site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
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疑惑の職人

2011/06/29 (水)  カテゴリー: 畑仕事
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです

(^_^)/~

今日も一日暑かったですね〜!

去年あたりはビルの中に入るとヒンヤリとして長居すると寒いくらいだったのに…。

今年はラッシュ時の電車の中はまさに苦痛…。

(-_-;)

アルツ君も暑がりなので、年中お腹を出してキノコさんに怒られてます。

そのアルツ君のことですが、今日の日中一番気温も高いのではないかという2時か3時くらいにアルツ君の借りている老人農園にでかけたようです。

何度もこのブログで紹介しているので、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、最近アルツ君は自分が借りているのに植えている野菜たちの世話をせず、もっぱら見学に行くというのが日課になっています。

もちろんあとの世話は職人の息子の役割です。

キノコさんもちょうど買い物か何かに出かけていたらしく、自宅に戻るとアルツ君が

「畑でけっこういっぱい野菜が獲れたぞ!」と言ってアルツ君が今日の収穫を報告。

blog_import_4e0c59b80270d.jpg

この子たちが成長したのはヤッチのお蔭なのにと言いたいが、アルツ君はあたかも自分が育てかのようにドヤ顔だったらしいです。

ヤッチ的に言わせてもらえば、何でもっとミニトマトを赤くしてから収穫しないのか納得いかないところです。

ヽ(*`Д´)ノ

まあ我が家の家計の足しになってるからいいかっ!

キノコさんが野菜を今日は買ってきてしまったらしく、収穫した野菜は今日のところは食卓には並ばなかったのですが、キノコさんはぬか漬けにしようかどうしようかけっこう真剣に悩んでました。

夕飯を食べ終わったアルツ君は風呂に入って寝てしまったらしく、すでに茶の間は静かです。

なんでアルツ君がいないとこうも茶の間が静かなんでしょう!?
(英語にすると?…は今日もやめときます。)

ヤッチもアルツ君の後に夕飯を食べ、お風呂に入って今日の汗を流すとします…。

上着を脱ぎ、上半身裸になったところで、洗面所のシンクの中に何やら緑色の物体が…。

??

そうです。まぎれもなく、キュウリです。

なんでこんなところに置いてあるんだろう?

お風呂から上がりキノコさんに
「洗面所にキュウリ置いた?」

「洗面所に…??そんなところにそんなもん置かないわよ!」

「おじいちゃんが置いたんじゃないの?あんたの野菜はこっちにあるわよ。」
と言ってお皿の上に載った野菜を差し出して見せます。

「じゃあなんでこんなところにあるんだ?」

「それがわかれば苦労しないわよ。あの爺様のやることだから…。」

キノコさんも首をかしげています。

歯を磨いたりする場所に普通キュウリを置いたりしませんよね?

でそのキュウリなんですが……。

実はヤッチが作ったキュウリと大きさが違うんです。

blog_import_4e0c59b8a7916.jpg


ヤッチが作ったキュウリは少し痩せていて「???」の洗面所のキュウリよりはスリム。

ヤッチのキュウリのツヤは本人の頭頂部に比例して光ってますが、洗面所のキュウリの方がどちらかといえばツヤはないものの黒々しています。

洗面所にあったキュウリの方が肥沃な土壌に植わっていたような気がします。

アルツ畑で今年の春キュウリの苗を植える時にキュウリは病気になりやすいので、失敗してもいいようにとヤッチが畑の隅の方に植えたので、そこはあまり肥料が効いてる場所ではないのです。

その証拠に肥料が効いていないのでやや先曲りのキュウリです。

微妙なところなんですがヤッチのキュウリといえば、そうも見えるし、違うと言えば違うような気がする…。

ちょっとだけまさか???という疑惑が生じてきました…。

(ー_ー)!!???

