site_title進行性核上性麻痺の疑いのある元植木職人のアルツ君(父)、アルツ君の愛妻キノコさん(母)、そしてアルツ君の息子ヤッチの日々の生活を紹介しています。
このページに表示中の記事 (キーワード: いびき の検索結果  4 件)
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入院6日目(5月23日)

2012/05/24 (木)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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入院6日目の昨日は爆睡でした。

別に体調が悪かったわけではありません。

ヤッチのベッドの対面の患者さんが昨日の昼に退院したから…。

この患者さん、ものすごい超ラウドないびきを往復で奏でる強者…。

この患者さんのために、入院初日からずっと睡眠不足状態…。

やっと昨日は安らぎの時間をゲットしました。

お陰で超熟睡…。

同室の他の患者さんや看護師さんにも、了解を取り、病室の窓を開け、外の空気を取り入れ、快適な状態にしてからの睡眠でした。

この日は、ほとんど夜中に目を覚ますことなく、朝まで熟睡してしまったわけですが、ヤッチ自身が大いびきで周囲の安眠を妨げていなかったか心配です。

(; ̄ー ̄川 アセアセ


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2012/05/24 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

入院7日目(5月24日)

2012/05/24 (木)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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前回の記事でいびきのうるさい患者さんが退院したことを書きましたが、今日の昼頃、そこにどこかの病室から、若いお兄ちゃんが、また引っ越して来ました。

またもや、いびき地獄なんですけど…。

ここは、ひょっとしなくても、『問題あり』の患者を収容する病室!?


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2012/05/24 | コメント (0) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

入院8日目(5月25日)

2012/05/25 (金)  カテゴリー: 顔面神経麻痺
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room

4人部屋で入院生活を送っているヤッチですが、一人は退院し、もう一人はいびきがうるさいため、ヤッチがクレームを言い、違う部屋に引っ越してもらいました。

すごく広々していて、個室のようです。


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2012/05/25 | コメント (2) | トラックバック (0) | ホーム | ▲ Page Top

アルツ君の救急搬送の詳細

2015/01/19 (月)  カテゴリー: 脳梗塞
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施設を出る救急車

