site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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ファッショナブルな職人

2011/10/28 (金)  カテゴリー: アルツ君
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こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はアルツ君のデイサービスの日です。

さぞかし疲れて帰って来ると思ったのに割と元気です。

相変わらず風呂に入ったかどうかをたずねると「入っていない」という始末…。

しっかり連絡帳にはお風呂に入ったとの記録が残っているのですがまったく覚えていないようです。

「今日は昼飯も食わせてくれなかったぞ。」

「そんなはずがあるわけないじゃない。あんたが勘違いしてるだけなのよ。」

キノコさんにたしなめられます。

「だって腹減ってるんだもん…。ばあさん!早いとこメシ食わせてくれよ。このままだと栄養失調になるぞ。」

「ちゃんとデイサービスの連絡帳に『食べた』って書いてあるんだからダメよ。」

「『ダメよ』ってお前俺にメシ食わしてくんないの?薄情な女だな~。」

「そうじゃないわよ。いまちゃんと作ってるわよ。もう少し待っててね。」

「そうやって時間稼ぎしてお前は俺がいない間美味い物食べてたんだろ?」

「どうして次から次へと憎たらしいセリフが出ててくるのかしら。もう先にお風呂入っちゃいなさい!…あっ!今日は入ってきたんだわね!?」

「ほらみろ!やっぱり入ってないんじゃないか!ああ。お風呂に入りたいな~。」

横で聞いていたヤッチがアルツ君にもの申します。

「そんなに入りたいなら入るか?今から洗わないといけないからもう少し時間かかるけど…。」

「そんなに時間かかるんだったらメシ食って寝ちゃう。ばあさん!メシはまだか?」

「ちょっと待ってってよ~。あとちょっとだから。」

そうこうしているうちに夕食の出来上がりです。

今日はハッシュドビーフです。

ハヤシライスとハッシュドビーフって同じものなんですね。

(^_^;)

アルツ君はこのごろキノコさんがカレーを作るとヒーヒー言ってあまり食が進みません。

いつもと味は変わっていないのに「辛い辛い」といってジャガイモばかりを食べちゃいます。

そんなわけで我が家の食卓にカレーが並ぶ頻度はかなり減って来ています。

アルツ君の前にハッシュドビーフの皿が置かれました。

ハッシュドビーフ
画像は借り物です

「へー。これはなんていう食べ物だい?」

「ハッシュドビーフ♪」

キノコさんがちょいと格好つけた発音で答えます。

「何だか空に飛びそうな名前だな。まあいいや食ってみよ!」

けっしてアルツ君食べたことがないわけではありません。

治る見込みはないと言われていますが、ちょっと記憶を失っているだけです。

(^^ゞ

アルツ君今日は2杯も食べました。

(*^_^*)

「メシを食ったらあとは風呂に入って寝ちゃおう。」

アルツ君どうしても入りたいのでしょうか?

「あれっ?さっき入らないって言ってたぞ?」

「あっそっか?じゃあ寝るだけだ。」

「じゃあ。もう着替えるかい?」

ヤッチが最終確認をします。

「ああ。もう寝るよ。そうだっ?今日は体にひもがひっ付いてるだよ~。」

「ひも???」

「そう。ひもがさっきから体にくっ付いて来てるんだけど取れないんだよ…。」

「なんでかね?朝着替えた時はそんなもの付いてなかったぞ。」

「デイサービスで『おじさん!そんなの放っておいて大丈夫だよ!』って言われたからそのまんま帰って来ちゃったんだよな…。」

「誰にそんなこと言われたんだい?ヘルパーさんかい?」

「いや~。それが誰だかわかんないんだけど『気にしない。気にしない。』って言われたからそれっきりなんだよな~。」

アルツ君首を傾げながら一生懸命過去を振り返っています…。

「だって体に付いてるって言うんじゃやっぱり風呂に入ったって事だろ?」

「そっか~。やっぱり俺は風呂に入ったのかなぁ…。」

「俺は誰がそれを言ったのかの方が気になるんだがなぁ…。」

ヤッチも首を傾げます…。

もしデイサービスのスタッフなら放っておくわけありません。

やはりアルツ君とおなじデイサービスの利用者なのか…。

少しだけデイサービス中での様子を伺わせるような話です。

やはりアルツ君のような悪ガキが廊下の隅でたむろして煙草をふかしてるのでしょうか…。

廊下を忙しそうに歩き回っているデイサービスの若くて可愛いお姉さんにセクハラでもしているのでしょうか…。

若干希望的観測が入ってしまったのは否めませんが、それにしてもひもが体にまとわりつくってどういうことなんでしょうか…???

