site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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製作活動

2011/10/22 (土)  カテゴリー: 下の話
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こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

昨日はやはり明け方まで寝ることができませんでした。

キノコさんも今日の昼間はさすがに寝落ちしたようです。

アルツ君自身は全く昨日の小失禁の繰り返しは覚えていない様子です。

ヤッチ自身が寝不足なのですから張本人のアルツ君はもっと寝不足なはずです。

なのにヤッチがやっと眠りについたすぐ後くらいに早々と起き、自分の朝ごはんのパンを探し、キノコさんを起こします。

だいたいこれが朝の6時くらいですからなかなかタフなやつです…。

自分が寝不足であるという記憶すらないのですから素敵すぎます。

ある意味うらやましい限りです。

まったく昨夜の出来事をおぼえていないアルツ君に昨夜アルツ君が脱いだ紙パンツの入った袋を持たせます。

ちょっとびっくりするくらい重いです。

「ちょっとこれ持ってみな?」

「なんだ?それは?ボタモチか?」

「なわけないでしょ!」

「へー。ずいぶんとまた重いな~。何が入っているんだ?」

「紙パンツ。」

「ばあさんのか?」

「お宅の奥さんはまだそいつにお世話になってないよ。」

「じゃあお前のか?」

「俺が使うとすればプレイ用だな。」

「じゃあ誰のだ?」

「決まってるだろ。旦那さんの。」

「俺はパンツ今履いてるぞ。やろうか?」

「いらないよ!それにしてもよくこんだけ出したよな~。どうせ出すなら金になるのを出してくれるとありがたいんだけどな~。」

「わかんないぞ~。金が出てくるかもしれないぞ!?」

「出てくるとすれば、玉が二つがいいところだな。」

「それじゃあ俺は女になっちゃうぞ!?」

「そうなりゃ立って小便はできないな。」

「それは無理!へー。だけどこんだけ出たんじゃまたいっぱい飲んどかないと痩せちゃうな!?」

「いやいや。もう勘弁してくれよ~。」

昨日の失敗はもう一枚パッドを紙パンツの中に敷いたのですが、付属のずれ防止のテープをキチンと固定していなかったのでアルツ君が布団の中で寝返りを打ったり、トイレに立って用を足すときのブツの出し入れで完全にパッドがヨレヨレになってしまい、返って後始末に手間がかかってしまったことです。

しかもパッドを敷いたとしても交換しないといけないので結局紙パンツを履きかえてもらうのと同じ結果になってしまいます。

今日はコメントでこのパッドに裏側に切り込みを入れたら良いというアドバイスをいただいたのでさっそく実践です。

ヤッチの認識が間違っていなければ、パッドの裏側つまり防水になっている側に切り込みを入れるというものです。

ここに切り込みを入れれば、アルツ君がもし失禁をしたとします。

まず最初におしっこを吸収するのが紙パンツに敷かれたパッドです。

ここにアルツ君が気持ちよ~くしちゃうわけです。

(゚д゚)キモチイイー

パッドには吸収ポリマーがついていますが、キャパをオーバーすれば染み出します。

通常であれば、キャパをオーバーしたおしっこは逃げ道がなくなりお尻の方や横のすき間を見つけ氾濫を起こし、堤防を突き破ります。

そうシーツがケツ下浸水になるわけです。

ところが今度教えていただいた方法でパッドに切り込みを入れておけば、キャパをオーバーしたおしっこがまず最初にこの切れ込みから染みだし、紙パンツについている吸収ポリマーにバトンタッチするわけです。

毛細管現象をうまく利用した実に理にかなった方法なので感動してしまいました。

理論的には紙パンツがおしっこ5回分の吸収力でパッドが2回分の吸収力なら5+2回分の計7回分の吸収力になります。

反対に5回に一回紙パンツを換えるのと7回に一回換えるのとでは7回に一回のほうが交換の手間は大幅に軽減されるわけです。

睡眠時間もそれだけの分確保されるますもんね。

いろいろ面白い方法があるんだなあと感動すると同時に介護をしていらっしゃる方々が実に真面目に勉強なさって御親切に教えていただけたことにも感動です。

ヤッチは後半アルツ君に「もうその辺に垂れ流しとけば?」と言ったくらいですから…。

(^^ゞ

今日の午後はさっそくアルツ君の多い日も安心紙パンツの製作です。

小さなころは『実験坊や』という異名を持つほどのプリティーなヤッチです。

ちょっと今日も「失禁してくれ!」とお願いしたい部分があるのも否めません。

もちろんフラフラですが…。

途中姉がやってきて不思議そうな顔をヤッチに向けます。

事情を話すとさっそくアルツ君に説教です。

「ちゃんと〇〇ちゃん(ヤッチのこと)にお礼を言ったの?」

「なんだ?お前来てたのか?行くのか?」

「行くじゃないでしょ!感謝をしなさい!感謝を!」

「なんで感謝しなくちゃいけないんだ?礼を言わなきゃならないこと俺はしてないぞ!?」

「またそんなこと言って!!もう少し人のありがたみ知りなさい!!」

当然アルツ君は数発デコピンを受けたのは言うまでもありません。

姉は今日はボタモチをアルツ君と買いに行くのではなく、先に買い物を一人で済ませて家に訪れたようです。

「今日は雨降りそうだから先に買い物行って来ちゃったよ。ほらパパの好きな…。」

「ボタモチ!!」

姉が言う終わるより早いレスポンス…。

ボタモチに関しての脳領域は全く病魔に侵されるどころか進化を遂げているような気がします。

姉が取り出したボタモチのパックをほとんど奪い取るかのごとく姉の手から奪い、破るかのごとくパックを開けパクつきます。

ご満悦な表情です。

マィゥ―( ´)艸(` )―♪

一口食べた後にボソッリっと…。

「ボタモチ食ったらやっぱりお茶を飲まないとな~。」

キャハ━(#゚ロ゚#)━ッ!!

ノマナイデッー!!