こんばんは。

アルツ君の息子ヤッチです。

先日(1月17日土曜日)アルツ君が救急搬送された時の模様を少し細かく書きたいと思います。

この日、ヤッチはいつも通り、アルツ君の食事介助をしようと、特別養護老人ホームに向かいました。

夕方5時半ころに、到着です。

居室に行こうとしたところ、女性職員さんに呼び止められます。

女性職員さん:「お父様なんですけど、お昼は元気よくというか、穏やかに過ごされていたんですが、今は眠ってしまわれて…。」

普段アルツ君が眠っていても、あまり呼び止められたりしないのに、なんか変?と思いつつ、アルツ君の居室に入ります。

姉が先に来ています。

姉:「パパ、全然起きないのよ…。」

ヤッチ:「昼間元気良かったって聞いたから、疲れちゃったんじゃない?」

ヤッチは上着を脱ぎ、洗面所で手を洗いながら、そう答えます。

屋外は寒く、手袋をして自転車に乗って来ています。

アルツ君を抱き起したりするときに、アルツ君をビックリさせてしまうといけないので、洗面所でお湯を出し、自分の手を洗いながら、しばらく温めるのが日課になっています。

姉:「でも、話しかけても、ピクリともしないのよ。」

ヤッチ:「マジで?」

姉:「うん。」

ヤッチ:「旦那さん、そろそろ起きようか?」

姉:「パパ、起きて!パパ!!」

いつもだと、眠っていても、眠りが浅いのか、呼びかけると目の付近がピクピクします。

ただし、最近は『死んだふり』をして、我々を驚かせ、よろこぶこともあるので、油断できません。

姉:「『死んだふり』だったら、段々顔がゆるんで来るでしょ?」

ヤッチ:「だね。看護師さん、呼んだ方がいいんじゃない?」

姉:「あんたが来る前に呼んだ。」

主任看護師さんがちょうどいらっしゃいます。

主任看護師さんがバイタルチェック(血圧、脈拍)を計り、聴診器をアルツ君のお腹に当てます。

ほんの一瞬ですが、アルツ君がしかめ面をします。

「眠っていらっしゃるのかしらねぇ?血圧がちょっと低いようですけど、いつもと脈拍もかわらないですね…。ちょっと様子を見ましょうか?」

姉:「わかりました。ありがとうございます。」

主任看護師さんが居室を出て行かれた後、姉がヤッチに話し掛けます。

姉:「なんか、変だよね?」

ヤッチ:「うん…。」

姉がさっきの言葉をもう一度繰り返します。

姉:「パパ、起きて!パパ!!」

そして、この言葉を何度も何度も繰り返します。

ちょうどその時、アルツ君が口をモグモグと動かします。

まるで、牛が胃の中のものを反芻(はんすう)しているかのような変な口の動きをします。

それが、何十秒か続いた後、急に大きないびきをかきはじめました。

アルツ君のいびきは普段、豚鼻に近い感じでかきますが、今回は喉元付近から聴こえてくるいつもとは全く異質ないびきです。

ヤッチ:「ヤバいな???救急車、呼んだ方がいいかも?」

ヤッチの頭に最初にひらめいたのは、『脳梗塞の再発』です。

姉:「呼ばないとマズいかしら?」

ヤッチ:「美味いのマズいの言ってる間に定食が完売になるかもしれないからさ。」

ヤッチは廊下に出て、近くにいらした女性職員さんに声を掛けます。

ヤッチ:「すいません。もう看護師さん、お帰りになっちゃったかな?もし、いらっしゃるようなら、居室にいらしていただくようおっしゃっていただけます?」

女性職員さん:「わかりました。」

ヤッチ:「それと、救急車の手配もお願いします。」

女性職員さん:「救急車?」

ヤッチ:「はい、なんかヤバそうないびきをかいてるからさ~。」

女性職員さん:「わかりました。」

主任看護師さんはまた施設内にいらしたようで、慌てて居室に入って来ます。

同時に施設のおエライさんも姿を見せます。

姉:「ぜんぜん、呼びかけに反応しないんです。」

主任看護師さん:「○○さん(アルツ君の名前)、わかります?」

慌ただしい雰囲気になってきました。

居室の廊下では先ほどのおエライさんがヤッチにたずねて来ます。

おエライさん:「救急車、呼びます?」

ヤッチ:「変ないびきだし、梗塞を起こしているとしたら、早目がいいでしょ?」

おエライさん:「わかりました。今、手配しますね?」

姉:「さっきより、パパの身体、冷たくなってる!」

主任看護師さん:「お熱を計らせていただきますね?」

主任看護師さんがアルツ君の脇に体温計を差し入れます。

主任看護師さん:「35度…。」

ヤッチ:「ヤバいね?血圧は?」

主任看護師さん:「もう一度、計りますね?」

主任看護師さんが、アルツ君の血圧を計ります。

主任看護師さん:「108の60。ちょっと低いわね…。」

ヤッチ:「最近の血圧を知らないけど、いつもに比べて相当低いんじゃないですか?」

主任看護師さん:「そうですね…。もしかすると、『低血糖』かもしれませんね。このところ、食事も水分も十分じゃなかったから…。」

ヤッチ:「よーわからないけど、脳梗塞の可能性も有るでしょ?どっちみち、ここ(施設)で点滴を打てないなんて話になってるんだから、親父の意識の無い間に運んじゃえば、暴れないで済むでしょ。脳梗塞なら、なおさら早目に処置してもらわないとだし…。」

