site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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紹介してもらった診療所での診察~診察編~

2012/02/02 (木)  カテゴリー: レビー小体型認知症
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« 紹介してもらった診療所での診察~出発編~

カフェで時間を潰し、ようやく予約時間が近づいてきました。

少し早いですが、診療所に向かいます。

診療所の自動ドアを開けると、すぐ横に受付が有りました。

受付には女性が二人いて、少し忙しそうに電話の応対などに追われていました。

廊下と待合室は兼ねた造りになっているようです。

ヤッチは受付で紹介状や健康保険を渡し、初診の登録を済ませます。

完全予約制なのか、診療所内はアルツ君の予約より一つ前の患者さんの同伴者が一人いるだけです。

その方たちの診察が終わったのか、アルツ君の名前が呼ばれます。

アルツ君の名前を呼んだのが先生のようです。

家族4人がゾロゾロと診察室に入り込みます。

初対面の挨拶から始まり、家族の自己紹介を済ませると、アルツ君の自己PRが始まります。

「俺は元気だと思ってるんだけどさぁ~。どっか悪い所でもあるのかね~?」

アルツ君がさっそくフレンドリーな口調で先生に問いかけます。

「なごやかそうで良いお父さんじゃないですか~。それはこれからいろいろ調べてみないとわからないですね~。」

先生も感じがよく、とてもなごやかな雰囲気をかもしだしています。

「名古屋だか大阪だか知らんけど、俺は元気だと思ってんだけどさぁ~。」

ヤッチは書いて持って来てくれと言われた認知症の薬の服用履歴と症状などを書いたメモを先生に手渡します。
(認知症の薬の服用履歴の記事はこちら→認知症の薬の服用履歴~アリセプト、メマリー)

【気がついたおもな症状】
  • 日にちや曜日の感覚が無い
  • 意欲の低下
  • 傾眠(一日中目を閉じている)
  • 食事をしたことや入浴したことをすぐに忘れる
  • 夜間に食事
  • 甘い物を好む(昔からではあるが)
  • 夜間の頻尿
  • 小失禁(トイレの場所はわかる)
  • 転倒(一人で起き上がれない)
  • 立ち上がり方がわからない(最近はやや改善)
  • 前傾
  • 左に傾いて歩く
  • 左足を上手く折りたためない
  • 左手親指の痙攣
  • 歩いている途中に前のめりになり、転倒しそうになる。
  • 食事の途中に寝てしまう(最近は改善)
  • 時々人が枕元に立っている夢を見る
  • 便秘(1週間)
  • 内痔核


先生はヤッチのメモに目を通しながら、認知症の薬の服用履歴にも目を通します。

「うんうん。ということは、今はメマリーを2.5mg飲んでいることですね。」

先生はヤッチに顔を向けます。

「はい。主治医は5mgの処方でしたが、自己判断で錠剤を半分に割って飲んでもらっています。」

「メマリーは半分じゃ意味がないかもしれないな~。」

「とおっしゃいますと?」

「効果が上がるのが5mgからだから、2.5mgならむしろ飲まない方が良いかもしれないな~。」

ここでアルツ君が口を挟みます。

「そうそう。何でもあんまりイッパイ飲まない方がいいよん!!」

一同苦笑…。

今度は先生はアルツ君の腕の上がり具合を確かめたり、腕を揺さぶったりして何か触診をしています。

「一応、テストをしてみますかね?」

長谷川式簡易知能評価スケールのようです。

以前にも主治医のクリニックでこやつをやりましたが、惨たんたる結果。
(記事はこちら→長谷川式簡易知能評価スケール)

でも今日のアルツ君。ギャラリーが多いせいか、非常にさえています。

今回は30点満点中14点だそうです。

でも相変わらず、『野菜の名前を思いつくだけ全部あげて下さい。』の質問に答えられたのは『小松菜』だけ…。

(-_-;)

知的機能障害でいくと中程度ということになるそうです。

程度はどうであれ、アルツハイマー型認知症であるのは間違いないようです。

ここでヤッチは気になっていたレビー小体型認知症についてたずねます。

「先生、父にレビーの疑いはないんでしょうか?」

「これから調べてみないと、まだ何とも言えませんが、もしレビーだとしてもそんなに強い方ではないと思いますよ。レビーの方だったらもっと表情が硬い感じですから、お宅のお父さんのように、表情が豊かじゃないんですよねえ…。」

「歩いている最中に歩行がどんどん前傾して、支えないと転倒しそうになることもあるんですが…。」

「それはもしかしたらレビーの可能性が強いですね…。ちょっと歩いてもらいましょうか!?」

アルツ君に立ってもらい、診察室の中を歩き回ってもらいます。

「んー…。微妙なところですね。パーキンソンだと歩幅がもっと狭くなるのですが、お父さまの場合は、さほど歩幅は狭くないですね。もっと小刻みに歩くようだったら、確実にパーキンソンですけどねえ…。ただ確かに身体が前傾してしまいますね。」

「身体が横に流れるのはどうでしょうか?」

「私の見る限りでは、左足をかばって歩いているという見方もできるなあ…。」

ちょっと歯切れの悪い印象でしたが、先生がここで一つ提案を…。

「いずれにしても長いことMRIも撮っていないようですから、一度MRIを撮ってみましょうか?それと一緒に心筋シンチも撮ってみてはいかがでしょうか?」

心筋シンチ!?