 
 


答え;モデル(もー出る)
   



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2011/10/22 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

座り小便の失敗

2012/03/09 (金)  カテゴリー: 下の話
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こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

身体が前傾し、トイレで用を足すときも、立ってやると便器の前に大半をぶちまけてしまうアルツ君。

最近、ようやくトイレで小をするときに、座ってやってくれるようになってきました。

しかし、「座ってしてね。」とか声を掛けて念を押さないと、隙あらば立ってしようとするので、まだ完ぺきな座り小便の調教はできていません。

でも、病気が進んでいるのか、また老齢で筋力が落ちているのか、座ってやってもらってもあまり意味が無い時が有ります。

座ってやっているのにかかわらず、便器の前がビッショリ&アルツ君のズボンがビッショリの日が有ります。

どうもおかしいので、アルツ君のトイレ介助を最初から最後までお付き合いしようと決めた時のこと…。

アルツ君:「お前、俺のアソコがそんなに見たいのか?いやな趣味だなぁ~。」

ヤッチ:「趣味とは失礼だな。研究だよ。研究。後で論文発表するんだから。」

アルツ君:「論文だか、作文だか知らんけど、トイレで小便するときまで、俺のあとを追っかけてくるのか?」

ヤッチ:「そうだよ。ジジイの追っかけ&出待ちだよ。」

アルツ君:「何のことだかよくわからんけど、勝手にしろいっ!!」

いつもは、アルツ君が自分でできる範囲のことはなるべく手伝わないようにしているので、アルツ君が用を足している最中もトイレの外で待つようにしています。

でも、今回は一部始終観察です。

でも、でも、その必要も無くなってしまいました。

なぜなら、アルツ君が後ろを向いて紙パンツを下ろし、便座に腰かけようとしたとき、研究材料である聖水はアルツ君の息子さんから放水をはじめています。

ヤッチ:「おい、おい出ちゃってるよっ!!」

ヤッチがアルツ君に慌てて声をかけます。

アルツ君:「なにがよっ!?」

ヤッチ:「なにがって、おしっこだよっ!!出ちゃってるよ。ほらほら!!わかんないのかっ?」

アルツ君:「あー。ほんとだ。出てやがる…。」

こういう時って、咄嗟に紙パンツを引き上げることは思いつきません。

二人で、放たれる聖水の軌道をただただ見ているだけ…。

(-_-;)

そうなんです…。

アルツ君はトイレの入り口付近にいるヤッチに身体を向け、ひざ上くらいまで紙パンツを下ろしたままで、仁王立ち…。

アルツ君のホースから放たれるおしっこは若干は紙パンツのパッドに吸収されていくものの、大半は、便器とアルツ君のひざ裏部分の間をすり抜け、トイレの床の消火に充てられます。

ボヤも起こしていないトイレの床はみるみる水たまり状態…。

ヤッチ:「なんだよ。なんだよ。出てるの全然わからないのかぁ…。」

アルツ君:「わかれば、こんな事しないさ…。」

ヤッチ:「まあ、いいや。そこに座って!!」

アルツ君:「座ってどうするんだ?」

ヤッチ:「どうするもこうするもないよ。まだ余ってるショウベンが有れば、半額セール実施しちゃえよ。」

アルツ君:「もう出ないぞ。」

ヤッチ:「儲けそこなったな!?じゃあ、しばらくそこにじっとしていて。」

ヤッチはトイレットペーパーを巻き取り、それで水たまりの床を拭き拭きします。

アルツ君:「ずいぶんでたなぁ~。」

ヤッチ:「感心してる場合かよ!!子供ならお母さんにお尻ペンペンだぞ!!」

アルツ君:「子供じゃないぞ…。」

出ているのがわからないなら、これ以上責めても無駄なようです…。

(-_-;)

尿意は感じているからトイレに向かうのに、間に合わず出してしまっているときの排尿感が無いというのは魔訶不思議な現象ですが、本人がそう言うのなら、やはり本当なのでしょう。

トイレの床を汚して掃除をさせられるくらいなら、いっそ紙パンツで全部出しきってくれと言いたいところですが、思うようにいかないものです。

ならばと思い、アルツ君のホースに巻きつけるタイプのパッドも買って実験してみました。

pad002.jpg

こやつ、アルツ君のブツが貧相なのか、装着方法が下手くそなのか、紙パンツの中で脱落してしまいます。

どちらかというと、あまり動かない寝たきりの人向けなのかもしれません…。

ヤッチ含め、今さら、ホースを鍛え上げ、立派なものに増強することは望めないので、ちょっと無駄な買い物になってしまったようです。

(つд⊂)エーン

アルツ君に頻尿が有るのは、このブログの中でも何度もお話ししているので、ご存知の方も多いと思いますが、さらに、最近パワーアップしているような気がします。

(-_-;)

アルツ君にはアリセプトを1.5mg服用してもらっていますが、これでもまだ量が多いのかもしれませんね~。

薬のせいにするのも少々飽きてきましたが、夜中のトイレ掃除はわびしいものが有るので、また少し少なくして様子を見てみますか~。

フー…

トイレでアルツ君に新しい紙パンツを履いてもらっている間に、ヤッチはつぶやきます…。

ヤッチ:「どうやったら、的(便器)に収まるようにできるかね…。」

アルツ君:「そんなの簡単さあ~。」

ヤッチ:「はあ!?」

アルツ君:「俺のアソコを結んどけばいいんだ。」

ヤッチ:「結ぶって言ったって結ぶだけの長さが無いだろがっ!!」

アルツ君:「そんなことはやってみないとわからないぞ。」

ヤッチ:「じゃあ、やってみるか!?」

アルツ君:「ああ、いいさ。でも片結びはダメだぞ。ほどけなくなるから…。」

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/03/09 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

特養の職員を怒鳴り飛ばす!

