site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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アパート探し

2012/03/22 (木)  カテゴリー: ヤッチ
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昨日家に帰って来ると留守番電話にメッセージが入っていました。

福祉事務所のケースワーカーさんからです。

メッセージ:『正式に生活保護の決定が出そうなので早目にアパートを探して下さい。』

決定が下りていないのに見切り発車せよとのお達しです。

今朝は不動産屋さん巡りをしようと決め、とりあえず、福祉事務所にも顔を出しました。

すでにいつもいらっしゃる受付の方には顔を覚えられているらしく、にこやかな笑顔で応対してくださいました。

あまり、ヤッチ的には顔を覚えられて欲しくない印象ですが、覚えられているもの仕方が有りません。

ほどなく、ケースワーカーさんとご対面です。

ヤッチから先に切り出します。

ヤッチ:「昨日お電話をいただいたみたいなんですが…。」

ケースワーカーさん:「あっ。わざわざ来ていただいたんですか?電話でもよかったのに…。」

ヤッチ:「どっちみち、何軒か不動産屋さんを当たろうと思っていたので、ついでと言っては失礼ですが、お伺いしました。」

内容について特別変更は有りません。

今月(3月)中に部屋を見つけて、転宅してくれとのお話で、4月までに今住んでいるところを完全に引き払ってくれということです。

ヤッチ:「もう一度確認なんですが…。」

ヤッチがケースワーカーさんに問い直します。

ヤッチ:「もう一度確認なんですが、アパートを探す時の賃料は、管理費や共益費を除いた額の53,700円でよろしいんですよね?」

ケースワーカーさん:「はい、そうです。共益費や管理費を含めて、53,700円をオーバーしても構わないのですが、オーバーした分は区からの補助は出ませんので自己負担になります。ただ、こちらとしては、できれば、53,700円の範囲内で探して欲しいと考えています。保証人になってくれるような方はいらっしゃいますか?」

ヤッチ:「はい。まだ確認は取っていませんが、多分姉が引き受けてくれると思います。」

ケースワーカーさん:「そうですか、それなら少し安心ですね。この辺りにもたくさん不動産屋さんは有りますから、当たってみて下さいね。」

ケースワーカーさんは、不動産屋さんのある場所を事細かに教えて下さいました。

ヤッチ:「その際に不動産屋さんに対しては、生保(生活保護)を受給予定だときちんと伝えないといけないんですよね。」

ケースワーカーさん:「もちろんです。生活保護を受けているという理由だけで部屋を貸してくれない大家さんもいらっしゃいますから、最初に伝えて、物件を探して置いた方が、後でトラブルになる確率は少なくなりますから、事情を説明して探して下さい。」