ちょっとチンチンが切り取られるようなイメージですが、こやつを撮るのがレビー小体型認知症かどうかの判断材料になるらしい…。

【引用1】
Q.
心筋シンチ検査って何ですか?

A.
正確には心筋シンチグラフ(あるいはシンチグラフィー)といいます。
人体に安全な水準の放射性薬剤を注射し、特殊なカメラで心臓を撮影することで、
心臓の筋肉の状態や血流を画像化できる検査です。
回答日時:2007/5/27 15:03:33
Yahoo!知恵袋より引用


【引用2】
Q.
レビー小体型認知症の診断に、循環器系の心筋シンチ検査が有効なのはなぜですか?

A.
とてもいい質問だと思います。
レビー小体型の認知症の方は、認知症状のほかに、自律神経系の異常がみられることが分かっています。心臓に限って言えば、心臓の交感神経の脱落がみられます。
心筋シンチの検査にもいろいろありますが、シンチの中には自律神経の働きを調べる検査もあります。
シンチの検査で心臓の交感神経の神経伝達物質(主にノルアドレナリン)の濃度を調べることで、交感神経が脱落していないかどうかを判断することができます。
同じような検査は、パーキンソン病の患者さんでも行うことがあります。パーキンソン病の患者さんにも、同じように交感神経の脱落がみられるので、心筋シンチで交感神経が脱落していないかどうか調べることがあります。
うすっぺらい知識で申し訳ありません。お役にたてれば幸いです。
回答日時:2010/9/21 17:09:39
Yahoo!知恵袋より引用


で、そのために紹介状を書いてもらい、ここまでたどり着いたのですから、断ってしまっては、来た意味は無くなります。

(-_-;)

「是非お願いします。」

「わかりました。それでは、地域連携で検査をしてもらえるところが有るので、そちらに紹介状を書いておきますので、検査を受けて下さい。うちの方では、血液の検査をしておきますね。」

アルツ君流に言わせてもらえば、『またお見合い?』といったところですが、仕方が有りません。

(-_-;)

「今後、服用する薬はどうしたら良いでしょうか?」

ヤッチが先生にたずねます。

「アリセプトで眠気が出るんですよね!?普通アリセプトは眠気が出る方よりは、むしろ興奮してしまう方の方が多いんですよねえ~。まれに眠気が出る方もいらっしゃいますが、お父様もこのレアケースに入るのかなあ…。むしろメマリーの方が眠気がひどくなる方が多いんですよ~。メマリーを止めて…。貼り薬が有るのでこちらを試してみましょうか?」

「飲薬ではないんですね?」

「はい。アリセプトと同じような作用をするお薬ですけど、こちらの方は徐々に皮膚から吸収されていくので、飲薬と違って一気に血中濃度が上がらないという利点を持っています。」

アリセプトで少々痛い目に会っているヤッチは、自分自身がアリセプトに対して薬剤過敏になっている面は否めませんが、一応承諾することにしてみました。

(^^ゞ

「一番少ない量の4.5mgから始めていきましょう。最終的には18mgまで持って行くのですが、これはお父様の経過を見ながら…。あと、夜間に起きたり、頻尿になるということなので、漢方が有りますが、こちらはどうでしょう?抑肝散(ヨクカンサン)という薬ですが…。」

「ではそちらも処方していただけますか?」

「わかりました。こちらは就寝前に飲んでいただいて結構ですから。」

「あと、先生フェルガードを飲んでもらっていますが、これはどうしたら良いでしょうか?」

「特に問題はないと思いますが、フェルガードには若干ガーデンアンゼリカという成分が含まれているので、今は薬を切り替えて経過を見るという段階なので、いったん中止してみて下さい。」

結局アルツ君の処方してもらった薬は以下のようになります。
【アルツ君が処方してもらった薬】
イクセロンパッチ4.5mg(認知症の薬 外用薬)
ツムラ抑肝散エキス顆粒 2.5g
※携帯で閲覧の方はこちらを参照ください→おくすり110番
iモード
Y!ケータイ
ez
認知症関係ではない血圧の薬や便秘薬についてはこれまで通り、普段かかり付けの主治医のクリニックで処方してもらうことになりました。

MRIや心筋シンチの検査がまた別の病院で2週間後に有ります。

料金を支払い、2週間後の予約を取り、診療所を跡にしました。

exelon.jpg
イクセロンパッチ外装


exelon02.jpg
イクセロンパッチ(貼る位置)


exelon03
イクセロンパッチ
アルツ君の背中


yokukakusan.jpg
抑肝散





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2012/02/02 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の診断結果~進行性核上性麻痺の疑い