2014/02/12 (水)  カテゴリー: 特別養護老人ホーム
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ふざけんなー!!
こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

(^_^)/~

皆さまから、冷ややかな目を向けられそうですが、記事のタイトルの通り、はい、私、ヤッチ、またしても特養(特別養護老人ホーム)の職員を一喝、そう、おもいっきり怒鳴り飛ばしてしまいました。

しかも、アルツ君の目の前で…。

(-_-;)

これから書かせていただく内容には、不適切な表現や不快な表現が多数あります。

あらかじめご了承していただいた上、ご覧下さい。



さて、昨日、火曜日にアルツ君のところへ面会に行った時に事件は起こりました。

ヤッチは、アルツ君の居室を訪ねる前に、同じフロアにある生活相談員さんがいらっしゃる事務所に立ち寄りました。

実は、最近アルツ君の排泄ケアについて、どうも手抜きをされている気がしてならなかったんです。

アルツ君、最近リハパン(リハビリパンツ・紙パンツ)の上にもう一枚厚手のパッド(尿とりパッド)をつけています。

ヤッチが面会に行くと、かなりの高確率でこの尿とりパッドがグッショリなんです。

実際にリハパンを履いて用を足したことがある方はお分かりだと思いますが、いくら高分子吸収ポリマーが水分を吸収するといっても、大変不快なものです。

それに尿とりパッドを重ね履きするのですから、介護者の負担は軽減されると思いますが、被介護者に取ってみれば、さらに不快であることが想像できます。

ひどい時は、履いているズボンが濡れていることも…。

で、このことを相談しようと生活相談員さんのところへ…。

ヤッチ:「こんにちは。今大丈夫ですか?」

生活相談員さん:「はい、大丈夫です。なにか?」

ヤッチ:「実は親父の排泄ケアのことなんですけど。」

生活相談員さん:「どうかいたしましたか?」

ヤッチ:「前回のケース会議(サービス担当者会議)で、排泄についても介助が必要だということで、定期的に声掛けをしてもらって、トイレに連れて行くとか、リハパンの交換をしてもらうっていうことを約束してもらっていますよね?」

関連記事:サービス担当者会議~2013年(スマホ版 ⇒ こちら

生活相談員さん:「そうですね。」

ヤッチ:「ケース会議の後しばらくは、俺が面会に来ていても、職員さんが親父の居室に入ってきて、声を掛けて下さるということもあったんだけど、どうも最近それも皆無に近い状態なんで…。」

生活相談員さん:「すいません。それは改めなくてはいけませんね。」

ヤッチ:「先日、あそこのナースステーションのカウンターの上に、多分職員さんが置き忘れたんだと思うけど、『排泄ケアチェック表』が置いてあったんだよね。」

生活相談員さん:「はい、入所している方の排泄について、きちんとやったかどうか職員がこれでチェックすることにしています。多分、職員が無造作にそこに置き忘れたのかと…。」

ヤッチ:「見ちゃいけないもんだと思ったので、マジマジ覗き込まなかったけど、『ああ、これでちゃんと管理して下さってるんだぁ。』とも思ったんだけど、どうも俺には排泄ケアがちゃんとなされていると思えないんだよね…。」

生活相談員さん:「と、おっしゃいますと?」

ヤッチ:「ケース会議の時に13時とか14時に定期的な声掛けをするということを伺ってるので、多分その時間にリハパンやパッドを一度は取り替えて下さってるとは思うんだけど、俺が来ると最近またリハパンがビッショリなんだよね…。」

生活相談員さん:「そうですか…。」

ヤッチ:「俺が面会に来るのはだいたい14時から15時が多いじゃない!?定期的な声掛けからそう長い時間経過してないわけですよね?なのに、あのパッドの重さはとても短時間にやらかしちゃった重さじゃないよ。」

生活相談員さん:「そうだったんですか…。けっこう頻繁にそういうことがありますか?」

ヤッチ:「悪いけど、最近は毎回安打に近いね。仮に『排泄ケアチェック表』できちんと管理しているといっても、職員がチェックするわけで、親父の確認印だとか、サインをもらうわけじゃないですよね?悪い言い方をすれば、職員がケアをしていなくても、ケアをしたとチェックしちゃえば、ケアされたことになっちゃわない?」

生活相談員さん:「う~ん…。」

ヤッチ:「悪いけど、また疑いのまなざしだよ。」

生活相談員さん:「わかりました。現場の人間にも確認を取り、早急に改めたいと思います。」

ヤッチ:「同じことを何度も言わせないでね。というより、俺自身が同じことを何度も言う病気になってるかもしれないけど!?」

イヤミ混じりの言葉を残し、ヤッチはアルツ君の居室に向かいます。

居室に近づくと、アルツ君居室のドアのところで、ぴょこんと首だけ出しています。

アルツ君:「おい、お前、どこに行ってきたんだ?」

ヤッチ:「『どこへ行ってきた』って…。それだけは教えられないな~。」

アルツ君:「かー!!ケチ臭いこと言ってやがるなぁ~。ばあさん(キノコさん)はどうした?」

ヤッチ:「ばあさんは川に洗濯か、洗濯機と一緒に回ってるんじゃないのか?」

アルツ君:「かっー!!洗濯!?それよりお前、手に何を持ってるんだぁ?」

ヤッチ:「これ?これはね…。ボ…???」

アルツ君「ん?ボタモチ?」

ヤッチ:「速いし、目ざといね~。」

アルツ君:「当たり前さよ~。まだ目が有るんですから。」

ヤッチ:「節穴だろ?」

アルツ君:「うるさい!!」

ヤッチ:「これを食べたら、歩く練習を兼ねて、向こうの棟まで行って、そこで『大江戸捜査網』を観ようぜ?」

そう、アルツ君と外に散歩に出かけられない時は、施設の別棟まで行って、そこで一緒にテレビを観ることにしています。

現在、テレ玉(テレビ埼玉)で、松方弘樹主演の時代劇、『大江戸捜査網』を再放送しています。

おそらく、30年以上前の作品で、ドラマの後半のチャンバラシーン直前にナレーションで『隠密同心 心得の条』という名ゼリフが流れます。

▽引用
隠密同心 心得の条

隠密同心 心得の条

我が命我が物と思わず

武門の儀、あくまで陰にて

己の器量伏し

ご下命いかにても果すべし

なお

死して屍(しかばね)拾う者なし

死して屍(しかばね)拾う者なし
△引用

アルツ君:「行こう!!行こう!!」

外は先日降った雪が残っていて、公園に散歩というわけには行かないようです。

アルツ君にボタモチのパッケージのフタを開け、渡します。(フタを渡したんじゃないですからね。)

