site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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頑固な職人

2011/07/19 (火)  カテゴリー: 認知症の薬の事
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はアルツ君いつもお世話になっている主治医のクリニックに診察に行く日です。

台風が近づいて風雨が強まるかもしれないと言われていましたが、夕方キノコさんとクリニックに出かけたようです。

幸い雨が小降りでずぶ濡れにならずに帰ってきたのでホッと一安心。
(*^_^*)

帰ってきたキノコさんにいろいろ話を聞くと、主治医の前ではずいぶんアルツ君はおとなしく、先生のおっしゃることに「ふん。ふん。」と相づちをうち、聞き分けの良い少年のようだったといいます。

先生が「少し外を歩いて足腰が弱くならないように自分で頑張らないと…。」とおっしゃると

「たしかに私もそう思ってたんですよ〜。なるほどおっしゃる通りだ〜。」

「薬も朝夕出しておきますから、きちんと飲んでくださいね。」

「ハイ。わかりました。」

ずいぶん紳士じゃん。

ところが帰ってきて夕ご飯を食べ終わり、お風呂にも入り、いざ寝る時になり、キノコさんが薬を飲むよう促します。

「今日は薬もらってきて新しい薬(メマリー)もあるから、ちゃんと飲んでね。」

すると何が気に入らなかったのでしょう?

「うるさいっ!俺はそんなもん飲まないっ!!」

アルツ君には良いことなのか悪いことなのかはわかりませんが、飲んでいる薬がアルツハイマーの薬で、アルツ君自身がアルツハイマーだということも教えています。

今飲んでいるアリセプトという認知症の薬が進行を食い止める効果はあっても認知症そのものを治せる薬ではないこともアルツ君に説明しました。

そしてつい先日進行がおさまらないので新しい認知症の薬メマリーを処方してもらったことも…。

「いずれダムが決壊することになるかもしれないけど、決壊するのを遅くすることはできる薬なんだよ。」

たしかそんな説明をした記憶が有ります。

アルツ君は「それじゃあ。飲んどいたほうがいいな〜。」と言ったこともありました。

ただ根本的に薬を飲むが嫌いです。
(ー_ー)!!

「そんなもん飲まなくたって寝りゃ治る!」が口癖です。

今日はお医者さんに行ってすんなり薬を飲んでくれるのかと思いきやまるで逆…。

「口がとれたって飲まないからなっ!!」

こうなってくるとヤッチも声を荒げてしまいます。

「口から飲まないなら、ケツから突っ込むぞっ!」

「やれるもんならやってみろっ!ケツ切り落としてやるっ!」

「切っちまった方が胃袋に入れやすくなるねっ!」

子供じゃあないんだから…。(フっー!)

キノコさんが割って入ります…。

「まあ。まあ。喧嘩しないで〜!」

「喧嘩なんかしてないっ!あのバカが親に向かってうるせーこと言いやがるからだっ!」

「まあ。まあ。これポッチの薬グッと飲んじゃえばおしまいじゃない〜!」

(『これポッチ』を飲まないから余計に腹が立つんですけど…。)

キノコさんになだめられ、ようやくアルツ君は薬を飲みます。

「こんな薬飲んで100年も200年も生きられるのかね〜?」

ヤッチもここは我慢ですっkkkk。

肩がちょっとでも凝ると湿布薬を貼ってしまうヤッチからするとこの辺が理解に苦しむところです。
(ー_ー)!!