隣の畑はかなり熱心に手入れしているらしく、ヤッチのように片手間ではありません。

隣の畑はアルツ畑よりは数倍肥料が効いていそうな土壌…。

隣の畑はアルツ畑よりたくさんキュウリを植えていて、もう収穫時のキュウリがいっぱいある…。

隣の畑は1、2本刈り取ったところで分からない…。

でも隣の畑を世話している奥さんはけっこう几帳面そうで実ったキュウリの本数まで数えていそう…。



明日畑で大騒ぎになってないよな…???

(´へ `;) う〜〜ん

アルツ君

さすがです…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2011/06/29 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

物覚えの良い職人

2011/08/08 (月)  カテゴリー: 畑仕事
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こんにちは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日は朝早く起きてアルツ畑に行ってきました。

野菜類も一通り収穫を終えて、一時ほどの収穫量はなくなってしまいました。

やはり夏の暑さで野菜の苗も株を消耗するようです…。

残すはアルツ君がどうしても植えたいと言っていた小玉スイカの収穫のみ…。

朝早いうちの方が糖度が多くなると、どっかで聞いていたのでそれを忠実に守って早目に出かけてきました。

2株植えただけなので、3つほどしか実っていません。

そのうちのひとつがそろそろ食べられそうなのでこやつを収穫することに…。

スイカって収穫のタイミングがわからないものです…。

キュウリやナスは大きさで判断できますが、スイカは大きくなっても中がきちんと熟しているのかがわかりません。
。・゚・(ノД`)・゚・。

結局カンに頼るしかないのですが今日はそれに頼ってバッサリやる覚悟です。

アルツ君が畑の手入れをほとんど放棄しているので、畑も少し雑草が多くなってしまいました。
(-_-)

少しはアルツ君に仕事を取っておかなくてはと都合のいい理由づけで今日は収穫のみです。


パッチン!!


結構小さい割に切ってみるとズシリと重い感じです…。

ちゃんと中身赤くなってるかな…?

切ったら真っ白なんてことないよなあ〜。

やっぱりスイカは冷やして食べた方がうまいよなあ…。

冷蔵庫でキンキンに冷やしておけば、夜にはおいしくなるかな!?

でもそんなにデカくないからなあ…!?

三人分にするとちょっとづつしか食えないよなあ…。

夜中にひとりでこっそり食っちゃおうかな…。

でもやっぱりみんなで食った方がうまいよなあ…。

一つのスイカにいろんな想像を浮かべ家に持ち帰りました。

アルツ君には収穫してきたことは内緒です…。

といっても果たしてスイカの存在自体を覚えていないかもしれません。

持ち帰ったスイカをとりあえず冷蔵庫にしまいます…。

suica.jpg

やっぱ一人占めしちゃおうかな…。


夜になり、アルツ君の今日一日の行動をキノコさんに聞くと運動不足になってはいけないとアルツ君を畑まで散歩させたそうです。

昼間はかなり暑かったので朝少し早目に散歩行くように言ったらしいのです。

ヤッチとすれ違いくらいだったのかな!?

アルツ君にこのことを聞きます。

「畑に何時ごろ行った?」

「畑?何時だったかなあ〜。覚えてない〜。」

まあ畑に行ったことを覚えていたのでかなりの高得点と言えるでしょう…。

「もう畑も一休みだな。ナスも上の方まで実がなったから、今日は枝を切ってきたよ。」

「当たり前だ!夏にいつまでも伸ばしとくバカいないぞ!」

この辺はまだ植木職人の培ってきた感覚が残っているようです。

「それにしてもおかしんだよな〜???」

アルツ君がぼそりとつぶやきます…。

「何がおかしいの?」

「たしかスイカ3つ成ってたはずなんだが…。スイカ泥棒がいるのかな〜。」

\(◎o◎)/!

こういうことはちゃんと覚えているんですね〜。

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ


【追記】

今日帰りがけに明日の朝食べるパンを買ってきたんですが、今まで何十年も小倉&マーガリンだと思っていたものがつぶあん&マーガリンだったことにビックリ!!
(@_@;)

pan.jpg 

tubuan.jpg


たしかヤッチの記憶では小倉&マーガリンだった気がするんだけどなあ〜。
(ー_ー)!!