一応、物件を見つけたら、そこで見積もり書をもらい、それを福祉事務所に提出し、審査をあおぐことになっています。

福祉事務所や不動産会社、大家さんの審査が通れば、晴れて引越しへのGOサインが出ることになっています。

決して手付金などを打たないで下さいとケースワーカーさんに釘を刺されましたが、そんなお金を持っていれば、生活保護のお世話になる必要ないと思うのだが…。

福祉事務所の階下に一軒の不動産屋さんを発見。

ヤッチはさっそく店に入ります。

ヤッチ:「すいません。生活保護を受給している人間でも借りられる物件を探しているのですが…。」

不動産屋さん:「はい。少々お待ちください。そうしますと、賃料は53,700円以内ということでよろしいのでしょうか。」

さすがに、福祉事務所の下にある不動産屋さん。

ヤッチのような人間をやって言うほど応対しているのだろう…。

手馴れた様子で、物件情報を机の上に並べ始めました。

不動産屋さん:「今、この物件がおススメなんですよ。」

もともと商売をやっていたヤッチ、「おススメ」と言われると「裏が有る」と勘繰るひねくれ者です。

ヤッチ:「二番目におススメの物件が有れば教えて下さいますかね~。」

一瞬、応対して下さった方はどきっとしていましたが、2番目チョイスを提示して下さいました。

少しヤッチの今住んでいるところから電車の線路を挟んで遠い位置にあるが、比較する材料を持っていないので、何がおススメなのか正直良くわかりませんでした。

昨晩、ネットで賃貸情報なんぞをサーフィンしましたが、完全に船酔い状態での今回の参戦です。

贅沢は言えない身の上ですが、譲れないのは暗い間取りの部屋だけには住みたくないということ…。

我がままですが、許していただけるとありがたいと思う次第で有ります。

不動産屋さん:「今は入学や異動のシーズンでもありますので、物件がすぐに決まってし合う可能性も有りますので、なるべく、これはというものが有れば、お早めに手続きされた方が良いですよ。」

出たっ!!セールストーク!!

やっぱりこれを言ってもらえないと不動産屋さんではありません。

ヤッチ:「福祉事務所がOK出せばの話だからね…。でもなるべく早いうちにそちらにお伺いしますよ。」

こっちも社交辞令で応戦です。

結局、一件の見積もりを書いていただき、その不動産屋さんを後にしました。

お次は、その不動産屋さんからはそう遠くない距離にある不動産屋さんです。

事務所のガラスに目を通し、物件案内を注意深く、慎重に見ていきます。

ちょっと気になるお手頃価格のものが有ったので、聞いてみることに…。

ヤッチ:「外に出ている物件案内なんですけど、あのA-17は生活保護受給者にも借りられる物件ですかね?」

若い男性社員がなにをやぶからぼうにという表情を見せましたが、すぐに営業スマイルに戻り、奥にいた店長らしき方に目くばせします。

奥から店長が笑顔を見せ、ヤッチに「どうぞおかけください。」と名刺を差し出します。

ヤッチは、いただいた名刺をかたわらに置き、話しはじめます。

ヤッチ:「まだ、正式決定ではないのですが、生活保護受給しながらの物件探しなんですけど…。」

店長さん:「そうですか~。お役に立てるかわかりませんが、お手伝いさせていただきますよ。」

そう言いながら、店長さんは、先ほどの不動産屋さんと同じように机に物件情報を並べていきます。

店長さん:「なにかネットとかで物件をお探しになりましたか?もし、気になったものが有れば、こちらでも探しできますよ。」

ヤッチ:「気になるものが有り過ぎて覚えてないですよ。見れば見るほど欲が出てくるので、途中で手打ちにしました。」

店長さん:「そうでしたかぁ~。こんなことを申し上げるのは失礼なんですけど、この地区は福祉を受けている方に理解の無い大家さんが多いんですよ。福祉が面倒見てくれるのだから、滞納などのトラブルが無く、逆に安定収入なんですけどね。」

ヤッチ:「でも、それわかるなぁ~。『なんとなくやだ』という印象かな!?俺が大家さんだったらやはり福祉は御免と言うかもしれないもんなぁ~。」

結局、調べてくれて提示してくれたものは、微妙に53,700円をオーバー。

有るじゃんと思えば、女性限定だったり、敷金、礼金の面で福祉が援助してくれる額でなかったり…。

結局、予算の範囲のものが一件出てきて、そこの店長さん電話で確認をとってくれました。

店長さん:「すいません。1階の物件はもう決まってました。二階なら同じ建物で紹介できるお部屋が有るのですが…。」

特別、ヤッチは一階がいいとか、二階がいいとかの希望は出していません。

ヤッチ:「二階が有るのなら、二階でも構わないのですが…。」

店長さん:「それがですね…。二階のお部屋の方が賃料が若干高いんですよ。」

ヤッチ:「なるほどね。じゃあ、予算内の物件はこの近辺では無理と言うことかな?」

店長さん:「まあ、大家さんと交渉して、福祉を受けられる方を受け入れてもらえないか説得すれば、何件かは見つかると思いますが、それには少しお時間をいただかないと…。」