アルツ君が30秒前に言ったことを忘れてしまうほどかなり客観的に見ても悪くなっているのは確かです。

またアルツハイマーと診断される前はかなり怒りっぽい性格だったのですが、アリセプトを飲むようになってからは穏やかな性格になり、今みたいな喧嘩は激減しました。

ただこれがアリセプトの効果⇒穏やかな性格なのかアルツハイマーの進行⇒穏やかな性格なのかははっきりしないところです。

効果が期待できると処方してもらった認知症の薬メマリーの副作用という風には結論を出すには早急すぎる感は有ります。

「もう少し様子をみて薬を増やすか減らすかを考えましょう。」とおっしゃって下さった主治医の先生のためにもヤッチももう少し大人になるようにします。
m(__)m

でも今日アルツ君がお風呂に入る前にキノコさんに言われていたことがあります。

「夏で汗かくんだから、お風呂に入ったらまず頭からお湯をかぶりなさいよ!」

「お前に言われなくたってわかってるよ!子供じゃあるまいしっ!」

でもお風呂から出てきたアルツ君…。

そう…。

髪の毛が濡れてないんです…。

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

【追記】
2012年になってアルツ君が実はレビー小体型認知症も発症しているのではないかという疑問が生じてきました。

レビー小体型認知症であれば、アリセプトやメマリーなどの認知症の薬に対して過敏症状が出て、上記のような副作用が出ることも至極当然な結果となります。

多量の認知症の薬の服用がレビー小体型認知症の症状の一つであるパーキンソン症状の悪化をもたらすことにもなりかねません。

もしご家族などにアルツ君のように、薬に対して過敏になっている方がいらっしゃるとすれば、アルツハイマー型認知症だけという診断を受けていたとしても、レビー小体型認知症ではないかという問題意識は少なからず持っておられた方が良いと思います。

現在(2012/01/09)アルツ君は今までの主治医に紹介状を書いてもらい、レビー小体型認知症かどうかの診断をしてもらう予定になっています。

以後のことについては、このブログの中で追々記事にして行こうと考えています。

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2011/07/19 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

メマリーと眠気

2011/08/09 (火)  カテゴリー: 認知症の薬の事
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日お話しする内容は認知症の薬の事(副作用について)やアルツハイマーの話でちょっと固い内容かもしれません。
m(__)m

興味のない方には読んでもらってもなんのこっちゃよくわからんぞという感じなのでもし読まれる場合は時間に余裕がある時にした方が良いかも!?

逆に薬の名前がいっぱい出てきて頭がクラクラ、目もチカチカしてくると思うので寝苦しい夜に早く睡眠をとりたい方にはお勧めです。
(*^_^*)

たぶんいい感じで寝落ちできます。
( ̄ー ̄)ニヤリ

(↑だいたい前置きが長いんだよっ!!)

さてアルツ君が食事の途中で眠くなることをこのブログ(記事:「十年ぶりの職人」)でも紹介しました。

そして、あまりにも横になって寝ていることが多くなったのでキノコさんも心配して今日は主治医のところに診察に連れて行きました。

ヤッチも気にはかけていて、もしかしたらメマリー(認知症の薬)が合わないのではないか?

処方されている量が多すぎるのではないか?

メマリーの副作用なのではないか?

そんな疑いが有ったのでキノコさんにももう一度相談に行った方がいいと勧めていました。

ヤッチ自身は医者でもないし、ましてやアルツ君の家族。

どうしても主観的になりがち…。

医者を信用するしかありません…。

そんなわけでキノコさんとアルツ君は今日の夕方クリニックに…。

結果としてはメマリーを処方してもらう前の状態にリセットです。

ここ1週間ほどはメマリー錠10mgを夕食後に飲んでいましたが、服用をいったん休止です。

血圧も低い状態が続いているので降圧剤についても休止です。

これでアルツ君の飲む薬は
  • アリセプト10mg(認知症の薬)
  • バイアスピリン錠100mg (血管内で血液が固まるのを防ぐ薬)

朝食後だけの服用となり、夕食後に飲む薬は無くなりました。

キノコさんのチェック項目はまた一つ減りました。

ちょっと話が横道にそれますがバイアスピリン錠100mgじゃなかったかな…???

キノコさんも心臓が弱くアルツ君と同じバイアスピリン錠を飲んでいる時期ありました。

2,3年前の話だと思いますが、ある時キノコさんが爪を切っていて誤って自分のお肉まで切ってしまい軽い切り傷に…。

大した傷じゃないのに血が止まりません…。
\(◎o◎)/!

いくら止血をしてもどんどん血が溢れ出してきます。

仕方なく救急車を呼ぶ羽目に…。

救急車の中で救命士の方に止血してもらったら結局血は止まったんですが、原因を調べてもらうために病院に搬送です。

搬送先の病院で調べてもらったら血液をサラサラに薬を飲んでいるからじゃないか?って話になったんです。

確かこの時に飲んでいた薬がバイアスピリン錠じゃなかったかな…???

