site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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認知症の記憶のメカニズム

2012/09/21 (金)  カテゴリー: 認知症の症状
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日の朝、姉から電話が掛かってきました。

姉:「あっ、もしもし、今日の夕方でもいいんだけど、時間空いてる?」

ヤッチ:「午前中は用事があるけど、夕方なら空いてるよ。」

姉:「そうなの。実はさあ、栗きんとんをもらったのよ。栗きんとんと言ってもお正月に食べるやつとは違うんだけどさあ…。栗の和菓子なのよ。でさ、日持ちしない食べ物だから、今日時間が有ったら、○○ちゃん(アルツ君の名前)のところに行って、食べさせてくれない?私、今日は仕事で遅くなりそうなのよ。」

ヤッチ:「旦那さん(アルツ君)のところへは明日行こうと思ってたんだけど…。」

姉:「そうなの!?でもいいじゃない、今日行ったって。」

ヤッチ:「うん、わかった…。」

姉:「じゃあさ。私の家の玄関を開けたところに伊勢丹の紙袋を置いておくから。その中に栗の和菓子が入っているから。それはそうと、顔の方は大丈夫なの?野球の落合選手も去年顔面神経麻痺で大変だったみたいだけど…。」

ヤッチ:「去年?落合?落合さんの顔面神経麻痺は今年の話じゃないの?」

姉:「あっ。そうなの!?でも他人の話なんてどうでもいいじゃない!!あんたはあんたで頑張って直しなさい!!じゃあね!!」

ブチッ!!

相変わらず、電波より速い速度で携帯を切ります…。

(-_-;)

しかも、他人の話(落合元中日ドラゴンズ監督)を持ち出してきたのは姉の方なわけで…。

(-_-;)

さらに、姉のマンションの部屋カギをヤッチが持っているという前提で話をしていて、確認をしないままブッチです。

(-_-;)

たぶん、うつ病の患者が居たら、悪化させる存在です。

(-_-;)

予定を変更して、アルツ君の特養に行くことにしました。

午前中あった用事も早目に済ませ、姉のマンションに寄り和菓子を調達…。

その足でアルツ君の居る特養へと向かいます。

特養に着くと、キノコさんも面会に来ています。

アルツ君:「なんだ!?ばあさんでも呼びに来たのか?ばあさんならここでシワシワになってるぞ。」

キノコさん:「失礼ねぇーー。」

ヤッチ:「今日はお嬢さん(姉)が和菓子を持って行けって言うから、栗の和菓子を持ってきたよ。栗きんとん。」

アルツ君:「きんとん!?俺は空を飛ぶつもりはないぞ!?」

ヤッチ:「(きんと雲は)寒くなるからさ…。食べる、食べないどっち?」


アルツ君:「甘いんだろう?甘いと聞いたら食べないわけいかないじゃないよ…。」

キノコさん:「さっきから食べ通しよ。」

アルツ君:「ウソをつけ!!朝から何にも食べさしてくれないじゃんかよ。」

キノコさん:「うそ、うそー。私のお昼ご飯まで取り上げたくせに。」

アルツ君:「あーいうこと言ってやがるんだからねぇ…。まるで俺が泥棒したみたいに言ってやがるんだから…。」

キノコさん:「だって、ホントのことじゃない…。」

ヤッチ:「まあ、いいから、いいから。なま物だから早く食べちゃわないとだし、いつお迎えが来るとも限らないわけだし…。」

アルツ君:「運転手付きじゃないと、俺は行かないぞ。」

ヤッチ:「じゃあ、呼ぶかぁ?」

アルツ君:「嫌だっ!!」

キノコさん:「だいたい今日は老人健診なのよ。そんなに食べて大丈夫かしら!?」

アルツ君:「大丈夫だから食べられるんだろ!?お前は何にもわかってないねぇー。」

今日は一日行程で、この施設に入所している人を対象に老人健診をやっているそうです。

最近は老人健診とういう言葉はあまり使わないのかな!?