主任看護師さん:「このところ、『食べられない』、『飲み込めない』がずっと続いていましたものね~。」

ヤッチ:「そんなのどっちでもいいよ。サクサクっと運んで、サクサクって診てもらうしか方法がないでしょ。」

救急車が来るまで、15分くらい掛かったでしょうか。

その間に主任看護師さんには、アルツ君のおくすり手帳や保険証類を医務室に取りに行ってもらいました。

ヤッチと姉は万が一の入院に備えて、アルツ君の身のまわり品の準備です。

毎回の教訓で、入れ歯と履物を忘れるので、先にこちらの準備です。

今回入れ歯は必要が無いので、消去です。

姉:「靴下はどうする?」

ヤッチ:「救急車で運んでくれるんだから、必要になりそうなもんはみんなぶち込んでおけばいいんじゃない?」

姉:「了解。」

身のまわり品の準備が整ったので、ヤッチは階下に降り、救急車の到着を待ちます。

ちょうど、階下に下りた時に救急車のサイレンがみえました。

施設の職員さんが対応して下さるというので、もう一度、階段を使ってアルツ君の居室に戻ります。

救急隊がストレッチャーをアルツ君の居室に運び入れます。

救急救命士さんは三人です。

けっこうな人数になるので、ヤッチは居室の扉付近に身を寄せます。

毎度のごとく、病状説明、アルツ君の既往症、普段の服用薬の聴取などを始めます。

姉はアルツ君の家族ということで、自分の名前や施設の住所を書くように言われています。

施設の住所が出て来なかったので、廊下に立っていた施設のおエライさんに代筆してもらっています。

救急救命士さんの一人がアルツ君の覚醒レベルをチェックしています。

アルツ君、全然反応しないようです。

もう一人の救急救命士さんが施設の主任看護師さんに色々とたずねています。

救急救命士さん:「いつから、このような状況ですか?」

主任看護師さん:「呼びかけに反応しないということで、ご家族様が救急車を呼んだのですけど、その前から少し『傾眠傾向』でして…。」

おいおい、またしても初耳だぞ?

傾眠傾向はアルツ君が退院してからずっと続いていたので、おそらく主任看護師さんのおっしゃっている『傾眠傾向』というのは、普段にも増して強い『傾眠傾向』の事だと思います。

救急救命士さん:「その傾眠傾向というのはいつからですか?」

主任看護師さん:「午後の3時ごろからだった思います。」

ヤッチが居室を訪れたのは午後5時半ごろ…。

姉が来たのもヤッチが来る十数分前です…。

(-_-;)

救急救命士さん:「で、脳梗塞かもしれないということで、こちらに要請が有ったわけですね?」

これにはヤッチが答えます。

ヤッチ:「はい。去年の11月25日に脳梗塞でJ病院に救急搬送され、同日にK病院に転院後、入院です。そして同年の12月24日にK病院を退院しています。今回、いつもと違ういびきをかきはじめたので、再発も考えられるので、呼ばせてもらいました。」

救急救命士さん:「他に御病気とかは?」

主任看護師さん:「高血圧と糖尿ですかね。」

ヤッチ:「いえ、いえ。糖尿は無いですよ。」

『高血圧』だって、おそらく低いくらいで、薬を飲み続ける必要があるのかと言いたかったところです…。

他にも救急救命士さんからの事情聴取が有りましたが省略させていただきます。

救急救命士さん:「わかりました。では受け入れ先の病院が有るか確認させていただき、受け入れ先が決まり次第、そちらへ搬送させていただきます。ちなみに掛かり付けのお医者さんというのはございますか?」

主任看護師さん:「こちらの施設の嘱託医がいらっしゃいますけど…。」

救急救命士さん:「病院名を教えていただけますか?」

主任看護師さん:「○○クリニックです。救急指定ではありませんけど…。」

救急救命士さん:「そうしましたら、そちらのクリニックに念のため、ご連絡していただけますか?」

主任看護師さんはご自分の携帯で連絡を取っていたようですが、つながらなかったようです。

救急隊が来てから、15分くらい経過したところでしょうか…。

救急救命士さんがヤッチに話し掛けて来ます。

救急救命士さん:「今、脳梗塞で受け入れてくれる病院をさがしていますが、どこもベッドの空きが無いようでして…?お心当たりの病院はございますか?」

ヤッチ:「J病院は?先日、脳梗塞で最初に搬送された病院です。そこなら、まだ前回のMRの画像も残っていると思うんですが…。」

救急救命士さん:「すみません…。もう、お問い合わせしたんですが、埋まっているということでして…。それで、前回脳梗塞でご入院されたK病院にも、今問い合わせをさせていただいています。」