まさかあの歳で変態プレイをしてきたとは到底思えません…。

(*´-ω・)ンー…

「どこにそのひもが付いてるんだい?」

ようやくヤッチは本題を切り出します。

「それがどこに付いてるんだかわかんないんだよなぁ…。」

「とにかく上着全部脱いで裸になっちゃえ!どっち道寝巻に着替えなきゃなんないんだから。」

「そうだな~。ちょっと脱いでみるからお前そのひもを取ってくれよ。」

アルツ君は少し厚手のニットの下にポロシャツを着ていてその下に白い長袖の下着を着ています。

「風呂から出た時はむこうの人が着替えさせてくれるのか?」

「いやあ…。どっちかわかんない…。」

数時間前のことは覚えていないようです。

いずれにしても上着を脱いでもらって確認するしかありません。

「じゃあ袖を抜いてごらん!」

「それが今日は腕が上手く上がんないんだよな~。右腕だけなんだけどさ~。上手い具合に腕が上がんないんだよな~。」

ときどき腕が痛いと訴えることもあるので今日のリハビリで腕をかなり動かしてきたのかもわかりません。

なんだか脱ぎにくそうにしています。

「おい!お前ちょっと引っ張ってくれよ!どうも上手く動かないわ~。」

ヤッチはアルツ君が一人で上着を脱ごうとしていたので手伝わないでおこうと思ったのですが、さすがに脱ぎずらいようなので手を貸します。

「あれっ?ほんとに脱げないね?ひもがほんとに絡みついてんのか?」

ヤッチが上着を引っ張ってもアルツ君の上着はなかなか脱げません…。

┏(゚ェ゚) アレ?

ようやく少しずつ脱がして首が抜けました。

(*^_^*)

脱げないのも当たり前です…。

ポロシャツを脱いで下着だけになったアルツ君に絡みついているひもの正体も判明しました。

かなりプリティーというかおりこうさんと言うか…。

常識を逸する概念です。

多分アルツ君ファッションセンタームラムラのカリスマモデルかこの地区のファッションリーダーになれるかもわかりません…。

(-_-;)

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ひもの正体を見る

















ひもの正体1

ひもの正体2
右腕を袖に通さずに
首のところから腕を
出しています
┐(´-д-`)┌



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2011/10/28 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

縁起を担ぐ職人

2012/07/26 (木)  カテゴリー: 音楽療法
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日、アルツ君のお世話になっている特別養護老人ホームで、音楽療法が有ると聞いていたので、午後から見学をしてやろうと、アルツ君のところに面会に行ってきました。

午後の何時からやるのかは聞いていなかったのですが、やるとしても午後1時過ぎくらいかなと思って、そのくらいの時間に施設に到着するように自転車を走らせました。

でも、午後1時と言えば、暑い盛りじゃないですか…。

アトゥ─(+ω+;`暑)─イ!!

日焼け止めを塗っての出陣です。

施設に着くとお昼御飯が終わってお昼寝時なのでしょうか…。

いつもはロビー代わりになっている廊下にたくさんの入所者さんがくつろいでいるのですが、今日は人気もまばら…。

ひょっとして、もう音楽療法が始まってしまっていて、どこか違う場所に集まっているのかなと思い、慌ててアルツ君の部屋に飛び込みます。

でも、そこにアルツ君の姿はまだ有りました。

ベッドにちょこんと腰かけて、ポロシャツをたたむような仕草をしています。

ヤッチ:「珍しいね?洋服をたたむなんて…。」

アルツ君:「いや~、そうじゃないんだよ。このシャツ俺のシャツかなぁ???」

アルツ君が手に持っているのは、あまり着ている姿を見たことのないポロシャツです。

洗濯をしてくれる職員さんが専門にいて、部屋に来て、回収してはそれを洗濯して、再びそれを部屋に持って来てくれる何とも至れり尽くせりの環境です。

そのかわり施設にはたくさんの入所者さんがいらっしゃいますから、洋服のタグにはすべて名前を書いて置かないといけません。

アルツ家の苗字は割と一般的な苗字なので、どうもこの施設にも、同じ名字の入所者さんが何人かいて、時々間違って他の入所者さんのものが紛れ込むことが有るようです。

ヤッチ:「タグに自分の名前が書いてあるか見てごらんよ。」

アルツ君:「タグ?なんだタグって?食い物か?」

ヤッチ:「それは多分、『フグ』だろう。そうじゃなくて、どこかに自分の名前が書いてあるだろう?」

言われてはじめて気づいたのですが、『タグ』という言葉を使わないとすると、思い当たる言葉が見つかりません。

(^_^;)