後期高齢者健康診査あたりが正確な表現かもしれません。

(^^ゞ

生活習慣病やその予備群を早期発見し、早期治療や予防につなげていくのが目的なんだそうです。

午前中は問診、触診、身体計測、心電図、血圧、血液検査などが有ったようです。

午後からは、胸部X線撮影があるようです。

ヤッチ:「きんとんを食べるにしても、お茶がないぞ!?お茶が無いと困るんじゃないか?」

アルツ君:「お前はわかってないねぇ~。こういう和菓子を食べるには甘いコーヒーって決まってるんだぞ。」

ヤッチ:「そんなの誰が決めた?」

アルツ君:「俺に決まってるじゃないかよ。」

ヤッチ:「甘い物に甘いのは合わんだろう…???渋めのお茶がいいんじゃないのか?」

アルツ君:「いいんだよ!!俺は生まれも育ちもアチャラなんだから。コーヒー!!」

ヤッチ:「アチャラって埼玉だろ!?」

アルツ君:「うるさいっ!!」

ヤッチ:「コーヒーって言ったって、自販機の缶コーヒーしかないぞ!?」

アルツ君:「い~いんだよ。それで。」

ヤッチ:「コーヒーじゃなくて、甘いのだけがいいんじゃないのかぁ?砂糖水でもいいんじゃないのか?」

アルツ君:「こういうものを食う時はコーヒーって決まってるの!!甘くないとダメだぞ!!」

ヤッチ:「じゃあ、歩行訓練をかねて1階まで一緒に買いに行こう。」

アルツ君:「俺も行くのか?」

ヤッチ:「青汁でよければ行かなくてもいいよ。」

アルツ君と一緒に3階から1階の自動販売機までお散歩です。

この特養の自動販売機、高齢者を意識しているのか、夏の暑い時期でもホットが有ります。

でも、不思議なのはお茶を売っていません。

ホットも冷たいのもまったく見当たりません。

???

ヤッチ:「お宅の奥様にお茶と思ったんだけど、お茶を売ってないね!?紅茶でいっかぁ!?」

アルツ君:「そうだよ。ここにはお茶を飲む人なんていないんだよ。置いてもきっと売れないんだよ。」

ヤッチ:「語るねぇ~。旦那さんは微糖?」

アルツ君:「なんだ、微糖って?」

ヤッチ:「微糖っていうのは、砂糖が少ないやつ…。」

アルツ君:「ダメだ。ちっとしか入ってないのは美味くないぞ。」

結局、微糖ではない普通の缶コーヒー(ホット)を買って部屋に戻ります。

部屋に戻ると、さっそくアルツ君がヤッチに栗きんとんを出すよう促します。

こういうことだけはちゃんと覚えているので、実に不思議です。

キノコさん:「そういえば、あんた達がコーヒー買っている間に白衣を着た人が、『もうすぐレントゲンを撮りに伺いますから。』って挨拶に来たわよ。」

レントゲン技師さんが居室を一つ一つ回って撮影をしているようです。

ヤッチ:「ふつう、でっかい車みたいのに乗りこんで撮ったりするけど違うんだぁ…。すごいねぇ…。」

キノコさん:「車輪の付いた大きな機械を部屋まで持って来て、それで撮影しているみたいよ。それはそうと、おじいちゃん(アルツ君)、撮影の前に飲み食いして大丈夫かしら?」

アルツ君:「食っちゃえばこっちの勝ちさ!!さあ、食べますよ。」

アルツ君、そう言って栗きんとんのパッケージ(包装紙)を開け始めます。

和紙をひねってあるだけなのに、アルツ君、上手くできません…。

(-_-;)

