site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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カーゴパンツの職人

2011/07/23 (土)  カテゴリー: ボタモチ
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

先週からアルツ君のデイサービスに通う日が週1回から週2回になり、今日はその第2週目。

本人は週2回になったことをわかっていないみたい。

おととい行ったばかりで今日ですから普通は覚えているはずですが、本人はそんな事とは知らずにお迎えの車に乗り、またしてもうれしそうに出かけて行きました。
(^.^)/シメシメ

でも朝の様子から一変して帰ってきたときのアルツ君はなんだかとてもご機嫌斜めです。

キノコさんとアルツ君で何だかまた喧嘩している様子です。
(ー_ー)!!

そのうちキノコさんがヤッチを呼びに来て応援を要請します。

「おじいちゃん(アルツ君)がまたいうこと聞いてくれないのよ。ちょっと来て助けて!」

自分の部屋からヤッチが階段を降りていくと、玄関先にアルツ君が折りたたみ椅子を出してそこに腰かけています。

出かける前の職人さん御用達のカーゴパンツは履いておらず、見慣れぬジャージのパンツを履いています。

??

キノコさんが「ちょっとこれ見て。」とデイサービスから毎回もらうサービス提供記録表を差し出します。

サービス提供記録表の「ご本人・ご家族様への連絡事項」の欄に『本日は小失禁があり、ズボンが濡れてしまったため弊社で用意したジャージを履いていただきました。次回お伺いする際にお返し下さい。』と書かれています。

心配になったキノコさんがアルツ君の今履いている紙パンツを取り替えようと借りたジャージのズボンを脱ぐように説得していたようです。

「おじいちゃんがズボン脱いでくれないのよ〜。」

どうも最近失禁関係のお世話はヤッチの任務にされつつあるような感じです…。
(-"-)

まあ仕方ないかあ…。

「そんなジャージ姿はいまどきヤンキーも履いてないぞ!職人はやっぱり寅一でしょっ!」

【翻訳】寅一(トライチ)は作業服メーカーで職人衆の間ではブランド品。粋な職人には一目置かれます。

そういって新しくキノコさんが出してきたカーゴパンツをアルツ君に渡します。
(実はノーブランド。1,280円)

「なんだっ!俺はこんなもん必要ないっ!」

いつもに増して激しい口調です。

べつにジャージは履き替えなくてもいいのですが、その下の紙パンツがまた失禁して重くなっているのが気になります…。

「いやいや。そんな格好をお得意様が見たら『おじさんも老けたわね〜』なんて言われかねないよ〜。」

職人さんはアルツハイマーになっても『お得意様』という言葉には敏感です。

現役を引退しても彼の中に職人魂みたいなものは根強く残っているのでしょう。

一瞬ですがアルツ君の顔色が変わりました。

「お得意様がそういうんじゃ仕方ない…。婆さん!お前のために着替えてやるからなっ!」

断っておきますが、アルツ君は江戸時代に生まれたわけではありません。

確かに『水戸黄門』や『暴れん坊将軍』は大好きですが…。

どこまでも上目線な職人さんがジャージのズボンを脱いで紙パンツ一丁になるとまるで赤ちゃんのよう。
(*^_^*)ククッ

「それからその粋なふんどし(紙パンツ)新しいのに替えようよ。」

「いやだっ!!」

「なんで?」

「やなもんはやなのっ!!」

仕方ないのでヤッチの強行突破です。

アルツ君の紙パンツを力づくでずり降ろします。

ザッーー!!

「なにするんだっ!チンチン取れたらどうするんだっ!」

「とれたってもう使い道ないだろうっ!?」

「バカ言えっ!まだションベンするとき使うわいっ!」

「まあまあ。そのションベンだっていつ出たかわからないんだから…」

「お前は人のことだと思ってよくそこまで言うな!?」

「そうだよん!とれたら畑にチャンと埋めて肥料ににしてあげるから。おいしいキュウリができるよん!」

「勝手にせいっ!」

フッー……。

ようやくズボンまで履いてもらいました…。

そうこうしているうちに姉がやってきました。

会社が休みの日はアルツ君の様子を見にきてくれます。

必ずアルツ君と連れ立って近所のスーパーに行き、そこでアルツ君の大好物の『ボタモチ(おはぎ)』を買ってくれます。

「〇〇ちゃ〜ん!ほら!行くよ!ボタモチいらないの〜?」

姉はアルツ君を自分の親なのに下の名前でしかもちゃん付けで呼びます。

でも不思議と姉には従順…。

態度が急変し、アルツ君はいそいそとスーパーに出かけて行きました。

姉は『ボタモチ』というすばらしいアイテムを身に着けています。

ロールプレイングゲームなら負けなしのアイテムかも!?