ヤッチ:「そうですかぁ…。」

店長さん:「今のお二階のお部屋ですけど、大家さんとお話しして、数字を動かせないか聞いて差し上げますよ。」

店長さんは再度、大家さんに電話を掛けてくれました。

店長さん:「大家さんのお宅に電話をかけたのですが、奥さんしかいらっしゃらなくて、お値段については、大家さん旦那さんしかわからないので、帰ってきたら返事をしてくれるということです。」

ヤッチ:「わかりました。じゃあ、大家さんの返事を待つということで、オーバーした金額のままで結構なので、見積もりを出して下さい。」

店長さん:「わかりました。見積書を書いている間に、うちの者に物件を実際に案内差し上げましょうか。」

特段、断る理由もなかったので物件を見に行くことに…。

予算をオーバーしている物件なので、もうヤッチとしては、見たとしてもこれ以上に高望みはできないわけですからケチをつける理由は有りません。

車で数分のところにアパートは有りました。

二階の角部屋です。

カギを開けていただき、部屋に入ります。

間取り図で見るよりは、広く感じます。

社員さん:「いかがですか?」

ヤッチ:「一人で住むにはもったいないくらいだね~。多分持ってくる荷物もそんなに無いし…。」

社員さん:「あまりお気に召さなかったですか?」

ヤッチ:「いえいえ、十分過ぎますよ。」

風呂やら、バルコニー、ロフト見て回り、このアパートも後にすることに…。

帰りの車の中で、案内してくれた若手の社員さんがヤッチに質問してきます。

社員さん:「確か、保証人とは別に、この物件には信用保証協会の審査が有るのですがその辺のところは大丈夫ですか?」

えっ!!!

ヤッチ:「あの…。自己破産の経験が有ってブラックリストに載ってると思いますよ。」

こういうことは先に言ってよ~。

不動産屋さん

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/03/22 | コメント (12) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

明日へ向けて

2012/03/31 (土)  カテゴリー: キノコさん
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一昨日は、キノコさんのあざの治療を受けてきました。

色々と手続き上、面倒な過程を踏まないと、キノコさんの治療は受けられない状態でしたが、何とか福祉事務所で、治療を受けられるようにしていただいてきました。

高齢者相談センターやキノコさんの生活保護の担当ともいろいろとありましたが、あまりこの辺について、記事にしてしまうと、読んでいる方に不快感を与える内容なので割愛させていただきます。

今のヤッチは役所に噛みつくよりは、明日のわが身を考えようという気持ちに切り替わりつつあります。

かなり冷静さを欠く発言を役所の人にもしてきましたし、このブログでも不適切な内容が有ったことを反省しています。

今さらですが、やはり、お金もなければ、住む家も無いのですから、行政の手を借りなければ、生きて行けません。

もうこれ以上、役所批判は止めようと思います。

一昨日のキノコさんの治療の手続きの中で、高齢者相談センターの支援係長とも話しあう機会が有り、その時、ヤッチは施設を拒むキノコさんに独居(一人暮らし)も有りなのではないのかという提案もしてきました。

高齢者相談センターにこの考えはなかったらしく、少しビックリした様子でした。

キノコさんはまだ介護保険上、要支援の身の上なので、身の回りのことはじゅうぶん自分でこなすこともできます。

生活保護のお世話になりながら、独居の生活ならば、ヘルパーさん(介護保険)を使うことが可能です。

体力的にかなり不安ではありますが、脱出までしてきた施設の生活よりは精神的な負担はこちらの方が軽いはずです。

これを高齢者相談センターに提言してきました。

そして、家に帰り、キノコさん、兄、姉、ヤッチの4人で今後について話し合いました。

まずはキノコさん…。

養護老人ホームなどの施設での生活について…。

自ら脱出してきたくらいですから、この選択肢はなくなりました。

では、キノコさん、兄、ヤッチの3人の生活は?

これについては、ヤッチがどうしても兄との同居が嫌です。

この選択肢も無し。

兄とキノコさんとの生活は?