アルツ君:「わかんないよ。ちょっと見てくれよ。」

ヤッチ:「だいたいこれを着たことが有るのか?」

アルツ君:「それがわかんないんだよな~。」

ヤッチはアルツ君からポロシャツを受け取り、めくり上げてポロシャツの左わき腹あたりを探ります。

多分、そのポロシャツは今年になってから、新しく姉が購入したものだと思うのですが、ヤッチにも見覚えが有りません。

(^_^;)

タグを見ると、アルツ君の名前が書いてあります。

ヤッチ:「やっぱり旦那さん(アルツ君)のポロシャツだよ。ちゃんと名前が書いてあるもん。」

アルツ君:「ちゃんと書いてなくたって、名前が書いてあれば、俺のっていうことだろっ!?」

ヤッチ:「相変わらず、口が減らないね~。」

アルツ君:「口は生まれた時から一つだぞ。」

ヤッチ:「まあ、いいや。それより今日音楽療法が有るの知ってたか?」

アルツ君:「なんだ!?音楽療法って?」

ヤッチ:「この間、後半の方に少しだけ参加したじゃないかよ。楽器の演奏に合わせて歌を歌ったりするやつだよ。」

アルツ君:「あ~あぁ。そう言えば、ごちゃごちゃやってたなあ。あれが今日有るのか?」

ヤッチ:「おっ。よく覚えていたね。そうだよ。」

アルツ君:「でも何でお前が知ってるんだ?俺には誰も教えてくれなかったぞ!?」

ヤッチ:「教えたとしてもすぐに忘れちゃうから教えなかったのか、教えたけど旦那さんが忘れてるかのどっちかだろうな!?」

アルツ君:「あいつら、俺をバカにしやがって…。で何時その音楽なんとかと言うのをやるんだ?」

ヤッチ:「それがわからないから、早目に来たんだよ。」

アルツ君:「お前もその音楽なんとかというのを受けるのか?」

ヤッチ:「俺は受けないよ。見学だよ。保護者かな!?」

アルツ君:「ちぇっ。保護者はいらないよ。」

ヤッチ:「まあ、そんなこと言わずに、どこでやってるのか、ここ(施設)の人に聞いてみてよ?」

アルツ君:「俺がかよ~???面倒臭いなぁ…。」

そう言いながらもアルツ君、興味津々というか、ノリノリ…。

すぐさま、立ち上がって廊下に出て行き、職員さんの姿を探します。

(^_^;)

職員さんが見当たらないのか、廊下にいらっしゃる入所者さんに声をかけちゃってます。

多分聞いても無駄だと思うのですが…。

(^_^;)

アルツ君:「ねえ。音楽なんとかってどこでやってるか知ってる?」

入所者さん:「〇〇行きのバスは2台連なって来てます…。」

やっぱり会話が噛みあいません…。

(-_-;)

そのうち、廊下を忙しそうに通る職員さんの姿が見えます。

アルツ君もそれに気づき、声をかけます。

アルツ君:「ねえ。音楽なんとかっていつやるの?」

職員さん:「音楽療法の事ですか?」

アルツ君:「『りょうほう』だか『かたほう』だか知らないけど、その音楽なんとかってやつだよ。」

職員さん:「音楽療法なら、今日は2階でやりますよ。」

アルツ君:「もう、やってるのか?」

職員さん:「いえ、まだ準備が整わないので始まっていません。利用者さんに順次お声掛けをして、お連れしているので、多分午後2時半くらいから始まると思いますよ。」

アルツ君:「俺も行ってもいいのか?」

職員さん:「もちろんですとも。お声掛けしますのでお部屋で待っていてくださいね。」

前回音楽療法が行われたのは、アルツ君の部屋が有る3階だったのですが、2階でやるようです。

『部屋で待っていてくれ』と言われたのに、もうアルツ君、2階に行こうとしています。

(-_-;)