姉とアルツ君が『ボタモチ』を買って帰ってきたころはそろそろ夕飯の時間です。

キノコさんが夕飯前に『ボタモチ』を食べてしまうと夕飯が食べられなくなるというので『ボタモチ』を隠してしまいました。

姉はすでに用を済ませて帰ってしまい、アルツ君は再びご機嫌斜めに…。

「おい!俺の『ボタモチ』どうした?隠しやがったなあ〜!!」

大激怒です。

でも『ボタモチ』だけは覚えているんですねえ〜。

怒りのおさまらないアルツ君は普段着姿のまま夕飯も食べずに床についてしまいました。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

【追記】
今日は夕飯はもとより結局入れ歯も外さず、薬も飲まず寝てしまいました。

しかもカーゴパンツのまま…。

これならパジャマのパンツ履かせておけばよかった…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2011/07/23 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

試写会に行った職人

2011/07/29 (金)  カテゴリー: アルツ君
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

我が家は東京23区のはずれにある高級住宅街にあります。

ヤッチ自身はどこに住んでるの?と聞かれるとビバリーヒルズと答えていますが、だれも相手にしてくれません。
(^_^;)

まだキャベツ畑なんかもあってなかなかのどかな田園風景も残っています。

そんな我が家の洗濯物を干す場所は2階にあるベランダです。

断っておきますが、狭いからなわけではなく、自家用車の駐車スペースを広くとるための合理的な設計上の問題からです。
(同じことじゃんっ!)

洗濯は普段キノコさんがやるのですが、キノコさんもご高齢のため湿った洗濯物を二階に持って行くだけの力がありません。

したがって洗濯カゴを二階のベランダに持って行けるのはアルツ君かヤッチということになります。

いつもの役割分担はアルツ君です。

学級委員のキノコさんがアルツ君の体力維持のためにやらせていることです。

時間はかかりますがアルツ君が階段を一段ずつ登り二階まで持って行きます。

今日は普段当番のはずのアルツ君は体調不良を訴え、これをボイコット…。

消去法の末、任務はヤッチとなりました。

もちろんヤッチがやれば片足ケンケンでも10秒で終了です。
(^^)/

キノコさんは洗濯物を干すために二階に登り、ヤッチはモーニングエスプレッソ(いなげや1パック118円)を飲むために下へ降ります。

茶の間への階段を降りていくとアルツ君が階段の一番下に腰かけています。

身体の固くなってきているアルツ君はよくこの場所で靴下を履いています。

本人からすると身体の曲げ具合がここに座るとちょうど良いのでしょう。

最近かなりお気に入りの場所になっています。

二階から降りてくる人間からするとかなり邪魔になります。

今日も苦労して靴下を履いているのかな?

「うまく履けた?」
(^.^)/~~~

???

返事が返ってきません。

いつもなら

「当たり前だろっ!子供じゃあるまいしっ!」

と返ってきます。

アルツ君のお気に入りの横ポッケ付のカーゴパンツはなんだかずり落ちているように見えます。

トイレにでも行ったのかな?

アルツ君のお尻は半ケツ状態です。

「半ケツになってるよ!紙パンツ丸見えだぞ!」

返事が返ってきません…

???

アルツ君が腰かけている階段に少しスペースがあるのでそこに足をかけてアルツ君の横を通り抜けアルツ君の正面に回ります。

息はしていますがまったく血の気がありません…!

「具合悪いのっ?返事してっ!」

アルツ君の肩に手をかけるとTシャツがビッショリ!!

よく見ると額には大量のあぶら汗!!

ビックリするくらいの汗を流しています。

今日の東京は蒸し暑かったとはいえまだ朝ですからそんなに汗が出るほど気温は上がっていません!

近づくとかなり肩で息をし、呼吸もあらい状態です!