アルツ君:「かー!!いいねえ~。」

さっそくほおばります。

ヤッチ:「美味いか?」

アルツ君:「いわずもがな~。」

ヤッチ:「死んでもいいくらいか?」

アルツ君:「いわずもがな~。」

ヤッチ:「死して屍拾う者なしだぞ?」

アルツ君:「うるさい!!」

アルツ君が食べ終わったところで、ヤッチはアルツ君のリハパンの確認作業に入ります。

ヤッチ:「じゃあ、食べ終わったところで、着替えをして、大江戸捜査網を観に行こうぜ。」

アルツ君:「なんで、着替えるんだ?これでいいじゃんかよ。」

ヤッチ:「パンツもきれいなのを履いて行かないと、松方さんに失礼だろ?」

アルツ君:「そうかぁ…?」

ヤッチはアルツ君の後ろからリハパンを覗き込みます。

ん????

パッドが前の方にズレてしまっています。

お尻に当っていない状態…。

前から見ると、完全にパッドがリハパンの外にはみ出してしまっています。

アルツ君が力ずくで引き出したような形跡ではありません。

ヤッチ:「旦那さん、悪いけどパッドを交換するよ。ズボンとパンツを下ろすよ。」

パッドだけ交換すれば良さそうな気配なので、アルツ君につかまり立ちしてもらって、ズボンとリハパンをひざ上付近までずり降ろします。

クローゼットから、パッドの予備を取り出します。

????

在庫が一枚…。

これを使ってしまうとゼロ…。

(-_-;)

念のために居室のトイレの様子も確認します。

トイレの床はアルツ君のおしっこで洪水状態…。

まあ、アルツ君とテレビを観ている間に、職員が気づいてトイレの掃除もするでしょうし、パッドも補充するでしょう…。

古いパッドをアルツ君のリハパンから取り除きます。

う~ん…。

相変わらずグッショリですねえ…。

(-_-;)

重さからして、三回は失禁しているかな…。

(-_-;)

新しいパッドに交換です。

アルツ君ですが、相変わらず裸足のままのスギちゃん状態…。

アルツ君に洗濯したての靴下を履かせ、室内履きのカカトを入れて準備完了です。

↑この辺、あとで重要なポイントになるのでよく覚えておいてください。(遅延再生)

(^^ゞ

ヤッチ:「スーパーカー(歩行車)は使わないで歩くんだよ?」

アルツ君:「わかってる。」

居室を出て、廊下をアルツ君と歩きはじめます。

途中、廊下で女性職員さんに声を掛けられます。

女性職員さん:「あら?○○さん(アルツ君のこと)、浮かない顔をしているわね?」

アルツ君:「そんなこともないよ。普通だよ。普通…。」

この女性職員さんはアルツ君の居るフロアでのいわばチーフリーダー的な存在。

気さくに声を掛けて下さるので、アルツ君にも好印象のようです。

ヤッチは女性職員さんに向かって話しかけます。

ヤッチ:「ちょっと、あっちの棟までテレビを観に行ってきます。」

女性職員さん:「わかりました。お気をつけて。」

再びアルツ君と歩きはじめます。

少しすると、段々アルツ君の歩行が小刻みに…。

???

ヤッチ:「調子でも悪いのか?」

アルツ君:「いや…、別に…。」

アルツ君がボタモチを食べていた時の表情とは程遠く、返事にも覇気がありません。

ヤッチはさっき女性職員さんから、声を掛けられた時のことを思い出しました。

『○○さん、浮かない顔をしているわね?』…。

ヤッチはひらめきます。

ヤッチ:「旦那さん、トイレか?」

アルツ君がそっとうなずきます。

ヤッチ:「大、小?どっち?」

アルツ君:「大…。」

居室まで戻らないと近くにトイレは見当たりません。

ヤッチ:「部屋に戻ろう。我慢できるか?」

アルツ君:「わからん…。」

ひょっとして…????

ヤッチは、アルツ君の背後に回りこみ、リハパンの中を覗き込みます。

ヤッチ:「そういうことかぁ…。」

ヤッチは独り言を言います。

アルツ君:「まだ、出てないだろ?」

ヤッチ:「出てないというより、出切ってる…。部屋にゆっくり戻ろう。急がなくていいよ。」

遅かりし由良之介状態なので、急いでも無駄です。

(-_-;)

歩行速度は行きの半分くらい…。

ヤッチにもアルツ君が不快な状態で歩いているのが伝わってきます。

何だか早く気づいてあげられなくて申し訳ない気持ちです。

m(__)m

ようやく居室近くまで戻ってきたので、職員に声を掛けます。

といっても、フロアに職員の姿は見当たりません。

ヤッチ:「誰かいらっしゃいますか~!!」

ヤッチはフロアで少し大きな声を上げます。

どなたかの居室から若い男性職員が出てきます。

ヤッチ:「申し訳ないんだけど、トイレ介助お願いできる?」

ヤッチは自分のお尻を二度ほど叩いて、アルツ君が大の失禁していることをジェスチャーで示します。

男性職員:「わかりました。すぐお伺いします。お部屋でお待ちください。」

ヤッチはアルツ君の大の失禁の時は、ノロウイルスのことも考えて、自分では介助しません。

必ず、職員にやってもらうようにしています。

あたりまえの話なんですけどね…。

(-_-;)

アルツ君が座ってしまうと気持ちが悪いと言うので、居室でアルツ君に立ったまま職員が来るのを待ってもらいます。

しばらくして、声を掛けた男性職員が居室に入ってきます。

彼はアルツ君の腕を支え、トイレへ誘導します。

居室にあるトイレにはドアや扉は無く、シャワーカーテン一枚で仕切られています。

ヤッチは二人の背後から見守りです。

男性職員がそのシャワーカーテンを開け、トイレの電気をつけた瞬間、トイレの床に光るものが見えました。

はい…。

まだ掃除が済んでいなかったんですねえ~。

(-_-;)