名前変えたのかな…。

ひょっとしてヤッチもアルツ君!?…


また今日も一つしか残っていませんでした…。
ビェ─・゚・(。>д<。)・゚・─ン!!

獲ってきたスイカは今日は食べずに冷蔵庫に入れたままです…。


※アルツ畑
アルツ君が年会費を払い借りている地区住民のお年寄り専用に貸し出されている農園。借りた当初は手入れもきちんとしていましたが、最近はアルツハイマーが進み、すっかり手入れをしなくなってしまいました。現在アルツ農園にはキュウリ、トマト、ナスなどの野菜類が植わっています。アルツ君が畑を放置している以上その手入れはもっぱらヤッチがやっています。
今年はアルツ君の希望で小玉スイカも植えています(記事に戻る)


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2011/08/08 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

別にいいんだけどね…

2011/09/24 (土)  カテゴリー: 畑仕事
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こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日はアルツ畑に行ってきました。

アルツ君は朝からデイサービスです。

朝は少し涼しい感じだったので、あの夏の炎天下と違って少しは仕事がはかりどりそうです。

このところ少し忙しかったので雑草が伸び始めています。

今日はそのことが気になっていたので草むしりに行くことにしました。

もう夏野菜も収穫の時期は終わり、今はナスとピーマンくらいしか収穫できるものはありません。

いずれも最盛期とは違って実付きは良くないのでもうたくさんの収穫は期待できません。

キュウリやトマトはもう苗も枯れてきているのでかわいそうですが抜いてしまうことに…。

キュウリやトマトの苗を支えていた支柱も抜き取って束ねることにしました。

ナスとピーマンが5株づつくらいしか植わっていないので、アルツ君の借りてる区画は他の利用者の方の畑に比べるとスカーンとしています。

クワやスコップ、カマなどを持ってアルツ畑のお掃除に取り掛かります。

意外にも先日台風があったのに苗は全く無傷で元気に育っています。

ついでに雑草も…。
(-_-;)

機械でもあれば一発なのに原始的に手作業です。

まずはところどころ背の高くなっている雑草を抜き取ります。

出かける前は涼しいと思ったのにいざ畑に出てみると日が照りつけて暑い…。
ヤレヤレ┐(´д`)┌

ちょっと動いただけなのにじんわり汗が出ます。

でも時折乾いた涼しい風が通りぬけるのでそれだけが唯一の救いです。

草むしりをしていると時折ブンブンと羽音ようなものが聞こえます。

???

気がつくとトンボ君たちです。

空を見上げるとたくさん飛んでいるのがわかります。

ときどき降りてきては野菜の苗を支えている支柱に先にとまって羽根を休めています。

今日の唯一の収穫はここアルツ畑に来て秋を感じることができたことではないでしょうか!?

トンボだよ~!


秋ですね~!


日差しが強かったせいか写真だと秋の臨場感が出ないですね~。

お日様が高い位置にくるとやっぱり秋とはいえ暑い~。
(´-∀-`;)

まだ半分も終わっていないうちに水分補給です。

小さかった頃の運動会を思い出しました。

運動会が終わって家に帰ると顔は真っ赤。

鼻の頭はヒリヒリです…。

(日焼け止め塗ってくるんだった…)