さすがにいつも冷静巾着、クール&ダーティーのヤッチもあわてますwww!!

「お~い!声聞こえるかっ!?しっかりして!!」

脳に関して重篤の場合は下手に動かしてはいけないというどっかで聞いた言葉がヤッチの頭をよぎったのでアルツ君の肩に置いた手を動かすのをとどまりました。

代わりにほっぺをつねります。

「お~い!これ感じるかっ?」

まったく反応がありません…。

職人の半ケツになったお尻がどんどんづり落ちてとうとう階段下のフロアに…。

「お~い!しっかりしろっ!!」

人間テンパると近くにいるのに「お~い!」という言葉が増えるもんだなと変な関心をしつつ、

「お~い!お~い!!」

職人の額の汗を近くにあったタオルでぬぐうと今度はどんどん体が冷たくなっていきます。

\(◎o◎)/!

手足が尋常じゃないほど急速に冷えていく感じです…。

自分の方がエキサイトして体温が上昇して相対的にアルツ君の身体が冷えているように感じるのかもしれませんが…

その時は夏の暑い時期のスーパーでトマトを品定めするときに手に取ってみる時のあのトマトの感触に近いものがありました。
(頬にあてたら気持ちいい…)

これはヤバい…。

二階にいるキノコさんを呼びます!!

「お~い!!ちょっと降りてきて!!」

こんな時も「お~い!」です…。
(・_・;)

お~い日も安心どころの騒ぎではありません。
m(__)m

ヤッチの脳裏に救急車が浮かびます…!

キノコさんが二階から降りてきます。

「ちょっと旦那さん(アルツ君)の調子が変だから救急車呼ぼうっ!!」

キノコさんは降りてきたばかりなので状況がまだ理解できていない様子。

「洗濯が忙しいのよ…。なんなの?」

「洗濯なんて言ってる場合じゃないよっ!!旦那さんがどんどん冷たくなってるよっ!」

キノコさんも尋常じゃない状況に気づいたのでしょう…。

「ちょっとおじいちゃん!しっかりして!!」

今度はアルツ君の閉じている眼から大量の涙が溢れ出しました。

優しい家族の愛情に感動している涙とは違うようです。

「涙がすごいよ!早いとこ救急車呼ぼう!!」

ヤッチがキノコさんをせかします。

キノコさんもかなり動揺しているのか

「そうは言うけど歯医者さん断ってないし…」

そう今日はアルツ君の入れ歯が合わなくなってきていたので歯医者さんに予約を入れていたんです。

「なにわけのわからないこと言ってんだよ!こんな状況で行けるわけないしょっ!?」

「それもそうだけど…」

今考えるとキノコさん自分で何をしていいのかわからなかったんでしょうね。
(*^_^*)

「いいから救急車呼ぶよ!!」

ヤッチがこう叫ぶとキノコさんは反応の無いアルツ君に

「救急車呼ぶわよ?いい?」

「聞いたって答えるわけないだろっ!いいから呼ぶよっ!」

ヤッチは携帯電話をポケットから取り出します。

「ちょっと待って!」
(ねるとん紅鯨団はとうの昔です!!)

「なに?」

「ちよっとだけ待ってよっ!おじいちゃんあっちの部屋にまず連れて行きましょっ!」

いつもならもう119番しているところです。

キノコさんのために何回この携帯で救急車を呼んだかわかりません。
(キノコさんも結構病弱…)

携帯で119番通報すると必ず自分の携帯の番号を聞かれるので、すでに自分の携帯の番号を復唱し、シュミレーションはできています。

「火事ですか?救急ですか?」もOKです。

でもなぜかこの時キノコさんの一言に従ってしまったんですね…。

今考えてもその理由が見つかりません…。

???…(=_=)

キノコさんが茶の間へアルツ君を運ぼうと言ったとき、「うん。そうしよう。」

そう思ってしまいました…???。
(-_-)

へたり込んでまったく力のないアルツ君を3メートル運ぶのは容易なことではありませんでした。

酔いつぶれて動けなくなった女の子を何回か運んだことはありますが、自分の父親とこんだけ密着プレーするのは40年以上ぶりかもしれません。

しかもやっぱり男だけにゴッツイです。
(・・;)

ベアハッグないしはフロントス―プレックスの形をとり、職人の両脇の下にヤッチの両手を通して職人の背中で自分の手を結びます。

キノコさんにはヤッチの肩にアルツ君のあごが乗るように促します。

「『せ~の!』で持ち上げて動かすからなるべくのけぞらないように支えてて!」

たぶんキノコさんには設計図はできていないと思います。

「とにかくじいさま(アルツ君)のあごが俺の肩に乗るようにだけ注意してて!」

せーのっ!!!