2012/02/28 (火)  カテゴリー: 進行性核上性麻痺
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

アルツ君がレビー小体型認知症ではないかということで、今月の中ごろの2月13日にそれを調べるために、検査を受けてきました。

[関連記事]:
心筋シンチと脳のMRIの検査を受けてきました
紹介してもらった診療所での診察~診察編~

脳のMRIと心筋シンチの検査結果が、診療所に届き、2月27日(月)に診察と診断結果をアルツ君と一緒に行ってきました。

繰り返しになりますが、今回診察を受けるドクターは、普段掛かり付けの主治医から紹介状を書いてもらった認知症を専門に取り扱うドクターです。

わかりにくくなるので、あえて
  • 掛かり付けの主治医=主治医
  • 紹介してもらった医師=ドクター
で書き進めたいと思います。

検査はドクターから紹介状を書いてもらったさらに別の病院で、今回がドクターの診療所での診察&診断です。

ドクターの診察の日である2月27日は何とアルツ君の84歳の誕生日。

♪(o´∀`b)b♪

そんな日に診断結果を聞きに行くなんて、なんてナイスな奴でしょう…。

(^.^)/~~~

当のアルツ君ですが、もの忘れなどの記憶障害はさほど気になるレベル(普段からひどいので)ではありませんが、ずいぶん短期間で歩行障害が出ています。

結局、ドクターの診療所へはバスと電車を乗り継いで行ったのですが、20mも歩いては一休みしないと、前のめりに転倒しそうになる始末。

ヤッチの腕を杖代わりに歩いたアルツ君ですが、杖代わりにされた腕は今日も悲鳴を上げちゃってます。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

「お前、俺の足を切っただろ?」

「俺がそんなことしたら、もっと俺の腕がつらくなるんだから、そんなメリットの無いことするわけないだろ。」

「そっか…。」

余裕を持って、家を出たので、何とか診療所へは無事たどりつくことができました。

\(^o^)/

お昼前の予約時間でしたが、ずいぶんと混んでいました。

それでも、予約時間を少し回ったところで、アルツ君の名前が呼ばれました。

ドクターがアルツ君に話かけます。

「具合はいかがですか?」

「具合ね~。あんまり良くないね~。」

エ━(;゚д゚)━・・

アルツ君にしてはずいぶんとネガティブな発言…。

いつもなら『元気、元気。どうして俺がこんなところに来るのかわからない。』ぐらいのことは言うはずです。

「は~。どこが良くないと思われますか?」

「わからないけど、なんかおかしんだなぁ…。」

かなり弱気な発言でしたが、顔は笑顔だったので、まあ許してあげましょうか…。

(^_^;)

以下が、ドクターからいただいた、脳のMRIの検査結果と心筋シンチの検査結果です。

コピーしてもらったものをさらに、携帯の写メなので画像はかなり粗いですが、ご容赦のほどを…。

▽引用
頭部 MR検査報告書

患者ID:××××
年齢:83歳
依頼科:放射線科
依頼医:××××
撮影方法:単純MR
患者氏名:アルツ君
性別:M
入外区分:外来
使用薬剤:
検査日付:2012/02/13
病棟:
報告:2012/02/13

MR01.jpg  MR02.jpg

[画像はクリックで拡大します]


【検査目的・臨床情報】
(依頼病名)
パーキンソニズム、アルツハイマー病識別
(検査目的)
(検査コメント)

【所見】
  1. 拡散強調画像で高信号は認められず、ここ1ヶ月以内の急性期病巣は指摘されません。
  2. 体動制御困難があり、画質劣化が有る点ご了承ください。
    傍脳室 Fazekas grade Ⅲ、深部白質 Fazekas grade 2中等度以上の慢性虚血性変化が認められます。
  3. 大脳鎌下、硬膜下に薄い fluid collection が認められます。
  4. 3D T2*強調画像で右視床、左被殻、尾上核等に点状低信号があり、微小出血が疑われます。局在からは高血圧リスクのチェックを要します。
  5. 正中矢状断での中脳被蓋面積が80mm2と委縮を認めます。小脳脳溝拡大もあり、委縮が認められます。
  6. 動きのため画質悪く、統計解析は適応外か。中脳被蓋も含めて局在委縮の評価にはなっていません。このため変性性認知症合併評価などは他のmodalityと併せて検討が必要です。神経メラニン画像を試みましたが、体動制御困難があり、評価に至りませんでした。


【診断】
傍脳室 Fazekas grade Ⅲ、深部白質 Fazekas grade 2中等度以上の慢性虚血性変化

体動制御困難があり、統計解析、メラニン画像は適応外の可能性
側頭窩委縮、また中脳被蓋委縮があり、変性性認知症合併については検討を要すと思われ、臨床経過に応じてフォローアップ評価をお願いいたします。進行性核上性麻痺の症状出現などには念のためご留意ください。
△引用
▽引用
RI検査報告書