キノコさん:「そこを逆にひねってあげればすぐに開くでしょうに…。そんなに力ずくで破かなくたっていいじゃない…。」

アルツ君:「いいんだよ。紙を食うわけじゃないんだから…。俺は中身が食えればいいの!!」

この和菓子、小さいながらも、さぞかし高級で値段も高いと思いますが、アルツ君立て続けに3つも食べてしまいました。

(^^ゞ

キノコさん:「そんなにイッパイ食べて胸焼けしないかしら!?それにもうすぐレントゲンが来るわよ。」

アルツ君、この辺りから、急に不機嫌になり始めます。

最近はずっと穏やかだったので、アルツ君がプリプリする姿を見るのは久しぶりです。

アルツ君:「だいたいね。なんか検査をするって言う時は、前の日だとか、事前に挨拶に来るのが常識っていうもんだろ!?それをいきなり来て、『お腹見せてください』っていうのは失礼って言うもんだ!!」

どうも、老人健診について、事前の知らせが無かったことに腹を立てているようです。

プリ(*`З´*)プリ

でも、この知らせは1ヶ月も前からヤッチの耳にも入っています。

アルツ君の部屋に下げてあるカレンダーを見ても姉の字できちんと『健康診断』と書いてあります。

おそらく、アルツ君は老人健診が有る事を事前に聞いているし、施設側も何らかの形で知らせてくださっていると思います。

明らかに認知症の症状が出てしまっています。

でも、他の事に関しては、別に忘れていても、いつものポジティブ思考ではね返し、こんなに不機嫌になることはないのになぜなんでしょう…???

午前中からアルツ君のところに来ているキノコさんに聞いても、この日は何かの検査があるたびに、お医者さんや看護師さんに文句を言っていたそうです。

アルツ君の現役時代は御存知のように植木職人です。

お得意様から依頼を受けると、朝早くに出かけ、庭木の剪定などをして夕方に帰って来るという毎日でした。

職人気質のところが有り、お得意様の都合よりも自分の都合を優先するタイプ…。

普通は『いついつにお伺いします』と御断りの電話をして、事前にお得意様の都合を確認します。

でも、アルツ君の場合は、そんなことはお構いなし…。

事前に連絡することもなく、朝飯前の時間帯に突然お得意様のお宅に現れ、お得意様に迷惑がられることも…。

お得意様に『今日は家を留守にするから、来る時は電話の一本もください』と怒られて帰って来ることもしばしばありました。

(-_-;)