アチャー…。

その病院だけは避けたいところだが…。

アルツ君が息を吹きかえした時に、二の舞になる予感が…。

しばらくして、同じ救命士さんが、ヤッチに話し掛けて来ます。

救急救命士さん:「K病院もベッドの空きが無いことで、断られてしまいました…。」

ヤッチ:「じゃあ、海外にでも行く?」

救急救命士さん:「いえいえ、それはできません。もしかすると、『低血糖』かもしれないということなので、『低血糖』だけの処置で受け入れてくれる病院が有るかもしれないので、この条件で病院を探すということでいかがでしょうか?」

ヤッチ:「『いかがでしょうか?』と言われても、他に何かよいアイデアが有るの?」

救急救命士さん:「現状、これしか手立てはないですね…。もし、この条件で受け入れてくれる病院が有れば、処置だけを済ませて、また改めて入院先を探すということになるかもしれません。」

ヤッチ:「なんか、この前と全く同じだね?救命士さんの顔ぶれが違うだけだよ。わかりました。お手数をかけますが、そうしていただけますか?」

救急救命士さん:「わかりました。それではこれについては救急車の中で搬送先を探すということにさせていただきます。搬送先が決まり次第、すぐに出発させていただきます。」

ヤッチ:「よろしくお願いします。」

アルツ君を乗せたストレッチャーが階下に下ろされ、施設のエントランス前に横付けされた救急車に運びこまれます。

ヤッチも救急車のところまで付き添います。

ヤッチは救急救命士さんにたずねます。

ヤッチ:「救急車に三人乗るのは無理?姉とここの看護師さんが乗るのは確定で、俺があぶれちゃうからさ…。」

救急救命士さん:「わかりました。今、確認してきますね。」

救命士さんは他の救命士さんに聞きに行ったようです。

救急救命士さん:「やはり、三人は無理ですね…。」

ヤッチ:「わかりました。じゃあ、俺はここにいるので、搬送先が決まったら、申し訳ないですけど、教えてください。自転車で搬送先に向かいますから。」

救急救命士さん:「わかりました。しばらくお待ちください。」

ヤッチは施設内に設けてある長椅子に腰かけ、搬送先が決まるのを待ちます。

主任看護師さんと姉はすでに救急車に乗り込んでいます。

アルツ君が救急車の中でどんな様子かは、ヤッチにはわかりません。

10~15分くらいかかったでしょうか。

救命士さんの一人が救急車から降りてヤッチに歩み寄ります。

救急救命士さん:「搬送先が決まりました。J病院です。『脳梗塞』ということでは、受け入れられないと一旦は断られましたが、『低血糖』だけなら、対応できるという返事をいただきました。入院はまた改めてということに…。」

ヤッチ:「わかりました。救急室だか、集中治療室に一ヶ月くらい泊まらせてやって下さい。」

救急救命士さん:「いえいえ…。」

前回の脳梗塞で搬送されたJ病院に決定です。

入院となれば、再搬送先をJ病院で探してもらい、転院することも前回と一緒です。

違うことと言えば、脳梗塞の検査や処置はしてもらえないこと…。

でも、搬送先で病状が重篤であれば、何とかしないわけにはいかなくなるでしょう(甘い考え?)。

しかしヤッチも含め、何回この病院にお世話になっていることか…。

余談ですが、1月26日にヤッチの脂肪腫(再発)の摘出手術をこの病院でやってもらうことになっています。

ヤッチはJ病院に自転車で向かいます。

J病院に向かったのは良いけど、再び再搬送となれば、J病院に置いた自転車はどうする?

再搬送先が遠い場合、自転車をどうするの?