光る物体はいつしたのかはわかりませんが、アルツ君のおしっこです。

(-_-;)

ヤッチは背後から男性職員に声を掛けます。

ヤッチ:「床が濡れているから、すべらないようにね。」

男性職員:「わかりました。」

床が濡れたままということは、当然クローゼットの中のパッドのストックもゼロのはず…。

(-_-;)

男性職員がアルツ君に声を掛けます。

男性職員:「○○さん、トイレに腰かけられますか?」

アルツ君:「このまま座っていいの?」

男性職員:「はい、ズボンを履いたまま、とりあえず座りましょう。」

アルツ君がトイレの便器に腰かけます。

男性職員:「上のズボンを脱いでしまいましょう。」

そう言って、男性職員はまずアルツ君の室内履きを脱がし、そのままアルツ君の足をトイレの床に置きます。

後ろからトイレの様子を見ていたヤッチは、とっさに大声を上げます。

ヤッチ:「お前!今、俺が『床が濡れている』って言ったばかりだろうがっー!」

男性職員:「え?なんでしょう?」

ヤッチ:「『なんでしょう?』じゃないよっー!それじゃあ、靴下が濡れるだろうがっー!何を考えてるんだよっー!」

男性職員:「す、すいません!」

ヤッチ:「『すいません』じゃないよっー!濡れてなくたって、いきなり直に足を置かないだろうがっー!常識の問題だろがっー!」

男性職員:「す、すいません!!すぐに床を拭かせていただきます。」

ヤッチは、はたと自分が怒鳴っているのがアルツ君の目の前である事に気づきます。

アルツ君、自分が怒られているのかと思い、ションボリしています。

(´・ω・`)

旦那さん、ごめん…。

m(__)m

男性職員もおそらく20代前半と思われるので、怒鳴られたことなんて無いのかもしれません。

完全に舞い上がってしまっています。

ヤッチは業務に支障をきたすので、しゃべるのをやめました。

というより、アルツ君の落ち込んだ表情を見てショックを受けたというのが正解かもしれません。

m(__)m

ヤッチは男性職員にクローゼットの中にパッドが無いことだけを伝え、アルツ君のお世話が済むまでしばし沈黙です。

男性職員のアルツ君のトイレ介助が済んだようです。

男性職員はアルツ君をベッドに腰かけさせます。

アルツ君は『寝る…。』とだけ言い残し、横になりそのまま寝てしまいました。

(-_-;)

完全にヤッチが引き金を引いちまったようです…。

_| ̄|○




この日のうちに、生活相談員さん、チーフリーダーの女性職員さん、ヤッチの三者で話し合いをしました。

この若い男性職員のとった行動についても話しましたが、排泄ケア全般が主な内容です。

特養側は謝るばかり…。

内容は御察しがつくと思うので省略します。

(-_-;)

最後にヤッチはこの二人に申し上げました。

ヤッチ:「ここに旦那さんを入所させてしまったのは、俺の『虐待』が原因です。すべての責任は俺に有ります。でもね、施設に居るほうが自宅に居るより幸福だという役所の判断で、ここに入所したんです。この施設に旦那さんを預けて良かったと思えるような施設になって下さいよ。そして、それ以上に、旦那さんがここへ来て良かったと思える施設になって下さいよ…。」

関連記事:高齢者虐待防止法(スマホ版 ⇒ こちら


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2014/02/12 | コメント (14) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

またしても絶食…

2015/01/08 (木)  カテゴリー: 脳梗塞
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2015年01月03日のキノコさんとアルツ君

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

記事の更新が遅くなってしまいました。

何日か分のことを思いつくままに書かせていただきますので、乱文ご容赦下さい。

さて、アルツ君ですが、脳梗塞で倒れ、救急搬送ののち、去年の11月25日にK病院に約一ヶ月入院し、去年の12月24日、K病院を退院し、特別養護老人ホーム(特養)に帰って来ました。

K病院で、『脳梗塞は終息しつつある。』という医師の診断で、特養に戻って来ましたが、退院後の特養でも、食事、水分を上手く摂れない日が続いていました。

水分については、特養の嘱託医に一日に500cc以上水分を摂れない日が続くようであれば、『再び入院になる。』と言われていましたが、目安となる水分を摂れる日、摂れない日を繰り返し、今年になってから、決して十分とは言えませんが、500ccを超える日も出てきました。

食事についても、同様なことが言え、三食をすべて完食というところまでには至っていませんが、一日の食事摂取量はまあ、ムラがあるものの、上昇傾向だったのではないでしょうか。

ただ、気になるのは、相変わらずの事なのですが、食事を食べ終わると、疲れてしまうのか、すぐに眠ってしまうこと。

1月3日にキノコさんを連れて、特養に面会に出かけてきましたが、アルツ君、キノコさんの顔を見て泣き出すシーンもあり、最初のうちは、テンションも高めでしたが、すぐに疲れてしまい、眠ってしまいました。

眠っているところを起こして、食事を食べさせようとすると、不機嫌になり、余計に口を開けてくれなくなるので、アルツ君が起きるのを待って、食事や水分を摂ってもらうことにしましたが、結局、この日はキノコさんが会いに来たにもかかわらず、アルツ君、一日の大半を眠って過ごす始末…。

キノコさんが来て安心したので、アルツ君が熟睡できたという解釈もできますが、キノコさんからすると、お昼前から特養に来て、夕食時までほとんど眠っている夫の姿を見るのはさぞつらかったのではないでしょうか。

食事や水分以外のアルツ君の様子ですが、一番の問題は急に機嫌が悪くなることが増えたこと…。

アルツ君と会話していると、最初はニコニコ笑って話をしていますが、急に機嫌が悪くなって、感情のコントロールができなくなってしまうようです。

ブツブツと意味不明なことを独りでしゃべり出し、結果として、アルツ君の口から、『帰れっ!!』、『ぶん殴ってやる!!』、『死ね!!』など、かなり凶暴な言葉が発せられます。

たいていは眠くなる直前が多いように、ヤッチには感じますが、これが食事前だと、まず一旦寝てもらわないと、まずご飯を食べてもらえなくなります。

今年(2015年)になってから、アルツ君が独り言を言っている時の様子を記録したので、YouTubeにアップしました。

音声のみで、映像はありませんが、食事後、かなり眠くなっている時のアルツ君の音声の記録です。



いかがでしょうか?