なるべく自分の腰を痛めないようアントニオ猪木の『風車の理論』をイメージしてアルツ君と一緒に立ち上がります。

というか無理やりアルツ君を抱き上げます!

アルツ君のひげがヤッチの肩に食い込みます…。

「じいいさまは舌噛んでない?大丈夫?」

「大丈夫!」

キノコさんの頼りない返事が返ってきます。
(キノコさんは自分の口をモゾモゾ…)

「そのまま一気に連れてっちゃうよ!」

ガブリ寄りの態勢です。

まわしをとれない分負担がかかります。

一気に土俵際までアルツ君を持って行き茶の間のソファに寝かします。

ヤッチの完全勝利です。
\(^o^)/

この体の取り方で本当によかったのかは疑問が残りますが、とにかく思いついた方法がこれしかありませんでした。

祝杯ムードに酔いしれるまもなく、半ケツ状態のまま運んで一緒について来てしまったカーゴパンツ君をアルツ君の膝元からはぎとります。

キノコさんがアルツ君に声をかけます。

「おじいちゃん!!大丈夫?起きて!!」

正直に言います…。

ヤッチはこの時アルツ君はもう起きないのではないか!?…

あの冷たくなった職人の腕の感触は今でも焼きついています。

ずいぶん細くなっちゃたなあ~。




ところが…。




アルツ君…。




意識を取り戻しちゃいました。
(^.^)/~~~


「だいじょうぶだよ~」

頼りない細い声ですがそう言って目を開け我に返ったようです。

この後アルツ君はずっとソファに横たわり熟睡状態…。






昼過ぎに再びやっと目をさまし最初に吐いたセリフが

「何だか大勢来てな~。何だかボタモチ食いたくなっちゃった。」

意味不明の言葉ですが、ヤッチがアルツ君に声をかけます。

「やっと目が覚めたね!誰か川の向こうで呼んでなかった?」

「呼んでたような気もするな~。」

「じゃあ試写会でよかったじゃん!」

この後のアルツ君はいつもの自分を取り戻し、夕食についても普通に食べていました。

でもやっぱり救急車呼ぶのが正解なんじゃないかなあ…。

はたしてこれでよかったのか~

どう思います…???


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メマリー錠と職人

2011/08/02 (火)  カテゴリー: 認知症の薬の事
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

先週の金曜日にアルツ君は具合が悪くなってしまい、予約していた歯医者さんをキャンセルしてしまいました。

(このことについてはこのブログ『試写会に行った職人』を読んでくださいね。)

アルツ君が寝る前に必ずキノコさんに外しているかどうかのチェックを受ける入れ歯のメンテナンスのための予約でした。

噛み合わせがちょっとでも狂うと食事が取りづらくなってしまうために定期的なメンテナンスは欠かせません。

今日は再び予約が取れて午前中にキノコさんと歯医者に行ってきました。

午後はヤッチがキノコさんに代わって普段かかり付けの主治医のところにアルツ君を診察に連れて行かなくてはなりません。

アルツ君にしてみれば1日に2件もお医者さんに行かなくてはならないので、結構ハードスケジュール。

でも今日は先週の金曜の出来事が有るのでどうしても一緒に連れて午後は主治医のところに相談に行かなくてはなりません。

午前中はキノコさんに少ないとは思いましたが1万円を渡しました。

後期高齢者医療保険が充実しているからなのか、その歯医者が良心的なのかはわかりませんが、そこの歯科医院で払うお金は高くてもせいぜい千円前後のことが多いのでヤッチにしてみれば大盤振る舞いです。
(*^_^*)

「もし足りなかったら後で払いに行くからって先生に言いな。」

1万円ポッチでかなり格好つけすぎました。
^_^;