当初はこれがベストかなと思ったのですが、兄は口では構わないと言うものの、言葉の端端にあまり気が進まないオーラが出ています。

また、ヤッチ的に兄の金銭感覚に疑問が有るので、不安は残ります。

キノコさんも最初はこれを望んでいたようですが、なんとなく浮かない表情です。

ヤッチがキノコさんに問いただします。

ヤッチ:「今ここで、自分の気持ちをはっきりと言わないと、後で脱走はできないんだよ。嫌なら嫌とはっきり言わないと後悔するからね。」

キノコさんの答えは兄との生活はやはり嫌だとの事…。

今度はヤッチとキノコさんの生活について…。

ヤッチはウェルカム状態です。

これには姉が異議を唱えます。

姉:「お前は自分だけのことを考えなさい。もうお前にこの家の犠牲になってもらうのは、私の方がつらくなるから…。お願いだから我慢して。キノコさんも分かってあげて。」

キノコさんも首を縦に振ります。

少ない選択肢ではありますが、残るはキノコさんの独居(一人暮らし)です。

果たして、一人暮らしが高齢のキノコさんに出来るのか?

まわりに家族が居るから、自分のことができているように思えるだけで、実際に一人になったらどうなの?

でも、意外や意外…。

キノコさんにとってはこの選択肢が一番『アリ』だったようです。

キノコさん:「一人だって大丈夫よ。」

姉:「ほんとに?お金の事だって、何でも自分でやって行かなくちゃならないのよ。強がり言って、後で『やっぱり…。』はできないんだからね。」

切り出したのは姉です。

キノコさん:「わかってるわよ。」

姉:「ほんとにわかってるのかしら?後で、気が変わって施設が良かったなんて言わない?」

キノコさん:「二度とあんなところに行くもんですかっ。」

一人暮らしをするくらいなら、施設の方が楽なんじゃないかとも思えるのですが、彼女の価値観なので仕方ありません。

少ない選択肢の中で本人のベストな選択なのですから、それを尊重しないわけにはいきません。

姉:「じゃあ、住むなら家族誰かのそばに住むのがいいわね。しかもパパのいるところに気軽に足を運べる場所がいいわね。明日物件探しに行ってみようか?」

思い立ったが吉日の姉です。

アルツ君はまだどこに居るかわからないんですけどね…。

逆らえる相手は誰も居ません。

「あんた(ヤッチのこと)のアパートを探してくれた不動産屋さんに行こう!もう一人お客さんを連れてきましたって言うのよ。」

さっそく次の日、姉、キノコさん、ヤッチで不動産屋さんに向かいます。

不動産屋さんに行くと、ヤッチにアパートを紹介してくれた社員さんもいます。

ヤッチはその社員さんに声をかけます。

ヤッチ:「北朝鮮からの脱北者を連れてきました。母なんですけど、亡命を希望しています。」

不動産屋さんキョトン顔です。

不動産屋さんには脱走のことは教えていませんでしたが、これまでの経緯については説明しています。