記憶が定かじゃないのはヤッチがアルツ君の息子だからなんですかねえ〜???

結局キノコさんはその薬を飲むのを辞めてからは救急車で運ばれるような事件は起きていません。

もしこの記憶が確かならヤッチとしてはこのバイアスピリンという薬も処方を辞めてもらいたい感じです…。

かなり話がそれてしまいましたが、アルツ君がメマリーの服用を休止して、血圧の薬も飲まなくなり、これで眠気がなくなるのであれば、アルツ君の眠気と薬との因果関係があったと考えることができるわけだから、いったんメマリーの服用を休止してもらえたことに関しては大賛成です。

主治医の先生に

「また1週間後に来てください。」

と言われて帰ってきたみたいなのでまた1週間後は固い話になるかもしれません。

(得意じゃないんですけど…)

固いついでに薬について知りたい方のためにリンクを書いときます。

ヤッチがよく利用するおくすり110番にジャンプします。

携帯でもアクセスできますが携帯のキャリア(docomo、auなど)によってURLが違うので携帯で調べたい方はおくすり110番のリンクを貼っておきますのでそこにアクセスして薬の名前をインプットしてみて下さい。
【追記1】
記事でキノコさんがバイアスピリンを飲んで血が止まらなくなったという話を書きましたがやはりヤッチの勘違いでした。

飲んでいた薬はバイアスピリンではなくワーファリンの間違いでした。

間違った情報を流してしまってすいません。

m(o´・ω・`o)mペコリン

2011/08/10

【追記2】
2012年になってアルツ君が実はレビー小体型認知症も発症しているのではないかという疑問が生じてきました。

レビー小体型認知症であれば、アリセプトやメマリーなどの認知症の薬に対して過敏症状が出て、上記のような副作用が出ることも至極当然な結果となります。

多量の認知症の薬の服用がレビー小体型認知症の症状の一つであるパーキンソン症状の悪化をもたらすことにもなりかねません。

もしご家族などにアルツ君のように、薬に対して過敏になっている方がいらっしゃるとすれば、アルツハイマー型認知症だけという診断を受けていたとしても、レビー小体型認知症ではないかという問題意識は少なからず持っておられた方が良いと思います。

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メマリーリターン!

2011/08/16 (火)  カテゴリー: 認知症の薬の事
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はメマリー(認知症の薬)の服用を休止して7日目のアルツ君。

1週間たったので主治医のクリニックに再診です。

キノコさんがアルツ君をクリニックに連れて行きました。

その結果は…

やはりメマリーを再び服用です。

最低量の5mgを夕食後に飲むように言われて帰ってきたみたいです。

アルツ君が眠気を訴えることも主治医に相談したようですが、やはり薬のせいではないと言われたそうな…。

高血圧の薬を飲まなくても血圧は安定しているのでもう一度メマリーを再開してみようという話になったようです。

結局

【朝食後】
アリセプト10mg(認知症の薬)
バイアスピリン錠100mg (血管内で血液が固まるのを防ぐ薬)

【夕食後】
メマリー5mg(認知症の薬)

の服用です。

そして薬嫌いの職人も復活です。

キノコさんが夕食後に薬をアルツ君に飲むように言いますが、嫌がります。

「どこも悪くないのにみんなして俺を病人扱いしやがって…。」

確かに本人に自覚症状が無いんですからおっしゃる通りです。

キノコさんが

「これは長生きする薬だから飲んでちょうだい。」

「そんなもんがあるならみんな死ななくなって大変だ。」

確かにこれもおっしゃる通り。
(ー_ー)!!

「どうしたら飲んでくれる?」

「ボタモチ食わしてくれるなら考えてやってもいいぞ!」

「そんなこと言っても今ボタモチ無いもの…。」

「じゃあノーサンキューですね…。」

「そんなこと言わずに飲んでちょうだい!」

キノコさんが無理やり口に放り込みます。

「んん…。まずいっ…。」

あわててアルツ君は水を飲み干します。

アルツ君がぼそりとつぶやきます…。

「ああ〜あ。おしっこ漏らしちゃった!」

???