自転車をこいでいる時のヤッチ、アルツ君には申し訳ありませんが、自分の事ばかりを考えています。

救急要請で、救急車が特養に到着したのが18時頃です。

そして、搬送先が決まり、救急車J病院に向けて特養を出発したのが18時45分を回ったところでした。

この日に限って、自分の部屋のエアコンに『入タイマー』をセットして出かけて来ています。

再搬送先が決まって、新たな病院が決まるのは夜中だな…。

誰もいない部屋でエアコン回っちゃうよな…。

変なことばかりが頭に浮かびます。

考え事をしながら、自転車に乗っていたので、何分かかったか、わかりませんが、J病院に到着です。

自転車置き場に自転車をとめ、救急口からJ病院の中に入ります。

すぐに姉と主任看護師さんを発見です。

主任看護師さん:「ずいぶん早かったですね。私たちも、ほんのちょっと前に着いたところよ。」

ヤッチ:「ご存知ないかもしれないですけど、俺の愛車の名前はフェラーリっていうんですよ。」

主任看護師さん:「…。」

ヤッチ:「(アルツ君は)救急室の中ですか?」

主任看護師さん:「たぶん、中で処置をして下さってると思うわ。」

20分くらい待った頃でしょうか、J病院の看護師さんから、救急室の中に入るように言われます。

看護師さん:「今、先生がいらっしゃいますので、こちらでお待ちください。」

三人は救急室の中に入り、カーテンで仕切られたブースの中に入ります。

点滴を受けているアルツ君が横たわっています。

すぐにJ病院の先生がいらっしゃいます。

先生:「脱水と低血糖ということで処置させていただきました。今、ブドウ糖を入れさせていただきました。」

ヤッチ:「点滴でぶら下がってるのは生食(生理食塩水)だけみたいだけど?」

先生:「管の横から。」

どうやら管注(かんちゅう)でアルツ君の静脈にブドウ糖を入れたようです。

管注というのは、側管注入の事で、今回は生理食塩水(500ml)が点滴で落ちていますが、この落ちている点滴チューブの途中から一般的な注射器を使ってブドウ糖(糖液)を注入することです。

ヤッチ:「あ、そういうこと。失礼ですが、何%のブドウ糖ですか?」

先生:「50%です。」

50%というのは、20mlの注射液であれば、10gのブドウ糖が含まれているということになると思います。

5%なら、20mlの注射液中1gのブドウ糖が含まれる…。(たぶん)

20mlの薬液をアルツ君に注入したとすれば、カロリー数では40Kカロリーということになるのではないでしょうか。

よく聞くのは5%の糖液ですから、50%なら結構高濃度のブドウ糖になると思います。

余談ですが、この『%(パーセント)』のことを医療関係者は『プロ』と呼ぶようです。

『50%』は『50プロ(ごじゅっプロ)』…。

参考:大塚製薬製品情報(pdfファイル)

先生:「ちょっと、お父様に呼びかけてみてください。普段と比べていかがですか?」

姉がアルツ君に呼びかけます。

姉:「パパちゃん。」

アルツ君:「…。」

ヤッチ:「旦那さん。」

アルツ君:「…。」

ヤッチ:「まだ、ダメみたいですね…。」

先生:「もう少し時間を置きましょうか?」

先生は他の急患があるのか、足早に去っていきました。

この後、姉がアルツ君に何回か呼びかけします。

アルツ君が目を開けます。

アルツ君:「赤ちゃんが泣いてる…。」

言われてみると、救急室のどこからかわかりませんが、赤ちゃんの大きな泣き声が聴こえてきます。

姉:「ホントによく聞える耳だね~。私たち、全然聴こえなかったよ…。」

アルツ君:「赤ちゃんが泣いてる…。」

姉:「ホントだね。泣いてるね。」

姉も安堵の表情です。

ヤッチ:「まさか旦那さんが産んだんじゃないだろうな?」

アルツ君:「バカ言っちゃいけないよ~。俺は男だぞ。」

ヤッチ:「わかんないぞ~。寝てる間に女になっていたのかもしれないぞ。」

アルツ君:「うるさいっ。」

ヤッチ:「脱水だったって言うから、干物になってたんだぞ。帝王切開でアジの開きになってるかもよ。お腹のほう、裂かれてないか?」

アルツ君:「首が痛い…。」

ヤッチ:「首からは普通産まないだろう?」

姉:「枕が低いのかも?」

ヤッチは近くにいた看護師さんに声を掛けます。

ヤッチ:「父なんですけど、意識が戻りました。もしかすると、普段より元気になっちゃったかも。それで、枕が低くて、『首が痛い。』って言ってるんですけど、頭を高くしてもいいですかね?」

看護師さん:「ちょっと待ってくださいね。」

看護師さんが畳んであるタオルを持ってきて、アルツ君の頭の下に差し入れます。

看護師さん:「いかがですか?」

アルツ君:「お腹空いちゃったよ~。」

一同爆笑です。

アルツ君:「ここはどこなんだ?」

姉:「病院だよ…。」

アルツ君:「何でこんなところに居るんだろう…。俺は帰る…。」

看護師さん:「なら、帰れますね?今、先生に伝えてきます。」

ヤッチは今日の食事介助にと思って、自分のバックの中にゲル化させた果汁100%のジュースを持参して来た事を思い出します。

そうそう…。

とろみがマズいという記事を書いた時に、コメントで教えていただいたゲル化剤(ミキサーゲル)を試した最初の作品です。

もし、ご覧いただいていたら、お礼を申し上げます。

ほんとにありがとうございます!!