アルツ君の当時の理論は『別に俺が泥棒をするわけじゃないし、お得意さんが家を空けたって、俺がいれば番犬になるのに…』です。

今はおそらく、そういう風に思わないと思います。

もしかすると、こんな過去の苦い経験が、今回の事と関係しているかもしれません。

今となっては、職人時代の記憶(すべてではありませんが…)がアルツ君には残っていませんから、こんな出来事も一部始終覚えていないかもしれません。

そして嫌な思いをさせてしまった…、ひどいことをしてしまった…という反省や感情だけは残っているのかもしれません。

学者さんではないので上手いこと書けませんが、お得意様が抱いていた感情が今度はあたかも自分の感情としてよみがえっているのではと考えるわけです。

あんまりこんな事深く考えても意味がないかもしれませんね。

アルツ君の記憶のメカニズムを解明しようとすることに無理が有るかもしれません。

(^^ゞ

とにかく、現在になってようやく、一応は常識人(?)に戻ったアルツ君ですが、どこかネジが外れているか、抜け落ちているご様子…。

アルツ君のレントゲンの番になり、部屋に入ってきたレントゲン技師さんにやはり食いつきます。

アルツ君:「あんたたち、レントゲン撮るって言ったけど、何で前もって俺のところに顔出さないんだ?顔を見せないにしても、前もって連絡くらいはよこすだろうっ?」

技師さん:「はあ…。」

アルツ君:「『はあ…。』じゃないよ!!前もって連絡したのかって聞いてんのっ!!」

技師さん:「事前にご連絡差し上げましたし、今日の朝、こちらの館内放送でも検査の事を流してもらっていますよ。」

アルツ君:「うそだぁ…!!」

技師さん:「いえいえ、本当ですよ…。」

キノコさんが割って入ります。

キノコさん:「いいの、いいの。相手にしないでちょうだい。忘れているだけなんですから。」

レントゲン技師さんは、ベッドに横たわるアルツ君の背中の後ろに板状の物を差し入れます。

アルツ君:「だいたい、あんたが撮ろうと思たって、火しか写らないぞ!!撮ったってしようがないんじゃないのか!!」

技師さん:「はあ?火ですか…?」

アルツ君:「そうだよ、火だよ…。火。」

技師さん:「どういうことでしょうか?」

アルツ君:「わかんなきゃ教えてやろか!?俺の胸は焼けてるって言うんだよっ!!」

やっぱり胸焼けしてたんですね…。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/09/21 | コメント (12) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君が特養卒業?

2012/10/06 (土)  カテゴリー: 診察
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

午前中に姉から電話が有りました。

姉:「おはよう。今どこに居る?家?」

ヤッチ:「今日は家に居るよ。今掃除機かけてた。」

どこぞのテレビ番組で部屋で掃除機をかける場合、いきなり掃除機をかけてしまうと、ほこりが部屋の中で舞ってしまうので、フローリングワイパーを先にかけて、ほこりをある程度取り除き、それから掃除機をかけると部屋がきれいになるというのを観ていたので、それを忠実に実行していました。

姉:「ママは?○○ちゃん(アルツ君)のところに行っちゃったのかな?電話がつながらないのよ…。」

キノコさんにはらくらくホンを持たせていますが、なぜかキノコさん、出かける時にこのらくらくホンを自分の部屋に置いていってしまいます。

キノコさんの言い分は『なくすと大変だから…』です。

(-_-;)

近くに住むヤッチならキノコさんの所在がわかるだろうというので、多分姉は電話をしてきたのだと思います。

ヤッチ:「多分、午前中…、10時半くらいに、俺の部屋の前で、カートをガラガラ押す音が聴こえたから、旦那さん(アルツ君)のところへ行ったんだと思うよ。」

姉:「やっぱりそっかーー!!いやさ、さっき、パパの施設から電話が有って、パパが転倒したかなにかで、右のわき腹が痛いって大騒ぎだったらしいのよ。」

ヤッチ:「『さっき』って言うのは今日の事?」

姉:「そう。今日の朝の出来事で、電話が有ったのは、多分ママが出かける少し前ぐらいかしら…。」

ヤッチ:「それで?」

姉:「本人(アルツ君)はもう大丈夫だって言ってるらしいんだけど、念のために病院で診察を受けていただきますって施設から電話が有ったわけじゃん!?」

ヤッチ:「『わけじゃん』かどうかは知らないけど、施設の人が旦那さんを病院に連れて行ってくれるっていうわけじゃん!?」

姉:「ふふ、そう…。」

ヤッチ:「で?」

姉:「パパが病院に行くのはいいとして、ママがパパの施設に行ってもパパはいないわけじゃん?」

ヤッチ:「『じゃんじゃん』うるせーし…。」

姉:「でも、ママに電話が通じないんだもん、しようがないわよね?」

ヤッチ:「俺に聞かれてもわからないけど、旦那さんがどんな具合だか見てくる必要もありそうだから、後で施設に行って来るよ。」

姉:「そ~う!?悪いわね!!私、今日は会社なのよ。早くても夜の7時前後になりそうだから、頼むわね?」

ヤッチ:「了解じゃん!!」

まあ、慌てて特養(特別養護老人ホーム)に出向いたところでアルツ君は病院に行っているわけでジタバタしたところで仕方がないわけじゃん!?