「なに?また漏らしちゃったの?」

「ち・が・う・!押し込まれちゃった!」

???


【翻訳】
おしっこ漏らしちゃった=押し込まれちゃった
=薬を押し込まれちゃった

キノコさんの聞き違いです…。

キノコさん

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ

【追記】
2012年になってアルツ君が実はレビー小体型認知症も発症しているのではないかという疑問が生じてきました。

レビー小体型認知症であれば、アリセプトやメマリーなどの認知症の薬に対して過敏症状が出て、上記のような副作用が出ることも至極当然な結果となります。

多量の認知症の薬の服用がレビー小体型認知症の症状の一つであるパーキンソン症状の悪化をもたらすことにもなりかねません。

もしご家族などにアルツ君のように、薬に対して過敏になっている方がいらっしゃるとすれば、アルツハイマー型認知症だけという診断を受けていたとしても、レビー小体型認知症ではないかという問題意識は少なからず持っておられた方が良いと思います。

現在(2012/01/09)アルツ君は今までの主治医に紹介状を書いてもらい、レビー小体型認知症かどうかの診断をしてもらう予定になっています。

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アリセプトの服用休止から1ヶ月

2011/09/26 (月)  カテゴリー: 認知症の薬の事
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こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はアルツ君のメマリー(認知症の薬)がそろそろなくなる頃なので主治医のクリニックにアルツ君と診察に行ってきました。

