんだけど、全体的な活性がね、落ちちゃってるんでね…、まあ、それは少しでも回復すればいいと思うんですけど…。」

ヤッチ:「はい…。」

嘱託医:「今後の問題点としてはですね、ものが食べられるっていうのと、あと飲み込みが悪いんですよ~。ゴックンが…。」

ヤッチ:「はい…。」

嘱託医:「で、栄養が摂れなくなるっていうのと、(誤嚥性~ごえんせい)肺炎を起こすというのが今後のポイントだと思うんですよ。」

ヤッチ:「はい…。」

嘱託医:「あと、動けないんで、褥瘡(じょくそう~床ずれ)ができたりとかですね…、まあ…、そういうリスクも有る…。まあ、どこまで回復するかですねぇ…、このまま、こういうことを繰り返して、段々悪くなっていくというのが、だいたい一般的なパターンですので…。その悪くなる進行を遅らせられればいいと思うんですけどね…。」

ヤッチ:「はい…。まあ、こちら(施設)に戻ってくれば食欲が少しでもわくのではないかということで、こちらに受け入れていただいたわけなんで…。今まだ退院したばかりですけど、今度の12月28日に施設でお餅つき大会も有ると聞いているので、この28日までに本人の気持ちも切り替わって、精神的にも落ち着けば、食欲もわいてくるんじゃないかと、私自身は期待しているんですけどね…。」

生活相談員さん:「まあ、病院の方も水分とお食事の量が少ないことを心配されていて、けれども、病院の環境もよくないということで、その兼ね合いでお話させていただいて、今回施設に戻られたわけなんですが…。ただ、施設で水分、食事が摂れないということになれば、医療(医療機関~入院)に戻るのかという話になってくると思うんですね…。」

嘱託医:「まあ、ですから、うんと具合が悪くなったら、また入院するしかないと思うので…。」

主任看護師さん:「こちらに戻られて、環境が変れば食べてもらえるという風に考えてこちらに戻って来たわけですが、昨日、今日と食べていないというのが現状なんですね。また思ったよりもむせこみが有りますよね…。私どもが病院にご面会に伺った時は、もっとお元気な様子だったのに…」

ん…。

なんか、文章にすると、アルツ君が救いようのないくらい重症のような感じがするかもしれませんが、ヤッチには、どこかでアルツ君の気分が切り替わりさえしてくれれば、モリモリ食べてくれるような気がするんですけどね…。

息も絶え絶えで、しゃべるのもやっとなら、わかりますが、まだまだ冗談を言えるポテンシャル(潜在能力)は有るんですけどね…。

そんなに退院してすぐに特養の環境に適応できるかって言ったら、普通の人間だって無理な気がします。

脳梗塞で一か月近く入院していたんですよ。

それも治療半ばにして、大変失礼な言い方かもしれませんが、K病院に事実上追い出されているわけです。

もともと認知症の症状が有って、環境が変化すれば、アルツ君が混乱することは施設の職員さんも看護師さんもわかっていると思っていたのに残念です…。

もちろんこのまま、食べない状況が続けば、衰弱することはわかっていますが、衰弱しないようにアルツ君をどう持ち上げて、このポテンシャルを引き出していくかが介護の現場であり、施設の役割だと思ったのに、退院翌日にして、もう『入院』の文字をちらつかすのは、あまりにも酷です。

家族でもそのアルツ君のポテンシャルを引き出すのはなかなか難しく、だからこそ他人の手を借りなければ無理だと判断して、施設に協力要請したのに…。

医療にも見放され、介護にも見放された人間はいったいどこへ行けばよいのでしょう?


生活相談員さんが嘱託医にたずねます。

生活相談員さん:「(今のアルツ君の食事の)摂取量だと、どのくらいの水分を摂れていないと、医療的に厳しいのでしょうか?(入院になってしまうのでしょうか?)」

嘱託医:「まあ、食事はまだいいと思うんですけど、水分ですよね…。問題は…。最低500cc以上はね、水分が摂れていないと、厳しいですよね…。」

嘱託医は続けます。

嘱託医:「ただ、今の○○さん(アルツ君)の状態が急速にグッと良くなるということは、ハッキリ言って無いと思います。段々、こう、悪くなると思うんですよね…。ですから、まあ、水分ですよね、ただ、まあむせるからね。むせて肺炎を起こしたりするんですよ。それを上手く少しずつ、少しずつ、まあ、やるしかないですけどね…。」

重い空気に包まれます…。

主任看護師さん:「現状では飲めていない兆候なんですね。ですから、それが長く続くようであれば、家族としては、病院を再度さがして、受け入れてくれるところで治療を受けるというのが家族の希望なんですよね…。」

いやいや、そんなことを希望するなんて言っていないし!

ヤッチ:「それしか選択肢が無いですよね…。」

嫌味を込めて言ったつもりが、一同、『そうですよね…。』

生活相談員さん:「今の食事を摂れない、水分を摂れないということが、気分的、精神的なものから来ているのか、それとも、お身体の機能的な衰えから来ているのかということを我々も見て行かないといけないと思うんですよね。で、今の先生のお話に有ったように、水分を一日500cc以上摂れないのであれば、再度、医療機関を探す必要も出て来ると思います。」

ヤッチ:「は…。」

何だか、完全にこのままアルツ君が食べなくなる、飲めなくなるというのを前提に話しをされてしまっているので、ヤッチもなかなか反論ができません。

だって、食べるようになる、飲めるようになるにはどうしたら良いのか、プロたちにお伺いできると思ってこの場に来たんですから…。

ヤッチは嘱託医たずねます。

ヤッチ:「現状、今何か点滴とかを入れるという、そういう次元の問題じゃないですか?」

ダイレクトに『先生、点滴を打ってもらえないでしょうか。』と言いたかったのですが、場の空気に押されて、こういう表現しかできませんでした。

嘱託医:「そういう次元の問題じゃないですね…。というのは、点滴というのは、ある一時期点滴をしていれば、その次に目途が有る場合にするものですから。点滴で生命を維持するというのは極めて特殊な場合です。」

主任看護師さん:「ちょっと脱水傾向なんで、一本二本、点滴を入れて回復するのであれば、ちょっと入れてみようということもありますが、基本的には今の食べない、飲めない、むせこみやすいという状況の中で、ずっと点滴ということは無いですね。それに『治療』になってしまいますから…。点滴が必要であれば、やはり入院ということを視野に入れていく必要があると思いますね。」

先生が目の前にいらっしゃるのに、一本二本入れて、何で治療してもらえないんですかね?

主任看護師さん:「ただ、年末ですから、病院も空きが無いんですね。他の利用者さんの中にも入院を待ってる方もいらっしゃるのは事実なんですね。でも、なかなか空きが無い…。そう言った場合は、救急車でということもちょっと頭に入れておいてください。」

ヤッチ:「はぁ…。」

嘱託医:「すこしでも、よくなると、いいんですが…。このままジリ貧で回復しないということは十分あり得ますから…。」

会議は終了です。

『出来る範囲のことは最大限努力します。』くらいなことをおっしゃっていただけると思ったのに…。

グレてやる…。

リーゼントにしてやる…。

それだけの毛量が有るのかよ?

じゃあ、グレずに絶対食べさせてやる!!


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2014/12/29 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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