先生が戻って来ます。

先生:「やはり、脱水傾向だったのと、低血糖だったようですね。血糖値が40くらいでしたから。」

先生が血糖値を『40』とおっしゃったのか、『20』とおっしゃったのか、うろ覚えですが、相当危険なレベルだったことは確かなようです。

意識を消失して、脱力していたために、下あごが下がり、舌が気道を塞ぐような格好になっていたために、大きないびきが出たようです。

やはり、十分な食事と水分を摂っていなかったことが原因だったようですねぇ~。

それにしても、あのままアルツ君が『いびきをかいて眠っている。』と判断し、そのままにしておいたらと思うと、ぞっとしますね~。

ヤッチ:「ありがとうございました。それで、大変恐縮なんですけど、父が『お腹が空いた。』と申していまして、持参したものが有るので、食べさせてもいいですか?」

先生:「食べても構わないけど、ここで誤嚥されると困るから、外か帰りの車の中で食べて。今、点滴を外しますから。帰っていただいても大丈夫ですよ。」

姉:「まだ、点滴全部落ちてないんですけど…。」

おそらく、点滴は四分の一も落ちていません。

先生:「それだけ元気になれば、外しても大丈夫でしょ。次の患者さんのために場所を空けたいので、待合室かどこかに移動願えますか?」

看護師さんはもうアルツ君の点滴の針を抜きに掛かっています。

姉:「車椅子が無いと、帰れないんですけど?」

先生:「うち(病院)の車椅子が有りますから、外でお待ちください。」

主任看護師さん:「それじゃあ、施設から自動車を手配しますね。帰りましょう。」

病院の看護師さんが車椅子を持ってきました。

姉:「施設の車が来るまで、座っていられるかね?」

ここでアルツ君が割り込んできます。

アルツ君:「大丈夫さよ~。」

看護師さんが介助で車椅子に移乗させようとするのを自分で振り切り、ちょっと手を貸すだけで自分の足で立って、車椅子に座ってしまいました。

恐るべし回復力です。

水分だってそんなに体内に入っていないはずなのに…。

主任看護師さん:「では、施設から車が来る間、病院のどこかで召し上がっていただきましょうか。」

主任看護師さんがアルツ君の車椅子を押しています。

アルツ君:「ああ…。その方がいいな…。」

姉:「なーに!わかっていないくせに!」

アルツ君:「うるさい!俺は腹が減って仕方ないんだよ~。」

病院内の適当な場所をさがして、ヤッチの持って来たリンゴジュースを姉がアルツ君に食べさせます。

姉:「おいしい?」

アルツ君:「美味しいよん!これならなんぼだって食えるよ。」

ヨーグルトが入っているくらいの容器に入れて来たのですが、アルツ君、ペロリと完食です。

姉:「すごいね!点滴だけで、こんなにも変るもんかね?」

アルツ君がまだ口を開けて待っています。

姉:「パパ、もう無いんだよ~。」

アルツ君:「ちぇっ。」

ヤッチ:「そういうことも有ろうかと、レトルトのおしるこを持って来てるんだけど、冷たいんだよな…。」

アルツ君:「おしっこ?冷たいおしっこを俺に飲ませる気か?」

一同爆笑です。

姉:「おしっこじゃなくて、おしるこだよ。食べる?」

アルツ君:「ああ、何だって食べるぞ?」

ヤッチは主任看護師さんにたずねます。

ヤッチ:「市販のものなので、とろみ剤とかは入ってないですけど、大丈夫ですよね?こしあん…?」

主任看護師さん:「おしるこなら、最初から適度にとろみがついてるから、大丈夫でしょ。」

アルツ君:「なっ?」

姉:「何が『なっ?』だよ。えらそうに…。」

アルツ君:「いいから、はやく食わせろ!」

ヤッチはこの時点で、施設まで自転車で戻ることに…。

施設にはヤッチの方が早く着いたようです。