ヤッチ:「まだ、準備ができてないんだって。声をかけてくれるまで部屋で待ってたら?」

アルツ君:「そんなことしてたら、日が暮れちゃうぞ。」

ヤッチ:「まあ、そんなに急いでも、先生が来ないと始まらないんだから…。」

アルツ君:「仕方がない…。待ってやるか…。」

ようやく自分の部屋のベッドの上に腰かけます。

その後も何か物音がすると何度もベッドと廊下を往復です。

やっとアルツ君に声が掛かりました。

アルツ君:「おっ。音楽なんとかに行ってみることにするか…。」

今まで短い距離しか歩いていなかったので気づきませんでしたが、3階から2階までのちょっとだけ長い距離を歩くと、アルツ君、足がふらつきます。

ついこの間は歩行が改善していると喜んだばかりなのに…。

(つд⊂)エーン

ヤッチ:「なんだよ。ヨレヨレじゃないかぁ。車椅子のお世話にならないとダメなんじゃないか?」

アルツ君:「そんなことないさ。あんなもんの世話になるくらいなら、足を切ってやる。」

足を切ったら絶対に車椅子なのにわけのわからぬ論理です…。

(-_-;)

2階に着くと、まだ入所者さんはそんなにたくさん集まっていない様子で、用意されたアルツ君の席は先生のピアノのすぐそばです。

ヤッチ:「なんだよ。特等席じゃないかよ~。大変だ。」

ヤッチはアルツ君の後ろに席を用意されました。

参加希望の入所者さんがだいたい全員集まったところで、先生登場です。

最初は先生のピアノの演奏とともに手拍子をして、演奏が途切れたら隣の人と手をつなぐというもの…。

傍から見ていると、幼稚園に居るのかと思ってしまうようなことをやっていますが、運動機能の低下している方もいらっしゃるようで、なかなかこれができない人もチラホラ…。

先生はこれを段々と複雑なものにしていきます。

先生:「今度は私が演奏を止めた時に『カミナリ』と言いますから、皆さんはある動作をして下さい。『カミナリ』と言ったら普通何をしますか?」

「おへそをかくす。」

入所者さんのどなたかが即答です。

先生:「そうですね。『カミナリ』と言ったら、おへそをかくしますねえ。では、私がピアノをやめて『カミナリ』と言ったら、皆さんはおへそをかくして下さいね。それでははじめますね。」

アルツ君は先生が『カミナリ』と言ったら?とたずねた時、小声で『傘をさす』と言っているのをヤッチはしっかりと聞いてしまいました。

(-_-;)

先生の演奏が始まります。

聞き覚えのある童謡を弾いています。

先生は突然、ピアノをストップし、『カミナリ』と大声を出します。

入所者さんは一斉におへそをかくします。

もちろんできない人もいますが、実に皆楽しそうな表情です。

(*^_^*)

音楽療法が始まる前は、全く表情が無く、能面のような表情だった入所者さんが顔の筋肉を緩めています。

先生は今度は『麦わら帽子』と言ったら、頭に手を持って行くように指示します。

選択肢を増やすことで、このゲーム(?)は複雑になります。

先生:「私が『カミナリ』と『麦わら帽子』のどっちを言うかわからないので、よーく聞いていて下さいね。」

先生の演奏が始まります。

先生がピアノをストップし、『麦わら帽子』と声を発します。

入所者さんの中には、おへそをかくしている人もいます。

やはり認知症が進むとこの程度の事も難しくなってしまうということでしょうか…。

幸いアルツ君は、難なくクリアしている様子です。

さらに先生は『盆踊り』という言葉を加え、この言葉を言ったら、入所者さんが各々思い描く盆踊りのポーズをとるというのを加えます。

こうなってくると、選択肢は3つですからここの入所者さんにとってはかなり高度なものです。

何回かこれを繰り返していると、お隣に教える人や、常におへそをかくしているだけの人と様々です。

中には、先生が『カミナリ』と言うと、その声に反応して、皆に聞こえるように『おへそ!!』と声をあげる人まで出てきます。

そう…。

我が父…、アルツ君です…。

自分はこんなものは簡単だよと皆にひけらかしたいのが前面に思いっきり出ちゃってます。

そのくせ『盆踊り』と言われたときの手は、バレーボールの時のトスを上げるような恰好で、あまり形になっていません。

まあ、本人は楽しんでいるし、他の入所者さんがアルツ君を煩わしいと感じているような反応も見られないので良しとしますかぁ…。

^_^;