部位:心MIBG
患者ID:○○○
年齢:83歳
依頼科:核医学診断科
依頼医:○○○
使用薬剤:ミオ(MIBG)111 MBq
撮影方法:SPECT
患者氏名:アルツ君
性別:M
入外区分:外来
検査日付:2012/02/13
病棟:
報告:2012/02/13

心筋シンチ01  心筋シンチ02

[画像はクリックで拡大します]


【検査目的】
○○診療所・○○先生からのご紹介(地域連携)、AD or パーキンソン関連疾患疑い、易転倒性、Rigidity、Tremor、せん妄、エピソード記憶障害、MMS:14点

【所見】
[Staic image]
Early image(左の画像)、Delayed image(右の画像)とともに、肺への集積と重なっていますが、集積は認められるようです。

H/M比:
Early image 3.338
Delayed image 3.215
と、H/M比は肺への集積もCountされており、参考値ですが、正常範囲(新装置:2.3以上)です。

Washout Ratio(WR) = 0.155

[SPECT]
心筋への集積は比較的良好です。

【診断】
心筋への集積は比較的良好で、心筋交感神経機能は正常範囲と考えられます。
AD>PD、DLBか。
△引用

素人のヤッチには細かな部分は何が書かれているのか、さっぱりわかりませんでしたが、確実にわかったことが1点。

『体動制御困難があり、画質劣化が有る点ご了承ください。』の文言です。

これ、前の記事(心筋シンチと脳のMRIの検査を受けてきました)を読んでもらうとわかると思いますが、あやつ、やはりMRIの装置の中でひと暴れしていたようです…。

(-_-;)

どうも装置の中で、頭を動かしたため、画像がブレて、上手く撮れていないようです。

だったら、「検査の時に、きちんと撮れよ。プロなんだからさ…。」という意見もあると思いますが、まあ、済んでしまったことは、軽く流しますかぁ…。

で、NHKの某番組のように、結論を先延ばしにしてきましたが、肝心なドクターの診断結果は…?

コマーシャルの後にします!?

明言は避けられた感が有りますが、ドクターは『進行性核上性麻痺』の疑いが一番大きいのでは!?ということがおっしゃりたかったような印象です。

「脳は全体的に委縮が進んでいますが、中脳の委縮が有るので、これが、お父様が転倒したりする原因ではないかと考えられるんですがね…。」

「ということは、レビー小体型認知症ではないということでしょうか?」

ヤッチがすかさず突っ込みます。

「心筋シンチの検査は、正常値できれいに映っていますから、画像を見る限りでは、レビーではないといえるかもしれませんね~。」

「では、まったくレビー小体型認知症ではないと?」

「いえ、これは、画像の結果の上での話ですから、今まで息子さんから、お伺いしたことを総合するとレビーではないと言い切れないところが有るかな~。」

ちょっと歯切れの悪いご回答…。

「では、レビーの可能性も有ると?」

「そうですね…。アルツハイマー型認知症が有るのは、間違いないことですけど、お父様のパーキンソン症状が出るのは、この進行性核上性麻痺から来ていることが大きいと思うんですよね…。」

「その進行性〇×□#△にもパーキンソン症状が出たりするんですか?」

「そうです。そうです。別名でいうと、PSP。見分けるのは難しいですが、中脳の面積が小さくなっていることからも、こっちの方が強いと思うんですよ。」

『進行性核上性麻痺』などという言葉を聞くのは、全く初めてだったのでドクターが早口で『進行性核上性麻痺』と簡単におっしゃるのをヤッチは診察が終わるまで、復唱できませんでした。

(-_-;)

別名でいうとPSP…。

何だよ。こっちの方が覚えやすいじゃん!?

読んでいる皆さんも一緒ですよね!?

さあ!!一緒に!!

プレイステーション・ポータブル!!

(-_-;)

どうもこの病気、難病に指定されているとか…。
▽引用
進行性核上性麻痺(しんこうせいかくじょうせいまひ、略称PSP (progressive supranuclear palsy))は、視床下核、黒質など脳内の特定部位の神経細胞が減少することにより、眼球運動障害(特に垂直方向)、歩行異常や姿勢異常(頭部や上半身の後屈)、進行すると痴呆や嚥下困難などを起こす疾患。特定疾患に指定されている。パーキンソン病との鑑別が難しいことがある。また、パーキンソン症と異なり薬物による治療法は現在ない。
△引用
今までアルツ君がレビー小体型認知症ではないかと、疑っていたわけですが、また新たな展開です。

(^^ゞ

しかもまたまた長ったらしいネーミングの病気です。

(-_-;)

ドクターは続けます…。

「もし、お父様がこの病気だと、気休めにしかならないかもしれないですけど、メネシットという薬が有りますが…。これはパーキンソンを抑えるのに使う薬ですが、これを使ってみるのも一つの方法ですが…。」