10分違いくらいで、アルツ君が帰ってきます。

ヤッチは姉に聞きます。

ヤッチ:「おしるこも食べたのか?」

姉:「おしるこは、リンゴジュースが入っていた容器に移し替えて食べさせたけど、全部食べたよ。」

ヤッチ:「恐るべしだな…。」

姉:「ね?」

アルツ君:「俺はもう寝ちゃうの?」

姉:「なんだか、まるでお殿様だな~。」

アルツ君:「へー。そういう言葉があるの?」

アルツ君をベッドに寝かしつけて、長い一日が終了です。

アルツ君が上手く口から食事を摂れなくても、点滴などで、ちょっと後押しすれば、アルツ君の食欲がわいてくることが、今回の救急搬送でわかりました。

ヤッチはアルツ君の翌日(1月18日日曜日)の様子を見ようと、お昼過ぎから出かけて来ました。

残念です…。

また、食べてくれないようです…。

_| ̄|○

しかも、J病院から帰る車内が寒かったのか、アルツ君、夕方に体温が37.4℃に…。

いがらっぽい咳も…。

[追記]
ここで風邪、あるいは肺炎にでもなったらと、心配しましたが、今日(1月19日)の夕方、食事介助に施設に出かけたところ、熱は下がって、のどの痛みも無いようです。
食事摂取についてですが、朝は機嫌が悪く、食べかったようですが、昼は完食。
夜は3割程度でしたが、施設で出されたとろみのついた水に黒蜜を加えて飲んでもらったところ、ゴクゴクと飲んでくれました。

1月18日の昼間に戻りますが、ヤッチはアルツ君の眠っている間に、新任生活相談員さんと話をすることに…。

長くなってしまうので、ザックリ書かせていただきます。

ヤッチの見解はこうです。

今回の点滴のように、ちょっと点滴で水分を補うだけで、すこぶる体力や食欲が回復するのだから、施設の嘱託医が毎週診察にいらっしゃる時に、施設で点滴を打ってくれと…。

もちろん、ずっとではなく、一定期間で、アルツ君が経口で十分な食事摂取と水分摂取ができるまで…。

生活相談員さんの見解としては、点滴は『治療』になってしまうので、特養という介護施設は医療機関ではないので、『治療』は原則として行わないと…。

嘱託医と話し合いを持ってからではないと、結論を出せないと…。

そんな解釈をするなら、特養でアルツ君や他の入所者さんに飲んでもらっている薬も『治療』だし、床ずれなどに塗る軟膏処置も『治療』ではないかと、ヤッチが反論です。

残念ながら、依然、平行線のままです…。

明日1月20日に特養の嘱託医のクリニックで、嘱託医、施設の課長、姉、ヤッチで話し合いを持つことになっています。

アルツ君の今回の救急搬送で、同じ日に行われる予定だったサービス担当者会議(ケース会議)は延期になりました。

後から姉から聞いた話ですが、搬送先が決まるまでの救急車の中ではこんなやり取りが有ったそうです。

車内で救急救命士さんが特養の主任看護師さんにたずねたそうです。

救急救命士さん:「なんで、嘱託医と連絡が取れないんですか?嘱託医と連絡が取れるなら、嘱託医のクリニックで点滴を打ってもらえるじゃないですか?何かしらの指示だってあおげるじゃないですか?」

姉によれば、特養の看護師さんが嘱託医に数回、電話を掛けていたそうです。

そのうち、一回はつながったものの、嘱託医が研修会か飲み会か何かで、電話を取れない旨を伝えていたそうです。(ここは推測です。)

この時、姉には救急救命士さんが舌打ちするのがハッキリと聞こえたそうです。

そして最後に…。

ご覧の皆さんを驚かせるような記事になってしまったことを深くお詫び申し上げます。

当事者としては、アルツ君の生命の危機を感じる場面も有ったので、ご理解いただけると幸いです。


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