近くに自販機があったのでそこでポカリを買って一気飲みです。

すでに目の下のほお骨あたりが突っ張る感じです…。

水分補給したところで作業再開です。

水分補給した後はもうすでにやっつけムードありありです。

丁寧に雑草を根こそぎむしり取る気力は無くクワで耕して土中に葬る作戦に変更しています。

作業をしているとアルツ君と同じように農園を借りているご近所の御夫人がやってきました。

まだ老人と言うには失礼な感じで背筋もピンとしていて足腰もしっかりしています。

汗まみれになって作業をしているヤッチに話しかけてきます。

「まだお父さん元気にならないの~?」

この御夫人とはアルツ畑で何度か会ったことはありますが、どうやらアルツ君のことは知っているようです。

でもアルツ君が認知症でアルツハイマーだということは知らないということが言葉のニュアンスで読み取れます。

「まだちょっと具合が悪いんですよね~。」

アルツ君の名誉のためにあえて適当な言葉で返します。

「ここは老人会に入っている人の農園だって言うことはあんた知ってるわよね?」

「はい。知っていますけど…。」

「本当は若い人はダメなんだよね。あんたは家族だからさ…。別にいいんだけどね…。」

暗に部外者は入ってくるなと言いたげないやらしい表現です。
ヽ(`Д´)ノ

「お父さんぜんぜんもう畑に来れないの?」

「いえ。たまには散歩がてら足を運んでますけど…。」

「もしもう畑に来れないんだったら農園を返すことも考えた方がいいんじゃない!?別にいいんだけどね…。」

御夫人のおっしゃりたいことはよく理解できますが最後に付け加える『別にいいんだけどね…』がどうもカチンと来ます。

「そうですね。親父とも相談して考えさせていただきますね。」

「私は別にいいんだけどさ~周りの年寄りが〇〇さん(アルツ君のこと)がちっとも顔を見せないって噂してるからね…。」

「そうでしたか。少し元気になったらみなさんのところに顔を出すように言っておきますね。」

「具合が悪いんじゃ仕方がないけど、いろいろ言う人が出てくるから少し考えてみて?私は別にいいんだけどね…。」

「わかりました。御心配かけて申し訳ありません。」

もうこうなってくるとテンションガタ落ちです…。

。+゚(pωq)゚+。エーン

作業をどこまでやったかもわからなくなってしまいました。

他の区画で農園を利用されている方達に迷惑にならない程度に草むしりはしたのでもうこの場を離れたい気持ちでいっぱいになってしまいました。

というよりもともとまったく手入れをしていなかったわけではなく、いつも他の人の迷惑にならないようにしようということは心がけていました。

多分その御夫人はきれい好きなのでしょう…。

自分が畑をきれいに手入れしているから少しでも手入れをしていない人の畑を見ると気になって仕方ないのでしょう…。

でもそんなに気になることなのかなあ…。

そんなこと考えなくても

別にいいんだけどね…。

(; ̄ー ̄川 アセアセ

※アルツ畑
アルツ君が年会費を払い借りている地区住民のお年寄り専用に貸し出されている農園。借りた当初は手入れもきちんとしていましたが、最近はアルツハイマーが進み、すっかり手入れをしなくなってしまいました。現在アルツ農園にはキュウリ、トマト、ナスなどの夏野菜を植えています。アルツ君が畑を放置している以上その手入れはもっぱらヤッチがやっています。 (記事に戻る)



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2011/09/24 | コメント (10) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

リベンジする職人

2011/10/27 (木)  カテゴリー: 畑仕事
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こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

昨日は水を汲みに行ったのはいいが肝心のお水を持って帰って来なかったアルツ君。

今朝は昨日なぜ水を汲んでこなかったのかヤッチが問いただします。

「昨日は何で水を汲みに行っておいて、水を汲んで帰って来なかったの?」

「水?」

「うん。水。」

「水がどうかしたのか?」

「昨日水を汲みに行っただろ?」

「誰が?ばあさんか?」

どうやら水を汲みに行ったことをおぼえていないようです。

水を汲みに行ったことをおぼえていないのだから、どうして汲んでこなかったかを聞いても無駄なようです。

(・・;)