「帰りに買い物してくるから少し遅くなるかもしれないわ。」

どうして女の人は買い物が大変大変と言いながら買い物が好きなんですかねえ〜。

昼すぎになりアルツ君が先に帰ってきてしまいました。

「ばあさん(キノコさん)は?」とアルツ君に聞きます。

「知らない。買い物でも行ったんだろっ。」

聞く方が間違いでした…。

「入れ歯は調子よくなった?」

「調子良すぎて大変だ。これじゃあ200年は生きられるな。」

そんなに生きられても…。

「それよりなんか疲れたぞ〜。水くれよ。」

そう言いながらアルツ君は椅子にへたりこんでしまいました。

あまり外に出かけなくなってきているので彼には相当長旅だったんでしょう…。

麦茶を1杯グラスに入れ、アルツ君に手渡そうとするとまたしてもなんか様子が変???

また額から大量のあぶら汗です。
\(◎o◎)/!

「また調子悪いのかっ?」

「ふーん。」

今回は意識があるようです。

「何だか疲れた〜〜。」

ちゃんと受け答えするし、麦茶も飲んだので救急車は呼ばなくて済みそうな感じです。
(ー_ー)フー!

今日は主治医のところに行くので血圧を計っておくことにしました。

ダルそうなアルツ君の腕に血圧計を巻きつけスイッチオン!

「あいたたあああ!」

最近のアルツ君はかなり大袈裟…。

結構余裕がありそうです。

血圧は上が79、下が60、脈拍77。

えっ〜!生きてんのっ!?

「死んでるじゃね〜の?」

「かもしんない…。」

まあこれだけの会話ができれば今日は死なないでしょう…。

(デリカシーの無い人間!そう…。それがヤッチです…)

それにしても血圧がこんなに低くていいのかな〜。

アルツ君はアルツハイマーの薬(アリセプトとメマリー)ももちろん飲んでいますが、血圧が今まで高かったので高血圧のための降圧剤も飲んでいます。

それが上が180なんていうのはしょっちゅうでしたから、ちょっと異常です…。

「午後医者に行かなきゃならないんだから、今死ぬなよ!」

「わかったよっ!なんとかしてやるけどボタモチ食わせろよっ!」

ちょっとかわいそうなので休ませてやることにしました。
(^^)/


キノコさんがようやく帰ってきました。

両手に大量の荷物を抱えています…。

「おじいちゃん(アルツ君)のボタモチを買おうと思ったら買いすぎちゃって…。」

買いすぎではなく、買い占めです…(涙)

「で歯医者のお金は足りたの?」

「足りた!足りた!600円で済んだわ!」

「へー!ずいぶん安かったね!?だいぶお釣り余っただろ?」

「お釣り?お釣りなんかないわよ!買い物してきたんだから!」

またしてもやられました…(涙)

やつにデカいキャリカー(介護用の荷物がたくさん入る押し車)を買い与えたのが間違いでした…。

洗濯物の入った洗濯カゴを二階に運べないのはウソかもしれません…。

アルツ君はその横ですでにボタモチをパクついています…。

(お前さっき具合悪かったんだろっ!!)



キノコさんのお蔭で昼飯はかなり豪華なもとなり、そろそろアルツ君を主治医のところへ連れて行く時間です。

主治医のクリニックは歩いて3,4分のところにあり、キノコさんが午前大量に食材をゲットしてきたスーパーのちょうどはす向かい。

今日はどういうわけだか混んでいる様子。

俺が来るの誰が教えたんだと妄想しつつ待っているとアルツ君の名前が呼ばれます。

診察室に入り、看護師さんに脈拍を計ってもらいます。
(いいなあ。俺も計ってもらいたい…)

今度はやや低いもののまあ許せるくらいの血圧です。

主治医に先週金曜日の事と今日の午前中の事を話すと

「血圧の薬減らした方がいいのかなあ…。」

低血糖でこんな症状が出たりしないのかも聞くと

「おそらく降圧剤を飲んでいるせいで一時的に発作的な症状が出たんでしょう。低血糖ということは考えにくいなあ。」

「今回は血圧の薬を1剤やめましょう。ヘルベッサーというお薬を今まで出していたんですけど、これはやめてみましょう。」

「あと認知症の薬のメマリーなんですけど、これも量を減らしましょう。」

アルツ君は先週からメマリー錠を10mgから20mgに増やし、夕食後に飲んでいます。

これをもとに戻し、夕食後に10mgにしようというのだ。

結構強いのかな?