入れ歯を装着していない状態ですが、呂律(ろれつ)の方はかなり改善されていることがわかります。

何についてアルツ君が語ろうとしているのかは、わかりませんが、何かに対して不平、不満を漏らし、人間不信に陥っているということは確かなようです。

このまま会話を続けていると、大声で怒鳴りだすことも…。

酔っぱらった人がよくこんなしゃべり方をすると思いますが、アルツ君の場合、これが脳梗塞の後遺症によるものなのか、あるいは認知症によって前頭葉が委縮し、人格が変わってしまうような前頭葉症状なのか、またこれらの複合なのか、よくわかりません。

アルツ君の機嫌の悪くなる『一因』として、排泄ケア、つまりオムツ交換のやり方に問題があるのでは?と考えています。

自分の股間を他人の目の前にさらすのですから、誰でも嫌なことはお分かりになると思います。

オムツ交換をされたという行為そのものは、おそらくアルツ君の記憶からすぐに消えてしまうと思いますが、『恥ずかしい』、『いやな気持にさせられた』というムシャクシャした感情だけは、消えずに残り、アルツ君の機嫌の悪さにつながるのではないかと…。

先日、姉がこのオムツ交換に立ち会い、アルツ君に泣かされたという記事を書きましたが、ヤッチも同じような場面に遭遇しました。

関連記事:生きるって大変なことなんだなあ… [ アルツ君は職人 ]

1月3日にキノコさんと一緒に面会に行った時の事です。

夕食前の夕方、ヤッチは、アルツ君とキノコさんを二人きりにしようと、居室の外の廊下に座っていました。

そこへ特養の女性職員さん二人がヤッチの前に現れ、そのうちの一人がヤッチに話し掛けます。

女性職員さん:「これから、お父様の排泄ケアをさせていただきますけどよろしいでしょうか?」

ヤッチ:「機嫌が悪いかもしれないよ。」

女性職員さん二人は足早に居室の中へ入って行き、アルツ君に話し掛けています。

女性職員さん:「これから、排泄ケアをさせていただきますね?」

たぶん、アルツ君には、なんのことを言っているのか、わからなかったと思います。

アルツ君:「ああ、どうぞ。」

アルツ君はベッドで仰向けに寝ています。

ヤッチも居室の中へ入ります。

女性職員さん:「ちょっと、ズボンを下ろしますので、腰をすこし浮かせられますか?」

まだ、この時はアルツ君の表情には余裕があります。

ズボンを下ろされた辺りで、急に表情がけわしくなります。

そして、ついに暴れ出します。

アルツ君:「なにしやがるんだっ!承知しないぞっ!」

手足をバタつかせます。

キノコさんの目の前だったことも手伝って、ものすごい暴れっぷりです。

慌ててヤッチはキノコさんの顔に上着を被せ、アルツ君のベッドに駆け寄ります。

仰向けに寝ているアルツ君から見れば、ヤッチは目の前、真上になるような格好です。

ヤッチ:「パンツを交換してくれるんだって。すぐ終わるよ。」

アルツ君:「うるさいっ!そんなの関係あるかっ!手をへし折ってやるっ!」

アルツ君がヤッチの腕をつかみ、思いっきり力を入れてきます。

とはいっても、アルツ君は仰向け、ヤッチは立った状態ですから、ヤッチの方が有利です。

それにアルツ君の右手は使えない状態ですから、左手を駆使してきます。

ヤッチ:「旦那さん、旦那さんの力にはかなわないよ。そんなことをしたら、腕が折れるって。痛いって。」

アルツ君:「そんなこと知るかっ!へし折ってやるっ!」

ヤッチはアルツ君のプライドが傷つくと思って、少し自分の力をセーブしながら、防御です。

そして女性職員さんがアルツ君のパッドを交換しようと、アルツ君の『息子さん(ヤッチのことではない)』をつまんだその瞬間、ヤッチの左目付近に鈍い痛みが…。

はい…。

アルツ君のパンチがヤッチにヒットです…。

こんな事も有ろうかと、事前にメガネは外しておきましたが、結構なクリーンヒットです。

しかも、グー(左こぶし)…。

『おいおい、そこ、ボトックス注射を打っている側のまぶただろうに…。』と一瞬ヤッチの頭をよぎりますが、アルツ君、容赦なしです。

極度のせん妄状態になったアルツ君からは、この後、何発ものパンチがヤッチに繰り出されます。

アルツ君の興奮がおさまるならと、ヤッチもアルツ君のパンチを顔面で受けます。

女性職員さん達のおむつ交換は終了し、居室から出て行きましたが、アルツ君の興奮はしばらくおさまりませんでした。

アルツ君はヤッチに敵意むき出しです。

姉に『加わるな。』と説教したくせに、この様です…。

こんなオムツ交換をしちゃいけないですよね…。

ヤッチが申し上げるのもおかしなことですですが、身体的拘束にもつながることだし…。

K病院に入院している時は、定時にオムツ交換が入っていましたが、一度もこんな場面に遭遇したことは無かったのに…。

男性の場合、オムツ交換の際、お尻側のパッドとは別にもう一枚パッドを使い、『息子さん』を包み込むように三角に折り、ホールドします。

この時に、『息子さん』をつままれることが、アルツ君のプライドを傷つけるのではないかと思います。

『息子さん』ホールドをせず、オムツ交換すれば、横漏れする可能性がありますが、ホールドしないでアルツ君が機嫌を損なわないのであれば、ホールドしない方を採用し、オムツ交換の頻度を増やす方法を増やすことは出来ないものなのでしょうかね…。