社員さん:「ほんとですか?帰って来られたのですか?」

ヤッチ:「帰ってきたのではなく、脱走もしくは逃げ出してきたんですよ。」

社員さん:「マジですか?」

ヤッチ:「そうなんですよ。それで迷える子羊の物件を探して欲しいんですよ。しかもまたもや生保(生活保護)前提です。」

社員さん:「失礼ですが、お一人で生活されるのですか?」

ヤッチ:「83歳、多分、棺桶に片足がどっぷりつかっていますが何か?」

社員さん:「ほんとですかぁ…。有るかな…。」

ヤッチ:「足ならまだ有りますよ。無いのは住む家ですよ。」

83歳と言う高齢に加え、生保ですから狭き門は必至です。

社員さん:「うん…。」

ヤッチ:「これを探すことができれば、宅建を返上して、司法試験に合格できるよ。ちょっと探していただけませんか?」

不動産屋さんの店内があわただしい雰囲気に変わります。

なんと、社員の皆さん総出で物件探しに当たってくれています。

電話をかける人、パソコンをパチクリする人、片っ端から物件情報をピックアップする人…。

でも、出てきた物件はたった3件だけです。

今の御時世、高齢者と言うだけで敬遠されてしまうようです。

でも、物件が有っただけでも喜ばないといけないかもしれません。

今度は不動産屋さんの車でそのピックアップされた物件巡りです。

最初の1件目。

駅から最寄り駅まで徒歩1分のナイスなロケーションです。

商店街の中ほどの少し奥まった路地を入ったところです。

通勤の人には申し分のない物件です。

少々間取りが狭い感じは有りますが、高齢者の一人暮らしなら、さほど気にならない程度です。

ただ、残念なことに、洗濯機置き場が見当たりません。

室内、玄関前の外、ベランダにも水道や電気のコンセントが見当たりません。

不動産屋さんにも問い合わせてもらい、確認してもらいましたが、やはり洗濯機置き場は最初から無いようです。

洗濯好きのキノコさんにはちとかわいそうな部屋となってしまいました。

近くにコインランドリーも無いので、やはり物理的に無理が有ります。

ヤッチ:「近くに、桃が流れてくる川でも有ればいいんだけどなぁ…。」

ヤッチがため息を漏らします。

駅まで徒歩1分なのに部屋が空いているのはこのせいかもしれません。

この部屋はボツとなりそうです。

次は2件目の物件。

不動産屋さんの車に乗っていると、何だか見覚えのある風景。

そうです。

ヤッチの決めたアパートのすぐ近くです。

案内された物件は、ヤッチの決めたアパートから200mくらいのところに有りました。

外観もとてもきれい…。

日当たりもよく、ベランダも広いのでちょっとした家庭菜園でもできそうな感じです。

カギを管理会社の人が持ってくると言うので少し待ちます。

しばらくすると、管理会社のお姉さんが来てカギを開け、部屋を見せてくれました。

おっと!!