「昨日旦那さんは水を汲みに行ったんだけどボトルに水が入ってなかったんだよ…。」

「そうか〜。どうしてだろっ?途中でみんな飲んじゃったのかなぁ〜?」

「さすがに4Lは一気するのは無理でしょ?」

「そうだなあ…。俺がもう五年若ければなあ…。」

「五年若くても途中で飲んじゃダメでしょ。」

「じゃあ十年か?」

「いやいや。十年でも飲まずに帰って来ないと…。」

「干からびちゃうぞ。」

会話が噛みあわないのは今日に始まったことではないので朝はこの辺で会話をするのはやめました。

夕方になり今日もキノコさんがアルツ君に水を汲みに行くように命じているようです。

ヤッチも家に居たのでアルツ君に行ってもらわなくても良いのですが、キノコさんはアルツ君の運動不足が気になるようです。

「今日はちゃんと水をボトルに入れてガラガラも持って帰って来るのよ。」

幼稚園児におつかいに行かせる母の姿です。

「はいはい。わかりましたよ〜。」

「靴が反対!」

「あそっか!」

キノコさんはアルツ君に何かを書いた紙切れを渡しています。

「なんだ?これは…。」

「水を汲みに行く順番を書いてあげたから。」

「子供じゃあるまいし、大丈夫ですよ!」

「あんたが『大丈夫』と言うのが一番危ないんだから…。」

「ふん!子供じゃあるまいし…。」

「ついでに畑にでもよって野菜に水を撒いてきてあげなさいよ。」

「はい。はい。わかりましたよ〜。えばってやんだからなあ…。」

「えばってなんかいませんよ。畑にはジョウロはいらないの?」

「畑の隅っこに倉庫があってそこにはなんでも入ってるから、持って行かなくても平気だぞ。」

「へー。そういうことは良く覚えているのね。じゃあボトルとガラガラだけ持って行けばいいわね。」

「ボルトだかネジだか知んないけど汲んでくりゃあいいんだろ?」

「そう。そう。お願いしますね。」

こうしてアルツ君のリベンジがスタートしました。

本人にしてみれば覚えていないわけですからリベンジではないのでしょうが…。

このごろは外に出るのも面倒臭がるのに連続して外へ出かけているので脳ミソ以外は調子がいいのでしょう。

けれど一つのこともまともにこなせないのに二つも用事を言いつけて大丈夫なのでしょうか?

………

やはり帰りが遅いようです…。

「やっぱり畑に行かすのはちょっと可愛そうだったかしら…。ちょっと見てきくれない?」

「ちょっとハードルが高かったかもな!?じゃあ見てくるよ。」

自転車に跨りスーパーに向かいます。

自転車ならほんのわずかな距離です。

一応のんびりこいでアルツ君とすれ違わないか注意して進みます。

どうやらすれ違わないようだし、スーパーにもいないようです。

畑かな?

今度はまた同じ道を引き返しアルツ畑に向かいます。

畑にはジョウロを持った職人の姿があります。

畑の外の道路にはガラガラも置いてあります。

⊂(^ω^)⊃ セーフ

「おーおー。こんなに動いたのは久しぶりなんじゃないのか〜?」

ヤッチが声をかけるとアルツ君少しビックリしたように振り返ります。

「いまちっとだけ水をやっておいたぞ。」

「水も汲んできたのか?」

「ああ。汲んできたよ。お前ここへどうせ来たんだったら水撒いてくれよ〜。ジョウロ持って歩くのは重くてダメだ。」

確かに足元があまり良くないところを水の入ったジョウロを持って歩くのは年寄りには重労働です。

「それでも少し撒いたのか?」

「ああ。ちょっとだけジョウロに水を入れてな。」

もう畑と言ってもアルツ君があまり手入れができないので大したものは植わっていません。

植わっている物が少ない分水を撒く面積も少なくて済みます。

「そこの辺りを撒いたのかな?土の色が変わってるけど…。」

「ああそうだよ。あそこだけしかまだやっていないぞ。」

アルツ君が水の入っていない空のジョウロを差し出します。

ふと気がつくと畑の中の通路にあのスーパーで汲んできた飲料水のボトルが入ったトートバックが地べたに置いてあります。

ガラガラから取り出して畑の中に持ち込んだようです。

「なんであんなとこに水のバック置いてあるんだ?盗まれると思ったのか?」

「いや。別に…。」

「忘れるといけないから?」

「いや。別に…。」

「じゃあ。何で〜??」

「あんまり重かったからさあ〜。」

「ん?どいうこと?」

バックの中身を見に行くと確かにトートバックの中には水の入ったボトルがちゃんと入っています。

しかーし!!