って、もちろん、ヤッチの事ですから、このことは特養の生活相談員さんには伝えましたよ。

いまだ、回答をもらっていませんが…。

アルツ君の機嫌の悪くなる原因や人間不信になる原因の一つとして、オムツ交換の事を推測入りで書かせていただきましたが、もっと他の原因があるかもしれません。

オムツ交換のあと、アルツ君の興奮は治まらなかったので、キノコさんと居室の外の廊下に出て、しばらく治まるのを待ちました。

でも、時間帯が時間帯だけに、すぐに施設では夕食の準備です。

アルツ君の居室にも夕食が運ばれてきました。

結果はもうお分かりになると思います。

食べてくれません…。

と、いうより食べるはずが有りません。

こんなことを繰り返していて良いはずも有りませんねぇ…。

まあ、こんな日もあれば、翌日は姉が昼食の介助に行き、完食…。

夜も姉の友人が面会に来てくれて、8割程度食べてくれるような日も。

ヤッチが面会に行かない方が良いのもしれませんね…。

今年になってからは、出来るだけ家族が食事介助をせずに、施設の職員さんに食事介助をしてもらうようにしています。

家族だと甘えも出るし、アルツ君がおしゃべりに夢中になってしまい、それで体力を使ってしまい、食事に集中できないと考えたからです。

1月6日も昼食時に面会に行きましたが、食事介助は施設の看護師さんがして下さるというので、ヤッチはアルツ君に顔を見せずに、廊下で様子を伺っていました。

看護師さんは食事介助について、当然手馴れているので、上手にアルツ君の口に料理を運びます。

ヤッチが食事介助する時、アルツ君はまだ、たいした量を食べていないうちから、『もういらない。』と言ってギブアップするので、かなりの時間を掛けて、アルツ君の口に料理を運びます。

食事の後半は眠ってしまうので、そこで食事は終了です。

でも、施設の看護師さんは手際よく、パッパとアルツ君の口にスプーンを持って行きます。

あとで考えると、あまりに手際が良すぎて、ギブ(ギブアップ)できない、わんこそば状態だったようにも思えます。

看護師さんが20分もかからないで、食器の載ったトレーを持って廊下に出てきます。

ヤッチ:「どんな様子ですか?」

看護師さん:「たくさん召し上がりましたよ。今日は全部。ほら?」

看護師さんはトレーを傾けてヤッチに見せます。

ヤッチ:「完食したんだ?すごいね。」

看護師さん:「朝もまあまあ召し上がっていますから、今日はお腹の調子が良いのかもしれませんね?」

ヤッチ:「ありがとうございました。」

居室を覗くとアルツ君、すでに眠ってしまっています。

ヤッチは30分くらいアルツ君の居室の中にいましたが、目を覚ます気配ではなかったので、アルツ君のベッドのリクライニングを倒し、アルツ君の頭を少し下げて帰って来ました。

同じ日の夜も様子を見に施設に伺いました。

居室へ向かうため、エレベーターを待っていると、施設の主任看護師さんに声を掛けられます。

主任看護師さん:「お父様のことで、ちょっとお話があるんですけど、よろしいでしょうか?」

ヤッチ:「夕食時に間に合うようにと、お伺いしたんですが、それに間に合うようでしたら…?」

主任看護師さん:「実は、その夕食の事なんですけど…?」

ヤッチ:「はい…。」

近くに有った長椅子に二人で腰かけます。

主任看護師さん:「実はお父様なんですけど、夕方近くに吐かれてしまいまして…。」

ヤッチ:「またですか~?」

主任看護師さん:「そうなんです。夕方4時くらいでしょうか、吐かれていまして…。」

ヤッチ:「で?」

主任看護師さん:「聴診器を当てると、お腹がグルグル動いているんですね。どういうことかと申しますと、お腹が張っているような音なんですね~。」

ヤッチ:「ということは、便秘気味ということ?」

主任看護師さん:「うん…、どうもその逆のようなんですね。お腹にガスが貯まっているようなんですけど、下痢のような症状なんですね。」

ヤッチ:「なんだか、想像しにくい症状ですね?」

主任看護師さん:「それで、今日の夕食は大事を取っていただいて、絶食ということにさせていただきました。」

ヤッチ:「せっかく、今日の昼も完食だと聞いて、調子が上向いていると思ったのにな…。」

主任看護師さん:「はい…。体重も8キロも減ってしまわれましたからね…。それで、お父様に飲んでもらう夜の薬なんですけど、飲んでもらえるかどうかわかりませんが、下剤だけその薬から外させていただきました。」

ヤッチ:「8キロ…。一ヶ月ちょっとで、8キロもダイエットするのは至難の技だな…。それに、ご飯を食べさせられないとなると、薬だけ飲んでもらえるかどうかわからないですね…。」

主任看護師さん:「そうですね…。」

ヤッチ:「水分の方は?」

主任看護師さん:「水分は補っていただいて構わないと思います。むしろ吐いてしまわれて、脱水気味になっているかもしれませんので…。」

ヤッチ:「わかりました。ちょっと申し上げにくいんですけど、申し上げますが…?」

主任看護師さん:「なんでしょう?」

ヤッチ:「今日、吐いたことと、因果関係があるかどうかわからないんですけど、食事介助のスピードにちょっと問題が有るんじゃないかと…?」

主任看護師さん:「と、おっしゃいますと?」

ヤッチ:「私が食事介助をする時は、一時間前後掛けて父に食事を摂ってもらっています。でも、大変失礼ですが、こちらの看護師さんが介助に入ると、半分に満たない時間なんですね。職員の皆さんは休憩を交代で取っていらっしゃるようなので、そういった都合も有ってそうなさってるのかもしれないんですが、もう少し時間を掛けて食事介助をしていただけるとありがたいんですが…?」

主任看護師さん:「そうですか…。」

ヤッチ:「失礼覚悟で申し上げさせてもらえば、今回吐いたのも昼ご飯の後ですよね。で、前回吐いたのも昼ご飯の後…。前回吐いた時も、別の方でしたが、こちらの看護師さんが昼食の介助に入っていらっしゃるんですね?で、どちらの方も手際よく親父の口に食事を放り込んでいるご様子でして…。みなまで申しあげないでも、おわかりになると思うんですが…?」