アリセプト(認知症の薬)の服用を医師と相談して休止してからもう少しで1ヶ月になるところです。

メマリーの服用量はここ最近は5mgで継続中(夕食後服用)です。

歩いて数分のところにクリニックはありますが、そのクリニックはヤッチの記憶ではまだ10年も経過していないと思います。

開業当初は院長と看護師それに受付のお姉さんの数人でやっているこじんまりしたクリニックでした。

自宅近くに新しいクリニックがオープンしたと誰かから聞いてヤッチが風邪かなにかをひいたときに試しに行ってみるかということで診察を受けたのがお付き合いの始まりです。

真新しい院内はスリッパに履き替える必要もなくバリアフリーを意識した近代的な内装です。

あまり病院病院していない雰囲気で待合室はちょっとホテルのラウンジを思わせるような感じ。

まだ開院して間もないせいか患者の数も少なく、待合室でほとんど待たされることなく、診察室に通されたのをよく憶えています。

『こんなハイカラな造りでこんなちょっとの患者数で採算取れるのかよ!?』と正直クリニックの行く末を案じていたのもよく覚えています。

それが最近はどうでしょう。

院内には何人もの看護師さんがいて受付も二人ではときどき追いつかない場面も…。

曜日によって院長以外の外来医も招くようになり、どこかの大学病院の先生が休日に診察をして下さるくらいまでに診療体制を確立しています。

診察も飛び込みOKですが予約制を基本とするようにまでなりました。

『前の方がよかったな~。』

これがヤッチの正直な感想です。

あわただしい病院や診療所はなんか生理的に受け付けないものがあります。

……▼ヤッチの妄想▼……

アルコール臭の漂う少し薄暗い待合室で看護師だけが一人元気で患者はみなおしゃべりすることなく静かに瞑想している…。

看護師に呼ばれ、診察室に通されると背を向けたやや白髪交じりの医師が万年筆でドイツ語の練習…。

まだ医師がどんな顔をしているのかはわからない…。

もともと家から持ってきた微熱なのか少し顔が火照ってる気がする…。

医師の白衣は少しダメージ加工が施してあるのか不規則なダーツがところどころ散りばめられ、ヨードのシミがデザインチックに後染めされている…。

スチール製のやや淵が錆びかかった白い洗面器に医師は手を浸し何やら考え事をしている様子。

ようやく振り返った医師に笑顔はない。

振り返った医師に「血圧を計りましょうか?」と言われた時には普段とは違う心音がのど元付近からバクバク聞こえてくる…。

聴診器をあてられた瞬間悶え声と共に心臓も飛び出しそうだ。

「おおきく深呼吸して~。」

余計に呼吸がみだれそうだ…。

何も言わずに机の方に身体をひる返し、やや速いタッチでドイツ語の練習を再開する医師…。

再び振り返った医師に「お注射しましょうか~。」の一声にどっちの腕をまくっていいかわからなくなり一瞬挙動不審になり、まくりすぎるくらい腕まくりをする…。

医師にとっては接頭語がつくくらいだから『お注射』は神聖な儀式にしか使われないもののようだ。

ガラス製のアンプルを手際よく温めるジャック…

針先から透明な液が少しにじみ出る。

脱脂綿のアルコールが腕に響いてくる。

チクッ!!

シャープな鈍痛という矛盾した痛みで自分の中で必死に自分を取り戻そうとする。

どうやら生きているようだ…。

「3,4日したらもう一度診察に来てください。」と言われたときは、「治っても?治らなくても?」と聞き返す勇気はない。

診察室を出て薬の処方をしてもらう間またしてもあの陰気な待合室でじっとして「今日はいくら取られるんだろう?金足りるよな?」と自問自答を繰り返す。

受付と処方口が一緒になった小窓から手だけが見える女の人から折り紙みたいなヤクを手渡され密売を完了する。

外に出た時のあの太陽がまぶしいこと…。

ヤクが効いてきたのかあ~???

……▲ヤッチの妄想▲……

もうこんな診療所ってないですよね~。

今思うとあれはあれでよかったなぁと…。

なんてたって今は『くりにっく』ですからね。
(^^ゞ

余談はともかくとして今のクリニックの院長は割と気さくに話せて感じの良い方です。

今日も明るく笑顔で応対してくれます。
(*^_^*)

「その後どうですか~?眠気は少しおさまりましたか~?」

いつもはヤッチが答える所ですがアルツ君が答えます。

「元気!元気!元気すぎて分けてあげたいくらいだよ。」

「うん。ずいぶんしっかりしておられますね~。」

「昔から元気だけがとりえだからね。」

(あんたのとりえはお調子者であることです…byヤッチ)

「こうやってしっかり受け答えができるのもやっぱり僕の薬の処方が多かったからかな~!?」

先生はアルツ君にメマリーやアリセプトを増量してアルツ君が一時意識がもうろうとすることがあったのを自分の処方量が多かったからだと後悔しているようです。

確かにアルツ君はこの1ヶ月を振り返ると日中はほとんど小失禁することはありません。

認知症特有のやる気の無さからくる眠気みたいなものはありますが、意識を消失するほどの眠気については今のところ無いようです。

起きているときは、今まで虚脱感、脱力感みたいなものがあって少し暗い受け答えをするシーンもありましたがこれもほとんど無いようです。

受け答えがはっきりしていてクリアな印象を受けます。

今までのあー言えばこう言うがパワーアップしたかのようにも感じられます。

(これはマシンガントーク病という不治の病です。)