中もきれい…。

お姉さんもきれい…。

ヤッチ:「なんだよ、こっちの方が俺が決めた物件より良かったじゃん!!」

ヤッチはちょいと後悔の言葉を漏らします。

もちろん、後悔した要素の中にお姉さんがきれいだったことが一つに有ることは否めません。

ただ、この物件…。

生活保護の条件となっている賃料53,700円を4,300円オーバーてしまいます。

つまり、福祉事務所が認めても、4,300円は自己負担になってしまいます。

また、賃料が高すぎるということで、許可が出ない可能性も有ります。

キノコさん、この物件が気に行っている様子です。

バス、トイレが別で、綺麗なフローリングだし、ロフトも付いています。

高齢のキノコさんがロフトにハシゴで登るのはとても無理だし、危険なので、必要ないと思いますが、綺麗な内装にキノコさんは一目惚れのようです。

姉が不動産屋さんに声をかけます。

姉:「母と弟の二人がそちらで仲介していただくんだから、(家賃のほう)何とかなりませんか?」

やや無謀とも思える値切り交渉です。

それでも、自己負担額を3,000円にまで縮めることに成功しました。

微妙ではありますが、この金額なら、福祉事務所も認めてくれそうな感じも有ります。

物件を見終ったあと、管理会社のお姉さんが、「一階にもう一部屋空き部屋が有りますよ。」の一言にヤッチの後悔はマックスです。

しかし、すでにヤッチが決めてしまった物件には、もう大家さんに家賃の振込口座を書いてもらうお願いまでしている状態なので、後戻りすることはできません。

先にヤッチの決めた物件は保証協会の審査が有るので、この審査が通らなかった時には、新たにこっちを押さえてもらおうということになり、3件目に移動です。

3件目はまだ部屋に人が住んでいます。

近日中に退居予定の物件なので、中を見ることはできません。

しかし、中を見なくても結果は出ています。

日当たりが悪すぎです。

しかも、1階とは言え、段差が有り過ぎて、とても高齢者向きではありません。

何よりも、キノコさんは、2件目の綺麗なお姉さんの居た物件に心づもりを決めているらしく、3件目の物件に興味を示しません。

結局、消去法の末、ヤッチの先に決めた物件にそう遠くない2件目の物件にキノコさんの新居を移す予定に…。

これを福祉事務所が認めてくれなければ、また振り出しに戻らなくてはなりません。

そして、その前に、福祉事務所がキノコさんの独居を認めてもらえないと、生活保護の受給の仕方そのものを考え直さなくてはなりません。

月曜日にキノコさんと福祉事務所に出向き、生活保護の受給申請をするつもりです。

またまた、通る通らないによって、新たな選択を迫られることになってしまいました。


そして最後にアルツ君のことです。

脱走してきたキノコさんの話によると、高齢者相談センターで兄とキノコさん、アルツ君が面会したその日に、アルツ君はこれまで保護されていた施設とは違う、別の施設に移送されたようです。

キノコさんとアルツ君もその日を境に会っていません。

そして、アルツ君が特養(特別養護老人ホーム)に移送されたと記事に書かせていただきましたが、まだ特養に移っているわけではなく、特養の空きを待つために、さらに新たな施設で保護されているようです。

今回の脱走で、キノコさんのヤッチの虐待は取り消される形になりましたが、ヤッチはアルツ君に対しては、虐待者のままです。

賛否分かれるところですが、身の潔白を晴らそうとすると、アルツ君は特養には入れなくなってしまいます。

また帰る家も無くなります。

特養には入所待ちの方がたくさんいて、そう簡単には入所できないと聞きます。

アルツ君の『進行性核上性麻痺』という病気の進行が進めば、在宅介護では手におえないという事実も有ります。

このまま、ヤッチがアルツ君に対して虐待者のままでいれば、アルツ君は手厚い保護を受けることができるわけです。

複雑な心境ですが、ヤッチは虐待者のままでいようと考えています。

家族の意見もこれで一致しています。

高齢者相談センターの異例の配慮で、アルツ君の保護されている施設ではなく、高齢者相談センター内ならヤッチを含め家族全員がアルツ君と面会できるように段取りを組むという回答もいただき、これも月曜日にどうかと聞かれています。

家族全員の意見をまとめて返答するように言われています。

ヤッチはずいぶん長い時間、アルツ君の声を聞いていないし、顔を見ていません。

家族の意見調整はまだしていませんが、ヤッチは当面の間アルツ君と面会するのは辞退しようと考えています。

アルツ君の顔を見たら、今のままでは、心変わりしてしまうのが怖いです…。


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2012/03/31 | コメント (12) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の住民票

2012/04/06 (金)  カテゴリー: アルツ君
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今日はキノコさんが不動産屋さんで新しいアパートの賃貸契約を結ぶ日です。

ヤッチも付き添い、一緒に福祉事務所に出かけてきました。

生活保護の福祉事務所に指定された時刻に行き、まずは、手続きのための日割りの賃料や敷金、礼金などの初期費用をもらいます。

このお金を持って、不動産屋さんに行き、お金を支払って一応手続き完了です。

不動産屋さんとの書面上の入居日は4月9日ですが、区が手配した引越し屋さんが繁忙期と言うことも有り、引越しは4月12日に決定です。

ヤッチはキノコさんのように、福祉事務所からお金を手渡されていませんが、引越しの日程は決まりました。

なんとキノコさんと同じ4月12日です。

実はこれ、見積もりに来た引越し屋さんにほとんど同じところに引越しするのだから、ダブルで引越しをやってしまった方が、双方ともに面倒臭く無くていいんじゃないかと、ヤッチが耳打ちしていたおいたせいもあるかも!?