満タンに入っているはずのボトルの水が少し減っています…。

もう一度アルツ君に問いただします。

「どいうこと?」

さっきより口調はきつめです。

「いや…。だから…。持って帰るのに重かったからさ…。」

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2011/10/27 | コメント (6) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

黒服の男

2011/11/05 (土)  カテゴリー: 食事
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こんばんは

アルツ君の息子ヤッチです
(^_^)/~

今日のアルツ君朝から何だかとても張り切っちゃってます。

昼間も「畑の手入れをしてくる」とアルツ畑に自ら出かけ体を動かしてきたようです。

まあ数か月前は自転車に乗ってあっちこっちに出かけていたことを考えれば当たり前の話なんですけどね。

アルツ畑もいよいよ収穫できるものはなくなってしまいました。

冬の畑仕事はアルツ君にはとても出来そうもないので冬野菜をヤッチはあえて植えていません。

いよいよ農閑期っていうやつです。

多分アルツ君が出かけていってもせいぜい土に刺さっている支柱を抜いて来るか支柱にからまっているビニタイをほどくくらいでしょう。

それでも自分で体を動かしたいと言ってるのですから止める理由はありません。

「珍しいなあ!?畑に行くなんて自分から言い出すのは?100年ぶりじゃないか?」

ヤッチがアルツ君をひやかします。

「冗談じゃないよ!100年前はまだ生まれてないぞ!」

「へー。何年前に生まれたの?」

「38年前!」

どうしても83歳が38歳としてインプットされているようです。

(-_-;)

「へー。俺より若いんだ?」

「そうだよ。まだまだこれからだぞ。」

「すぐそこまで来てるんじゃないの?死神が?」

「バカなこと言っちゃいけないよ。来たら追い返してやる!」

「へー。気合い入ってるね~。この調子じゃ明日は雨だな。」

明日を待つまでもなく東京地方は夕方から雨が降り出してしまいました。

(´゚д゚`)アチャー

でも畑に出かければ誰かしら居て喋り相手になってくれるはず…。

家にばかり引きこもっていては他人とコミュニケーションも取れず健全とはいえません。

「それじゃあ。行って来るからな!」

「あいよ。もう帰って来なくていいよ。」

玄関出てアルツ君は畑とは逆方向に歩いて行ってしまいました。

「おい!おい!畑はそっちじゃないよ!!」

「あ!そっか!?でどこに行くんだったけ?」

「は・た・け!」

「そっか!?水汲みに行くんじゃなかったっけ?」

「水汲みに行くのもそっちじゃないよ…。」

ヤレヤレ┐(´д`)┌

「そうか~??あ!そうだ!あっちだ!」

ようやく畑の場所を思い出したようです。

「死神さんの家に行こうとしてたんじゃないのか?」

「違いますよ!!」

…………

1、2時間して畑から帰って来ました。

「おい。お前!うちの近所の畑はもう白菜が出来てるぞ!」

他人の畑なのに何だかとてもうれしそう。

(*^_^*)

「うちも種まきしとけばよかったな~。」

「で近所の畑の白菜抜いてきたと…。」

「バカ!それじゃ泥棒じゃないか!」

このあと家に入ってきてもよくしゃべります。

白菜についてのウンチクまで語り始めてしまいました。

ただ植物について語り出すととても饒舌です。

認知症になってもこういうことだけはしっかり覚えていてドヤ顔でしゃべり倒します。

ヤッチも知識が無いわけではありませんが一応ご主人様の顔を立て「ふん。ふん。」と真剣に聞いているふりをします。

^_^;