おそらくアルツ君は若い女性看護師にセクハラまがいのチョッカイを出していると推測されるわけで、ヤッチはこのまま部屋の掃除を続けました。

ところで、このフローリングワイパーを掃除機の前にかける方法なかなか良いですね~。

\(^o^)/

普段だと掃除機をかけた後、しばらく経つとテレビの上あたりにまたうっすらほこりが載っていることがありますが、これが非常に少なくなります。

そんなに部屋を綺麗にしたところで誰が来るわけでもないヤッチの部屋ですが、気分は爽快です。

\(^o^)/

掃除を終え、ゆっくり昼ご飯を食べ、アルツ君の特養に向かいます。

特養に着くと、アルツ君が帰っています。

当然、キノコさんもいます。

ヤッチがアルツ君に声をかけます。

ヤッチ:「病院でなんて言われた?」

アルツ君:「わかんないよー。」

ちなみにこの『わかんないよー』は『わ』にアクセントを置いて下さい。

キノコさんが口をはさみます。

キノコさん:「ここから車で整形外科に行ったらしいんだけど、どこに行ったかわからないんだって。」

ヤッチ:「車に乗ったのは覚えてるのか?」

アルツ君:「わかんないよー。」

アルツ君、何も覚えていないようなので会話の相手をキノコさんに換えます。

ヤッチ:「奥さん(キノコさん)は病院に一緒に行ったの?」

キノコさん:「ここへ来たら、(施設の職員さんが)『病院に行った』って言うから、私はここで本を読んで時間潰してたわ。」

ヤッチ:「旦那さんはいつ帰ってきたんだい?」

キノコさん:「いまさっきよ。昼ご飯をちょうど食べ終えたところよ。」

ヤッチ:「で、整形外科でなんて言われたの?」

キノコさん:「ここ(特養)の人が言うには、レントゲン撮ったけど、骨には異常がないんだって。」

ヤッチ:「よかったじゃん。でもまだ痛いのかい?」

アルツ君:「右のわき腹が少しな。」

ヤッチ:「ひねったのか?」

アルツ君:「そんなの俺がわかるわけないじゃないかよー。」

ヤッチ:「自分でわからなきゃ、誰がわかるって言うんだよ。しようがねーな。」

キノコさん:「整形外科でレントゲンは異常ないから、今度は内科に行ったらしいわよ。内科でしばらく待ってたらしいんだけど、混んでて順番が回ってきそうもないから、午後にまた来てくださいって言われたらしいわよ。」