「先生この薬は強いと伺っていますが、眠くなる成分とかも入ってるんですか?」

「まったく入っていないわけじゃないけど、どうしようもなくなるほどの成分は入っていないよ。どうして?」

「いや〜。最近どうも寝ていることが多くなって、眠気というかやる気みたいなものが全然ないんですよ〜。」

「それはおそらく病気のせいで薬のせいではないと思うよ。そもそもそれを改善しようと思ってこのメマリーを出してるんだからね〜。」

少々言いくるめられてしまったような感じだ…。

先生本当はこのメマリーという薬を処方するのに自信がないんじゃないの?と言ってやりたかった…。

メマリーのような新薬については副作用などの症例のデータが少ないから結構手さぐりなんじゃないかとヤッチは思っている…。

ただアルツ君のように高血圧の薬とこのメマリーの整合性みたいなものが出てくるとまったくどう推理していいかわからない…。

もともと血圧の薬を飲んでいなければ、メマリーの効能や副作用だけを考えればいいわけだが、アルツ君は朝はアリセプト(やはり認知症の薬)を10mg飲んでいてメマリーを飲んでいない。

そこに降圧剤が加わるからますます話はややこしくなる…。
(ー_ー)!!

今回も降圧剤をすべてやめたわけではなく、まだ2剤降圧剤を服用しろという話。

まったく憶測だがイッペンに降圧剤をやめようとは医者も多分言えないし、できないんだろうな〜。

なんだかモヤモヤした気持ちで診察室をあとにしました…。

自分のことなのにアルツ君は全く他人事のようで

「俺は小便したくなっちゃたから先に帰るぞ!」

調剤薬局には寄らずに先に帰っていきました。

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

【追記】
2012年になってアルツ君が実はレビー小体型認知症も発症しているのではないかという疑問が生じてきました。

レビー小体型認知症であれば、アリセプトやメマリーなどの認知症の薬に対して過敏症状が出て、上記のような副作用が出ることも至極当然な結果となります。

多量の認知症の薬の服用がレビー小体型認知症の症状の一つであるパーキンソン症状の悪化をもたらすことにもなりかねません。

もしご家族などにアルツ君のように、薬に対して過敏になっている方がいらっしゃるとすれば、アルツハイマー型認知症だけという診断を受けていたとしても、レビー小体型認知症ではないかという問題意識は少なからず持っておられた方が良いと思います。

現在(2012/01/09)アルツ君は今までの主治医に紹介状を書いてもらい、レビー小体型認知症かどうかの診断をしてもらう予定になっています。

以後のことについては、このブログの中で追々記事にして行こうと考えています。

関連記事
※このブログにもたくさんの参考になるコメントが寄せられています。
是非コメント欄も合わせてごらんください。

参考コメント




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台風一過

2011/08/06 (土)  カテゴリー: 姉
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日の東京はカミナリがゴロゴロ鳴っていて何だか不安定な天気。
(llllll゚Д゚)ゴロゴロ

雨が降るかと思いきや結局降らなくてムシムシした陽気。

ヤッチも雨が降る前に早目に明日の朝ごはんのパンを買いに行ってきました。

最近はアルツ君もヤッチ派に仲間入りで朝は小倉&マーガリン。
(^.^)/~~~

近所のスーパーに愛車のメルセデスを走らせます…。

自転車置き場に愛車を置き、売り場へと…。

今日は時間帯がよくなかったのか小倉&マーガリンが一つしかありません。
…(涙)

ヤバい…!マニアが増えてきたのか〜?

仕方なく一つはジャム&マーガリンにして明日はヤッチはジャム&マーガリンで我慢です。
(ノд・。) グスン

紙パックのコーヒーをカゴに入れレジへ向かいます。

なんか忘れていると思ったらマイバックを忘れてきてしまいました。
(・・;)

レジで精算のときに「レジ袋はご利用になりますか?」と聞かれた時に「いらない」というと2円引いてくれます。

買い物が少ないからレジ袋もいらないか〜?

レジで案の定お決まりのセリフを言われます。

「レジ袋はご利用になられますか?」

「いりません…。」

ときどき「貸してください。」と言いたくなるのはヤッチだけでしょうか…??