「父の場合、当然アルツハイマーも有るわけですよね?」

「もちろん有ります。ただ、薬剤過敏が有るということですから、たくさんの量の薬は使えませんね。」

「レビー小体型の認知症の可能性も有るわけですよね?」

もう一度、ドクターに質問を投げかけてみることに…。

「もちろん、薬剤過敏が有ったり、幻視やパーキンソンも有るわけですから、無いわけではありません。」

どういう心境の変化かわかりませんが、アルツ君のレビー小体型認知症の可能性について、つい先日までは、否定的な考え方だったドクターの口から肯定的な発言が出たのは、正直、驚きでした。

いずれにしても、多方面から、病気のことを考えてもらえるなら、アルツ君にとっては、決してマイナスではないかもしれません。

ただ、この時にヤッチ自身には、ドクターの勧めるメネシットという薬についての知識が全くありませんでした。

ドクターの方が経験豊富で、その道のプロなわけですから、もしアルツ君がレビー小体型認知症である前提ならこの薬をみだり使用するわけは有りません。

でも、正直この時は、またこの薬を使って、アルツ君の症状が悪化してしまうのではという不安が有りました。

ドクターを信用しきれていない部分でもあります。

「メネシットという薬は脳のドパミンを増やす薬なんですが、これを少量から使ってみるのも方法なんですが…。通常の100なんですが、これの半分の量から使用していくという方法です。」

「なるほど…。父のパーキンソン症状にはこれが良いとして、今までのメマリーやイクセロンパッチなどは、今は飲んでいませんが、こちらはどうなんでしょうか?」

「たくさん飲むと、興奮するんでしたっけ?」

「いえ。その逆です。眠くなってしまいます。」

「そうすると、やはり薬剤過敏だよな…。」

「いままで、いろいろ薬の種類を変えたり、量を調整したりしてきましたが、どうも父にダメだしされているような感じで、上手いこと行っていませんでしたが、メマリーを半分に割って2.5mgにして飲んでもらっているときが、なんとなくではありますが、症状が安定していたように思えるのですが…。これよりもっと少ない量ならもっと良いかもしれません。」

「なるほどね…。ではどうでしょう!?アリセプトは通常は3mgから始めますが、これを半分に割って、1.5mgではじめてみるのは?」

ようやくドクターと意見が一致したような感じです。

アリセプトをこの量で服用してもらったことは今までに一度も有りません。

試してみる価値はあるかも!?

そう考えたからです…。

「まだ、この量ではやってみたことがないので、自分もこれには賛成です。もし、薬剤過敏が出たら中止しても良いのですよね?」

「もちろん、それは様子を見ている方の判断でやってもらって結構ですよ。」

結局、話し合いの結果、メネシットについては、アルツ君にアリセプトを1.5mg飲んでもらって、薬剤過敏が出ないかを確かめてからということになり、次回の課題になりました。

次回の診察までの2週間は様子を見るという形です。

結局、抑肝散は今まで通り、2.5gを夕食後の服用で処方してもらい、アリセプトを1.5mgを朝食後では、アルツ君の場合は、眠気の心配もあるので、夕食後の服用の処方にしていただきました。

ドクターには否定されると思ったので、申し上げませんでしたが、これに加えて、ヤッチが自分で購入したフェルガード100を朝夕に1包ずつ飲んでもらえば、もし、アルツ君がレビー小体型認知症も持っていれば、このサプリでアルツ君のパーキンソニズムにも効果が有るはず…。

フェルガードの効果がアルツ君の症状の進行を食い止めるカギになり得る可能性も有ります。

今後はメネシットが果たしてアルツ君のような症状を持つ人間に効果的なのか、また、この薬を使った場合、他の薬との飲み合せは大丈夫なのかなど、またまた課題が出てきてしまいました。

(^^ゞ

以上が、今回のアルツ君の検査結果についての診断の内容です。

アルツハイマー型認知症+レビー小体型認知症+進行性核上性麻痺と考えるのが適切なのか、アルツハイマー+進行性核上性麻痺なのか、あるいは、アルツハイマー+レビー小体型認知症なのかというハッキリした結論はいただけませんでしたが、とりあえずは、薬剤過敏に対して、ドクターが理解を示していただけたので、それなりの成果は有ったと考えるべきでしょうか…。

………………………………


診察を終えた時はすっかりアルツ君は腹ペコな状態…。

「お腹空いたでしょ?」

「お腹空いたって言うより、空いてるのにどうしてくれんだってお腹が泣いてるぞ!?」

「何が食べたい?」

「何でもいいよ。食えれば。」

「あそこにマックが有るぞ?食べてみるか?」

「何でもいいよ~。」

まったく考える気力なしです…。

(-_-;)

アルツ君にハンバーガーはどうなのと思ったのですが、意外に本人には新鮮だった様子。

ブロードウェイバーガーにナゲット、それにポテトのSを注文。

ちょっと、後で胃がもたれそうな勢いですが、よっぽどお腹が空いていたらしく完食です。

(*^_^*)

ヤッチの方が途中下車でギブアップです。

(-_-;)