音楽療法は他にも色々なことやりましたが、とにかく驚くのは昔の曲を歌ったりするときに、皆さんがしっかりと歌詞を覚えていることです。

歌詞カードなしに2番を歌える方までいて、びっくりです。

そして、過去の記憶をよみがえらせているのでしょうか、泣き出してしまう方までいたりして…。

終盤は前回もやった、先生がピアノを演奏中はマリを回して、ピアノの演奏がストップしたときに、マリを持っている人に質問をして行くと言うやつです。

[関連記事:アルツ君、音楽療法に参加]

今回のお題は『夏と言えば?』です。

マリを受け取って、入所者さん達が答えるのは、たいていは『海』とか『プール』など泳ぎに関する答えが多かったような気がします。

先生が『泳ぎは得意ですか?』などと質問して、話を広げていきます。

多分、この辺りが音楽療法の良いところではないかと自分で勝手に思っています。

自宅などで、脳トレをやろうといっても、面倒臭がるし、すぐ飽きてしまい、長続きしませんが、ここでは自ずと参加しないわけには行きませんし、車座になった他の入所者さんの前で自分の考えていることを発言しなくてはなりません。

適度な緊張なり、プレッシャーが加わるので、脳の活性化にはとても良いように思えます。

(^^ゞ

先生は演奏を続け、またもやアルツ君のところにマリが回ってきたところで演奏がストップします。

先生がアルツ君に質問をします。

先生:「夏と言えば?」

アルツ君:「氷あずき!!」

即答です…。

やっぱりボタモチ関連から離れられないんですね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

先生:「まあ、素敵な答えですね。冷たいものはお好きですか?」

アルツ君:「まあ、甘い物は全般に好きだねえ~。」

(質問の答えになってないだろがっ!!)

先生:「夏に冷たいかき氷を食べるのは私も大好きですよ。」

アルツ君:「氷あずきを食べないと、夏は始まらないし、終わりもしないねえ~。」

(まだこの夏一度も食べさせてないんですけど…汗)


こうして楽しい音楽療法は終了し、アルツ君と二人で部屋に戻ります。

音楽療法は1時間強くらいやっていたのでしょうか…。

おそらく、アルツ君の紙パンツも大汗をかいている頃です。

部屋に戻り、アルツ君に声をかけます。

ヤッチ:「トイレに行かなくて大丈夫か?」

アルツ君:「ああ、大丈夫だ。」

ヤッチ:「でも、パンツ取り替えとくか?」

アルツ君:「取り替えなくても大丈夫だよ。そんなに俺のパンツが欲しいのか?」

ヤッチ:「ああ欲しいね。」

アルツ君:「じゃあ、くれてやる!!」

アルツ君の紙パンツを交換です。

やはりグッショリ…。

紙パンツは毎度の事なので良しとして、ちょっと気になったことが有ります。

いつもは好んで紙パンツの上はハーフパンツを履いているのに、その日に限って、長めの厚手のスウェットを履いています。

???

ヤッチ:「何で今日に限ってこんな長いパンツを履いてるんだ?」

ヤッチは紙パンツを交換しながらアルツ君に質問をします。

アルツ君:「人が死んだんだよ…。」

ヤッチ:「はあ?」

アルツ君:「人が死んだのっ!!」

ヤッチ:「それとパンツとどういう関係があるの?」

アルツ君:「誰だか知らんけど、この中の人が死んだんだってよ。俺が短いパンツを履こうとしてた時に聞いたから…。」

後で姉からのメールで知ったことなのですが、入所者さんのどなたかが、廊下を手すりにつかまって歩いている途中に転倒したそうです。

職員が目を離した隙だったかはわかりませんが、頭を打ち、救急車で運ばれたそうです。

不幸にして、その方は搬送先の病院でお亡くなりになられたそうです。

ヤッチ:「それを聞いたから長いパンツを履いたって言うこと?」

アルツ君:「そうだよ…。俺がちょうど短い方のパンツを履こうとしている時だったからなぁ…。」

ヤッチ:「でも…。そんなの気にすることないじゃん。今日は暑いから短い方のパンツ履こうよ。」

アルツ君:「やだっ!!」

ヤッチ:「どうして?」

アルツ君:「人が死ぬから!!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/07/26 | コメント (4) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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