むき出しのまま自転車置き場に行き、無造作に愛車のカゴに放り込みます。

そろそろアルツ君がデイサービスから帰って来るころです。

だいたい夕方の4時半ごろには施設の車で送り届けてくれます。

自宅に戻るとすでに姉が来ていました。

何度か登場しているのでご存知かと思いますが、姉は会社が休みのときにアルツ君の様子伺いに来てくれます。

部屋を見回し散らかっていると掃除もしてくれたりするのでとても助かります。

ただサバサバした性格なのであまり必要か必要でないかの確認をしないでどんどんゴミにしていってしまうところがあります。

キノコさんはどうもこの大雑把な姉の性格がありがたいんだろうけれども得意じゃないようです。

「そんなにやってくれなくても私がやるから大丈夫よ。あんただって会社に行って疲れてるんでしょう?」

遠まわしにやってくれるな作戦です…。

「別にっ!いいわよ!ゴミはあたしがみんな持って帰ってあげるから…。ママはそこに座ってなさい!」

そう言いながら手当たり次第ゴミと思しきものを袋に詰めていきます。

「これもいらないわね!捨てちゃうよ!あっこれもいらないね!」

バンバン捨てられていくゴミたちをみてキノコさんぼう然です。

キノコさんはキノコさんで『捨てられない症候群』の人なので気が気ではありません。

そうこうするうちにアルツ君が帰ってきました。

「ああ。疲れた〜。」

「お帰り〜。〇〇ちゃん(アルツ君のこと)元気だった?」

「元気じゃないよ!もう腹減って死にそうだ〜。」

入って来るなり茶の間のソファにへたり込みます。

姉がアルツ君に向かってそれをとがめます。

「座る前になんかすることないっ?手ぐらい洗いなさい!」

そう言ってアルツ君のおでこピシャリと叩きます。

「あっ〜!あうゆうことすんだから〜。まったく失礼なやつだっ!」

そう言いながら何だか顔はとてもうれしそう…。
(*^_^*)

「はい!そんな座ってる暇なんかないわよっ!早く!ボタモチ買いに行くよ!」

「おい。そんなにせかすなよ〜。ちょっと休ませてくれよ〜。」

「そんな休んでる暇なんてないのっ!はい!行くよ!」

そう言ってアルツ君の腕を引っ張ります。

「あたたたたた!」

「ま〜た〜?大げさなんだから…。男でしょっ!」

もうこうなると姉のペースには誰もついていけません。

アルツ君も観念したようです。

「ママっ!パパとスーパー行くけど、なんか買ってくるもの有るの?」

「そうね〜パンは買ってきてもらったし…。」

「うん!わかった!適当になんか買ってくればいいでしょ!?」

ほとんど聞いてやしません。
(-"-)

姉にアルツ君は連れ去られるように出かけて行きました。

「もう…。あの御嬢さん来てくれるのはいいんだけど、みんな捨ててっちゃうから…」

キノコさんはキノコさんで姉がゴミとして詰めたコンビニ袋をまたほどいて検品しています…。

30分くらいして二人が帰ってきました。

アルツ君は大好物のボタモチを買ってもらってニコニコ顔です。

ただ姉のペースで歩かされたらしくフーフー言っています。

姉は夕食に食べなさいといろいろと惣菜類を買ってきてくれました。
m(__)m

「ゴミは持って帰るわね!〇〇ちゃ〜ん!ちゃんとママのいうこと聞きなさいよ!」

そう言って一方的なセリフを残し、去っていきました。

姉が帰ったあとのアルツ家には静寂が漂います…。

キノコさんが台所で何かガサゴソやっています。

???