「お前、これっぽっちでもう根をあげてるのか?胃袋の鍛え方が足りないんじゃないのか!?」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

[追記]
ドクターがアルツ君の進行性核上性麻痺ではないかとおっしゃったのには理由が有ります。
診断の後半、アルツ君に実際にドクターがドクターの指を横に動かしたり、縦に動かして、これをアルツ君に目で追うようにおっしゃった時のこと。
アルツ君、横の動きに対しては、なんの問題もなく、目で追うことができたのですが、縦(上下)にドクターが指を動かすと、ゆっくりの動きにもかかわらず、この動きに上手く追いついて行くことができませんでした。
なんでもこの進行性核上性麻痺という病気は、眼球運動障害(特に垂直方向)が出るのが特徴だそうです。

[追記2]
この記事を書かせていただいた約1年後くらいに、大学病院で診察を受けています。
関連記事:
認知症の非薬物療法 ~ 回想療法(PC版)
認知症の非薬物療法 ~ 回想療法(スマホ版)
(2014年2月記)



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2012/02/28 | コメント (16) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

病識のない職人

2014/08/02 (土)  カテゴリー: アルツ君
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「はやく、食わせろ!」


こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

昨日、ボタモチを持ってアルツ君のところへ面会に行ってきました。

アルツ君、居室でリハパンのパッド交換をしてもらったばかりの様子で、ちょうど居室から、女性職員さんが廊下に出てきたところでした。

ヤッチ:「いつも、お世話になっています。」

女性職員さん:「こんにちは。」

ヤッチ:「お昼ご飯のあと、何か食べていますか?」

女性職員さん:「お父様のことですか?」

ヤッチ:「はい。」

女性職員さん:「それなら、今日はお召し上がりなっていませんね。」

ヤッチ:「ボタモチを持って来たので、食べさせてもいいですか?」

女性職員さん:「はい、およろこびになられると思いますよ。今、(居室で)お座りになられています。」

ヤッチは居室の扉をノックします。

アルツ君:「おうっ!」

ヤッチ:「暑いね?」

アルツ君:「そうか?俺はそれほどでもないぞ!?」

ヤッチ:「ここは冷房が入っているからだよ。外に出てみん?アスファルトの上で焼肉パティ―を開催できるぞ。」

アルツ君:「そうか~。そんなに暑いのか~。」

7月の末から、故障した空調設備の修理をすると聞いていましたが、居室にルームエアコンが付いたままということは、まだ工事は終わっていないのか、まだ始まっていないのかもしれません。