そのうちヤッチとの会話に飽きたのか愛妻に矛先を向けます。

「おい!ばあさん!夕飯はまだなのか?」

「ちょっと!!まだ4時よ!」

「4時だって幼児だって俺が腹が減れば夜飯時だ!」

「まあ。ずいぶん威張ってるのねえ~。」

「威張ってなんかいないさ。これでもずいぶん遠慮してるんだぞ。」

「ハイハイ。早めに準備しますから少し待っててちょうだい。」

「少しってどんくらいだ?10分か?」

「そんなに速くできるわけじゃないじゃないの。83分!」

キノコさんもテクを身につけたじゃないですか…。

「何だか風呂も入りたくなっちゃったな…。」

今度の矛先はヤッチです。

「はいはい…。ホルマリン漬けですね?温度はいかほどに?」

「あんまり熱いのはダメだぞ。」

「組織が崩れるからな。」

こうして夕飯前のかなり早い時間からアルツ君にお風呂に入ってもらいます。

お風呂に入ってアルツ君の身体を洗っていると変なことを言い出します。

「昨日な~。俺が寝てると黒い服を着た男が来たんだよ…。」

「まさか~?そんなはずあるわけないじゃん!?」

「それでな…。俺に『立て』って言って俺のパンツを脱がして行ったんだ…。」

「ふ~ん。それだけ?」

「うん。それだけ…。」

どう考えてもその黒い服の男の正体は…。

キャハ━━(#゚ロ゚#)━━ッ!!

ヤッチしか考えられません。

(-_-;)

夜中に2回ほどアルツ君のパンツを取り替えた記憶が有ります。

「やっぱり…。」

「やっぱりなに?」

「やっぱり…。家は家相が悪いんだな…。」

「今さら家相のへったくれのって言ったって仕方ないじゃん。もう住んじゃってるんだから。」

「そりゃあ。そうだけどあれはきっとお化けだぞ。」

「お化けがパンツ取り替えてくれたって言うの?」

「お化けでも親切なお化けなんだよ…。」

「そんな親切なお化けいるわけないだろう。」

「わかないぞwww。」

アルツ君の戯言は適当に流し、ついでに身体についた泡も流します。

「入っていいよ。」

「熱くないだろうな?」

「熱くはないけど風呂の底から手が出てきて引っ張られるかもよ。」

「お前。あんまりおどかすなよ~。」

今日はなぜか早目にお風呂から出てきてしまいました。

(●`w´●)ニァ・・

お風呂からアルツ君が出てくるとキノコさんは食事の支度に大忙しです。

「あともうちょっとだから少しだけ待って!そうだ?ほうれん草のゴマ和え作るからそこにあるほうれん草にゴマ和えの素を混ぜといてくれないかしら?」

どうやら任務はアルツ君に与えられたようです。

「へー。こんなの入れるのか?入れなくても美味そうだぞ。」

「入れた方がもっと美味しいから混ぜておいて。」

「はいよん!」

アルツ君ゴマ和えの素を入れかき混ぜながらつまみ食い…。

ゴマ和え


混ぜてはつまみ、混ぜてはつまみ…。

混ぜ終わった後もキノコさんの食事の支度がまだなのをいいことにさらに目を盗んではつまみ食い…。

(;一_一)

とうとう1把分はゆうに有ったゴマ和えを一人で胃袋に入れてしまいました。

「はい。おかずが出来ましたよ。これでご飯が食べられま…。あれっ?ゴマ和えは?」

キノコさんのその目はアルツ君に向けられています。

「そう言えばないね…。」

((゚д゚o)キョロキョロ(o゚д゚))

「食べっちゃったの?」

「いや…。食べてないぞ…。」

「じゃあどうして?」

「…。」


「食べたんでしょ?」


「いや…。さっき黒い服を着た男が食べて行った…。」

アルツ君

さすがです…

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2011/11/05 | コメント (8) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top
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