ヤッチ:「じゃあ、二軒はしごしたっていうこと?」

キノコさん:「そう。で、ご飯食べ終わったら、ここの人が迎えに来て、また午前中に行った内科で診てもらうんだって。」

アルツ君:「俺、また出かけるのか?」

キノコさん:「そうよ~。また車で診てもらいに行くのよ。」

アルツ君:「かーっ。もうやんなっちゃったな…。」

ヤッチ:「わき腹自分で破っちゃえば?」

アルツ君:「嫌だっ!!」

ほどなく、施設の職員さんがアルツ君を迎えに来ます。

職員さん:「では、参りましょうか?」

ヤッチ:「誰か家族の人間がついて行かなくても大丈夫ですか?」

職員さん:「はい、私がお父様をお連れしますので、いらしていただかなくても大丈夫です。」

キノコさんは、朝から待ちぼうけばかりだったので、『帰る』と一旦は言いましたが、結局ヤッチと一緒にここ特養で待つことに…。

ヤッチがキノコさんにらくらくホンを持ち歩くように説得したり、世間話をして、一時間くらい経過した頃でしょうか…。

アルツ君が帰って来ました。

アルツ君:「あれ?何でお前たちここに居るんだ?」

キノコさん&ヤッチ:「えっーーー!!」

ヤッチ:「まあ、いいや。で、内科の先生に何て言われた?」

アルツ君:「何て言われたかな…。『こんにちは』じゃなかったかなぁ…。」

ヤッチ:「ダメだこりゃ。職員さんに(診察の結果を)聞きに行って来るよ。奥さんも聞きに行く?」

キノコさんがうなずいたので、二人で同じフロアにある職員さんの事務室へ…。

ヤッチ:「すいません…。どんな感じでしたかね…???」

職員さん:「あっ。すいません。お父様ですが、別の角度からもう一度レントゲンを撮っていただいたのですが、やはり骨には異常がないということで…。」

ヤッチ:「そうですか…。」

職員さん:「ただ…。帯状疱疹の疑いもあるということで、採血して血液検査をしていただいています。」

ヤッチ:「帯状疱疹ですか~???」

職員さん:「帯状疱疹というのは御存知でしょうか?」

ヤッチ:「はい。」

知る知らないも、ヤッチの顔面神経麻痺はもしかすると帯状疱疹によるものではないかと医師に言われたぐらいですから…。

ヤッチの場合は、耳の後ろに水泡ができなかったので、結局何が原因だったかわからずじまいでしたが、何だかこの言葉を聞くと他人事ではありません。

(-_-;)

[参考] 帯状疱疹

職員さん:「今は右のわき腹に発疹のようなものは出ていないので、断定はできないということで血液を採らせていただいています。」

ヤッチ:「帯状疱疹ですか…。まったく予想していませんでした…。」

職員さん:「で、血液検査の結果が今度の火曜日以降ということになります。」

ヤッチ:「また本人が診察を受けに行くことになりますか?」

職員さん:「いえ、次回(血液検査の結果)はご本人様は行かれなくても大丈夫です。私どもで検査結果を聞きに伺わせていただきます。」

ヤッチ:「何か処置をしていただいたのですか?」

職員さん:「特別な処置は何もしていません。ただ、痛み止めを処方してもらっています。湿布薬も帯状疱疹だとすると、ヒリヒリしてしまうので、今回は止めにしました。」

ヤッチ:「そっか、そっかー。湿布薬を貼ったら大変なことになっちゃうかもしれませんもんね!?」

職員さん:「そうですね。火曜日以降ということなので、またお姉さまかどなたかに結果が出たらご連絡差し上げます。」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

ヤッチはアルツ君がベッドから起き上がる時に身体をひねったか何かで、痛みを訴えているのとばかり思っていました。

(-_-;)

アルツ君本人は今はそんなに痛がっている様子もないし、帯状疱疹の可能性は低いようにも思えますが、結果を待つより仕方ありません。

アルツ君の居室に戻り、アルツ君にこのことを伝えます。

ヤッチ:「腕に絆創膏してるでしょ!?それ血を抜いたんだってよ。」

アルツ君:「俺の血を抜いたって美味くないぞ。」

ヤッチ:「そういうことじゃなくてさ…。検査だよ、検査。」

アルツ君:「検査なんてされてるのかぁ…。」

ヤッチ:「そうだよ。検査だよ。もしかしたら帯状疱疹かもしれないってさ?」

アルツ君:「海上自衛隊?」

ヤッチ:「たいじょうほうしん!!」

アルツ君:「なんだそれ?」

ヤッチ:「水疱瘡(みずぼうそう)みたいに発疹ができるんだよ。」

アルツ君:「俺はハシカやったけかな…!?」

ヤッチ:「ハシカじゃないよ。帯状疱疹になるかもしれないんだって。」

アルツ君:「そんなことになるのかぁ…。」

アルツ君、ショックなのか首をうなだれます…。

ヤッチ:「タ・イ・ジョ・ウ・ホ・ウ・シ・ンだからね。なるとけっこうつらいみたいだよ。」

アルツ君:「まあそうだろうな…。」

ヤッチ:「そうならないといいな?」

アルツ君:「そうだよなー。クビになっちゃうのか…。おい、ばあさん!!俺がそうなったら、お前の家に住まわせてくれるか?」

????

今回はさすがのヤッチもアルツ君が何を言いたいのかわかりませんでした。

(-_-;)

よくよくアルツ君に聞いてみると…。

ちょっと寒いですが…。

『帯状疱疹』を『退場方針』という風に頭に描いていたようです。

特養を追い出される…、クビになる…。

検査(査定)をして、結果次第では特養を退場です。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/10/06 | コメント (10) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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