引越しは自分たちでやるのではなく、区が指定した引っ越し業者がやってくれます。

区があらかじめ、2社を選定して、競合させて見積もりを取らせます。

そして、どちらか安い方の見積もりを出した方を区が入札するような順序で進められるようです。

ですから、区が決定するまではどちらの引越し屋さんになるかはわかりません。

片方の引越し屋さんが4月10日に引っ越しできると言い、片方が4月15日なら人員の手配ができると言っても、入札されるまでは、引越し日が決まらないのです。

引越しの日程について、ある程度は希望は出せても、最終的な決定は区なので、この日が決まるまで、正直落ち着きませんでした。

いつ引っ越すことになるかわからないので、身の回りの物を梱包して封をしてしまえないからです。

これである程度の見当をつけ、必要な枚数の着替えを残して、あとは箱詰めすることができます。

ちょっと一息と言ったところでしょうか…。

今日はそんな中、ちょっとした疑問が沸いたので、高齢者相談センターに相談に行ってきました。

何度も書かせていただいている高齢者相談センターは福祉事務所が有る場所と同じフロア。

キノコさんのお金をもらった後、不動産屋さんに行く前に、こちらに寄り道です。

お金をいただいたあと、同じフロア内の総合受付に戻ります。

ヤッチ:「高齢者相談センターの○○さんは御手隙でしょうか?」

ヤッチは受付にいた職員さんに高齢者相談センターの支援係長さんの名前を告げます。

受付の職員さんが支援係長さんをマイクで呼び出します。

すぐに支援係長さんが出てきます。

ヤッチ:「こんにちは。先日(アルツ君との面会日)はお世話になりました。」

支援係長さん:「いえいえ。」

社交辞令的挨拶から始まります。

ヤッチ:「実は父の事で相談させていただきたいことが有るのですが…。」

支援係長さん:「なんでしょう?」

ヤッチ:「ご存知かどうか、家族は、みなバラバラに転宅することが決まりました。まだようやく引越し先や日程が決まったところで、気が早いのですが、住民票をそれぞれの場所に移さなくてはなりません。」

支援係長さん:「引越し先は皆さん、お決まりになったのですか?」

ヤッチ:「はい、私と母は、一応4月12日が引越し日です。」

支援係長さん:「そうでしたか~。」

ヤッチ:「で、皆が引越しをしてしまうと、今住んでいる家に父だけが残ってしまうことになります。」

支援係長さん:「うん…。」

ヤッチ:「それで、父の住民票をどうしたらよいものかと思って…。」

支援係長さん:「なるほど…。先日お話ししましたように、お父様の受け入れ先の施設がまだ決まっていません。近い将来、必ず決まるはずなので、もう少し待っていただけないでしょうか?」

ヤッチ:「と、おっしゃいますと?」

支援係長さん:「お父様が入られる施設が決まるまでは住民票を移さないで欲しいのです。」

ヤッチ:「ただ、お耳に入っていると思いますが、我が家は借家で、しかも滞納家賃20か月です。おまけに父名義です。このままだと、父にどんな火の粉がかかるかわからないので、早目にどこかに移した方がよいのではないかと思って…。」

支援係長さん:「そうですか…。ただ、家賃の件に関しては、大変申し訳ありませんが、私どもではお役にっ立てないことでして…。こちらもできるだけ早い時期にお父様を別の施設に移して差し上げる努力しています。特養に移れば、早急にそちらに住民票を移すことは可能です。どうかもう少しだけお待ちいただけないでしょうか?」

ヤッチ:「気の早いことかもしれませんが、ゆくゆくは成年後見制度の相談もさせていただこうと思っていたのですが…。」

支援係長さん:「あっ、その件に関しては、こちらでは今のところの話ですが、考えていません。ご長男さんとも会ってお話ししているし、お姉さまとは何度も電話で話している間柄なので、こちらではご家族のことはじゅうぶん承知しています。ですから、今のところの話ですが、センターでは後見役の話はあがっていません。」

中々、単純そうで、難しい話…。

認知のあるアルツ君が、滞納家賃の支払い義務者。

支払い能力が無いと見なされれば、支払いは連帯保証人と思われる兄のところに行きます。

しかし、我が家では賃貸借契約書が行方不明なので、誰が連帯保証人なのかがわかりません。

兄が連帯保証人である可能性が高いのですが、可能性でしかありません。

大家さんがもう1通を持っているはずですが、大家さんに連絡を取りづらい状況…。

やはり、代理人を立てるしかないか…。

兄に被ってもらうしかないか…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/04/06 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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