主任看護師さん:「なるほど…。」

ヤッチ:「飲み込むスピードも、腸の動きも、そして体力も今までとは違うので、今までの親父だと思って介助されてしまうとちょっと恐い気がするんですよね~。」

主任看護師さん:「そうですね…。もしかするとそういった事も関係しているかもしれませんね。わかりました。この事は、看護師だけでなく、介護スタッフの方にも私から申し送りしておきますね。」

ヤッチ:「申し訳ありません。いつもわがままばかりを申し上げて…。」

ヤッチはエレベーターに乗り、アルツ君の居室に向かいます。

居室に入ると、アルツ君、眠っているように見えましたが、目を開けます。

ヤッチ:「どう?気持ち悪くない?」

アルツ君:「別に…。」

ヤッチ:「お水を少し飲むかい?」

アルツ君:「いらない…。」

ヤッチ:「ちょっとだけ、湿らせる程度に飲もうよ?」

アルツ君:「ああ。」

ヤッチはアルツ君に吸い飲みで水を飲んでもらいます。

アルツ君:「寝ちゃう…。」

ヤッチ:「俺も帰るから、ゆっくり休みな。」

この後、姉も来ましたが、事情を話し、居室を後にすることにしました。

翌日、1月7日水曜日です。

お昼の昼食介助に出かけようと思っていましたが、なぜかわかりませんが、もう一人のヤッチが『行くな。』と言ってきたので、昼には面会に行きませんでした。

そのかわり、夕食の時間に間に合うように、面会に…。

居室に向かう前に、ナースステーションのところで、女性職員さんにアルツ君の様子を伺います。

ヤッチ:「今日は朝も絶食だったんですか?」

女性職員さん:「いえ。今日の朝は全部は無理でしたが、半分ほど食べられています。」

女性職員さんが記録表のようなものを見ながら、そう答えます。

ヤッチ:「昼は?」

女性職員さん:「お昼はご機嫌が悪くて、3割ほどしか召し上がられませんでした。」

ヤッチ:「水分の方はどうなんでしょう?」

女性職員さん:「水分の方も500ccに届いているか、届いていないかくらいのラインですね…。これから少し飲んでいただけば、確実に500ccは行くと思いますが…。」

ヤッチ:「今、機嫌はどうなのかな?」

女性職員さん:「おやつの時間帯に訪問歯科が有ったので、お父様の義歯を直してもらいました。」

ヤッチ:「え?もう直ったんだ?」

女性職員さん:「はい、その後義歯をつけて過ごしていらっしゃいましたが、眠ってしまわれたので、外していただこうと思ったんですね?」

ヤッチ:「はい…。」

女性職員さん:「こちら(施設)ではお休みになる時は、義歯を外してもらうようにしているんですが、それを申し上げたら、ご機嫌が悪くなってしまわれて、義歯を投げつけてしまわれました。」

ヤッチ:「ゲガしませんでしたか?」

女性職員さん:「はい。義歯の方も壊れていません。」

ヤッチ:「ご迷惑を掛けてすみません…。で、まだ、気分の悪いままでいるのかな?」

女性職員さん:「お父様ですよね?」

ヤッチ:「はい。」

女性職員さん:「今は、眠っていらっしゃるようですよ。今日はお風呂も有ったので入っていただきました。それで、疲れていらっしゃるみたいで、今申し上げた時以外はずーっと眠っていらっしゃるご様子です。」

ヤッチ:「風呂?入ったんだ?ありがとうございました。まあ、ちょっと覗いてみますわ。」

ヤッチはアルツ君の居室を訪ねます。

アルツ君、ベッドに横たわっていますが、起きている様子で、ヤッチが居室に入ると、ヤッチの方に顔を向けます。

アルツ君:「俺、ここで寝ててもいいの?」

アルツ君が弱々しい声で質問してきます。

答える方も自然と弱々しくなります。

ヤッチ:「いいんだよ、寝てても…。」

アルツ君:「どこに居たんだろうなぁ…。俺は…。」

ヤッチ:「ずっと、ここで寝てたんじゃないのかな?」

アルツ君:「そうかぁ…。寝てたのかぁ…。ここで寝ててもいいの?」

ヤッチ:「かまわないよ。旦那さんのベッドだし、ここは旦那さんの部屋だよ。」

アルツ君:「そうかぁ…。いろんなところに行ったけど、もうダメなんだってよ…。」

ヤッチ:「身体の事を言ってるのか?」

アルツ君:「そう…。もうダメなんだって言ってた…。それに寝るところなんて、無いんだってさぁ…。」

ヤッチ:「ここで寝ていて、構わないよ。旦那さんが眠るまで俺が見張っててやるよ。」

アルツ君:「そうかぁ…。でも、段々、こっち(右側の身体)が言うことを聞かなくなってるんだよ…。もうダメなんだってさぁ…。」

ヤッチ:「心配しないでも、寝れば、明日になったら、スッと動くようになるさ~。」

アルツ君:「そうかぁ…。誰かが少しずつ俺に毒を飲ませて殺そうとしてるみたいなんだぁ…。こっち(右側)が動かなくなって来てるんだよ…。」

ヤッチ:「それは疲れてるだけだよ。ご飯を食べて、体力が戻ってくれば、驚異的な回復力で動くようになるさ。明日になれば、もう一本、手がニョキニョキ生えてくるかもしれないぞ?」

アルツ君:「そうですか…。じゃあ、もう、寝かせてください…。」

なんで、敬語なんだろう????

うん…。

アルツ君、脳梗塞によって右手が麻痺していると考えていなかったようですね…。

それで、警戒して、食事を摂らなったのかもしれませんね…。

どう説明して良いのか、悩みますねぇ…。

直球勝負で『脳梗塞』と伝えても、理解してもらえそうもないし…。

結局、夜ご飯を食べずに眠ってしまいました。

前日に吐いて絶食となり、その翌日にあまり食事も水分もあまり摂っていないというのに…。

誰だ?

風呂に入れたやつは????


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2015/01/08 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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