物忘れについては治っているという印象はありませんが、逆に進行しているようにも見受けられません。

「先生に失礼かもしれませんが、やはり薬を飲む絶対量が多かったので朦朧としたり、思い込み症状みたいなものが出ていたような気がします。」

ヤッチがアルツ君の横で口を挟みます。

「そうですね~。メマリーもアリセプトも人によってはかなりきつい薬なのかもしれませんね。」

「その辺は素人なんで何とも言えませんが…。」

「いずれにしても僕の処方量が多かったのは間違いないことですから…。申し訳ないことをしましたね。」

なかなか言える言葉ではありません。

( ゚∀゚ノノ゙パチパチパチ

お医者さんは立場上なかなか謝罪の言葉は言えないと思います。

ヤッチからしてみれば確かに危険と隣り合わせですが増量した結果、処方量が多かったことがわかったわけですから結果オーライです。

チビチビ増やしていたら処方量が多かったことに気づかずにいたかもしれません。

チビチビ増やしていたら量が多いことによる意識の消失などを認知症の症状が悪化していると勘違いしてさらに量を増やしてもらうようにお願いしていたかもしれません。

「先生。そんなに謝らないでくださいよ。今度一緒に飲みにでも行きましょうよ。」

とは言いませんでした。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

ちなみに

ヤッチお酒が飲めません…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

【追記】
2012年になってアルツ君が実はレビー小体型認知症も発症しているのではないかという疑問が生じてきました。

レビー小体型認知症であれば、アリセプトやメマリーなどの認知症の薬に対して過敏症状が出て、上記のような副作用が出ることも至極当然な結果となります。

多量の認知症の薬の服用がレビー小体型認知症の症状の一つであるパーキンソン症状の悪化をもたらすことにもなりかねません。

もしご家族などにアルツ君のように、薬に対して過敏になっている方がいらっしゃるとすれば、アルツハイマー型認知症だけという診断を受けていたとしても、レビー小体型認知症ではないかという問題意識は少なからず持っておられた方が良いと思います。

現在(2012/01/09)アルツ君は今までの主治医に紹介状を書いてもらい、レビー小体型認知症かどうかの診断をしてもらう予定になっています。

以後のことについては、このブログの中で追々記事にして行こうと考えています。

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2011/09/26 | コメント (12) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

診察に行ってきました

2011/10/17 (月)  カテゴリー: 診察
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こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はアルツ君と主治医のクリニックに診察に行ってきました。

当然診察を受けるのはアルツ君ですからね。

予約時間が夕方の5時半というなんとも中途半端な時間です。

('д`)

キノコさんは夕飯作りがあるので「あんたが何とかして!?」の一言です。

学級委員長兼教育係で最高指揮命令官の指示は絶対です。

ァィ(゚ρ゚)ノ

いきものがかりのヤッチがアルツ君と一緒にクリニックに行くことになりました。

クリニックに行く前にアルツ君にトイレを済ましてもらいます。

「ちゃんと出たのか?」

「何が?」

「『何が』って決まってるだろ!?おしっこ!」

「ああションベンか!?出たような気もするな~。」

「自分のことなのにわからないのか?」

「自分の名前くらいはわかるぞ。」

続けても無駄なようです…。

(-_-;)