ヤッチ:「今日の陽気なら、道路で石焼きビビンバができるよ。ボタモチを持って来たけど、食うか?」

アルツ君:「この暑いのにボタモチかよ…。」

ヤッチ:「今、『俺はそれほどでもない。』って言ってたべ?」

アルツ君:「そうかぁ??」

ヤッチ:「食うの?食わないの?食べるの?食べないの?捨てるの?投げるの?召し上がるの?召し上がらないの?死ぬの?死なないの?」

アルツ君:「いいから、はやく食わせろっ!!」

ヤッチ:「持って来てくれた息子に感謝の気持ちはないわけ?」

アルツ君:「感謝の気持ち?そんなのは30年前にどっかに落としてきた。お前はどっかで拾ってきた。」

ヤッチ:「30年前?30年前って、旦那さんが何歳の時よ?」

アルツ君:「他人に歳を聞いちゃいけないの!」

ヤッチ:「女性限定の話だろ?」

アルツ君:「年寄りも同じだ。」

ヤッチ:「今、認めたな?『年寄り』って言ったよな?」

アルツ君:「うるさいっ!」

ヤッチはスーパーマーケットで買ってきたボタモチをアルツ君の前に広げ、スプーンを渡します。

スプーンを差し出したにもかかわらず、アルツ君、口を開けて、スタンバっています。

ヤッチ:「なに?その口は?」

アルツ君:「お前が放り込んでくれるのかと思ってよ。」

ヤッチ:「な~に、言っちゃってるのかな~。足のほうは、だいぶ腐って来てるけど、まだ手は腐ってないんだろ?自分の手で食えよ。」

アルツ君:「ケチなこと、言ってやがるな~。」

ヤッチ:「ケチはどっちだよ。そんな事言ってると、棺桶の中、ぬか漬けにしちゃうぞ?」

アルツ君:「ぬかは勘弁だな…。せめてあんこにして下さいよ。」

ヤッチ:「おう、わかったよ。周りに敷き詰めるだけじゃなくて、腹をかっさばいて、その中にもメーイッパイ詰め込んでやるよ。」

アルツ君:「つぶあんで、頼むぞ。」

ヤッチ:「で、それを食い終わったら、向こうの棟まで歩こうよ?」

アルツ君:「ああ、構いませんよん。」

ヤッチ:「ばかに素直だね~???」

アルツ君:「『ばか』は余計だ…。」

この日、会話のキレも良かったし、足取りも軽かったようです。

もちろん、歩行器のお世話になりましたが、途中、休むこともなく、別棟に行くことができました。

いつも、別棟の突き当りまで歩いて、アルツ君には、そこに設けてあるテーブルの前に腰かけてもらい、テレビを観て過ごしてもらっています。

ヤッチ:「もう、『大江戸捜査網』は終わっちゃったのかな?囲碁の番組だな?旦那さんは囲碁できるの?」

アルツ君:「昔はやったけど、もう覚えてないな~。」

そんな会話をしていると、すぐそばの居室から、車椅子に乗った女性の入所者さんが出てきます。

この方、記憶の衰えはあるものの、アルツ君と同じように、会話はちゃんと成立します。

アルツ君とも、顔見知りです。

ご本人の話では、心臓にペースメーカーが入っており、トイレに座る事は出来ても自分では立てないとの事。

ヤッチ:「おかあさん、こんにちは。」

入所者さん:「あら、こんにちは。囲碁(の番組)を観てるの?いいわねぇ~。」

ヤッチ:「一緒に観ますか?」

入所者さん:「私は囲碁をできないから、いいわ。マッサージの人が来ることになっているのだけど、まだ来ないから、(廊下に)顔を出したのよ。」

ここの特別養護老人ホームでは、施設で行う歩行訓練などのリハビリとは別に、マッサージを受けている入所者さんが多数いらっしゃいます。

ヤッチもマッサージのお姉さんが利用者さんの居室を巡回しているのをよく見かけます。

以前、施設の職員さんに話を伺ったところ、外部に委託している治療院と入所者さん(家族)が個別に契約して、マッサージなどを受けられるというものらしいです。

介護保険は特別養護老人ホームの入所で枠を使ってしまっているので、マッサージ等は介護保険による給付ではなく、医療保険(後期高齢者医療保険)の給付の扱いになるようです。

したがって誰でもマッサージを受けられるというわけではなく、医療保険の扱いですから、医師の診断を仰ぐことになるようです。

原則、歩行が困難な人や寝たきりの人が受けられるようですが、実は、歩行が怪しくなってきたアルツ君にも、つい先日、姉がこのマッサージを申し込んだばかりでした。

ヤッチ:「俺が呼んでくるか、さがしてきましょうか?」

入所者さん:「ううん、ここで、な~にをするわけでもねえし、遊んでるだけだからいいわ。」

ヤッチ:「失礼なことをきいちゃったかな?」

そこへ、ちょうど、マッサージのお姉さんがいらっしゃいます。

すいません、どうネーミングしてよいのかわからないので、ここでは便宜上、『マッサージのお姉さん』とさせていただきます。

そのお姉さんがヤッチとアルツ君が一緒にいるのに気づきます。

入所者のお母さんには、大変申し訳ないことですが、入所者さんのマッサージより、ヤッチとお姉さんの立ち話が先になってしまいました。

お姉さん:「先日、お姉さま(こっちは実の姉のことです。)から、お話を伺って…。」

ヤッチ:「あ、どうも…。はじめまして。というより、お姿はよく拝見していました…。」

お姉さん:「早速ですが、どういったご様子なんですか?」

ヤッチ:「最近、歩行がかなり怪しくなってきていましてね。施設の中では歩行器を使わせていただいているんですが、なかなか歩いてくれないもんですから…。」

お姉さん:「息子さん(ヤッチ)が、お父様と(施設の)中を歩いているのは、よくお見かけしますけど…?」

ヤッチ:「それが、俺が言っても、最近、なかなか歩いてくれないんですよ。今より筋肉や関節が固くなってしまうと、二足歩行ができなくなってしまうのではないかと思いましてね…。姉もその辺を心配して、そちらにお願いをさせていただいた次第です。」

お姉さん:「実際に気になる箇所というのは?」

ヤッチ:「もともと、左ひざがカックンと折れて、転倒しそうになることがあって、最近は運動不足のせいもあるのだと思いますが、両膝とも…。なっ?旦那さん?」

アルツ君:「誰?俺?俺はまだ歩けるさよ~。どっこも悪いところなんてないぞ!?」

ヤッチ:「本人はこう申しておりますが、時折、『重い、重い。切っちゃえ!』なんてことを申しております。」

お姉さん:「そうですか…。お医者様に掛かられたことは?」

ヤッチ:「足だけについて、診てもらったことはありません。こっち(認知症)については、いろいろお医者さんにも診てもらいましたが、パーキンソン(症状)だっていうお医者さんもいれば、運動不足だっていうお医者さんもいて、正直わからないです。」

お姉さん:「えっ?パーキンソン?」

ヤッチ:「そう。レビー(レビー小体型認知症)かもしれないと言われたこともありますし、PSP(進行性核上性麻痺)ではないかと言われたこともあります。最近では前頭側頭型認知症の症状もあるなんて、言われています。疑いだしたら、全部当てはまっちゃうのがこの病気だって、俺は最近思うんですよね…。なっ?旦那さん?」