何か探している様子です…。

「なんか無いの?」

「そう。確かアンタが買ってきてくれた明日のパンがここに有ったはずなのよ…。」

アルツ君がボソリッとつぶやきます…。

「あいつ台風だな…。」

お嬢様

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2011/08/06 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

疲れたときはしじみ汁

2011/08/13 (土)  カテゴリー: 食事
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

メマリー(認知症の薬)の服用を休止してから第4日目のアルツ君。

今日はデイサービスに行って来ました。
(*^_^*)

そしてアルツ君の帰って来るころには姉も我が家に到着です。

相変わらずの台風姉さんぶりでアルツ君が帰って来ると有無も言わさず近所のスーパーに連れて行きます。

(姉のことについては⇒こちらをご覧ください)

姉はスーパーから帰って来るなりヤッチを呼びつけます。

「〇〇ちゃん(アルツ君)がおしっこ漏らしちゃったからズボン取り替えてやって!」

玄関先で大声でヤッチを呼びます。

さすがのアルツ君も

「そんなに大声で叫んだら俺が小便漏らしたの近所に言いふらしてるようなもんだぞ!もっと小さな声で呼べよ!」

と大声で玄関先で叫んでいます。

ヤッチからすれば似たもの親子です…。
(ー_ー)!!

ヤッチがアルツ君のズボンを脱がしている間アルツ君はなんだか落ち着かない様子。

「なに?落ち着けよ!ズボンをうまく履かせられないだろっ!」

「そんなこと言ったって俺のボタモチ誰かに食われやしないかと思って…。」

「だれも食べたりしないわよ。パパのもん取ったりしないから!」

姉が割って入ります。

「わかるもんか!!あそこにいるばあさんが俺のボタモチ食っちまうかもしれないからな!危ないもんだっ!」

認知症特有の症状なのでしょうか?

冗談めいて聞こえるかもしれませんがアルツ君はマジです…。

「私はそんなことしませんよ。失礼ね!」

キノコさん特有の症状なのでしょうか?

キノコさんもマジです…。

「無くなったら無くなったでまた買ってくればいいんだから!パパ早くズボン履きなさい!」

姉特有の症状なのでしょか?

このアバウトな性格…。

でも姉のひとことにはアルツ君は従順です。

決して飼い主には逆らわない飼い犬状態です。

ズボンを履かせ終わるとさっそくボタモチに飛びつきます。

「待て!」と言われて「よし!」と言われた犬を想像してください。

「あら。あら。そんなに慌てて食べたら喉につかえるわよ〜。」

キノコさんは姉がゴミにしたコンビニ袋をそれとなくほどきながらアルツ君につぶやきます。

「雨が降りそうだから私は帰るわね。じゃーね!あっそうだ!?しじみを買ってきたからパパに飲ませてあげて!じゃーね!」

一方的に言い放って姉は帰っていきました。

「あー!しじみだって!?ばあさんそんなもんどこに隠してたんだ?」

「隠しなんかしませんよ。御嬢さんとあんたが今買いに行ってきたんでしょう。」

最近のアルツ君はなぜかキノコさんに風当たりが強いような気がします。

真面目な性格だらちょっとかわいそうなときもあります。

「わかるもんか!いつも俺に材木ばっかり食わしてんだから…!」

「まあまあ。毒をもられないだけマシなんだから…。」

今度はヤッチが割って入り夫婦の仲を取り持ちます。

気が付くとアルツ君はボタモチを2つ完食しています。

「あらまあ〜。そんな2つも食べたらもう夜ごはん食べられないでしょう?」

「お前がいつも美味いもの食わしてくれないから先に食っちゃったんだよ〜。」

認知症の特有の症状に「とりつくろう」というのが有ると聞いたことがありますが、今のアルツ君がまさにその通りです。

あー言えばこー言う…。


結局大きなボタモチを2つも食べてしまったアルツ君。

今日の夕飯は姉が買ってくれた刺身をちょっととしじみの味噌汁です。

【化学調味料無添加】島根県宍道湖 赤だし しじみ汁 15.5g×10袋セット (5袋入×2個)【フリーズドライ 味噌汁】
写メを取り忘れたので
借り物の画像です
m(__)m


「やっぱり疲れたときはしじみ汁に限るるるね〜。」

アルツ君。江戸っ子じゃあないのに巻き舌です。

「そんなに疲れるほど動いてきたの?」

すかさずキノコさんのチェックが入ります。

「そりゃあ俺だって疲れる時ぐらいあるさ。」

「いつも寝てばかりなのに?」

「お前も失礼だね〜。は〜は〜。それで俺にこんなしじみ汁飲ませてんだな!?」

「なに?どういうことなの?」

「あっさり死んじまえっていうこと!」

【翻訳】
あっさり⇒アサリ
死んじまえ⇒シジミ

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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