トイレを済ました(?)アルツ君と表へ出ます。

もう5時半というと暗いですね。

久々に『秋』を感じてしまいました…。

抜け毛の秋の到来です…。

彡(-ω-;)彡ヒューヒュー

クリニックまでの道のりはアルツ家からほんの少し歩いてやや広い通りに出れば一直線です。

そう。アルツ君にしてみれば通いなれた道です。

なぜなら、クリニックに行く途中にアルツ君がいつも姉にボタモチを買ってもらうスーパーマーケットがあるからです。

スーパーマーケットのちょうどはす向かいくらいにクリニックがあり、アルツ家からするとはす向かいの分だけ遠い距離ということになります。

アルツ君は表に出るとキョトン顔…。

「こんな夜中にどこに行くんだ?」

「まだ夜中じゃないよ。それに今日はお医者さん。」

「だれの?」

「『だれの』って旦那さんのだよ。」

「俺はどこも悪くないぞ~。」

「そうそう。悪くないのを確認しに行くだけだよ。」

「そんなもん確認しなくたっていいんじゃないのか?」

「確認しなくてもいいのか悪いのかを確認してもらいに行くんだよ。」

「何だか難しいこと言いやがるなあ。まあいいや。行きましょう~。」

名付けて『スパイラル作戦』の成功です。

( `pq´)ゥシシ

通いなれた道なのか足取りはまあ軽い方です。

ただ左足が少し引きずるような歩き方をするのが気になります。

「左足痛いのか?」

「痛くないぞ。」

「それにしては引きずるよなあ~。」

「夜中にばあさんが俺の足を蹴っ飛ばしてるからだろ!?」

「ばあさんにそんな力ないよ。蹴っ飛ばしたらばあさんの足が折れちゃうよ。」

「わかるもんか!あのばあさんのことだから何しでかすかわかったもんじゃない!」

「ああ。一生懸命晩飯作ってくれてるのにかわいそうに…。」

「今頃毒を入れてるに決まってる。」

何でいつもキノコさんのことをここまで悪口を言うのか…。

そのくせキノコさんがちょっと自分の視界から消えただけで家中探し回ります…。

やや広い通りに出て車道の右側を二人で歩いているのですが、アルツ君がどうしても車道の方にはみ出していきます。

「そんなにフラフラ出て行っちゃ車に轢かれるぞお~。」

「何が?出て行ってなんかいないぞお。」

自分では真っ直ぐ歩いているつもりのようです。

左足が曲がりにくいせいでどうしても体が傾き、車道の方へとはみ出していくようです。

少し体も前傾してきています。

「後頭部から釣り針に引っ掛けられたイメージで歩いてみん?」

「いやだ!そんなことしたら頭から血が出るぞ。」

「脳ミソ出ないだけましじゃん。」

「じゃあ。電柱の看板の文字見ながら歩けば?」

「わき見運転になるからいやだ!」

何を言っても『いやだ!』になりそうなのでしばし放置です。

姉にいつも連れてきてもらうスーパーマーケットのすぐそばまで来ました。

アルツ君はヤッチの少し前を歩いています。

勘違いしないでくださいね。

けっしてヤッチの歩行速度がアルツ君に劣っているわけではないので…。

なにを考えているのかこのまま直進すればいいのにアルツ君突然車道を渡り出してしまいました。

キョロ(゚∀゚≡゚∀゚)キョロ

「どこ行くんだよ!」

ヤッチが少し大声になります。

「どこって?あそこだろ?」

アルツ君の指さしているのはスーパーマーケットです。

「行かないよ!」

「えっ?行かないのか?なんだ…。ボタモチ買いに行くんじゃないのかあ…。」

衝―∵(*゚∀゚*)∵―撃ッ!!

「行くわけないだろ!これから医者に行くの!」

「あそこはボタモチ無いんだよなあ…。」

(;^ω^)ぅぁwツマンネ

アルツ君を呼び寄せようやくクリニックに到着です。

今日は来院している人が多く座るところがありません。

インフルエンザの予防接種と老人健診で来ている人が多いようです。

待つのが嫌いなアルツ君が我慢できるか心配です。

幸い親切なかわいらしい御嬢さんがアルツ君のために席を空けてくれました。

「悪いねえ。どっから来たの?」

(ナンパしてる場合かっ!!)

「いいから…。」

ヤッチがアルツ君の腕をやんわりつねってそのかわいらしい御嬢さんに軽く会釈します…。

ヤレヤレ┐(´д`)┌

しかし混んでいるわりには早くアルツ君の名前が呼ばれました。

看護師さんに血圧を計ってもらうとすぐに診察室にお呼びがかかります。

主治医の先生に最近の具合を聞かれます。

「最近はどうですか?お変わりないですか?」

ヤッチが答えようとする前にアルツ君がそれをさえぎるかのように答えてしまいました。

「調子いいよっ!!」

「ほほう…。それは何よりですね。」

「便秘の方はいかがですか?」

これもアルツ君が答えてしまいます。

「調子いいよっ!!」

大人のヤッチがすかさず訂正します。

「いえいえ。インターバルは薬をいただいたせいか縮まったようですが、相変わらず便秘がちです。」

「そうですか~。最近ちょっとまた血圧が高い時があるようですね~。」

主治医はヤッチが持参した血圧手帳を見ながらそうおっしゃいます。

「そうですね。脈が異常に上がる日があるようなんですが…。」

「たまに不整脈みたいなのが出るのかもしれないな~。」

「朝が多いようなんですが…???」

「そうですね。こういうのは夜よりは朝起きることの方が多いんですよ。弱い降圧剤をまた少し飲んでみましょうか?」

さすが主治医の先生商売上手です。

『飲んでください』と言われると反論したくなりますが、こう言われると『飛車』を獲られた感覚に陥ります…。

少し間が開いた瞬間にアルツ君が答えます。

「薬かあ~。先生さあ~。ボタモチみたいに美味いのって無いの?」

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ




【追伸】
主治医が「良薬口に苦し」と答えたのは言うまでもありません…。


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FC2スレッドテーマ : 認知症を介護する家族の悩み (ジャンル : 福祉・ボランティア

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2011/10/17 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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