アルツ君:「そうだよ。医者なんて、悪くもないところを悪いと言って、カネをふんだくる商売だからな?」

お姉さん:「そうですね…。診るお医者さんによって診断がまちまちですからね…。」

ヤッチ:「PSP(進行性核上性麻痺)なら、体が後屈するわけでしょ?でも、旦那さんの場合、前傾がひどくなってますからね…。」

お姉さん:「そうですね、(PSPの場合は)後ろに傾く方が多いですよね。」

ヤッチ:「で、難病の申請をしようかというところまで行きましたが、結局、お医者さんのほうで、申請になるまでの十分な条件を満たしていないっていうことで、やんわり断られました。その後、別の病院の直近の診察では、ATD(アルツハイマー型認知症)の症状のほうが強く見られるで終わっています。」

お姉さん:「お薬は?」

アルツ君:「以前は飲んでいましたが、頭(認知症)の薬については、なにも今は飲んでもらっていません。もともと薬に敏感なのは事実だし、薬嫌いなので…。なっ?旦那さん?」

アルツ君:「そうだよ。変な薬を飲むと、美味いもんもまずくなるからな!?」

お姉さん:「そうですね…。お薬はあまり飲まない方がよいみたいですね。」

ヤッチ:「薬を飲んで、グッタリとやる気のなかった姿の方が今から思えば、病気ですよ。」

お姉さん:「お見受けする限り、体つきも、他の方に比べるとしっかりとされていますよね?」

ヤッチ:「元々、植木屋なんです。ハシゴを上ったり、下りたり、チョキチョキやってましたからね~。腕だって、その頃は俺の倍くらい有りましたからね。ねっ?旦那さん?」

アルツ君:「倍は何ぼなんでも言い過ぎだろぅ~。」

お姉さん:「骨格もしっかりとしてらっしゃいますよね?」

ヤッチ:「旦那さん、ほめられてるよ?どうする?」

アルツ君:「ほめられたって、カネは持ってないぞ!?」

お姉さん:「わかりました…。今後なんですけど、どういった方向で進めていきましょうか?歩行訓練とかは?」

ヤッチ:「歩行訓練はこちら(特別養護老人ホーム)の療法士さんがやって下さっているみたいなので…。」

お姉さん:「では、マッサージを中心にやらせていただいて…。時折、仰向けの姿勢で、膝などに負荷をかけるというのは?」

ヤッチ:「その辺は、お任せしますよ。手さぐりではじめていただいて、何かこうした方がいいというのが有れば、実践していただいて構わないですよ。」

お姉さん:「今度、一度、診させていただいてご報告させていただきますね?」

ヤッチ:「それと最近、視野が狭くなっているような気がします。歩行と視野の狭さというのも、もしかしたら因果関係が有るのでは?と素人判断で考えています。」

お姉さん:「なるほど…。」

ヤッチ:「いずれにしても、一度、ご自身の目で確かめて下さい。プロの目から見ると、どうなのか教えていただけると、ありがたいです。姉が身元引受人になっていますが、姉は夜じゃないとここには来ないので、私におっしゃっていただけば、姉に私から何か有れば伝えます。」

お姉さん:「わかりました。では、今後ともよろしくお願いいたします。」

ヤッチ:「あ、すいません。それと、時々、お金のことを心配しますので、お分かりになっていると思いますが、うまい具合に…???」

お姉さん:「あ、わかりました。お父様、お金のご心配はなさらないで大丈夫ですよ。」

アルツ君:「あ、そう。」

お姉さん:「では。」

お姉さんはマッサージを待っていた入所者さんと一緒にデイルームのほうへ…。

二人だけになったところで、ヤッチはアルツ君に話し掛けます。

ヤッチ:「旦那さん、今度っから、足をマッサージしてくれるらしいぞ?」

アルツ君:「『今度』っていつよ?」

ヤッチ:「たぶん、来週じゃないか!?」

アルツ君:「来週っていつよ?」

ヤッチ:「その説明をするといつまでかかるかわからないけど、どうする?」

アルツ君:「じゃあ、やめとく!」

ヤッチ:「ただ、お嬢さん(姉)の話だと、週に3回もマッサージしてくれるらしいぞ。」

アルツ君:「へえ…、マッサージ?」

ヤッチ:「マッサージはわかるよな?」

アルツ君:「わかるさよ~。揉んでくれるんだろ?」

ヤッチ:「そうだよ。あんなにきれいなお姉さんが揉んでくれるんだぞ?3回のうち1回くらい、俺にその時間を分けてくれないかなぁ…???」

アルツ君:「俺は、どっこも悪くないから、構わんぞ。」

ヤッチ:「なんだか、今日は妙に素直だね~。夕立ちでも来るのか?」

アルツ君:「お前も少し頭を揉んでもらえ!そうすりゃ、少し芽(毛)が出るかもしれんぞ?」

ヤッチ:「うるせ~えよっ!」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2014/08/02 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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